JP2748477B2 - 定電圧発生回路 - Google Patents

定電圧発生回路

Info

Publication number
JP2748477B2
JP2748477B2 JP33163788A JP33163788A JP2748477B2 JP 2748477 B2 JP2748477 B2 JP 2748477B2 JP 33163788 A JP33163788 A JP 33163788A JP 33163788 A JP33163788 A JP 33163788A JP 2748477 B2 JP2748477 B2 JP 2748477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
source
effect transistor
diode
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP33163788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02176914A (ja
Inventor
隆志 中林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP33163788A priority Critical patent/JP2748477B2/ja
Publication of JPH02176914A publication Critical patent/JPH02176914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2748477B2 publication Critical patent/JP2748477B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、定電圧発生回路に関し、特にショットキー
ゲート型電界効果トランジスタ(MESFET)を用いた定電
圧回路に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、半導体回路の出力部をソース・カップルド・FE
T・ロジック(SCFL)やソースフォロア等で構成する場
合、これらの電流源となる電界効果トランジスタ(FE
T)のゲートには例えば第6図(a),(b)に示され
る回路により所定の電圧が印加され、負電源Vssに接続
されたソースとの間に所定のゲート・ソース間電圧を得
るようになっている。
同図(a)は、負電源Vssと接地との間に直列接続さ
れた抵抗R1,R2により電源電圧を抵抗分割し、これら抵
抗R1,R2の接続点の端子OUTから所望の電圧を得て図示し
ない電流源FETのゲートに印加するものである。
また、同図(b)は、負電源Vssと接地との間に抵抗R
3と複数個のダイオードD1〜D3とが直列に接続されて構
成されたものである。そして、これらダイオードD1〜D3
の各端子間に発生する順方向電圧の和を用い、所望の値
の定電圧をダイオードD1と抵抗R3との接続点にある端子
OUTから得、電流源FETのゲートに印加するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記構成の第6図(a)に示される抵
抗分割による従来の電圧供給回路は、負電源Vssの電圧
変動によって出力端子OUTに現れる電圧は変化し、負電
源Vssに対して常に一定に安定した電圧が得られないと
いう課題を有している。また、第6図(b)に示される
複数個のダイオードDを用いた電圧供給回路は、各ダイ
オードDの順方向電圧が周囲温度の変化によって変動
し、同図(a)に示される回路と同様に負電源Vssに対
して常に一定に安定した電圧が得られないという課題を
有している。
本発明はこのような課題を解消するためになされたも
ので、周囲の温度変化に対して影響を受けず、かつ、電
源電圧変動に追従して常に電源電圧に対して一定の安定
した電圧を発生する定電圧回路を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、一端が基準電位に接続された抵抗と、アノ
ードがこの第1の抵抗の他端に、カソードが電源に接続
されたダイオードと、ドレインが基準電位に、ゲートが
ダイオードのアノードに接続された第1のFETと、ダイ
オードと並列に接続され、ダイオードのアノードとカソ
ード間の電圧を分割して分圧電圧を発生する直列接続さ
れた分圧抵抗と、ドレインがこの第1のFETのソースに
接続され、ソースが電源に接続され、ゲートが分圧電圧
を受ける第2のFETとを備え、分圧抵抗は第2のFETのド
レイン・ソース電流が周囲温度変化から受ける影響の少
