JP2753169B2 - 複圧式排熱回収ボイラ - Google Patents

複圧式排熱回収ボイラ

Info

Publication number
JP2753169B2
JP2753169B2 JP1267492A JP1267492A JP2753169B2 JP 2753169 B2 JP2753169 B2 JP 2753169B2 JP 1267492 A JP1267492 A JP 1267492A JP 1267492 A JP1267492 A JP 1267492A JP 2753169 B2 JP2753169 B2 JP 2753169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
economizer
heat transfer
same
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1267492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05203103A (ja
Inventor
孝幸 長嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP1267492A priority Critical patent/JP2753169B2/ja
Publication of JPH05203103A publication Critical patent/JPH05203103A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2753169B2 publication Critical patent/JP2753169B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービン、ディーゼ
ル機関などの各種熱発生源から排出される高温の排ガス
より熱を回収し、蒸気を発生させる排熱回収ボイラに係
り、より詳しくは、複圧式の排熱回収ボイラで圧力の異
なる節炭器同士または節炭器と過熱器などの他の伝熱管
群とを並列に配置して構成される複圧式排熱回収ボイラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービン、ディーゼル機関などの各
種熱発生源から排出される排ガスの熱を回収して蒸気タ
ービン駆動用の蒸気を発生させる排熱回収ボイラは良く
知られており、たとえば特開平2−33501号公報に
記載されたものがある。
【0003】この排熱回収ボイラの実用化の経過をたど
ると、初期の頃はガスタービンの排ガス温度が低く、形
式は単圧式であって、発生蒸気圧力も40〜50ata
程度のものが主流であったが、ガスタービンの高温化の
進展に伴ない複圧式が主流となり、蒸気圧力も100a
ta以上となってきた。近年はガスタービンの高温化が
より進む中で再熱器を組込むものもあり、圧力も3圧力
のものが計画されている。
【0004】従来の排熱回収ボイラは図6に示されるよ
うに、ケーシング1内を水平方向に排ガスが流れ、この
排ガスの流れの上流側から高圧第2過熱器2、第2再熱
器3、第1再熱器4、高圧第1過熱器5、高圧蒸発器
6、中圧過熱器7、高圧第1節炭器8、低圧過熱器9、
中圧蒸発器10、中圧節炭器11、高圧第1節炭器1
2、低圧蒸発器13、低圧節炭器14の順に各伝熱管群
がほぼ内部流体の温度の順に配置されて、排ガスの熱を
効率よく回収するようになっている。また、図7に示さ
れるように、ケーシング1の上部には高圧、中圧、低圧
の各蒸気ドラム15、16、17が配置されている。
【0005】低圧節炭器給水管18を通して導かれる低
温の給水は、まず、低圧節炭器14に流入し、低圧蒸気
の飽和温度近くまで温度上昇した後、一部が低圧蒸気ド
ラム17に流入する。低圧蒸気ドラム17に流入した低
圧給水は低圧蒸発器13によって蒸気と水の混合流体と
なって上昇管19を通って蒸気ドラム17に流入する。
蒸気ドラム17では気水が分離され、飽和蒸気は連絡管
20を経て低圧過熱器9に流入し、加熱蒸気となって主
蒸気管21を通して蒸気タービン(図示せず)に供給さ
れる。
【0006】一方、低圧蒸気ドラム17入口では分岐経
路によって中圧および高圧給水がそれぞれ中圧節炭器給
