JP2756470B2 - ポリスチレンを含む伝導性フィラメント,その製造方法,多フィラメント系及びカーペット - Google Patents

ポリスチレンを含む伝導性フィラメント,その製造方法,多フィラメント系及びカーペット

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JP2756470B2 JP1085865A JP8586589A JP2756470B2 JP 2756470 B2 JP2756470 B2 JP 2756470B2 JP 1085865 A JP1085865 A JP 1085865A JP 8586589 A JP8586589 A JP 8586589A JP 2756470 B2 JP2756470 B2 JP 2756470B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 ウインドリー(Windley)の米国特許第3,971,202号
は、ハル(Hull)の米国特許第3,803,453号中で開示さ
れたような電気的に伝導性のシース−コア(sheath−co
re)フィラメントを非伝導性フィラメントと一緒に嵩高
化して(cobulking)、湿度が低い時に非伝導性カーペ
ットの上を歩く人々を悩ませる静電気帯電を散らす、捲
縮された(crimped)、かさのあるカーペット糸(yar
n)を生成することを述べている。
デ ホイット(De Howitt)の米国特許第4,612,150号
は、紡糸によって配向された(spin−oriented)電気的
に伝導性の二成分フィラメントを冷却チムニー中に導入
し、そこで非伝導性フィラメントを溶融紡糸しそして冷
却すること、引張り(puller)ロールで伝導性及び非伝
導性フィラメントを合わせること、合わせられた糸を延
伸しそして一緒にかさばらせること、そして次にこの糸
を巻き上げることを述べている。上の方法は、カーペッ
ト及びその他の用途のための帯電防止糸を製造する従来
の方法に優る改良であるが、伝導性の二成分フィラメン
トの紡糸及び巻き速度が、非伝導性フィラメントのため
に要求されるのと同じ延伸比でフィラメントを延伸する
時にフィラメントが切れないように、しばしば1分あた
り約1400ヤード(ypm)(1分あたり1281メートル)に
限定される。紡糸速度が早ければ早いほど伝導性フィラ
メント中の配向(orientation)がそれだけ高くなり、
これはそれらの破断する伸び(elongation to break)
を減らす。伸びが低いほど、時折のフィラメントの切れ
が起こり、これは処理装置中のフィラメントの包み(wr
aps)及び製品のある部分中の伝導性フィラメント中の
切れ目の原因となり、かくして結果として低下した生産
性、劣った静電放散、そして欠陥のあるまたは一層低い
品質の製品を与える。
ブローディ(Brody)の米国特許第4,518,744号は、繊
維を形成する熱可塑性ポリマー、さらに詳細にはポリエ
チレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンアジパミド
(adipamide)またはポリプロピレン1分あたり2キロ
メートルの最小巻き上げ速度で溶融紡糸し、ここで、繊
維を形成するポリマーに、繊維を形成するポリマーの溶
融物中に混和しない別のポリマーを0.1ないし10重量%
添加し、このようなその他のポリマーは紡糸の直前に繊
維を形成するポリマーの溶融物中で0.5ないし3ミクロ
ンの粒子サイズを有する、方法を開示している。ブロー
ディはまた、このような方法によって製造されそしてそ
の中でその他のポリマーが超微小繊維の形である溶融紡
糸された繊維を開示している。
発明の要約 伝導性の紡糸によって配向されたポリマーのフィラメ
ント、例えばポリヘキサメチレンアジパミドまたはポリ
プロピレンから作られたこのようなフィラメントの破断
する伸びを、当該技術において知られている二または多
成分の伝導性フィラメントの非伝導性のポリマーの成分
に少量のポリスチレンを混合することによって増加する
ことができることがここに見い出された。このポリスチ
レンは、25以下の、好ましくは10以下のメルトフローイ
ンデックスを持つべきである。
本発明を要約すれば、新しく紡糸された未延伸の非伝
導性フィラメントを、優勢量(90〜99.9%)の非伝導性
の繊維を形成するポリマー材料及び劣勢量(0.1〜10重
量%)のポリスチレンから作られた非伝導性成分を有す
る、一またはそれ以上の紡糸によって配向された伝導性
フィラメントと合わせ、合わせた繊維を延伸しそして一
緒に嵩高化して帯電防止糸を製造する方法である。この