ない電圧を第2FETのゲートに印加し、かつ、この電流が
第1のFETに流れる際第1のFETのドレイン・ソース電流
が周囲温度変化の影響を大きく受ける電圧が第1のFET
のゲート・ソース間に生じるように第1のFETと第2のF
ETとのゲート幅比を調整したものである。
〔作用〕
ダイオードの順方向電圧の周囲温度変化による変動
は、第2のFETのドレイン・ソース電流が周囲温度変化
にかかわらずほとんど変動しないため、このほぼ一定の
値のドレイン・ソース電流に応じて周囲温度変化の影響
を大きく受ける第1のFETのゲート・ソース間電圧が変
動することにより補償される。また、電源電圧変動はダ
イオードの端子間電圧およびソースフォロアの動作にほ
とんど影響を与えない。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して以下に詳述する。
第1図は本発明の第1の実施例を表す回路図である。
同図において、抵抗R4の一端は接地されて基準電位に
なり、この抵抗R4の他端はダイオードDのアノードに接
続され、このカソードは負電源Vssに接続されてダイオ
ードDの端子間には順方向電圧が印加される。この順方
向電圧により生じたダイオードDの端子間の電圧、つま
り、ダイオードDのアノードは電位の第1のショットキ
ーゲート型電界効果トランジスタFET1のゲートに印加さ
れる。FET1のドレインは接地されおり、このFET1のゲー
ト電位はソースに接続された出力端子OUTに伝えられ
る。
また、FET1のソースは第2のショットキーゲート型電
界効果トランジスタFET2のドレインにも接続され、この
FET2のソースは負電源Vssにも接続されている。FET2の
ゲートにはダイオードDの端子間電圧が抵抗R5,R6によ
って抵抗分割された電圧が印加されており、FET2のゲー
ト・ソース間に印加される電圧Vgsは0.3〜0.5[V]程
度になるように各抵抗R5,R6の抵抗値は設定され、か
つ、FET2はそのスレシホルド電圧Vthが−0.3[V]付近
となるように設定されているため、後述するように、FE
T2のドレイン・ソース電流Idsは周囲温度変化から受け
る影響が少ないものとなっている。なお、FET1およびFE
T2はソースフォロア回路を構成している。
第2図は第1図に示されたダイオードDの電圧・電流
特性を表すグラフであり、横軸は順方向電圧V,縦軸は順
方向電流Iを表している。
同図において、実線で示される曲線1は周囲温度が室
温状態の時における特性、破線で示される曲線2は周囲
温度が室温からある程度上昇した時における特性を表
す。同図から理解されるように、室温状態で電流Iaをダ
イオードDに順方向に通電するとこの端子間に現れる電
圧はVaになるが、ダイオードDの置かれる周囲温度が上
昇すると、同じ電流Iaを順方向に通電しても、端子間に
現れる電圧はVbに低下する。
従って、第1図に示される回路におけるダイオードD
は、負電源Vssによってほぼ一定の順方向電流が流れる
ため、このアノード電位は周囲温度が上昇すると伴に低
くなり、周囲温度変化に対して負特性を有する。
第3図は一般的なMESFETのゲート・ソース間電圧Vgs
(横軸)とドレイン・ソース電流Ids(縦軸)との関係
を表すグラフである。
同図において、実線で示される曲線3は周囲温度が室
温状態の時の特性、破線で示される曲線4は周囲温度が
室温状態からある程度上昇した時の特性を表す。同図か
ら理解されるように、MESFETのドレイン・ソース電流Id
sは、ゲート・ソース間電圧Vgsがスレシホルド電圧Vth
以上のときに流れ、電圧Vgsの増加に伴に増す。また、
周囲温度の変化に対する電流Idsの変動は、電圧Vgsが
(電圧Vth+0.2〜0.4)[V]付近で最も大きく、温度
上昇に伴い電流Idsは増加し、また、電圧Vgsが(電圧Vt
h+0.8〜1.0)[V]付近ではほとんど変化しない。例
えば、電圧Vthが図示のように約−0.3[V]のMESFETの
場合、電圧Vgsが0[V]付近において電流Idsの変動が
最も大きく、また、電圧Vgsが0.5[V]付近において電
流Idsの変動が最も大きく、また、電圧Vgsが0.5[V]
付近ではほとんど影響しない特性となる。
このため、ゲート・ソース間電圧Vdsが0.3〜0.5
[V]程度に設定されたFET2は、そのドレイン・ソース
電流Idsが周囲温度変化の影響をほとんど受けない状態
になっている。
また、FET1の構造は、そのゲート幅がFET2のゲート幅
よりも2〜10倍になるように、例えば、FET2のゲート幅
が10μmの時にはFET1のゲート幅は40μmになるように
形成されている。さらに、FET1にはFET2と同じ値のドレ
イン・ソース電流Idsが流れ、かつ、FET2の電圧Vgsは0.
