JP2753329B2 - 液媒体用スプレーヘッド - Google Patents

液媒体用スプレーヘッド

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JP2753329B2 JP1148232A JP14823289A JP2753329B2 JP 2753329 B2 JP2753329 B2 JP 2753329B2 JP 1148232 A JP1148232 A JP 1148232A JP 14823289 A JP14823289 A JP 14823289A JP 2753329 B2 JP2753329 B2 JP 2753329B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/02Spray pistols; Apparatus for discharge
    • B05B7/025Nozzles having elongated outlets, e.g. slots, for the material to be sprayed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/02Spray pistols; Apparatus for discharge
    • B05B7/04Spray pistols; Apparatus for discharge with arrangements for mixing liquids or other fluent materials before discharge
    • B05B7/0416Spray pistols; Apparatus for discharge with arrangements for mixing liquids or other fluent materials before discharge with arrangements for mixing one gas and one liquid
    • B05B7/0483Spray pistols; Apparatus for discharge with arrangements for mixing liquids or other fluent materials before discharge with arrangements for mixing one gas and one liquid with gas and liquid jets intersecting in the mixing chamber

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液媒体用スプレーヘッドに関する、さらに
詳しくは、いわゆるガス/液媒体混合物のスプレーヘッ
ドに関する。
〔従来の技術〕
各種目的のために接着剤、ラッカー等液媒体とガスと
の混合物を噴霧するためのスプレーヘッドは、例えば、
西ドイツ特許第3,543,469号公報、同第2,924,174号公報
及びアメリカ特許第4,669,661号公報により、よく知ら
れている。
これら従来のスプレーヘッドは、少なくとも1の液媒
体用供給路、少なくとも1のガス流用供給路及び液媒体
/エアー混合物用の共用噴霧孔が設置されている。従来
の各噴霧孔は、いわゆるスプレーコーンと言われる円錐
状の噴霧形状を形成し、塗布形跡が円形状となる円形ノ
ズルからなる。比較的大面積に噴霧塗布する場合、多数
のスプレーヘッドを、または互いに直線状、分岐状また
はジグザグ状に並んだ数個の円形ノズルを有する単一ス
プレーヘッドを塗布面の上方に配置し、異なる円形ノズ
ルの各スプレーコーン同士が互いに接するように、即ち
各塗布形跡が重なるようにして、全塗布面を基本的に覆
うようにして操作することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、噴霧形状が円錐状の場合、噴霧時の円
錐形状中心における噴霧量と円錐形状周辺の噴霧量とは
異なり、また一般に各ノズルの噴霧は異なる噴霧量とな
る。そのため、例えば、広面積の被塗布物に接着剤、特
にホットメルト接着剤を、連続的に均一に噴霧塗布する
ことは、これら従来のスプレーヘッドを用いる限り、原
理的に不可能である。
特に、ホットメルト接着剤等接着剤を線状またはスト
ライプ状に噴霧塗布できる単一ノズル方式のスプレーヘ
ッドは、今まで知られていない。
本発明は、上記従来のスプレーヘッドが有する欠点を
解消し、液媒体、特にホットメルト接着剤等接着剤、ラ
ッカー等を噴霧するためのスプレーヘッドを提供するも
のである。また、特に、従来のスプレーヘッドでは不可
能であった、塗布面全域に亘り均一な塗布形跡を達成す
るスプレーヘッドを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、それぞれ少なくとも1の液媒体用供