方法において使用される伝導性フィラメントは一層高い
破断する伸びを有し、そしてこの方法の糸からタフト化
されたカーペットは改良された帯電防止の性質を示す。
本発明の好ましい種類は、一つの繊維を形成する成分
が、0.1ないし10重量%のポリスチレンと溶融混合され
た90ないし99.9重量%のナイロン6,6またはポリプロピ
レンであり、そして第二の成分が、ポリマーのマトリッ
クス例えばポリエチレン中に分散された電気的に伝導性
の炭素である二成分フィラメントである。この複合フィ
ラメントにおいては、ポリスチレンと混合されたナイロ
ンまたはポリプロピレンの成分は伝導性の成分と同じ広
がり(coextensive)を有している。すなわち、それら
は伝導性の成分と同心的に、偏心的に又は並列的に整列
されている。
本発明の別の具体例は、非伝導性のポリマーのフィラ
メント及び上で述べられた少なくとも一つの伝導性の複
合フィラメントを含有して成る合わせられた糸である。
このような糸は、良好な帯電防止特性を有するカーペッ
トを形成するために捲縮させそしてタフト化することが
できる。
本発明の付加的な具体例は、非伝導性のポリマーのフ
ィラメント、好ましくはナイロン、ポリプロピレン、ま
たはポリエステルを、上で述べられた伝導性の二成分ま
たは多成分フィラメントと、この複合フィラメントを冷
却チムニー中に導入することによって合わせ、冷却チム
ニーの中で非伝導性フィラメントを溶融紡糸しそして冷
却し、伝導性及び非伝導性フィラメントを引張り(pull
er)ロールで合わせ、合わせられた糸を延伸しそして一
緒にかさばらせ、そして次に糸を巻き上げる方法であ
る。
図面の詳細な説明 本発明において使用される伝導性フィラメントは、以
下に述べるようにして二成分または多成分フィラメント
の高速紡糸によって製造される。好ましいフィラメント
は、シース/コアであり、即ち、ハルの米国特許3,803,
453号中に開示されているように非伝導性成分がで伝導
性コアを完全にさやに入れている。この特許の明細書は
引用によって本明細書中に組み込まれる。ボウ(Boe)
の米国特許第3,969,559号及びマツイ(Matsui)らの米
国特許第4,420,534号に述べられているフィラメントも
また含まれる。しかしながら、非伝導性成分(または構
成要素)が伝導性成分のすべてではないが50%以上をさ
やに入れているまたは取り囲むフィラメントは、使用す
ることができる伝導性材料のタイプに対する限定のため
にそして美的に悪い影響を与えるので、それほど好まし
くはない。
本発明の伝導性フィラメントに使用されてよいシース
成分ポリマーは、少量のポリスチレンが、好ましくは紡
糸前に溶融混合によって添加された、繊維を形成するナ
イロン、ポリプロピレン、またはポリエステルである。
塩混合、即ち、ポリスチレンを、例えば、ナイロン塩
と、それを重合する前に混合することもまた、使用され
てよい。本発明にとっては必要でないけれども、通常
は、二酸化チタンを光沢除去剤(delusterant)として
そしてコアの隠蔽を改良するためにシースに添加する。
もし所望ならば、ハル中に開示された量よりも実質的に
多い量のTiO2をシースポリマーに添加してよい。好まし
いシースポリマーは、6,6ナイロンポリアミド、例えば
ポリヘキサメチレンアジパミドであるが、6−ナイロ
ン、例えばポリイプシロン−カプロアミドもまた使用す
ることができる。好ましいポリエステルは、ポリエチレ
ンテレフタレートである。
使用してよいコア成分材料は、ハルによって開示され
たものと同じであり、そして同様に製造されてよい。好
ましいコアポリマーマトリックス材料はポリオレフィ
ン、もっとも好ましくはポリエチレンである。コアポリ
マーは、その中に分散された15ないし50重量%の電気的
に伝導性のカーボンブラックを含まなければならない。
好ましくは、コアは伝導性フィラメントの10容量%以下
を構成するであろう。
非伝導性成分が伝導性成分の50%以上をさやに入れて
いる二成分の伝導性フィラメントを製造するのに有用な
材料は、上のボウ中に教示されていて、そしてハルのも
のと同様である。ボウ及びマツイの特許はまた、フィラ
メントを作るための方法を述べている。
本発明において有用な伝導性フィラメントの紡糸は第
1図に示されたようにして成し遂げられる。フィラメン
ト1の成分材料を紡糸口金組立品2から冷却チムニー3
中に押出しそして右から左に流れる室温空気によって交
差流れ(crossflow)冷却する。非粘着の状態に冷却し
た後で、フィラメントをガイド4によって一点に集めて
糸とし、そしてガイド6を通してスチーム調節チューブ
5を通過させ、ガイド9を通して仕上げ剤浴8中に沈め