3〜0.5[V]程度に設定されているため、FET1の電圧Vg
sは第3図に示されるように温度変化の影響の大きい0
[V]付近になる。
このような構成において、抵抗R4およびダイオードD
の直列回路には負電源Vssが印加され、ダイオードDの
端子間には順方向電圧Vが印加されて順方向電流Iが負
電源Vssに流れ込む。このダイオードDのPN接合間には
安定した電圧が発生し、ダイオードDのアノード電位は
FET1のゲートを介してこのソースに伝えられるため、負
電源Vssに対して一定に安定化された電圧が出力端子OUT
に出力される。
周囲温度が上昇すると、上述したようにダイオードD
のアノード電位は低下する(アノード・カソード間電圧
が低下する)が、FET1およびFET2から構成されるソース
フォロアの以下のような作用により、このアノード電位
の低下は補償され、負電源Vssに対して常に一定に安定
した電圧が出力される。
すなわち、周囲温度の上昇にかかわらず、FET2にはほ
ぼ一定のドレイン・ソース電流Idsが流れる。つまり、F
ET1のドレイン・ソース電流Idsもほとんど変動せずに通
電される。このため、FET1のゲート・ソース間電圧Vgs
は周囲温度変化の影響を受けて低下し、FET1のゲート電
位は温度上昇と共に上昇し、温度変化に対して正特性を
有する。従って、周囲温度に対して負特性を有するダイ
オードDのアノード電位の低下は、正特性を有するFET1
のゲート電位の上昇によって補われ、出力端子OUTから
出力される電圧は周囲温度変化にかかわらず常に一定に
保たれる。
また、周囲温度の上昇に伴なうダイオードDの端子間
電圧の低下は、抵抗R5およびR6による抵抗分割電圧の低
下となってFET2のゲートにも伝えられる。しかし、この
FET2のゲート電位の低下は僅かであり、また、FET1のゲ
ート電位の正特性を以下のように助長する作用であるた
め、上記のソースフォロアの作用と併わさってダイオー
ドDのアノード電位の負特性を補償するものとなる。
つまり、FET2のゲート電位の僅かな低下により、FET2
のドレイン・ソース電流Idsも僅かに低下する。このFET
2の電流Idsの低下はそのままFET1の電流Idsの低下とな
り、FET1のゲート・ソース間電圧Vgsはこの電流Idsの僅
かな低下に伴ない低下する。従って、FET1のゲート電位
は僅かに上昇し、この正特性を助長している。
また、負電源Vssから供給される電圧が変動しても、
ダイオードDの端子間に発生する電圧には影響を与えな
いため、また、ソースフォロアの動作は電源電圧変動に
はほとんどを影響を受けないため、出力端子OUTに出力
される電圧は負電源Vssの変動に追従し、この負電源Vss
に対して常に一定の電圧に保たれる。
従って、上記実施例による定電圧回路から出力される
電圧は、周囲温度変化の影響を受けないものとなり、か
つ、電源電圧変動に追従して電源電圧に対して常に一定
のものとなる。
なお、上記実施例においてはFET2のゲート・ソース間
電圧Vgsを0.3〜0.5[V]程度に設定したが、これはMES
FETのスレシホルド電圧が−0.3[V]であり、周囲温度
変化の影響の少ないのがこの0.3〜0.5[V]付近だから
である。従って、使用するFETのスレシホルド電圧に応
じてFET2のゲート・ソース間電圧Vgsを適宜変える必要
がある。また、FET1のFET2に対するゲート幅も使用する
FETの特性によって同様に適宜変える必要がある。
第4図は本発明の第2の実施例を表す回路図であり、
第1図と同一部分については同符号を用いてその説明は
省略する。
同図は、第1の実施例におけるダイオードDの替わり
に、3個のダイオードD5〜D7を抵抗R4と負電源Vssとの
間に接続し、抵抗R4とダイオードD5との接続点にFET1の
ゲートを接続したものである。また、FET2のゲートには
ダイオードD7の端子間電圧を抵抗R5および抵抗R6により
抵抗分割した電圧が印加され、第1の実施例と同様にFE
T2のゲート・ソース間電圧Vgsが周囲温度変化の影響を
受けるのが少ない電圧に設定されている。また、この
時、FET1のゲート幅とFET2のゲート幅との比率はFET1の
ドレイン・ソース電流が周囲温度変化の影響を大きく受
けるようなゲート・ソース間電圧がFET1に得られるよう
に設定されている。
この第2の実施例の特徴は、出力端子OUTに出力され
る電圧がダイオードの接続個数によって調整することが
出来ることである。つまり、3個のダイオードD5〜D7を
接続した場合に出力端子OUTに得られる電圧は、負電源V
ssに対してダイオード3個分の順方向電圧だけ高い電圧
になり、1個のダイオードを使用する第1の実施例に比