給路及びガス用供給路と、液/ガス混合物の噴霧孔を有
する液媒体用スプレーヘッドにおいて、該液媒体用供給
路が液媒体供給中間部から液媒体の移動方向にテーパー
状となり液媒体が加速される液媒体流動供給部を経て、
該ガス用供給路がガス流体供給中間部からガス流体の移
動方向にテーパー状となりガス流体が加速されるガス流
体流動供給部を経て、共にスリット状ノズルに連結され
ているとともに、該液媒体及び該ガス流体が前記各流動
供給部を出た後、45度以上の角度で互いに衝突すること
を特徴とする液媒体用スプレーヘッドが提供される。
また、本発明によれば、それぞれ少なくとも1の液媒
体用供給路及びガス用供給路と、液/ガス混合物の噴霧
孔を有する液媒体用スプレーヘッドにおいて、該液媒体
用供給路が液媒体供給中間部から液媒体の移動方向にテ
ーパー状となり液媒体が加速される液媒体流動供給部を
経て、また該ガス用供給路がガス流体供給中間部からガ
ス流体の移動方向にテーパー状となりガス流体が加速さ
れるガス流体流動供給部を経て、共にスリット状ノズル
に連結されているとともに、前記各流動供給部から前記
スリット状ノズルへの連結が、該ガス流体は僅かな角度
の変位で、一方、該液媒体は少なくとも60度の角度の変
位で流通するように配設することを特徴とする液媒体用
スプレーヘッドが提供される。
以下、本発明についてさらに詳しく説明する。
本発明における液媒体とは、噴霧可能な全ての液体を
含み、特に接着剤やラッカー等あらゆる目的で噴霧され
るものである。ホットメルト接着剤として用いられる熱
可塑性ポリマーも含むものである。
本発明の目的は、以下の点にある。本発明のスプレー
ヘッドは、細長い形状のノズルを有し、全塗布面におい
て均一な線状またはストライプ状に塗布し、完全に均一
な塗布形跡を実現することである。
本発明において、液媒体及びガス流体の二流体は、細
長い供給中間部に接続する各供給域から流通路によりそ
れぞれ供給され、所望の塗布幅に広げられる。これら二
つの供給中間部からの各流体は、別々の流動供給部を経
て、共通の細長い形状のスリット状ノズルに送られる。
二つの流体は、各流体の流動供給部の出口で、且つスリ
ット状ノズルの入口で初めて合流する。二流体は、好ま
しくは比較的大きな角度、すなわち45度以上の角度で互
いに衝突し合流し、完全に混合する。衝突角度が約90度
の場合が、特に好ましい効果が得られる。
ガス流体は、流動供給部を高速で出ていくときに、ほ
ぼ垂直に液媒体にぶつかり、その後液媒体を吸引的に同
伴すると共に液媒体と完全に混合して、極めて均一な液
/ガス混合物となってスリット状ノズルを出て、直線状
またはストライプ状の塗布形跡で、織布等に噴霧するこ
とができる。
本発明のスプレーヘッドは、一組の組立部品からなる
もので、接合可能な二つの独立した供給域からなり、そ
の供給域が、通常のバルブが配置されたガス供給域と液
媒体供給域の二つからなるものが好ましい。
また、各細長い供給中間部は、平板形状の各口金部中
に形成され、口金部の縁部及び表面は、それら同士また
は口金部に対向する供給域表面と共に流動供給部及びス
リット状ノズルをそれぞれ形成する。
二つの平板形状の口金部は、流動供給部及びスリット
状ノズルを、所望の形状及び大きさに変えられるように
置換可能に組立て接合し、各種要求及び適用する被塗布
物の性状に応じ適宜対応できるようにするのが好まし
い。
二つの供給域は加熱することができるようにして、均
一な温度を確保するために、供給域は断熱材で包囲す
る。加熱は、ホットメルト接着剤を適用する場合に、特
に必要となる。
二つの口金部を取り換え、供給中間部及び流動供給部
を異なる長さに広げることにより、例えば、所望の線状
またはストライプ状の塗布形跡を得ることができる。
基本的には、細長いスリット状ノズルの出口部域が平
坦となるように、口金部の外表面を形成することができ
る。但し、スリット状ノズルの出口は、そのノズルを形
成する対応の口金部外表面の各縁部が90度以下、好まし
くは30〜60度、さらに好ましくは40〜50度の範囲の角度
で、隣接されるのが好ましい。
上記の分離した各縁部から噴霧混合物を完全に分離噴
霧するので、被塗布物をスリット状ノズルから比較的小
さな距離で移動させ、均一に塗布することができる。そ
のため、例えば室温や従来の円形ノズルにおいて大面積
塗布を行う場合には、比較的高位置から噴霧するために
生じた塗布操作上の不都合な大気状態等のいかなる外部
的条件にも左右されることなく、噴霧塗布を行うことが
できる。
液媒体流動供給部の表面、好ましくは塗布混合物出口
に面している底面が、ガス流体と液媒体が衝突する位置
の直前または上流部に、溝状即ちスリット状の形状を有
するように形成されるのが好ましい。これにより液媒体
流動供給部の幅全域に液媒体の均一な分散を行うことが
できる。その結果、液媒体は各々フィラメント流を形成
して、その流動供給部を出て、ガス流と十分に、且つ均
一に混合されることができる。
上記の溝形状は、好ましくは凹凸状で、その深さは0.
