JP2750006B2 - 酸素再成システム - Google Patents
酸素再成システムInfo
- Publication number
- JP2750006B2 JP2750006B2 JP2404283A JP40428390A JP2750006B2 JP 2750006 B2 JP2750006 B2 JP 2750006B2 JP 2404283 A JP2404283 A JP 2404283A JP 40428390 A JP40428390 A JP 40428390A JP 2750006 B2 JP2750006 B2 JP 2750006B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- container
- outlet
- reaction chamber
- plasma reaction
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は有人宇宙ステーションに
適用される酸素再成システムに関する。
適用される酸素再成システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】宇宙空間における有人宇宙ステーション
の酸素供給システムとしては、従来ではボンベ等で地球
から運び入れた酸素を使用している。生体の呼吸によっ
て酸素は二酸化炭素となり、二酸化炭素はそのまま排出
されている。そのため、運び入れた酸素がなくなると生
体は存在できなくなり、宇宙での滞在時間に制約があ
る。
の酸素供給システムとしては、従来ではボンベ等で地球
から運び入れた酸素を使用している。生体の呼吸によっ
て酸素は二酸化炭素となり、二酸化炭素はそのまま排出
されている。そのため、運び入れた酸素がなくなると生
体は存在できなくなり、宇宙での滞在時間に制約があ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来法では地球か
ら運び込む酸素量に限界があるため、宇宙における滞在
時間は制約され長期的な滞在は不可能であった。
ら運び込む酸素量に限界があるため、宇宙における滞在
時間は制約され長期的な滞在は不可能であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【０００５】すなわち、酸素再成システムとして、宇宙
生体を搭載した容器と、同容器に第１の弁を介して入口
が接続される二酸化炭素の吸着手段と、同吸着手段の出
口に第２の弁を介して入口が接続されるプラズマ反応室
と、同プラズマ反応室の出口に順次第３の弁および第４
の弁を介して入口が接続され、出口が上記容器に接続さ
れるポンプと、上記第４の弁の入口側に入口が接続され
出口が宇宙側にある第５の弁と、第６の弁を持ち上記第
２の弁、上記プラズマ反応室、および上記第３の弁をバ
イパスするバイパスラインを設ける。
生体を搭載した容器と、同容器に第１の弁を介して入口
が接続される二酸化炭素の吸着手段と、同吸着手段の出
口に第２の弁を介して入口が接続されるプラズマ反応室
と、同プラズマ反応室の出口に順次第３の弁および第４
の弁を介して入口が接続され、出口が上記容器に接続さ
れるポンプと、上記第４の弁の入口側に入口が接続され
出口が宇宙側にある第５の弁と、第６の弁を持ち上記第
２の弁、上記プラズマ反応室、および上記第３の弁をバ
イパスするバイパスラインを設ける。
【０００６】
【作用】上記手段において、まず第２，第３，第５の弁
が閉じられ、第１，第６，第４の弁が開かれてポンプが
運転される。すると容器内の生体から発生した二酸化炭
素（ＣＯ2 ）を含むガスはＣＯ2 吸着手段を通り循環
し、ＣＯ2 はＣＯ2 吸着手段に吸着される。
が閉じられ、第１，第６，第４の弁が開かれてポンプが
運転される。すると容器内の生体から発生した二酸化炭
素（ＣＯ2 ）を含むガスはＣＯ2 吸着手段を通り循環
し、ＣＯ2 はＣＯ2 吸着手段に吸着される。
【０００７】所定時間運転後ポンプが停止される。次に
第１，第６，第４の弁が閉じられ、第３の弁、第５の弁
が開かれる。するとプラズマ反応室内は宇宙空間の真空
に開放され真空になる。その後、第５の弁が閉じられ、
第２の弁が所定の開度で開かれると、ＣＯ2 吸着手段に
吸着されたＣＯ2 ガスはプラズマ反応室に吸引され、そ
こでプラズマ反応によりＯ2 とＣに分解される。その
後、第４の弁を開いてポンプを運転させるとＣ（カーボ
ン）を残してＯ2 は容器内に供給される。
第１，第６，第４の弁が閉じられ、第３の弁、第５の弁