較して3倍高い電圧が得られる。このダイオードの接続
個数は任意に選択できる。また、この実施例においても
出力端子OUTから得られる電圧は、FET1およびFETB2から
構成されるソースフォロアの作用により、周囲温度変化
に対して影響を受けない常に一定のものとなる。また、
電源電圧変動に対しても追従するものとなり、電源電圧
に対して常に一定のものとなる。
第5図は本発明の第3の実施例を表す回路図であり、
第4図と同一部分については同符号を用いてその説明は
省略する。
同図は、第2の実施例におけるFET1およびFET2から構
成されるソースフォロアを3段接続したものであり、そ
の他の回路接続は第4図に示される第2の実施例と同様
である。つまり、2段目のソースフォロア2および3段
目のソースフォロア3は1段目のソースフォロア1と同
様に構成され、接地〜負電源Vss間にFET1およびFET2が
直列に接続されて構成される。1段目のソースフォロア
1の出力であるFET1のソースは2段目のソースフォロア
2の入力であるFET1のゲートに接続され、2段目のソー
スフォロア2の出力であるFET1のソースは3段目のソー
スフォロア3の入力であるFET1のゲートに接続され、3
段目のソースフォロア3の出力であるFET1のソースが定
電圧回路の出力端子OUTに接続されている。また、各段
のFET2はそのゲートが相互に接続され、これらゲートに
は抵抗R5およびR6によって抵抗分割された電圧が等しく
印加され、各FET2のドレイン・ソース電流Idsは周囲温
度変化の影響が少なくなるように設定されている。
このような構成において、3個の各ダイオードD5〜D7
には負電源Vssによって順方向電圧が印加され、各PN接
合間に発生する安定した電圧の和電圧はダイオードD5の
アノードに現れる。この和電圧は各段ソースフォロア1
〜3の構成するFET1のゲート・ソース間を伝わり、出力
端子OUTには負電源Vssに対してこの和電圧だけ高い電圧
が安定化されて出力される。
また、周囲温度が上昇すると、各ダイオードD5〜D7の
有するそれぞれの温度特性によって各ダイオードD5〜D7
の順方向電圧は低下し、ダイオードD5のアノードに現れ
る電位は大きく低下する。この電位の低下は第1図に示
された第1の実施例における1個のダイオードDを使用
した場合の3倍に相当する。しかし、この周囲温度の変
化に基づく電位の低下は3段のソースフォロア1〜3に
よって次のように補償される。
つまり、1段目のソースフォロア1のFET2には周囲温
度の変化にかかわらず一定のドレイン・ソース電流Ids
が流れ、この電流IdsはFET1にも同時に変化なく通電さ
れる。このため、FET1のゲート・ソース間電圧Vgsは周
囲温度変化の影響を受けて低下する。従って、ダイオー
ドD5のアノード電位は1段目のソースフォロア1のFET1
により、ダイオード1個分の電位低下分だけ補償され
る。
ダイオード1個分だけ補償された電位はさらに、ソー
スフォロア2に入力され、このソースフォロア2を構成
するFET1およびFET2の同様な作用により、この2段目の
FET1のゲート・ソース間電圧Vgsは低下し、ダイオードD
5のアノード電位はさらにダイオード1個分の電圧低下
が補償されて3段目のソースフォロア3に出力される。
ダイオード2個分の電圧低下が補償された電位はさらに
3段目のソースフォロア3に入力され、1段目および2
段目のソースフォロア1および2と同様にしてさらにも
う1個分のダイオードの電圧低下が補償される。
この結果、ダイオードD5のアノードに現れた各ダイオ
ードD5〜D7の周囲温度変化による電位の低下は、3段の
ソースフォロア1〜3によって補償され、出力端子OUT
に現れる電圧は周囲温度変化の影響を受けない常に一定
のものとなる。
また、周囲温度の上昇に伴なうダイオードD7の端子間
電圧の低下は、抵抗R5およびR6による抵抗分割電圧の低
下となって各段のFET2のゲートにも伝えられる。しか
し、これら各段のFET2のゲート電位の低下は僅かであ
り、また、各段のFET1のゲート電位の正特性を前述した
ように助長する作用であるため、上記のソースフォロア
1〜3の作用と併わさってダイオードD5のアノード電位
の負特性を補償するものとなり、出力端子OUTに得られ
る電圧はより周囲温度変化に対して安定化したものとな
る。
また、この第3の実施例による定電圧回路から出力さ
れる電圧も負電源Vssの変動に追従し、出力端子OUTに得
られる電圧は常に負電源Vssに対して一定のものとな
る。これは、各ダイオードD5〜D7の端子間に生じる順方
向電圧は負電源Vssの電圧変動の影響を受けないからで
ある。
なお、上記実施例において、3個のダイオードD5〜D7