水管22および高圧節炭器給水管23に抽出される。こ
の中圧および高圧給水は中圧給水ポンプ24、高圧給水
ポンプ25で昇圧され、中圧節炭器11、高圧第1節炭
器12に流入する。中圧節炭器11で飽和温度近くまで
昇温された中圧給水は中圧ドラム16に流入し、中圧蒸
発器10によって蒸気と水の混合体となって上昇管26
を経て中圧蒸気ドラム16に流入する。中圧ドラム16
で気水分離された後、飽和蒸気は連絡管27により中圧
過熱器7に流入し、過熱蒸気となって再熱蒸気と混合し
た後、主蒸気管28を通して蒸気タービン(図示せず)
に供給される。
【0007】また、高圧給水は高圧第1節炭器12で一
度昇温された後、連絡管29を介して高圧第2節炭器8
に流入し、飽和温度近くまで昇温された後、高圧蒸気ド
ラム15に流入する。高圧蒸気ドラム15に入った給水
は高圧蒸発器6によって蒸気と水の混合体となって上昇
管30を通して高圧蒸気ドラム15に流入し、気水分離
された後、飽和蒸気は連絡管31により高圧第1過熱器
5に導かれ、さらに連絡管32を経て高圧第2過熱器2
に導かれて過熱蒸気となり、主蒸気管33を通して蒸気
タービン(図示せず)に供給される。蒸気温度、圧力条
件によっては高圧第1過熱器5と高圧第2過熱器2との
間に減温装置が設けられることもある。再熱サイクルに
おいては高圧第2過熱器2から蒸気タービンに導かれる
過熱蒸気は蒸気タービン内での膨張を経た後に第1再熱
器4および第2再熱器3において加熱される。すなわ
ち、蒸気は低温再熱蒸気管34を通して第1再熱器4に
導かれ、さらに連絡管35を通して第2再熱器3に導か
れて過熱となり、高温再熱蒸気管36を経て蒸気タービ
ン(図示せず)に供給される。蒸気温度によっては第1
および第2再熱器4、3の間の連絡管35に減温装置が
設置されることがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来技術に
よる排熱回収ボイラでは高圧、中圧、低圧の各圧力は効
率を最大にするために110ata、26ata、6a
ta程度に決められることが多く、また発生蒸気流量は
それぞれ250ton /h、50ton /h、30ton /h
程度となっている。このように計画された場合各節炭器
14、11、12、8を通過する給水量は高圧節炭器1
2、8は250ton /h、低圧節炭器14は高圧、中
圧、低圧のすべての水量の合計となるので330ton /
h程度となるが、中圧節炭器11は50ton /hと高
圧、低圧に比較して非常に少ない流量となってしまう。
【0009】給水は蒸気のように圧力による体積変化が
大きくないので、節炭器における流路断面積が同一の場
合、流速は非常に遅くなってしまい、熱伝達率の低下を
来したり、熱交換用の各伝熱管に流量が均等に配分され
なくなり、一部で過熱による節炭内での蒸発(スチーミ
ング)が発生してしまう。
【0010】特に、低負荷域では発生蒸気量の減少によ
り流速が低下して来ると同時に、節炭器出口給水の温度
が飽和温度に接近してくるので、流量不均一により部分
的に節炭器内でスチーミングが始まり、流動不安定を引
き起こすなどの不具合がある。
【0011】これを防止するためには中圧節炭器11の
流路断面積を減少させることが考えられる。しかし、排
熱回収ボイラの幅は一定であること、中圧節炭器11の
伝熱管群の部分のガス通路(ガスパス)幅を狭くしたり
すると、排ガス側の圧力損失が大きくなって効率が低下
してしまうことから、伝熱管群の幅を部分的に狭くする
ことはできない。また、同一パス内に一列の伝熱管群を
配置する方法を使って幅を広くしても一般的な2列配列
の2倍の流速にしか得られず、中圧節炭器11と高圧節
炭器12、8の5倍もの流量比を満足させるまでには至
らない。
【0012】本発明はこのような従来技術の課題を解決
するためになされたもので、全運転負荷範囲において節
炭器で安定した流動が得られるようにした複圧式排熱回
収ボイラを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために複圧式の排熱回収ボイラにおいて、高
圧節炭器を2分割して、高圧第2節炭器を高圧蒸発器ガ
ス下流側に配置し、高圧第1節炭器を中圧蒸発器ガス下
流側に配置し、さらに中圧蒸発器ガス下流側に配置した