が開かれる。するとプラズマ反応室内は宇宙空間の真空
に開放され真空になる。その後、第５の弁が閉じられ、
第２の弁が所定の開度で開かれると、ＣＯ2 吸着手段に
吸着されたＣＯ2 ガスはプラズマ反応室に吸引され、そ
こでプラズマ反応によりＯ2 とＣに分解される。その
後、第４の弁を開いてポンプを運転させるとＣ（カーボ
ン）を残してＯ2 は容器内に供給される。
【０００８】以上の工程が繰り返されることによって、
容器内のＯ2 は所定の範囲に維持される。従ってＯ2 不
足による宇宙における滞在時間制限が解消される。
容器内のＯ2 は所定の範囲に維持される。従ってＯ2 不
足による宇宙における滞在時間制限が解消される。
【０００９】
【実施例】本発明の一実施例を図１により説明する。筒
形の宇宙ステーションの容器１を設ける。ＣＯ2 吸着手
段、すなわちフイルタ５の入口は第１の弁を介して容器
１につながれる。フイルタ５にはゼオライト吸着材料が
充てんされている。またフイルタ５の出口は第２の弁を
介してプラズマ反応室２の入口につながれるとともにそ
の出口は第３の弁１２，第４の弁１６を順次介してポン
プ９の入口につながれる。ポンプ９は容器１の端部に隣
接して設けられ、その出口は容器１内にある。また第５
の弁１５は第４の弁１６の入口側にその入口が接続され
出口は宇宙側にある。さらに第２の弁１４，プラズマ反
応室２，第３の弁１２をバイパスするバイパスライン８
が設けられる。バイパスライン８には第６の弁１３が設
けられる。
形の宇宙ステーションの容器１を設ける。ＣＯ2 吸着手
段、すなわちフイルタ５の入口は第１の弁を介して容器
１につながれる。フイルタ５にはゼオライト吸着材料が
充てんされている。またフイルタ５の出口は第２の弁を
介してプラズマ反応室２の入口につながれるとともにそ
の出口は第３の弁１２，第４の弁１６を順次介してポン
プ９の入口につながれる。ポンプ９は容器１の端部に隣
接して設けられ、その出口は容器１内にある。また第５
の弁１５は第４の弁１６の入口側にその入口が接続され
出口は宇宙側にある。さらに第２の弁１４，プラズマ反
応室２，第３の弁１２をバイパスするバイパスライン８
が設けられる。バイパスライン８には第６の弁１３が設
けられる。
【００１０】プラズマ反応室２内には向いあう電極１０
が設けられ蓄電池４につながれている。また蓄電池４は
太陽電池パネル３につながれている。
が設けられ蓄電池４につながれている。また蓄電池４は
太陽電池パネル３につながれている。
【００１１】以上の構成において、まず第２，第３，第
５の弁１４，１２，１５，が閉じられ、第１，第６，第
４の弁１１，１３，１６が開かれてポンプ９が運転され
る。すると容器内の生体から発生した二酸化炭素（ＣＯ
2 ）を含むガスはフイルタ５を通り循環し、ＣＯ2 はゼ
オライト吸着材料に吸着される。
５の弁１４，１２，１５，が閉じられ、第１，第６，第
４の弁１１，１３，１６が開かれてポンプ９が運転され
る。すると容器内の生体から発生した二酸化炭素（ＣＯ
2 ）を含むガスはフイルタ５を通り循環し、ＣＯ2 はゼ
オライト吸着材料に吸着される。
【００１２】所定時間運転後ポンプ９が停止される。次
に第１，第６，第４の弁１１，１３，１６が閉じられ、
第３の弁１２，第５の弁１５が開かれる。するとプラズ
マ反応室２内は宇宙空間の真空に開放され真空になる。
その後、第５の弁１５が閉じられ、第２の弁１４が所定
の開度で開かれると、フイルタ５に吸着されたＣＯ2 ガ
スはプラズマ反応室２に吸引される。プラズマ反応室２
内の圧力は１０〜１００ｍＴo r r に第２の弁１４によ
り調節される。次に電極１０間に蓄電池４からプラズマ
発生のために一瞬５０〜６０Ｖかけた後、１０Ｖ前後に
維持される。するとプラズマが維持され、プラズマ反応
によりＣＯ2 はＯ2 とＣに分解される。その後、第４の
弁１６を開いてポンプ９を運転させるとＣ（カーボン）
を残してＯ2 は容器１内に供給される。
に第１，第６，第４の弁１１，１３，１６が閉じられ、
第３の弁１２，第５の弁１５が開かれる。するとプラズ
マ反応室２内は宇宙空間の真空に開放され真空になる。
その後、第５の弁１５が閉じられ、第２の弁１４が所定
の開度で開かれると、フイルタ５に吸着されたＣＯ2 ガ
スはプラズマ反応室２に吸引される。プラズマ反応室２
内の圧力は１０〜１００ｍＴo r r に第２の弁１４によ
り調節される。次に電極１０間に蓄電池４からプラズマ
発生のために一瞬５０〜６０Ｖかけた後、１０Ｖ前後に
維持される。するとプラズマが維持され、プラズマ反応
によりＣＯ2 はＯ2 とＣに分解される。その後、第４の