の温度変化を3段のソースフォロア1〜3を用いて補償
するようにしたが、ソースフォロア1〜3を構成する各
FET1,2のゲート構造を変えることにより、ソースフォロ
アの構成段数を変えることが出来、このソースフォロア
の構成段数は任意に選択することが出来る。また、各リ
ースフォロア1〜3のFETのゲート幅の各比率は異なっ
ても良く、上記実施例と同様な効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、基準電位と電源との間
に抵抗とダイオードとを直列に接続し、温度変化の影響
の大きい第1のFETの温度変化の影響の小さい第2のFET
とを直列に接続してソースフォロアを構成し、ダイオー
ドのアノード電位を第1のFETのゲートを介してこのソ
ースに出力するように構成したことにより、ダイオード
の順方向電圧の周囲温度変化による変動は、第2の電界
効果トランジスタのドレイン・ソース電流が周囲温度変
化によりほとんど変動せず、このほぼ一定の値のドレイ
ン・ソース電流に応じて第1の電界効果トランジスタの
ゲート・ソース間電圧が変動することにより補償され
る。また、電源電圧の変動はダイオードDの端子間電圧
およびソースフォロアの動作にほとんど影響を与えな
い。
このため、周囲の温度変化に対して影響を受けず、か
つ、電源電圧変動に追従して常に電源電圧に対して一定
の安定した電圧を発生する定電圧回路を提供することが
出来るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例を表す回路図、第2図
は、この実施例に用いられるダイオードDの電圧V−電
流I特性を表すグラフ、第3図は、この実施例に用いら
れるMESFETのゲート・ソース間電圧Vgsとドレイン・ソ
ース電流Idsとの関係を表すグラフ、第4図は、本発明
の第2の実施例を表す回路図、第5図は、本発明の第3
の実施例を表す回路図、第6図(a),(b)は、従来
の構成を表す回路図である。 D……ダイオード、R4……抵抗、FET1,FET2……第1,第
2のショットキーゲート型電界効果トランジスタ、Vss
……負電源、OUT……出力端子。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が基準電位に接続された抵抗と、 アノードがこの第1の抵抗の他端に接続されカソードが
    前記基準電位よりも低い電圧を出力する電源に接続され
    たダイオードと、 ドレインが前記基準電位に接続されゲートが前記ダイオ
    ードのアノードに接続された第1の電界効果トランジス
    タと、 前記ダイオードと並列に接続され、前記ダイオードのア
    ノードとカソード間の電圧を分割して分圧電圧を発生す
    る直列接続された分圧抵抗と、 ドレインがこの第1の電界効果トランジスタのソースに
    接続され、ソースが前記電源に接続され、ゲートが前記
    分圧電圧を受ける第2の電界効果トランジスタと、を備
    え、 前記分圧抵抗はこの第2の電界効果トランジスタのゲー
    ト・ソース間にこの第2の電界効果トランジスタのドレ
    イン・ソース電流が周囲温度の変化から受ける影響の少
    ない電圧を与え、 前記第1の電界効果トランジスタのゲート幅とこの第2
    の電界効果トランジスタのゲート幅との比率はこの第2
    の電界効果トランジスタのドレイン・ソース電流が周囲
    温度変化から受ける影響が少ない時に前記第1の電界効
    果トランジスタのドレイン・ソース電流が周囲温度変化
    の影響を大きく受けるゲート・ソース間電圧が前記第1
    の電界効果トランジスタに得られるように設定され、 前記ダイオードの端子間に発生する順方向電圧により電
    源電圧に対して常に一定に安定化された電圧を前記第1
    の電界効果トランジスタのソースに出力することを特徴
    とする定電圧発生回路。
  2. 【請求項2】前記ダイオードは複数個の直列接続から構
    成され、前記第1の電界効果トランジスタのソースから
    出力される電圧を前記ダイオードの個数によって調整す
    ることを特徴とする請求項1に記載の定電圧発生回路。
  3. 【請求項3】前記第1の電界効果トランジスタおよび前
    記第2の電界効果トランジスタから構成されるソースフ
    ォロアを複数段備え、1つまたは複数個の前記ダイオー
    ドの順方向電圧の周囲温度変化を補償することを特徴と
    する請求項1に記載の定電圧発生回路。