高圧第1節炭器を幅方向に分割し、同一ガス温度域に中
圧節炭器と並列に配置して構成したものである。好まし
くは、本発明は高圧第1節炭器、中圧節炭器を同一の伝
熱管外径、同一の伝熱管ピッチ、同一の伝熱管列数で構
成する。
【0014】また、上記課題を解決するための他の構成
として高圧節炭器を2分割して、高圧第2節炭器を高圧
蒸発器のガス下流側に配置し、高圧第1節炭器を中圧蒸
発器のガス下流側に配置し、さらに高圧蒸発器のガス下
流側に配置した高圧第2節炭器を幅方向に分割し、同一
ガス温度域に中圧過熱器と並列に配置し、さらに中圧蒸
発器のガス下流側に配置した高圧第1節炭器を幅方向に
分割し、同一ガス温度域に中圧節炭器と並列に配置して
構成したものである。
【0015】好ましくは、本発明は高圧第2節炭器、中
圧過熱器を同一の伝熱管外径、同一の伝熱管ピッチ、同
一の伝熱管列数で構成し、前記高圧第1節炭器、中圧節
炭器を同一の伝熱管外径、同一の伝熱管ピッチ、同一の
伝熱管列数で構成する。
【0016】
【作用】このように構成された排熱回収ボイラによれ
ば、給水量の相違により中圧節炭器の流速が極端に低下
することを防止できるので、すべての運転範囲において
安定した流動状態を保つことが可能である。
【0017】また、並列に配置される伝熱管群が同一の
管外径、ピッチで構成されているので、各節炭器の吸収
熱量に合わせて伝熱管群を分割して伝熱面を配置すれ
ば、ガス側の入口、出口ガス温度、ガス圧損などを並列
管群で同一にすることができ、特にガス流路に仕切りを
設けなくとも良好なガス流動を得ることができる。さら
に、プロセス用の蒸気供給などで中圧の蒸気量が多く高
圧の蒸気量が少ない場合にも対応でき、全負荷範囲で安
定した流動状態を保つことができる。
【0018】
【実施例】以下、図1ないし図3を参照して本発明の一
実施例について説明する。なお、各図において図6およ
び図7と同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略
する。
【0019】図1および図2において、高圧節炭器は第
1と第2とに分割され、高圧第2節炭器8は高圧蒸発器
6、中圧過熱器7のガス下流側に配置され、高圧第1節
炭器12a、12bは中圧蒸発器10のガス下流側に配
置されている。
【0020】高圧第1節炭器12a、12bは中圧節炭
器11と同一のガス温度域に並列配置可能なように出口
の給水温度が中圧節炭器出口給水とほぼ同一となるよう
に伝熱面配置が決定されている。そして、高圧第1節炭
器12a、12bと中圧節炭器11は同一の伝熱管外径
とピッチを有する伝熱管配列で構成されている。
【0021】また、図3は本発明による排熱回収ボイラ
の中圧節炭器11と高圧第1節炭器12a、12bの配
置を示す鳥瞰図である。この図に示すように中圧節炭器
11はガスパスの中央部に設置された幅の狭い伝熱管群
であり、中圧給水ポンプ24からの中圧給水管22は上
部の入口ヘッダ37に接続され、伝熱管群パネルは一般
的な2列の配列となっている。各伝熱管パネルは上部お
よび下部の節炭器連絡管38で連結され、蛇行した流路
を形成している。給水はガスと熱交換した後、出口ヘッ
ダ39から中圧蒸気ドラム16に供給される。
【0022】一方、高圧第1節炭器12a、12bは中
圧節炭器11の両側に配置された4列の伝熱管群で構成
される。高圧給水ポンプ25の出口からの高圧節炭器給
水管23は内部配管で4つに分割された入口ヘッダ40
に流入する。各伝熱管パネルは一般的な2列の配列とな
っている。各伝熱管パネルは上部および下部の節炭器連
絡管41で連結され、蛇行した流路を形成している。給
水はガスと熱交換した後、出口ヘッダ42から4つの集
合ヘッダ43に集合され、連絡管29を通って高圧第2
節炭器8に流入する。高圧第1節炭器12a、12b、
中圧節炭器11の各伝熱管群は先に説明したように同一
径の伝熱管で同一ピッチで構成されており、ガス流れ方
向の列数も全く同一に構成されている。また、中圧節炭
器11の伝熱管群の幅と高圧第1節炭器12a、12b
の伝熱管群の幅の合計は高圧第1節炭器12a、12b
と中圧節炭器11の吸収熱量の比となるように分割され
ている。
【0023】次に、上記構成による作用を説明する。
【0024】中圧給水ポンプ24で昇圧された中圧給水
