JP2751106B2 - 金庫遠隔管理装置 - Google Patents

金庫遠隔管理装置

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JP2751106B2
JP2751106B2 JP3286191A JP28619191A JP2751106B2 JP 2751106 B2 JP2751106 B2 JP 2751106B2 JP 3286191 A JP3286191 A JP 3286191A JP 28619191 A JP28619191 A JP 28619191A JP 2751106 B2 JP2751106 B2 JP 2751106B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機を利用して金庫
を遠方から管理する金庫遠隔管理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金庫の管理は、その金庫の設置箇
所における金庫管理者にすべて任されていた。例えば家
庭用の金庫では、家族が金庫内の保管物の盗難に対処す
る必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の金
庫では、設置箇所における金庫管理者がすべてを管理す
るので、金庫管理者によって盗難に対する危険性が大き
く左右されるという問題があった。例えば、一人暮らし
で身体の不自由な人の場合、鍵を取られて金庫の扉を開
けられるというような盗難に充分対処できない場合があ
り、盗難に対する危険性が大きい。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、金庫内の保管物の盗難を良好に防止できる金庫
遠隔管理装置を提供することを目的とする。また、遠隔
管理装置により管理された金庫の安全性をさらに向上す
ることを別の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の電話機
と第2の電話機と金庫とから構成される金庫遠隔管理装
置であって、前記金庫は、電気信号により解錠および施
錠される第1の錠と、鍵などにより機械的に解錠および
施錠される第2の錠と、前記第2の錠の解錠および施錠
を検出し、検出した解錠情報および施錠情報を導線を介
して接続された前記第2の電話機に通知する施錠検出部
とを有し、前記第1の錠を解錠した状態で前記第2の錠
を解錠したときにのみ扉を開けることができ、前記第1
の電話機は、前記第1の錠の解錠および施錠を制御する
ためのコマンドを電話回線を介して送信する送信部と、
前記第2の電話機より送信される解錠情報と施錠情報と
断線情報とを受信する受信部と、前記受信した解錠情報
と施錠情報と断線情報とを表示する表示部とを有し、前
記第2の電話機は、電話回線を介して受信した前記コマ
ンドを検出する検出部と、この検出部により前記コマン
ドが検出されたときに前記第1の錠を解錠あるいは施錠
する錠制御部と、前記導線により接続された前記金庫の
施錠検出部より通知される解錠情報および施錠情報を検
出する金庫施錠検出部と、前記金庫に接続する導線の断
線を検出する金庫断線検出部と、前記解錠情報と前記施
錠情報と前記検出された断線情報とを電話回線を介して
前記第1の電話機へ送信する送信部とを有し、前記金庫
の近傍でかつ前記第1の電話機の遠方に設置され、前記
第1の電話機から送信された前記コマンドを前記第2の
電話機が受信したときにのみ前記金庫の扉を開けること
が可能な構成としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】金庫は、電気信号により解錠および施錠される
第1の錠と、鍵などにより機械的に解錠および施錠され
る第2の錠とを有し、第1の錠を解錠した状態で第2の
錠を解錠したときにのみ扉を開けることができる。第1
の電話機は、第1の錠の解錠および施錠を制御するため
のコマンドを電話回線を介して送信する送信部を有す
る。第2の電話機は、電話回線を介して受信したコマン
ドを検出する検出部と、この検出部によりコマンドが検
出されたときに第1の錠を解錠あるいは施錠する錠制御
部とを有し、金庫の近傍でかつ第1の電話機の遠方に設