JP33163788A 1988-12-28 1988-12-28 定電圧発生回路 Expired - Fee Related JP2748477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33163788A JP2748477B2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 定電圧発生回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33163788A JP2748477B2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 定電圧発生回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02176914A JPH02176914A (ja) 1990-07-10
JP2748477B2 true JP2748477B2 (ja) 1998-05-06

Family

ID=18245884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33163788A Expired - Fee Related JP2748477B2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 定電圧発生回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2748477B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02176914A (ja) 1990-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5315230A (en) Temperature compensated voltage reference for low and wide voltage ranges
US4636742A (en) Constant-current source circuit and differential amplifier using the same
US6084391A (en) Bandgap reference voltage generating circuit
US4158804A (en) MOSFET Reference voltage circuit
KR0126911B1 (ko) 기준전압 발생회로 및 발생방법
US4446383A (en) Reference voltage generating circuit
US5212440A (en) Quick response CMOS voltage reference circuit
US6229382B1 (en) MOS semiconductor integrated circuit having a current mirror
JP2748477B2 (ja) 定電圧発生回路
US5225716A (en) Semiconductor integrated circuit having means for suppressing a variation in a threshold level due to temperature variation
JPH0618293B2 (ja) 演算増幅器
US4404477A (en) Detection circuit and structure therefor
JP2748478B2 (ja) 定電圧発生回路
JP2748475B2 (ja) 定電圧発生回路
CN100429865C (zh) 恒定电流产生电路
US4769559A (en) Switchable current source
JP2748476B2 (ja) 定電圧発生回路
JPH02177724A (ja) 出力バッファ回路
US11507123B2 (en) Constant voltage circuit
US4408130A (en) Temperature stabilized voltage reference
US11320851B1 (en) All-MOSFET voltage reference circuit with stable bias current and reduced error
TWI827090B (zh) 驅動電路與其電路系統
JP3438878B2 (ja) 定電流回路
JP2772069B2 (ja) 定電流回路
JPH0210917A (ja) Mosトランジスタのしきい値電圧発生回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees