JP2756625B2 - カードに対する開繊綿供給方法 - Google Patents

カードに対する開繊綿供給方法

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JP2756625B2 JP4125664A JP12566492A JP2756625B2 JP 2756625 B2 JP2756625 B2 JP 2756625B2 JP 4125664 A JP4125664 A JP 4125664A JP 12566492 A JP12566492 A JP 12566492A JP 2756625 B2 JP2756625 B2 JP 2756625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡績工場において開俵
原綿に対する開繊機構から送り出される開繊綿を搬送気
流と共に一群のカードに分配供給するための開繊綿供給
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】上記開繊機構から一群のカードに開繊綿
を供給するための供給装置の一例を図8に示す。開繊綿
供給装置100は開俵原綿Wの開繊機構101と、混打
綿機102及びメインフイーダ103を備える。開繊機
構101は多数の開俵原綿Wを並列し、レール105に
沿って掻取り部材106を移行し、吸引ダクト107を
介して掻取つた開繊綿をストレージ室108に移行し、
次いで搬送気流により混打綿機102に移送する。この
混打綿機102において開繊と混綿とを行い、搬送気流
によりメインフイーダ103に供給する。
【0003】このメインフイーダ103は供給される開
繊綿を同様に搬送気流により主ダクト109を介して複
数の例えば2個のブランチフイーダ110、111に供
給される。各ブランチフイーダ110、111はそれぞ
れカードCに対するブランチダクト112、113、1
14、115が接続され、それぞれのブランチダクトに
はカードCに対しタワーホツパTHが接続されており、
ブランチフイーダ110、111は搬送気流と共に開繊
綿を各タワーホツパTHに分配供給する。そして上記主
ダクト109及び各ブランチダクト112乃至115の
余剰綿は、リターンコンデンサ116に集積され、リタ
ーンダクト117を介して搬送気流により前記主ダクト
109に返還される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近時、紡績工場では多
品種少量生産を要望され、そのためには開繊綿の品種及
び混合割合をその都度変更する必要がある。しかし上記
混打綿機には多量の綿が収納されており、残留綿を消化
するためには可成りの時間を要する等の問題がある。本
発明は上記の点に鑑み、開繊綿の品種及び混合割合の早
期の切り換えを可能とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の紡績工場におけるカードに対する開繊綿供給
方法は、複数の開俵原綿を開繊する開繊機構と、該開繊
機構から搬送気流と共に移送される開繊綿を受入れるメ
インフイーダと、該メインフイーダから主ダクトを介し
て搬送気流と共に移送される開繊綿を受入れ、これを複
数のカードに対しブランチダクトを介して供給するブラ
ンチフイーダとよりなる開繊綿供給方法において、開繊
機構は各種原綿を開繊と共に混綿する手段を備え、該開
繊機構より直接メインフイーダに供給し、該メインフイ
ーダは再度開繊する開繊手段を備え、該開繊手段にて更
に開繊及び混綿した開繊綿を、メインフイーダよりブラ
ンチフイーダを介して各カードに供給し、開俵原綿の品
種の切替えは、メインフィーダとブランチフィーダの残
量の開繊綿のみの消費で早期に行うようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】複数の開俵原綿は開繊機構において開繊と共に
混綿が行われて直接メインフイーダに供給される。メイ
ンフイーダでは更に開繊され、搬送気流と共にブランチ
フイーダに供給され、各カードに分配供給される。即ち
原綿の開繊及び混綿は開俵原綿開繊機構とメインフィー
ダにより行われ、従来の混打綿機は省略される。従って
開繊綿の供給回路に蓄積される開繊綿はメインフイーダ
とブランチフイーダのみのため少量であり、原綿の切り
換えに際しては、これら各フイーダの開繊綿の消費のみ
で早期の切り換えが可能である。
【0007】
【実施例】図1乃至図7は本発明の実施例を示す。開繊
綿の供給装置1は、複数の開俵原綿Wを開繊しこれを搬