置されている。したがって、第1の電話機から送信され
たコマンドを第2の電話機が受信したときにのみ金庫の
扉を開けることが可能であり、金庫内の保管物の盗難を
良好に防止できる。また、金庫は、さらに第2の錠の解
錠および施錠を検出し、検出した解錠情報および施錠情
報を導線を介して接続された第2の電話機に通知する施
錠検出部を有し、第2の錠の解錠および施錠を検出した
とき、第2の電話機に通知する。第1の電話機は、さら
に第2の電話機より送信される解錠情報と施錠情報とを
受信する受信部と、前記受信した解錠情報と施錠情報と
を表示する表示部とを有し、金庫の解錠と施錠の状態を
表示する。第2の電話機は、さらに前記金庫の施錠検出
部より通知される解錠情報および施錠情報を検出する金
庫施錠検出部と、前記解錠情報と前記施錠情報とを電話
回線を介して送信する送信部を有し、前記金庫が解錠お
よび施錠されたとき、前記金庫の施錠検出部から通知さ
れる解錠情報と施錠情報とを検出し、電話回線を介して
第1の電話機に解錠情報と施錠情報とを送信する。この
ようにして、金庫の解錠状態と施錠状態とを金庫管理セ
ンターで知ることができる。また、第1の電話機は、第
2の電話機より送信される断線情報を受信する受信部
と、前記受信した断線情報とを表示する表示部とを有
し、第2の電話機から断線情報を受信したとき、受信し
た断線情報を表示する。第2の電話機は、前記金庫に接
続する導線の断線を検出する金庫断線検出部と、前記検
出された断線情報を電話回線を介して送信する送信部を
有し、金庫と第2の電話機を接続する導線が切断された
とき、断線を検出し、断線情報を第1の電話機に送信す
る。このようにして、侵入者が金庫と電話機を接続する
導線を切断して、金庫を持ち去ろうとすると、断線情報
が金庫から金庫管理センターに通知される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例における金庫遠隔管
理装置の全体構成図で、金庫管理センター1には、電話
機2と、表示装置3とが設置されている。金庫管理セン
ター1から遠く離れた金庫設置場所4には、電話機5
と、金庫6とが設置されている。金庫管理センター1の
電話機2と金庫設置場所4の電話機5とは、電話回線7
により電話局8を介して接続される。なお金庫設置場所
4の設置数は任意である。
【0008】図2は金庫管理センター1の電話機2およ
び表示装置3の構成図で、電話機2は、回線の捕捉およ
び切断を行うフック制御部10と、金庫設置場所4の電
話機5のオフフックを検出する極性反転検出部11と、
金庫設置場所4の電話機5からの予め登録された個別認
識番号(以下「IDコード」と記す)や金庫解錠依頼コ
ードや金庫施錠コードや金庫断線コードなどの各種コー
ドを検出するDTMF検出部12と、オンフックコード
を金庫設置場所4の電話機5へ送信するDTMF送信部
13と、金庫設置場所4の電話機5に自動発信するため
のダイヤル送出回路14と、金庫設置場所4の電話機5
からの着信を検出する着信検出部15と、送話および受
話のための受話器16と、受話器16に内蔵された内蔵
スピーカー17と、受話器16に内蔵された内蔵マイク
ロフォン18と、内蔵マイクロフォン18からの信号を
増幅するマイクアンプ19と、内蔵スピーカー17を駆
動するアンプ20と、金庫設置場所4の金庫6を解錠す
るための金庫解錠押釦スイッチ21と、電話機2全体を
制御するプログラムが予め格納されたマイクロプロセッ
サからなる演算制御部22とを備えている。表示装置3
は、金庫設置場所4の金庫6の所有者を表示する所有者
表示部24と、金庫6の解錠依頼を表示する解錠依頼表
示部25と、金庫6の施錠を表示する施錠表示部26
と、電話機5と金庫6とを接続する導線の断線を表示す
る断線表示部27とを備えている。なお、表示装置3の
各表示部の表示は、演算制御部22により別途指示があ
るまで表示装置3自身により保持される。また表示装置
3の各表示部の設置数は任意である。
【0009】図3は金庫設置場所4の電話機5および金
庫6の構成図で、電話機5は、回線の捕捉および切断を
行うフック制御部30と、金庫管理センター1の電話機
2のオフフックを検出する極性反転検出部31と、金庫
管理センター1の電話機2からの着信を検出する着信検
出部32と、金庫管理センター1の電話機2からのオン