られた仕上げ剤ローラー7の上を通過させ、次に高速引
張りロール10及び結合したローラー11の回りに巻き付
け、そしてハルと同様なやり方でパッケージ12として巻
き上げる。ただし、少なくとも800ypm(732mpm)、好ま
しくは1250ないし1500ypm(1143ないし1372mpm)の速度
で(アダムス(Adams)の米国特許第3,994,121号中に示
されたようにして)冷却帯からフィラメントを引張り離
すことによってフィラメントを細くする。紡糸速度は、
糸が冷却帯を去る速度であり、そして引張りロールの周
速度に等しい。約6ないし11の好ましいデニールを有す
るフィラメントを製造するように紡糸速度を調節する。
生成するフィラメントは、約1ないし3gpdの粘り強さ
(tenacity)及び200ないし500%の伸びを有することに
よって特徴づけられる。非伝導性成分が伝導性成分を部
分的にしかさやに入れていない二成分フィラメントに関
しては、ボウ中の方法と同様な押出し方法を使用してよ
く、そしてフィラメントを適当な速度で冷却帯から引っ
張ることによって細くする。
本発明の特徴は、それが、減少した静電性質を有する
カーペット糸を提供することである。
本発明の製品においては、糸は、通常、約10重量パー
セント以下、好ましくは1ないし10重量パーセントの量
の伝導性フィラメントから作られ、そして残りが非伝導
性フィラメントである。
伝導性フィラメントが出来る限り細いこと、即ち、6
ないし11dpfの上述の低いデニール範囲であることが望
ましい。電気的な伝導性を与えるためにポリマーマトリ
ックス中に分散された、カーボンブラックの成分を含む
伝導性フィラメントは、一般に、黒い外観を有する傾向
があり、そして細い黒いフィラメントは眼につきにく
い。このような細いフィラメントはまた、経済的な利点
を提供する。何故ならば、デニールが減少しても帯電防
止の性能の水準は比例的には減少しない、即ち、比較的
細いフィラメントは、比較的少ない伝導性材料しか使用
されていないという事実にもかかわらず、比較的太いフ
ィラメントの帯電防止能力の大部分を留保するからであ
る。
フィラメントの非伝導性成分中に通常使用される繊維
を形成するポリマーのいずれにも混和しない、ポリスチ
レンの使用は、結果として、非伝導性成分中に分配され
た伸びたポリスチレンの筋を生成する。
少量のポリスチレンを用いて作られた本発明の伝導性
フィラメントは、驚くべきことに、ポリスチレンを含ま
ないフィラメントより約25%またはそれより高い破断す
る伸びを有する。さらにまた、非伝導性成分の一層低い
配向及び一層高い伸びは、伝導性成分の伝導性を増し
て、カーペット糸中の本発明の伝導性フィラメントの一
定の量が、デ ホイットの特許中で述べられた伝導性フ
ィラメントで作られたカーペットよりずっと低いカーペ
ットの静電水準を与える。
試験方法の説明 特記しない限り、本明細書中で引用されるすべての測
定、試験方法及び述語は、上述のウインドリー、ハル及
びアダムスの特許中で定義されそして述べられたようで
ある。ポリスチレンのメルトフローインデックスは、AS
TM−D−1238、条件Gを用いて測定する。
以下の実施例においては、特記しない限り、部及びパ
ーセントは重量による。
実施例1 シース組成物 0.3%のルチルTiO2及びMn(H2PO2(ポリマーを基
にして9ppmのMn)を含むポリヘキサメチレンアジパミド
を、ポリマー中の良好なTiO2分散を確保するためにオー
トクレーブ中で撹拌しながら製造する。このポリマーは
40の相対粘度(RV)を有する。これに、混合機中のフレ
ーク混合によって5パーセントのポリスチレン(モービ
ル PS1800;分子量280,000;メルトフローインデックス
1.5)を添加する。
コア組成物 ポリエチレン樹脂(アラソン(Alathon)4318、密度
0.916、ASTM−D−1238によって測定したメルトフロー
インデックス23、50ppmの抗酸化剤、デュポンによって
製造された)を、電気的に伝導性のカーボンブラック
と、67.75重量パーセントの樹脂対32.0パーセントのカ
ーボンブラック、0.25%の抗酸化剤330(エチルコーポ
レションの1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−
ジtert.−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ン)の比率で、合わせる。カーボンブラックは、ボスト
ン、Mass.のキャボット(Cabot)社から入手できるバル
カン(Vulcan)Pである。カーボンブラック分散液をバ
