JP2750676B2 - 貯溜方法及び装置 - Google Patents

貯溜方法及び装置

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JP2750676B2
JP2750676B2 JP31461895A JP31461895A JP2750676B2 JP 2750676 B2 JP2750676 B2 JP 2750676B2 JP 31461895 A JP31461895 A JP 31461895A JP 31461895 A JP31461895 A JP 31461895A JP 2750676 B2 JP2750676 B2 JP 2750676B2
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Efu Ai Tei Kk
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物品の移送に関するもの
である。第2次、第3次産業において1つの機械から次
の機械物品を1個または数個づつ区切って移送すること
は合理化において重要な地位を占めている。本発明は機
械から機械への物品の移送を合理化するものであって、
機械、電気などの産業分野を始め、食品、化粧品、医薬
品などの産業分野において、製造、加工、組立、包装、
計数などの作業の合理化に貢献するものである。
【0002】
【従来の技術】前段の機械から後段の機械へ物品を移送
する時に、前段の機械と後段の機械の特性の違いによ
り、該移送手段が一時的な貯溜の作用を持たねばならな
いことは公知の事実である。このような貯溜の作用を実
現するために従来はベルトコンベアまたはシュートの上
で物品を押せ押せの状態に貯溜するものであった。ま
た、自動組立においてはベルトコンベアの上に治具を乗
せて走行させ、該治具に物品を乗せて物品の姿勢を保持
しながら移送し、治具を押せ押せにしても物品は離れて
いるようにしたフリ−フロ−の組立機が用いられてき
た。一方、包装機では貯溜する方法がなく供給機から包
装機への供給はほとんどが手作業によるものであった。
特に、薄い平板上の物品を貯溜しようとすると、押せ押
せにすれば物品相互が乗り上げたり、絡んだりして適性
量を貯溜することは不可能であっった。そのために、バ
ネなどの絡みやすい物品は1個づつに区切るようにセン
サとエスケ−プメントを設けて、シ−ケンサなどの制御
装置の助けを借りる複雑なものになって高速供給を必要
とするものにはまったく不向きであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は被供給物品を
押せ押せの状態にすることなく、1個づつ次工程に供給
すると同時に、供給装置などの前工程からの被供給物品
を押せ押せにすることなく貯溜して、前後の工程のタク
トの整合を図ることを目的とするものである。本発明の
目的とする対象物は、押せ押せにすれば重なりが起きた
り、絡んだりするものであって、押せ押せの貯溜方法が
採用できるものは除外される。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1図は実施例による本
発明の説明図であり、第2図(イ)は説明のための断面
図である。図示しない架台に取りつけた移送面1へ上流
側の工程から物品が流入する。物品は流入口11から流
入して流出口12から次工程へ供給される。移送面1は
流入口11を高い位置にし、流出口12を低い位置に置
いて物品を滑らせたり、空気噴流などにより物品を押し
たりするなどの公知の手段により、物品は流入口11か
ら流出口12へと移動する。該移送面1の両側には物品
の逸脱を防止するために誘導壁13と14が移送面1に
ほぼ直角に設けられる。該移送面1の流出口12には図
示しないシャッタなどの公知の手段による停止装置が設
けられ、物品の流出を阻止し、次工程の要求に応じて停
止装置が動作するようにしてある。移送面1の流出口1
2の近傍を先頭として流入口11に向かって2個または
2個以上の左右交互に空気が噴出する噴出口21、2
2、23が設けられる。該空気噴出口21は移送面1の
中心より誘導壁13の側に設けられ、噴出口22は噴出
口21より流入口11側に噴出口21と適宜の間隔をも
って移送面1の中心より誘導壁14の側に設けられる。