フックコードを検出するDTMF検出部33と、IDコ
ードや金庫解錠依頼コードや金庫施錠コードや金庫断線
コードなどの各種コードを送信するDTMF送信部34
と、金庫管理センター1の電話機2に自動発信するため
のダイヤル送出回路35と、金庫6の解錠を金庫管理セ
ンター1に依頼するための金庫解錠依頼押釦スイッチ3
6と、IDコードなどの各種コードや金庫管理センター
1の電話機2の電話番号などを記憶する記憶部37と、
金庫6の電子錠を制御する金庫電子錠コントロール部3
8と、金庫6の扉が閉まってシリンダー錠がかけられた
ことを検出する金庫施錠検出部39と、電話機5と金庫
6とを接続する導線が断線したことを検出する金庫断線
検出部40と、送話および受話のための受話器41と、
受話器41に内蔵された内蔵スピーカー42と、受話器
41に内蔵された内蔵マイクロフォン43と、スピーカ
ー44と、内蔵マイクロフォン43からの信号を増幅す
るマイクアンプ45と、内蔵スピーカー42およびスピ
ーカー44を駆動するアンプ46と、電話機5全体を制
御するプログラムが予め格納されたマイクロプロセッサ
からなる演算制御部47とを備えている。金庫6は、金
庫電子錠コントロール部38により制御される電子錠4
9と、電子錠49が解錠されていないと解錠できないシ
リンダー錠50と、金庫6の扉が閉まってシリンダー錠
50が施錠されているとオンする施錠検出スイッチ51
と、電話機5と金庫6とを接続する導線52が断線した
ことを検出する断線検出回路53とを備えている。金庫
6の扉は、シリンダー錠50が施錠されていると開かな
い。
【0010】次に動作を説明する。まず金庫6の解錠に
際しては、所有者などが金庫設置場所4の電話機5の金
庫解錠依頼押釦スイッチ36を押す。これにより金庫解
錠依頼押釦スイッチ36が演算制御部47に金庫解錠依
頼を通知する。これにより演算制御部47がフック制御
部30を制御し、フック制御部30が電話機5をオフフ
ック状態にする。この後、演算制御部47が記憶部37
に記憶されている金庫管理センター1の電話機2の電話
番号を読み出してダイヤル送出回路35に供給し、ダイ
ヤル送出回路35が電話番号を自動発信する。これを金
庫管理センター1の電話機2の着信検出部15が検出
し、演算制御部22に着信を通知する。これにより演算
制御部22がフック制御部10を制御し、フック制御部
10が電話機2をオフフック状態にする。これを金庫設
置場所4の電話機5の極性反転検出部31が検出し、演
算制御部47に極性の反転を通知する。これにより演算
制御部47が記憶部37に記憶されているIDコードと
金庫解錠依頼コードとを読み出してDTMF送信部34
に供給し、DTMF送信部34がそれらを金庫管理セン
ター1の電話機2に送信する。これを金庫管理センター
1の電話機2のDTMF検出部12が検出し、演算制御
部22に受信したIDコードと金庫解錠依頼コードとを
通知する。これにより演算制御部22が表示装置3の所
有者表示部24と解錠依頼表示部25とを駆動して、所
有者と金庫解錠依頼とを表示させる。この表示により金
庫管理センター1のオペレータが電話機2の受話器16
を用いて応答すると、金庫6の所有者などが金庫設置場
所4の電話機5の受話器41を用いて金庫6の解錠を口
頭で依頼する。依頼者との会話により、依頼者が金庫6
の所有者などであることが確認できれば、金庫管理セン
ター1のオペレータは金庫解錠押釦スイッチ21を押
す。これにより金庫解錠押釦スイッチ21が演算制御部
22に解錠を通知する。これにより演算制御部22がD
TMF送信部13を制御し、DTMF送信部13が金庫
設置場所4の金庫6の電子錠49を解錠するコマンドを
金庫設置場所4の電話機5に送信する。これを金庫設置
場所4の電話機5のDTMF検出部33が検出し、演算
制御部47に電子錠49を解錠するコマンドの受信を通
知する。これにより演算制御部47が金庫電子錠コント
ロール部38を制御し、金庫電子錠コントロール部38
が金庫6の電子錠49を解錠する。この後、金庫6の所
有者などが鍵を用いてシリンダー錠50を解錠し、金庫
6の扉を開けて、電話機5の受話器41を用いて金庫管
理センター1のオペレータに金庫6の扉が開いたことを
口頭で通知する。これにより金庫管理センター1のオペ