1〜1.0mm、好ましくは0.2〜0.6mmとするのがよい。これ
により液媒体流動供給部及びスリット状ノズルの全長に
亘り、液媒体の均一な分散と十分な供給流を確保するこ
とができる。
また、溝形状の幅及び二つの溝に挟まれた壁部即ち液
媒体遮蔽部の幅は特に限定されるものでなく、目的とす
る塗布形跡の種類に応じ選択すればよい。この幅を適切
に配置することにより、一種のマスキング効果、即ち遮
蔽効果を得ることができ、従来の噴霧形状と異なる平行
形状を達成することができ、例えば、スリット状ノズル
全域に亘り塗布部と非塗布部とが交互になるような形状
も可能となる。
本発明は、また細長いガス流体供給中間部を有する口
金部を設置することにより、ガス流を制御することがで
き、種々所定の、及び/または性状の被塗布物に適用す
ることができる。
また、本発明のスリット状ノズルは、その長さ全域が
同一厚みを有するため、ガス流体と液媒体がノズル中で
完全に混合し、ノズルの先端で粒子化され、ノズル先端
には殆ど付着することなく被塗布物に噴霧される。
〔実施例〕
以下に、本発明を、本発明の一実施例について図面に
基づき、さらに詳しく説明する。但し、本発明は、本実
施例に限定されるものでない。
第1図は本発明の一実施例のホットメルト接着剤用ス
プレーヘッドの縦断面図、第2図は第1図で示したスプ
レーヘッドの出口部分の拡大図である。
第3図は液媒体流動供給部を形成した口金部の平面
図、第4図は第3図のA−Bにおける断面図、第5図は
第3図のXにおける詳細を示す拡大図である。
第6図はガス流体流動供給部を形成した口金部の平面
図、第7図は第6図のA−Bにおける断面図、第8図は
ガス流体流動供給部を形成した口金部の平面図である。
図において、10は本発明の一例の一組のスプレーヘッ
ドを示し、二つの供給域からなり、各供給域は固く、例
えばネジ留め接合されている。液媒体供給域12はホット
メルト接着剤供給域であり、ガス流体供給域14は例えば
空気等のガス供給域である。これら供給域の上部及び側
部は、模式図に示した断熱材16で包囲されている。
ホットメルト接着剤供給供給域12は、例えば抵抗加熱
素子(図示せず。)等の一般的な加熱用孔18が設置さ
れ、図示したように垂直に上部から底部に延びた液媒体
流通孔20からなり、液媒体流通孔20の最底端部は直径が
小さくなった狭流通孔21に連続し、その結果、肩部状の
段が構成される。
狭流通孔21には、その上端部に設置されたピストン24
でバルブニードル22が往復することができる。ピストン
24は、その両側に圧縮空気を配するか、或いは片側に圧
縮空気を配し、他の側をスプリングに置き換えたものの
いずれかにより、ピストン24及びバルブニードル22は、
相応して往復する。
液媒体供給域12の上端部には、図示したように調節器
具28を設け、調節器具28はバルブニードル22のピストン
行程を調整するための手動調整器具26を備える。
バルブニードル22は、その最底端部にバルブニードル
先端部22aを有し、該先端部22aの側面は液媒体流通孔の
肩部に圧着し、液媒体流通孔20の狭流通孔21は閉鎖さ
れ、ホットメルト接着剤はそれ以上流通しないことにな
る。
液化された流動性ホットメルト接着剤は、加圧下、通
常の方法で液媒体流通孔20に供給され、バルブニードル
22が上昇したときに、バルブニードル先端部22aと肩部
との間を通り、ホットメルト接着剤は液媒体流通孔20か
ら流れ落ち込み、一方、図示したようにバルブニードル
22が下部の位置に在る時は、バルブニードル先端部22a
は、肩部に接し液媒体流通孔20を閉鎖し、ホットメルト
接着剤はその間を流れ落ちることができない。
空気供給用ガス供給域14も、液媒体供給域12と同様に
加熱されると共に、空気源(図示せず。)に接続された
多数のガス流体孔30を有し、共用のガス流体通路孔32で
終結する。
液媒体供給域12の下部にネジ固定された平板状口金部
(以下、単に口金部と称する。)34は、第1図及び第2
図のように、液媒体供給域12の下面部に面して固定され
る。口金部34は、溝部36を有し、溝部の横断面は矩形で
あって、口金部34のほぼ全長に延びて形成されている。
溝部36の幅は、液媒体供給域12に設けられた液媒体流通