弁１６を開いてポンプ９を運転させるとＣ（カーボン）
を残してＯ2 は容器１内に供給される。
【００１３】以上の工程が繰り返されることによって、
容器１内のＯ2 は所定の範囲に維持される。従ってＯ2
不足による宇宙における滞在時間制限が解消される。な
お、プラズマは低電力で発生できるため、太陽電池パネ
ル３による電力を蓄電池４に蓄めておくことによって、
十分供給される。
容器１内のＯ2 は所定の範囲に維持される。従ってＯ2
不足による宇宙における滞在時間制限が解消される。な
お、プラズマは低電力で発生できるため、太陽電池パネ
ル３による電力を蓄電池４に蓄めておくことによって、
十分供給される。
【００１４】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば生
体の呼吸によって発生した二酸化炭素から酸素を再び発
生することができるため宇宙ステーション内の酸素を枯
渇させることがない。よって宇宙ステーションでの長期
滞在が可能となる。
体の呼吸によって発生した二酸化炭素から酸素を再び発
生することができるため宇宙ステーション内の酸素を枯
渇させることがない。よって宇宙ステーションでの長期
滞在が可能となる。
【図１】図１は、本発明の一実施例の構成系統図であ
る。
る。
１ 宇宙ステーションの容器 ２ プラズマ反応室 ３ 太陽電池パネル ４ 蓄電池 ５ フイルタ ８ バイパスライン １１〜１６ 弁
Claims (1)
- 【請求項１】 宇宙ステーションの生体を搭載した容器
と、同容器に第１の弁を介して入口が接続される二酸化
炭素の吸着手段と、同吸着手段の出口に第２の弁を介し
て入口が接続されるプラズマ反応室と、同プラズマ反応
室の出口に順次第３の弁および第４の弁を介して入口が
接続され、出口が上記容器に接続されるポンプと、上記
第４の弁の入口側に入口が接続され出口が宇宙側にある
第５の弁と、第６の弁を持ち上記第２の弁、上記プラズ
マ反応室、および上記第３の弁をバイパスするバイパス
ラインとを備えてなることを特徴とする酸素再成システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2404283A JP2750006B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 酸素再成システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2404283A JP2750006B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 酸素再成システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04221300A JPH04221300A (ja) | 1992-08-11 |
| JP2750006B2 true JP2750006B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=18513967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2404283A Expired - Lifetime JP2750006B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 酸素再成システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2750006B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4843733A (en) * | 1988-05-10 | 1989-07-04 | The Dow Chemical Company | Process for drying water-wet polycarbonate membranes |
| KR100898813B1 (ko) * | 2007-10-11 | 2009-05-22 | 문 기 조 | 이산화탄소의 플라즈마 분해 장치 및 방법 |
-
1990
- 1990-12-20 JP JP2404283A patent/JP2750006B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04221300A (ja) | 1992-08-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980127 |