レータが、受話器16を置いて電話機2をオンフック状
態にする。また金庫6の所有者なども、受話器41を置
いて電話機5をオンフック状態にする。以上により金庫
6の解錠処理が完了する。
【0011】金庫6の所有者などが、金庫6を使用した
後、金庫6の扉を閉めて、鍵を用いてシリンダー錠50
を施錠すると、これを施錠検出スイッチ51が検出し、
金庫施錠検出部39に施錠を通知する。これにより金庫
施錠検出部39が演算制御部47に施錠を通知する。こ
れにより演算制御部47が金庫電子錠コントロール部3
8を制御し、金庫電子錠コントロール部38が電子錠4
9を施錠する。この後、演算制御部47が記憶部37に
記憶されている金庫管理センター1の電話機2の電話番
号を読み出してダイヤル送出回路35に供給し、ダイヤ
ル送出回路35が金庫管理センター1の電話機2に自動
発信する。これを金庫管理センター1の電話機2の着信
検出部15が検出し、演算制御部22に着信を通知す
る。これにより演算制御部22がフック制御部10を制
御し、フック制御部10が電話機2をオフフック状態に
する。これを金庫設置場所4の電話機5の極性反転検出
部31が検出し、演算制御部47に極性反転を通知す
る。これにより演算制御部47が記憶部37に記憶され
ているIDコードと金庫施錠コードとを読み出してDT
MF送信部34に供給し、DTMF送信部34がIDコ
ードと金庫施錠コードとを金庫管理センター1の電話機
2に送信する。これを金庫管理センター1の電話機2の
DTMF検出部12が検出し、演算制御部22にIDコ
ードと金庫施錠コードとの受信を通知する。これにより
演算制御部22が表示装置3の所有者表示部24と施錠
表示部26とを駆動し、金庫6の所有者などと金庫6の
施錠とを表示させる。この後、演算制御部22がDTM
F送信部13を制御し、DTMF送信部13がオンフッ
クコマンドを金庫設置場所4の電話機5に送信する。こ
の後、演算制御部22がフック制御部10を制御し、フ
ック制御部10が電話機2をオンフック状態にする。電
話機2のDTMF送信部13により金庫設置場所4の電
話機5に送信されたオンフックコマンドは、DTMF検
出部33により検出され、DTMF検出部33が演算制
御部47にオンフックコマンドの受信を通知する。これ
により演算制御部47がフック制御部30を制御し、フ
ック制御部30が電話機5をオンフック状態にする。以
上により金庫6の施錠検出処理が完了する。
【0012】次に金庫設置場所4の電話機5と金庫6と
を接続する導線52の断線検出について説明する。例え
ば侵入者などが導線52を切断して金庫6を持ち去ろう
とすると、導線52の断線を断線検出回路53が検出
し、金庫断線検出部40に断線を通知する。これにより
金庫断線検出部40が演算制御部47に導線52の断線
を通知する。これにより演算制御部47が記憶部37に
記憶されている金庫管理センター1の電話機2の電話番
号を読み出してダイヤル送出回路35に供給し、ダイヤ
ル送出回路35が電話機2の電話番号を自動発信する。
これを金庫管理センター1の電話機2の着信検出部15
が検出し、演算制御部22に着信を通知する。これによ
り演算制御部22がフック制御部10を制御し、フック
制御部10が電話機2をオフフック状態にする。これを
金庫設置場所4の電話機5の極性反転検出部31が検出
し、演算制御部47に極性反転を通知する。これにより
演算制御部47が記憶部37に記憶されているIDコー
ドと金庫断線コードとを読み出してDTMF送信部34
に供給し、DTMF送信部34がIDコードと金庫断線
コードとを金庫管理センター1の電話機2に送信する。
これを金庫管理センター1の電話機2のDTMF検出部
12が検出し、演算制御部22にIDコードと金庫断線
コードとの受信を通知する。これにより演算制御部22
が表示装置3の所有者表示部24と断線表示部27とを
駆動し、金庫6の所有者などと導線52の断線とを表示
させる。この後、演算制御部22がDTMF送信部13
を制御し、DTMF送信部13がオンフックコマンドを
金庫設置場所4の電話機5に送信する。この後、演算制
御部22がフック制御部10を制御し、フック制御部1
0が電話機2をオンフック状態にする。DTMF送信部
13が送信したオンフックコマンドを金庫設置場所4の
電話機5のDTMF検出部33が検出し、演算制御部4
