JP2756200B2 - 内面加工伝熱管の製造方法 - Google Patents

内面加工伝熱管の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調機や冷凍機に使用
される内面加工伝熱管の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内面加工伝熱管はその一部断面図を図2
に示すように内面に細かい溝部 (2)と突起部 (3)が管軸
方向に直状にまたは螺旋状に形成された管であり空調機
や冷凍機等に使用される。そして最近空調機や冷凍機の
小型化・高性能化の要請に伴って、それらに使用される
内面加工伝熱管についても一層の小径化が要請されてい
るが、内面に溝や突起その他の凹凸を加工したいわゆる
内面加工伝熱管を製造する場合、小径の素管の内面に凹
凸を加工することは、加工工具の小型化に限界があるこ
とと、加工速度が遅くなって生産性を低下させる等の理
由により、ある程度径の大きい素管内面に転造ロール等
を用いて凹凸を加工し、これを所望の径に空引きダイス
を用いて縮径するのが一般的である。このように内面加
工伝熱管は、空引きダイスに通して引抜くことにより縮
径されるが、一般的には空引加工により縮径することで
増肉する(肉厚が厚くなる)ため伝熱管の小径化はでき
ても薄肉化による軽量化ができないという問題があっ
た。この問題を解決する技術として、例えば特開昭63
−63524号のように、空引きダイスにおける管の入
口側のテーパーの角度を例えば40度以上の急角度に設
定する手段が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら空引きダ
イスの入口側のテーパーの角度を急角度にすると、空引
きによって縮径するとき増肉する問題は解決されるが、
例えば図3のように、縮径後の伝熱管(4) 内に加工され
た突起部(3) がいずれかの溝部(2) の底方向に倒れ込む
とともに、縮径後の伝熱管(4) の外周面には亀裂(5) が
発生する等、一種の座屈現象を起すことが少なくなく、
製造上歩留り及び品質を低下させる。この傾向は縮径す
るサイズが大きければ大きいほど顕著になる。本発明の
目的は、内面加工伝熱管を縮径する場合に上記のような
座屈現象を生じさせないで縮径する方法を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】即ち本発明は、金属管に内
面加工を施した後縮径加工する内面加工伝熱管の製造方
法において、内面加工後焼鈍処理を施した後縮径加工す
ることを特徴とする内面加工伝熱管の製造方法である。
焼鈍処理の加熱方法として誘導加熱を施すと更に効果的
である。
【0005】
【作用】本発明において内面加工された伝熱管を縮径加
工する前に焼鈍処理することにより、転造加工の際に生
じた円周方向へのメタルの塑性流動による不均一組織が
解消され、断面上内面加工管は均質となるので、縮径加
工の際前記の座屈の発生を防止することができる。また
焼鈍処理の際誘導加熱により加熱すると周波数を調整す
ることにより座屈の発生場所となる管外面近傍のみを集
中的に加熱することができるので座屈は更に減少させる
ことができる。
【0006】
【実施例】外径7mm、底肉厚0.25mm、溝数40、溝
深さ0.15mmの内面溝付管をコイル状に巻取り、その
後バッチ式炉にて焼鈍を行った。焼鈍後の結晶粒度は、
0.025mmで断面上均等に再結晶されていることを確
認した。この管を7.0mmφ→5.7mmφ→4.3mmφ
→4.0mmφのパス工程に従って空引きを行ったところ
座屈発生の不良率は従来の焼鈍処理しないときの30%
から5%に減じることができた。また、外径7mm、底肉
厚0.22mm、溝数50、溝深さ0.15mmの内面溝付
管を誘導加熱装置を通して管外面の底肉近傍のみ焼鈍す
るよう加熱条件を決め焼鈍した。この場合、フィン部根
元は熱影響を受けて再結晶が一部始まっているが、この
管を7.0mmφ→5.7mmφ→4.3mmφ→4.0mmφ
のパス工程で空引きしたところ座屈発生率は1%未満と
なった。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、薄肉
の内面加工伝熱管を効率よく製造できるもので、工業上
顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の工程を示す概略図。
【図2】内面加工伝熱管の一部断面図。
【図3】座屈部を示す内面加工伝熱管の一部断面図。
【符号の説明】
1 縮径前内面加工伝熱管 2 溝部 3 突起部 4 縮径後内面加工伝熱管 5 亀裂 6 誘導加熱用コイル 7 縮径用ダイス t 底肉厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−266417(JP,A) 特開 平3−42112(JP,A) 特開 平2−197551(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 1/00 B21C 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属管に内面加工を施した後縮径加工す
    る内面加工伝熱管の製造方法において、内面加工後焼鈍
    処理を施した後縮径加工することを特徴とする内面加工
    伝熱管の製造方法。
  2. 【請求項2】 焼鈍処理を誘導加熱により行うことを特
    徴とする請求項1記載の内面加工伝熱管の製造方法。
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