は中圧給水管22を通して入口ヘッダ37に導かれ、そ
こから中圧節炭器11に流入する。中圧節炭器11に流
入した中圧給水は蛇行状に形成された流路をながれ、ガ
スと熱交換しながら昇温して飽和温度近くまで温度上昇
し、出口ヘッダ39から中圧蒸気ドラム16に流入す
る。一方、高圧給水ポンプ25で昇圧された高圧給水は
高圧給水管23を通って高圧第1節炭器12a、12b
の4つの入口ヘッダに分配され、それぞれの蛇行状の伝
熱管を流れてガスと熱交換を行い、出口ヘッダ42から
集合ヘッダ43に集合されて連絡管29を通して高圧第
2節炭器8に送られる。
【0025】中圧節炭器11の入口給水温度と高圧第1
節炭器12a、12bの入口給水温度とは双方のポンプ
24、25による温度上昇分だけほんの僅かずれるが、
殆ど同一の温度であり、伝熱管群は同一管径、同一ピッ
チで構成されており、吸収熱量比で伝熱管群の幅を決め
ているので、中圧節炭器11の出口給水温度と高圧第1
節炭器12a、12bの出口給水温度は殆ど同一にな
る。これにより双方の節炭器11、12a、12bを出
るガス温度も殆ど同一温度となる。
【0026】中圧節炭器11の流路面積は伝熱管群の幅
の比になるので、給水の入口、出口の温度が殆ど同じ場
合には中圧節炭器11および高圧第1節炭器12a、1
2bの管内流速は殆ど同一で、低圧節炭器14の管内流
速とほぼ同じ流速を保つことができる。
【0027】かくして、上記構成からなる排熱回収ボイ
ラでは、給水量の少ない中圧節炭器11の管内流速を他
の節炭器と同等に上昇させることができるので、流量の
均一分配が可能になり、低負荷時の流量の不均一により
生じるスチーミングをなくすことができ、これに伴う不
安定流動を防止することが可能になる。したがって、全
負荷範囲において安定したプラントの運転を実施でき
る。そして、管内の流速が早くなるので、管内の熱伝達
率が上昇し、コンパクトな排熱回収ボイラを提供でき
る。
【0028】また、伝熱管群を同一径の伝熱管で同一ピ
ッチに構成することによりガスの圧力損失を同等に保つ
ことができ、伝熱管群間に仕切りを設けなくとも、並列
配置した伝熱管群後流のガス温度を同等にすることがで
き、ガス下流側の伝熱管群に殆ど影響を与えない等の効
果を奏する。
【0029】本発明の他の実施例を図4および図5を参
照して説明する。上記の実施例のものと同一の構成には
同一の符号を付し、説明を省略する。
【0030】本実施例は、たとえば蒸気タービン駆動用
の蒸気と同時にプロセス用の蒸気を供給する場合に適用
されるもので、中圧の蒸気量が高圧に比べて非常に大き
い場合のものである。このような高圧第1節炭器12
a、12bと中圧節炭器11の伝熱管群の幅の比率は上
記の実施例の場合とは逆に中圧節炭器11のほうが大き
くなる。高圧給水流量が少ないと、高圧第2節炭器の流
量が少なくなってしまうので、高圧第2節炭器8a、8
bは同程度の温度域にある中圧過熱器7の伝熱管群と並
列に配置する。
【0031】高圧第2節炭器8a、8bの出口温度、中
圧過熱器7の出口温度を共に310℃程度になるように
すれば110ata、26ata級の3圧力式排熱回収
ボイラに対応できる。高圧第2節炭器8a、8bの伝熱
管の径と中圧過熱器7の径は同一とし、ピッチも同一と
して伝熱管群を構成する。
【0032】本実施例のように構成した排熱回収ボイラ
では、給水量の少ない高圧第1および第2節炭器12
a、12b、8a、8bの管内流速を他の中圧節炭器1
1あるいは低圧節炭器14と同等に上昇させることがで
きるので、流量の均一分配が可能になり、上記実施例同
様に低負荷時の流量の不均一により生じるスチーミング
をなくすことができ、これに伴う不安定流動を防止する
ことが可能になる。したがって、全負荷範囲において安
定したプラントの運転を実施できる。そして、管内の流
速が早くなるので管内の熱伝達率が上昇しコンパクトな
排熱回収ボイラを提供できる。
【0033】また、伝熱管群を同一径の伝熱管で同一ピ
ッチに構成することによりガスの圧力損失を同等に保つ
ことができ、伝熱管群間に仕切りを設けなくとも、並列
配置した伝熱管群後流のガス温度を同等にすることがで
き、ガス下流側の伝熱管群に殆ど影響を与えない等の効
果を奏する。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば複圧