該噴出口22の流入口11側に噴出口23が移送面1の
中心より誘導壁13の側に設けられる。かくのごとく、
2個以上の噴出口が移送面1に左右交互に配置され、該
噴出口は移送面1の背面において図示しない空圧源に接
続される。該噴出口21、22、23の形状と大きさは
移送、貯溜をする物品の大きさ、形状に適合したものと
する。噴出口に物品の一部が侵入することを防ぐために
噴出口を多数の細溝または小穴で構成することは本発明
の主旨を変えるものではない。また、噴出口の上面を通
気性のある材料により被覆することも本発明の主旨を変
えるものではない。
【0005】
【作用】第1図により移送面1を流入口11を上に持ち
上げた重力シュートとした実施例について本発明の作用
を説明する。図示しない空圧源に接続された噴出口から
移送される物品の重量、形状に対応した空気が噴出され
ている。薄い板状の物品は前工程から流入口11へ運ば
れ、移送面1が傾斜しているので流出口12の方へと滑
りながら移送される。移送面1に流入した物品は最初に
噴出口23から噴出する空気により物品33に示す如く
進行方向右側が持ち上げられ、ついで噴出口22からの
空気流により物品32に示す如く進行方向左側が持ち上
げられ、流出口12の位置に達する。流出口12には図
示しない停止装置が設けられているので、次工程からの
供給命令があるまで停止装置により物品は移送面1の上
に停止される。停止した物品31は噴出口21からの空
気により物品の誘導壁13側が持ち上げられ、誘導壁1
4側が移送面に接した傾いた状態で停止する。物品31
が停止している時に、前工程から送られてきた次の物品
は、最初に噴出口23から噴出する空気により物品33
に示す如く進行方向右側が持ち上げられ、ついで噴出口
22からの空気流により物品32の形に進行方向左側が
持ち上げられ、物品31に当たって停止する。停止前に
噴出口22からの噴出される空気により誘導壁14の側
が持ち上げられ、誘導壁13の側が移送面に接した傾い
た状態で物品32は物品31に当接する。物品31は誘
導壁13側が持ち上げられた状態であり、物品32は誘
導壁14側が持ち上げられた状態で、物品31と物品3
2の傾きが逆になっているので、物品31の後端は物品
32の前端と一点において当接するので、物品31と物
品32が重なり合うことはない。さらに、前工程から物
品33が流入すると、物品33は噴出口23から噴出す
る空気により誘導壁13側が持ち上げられるので、物品
33の傾きは物品32の傾きの逆となり、互いに重なる
ことはない。次工程から物品1個を供給する命令が停止
装置に印加されると、図示しない停止装置は動作を解除
され物品31が流出する。物品31が供給されると、次
工程は再び停止装置を動作させるので、32の位置にあ
った物品は重力により移送面1を滑りながら移動して3
1の位置に停止し、噴出口21からの空気により物品の
誘導壁13側が持ち上げられ、誘導壁14側が移送面に
接した傾いた状態で停止する。33の位置にあった物品
は重力により移送面1を滑りながら移動して32の位置
に停止し、噴出口22からの空気により物品の誘導壁1
4側が持ち上げられ、誘導壁13側が移送面に接した傾
いた状態で停止する。よって後ろから押されながら停止
している部品が押せ押せとなっても、従続する部品は互
いに異なった傾きを持っているので、互いに1点で当接
し、部品相互が重なり合うことはない。以上四角な物品
を想定して説明したが、薄い円形、楕円形、長円形、角
の丸くなった四角形などの物品も重なりを起こすことは
ない。重なりが起きないので物品を移送面1の上に多数
貯溜して、下流側の次工程と上流側の前工程との整合を
することができる。前工程の作業の速度と次工程の作業
の速度の整合を行うに十分な個数の噴出口を設けること
により、必要な一時貯溜が可能となり、シュートにおけ
る物品の滑り速度は早いので、前後の工程の作業速度が
速くても十分適応することができる一時貯溜装置を得る
ことができた。
【0006】
【実施例】第3図は移送面1の上方で移送面1の幅方向
の中央に対向する位置に抑え17を配置したものであ
る。この断面図を第2図(ロ)に示す。物品が噴出口か
らの空気により持ち上げられることを防止するために移
送面1の上方に蓋を設けたり、移送面1の中央の上方に
物品の中央を抑えるように棒状の抑え17を移送面1の
流入口11から流出口12まで設けて、物品の大きさ形