送気流と共に送り出す開繊綿開繊機構2と、該開繊機構
2から送り出される開繊綿を再度開繊するメインフイー
ダ3と、一端をこのメインフイーダ3に接続され開繊さ
れた開繊綿Wを搬送気流と共に移送する主ダクト4と、
この主ダクト4に取付けられるブランチフイーダ5と、
このブランチフイーダ5に取付けられるブランチダクト
6並びにブランチダクト6に取付けられ、かつそれぞれ
カードCに対設されるタワーホツパ7とを備える。なお
上記主ダクト4および各カードに分配した余剰の開繊綿
はリターンコンデンサ8に送られ、リターンコンデンサ
8では開繊綿を搬送気流と分離し、再び主ダクト4に返
還する。
【0008】上記開繊機構2は図2及び図3に示す如
く、回転テーブル10と、該テーブル上に多数整列載置
された開俵原綿Wに対し上部から順次掻き取る掻取り部
材11と、この掻取り部材11に対する昇降部材12と
を備える。掻取り部材11は略々回転テーブル10の半
径に亘る長さを有する吸引フード13と、この吸引フー
ドの開口部全長に亘つて取付けられるスパイクローラ1
4と押えバー15とを備え、スパイクローラ14はドラ
ムに多数のスパイクカツタ14aを長さ方向に一定間隔
で止着し、各スパイクカツタ間に上記押えバー15を配
置してなる。M1は回転テーブル駆動モータ、M2はス
パイクローラ駆動モータである。
【0009】上記昇降部材12は適宜の構造のものが適
用される。例えば吸引フード13の取付け枠16に連結
される螺筒17に螺合する螺軸18を備え、この螺軸1
8を回動することにより掻取り部材11を徐々に下降す
る。19は取付け枠16に取付けられるガイドローラ、
また20はそのガイドレールである。21は吸引フード
13に連結される伸縮可能の連結ダクトを示し、図1に
おける輸送ダクト22に連結される。なおこの輸送ダク
ト22にはフアン23を備え、吸引フード13に吸引作
用を及ぼしスパイクローラ14により掻取られた開繊綿
を吸引し、次工程のメインフイーダ3に供給する。
【0010】このメインフイーダ3は、図4に示す如
く、上記輸送ダクト22を介して搬送気流と共に移送さ
れる開繊綿を受入れるリザーブタンク30と、該タンク
30の下部出口側に設けられる繰出しローラ31と、ビ
ータ32ならびに該ビータに対設されるニツプローラ3
3とを備える。ビータ32は例えばピンシリンダ等を用
いる。なお、図例はビータに対する案内壁34は単なる
カバーを示したが、通常綿を用いる場合にはグリツドバ
ーを用いビータ32による掻取りに際し発生する綿塵を
排出することが好ましい。但し合成繊維の場合には単な
るカバーで充分である。35は開繊された開繊綿の受入
れダクト、36は外気の吸引口であり、受入れダクト3
5に供給された開繊綿は吸引フアン37により吸引口か
らの外気と共に主ダクト4に移送される。
【0011】前記ブランチフイーダ5は図5及び図6に
示す如く、主ダクト4に接続される分岐管40と、この
分岐管40に接続されるリザーブタンク41と該タンク
の下部出口側に設けられる繰出しローラ42と、開繊用
ビータ43とを備え、繰り出しローラ42により繰出さ
れた開繊綿はビータ43により再度開繊され、ホツパ4
5内に落される。
【0012】ホツパ45は吸引ブロア46に接続され、
この吸引ブロアにより吸引された開繊綿を図例は2個の
ブランチタクト6a、6b(但し総称するときは単に6
という)に分配するようにしたもので、分配機構50は
両ブランチダクト6a、6bに接続される分配管51
と、ブロア46と分配管51間に配備される分配部材5
0とよりなる。なおブロア46は綿を吸引したとき、引
掛かり等を生じない通綿式ブロアとし、分配管51は中
央を先尖状とした分岐部を設けて左右に枝管53a、5
3bを形成し、それぞれの枝管に前記ブランチダクト6
a、6bを接続し、かつ分配管下部は分配室54に開口
している。分配室54には回動自在の分配管55を備
え、その下部は回転軸心上に位置し、上部は偏位して枝
管の一方の軸心と合致し、歯車部材56を介して駆動モ
ータ57により回動され、下部は常時ブロア46の出口
と同一軸心に保持されつゝ上部は両枝管に対し交互に連
絡される。これにより各ブランチダクト6a、6bには
間歇的に搬送気流と共に開繊綿が供給され、該ブランチ
ダクトに接続されるタワーホツパ7に効果的に開繊綿の
分配を行うことができる。なお図中58、59はリザー
ブタンク41に取付けた供給量検出器で、上部検出器5
8はリザーブタンクに所定量蓄積されたとき信号を発す
るようにしたものであり、下部検出器59は綿不足を検