式の排熱回収ボイラにおいて、給水量の少ない中圧節炭
器の管内流速を他の節炭器と同等に上昇させることがで
きるので、流量の均一分配が可能になり、低負荷時のス
チーミングをなくすことができ、これに伴う不安定流動
を防止することが可能である。したがって、本発明によ
れば全負荷範囲において、安定したプラント運転を実施
できるという優れた効果を奏する。
【0035】また、伝熱管群を同一径の伝熱管を用いて
同一ピッチに構成するならば、ガスの圧力損失を同等に
保つことができ、伝熱管群間に仕切りを設けなくとも、
並列配置した伝熱管群後流のガス温度を同等にでき、ガ
ス下流側の伝熱管群に殆ど影響を与えない等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複圧式排熱回収ボイラの一実施例
を示す平面図。
【図2】図1の複圧式排熱回収ボイラの立面図。
【図3】本発明による複圧式排熱回収ボイラの高圧第1
節炭器と中圧節炭器の並列配置を示す鳥瞰図。
【図4】本発明の他の実施例を示す平面図。
【図5】図4の複圧式排熱回収ボイラの立面図。
【図6】従来の複圧式排熱回収ボイラの一例を示す平面
図。
【図7】従来の複圧式排熱回収ボイラの立面図。
【符号の説明】
1…ケーシング、2…高圧第2過熱器、3…第2再熱
器、4…第1再熱器、5…高圧第1過熱器、6…高圧蒸
発器、7…中圧過熱器、8a,8b…高圧第2節炭器、
9…低圧過熱器、10…中圧蒸発器、11…中圧節炭
器、12a,12b…高圧第1節炭器、13…低圧蒸発
器、14…低圧節炭器、15…高圧蒸気ドラム、16…
中圧蒸気ドラム、17…低圧蒸気ドラム、24…中圧給
水ポンプ、25…高圧給水ポンプ、37,40…入口ヘ
ッダ、39,42…出口ヘッダ、43…集合ヘッダ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複圧式の排熱回収ボイラにおいて、高圧
    節炭器を2分割して、高圧第2節炭器を高圧蒸発器のガ
    ス下流側に配置し、高圧第1節炭器を中圧蒸発器のガス
    下流側に配置し、さらに該中圧蒸発器のガス下流側に配
    置した前記高圧第1節炭器を幅方向に分割し、同一ガス
    温度域に中圧節炭器と並列に配置したことを特徴とする
    複圧式排熱回収ボイラ。
  2. 【請求項2】 前記高圧第1節炭器および前記中圧節炭
    器を同一の伝熱管外径、同一の伝熱管ピッチ、同一の伝
    熱管列数で構成したことを特徴とする請求項1記載の複
    圧式排熱回収ボイラ。
  3. 【請求項3】 複圧式の排熱回収ボイラにおいて、高圧
    節炭器を2分割して、高圧第2節炭器を高圧蒸発器のガ
    ス下流側に配置し、高圧第1節炭器を中圧蒸発器のガス
    下流側に配置し、さらに該高圧蒸発器のガス下流側に配
    置した前記高圧第2節炭器を幅方向に分割し、同一ガス
    温度域に中圧過熱器と並列に配置し、さらに該中圧蒸発
    器のガス下流側に配置した前記高圧第1節炭器を幅方向
    に分割し、同一ガス温度域に中圧節炭器と並列に配置し
    たことを特徴とする複圧式排熱回収ボイラ。
  4. 【請求項4】 前記高圧第2節炭器、中圧過熱器を同一
    の伝熱管外径、同一の伝熱管ピッチ、同一の伝熱管列数
    で構成し、前記高圧第1節炭器、中圧節炭器を同一の伝
    熱管外径、同一の伝熱管ピッチ、同一の伝熱管列数で構
    成したことを特徴とする請求項3記載の複圧式排熱回収
    ボイラ。
JP1267492A 1992-01-28 1992-01-28 複圧式排熱回収ボイラ Expired - Lifetime JP2753169B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1267492A JP2753169B2 (ja) 1992-01-28 1992-01-28 複圧式排熱回収ボイラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1267492A JP2753169B2 (ja) 1992-01-28 1992-01-28 複圧式排熱回収ボイラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05203103A JPH05203103A (ja) 1993-08-10