孔20の底先端部の狭流通孔21の幅より広く、ニードルバ
ルブ22のニードルバルブ先端部22aが、溝部36に進入し
た場合でも第2図の矢印に示したように口金部34を左右
に調節することができる。
口金部34を調節するためには、第3図に示したように
スロット40を口金部34中に形成し、そのスロット40中の
ネジ(図示せず。)により、口金部34を液媒体供給域12
の下部に固定し、ネジを弛めることにより口金部34を、
矢印38の方向に移動することができる。
液媒体流通孔20の底先端部の狭流通孔21と一直線状に
ある溝部36は、平板状口金部34の左上縁部において、斜
面縁部42から口金部34の上平面部の位置で終わる斜面に
連続する。この結果、第2図に示したように、斜面縁部
42と液媒体供給域12の下面部との間に生じた間隙はテー
パー状となり、ヴェンチェリー効果を有し、液媒体流通
孔20、狭流通孔21及び溝部36を経て供給されるホットメ
ルト接着剤用の液媒体流動供給部43が形成される。
第3図及び第5図に示したように、溝部36に連続する
斜面縁部42を含む液媒体流動供給部43の斜面表面には、
溝部36から縁部48に向かって、細溝44が設けられ、供給
されたホットメルト接着剤は、溝部36から縁部84へ多数
の分離された細いフィラメント状に広げられる。
細溝44は、例えば第5図に示したように、その断面が
三角形であり、また台形状の突起部46により互いに分割
されている。第5図に示した例では、中間突起部46は、
細溝44により幾らか広い壁部を形成し、壁部である突起
部(46)/流通部(即ち溝部44)の面積比率は50%以上
となっている。
突起部46と細溝44の形状及び大きさは、それぞれ所望
の条件に応じ適宜選択することができ、ある一定の塗布
形跡、例えば非塗布部を有するストライプ状の塗布形状
を得ることができる。
また、細溝44は、原理的には液媒体供給域12の下面部
に設けてもよいが、好ましくは上記のように、口金部34
に形成するのがよい。
口金部34の縁部48は、スリット状ノズル51の片面を形
成する下方に延びた斜面50に連続する。斜面50は、液媒
体供給域12下部及び口金部34上部に対し、90度より幾ら
か大きい角度で斜め外に延びている。
斜面50の下端は、口金部34上部と平行の短い面52に連
続し、斜めの供給中間部54を経て口金部34の下部に連続
する。
第1図及び第2図において、右側のガス流体供給域14
は空気供給用の部分で、細長い凹部、即ち切削部56が設
けられる。切削部56の断面形状は矩形であり、その部分
に第2の口金部58が配置される。二つの供給域12及び14
は、ネジにより固く接合固定され、口金部58は、供給域
12と14との対面する間に形成された切削部56に固定され
る。
口金部58は、液媒体供給域12側壁に沿って、上下に移
動することができる。円板状即ち周縁部64を有するネジ
62が、ガス流体供給域14下部にネジ固定される。周縁部
64は、口金部58の外側溝66に嵌合され、ネジ62を回転調
節することにより、周縁部64は矢印60の方向に可動し、
そのため口金部58が、上記の嵌合により周縁部64と共に
移動することになる。
第2図の上部に、供給域12と14との表面間の間隙68が
示されるが、この間隙68は、供給域12及び14の接合ネジ
を弛めた時のみ、現出する。例えば、ネジ62を回転すれ
ば、口金部58は矢印60の方向に移動する。また接合ネジ
を再び締めれば間隙68は閉じられ、口金部58は供給域12
及び14の間の切削部57に挟まれ固定される。同様にし
て、口金部34の調節もできる。
口金部58は、空気用のガス流体通路孔32に隣接する通
路70から構成され、第1図及び第2図の平面図にあるよ
うに、ガス流体供給域14の全奥行に延びている。第1図
及び第2図から明らかなように、通路70はガス流体通路
孔32から下方に約30度傾斜し、空気流も対応して傾斜し
て流通することになる。
通路70から傾斜した空気流は、ガス流体流動供給部72
に入る。ガス流体流動供給部72は、対面する液媒体供給
域12の側壁と口金部58の傾斜縁との間に形成される。ガ
ス流体流動供給部72は、図に示したように、ホットメル
ト接着剤用の流動供給部43と同様に縁部48に対し狭くな
っている。