ンバリーミキサ中で混合し、押出し、濾過しそしてペレ
ット化する。このペレットを再溶融し、押出しそして31
ミクロンの粒子を保留する濾過手段を通して濾過し、そ
してペレット化する。ハルの米国特許第3,803,453号に
よって述べられたようにして測定される比抵抗は10ohm
−cm以下である。
伝導性糸の紡糸 ポリマーを、米国特許第2,936,482号及び第2,989,798
号中に示された技術によって紡糸口金組立品を用いて紡
糸して同心のシースコアフィラメントにする。
シースポリマーを288℃で大気圧で溶融しそして37.0g
m/minの速度でパック(pack)フィルターに供給する。
1%の水分を含むコアポリマーをスクリュー溶融機中
で溶融する。溶融したポリマーを0.8gm/minの速度でフ
ィルターパックを通して供給する。
紡糸ブロックの温度は288℃である。コアポリマー供
給ホッパーを乾いた不活性ガスでパージする。
紡糸口金から出るシースポリマーのRVは約47であり、
増加したRVは溶融されている間のナイロンの一層の重合
から生じる。
帯電防止フィラメントは、30のキャピラリーを有する
紡糸口金から溶融したポリマー材料を押し出すことによ
って得られる。押し出されたフィラメントは45インチ長
さのチャンバーを通過し、そこでそれらは室温の空気で
交差流れ冷却される。次にそれらはガイドに接触し、ガ
イドがそれらを各々3フィラメントを含む糸に集める。
糸の巻き上げを改良するために、糸を、78インチの長さ
のスチーム調節チューブ(アダムスの米国特許第3,994,
121号、実施例1参照)中を通過させる。このチューブ
中には、1.8psigのスチームが、チューブの頂上近くの
二つの0.04インチのオリフィス及びチューブの中央近く
の一つの0.050インチのオリフィスから導入されてい
る。次に鉱物油を基にした仕上げ剤(約2%)をパッケ
ージングを助けるために糸に塗布する。糸を1325ypm(1
212mpm)の供給ロール速度で紡糸しそして糸を1糸道
(threadline)あたり5.0gmsの張力の下でパッケージす
る。
紡糸によって配向された3フィラメントの糸は、1.8g
m/denの粘り強さ及び310%の伸びを有することによって
特徴づけられる。デニールは28である。パーセントコア
は2容量%である。パーセントシースは98容量%であ
る。
対照として、ポリスチレンなしのシース−コア糸を同
様の条件下で製造及び紡糸する。対照糸の伸びは250%
である。
カーペット糸の製造 カーペット糸の製造は第2図を参照すると最も良く理
解されるであろう。上で述べられた伝導性糸の数個の端
(ends)を、引張りロールに先立つ位置で未延伸の非伝
導性糸の糸道と合わせ、そして次に合わせた糸を、以下
のように延伸し、アニールしそしてかさばらせる(bulk
ed): 第2図は二つの端のカーペット糸を製造を示す。この
図において、比伝導性糸(1端あたり80フィラメント)
のためのポリヘキサメチレンアジパミド(72RV)を、冷
却チムニー21の中に295−300℃で溶融紡糸する。冷却チ
ムニーにおいては、冷却ガスを370標準立方フィート/
分(10.5m3/m)で熱いフィラメント20を過ぎて吹き付け
る。フィラメントを、860ypm(786mpm)で回転する引張
りまたは供給ロール23によって紡糸口金22からそして冷
却帯を通して引っ張る。パッケージから供給される上で
述べられた伝導性糸24は、気体の流れによって、30psig
(206.9kPaゲージ)で空気を供給されている進める(fo
warding)ジェット25を経由して紡糸口金の下約2フィ
ート(0.61m)で非伝導性糸道中に導かれ、そしてそれ
らが供給ロールに行くにつれて糸道の一部となる。伝導
性糸が供給ロール23に達した後で、進めるジェットへの
空気を止める。冷却の後で、統合された糸道20′を各々
一点に集め、そして部分的に仕上げ剤の槽(図示しな
い)中に沈められている仕上げ剤ローラー26を接触させ
ることによって仕上げ剤で処理する。仕上げ剤ローラー
との適切な接触は、“U"ガイド27の調節によって維持さ
れる。次に、糸道は、供給ロール23及びその同伴の分離
ロール28の回りを通り、延伸ピン組立品29、30の回りを
通って、熱い容器(chest)(図示しない)中に囲われ
た、2580ypm(2359mpm)で回転する延伸ロール31(208
℃の表面温度になるように内部的に加熱された)に行
く。ここで、それらは、ロール31によって、糸ガイド32
を通ってそしてジェット嵩高化装置34の糸通路33を通っ
て進められる。ジェット34においては、糸道20′を、入
り口35(一つだけ図示)を通って向けられる熱い空気