7にオンフックコマンドの受信を通知する。これにより
演算制御部47がフック制御部30を制御し、フック制
御部30が電話機5をオンフック状態にする。以上によ
り導線52の断線検出処理が完了する。
【0013】このように、電子錠49の解錠および施錠
を制御するためのコマンドを電話回線7を介して送信す
るDTMF送信部13を有する電話機2と、電話回線7
を介して受信したコマンドを検出するDTMF検出部3
3と、DTMF検出部33によりコマンドが検出された
ときに電子錠49を解錠あるいは施錠する金庫電子錠コ
ントロール部38とを有し、金庫6の近傍でかつ電話機
2の遠方に設置された電話機5とを備えたので、侵入者
などがシリンダー錠50の鍵を奪って金庫6の扉を開け
ようとしても、金庫管理センター1のオペレータが電話
機2の受話器16を用いて口頭により金庫6の所有者な
どであることを確認し、金庫解錠押釦スイッチ21を押
して電子錠49を解錠する旨のコマンドを送信しなけれ
ば金庫6の扉を開けることができないことから、金庫6
内の保管物の盗難を良好に防止できる。
【0014】また本実施例のように、電話機5にダイヤ
ル送出回路35やDTMF送信部34や演算制御部47
や記憶部37を設ければ、金庫解錠依頼押釦スイッチ3
6を押すだけで金庫6の解錠依頼を金庫管理センター1
に通知することができ、たいへん便利である。また本実
施例のように、電話機5に金庫施錠検出部39やダイヤ
ル送出回路35やDTMF送信部34を設け、金庫管理
センター1の表示装置3に施錠表示部26を設ければ、
シリンダー錠50の施錠が自動的に電話機5から金庫管
理センター1の電話機2に通知され、電話機2から電話
機5に送信されるコマンドにより自動的に電子錠49が
施錠されて、施錠表示部26により施錠が表示される。
したがって、金庫管理センター1のオペレータが電子錠
49の施錠を確認することができ、安全性がさらに向上
する。すなわち、金庫6の電子錠49を解錠してから所
定時間経過しても施錠表示部26が施錠を表示しない場
合、金庫管理センター1のオペレータが電話機2を用い
て金庫6の所有者などに注意を促したり状況を窺ったり
することができる。
【0015】また本実施例のように、電話機5に金庫断
線検出部40やダイヤル送出回路35やDTMF送信部
34や演算制御部47や記憶部37を設ければ、導線5
2の断線を金庫管理センター1のオペレータに自動的に
通知できるので、侵入者などが金庫6自体を持ち去ろう
とした場合、金庫管理センター1のオペレータが電話機
2を用いて警告を発したり、あるいは警察に通報したり
することができ、金庫6自体の盗難の防止や盗難後の処
理を迅速に行える。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、第1の電
話機と第2の電話機と金庫とから構成される金庫遠隔管
理装置であって、前記金庫は、電気信号により解錠およ
び施錠される第1の錠と、鍵などにより機械的に解錠お
よび施錠される第2の錠と、前記第2の錠の解錠および
施錠を検出し、検出した解錠情報および施錠情報を導線
を介して接続された前記第2の電話機に通知する施錠検
出部とを有し、前記第1の錠を解錠した状態で前記第2
の錠を解錠したときにのみ扉を開けることができ、前記
第1の電話機は、前記第1の錠の解錠および施錠を制御
するためのコマンドを電話回線を介して送信する送信部
と、前記第2の電話機より送信される解錠情報と施錠情
報と断線情報とを受信する受信部と、前記受信した解錠
情報と施錠情報と断線情報とを表示する表示部とを有
し、前記第2の電話機は、電話回線を介して受信した前
記コマンドを検出する検出部と、この検出部により前記
コマンドが検出されたときに前記第1の錠を解錠あるい
は施錠する錠制御部と、前記導線により接続された前記
金庫の施錠検出部より通知される解錠情報および施錠情
報を検出する金庫施錠検出部と、前記金庫に接続する導
線の断線を検出する金庫断線検出部と、前記解錠情報と
前記施錠情報と前記検出された断線情報とを電話回線を
介して前記第1の電話機へ送信する送信部とを有し、前
記金庫の近傍でかつ前記第1の電話機の遠方に設置さ
れ、前記第1の電話機から送信された前記コマンドを前
記第2の電話機が受信したときにのみ前記金庫の扉を開