ガス流体流動供給部72を形成する口金部58の傾斜縁
は、口金部34の斜面50に対面して配置された斜面74に連
続し、斜面50と共にスリット状ノズルを形成する。スリ
ット状ノズルは、ホットメルト接着剤の性状特に流動性
に、また塗布厚さに依存し、0.1〜1.0mm好ましくは0.2
〜0.6mmの厚さを有する。
口金部74の下端部は、上方に傾斜した傾斜面76に続
き、最終的に口金部58の左側面に連続する。口金部58の
断面は、第2図に示したように少なくともその下部にク
サビ形を形成する。
上記したように、本発明のスプレーヘッドは、二つの
斜面50及び70の間にスリット状ノズルの出口部を配置
し、分離された各縁部から第1図の矢印方向にホットメ
ルト接着剤を噴霧するため、被塗布物、例えば織布78上
に十分な塗布をすることができる。
噴霧操作は、液化、流動化したホットメルト接着剤
が、口金部34中の溝部36に、加圧下で液媒体流通孔20を
経て供給されると同時に、加圧空気が空気用のガス流体
孔30を経て口金部58中の通路70に供給される。
スリット状ノズル51の全長に実質的に亘る展開室とし
ての供給中間部36と70から、ホットメルト接着剤と空気
は、それぞれに連続した流動供給部43及び72に運ばれ
る。各流動供給部は、その断面が、移動方向に対しテー
パー状即ち徐々に細くなっていて、ホットメルト接着剤
と空気の移動速度が増加する。
二つの大きく加速された流媒体は、縁部48で互いにほ
ぼ直角に衝突し、その後、二斜面50及び74間のスリット
状ノズル51に運ばれる。第2図から明らかなように、ガ
ス流体流動供給部72はほぼスリット状ノズル51の方向に
延びているため、加速された空気は曲がることなく通過
する。一方、ホットメルト接着剤は、約90度に曲がり空
気と完全に混合され、空気に同伴されてホットメルト接
着剤移送に供される。
細溝44により、ホットメルト接着剤と空気との混合が
助長される。この細溝44により縁部48におけるホットメ
ルト接着剤は多数の分離されたフィラメント状となり、
直ちに空気によりスリット状ノズルに運ばれるためであ
る。
本発明の口金部34及び58の調整は、上記のように矢印
38と60の方向になされ、流動供給部48及び72とスリット
状ノズル51は、操作条件により適宜選択することができ
る。
また、本発明において、口金部34及び58は互いに単に
ネジにより接合される組立部であって、簡単に取り換え
られ、所望のものを適宜適用することができる。
さらに、本発明においては、供給域12及び14も、それ
ぞれ他のパーツに対応して交換して適用してもよい。
〔発明の効果〕
本発明のスプレーヘッドは、細長い形状のノズルを有
し、広範囲の塗布を均一に行うことができ、直線状また
はストライプ状にも均一な塗布を行うことができる。
本発明のスプレーヘッドは、液媒体とガス流体とをテ
ーパー状の流動供給部を通過させ、加速させて二流体を
衝突混合しつつ噴霧ノズル孔に送入して噴霧するもの
で、均一な塗布となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のホットメルト接着剤用スプ
レーヘッドの縦断面図であり、第2図は第1図で示した
スプレーヘッドの出口部分の拡大図である。 第3図は液媒体用の流動供給部を形成した口金部の平面
図であり、第4図は第3図のA−Bにおける断面図、第
5図は第3図のXにおける詳細を示す拡大図である。 第6図はガス流体用流動供給部を形成した口金部の平面
図であり、第7図は第6図のA−Bにおける断面図、第
8図はガス流体用流動供給部を形成した口金部の平面図
である。 10……スプレーヘッド、12……液媒体供給域 14……ガス流体供給域、16……断熱材 18……加熱用孔、20……液媒体流通孔 21……狭流通孔、22……バルブニードル 22a……バルブニードル先端部 24……ピストン、30……ガス流体孔 32……ガス流体通路孔、34、58……口金部 36……溝部 43……液媒体流動供給部 44……細溝、46……突起部 51……スリット状ノズル 56……切削部、70……通路 72……ガス流体流動供給部

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ少なくとも1の液媒体用供給路及