JP2753169B2 true JP2753169B2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=11811924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1267492A Expired - Lifetime JP2753169B2 (ja) 1992-01-28 1992-01-28 複圧式排熱回収ボイラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2753169B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI98384C (fi) * 1995-06-02 2005-07-07 Andritz Oy Syöttöveden esilämmitinjärjestelmä
CN100338424C (zh) * 2004-09-30 2007-09-19 中信重型机械公司 大型干法水泥生产线纯低温余热发电设备系统及工艺流程
FI122652B (fi) 2005-06-02 2012-05-15 Metso Power Oy Sovitelma soodakattilassa
US7874162B2 (en) * 2007-10-04 2011-01-25 General Electric Company Supercritical steam combined cycle and method
JP6267028B2 (ja) 2014-03-24 2018-01-24 三菱日立パワーシステムズ株式会社 排熱回収装置、これを備えているガスタービンプラント、及び排熱回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05203103A (ja) 1993-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4540719B2 (ja) 廃熱ボイラ
US5293842A (en) Method for operating a system for steam generation, and steam generator system
US6334410B2 (en) Exhaust heat recovery boiler
JPH0718525B2 (ja) 排ガスボイラ
US6125634A (en) Power plant
EP3077632B1 (en) Combined cycle system
JP2753169B2 (ja) 複圧式排熱回収ボイラ
US4944252A (en) Reheat type exhaust gas boiler
JPH03221702A (ja) 複圧式排熱回収熱交換器
US3913330A (en) Vapor generator heat recovery system
JP4842071B2 (ja) 貫流式排熱回収ボイラの運転方法、ならびに発電設備の運転方法
JPH03117801A (ja) 排熱回収ボイラ
JP3753762B2 (ja) 排熱回収ボイラ
JPS6475802A (en) Reheat type exhaust gas boiler
JP3227137B2 (ja) 排熱回収ボイラ
JPH11350921A (ja) 排熱回収ボイラ
JPH1194204A (ja) ボイラ
JPH0250002A (ja) 排熱回収ボイラ
JP2782986B2 (ja) 複合サイクル設備
JP2001193901A (ja) 排熱回収ボイラ
Eriksen et al. Other/unique HRSGs
JPS61289201A (ja) 排ガスボイラ
JPH10153301A (ja) 排熱回収ボイラ装置
JPH09243002A (ja) 排熱回収熱交換器
JPH0565761B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110227

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term