出し信号を発するようにしたものである。
【0013】なお、各カードCに対するタワーホツパ7
および該ホツパからの開繊綿の供給要領は周知構造であ
り、説明を省略する。
【0014】次に図7はリターンコンデンサを示す。こ
の構造も周知構造であり,概略を説明する。70は有頭
円筒形の連結管であり、主ダクト4及びブランチダクト
6はそれぞれ接線状に接続され、その下部はフイルタ7
1に連設されており、余剰綿は該フイルタにより搬送気
流と分離される。分離された余剰綿は通綿式のブロア7
3により吸引され、前記メインフイーダ3の吸引フアン
37よりの高圧気流と共に主ダクト4に返還される。
【0015】上記構成において、開繊機構2において、
回転テーブル10上に所要個数の開繊綿Wを所定位置に
配置し、該テーブルを回転すると共に、掻取り部材11
により掻取る。この際スパイクローラ14により同時に
複数の開繊綿は掻取られ、連結ダクト21により搬送さ
れる途中において混合され、メインフイーダ3に供給さ
れる。このメインフイーダ3において更にビータ32に
より開繊されて主ダクト4に送り出される。従って開繊
綿の開繊及び混綿は完全に行う事ができる。また主ダク
ト4からブランチダクト6に分配され,その余剰綿は再
び主ダクト4に返還される故、この時においても混綿を
行うことが出来る。
【0016】次に品種の切り換え時においては、開繊機
構2における開繊を停止することにより、残量の開繊綿
はメインフイーダ3と、ブランチフイーダ5の各タンク
にあるのみであり、これら開繊綿は短時間に消費するこ
とができる。従って品種の切換えは早期に行うことがで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、開繊機
構において同時に複数の開繊綿を開繊するようにしたか
ら、開繊と共に各種綿の混合を行うことができ、これを
混打綿機を省略して直接メインフィーダに供給しても、
該メインフイーダにおいて再度の開繊が行なわれる故、
開繊と共に混綿を完全に行うことができる。また主ダク
トにより搬送された開繊綿は、ブランチダクトに供給さ
れ、その余剰綿は再度主ダクトに返還される故、このと
きにおいても混綿は効果的に行うことができる。なお、
上述の如く従来の混打綿機を省略したから、該混打綿機
における開繊綿の掻取りによる損傷を減少する効果も併
せて有する。更に本発明によるときは、従来の混打綿機
を省略したから、開繊綿の搬送回路、即ち開繊機構から
カードに至る回路には開繊綿の残留が少なく、従って品
種の切り換えに際しこれら残留の開繊綿は短時間におい
て消費される故、切り換えを早期に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した供給装置の概略説明図であ
る。
【図2】開繊機構の正面図である。
【図3】図2におけるXーX線に沿う断面図である。
【図4】メインフイーダの縦断面図である。
【図5】ブランチフイーダの縦断面図てある。
【図6】図5におけるYーY線に沿う断面図である。
【図7】リターンコンデンサの正面図てある。
【図8】従来例の開繊綿の供給装置の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 開繊綿供給装置 2 開繊機構 3 メインフイーダ 4 主ダクト 5 ブランチフイーダ 6 ブランチダクト 7 タワーホツパ 8 リターンコンデンサ C カード W 開俵原綿

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開俵原綿を開繊する開繊機構と、
    該開繊機構から搬送気流と共に移送される開繊綿を受入
    れるメインフイーダと、該メインフイーダから主ダクト
    を介して搬送気流と共に移送される開繊綿を受入れ、こ
    れを複数のカードに対しブランチダクトを介して供給す
    るブランチフイーダとよりなる開繊綿供給方法におい
    て、開繊機構は各種原綿を開繊と共に混綿する手段を備
    え、該開繊機構より直接メインフイーダに供給し、該メ
    インフイーダは再度開繊する開繊手段を備え、該開繊手
    段にて更に開繊及び混綿した開繊綿を、メインフイーダ
    よりブランチフイーダを介して各カードに供給し、開俵
    原綿の品種の切替えは、メインフィーダとブランチフィ
    ーダの残量の開繊綿のみの消費で早期に行うことを特徴
    とするカードに対する開繊綿供給方法。
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