状に対応する。また、物品が傾きを右下がりから左下が
りに変える時に噴射口からの空気によって比較的軽い物
品は持ち上げられ、棒状の抑え17に物品の中央部が当
接し、物品の回転中心が物品の中央となって、物品の回
転を円滑にすると共に、噴射される空気量を節約するこ
とができる。停止して貯溜されている時には噴射口から
の空気により物品は押し上げられ、物品の中央部は該棒
状の抑え17に当接し、物品の空気の当たる側の反対側
が移送面1に押しつけられるので、停止時に物品は安定
した状態で、多少の外力が加わっても姿勢を変えること
はない。
【0007】第4図は移送面1の中央を山形に盛り上げ
て物品が傾きを変えるのを容易にした実施例である。第
4図の実施例の説明のための断面図を第5図(イ)に示
す。移送面1の中央に物品の移送方向に山形または半円
形の断面を持つ凸状部材15を移送面1の全長または全
長に近く移送面1に設置したものである。部品が進行方
向右に傾いていた状態から左に傾く時に、噴射口からの
空気により物品が回転する時に回転中心が凸状部材15
の頂点になるので比較的重い物品の傾きの変更を容易と
することができる。また、物品は中央部を凸状部材15
で持ち上げられるので停止時には物品は必ず傾いている
こととなり、後続の部品と傾きを異にするので、確実に
重なりを防ぐことができる。第5図(ロ)の断面図は第
3図において説明した事項を本実施例に適用したもので
ある。物品が噴出口からの空気により持ち上げられるこ
とを防止するために移送面1の上方に蓋を設けたり、移
送面1の中央の上方に物品の中央を抑えるように棒状の
抑え17を移送面1の流入口11から流出口12まで設
けて、物品の大きさ形状に対応する。また、物品が傾き
を右下がりから左下がりに変える時に噴射口からの空気
によって比較的軽い物品は持ち上げられ、棒状の抑え1
7に物品の中央部が当接し、物品の回転中心が物品の中
央となって、物品の回転を円滑にすると共に、噴射され
る空気量を節約することができる。停止して貯溜されて
いる時には噴射口からの空気により物品は押し上げら
れ、物品の中央部は該棒状の抑え17に当接し、物品の
空気の当たる側の反対側が移送面1に押しつけられるの
で、停止時に物品は安定した状態で、多少の外力が加わ
っても姿勢を変えることはない。
【0008】第6図は移送面1を傾斜した重力シュート
ではなく、通気性のあるベルトコンベアとした実施例で
ある。第6図(イ)は上方から見た説明図、第6図
(ロ)は側方から見た説明図である。図示しない部材に
より平行に支持された基材102の両端に回転自在に従
動軸106と駆動軸108が設置される。該従動軸10
6には従動ロ−ラ105が固定され、駆動軸108には
駆動ロ−ラ107が固定され、図示しないモ−タなどの
駆動源により駆動ロ−ラ107が回転する。通気性のあ
る無端の帯状ベルト100が従動ロ−ラ105と駆動ロ
−ラ107に巻き掛けられる。該ベルト100の上面の
直下に平行した2本の基材102に平板状の噴射面10
1を橋設し、2個以上の噴射口121、122、123
を設ける。該噴射口の下側は図示しない空圧源に接続さ
れ、空気が通気性ベルト100を通して上方に噴出す
る。一方の基材102の上側にガイド壁103が、他方
の基材102の上側にガイド壁104が設置され、物品
がベルト100から逸脱せず、姿勢を保持して移送、貯
溜ができるようにしてある。噴射口121は貯溜のため
に物品が停止する位置の中心よりガイド壁103側に設
けられ、噴射口122は次の部品が貯溜される位置に対
応して中心よりガイド壁104側に設置され、噴射口1
23はその次の部品が貯溜される位置に対応して中心よ
りガイド壁103側に設置される。このように噴射口は
噴射面の両側に交互に設けられる。従動ロ−ラ105と
駆動ロ−ラ107に巻き掛けられた通気性ベルト100
は図示しない駆動源により駆動され、ベルト100の上
に従動ロ−ラ105の位置で投入された物品は駆動ロ−
ラ107の方へ運ばれる。投入された物品は通気性のあ
るベルト100の上に乗って運ばれ、噴射口123の位
置に達すると該噴射口123からの空気により進行方向
右側が持ち上げられ、更に移動して噴射口122の上に
達すると物品は進行方向左側が持ち上げられ、更に移動
して噴射口121の上に達すると物品は進行方向右側が
持ち上げられ、駆動ロ−ラ107の上方の設けた図示し