(220℃)のかさばらせる作用にかける。熱い流体が、
糸道とともに穴の開いた表面を有する回転ドラム36に対
して排出され、このドラム上で糸が冷えて捲縮が起き
る。ドラムから、かさばった形の糸道は、ガイド37にそ
して一対のガイド38上の経路中に次に一対の運転されて
いる引張り(take−up)ロール39に行く。このタイプの
嵩高糸は、ブリーン(Breen)とロイターバック(Laute
rbach)の米国特許第3,186,155号中に開示されている。
次に糸道20′は、固定ガイド40及び横送り(traversin
g)ガイド41を通って回転コア42上に向けられてパッケ
ージ43を形成する。カーペット糸の各々の端は1220デニ
ール(1332dtex)でありそして83のフィラメントを含
む。
上の糸からタフト化されたカーペツトのシヤフル(sh
uffle)電圧(AATCC試験方法134−1979版によって測
定)は、望ましく低い1.4KVである。ポリスチレンなし
で作られた対照糸から同様にしてタフト化されたカーペ
ットは3.2KVのシャフル電圧を示す。
実施例2 実施例2A−2Eは、伝導性成分を含まない繊維に関する
が、伝導性フィラメントの非伝導性成分の伸びに関する
ポリスチレンの効果を示す。
実施例2A この実施例は、繊維の伸び及び配向に対するポリスチ
レン濃度の影響を示す。2−10重量%のモービルPS1400
ポリスチレン(メルトフローインデックス2.5、分子量2
00,000)を41RVのポリヘキサメチレンアジパミドとフレ
ーク混合する。ポリマー混合物を28mmの一軸押出機中で
溶融しそして32.0グラム/分でパックフィルターに供給
する。ポリマー温度は約280℃である。フィラメント
は、17の丸い断面のキャピラリーを有する紡糸口金から
溶融したポリマー材料を押し出すことによって得られ
る。押し出されたフィラメントは60インチの長さのチャ
ンバーを通り、そこでそれらは室温の空気によって交差
流れ冷却される。糸の巻き上げを改良するために、糸
を、88インチのスチーム調節チューブ中を通過させる。
次に、鉱物油を基にした仕上げ剤(約2%)を糸に塗布
し、そして糸を1分あたり1800メートル(1969ypm)の
供給ロール速度で紡糸する。%ポリスチレン %伸び 複屈折 0 150 0.0291 2 158 0.0282 4 203 0.0252 7 219 0.0155 10 274 0.0122 実施例2B もっと高分子量のポリスチレン:280,000の平均分子量
及び1.5のメルトフローインデックスを有するモービルP
S1800を用いて実施例2Aを繰り返した。条件は、ポリマ
ー取り出しが1分あたり24.9グラムありそして供給ロー
ル速度が1400mpm(1531ypm)であった以外は、実施例2A
と同様であった。以下に示すようにポリスチレン濃度が
増加するにつれて伸びが増加する:%PS1800 %伸び 0 178 1 215 2 238 5 252 8 271 10 265 実施例2C この実施例は伸びに対するポリスチレン粘度の影響を
示す。1.5ないし22の範囲のメルトフローインデックス
を有するモービルのポリスチレンサンプルの5重量%の
ナイロン6,6とフレーク混合しそして実施例2Bにおいて
述べられた条件を用いて繊維に紡糸する。伸びの結果
(以下に示す)は、ポリスチレンの分子量が高いほど
(メルトフローインデックスが低いほど)繊維の伸びを
改良するのに一層有効であることを示す。ポリスチレン MFI %伸び PS1800 1.5 271 MX5400 2.5 240 PS2124 7.5 234 PS2524 12 234 PS2824 22 207 実施例2D この実施例は、少量のポリスチレンを添加することに
よって生産性を増すことができることを示す。4重量%
のPS1400ポリスチレンを、実施例2Aにおいて述べられた
方法を用いてナイロン6,6とフレーク混合しそして280℃
で押し出す。フィラメントを1200−2000mpmの供給ロー
ル速度で巻く。一定のデニールを得るためにポリマーの
取り出し量を変える。以下に示すように、4%のポリス
チレンの添加によって、約170−200%の伸びを有する糸
を作る紡糸速度そしてそれ故生産性を50%まで増すこと
ができる。 %伸び 速度MPM 0%PS 4%PS1400 1200 203 1400 178 217 1600 168 212 1800 154 203 2000 172 実施例2E 1−2重量%のPS1800ポリスチレンを、15のメルトフ
ローインデックスを有するシェルのポリプロピレンとフ
レーク混合する。ポリマー混合物を、実施例2Aにおいて
述べられた方法を用いて260℃で紡糸する。供給ロール
速度は1400mpmである。以下に示すように、ポリプロピ
レン繊維の伸びはポリスチレンの添加につれて増加す
る: ポリマー混合物 %伸び ポリプロピレン(添加物なし) 309 1%PS1800 407 2%PS1800 449 実施例3 この実施例は、シースがポリエステルから成るシース
コア伝導性フィラメントにポリスチレンを添加する効果
を示す。
シース組成物:5重量%のモービルのPS1800ポリスチレン
を、22HRV(ヘキサフルオロイソプロパノール中で測定
されたRV)のデュポンによって作られたポリエチレンテ
レフタレートポリマーT−1934とフレーク混合する。
コア組成物:上の実施例1において述べられたもの。
紡糸:ポリマーを、米国特許第2,936,428号及び第2,98
9,798号中で示された技術によって紡糸口金組立品を用
いて、同心シースコアフィラメントに紡糸する。シース
ポリマーは、押出機中で280℃で溶融しそして30.7グラ
ム/分の速度でパックフィルターに供給する。
コアポリマーは、スクリュー溶融機中で溶融しそして
1.3グラム/分の速度でフィルターパックを通して供給
する。
帯電防止フィラメントは、溶融したポリマー材料を17
のキャピラリーを有する紡糸口金から押し出すことによ
って得られる。押し出されたフィラメントは60インチの
長さのチャンバーを通過し、そこでそれらは室温の空気
で交差流れ冷却される。次に、パッケージングを容易に
するために、合成の脂肪族エステルを基にした仕上げ剤
(約1.5%)を糸に塗布する。糸は1280mpm(1400ypm)
の供給ロール速度で紡糸する。
対照として、ポリスチレン添加物なしのT−1934ポリ
エステルポリマーをシースポリマーとして使用しそして
同様な条件下で紡糸する。 %伸び 対照 151 5%ポリスチレン 187 実施例4 この実施例は、シースがポリプポロピレンから成るシ
ースコア伝導性フィラメントにポリスチレンを添加する
効果を示す。
ポリプロピレンがシースポリマーとして使用されそし
て鉱物油を基にした仕上げ剤(約2%)を塗布する以外
は実施例3において述べられたのと同様な紡糸条件に従
った。
シースポリマー:0%及び2%のモービルのPS1800ポリス
チレンと、メルトフローインデックス15のシェルのポリ
プロピレン。 %伸び 対照 343 2%ポリスチレン 497 本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1.ポリマーマトリックス中に分散された電気的に伝導性
の炭素の成分と同心的に、偏心的に又は並列的に整列さ
れた(以下、同一の広がりを有する、という)非伝導性
ポリマー成分を持つ少なくとも一つの紡糸によって配向
(以下、紡糸配向、という)された伝導性フィラメント
を、新しく紡糸された未延伸の非伝導性フィラメントと
合わせること、合わせたフィラメントを延伸しそして一
緒に嵩高化して糸を生成することの工程によって帯電防
止糸を製造する方法において、伝導性フィラメントが延
伸の間に切れる傾向を減らすために、紡糸配向された伝
導性フィラメントの非伝導性ポリマー成分が、90〜99.9
重量%(以下、優勢量、という)の非伝導性の、繊維を
形成するポリマー材料及び0.1〜10重量%(以下、劣勢
量、という)のポリスチレン含む溶融混合物であること
を特徴とする方法。
2.紡糸配向された伝導性フィラメントの非伝導性ポリマ
ー成分が、ポリマーマトリックス中に分散された電気的
に伝導性の炭素のコアを取り囲む連続的な非伝導性のシ
ースの形である、上記1に記載の方法。
3.非伝導性の、繊維を形成するポリマー材料と溶融混合
された劣勢量のポリスチレンが、紡糸配向された伝導性
フィラメントの連続的な非伝導性のシースの25重量パー
セント以下である、上記1または2のいずれかに記載の
方法。
4.非伝導性の、繊維を形成するポリマー材料と溶融混合
された劣勢量のポリスチレンが、紡糸配向された伝導性
フィラメントの連続的な非伝導性のシースの0.5ないし1
0重量パーセントである、上記1または2のいずれかに
記載の方法。
5.伝導性フィラメントの連続的な非伝導性のシースを形
成するために優勢量で使用されるポリマーが、新しく紡
糸された未延伸の非伝導性フィラメントと同じポリマー
の種類である、上記1または2のいずれかに記載の方
法。
6.伝導性フィラメントの連続的な非伝導性のシースを形
成するために優勢量で使用されるポリマーが、ナイロン
6,6である、上記1または2のいずれかに記載の方法。
7.伝導性フィラメントの連続的な非伝導性のシースを形
成するために優勢量で使用されるポリマーが、ポリプロ
ピレンである、上記1または2のいずれかに記載の方
法。
8.伝導性フィラメントの連続的な非伝導性のシースを形
成するために優勢量で使用されるポリマーが、ポリエス
テルである、上記1または2のいずれかに記載の方法。
9.ポリマーマトリックス中に分散された電気的に伝導性
の炭素の成分と同一の広がりを有する非伝導性ポリマー
成分を持つ紡糸配向された伝導性フィラメントであっ
て、紡糸配向された伝導性フィラメントの非伝導性ポリ
マー成分が、優勢量の非伝導性の、繊維を形成するポリ
マー材料及び劣勢量のポリスチレンを含む溶融混合物で
ある、フィラメント。
10.紡糸配向された伝導性フィラメントの非伝導性ポリ
マー成分が、ポリマーマトリックス中に分散された電気
的に伝導性の炭素のコアを取り囲む連続的な非伝導性の
シースの形である、上記9に記載のフィラメント。
11.非伝導性の、繊維を形成するポリマー材料と溶融混
合された劣勢量のポリスチレンが、紡糸配向された伝導
性フィラメントの連続的な非伝導性のシースの25重量パ
ーセント以下である、上記9または10のいずれかに記載
のフィラメント。
12.非伝導性の、繊維を形成するポリマー材料と溶融混
合された劣勢量のポリスチレンが、紡糸配向された伝導
性フィラメントの連続的な非伝導性のシースの0.5ない
し10重量パーセントである、上記9または10のいずれか
に記載のフィラメント。
13.伝導性フィラメントの連続的な非伝導性のシースを
形成するために優勢量で使用されるポリマーが、新しく
紡糸された未延伸の非伝導性フィラメントの同じポリマ
ーの種類である、上記9または10のいずれかに記載のフ
ィラメント。
14.伝導性フィラメントの連続的な非伝導性のシースを
形成するために優勢量で使用されるポリマーが、ナイロ
ン6,6である、上記9または10のいずれかに記載のフィ
ラメント。
15.伝導性フィラメントの連続的な非伝導性のシースを
形成するために優勢量で使用されるポリマーが、ポリプ
ロピレンである、上記9または10のいずれかに記載のフ
ィラメント。
16.伝導性フィラメントの連続的な非伝導性のシースを
形成するために優勢量で使用されるポリマーが、ポリエ
ステルである、上記9または10のいずれかに記載のフィ
ラメント。
17.ポリマーマトリックス中に分散された電気的に伝導
性の炭素の成分と同一の広がりを有する非伝導性ポリマ
ー成分を持つ少なくとも一つの紡糸配向された伝導性フ
ィラメントを含有して成る多フィラメントの糸であっ
て、紡糸配向された伝導性フィラメントの非伝導性ポリ
マー成分が、優勢量の非伝導性の、繊維を形成するポリ
マー材料及び劣勢量のポリスチレンを含む溶融混合物で
ある、多フィラメントの糸。
18.ポリマーマトリックス中に分散された電気的に伝導
性の炭素のコアを取り囲むポリマーのシースを持つ少な
くとも一つの紡糸配向された伝導性フィラメントを含有
して成る多フィラメントの糸であって、各々のこのよう
な紡糸配向された伝導性フィラメントのシースが、優勢
量の非伝導性の、繊維を形成するポリマー材料及び劣勢
量のポリスチレンを含む溶融混合物である、多フィラメ
ントの糸。
19. 2.0キロボルト以下のシャフル電圧を有しそして多
フィラメントの糸からタフト化されたカーペットであっ
て、ここで、一またはそれ以上の多フィラメントの糸
が、ポリマーマトリックス中に分散された電気的に伝導
性の炭素の成分と同一の広がりを有する非伝導性ポリマ
ー成分を持つ少なくとも一つの紡糸配向された伝導性フ
ィラメントを含有して成り、そしてここで、紡糸配向さ
れた伝導性フィラメントの非伝導性ポリマー成分が、優
勢量の非伝導性の、繊維を形成するポリマー材料及び劣
勢量のポリスチレンを含む溶融混合物である、カーペッ
ト。
20. 2.0キロボルト以下のシャフル電圧を有しそして多
フィラメントの糸からタフト化されたカーペットであっ
て、ここで、一またはそれ以上の多フィラメントの糸
が、ポリマーマトリックス中に分散された電気的に伝導
性の炭素のコアを取り囲むポリマーのシースを持つ少な
くとも一つの紡糸配向された伝導性フィラメントを含有
して成り、そしてここで、各々のこのような紡糸配向さ
れた伝導性フィラメントのシースが、優勢量の非伝導性
の、繊維を形成するポリマー材料及び劣勢量のポリスチ
レンを含む溶融混合物である、カーペット。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の伝導性糸を作るための好ましい方法
の構成図である。 第2図は、一またはそれ以上の紡糸によって配向された
伝導性の二成分または多成分のフィラメントが、新しく
紡糸された未延伸の非伝導性糸と、引張りまたは供給ロ
ールに到達する前に冷却チムニー中で合わせられ、そし