けることが可能な構成としたことを特徴としたので、侵
入者などが第2の錠の鍵を奪って金庫の扉を開けようと
しても、第1の電話機側のオペレータが口頭などにより
依頼者が金庫の所有者などであることを確認し、第2の
電話機に第1の錠を解錠する旨のコマンドを送信しなけ
れば金庫の扉を開けることができないことから、金庫内
の保管物の盗難を良好に防止できるという優れた効果を
奏する。また、金庫管理センターのオペレータが金庫の
施錠を確認することができ、安全性がさらに向上する。
例えば、金庫の錠を解錠してから所定時間経過しても金
庫管理センターの施錠表示部が施錠を表示しない場合、
金庫管理センターのオペレータが電話機を用いて金庫の
所有者などに注意を促したり状況を窺ったりすることが
できる。さらに、侵入者などが金庫自体を持ち去ろうと
した場合、金庫管理センターのオペレータが電話機を用
いて警告を発したり、あるいは警察に通報したりするこ
とができ、金庫自体の盗難の防止や盗難後の処理を迅速
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における金庫遠隔管理装置の
全体構成図である。
【図2】金庫管理センター側の電話機および表示装置の
構成図である。
【図3】金庫設置場所側の電話機および金庫の構成図で
ある。
【符号の説明】
2 電話機 5 電話機 6 金庫 7 電話回線 13 DTMF送信部 33 DTMF検出部 38 金庫電子錠コントロール部 49 電子錠 50 シリンダー錠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅山 昭雄 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (72)発明者 中村 健 大阪府枚方市大垣内町3丁目3番16号 株式会社 関西メデイカル.サービス内 (72)発明者 松本 敏 大阪府枚方市大垣内町3丁目3番16号 株式会社 関西メデイカル.サービス内 (72)発明者 岡本 安司 大阪府枚方市大垣内町3丁目3番16号 株式会社 関西メデイカル.サービス内 (56)参考文献 特開 昭60−128764(JP,A) 特開 平4−317242(JP,A) 実開 平4−134369(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電話機と第2の電話機と金庫とか
    ら構成される金庫遠隔管理装置であって、 前記金庫は、 電気信号により解錠および施錠される第1
    の錠と、鍵などにより機械的に解錠および施錠される第
    2の錠と、前記第2の錠の解錠および施錠を検出し、検
    出した解錠情報および施錠情報を導線を介して接続され
    た前記第2の電話機に通知する施錠検出部とを有し、前
    記第1の錠を解錠した状態で前記第2の錠を解錠したと
    きにのみ扉を開けることができ 前記第1の電話機は、 前記第1の錠の解錠および施錠を
    制御するためのコマンドを電話回線を介して送信する送
    信部と、前記第2の電話機より送信される解錠情報と施
    錠情報と断線情報とを受信する受信部と、前記受信した
    解錠情報と施錠情報と断線情報とを表示する表示部とを
    有し、 前記第2の電話機は、 電話回線を介して受信した前記コ
    マンドを検出する検出部と、この検出部により前記コマ
    ンドが検出されたときに前記第1の錠を解錠あるいは施
    錠する錠制御部と、前記導線により接続された前記金庫
    の施錠検出部より通知される解錠情報および施錠情報を
    検出する金庫施錠検出部と、前記金庫に接続する導線の
    断線を検出する金庫断線検出部と、前記解錠情報と前記
    施錠情報と前記検出された断線情報とを電話回線を介し
    て前記第1の電話機へ送信する送信部とを有し、前記金
    庫の近傍でかつ前記第1の電話機の遠方に設置され 記第1の電話機から送信された前記コマンドを前記第
    2の電話機が受信したときにのみ前記金庫の扉を開ける
    ことが可能な構成としたことを特徴とする金庫遠隔管理
    装置。
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