ない公知の手段によるシャッタにより、進行方向右側が
持ち上げられたまま停止する。次に送られてきた物品は
噴射口123の位置で進行方向右側が持ち上げられ、更
に進んで噴射口122の位置で進行方向左側が持ち上げ
られ、前に停止している物品に当接するが、前の物品は
右側が持ち上げられているので重なりを起こすことなく
停止している。更に次の物品は噴射口123で右側が持
ち上げられて、左側を持ち上げられて停止している前の
物品と当接する。次工程からの命令によりシャッタが解
放されて、噴射口121にある物品は次工程に送られる
が、送り終ると直ちにシャッタが閉まり、左側が持ち上
げられて噴射口122にあった物品は噴射口121の位
置に移動し、右側が持ち上げられる。右側を持ち上げら
れて噴射口123にあった物品は噴射口122に移動し
左側が持ち上げられる。よって物品の傾きが交互に変わ
った状態になるので、重なりやすい物品を一時的に貯溜
することができる。第7図は前に説明したように通気性
ベルト100の中央上方に進行方向に平行して抑え10
9を設けたものである。該抑え109は図示しない部材
により基材102に固定され、噴射口からの空気によっ
て物品が持ち上げられた時にガイド壁を越えて逸脱する
のを防ぎ、傾きを変える時には物品の中央を回転の中心
として傾きの変更を容易にするものである。
【0009】第8図は前に説明した通気性ベルトに変え
て両側に移送ベルトを持つものである。第9図に第8図
のB−B断面を示す。両側に2本の基材202を図示し
ない架台に平行に取り付け、該基材202の一端に従動
軸206、他端に駆動軸208を回転自在に軸支し、駆
動軸208は図示しないモ−タなどの駆動源により回転
される。従動軸206の基材202の内側の直近に従動
ロ−ラ203と205が固定され、駆動軸208の基材
202の内側の直近に駆動ロ−ラ204と207が固定
され、移送ベルト211が駆動ロ−ラ204と従動ロ−
ラ203に巻きかけられ、移送ベルト212が駆動ロ−
ラ207と従動ロ−ラ205に巻き掛けられる。よっ
て、図示しないモ−タによって、移送ベルト211と2
12の上面は従動軸206の設置された流入口から駆動
軸208の設置された流出口へと移動し、流入口から流
入した物品は該物品の両側を移送ベルト211と212
に乗せるので、移送ベルト211と212により流出口
の方へ移送される。第9図に示す如く、2本の基材20
2の間の移送ベルトの直下に噴出面201を掛け渡す。
該噴出面201には、流出口に設けた図示しないシャッ
タの位置と物品の大きさに応じて、流出口の上流側の移
送ベルト211の内側の位置に噴出口221を、更に噴
出口221より物品1個の大きさに対応した上流側に移
送ベルト212の内側に噴出口222を、更に物品1個
の大きさに対応した上流側に移送ベルト211側に噴出
口223を、噴出面201を貫通して設けた噴出口22
1、222、223は図示しない空圧源に接続されるの
で、噴出口221、222、223から物品の形状、大
きさに対応した空気流が噴出面201の上側に噴出して
いる。流入した物品は移送ベルト211と212に乗っ
て移送され、噴出口223の位置に達すると、噴出口2
23からの空気により移送ベルト211側が持ち上げら
れ、移送ベルト212により移送される。更に移送が続
き噴出口222に達すると物品は噴出口212からの空
気により移送ベルト212側が持ち上げられ、移送ベル
ト211に乗って移送が継続される。物品が流出口に達
すると図示しないシャッタにより停止するが、停止時に
は物品は噴出口221の上にあるので移送ベルト211
側を持ち上げられて移送ベルト212の上を滑りながら
停止している。次の物品が流入口より流入すると移送ベ
ルト211と212により移送され、噴出口223の上
に達し移送ベルト211側を持ち上げられ、更に移送ベ
ルト212により運ばれて、噴出口222の上に達する
と物品は噴出口222からの空気流により移送ベルト2
12側を持ち上げられて、噴出口221により移送ベル
ト211の側を持ち上げられて停止している先行の物品
に当接するが、縦続する物品は互いに傾斜する方向を異
にするので、重なりを起こすことはない。更に次の物品
が流入すると、該物品は噴出口223からの空気を受け
て、移送ベルト211の側を持ち上げられながら、前に
停止している物品に当接する。次工程からの命令により
シャッタが解除されて先頭の物品が排出されると、シャ
ッタは閉じて、噴出口222の上にあった物品が移送ベ
ルト212により運ばれ、噴出口221からの空気によ
り移送ベルト211の側を持ち上げられ、移送ベルト2
12の上を滑りながら停止する。更にこの物品より上流
側に貯溜されていた物品は噴出口222の上に停止し
て、移送ベルト212側を持ち上げられ移送ベルト21
1の上を滑りながら前の物品に当接して停止する。この
ように2個以上の物品を両側に設けた移送ベルト上を滑
らせながら停止させても重なりを起こさないで貯溜をす
ることができる。第10図は噴出面201の中央に物品
の進行方向と平行に噴出面201の全長または一部に突
起213を設けたもので、第11図はその断面図であ
る。突起213により物品が噴射口からの空気により回
転する時に、回転中心を物品の中央部付近にすることに
より、回転のモ−メントを小さくして回転を容易とする
ものである。第12図は噴出面201の中央上方に図示
しない部材により基材202に固定した抑え214を設
けた時の説明図である。第13図は同図B−Bの断面を
示すものである。この抑え214を設けることにより、
噴出口221、222、223などからの空気流により
物品の一側が持ち上げられた時に物品の中央を抑えて物
品が舞い上がるのを防ぎ、噴射口222の上から噴出口
221へと物品が移動する時に物品の傾きが変わる時に
物品の前部は噴出口221からの空気を受け物品の後部
は噴出口222からの空気を受けて、抑え214に押し
つけられるとともに、移送ベルト212の移送による慣
性力で物品は噴出口221の方に移動するが、移動しな
がら噴出口からの空気によって持ち上げられ、抑え21
4に物品の上部中央が抑えられて、抑え214により抑
えられる点を中心にして回転するので、物品の傾きの変
更が容易となる。
【0010】第14図は第10図で説明した実施例の移
送面中央に設けた突起に代えてプーリ241と242に
巻きかけられる突起ベルト240を設けたものである。
プーリ241と242の回転軸243と244は図示し
ない部材により噴出面201に回転自在に軸支され、プ
ーリ242の回転軸244は図示しない歯車、ベルト、
などの公知の回転伝達手段により両側の移送ベルトの駆
動軸238に結合されているので、突起ベルト240は
移送ベルト231及び232と同一の速度、または一定
の割合で増減速された速度で、同一の方向に走行する。
突起ベルト240が移送ベルト231及び232と同一
の方向に走行しているので、走行ベルト上に物品の一端
が支持され、突起ベルト240に物品の中央部が支持さ
れるので、貯溜されている状態即ち物品が停止している
時に物品は回転するような力を加えられることなく、安
定して停止すると共に、移動する時に、噴射口からの空
気により持ち上げられて、物品が移送ベルトから離れた
時にも突起ベルト240に接して移送のための力を受け
ることができる。第15図は第12図に説明した抑えを
持つ実施例において、抑えを抑えベルト215に代えた
ものである。抑えプーリ217と219は抑え軸216
と218に固定され、該抑え軸216と218は図示し
ない部材により回転自在に基材202に取りつけられ
る。抑えプーリ217と219に抑えベルト215が巻
きかけられ、抑え軸218は図示しない回転の伝達機
構、例えば歯車、ベルトとプーリなどにより駆動軸20
8と結合され、駆動軸208の回転が抑え軸218に伝
達される。駆動軸が回転して移送ベルト211と212
の上面が図の右から左へ進行する時に抑えベルト215
の下面も移送ベルトとほぼ同じ速度で右から左へと進行
する。よって、例えば、噴出口223の上に停止してい
る物品は噴出口223からの空気により噴出口223の
上方の部分が持ち上げられ、抑えベルト215に物品の
中央部の上面が接し、移送ベルト212に他端が当接し
て、抑えベルト215と移送ベルト212に対して滑り
ながら停止している。前の物品がなくなると、物品は移
送ベルト212と抑えベルト215との摩擦により、該
2本のベルトにより移動させられ、噴出口223の上か
ら離れると同時に、噴出口222の上に到達するので、
該物品は移送ベルト212と211のどちらとも接しな
い状態が瞬時起きるが、噴出口222と223からの空
気により抑えベルト215に該物品の中央部の上面が押
しつけられていて、物品は飛散することなく抑えベルト