て合わせられた糸が延伸ロールに進められ、次に一緒に
嵩高化されそしてパッケージングに引き渡される、本発
明の方法の構成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 23/00 D06M 23/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリマーマトリックス中に分散された電気
    的に伝導性の炭素の成分と同心的に、偏心的に又は並列
    的に整列された非伝導性ポリマー成分を持つ少なくとも
    一つの紡糸によって配向された伝導性フィラメントを、
    新しく紡糸された未延伸の非伝導性フィラメントと合わ
    せること、合わせたフィラメントを延伸しそして一緒に
    嵩高化して糸を生成することの工程によって帯電防止糸
    を製造する方法において、伝導性フィラメントが延伸の
    間に切れる傾向を減らすために、紡糸によって配向され
    た伝導性フィラメントの非伝導性ポリマー成分が、90〜
    99.9重量%の非伝導性の、繊維を形成するポリマー材料
    及び0.1〜10重量%のポリスチレンを含む溶融混合物で
    あることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】ポリマーマトリックス中に分散された電気
    的に伝導性の炭素の成分と同心的に、偏心的に又は並列
    的に整列された非伝導性ポリマー成分を持つ紡糸によっ
    て配向された伝導性フィラメントであって、紡糸によっ
    て配向された伝導性フィラメントの非伝導性ポリマー成
    分が、90〜99.9重量%の非伝導性の、繊維を形成するポ
    リマー材料及び0.1〜10重量%のポリスチレンを含む溶
    融混合物である、フィラメント。
  3. 【請求項3】ポリマーマトリックス中に分散された電気
    的に伝導性の炭素の成分と同心的に、偏心的に又は並列
    的に整列された非伝導性ポリマー成分を持つ少なくとも
    一つの紡糸によって配向された伝導性フィラメントを含
    有して成る多フィラメントの糸であって、紡糸によって
    配向された伝導性フィラメントの非伝導性ポリマー成分
    が、90〜99.9重量%の非伝導性の、繊維を形成するポリ
    マー材料及び0.1〜10重量%のポリスチレンを含む溶融
    混合物である、多フィラメントの糸。
  4. 【請求項4】ポリマーマトリックス中に分散された電気
    的に伝導性の炭素のコアを取り囲むポリマーのシースを
    持つ少なくとも一つの紡糸によって配向された伝導性フ
    ィラメントを含有して成る多フィラメントの糸であっ
    て、各々のこのような紡糸によって配向された伝導性フ
    ィラメントのシースが、90〜99.9重量%の非伝導性の、
    繊維を形成するポリマー材料及び0.1〜10重量%のポリ
    スチレンを含む溶融混合物である、多フィラメントの
    糸。
  5. 【請求項5】2.0キロボルト以下のシヤフル電圧を有し
    そして多フィラメントの糸からタフト化されたカーペッ
    トであって、ここで、一またはそれ以上の多フィラメン
    トの糸が、ポリマーマトリックス中に分散された電気的
    に伝導性の炭素の成分と同心的に、偏心的に又は並列的
    に整列された非伝導性ポリマー成分を持つ少なくとも一
    つの紡糸によって配向された伝導性フィラメントを含有
    して成り、そしてここで、紡糸によって配向された伝導
    性フィラメントの非伝導性ポリマー成分が、90〜99.9重
    量%の非伝導性の、繊維を形成するポリマー材料及び0.
    1〜10重量%のポリスチレンを含む溶融混合物である、
    カーペット。
  6. 【請求項6】2.0キロボルト以下のシヤフル電圧を有し
    そして多フィラメントの糸からタフト化されたカーペッ
    トであって、ここで、一またはそれ以上の多フィラメン
    トの糸が、ポリマーマトリックス中に分散された電気的
    に伝導性の炭素のコアを取り囲むポリマーのシースを持
    つ少なくとも一つの紡糸によって配向された伝導性フィ
    ラメントを含有して成り、そしてここで、各々のこのよ
    うな紡糸によって配向された伝導性フィラメントのシー
    スが、90〜99.9重量%の非伝導性の、繊維を形成するポ
    リマー材料及び0.1〜10重量%のポリスチレンを含む溶
    融混合物である、カーペット。
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