    びガス用供給路と、液/ガス混合物の噴霧孔を有する液
    媒体用スプレーヘッドにおいて、該液媒体用供給路が液
    媒体供給中間部から液媒体の移動方向にテーパー状とな
    り液媒体が加速される液媒体流動供給部を経て、また該
    ガス用供給路がガス流体供給中間部からガス流体の移動
    方向にテーパー状となりガス流体が加速されるガス流体
    流動供給部を経て、共にスリット状ノズルに連結されて
    いるとともに、該液媒体及び該ガス流体が前記各流動供
    給部を出た後、45度以上の角度で互いに衝突することを
    特徴とする液媒体用スプレーヘッド。
  2. 【請求項2】該液媒体が、接着剤である請求項(1)記
    載の液媒体用スプレーヘッド。
  3. 【請求項3】前記衝突が、ほぼ90度の角度である請求項
    (2)記載の液媒体用スプレーヘッド。
  4. 【請求項4】それぞれ少なくとも1の液媒体用供給路及
    びガス用供給路と、液/ガス混合物の噴霧孔を有する液
    媒体用スプレーヘッドにおいて、該液媒体用供給路が液
    媒体供給中間部から液媒体の移動方向にテーパー状とな
    り液媒体が加速される液媒体流動供給部を経て、また該
    ガス用供給路がガス流体供給中間部からガス流体の移動
    方向にテーパー状となりガス流体が加速されるガス流体
    流動供給部を経て、共にスリット状ノズルに連結されて
    いるとともに、前記各流動供給部から前記スリット状ノ
    ズルへの連結が、該ガス流体は僅かな角度の変位で、一
    方、該液媒体は少なくとも60度の角度の変位で流通する
    ように配設することを特徴とする液媒体用スプレーヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】液媒体供給域とガス流体供給域とが互いに
    接合されてなる請求項(1)又は(4)記載の液媒体用
    スプレーヘッド。
  6. 【請求項6】前記二供給域が加熱される請求項(5)記
    載の液媒体用スプレーヘッド。
  7. 【請求項7】二つの独立した口金部を含み、口金部が共
    に前記スリット状ノズルを形成すると同時に、対面する
    前記各供給域平面と共に各流動供給部を形成する請求項
    (1)又は(4)記載の液媒体用スプレーヘッド。
  8. 【請求項8】前記各口金部が、前記各供給中間部を形成
    する溝部または切削部を有し、同時に前記各流動供給部
    を形成する傾斜面を有してなる請求項(7)記載の液媒
    体用スプレーヘッド。
  9. 【請求項9】前記二つの口金部が調整接合できる請求項
    (8)記載の液媒体用スプレーヘッド。
  10. 【請求項10】前記口金部を、分離した先端を有する前
    記スリット状ノズルを形成するように調整接合する請求
    項(9)記載の液媒体用スプレーヘッド。
  11. 【請求項11】前記液媒体流動供給部平面が、ガス流体
    と合流する外縁部において多数の液媒体フィラメントが
    形成される構造である請求項(1)又は(4)記載の液
    媒体用スプレーヘッド。
  12. 【請求項12】前記構造が、前記口金部の液媒体流動供
    給部該当面及び/またはその対面する前記液媒体供給域
    平面に、細い溝が形成されてなる請求項(11)記載の液
    媒体用スプレーヘッド。
  13. 【請求項13】前記構造が、凹凸によって形成されてな
    る請求項(11)記載の液媒体用スプレーヘッド。
  14. 【請求項14】前記構造が、非塗布部を形成するように
    前記液媒体用供給路が少なくとも部分的に遮蔽されてな
    る請求項(11)記載の液媒体用スプレーヘッド。
  15. 【請求項15】前記スリット状ノズルが、0.1〜1.0mmの
    厚みを有する請求項(1)又は(4)記載の液媒体用ス
    プレーヘッド。
  16. 【請求項16】前記厚みが0.2〜0.6mmである請求項(1
    5)記載の液媒体用スプレーヘッド。
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