215の進行と共に噴射口222の上方に運ばれるの
で、噴出口223からの空気の影響を受けなくなって物
品は移送ベルト211と抑えベルト215に当接し、噴
出口222の上方が持ち上げられるので、物品が噴出口
223の位置にあった時と異なった傾きを持って噴出口
222の上方に停止することとなる。 第12図に示す
ごとき移送面の中央に突起を設けること、該突起に代え
て第13図に示す突起ベルトを設けることも本発明の趣
旨を変えるものではない。
【0011】
【発明の効果】本発明により相互に重なりを起こすので
供給することが従来不可能であったものが供給できるよ
うになり、組立、包装などの作業の合理化、自動化に寄
与するところ大であると思考する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の説明図
【符号の説明】
1:移送面、11:流入口、12:流出口、13:誘導
壁、14:誘導壁、21:噴射口、22:噴射口、2
3:噴射口、31:物品、32:物品、33:物品
【図2(イ)】第1図の断面図
【符号の説明】
1:移送面、13:誘導壁、14:誘導壁、21:噴射
口、31:物品、
【図2(ロ)】第1図の断面図
【符号の説明】
1:移送面、13:誘導壁、14:誘導壁、17:抑
え、21:噴射口、31:物品、
【図3】抑えを設けた本発明の説明図
【符号の説明】
1:移送面、11:流入口、12:流出口、13:誘導
壁、14:誘導壁、17:抑え、21:噴射口、22:
噴射口、23:噴射口、31:物品、32:物品、3
3:物品
【図4】移送面に突起を設けた実施例
【符号の説明】
1:移送面、11:流入口、12:流出口、13:誘導
壁、14:誘導壁、15:凸状部材、21:噴射口、2
2:噴射口、23:噴射口、31:物品、32:物品、
33:物品
【図5(イ)】第4図の実施例の断面図
【符号の説明】
1:移送面、13:誘導壁、14:誘導壁、15:凸状
部材、21:噴射口、31:物品、
【図5(ロ)】抑えと突起部材を持つ実施例の断面図
【符号の説明】
1:移送面、13:誘導壁、14:誘導壁、15:凸状
部材、17:抑え、21:噴射口、31:物品
【図6】通気性のあるベルトコンベアによる実施例
【符号の説明】
100:帯状ベルト、101:噴射面、102:基材、
103:ガイド壁、104:ガイド壁、105:従動ロ
−ラ、106:従動軸、107:駆動ロ−ラ、108:
駆動軸、121:噴射口、122:噴射口、123:噴
射口
【図7】通気性のあるベルトコンベアに抑えをつけた実
施例
【符号の説明】
100:帯状ベルト、101:噴射面、102:基材、
103:ガイド壁、104:ガイド壁、105:従動ロ
−ラ、106:従動軸、107:駆動ロ−ラ、108:
駆動軸、109:抑え、121:噴射口、122:噴射
口、123:噴射口
【図8】2本の移送ベルトを持つ実施例
【符号の説明】
201:噴出面、202:基材、203:従動ロ−ラ、
204:駆動ロ−ラ、205:従動ロ−ラ、 206:
従動軸、207:駆動ロ−ラ、208:駆動軸、21
1:移送ベルト、212:移送ベルト、221:噴射
口、222:噴射口、223:噴射口
【図9】第8図のB−B断面図
【符号の説明】
201:噴出面、202:基材、211:移送ベルト、
212:移送ベルト、222:噴射口
【図10】噴出面に突起を持つ実施例
【符号の説明】
201:噴出面、202:基材、203:従動ロ−ラ、
204:駆動ロ−ラ、205:従動ロ−ラ、206:従
動軸、207:駆動ロ−ラ、208:駆動軸、211:
移送ベルト、212:移送ベルト、213:突起、22
1:噴射口、222:噴射口、223:噴射口、
【図11】第10図の実施例の断面図
【符号の説明】
201:噴出面、202:基材、211:移送ベルト、
212:移送ベルト、213:突起、222:噴射口
【図12】噴出面上方に抑えを持つ実施例
【符号の説明】
201:噴出面、202:基材、203:従動ロ−ラ、
204:駆動ロ−ラ、205:従動ロ−ラ、 206:
従動軸、207:駆動ロ−ラ、208:駆動軸、21
1:移送ベルト、212:移送ベルト、214:抑え、
221:噴射口、222:噴射口、223:噴射口
【図13】第12図の実施例の断面図
【符号の説明】
201:噴出面、202:基材、211:移送ベルト、
212:移送ベルト、214:抑え、222:噴射口
【図14】突起にベルトを用いた実施例
【符号の説明】
201:噴出面、202:基材、203:従動ロ−ラ、
204:駆動ロ−ラ、205:従動ロ−ラ、 206:
従動軸、207:駆動ロ−ラ、208:駆動軸、21
1:移送ベルト、212:移送ベルト、221:噴射
口、222:噴射口、223:噴射口、240:突起ベ
ルト、241:プーリ、242:プーリ、243:回転
軸、244:回転軸、
【図15】抑えにベルトを用いた実施例
【符号の説明】
201:噴射面、202:基材、203:従動ロ−ラ、
204:駆動ロ−ラ、205:従動ロ−ラ、206:従
動軸、207:駆動ロ−ラ、208:駆動軸、211:
移送ベルト、212:移送ベルト、215:抑えベル
ト、216:抑え軸、217:抑えプーリ、218:抑
え軸、219:抑えプーリ、221:噴射口、222:
噴射口、223:噴射口、240:突起ベルト

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シュート、ベルトコンベアなどの物品の移
    送手段において、貯溜されている物品毎に物品の移送方
    向に対して左右交互に設けた2個または2個以上の空気
    噴出口を移送手段の移送面に設置し、噴出口から噴出す
    る空気により物品の側端を持ち上げることにより、貯溜
    される物品が左右交互に持ち上げられる事を特徴とする
    貯溜方法。
  2. 【請求項2】物品の進行方向にほぼ水平に設置した移送
    面と、該移送面の両側に移送面に平行に設置したベルト
    コンベアと、貯溜されている物品毎に物品の移送方向に
    対して左右交互に移送面に設けた2個または2個以上の
    空気噴出口とで構成し、噴出口から噴出する空気により
    物品の側端を持ち上げることにより、貯溜される物品が
    左右交互に持ち上げられる事を特徴とする貯溜方法。
  3. 【請求項3】物品の進行方向にほぼ水平に設置した移送
    面と、該移送面の両側に移送面に平行に設置したベルト
    コンベアと、貯溜されている物品毎に物品の移送方向に
    対して左右交互に移送面に設けた2個または2個以上の
    空気噴出口とで構成し、噴出口から噴出する空気により
    物品の側端を持ち上げることにより、貯溜される物品を
    左右交互に持ち上げる2個または2個以上の空気噴出口
    を持つ事を特徴とする貯溜装置。
  4. 【請求項4】物品の進行方向にほぼ水平に設置した移送
    面と、該移送面の両側に移送面に平行に設置したベルト
    コンベアと、貯溜されている物品毎に物品の移送方向に
    対して左右交互に移送面に設けた2個または2個以上の
    空気噴出口と、移送面中央の上方に移送面と平行して物
    品の進行方向に設置した棒状の抑えとで構成し、噴出口
    から噴出する空気により物品の側端を持ち上げることに
    より、貯溜される物品を左右交互に持ち上げる2個また
    は2個以上の空気噴出口と物品の飛散を防ぎ物品の傾斜
    の変更を容易にする抑えとを持つ事を特徴とする貯溜装
    置。
  5. 【請求項5】シュート、ベルトコンベアなどの物品の移
    送手段と、該移送手段の移送面に貯溜されている物品毎
    に物品の移送方向に対して左右交互に設けた2個または
    2個以上の空気噴出口とで構成し、噴出口から噴出する
    空気により物品の側端を持ち上げることにより、貯溜さ
    れる物品を左右交互に持ち上げる2個又は2個以上の噴
    出口を持つ事を特徴とする貯溜装置。
  6. 【請求項6】シュート、ベルトコンベアなどの物品の移
    送手段と、該移送手段の移送面に貯溜されている物品毎
    に物品の移送方向に対して左右交互に設けた2個または
    2個以上の空気噴出口と、移送面中央の上方に移送面と
    平行して物品の進行方向に設置した棒状の抑えとで構成
    し、噴出口から噴出する空気により物品の側端を持ち上
    げることにより、貯溜される物品を左右交互に持ち上げ
    る2個又は2個以上の噴出口と物品の飛散を防ぎ物品の
    傾斜の変更を容易にする抑えとを持つ事を特徴とする貯
    溜装置。
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