JP2747262B2 - メニューデータを再生する情報再生方法及びその情報再生装置 - Google Patents

メニューデータを再生する情報再生方法及びその情報再生装置

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JP2747262B2
JP2747262B2 JP7306068A JP30606895A JP2747262B2 JP 2747262 B2 JP2747262 B2 JP 2747262B2 JP 7306068 A JP7306068 A JP 7306068A JP 30606895 A JP30606895 A JP 30606895A JP 2747262 B2 JP2747262 B2 JP 2747262B2
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英紀 三村
伸一 菊地
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メニューデータ
を再生する情報再生方法及びその情報再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に知られている光ディスクとしてコ
ンパクトディスク、いわゆる、CDが既に開発されてい
るが、このような光ディスクは、その記憶容量の点から
長時間に亘るムービーデータを記録し、再生することは
困難であるとされている。このような観点から、ムービ
ーデータをも高密度記録可能な光ディスクが研究され、
開発されつつある。
【0003】このに大きな記憶容量を有する光ディスク
では、単一タイトルのムービーだけでなく、複数タイト
ルのムービーまでもを記録することができ、様々な態様
でそのムビーを再生することが可能と予想される。様々
な態様の再生の1例としては、言語、例えば、英語が吹
き替されずにムービーが再生されるのみならず、言語、
例えば、英語が他の言語、例えば、日本語に吹き替えら
れるとともに副映像としてオリジナルの言語、例えば、
英語が文章として表示されてムービーが再現されること
が可能となると予想される。また、他の例としては、ム
ービーのストーリに関しても単一のストーリだけでな
く、複数のストーリの中からユーザが選択できることが
予想される。即ち、あるタイトルのムービーを再現する
に際して、ユーザーに応じて残虐なシーンを排除したム
ービーのストーリを選択することが可能となることが予
想される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このにように様々な態
様でムービーデータを再現するには、予め光ディスク上
にムービーデータ等に関する再生データを選択可能に管
理することが要求され、この要求を充足する為には再生
データの選択に関する選択情報が記録媒体としての光デ
ィスクに記録されることが要求される。
【0005】この選択情報としてメニューデータがある
が、このメニューデータを如何にして再生するかが重要
となる。
【0006】
【0007】この発明の目的は、選択可能な再生データ
とともにこの選択可能な再生データを効率的に選択でき
る選択情報が記録されている記録媒体からこの選択情報
を再生する情報再生方法及びその情報再生装置を提供す
るにある。
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、当該
ディスクの内周側に設けられたリードイン領域及びその
外周側に設けられたリードアウト領域と、当該リードイ
ン領域及びリードアウト領域の間に設けられた第1言語
メニューデータ領域を含む記録領域であって、この第1
言語メニューデータ領域には、セクタの集合で構成さ
れ、少なくとも1つのデータセルから構成される第1言
語メニュー表示用のデータが格納され、このデータセル
が複数のビデオ並びに副映像データパックから構成され
ている記録領域と、前記第1言語メニューデータ領域を
指定する第1スタートアドレス及びこの第1言語メニュ
ーデータ領域の言語を特定する第1言語コードが格納さ
れ、前記当該リードイン領域及び前記第1言語メニュー
データ領域の間に設けられているメニュー選択領域と、
を具備する光学式ディスクからメニューを再生する情報
再生装置において、当該装置に固有の言語コードを記憶
保持する記憶手段と、前記メニュー選択領域を検索して
前記第1言語コードを検索し、前記固有の言語コードと
前記第1の言語コードを比較し、一致した際に前記第1
のスタートアドレスを取得してこの第1言語メニューデ
ータ領域からデータセルを読み出す検索手段と、この読
み出されたデータセル内のビデオデータパック及び副映
像データパックをデコードしてビデオ信号及び副映像信
号に変換する変換手段と、及びこのビデオ信号及び副映
像信号を前記ビデオ信号に基づいた映像を背景として前
記副映像信号に基づいた映像が選択項目として合成され
るように出力する出力手段と、を具備することを特徴と
する情報再生装置を具備することを特徴とする情報再生
装置が提供される。
【0010】この発明によれば、当該ディスクの内周側
に設けられたリードイン領域及びその外周側に設けられ
たリードアウト領域と、当該リードイン領域及びリード
アウト領域の間に設けられた第1言語メニューデータ領
域を含む記録領域であって、この第1言語メニューデー
タ領域には、セクタの集合で構成され、少なくとも1つ
のデータセルから構成される第1言語メニュー表示用の
データが格納され、このデータセルが複数のビデオ並び
に副映像データパックから構成されている記録領域と、
前記第1言語メニューデータ領域を指定する第1スター
トアドレス及びこの第1言語メニューデータ領域の言語
を特定する第1言語コードが格納され、前記当該リード
イン領域及び前記第1言語メニューデータ領域の間に設
けられているメニュー選択領域と、を具備する光学式デ
ィスクからメニューを再生する情報再生方法において、
当該方法に固有の言語コードを記憶保持する記憶工程
と、前記メニュー選択領域を検索して前記第1言語コー
ドを検索し、前記固有の言語コードと前記第1の言語コ
ードを比較し、一致した際に前記第1のスタートアドレ
スを取得してこの第1言語メニューデータ領域からデー
タセルを読み出す検索工程と、この読み出されたデータ
セル内のビデオデータパック及び副映像データパックを
デコードしてビデオ信号及び副映像信号に変換する変換
工程と、及びこのビデオ信号及び副映像信号を前記ビデ
オ信号に基づいた映像を背景として前記副映像信号に基
づいた映像が選択項目として合成されるように出力する
出力工程と、を具備することを特徴とする情報再生方法
が提供される。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例に係る光ディスク再生装置を説明する。
【0015】図1は、この発明の一実施例に係る光ディ
スクからデータを再生する光ディス再生装置のブロック
を示し、図2は、図1に示された光ディスクをドライブ
するディスクドライブ部のブロックを示し、図3は、図
1及び図2に示した光デスクの構造を示している。
【0016】図1に示すように光ディスク再生装置は、
キー操作/表示部4、モニター部6及びスピーカー部8
を具備している。ここで、ユーザがキー操作/表示部4
を操作することによって光ディスク10から記録データ
が再生される。記録データは、映像データ、副映像デー
タ及び音声データを含み、これらは、ビデオ信号及びオ
ーディオ信号に変換される。モニター部6は、オーディ
オ信号によって映像を表示し、スピーカー部8は、オー
ディオ信号によって音声を発生している。
【0017】既に知られるように光ディスク10は、種
々の構造がある。この光ディスク10には、例えば、図
3に示すように、高密度でデータが記録される読み出し
専用ディスクがある。図3に示されるように光ディスク
10は、一対の複合層18とこの複合ディスク層18間
に介挿された接着層20とから構成されている。この各
複合ディスク層18は、透明基板14及び記録層、即
ち、光反射層16から構成されている。このディスク層
18は、光反射層16が接着層20の面上に接触するよ
うに配置される。この光ディスク10には、中心孔22
が設けられ、その両面の中心孔22の周囲には、この光
ディスク10をその回転時に押さえる為のクランピング
領域24が設けられている。中心孔22には、光ディス
ク装置にディスク10が装填された際に図2に示された
スピンドルモータ12のスピンドルが挿入され、ディス
クが回転される間、光ディスク10は、そのクランピン
グ領域24でクランプされる。
【0018】図3に示すように、光ディスク10は、そ
の両面のクランピング領域24の周囲に光ディスク10
に情報を記録することができる情報記録領域25を有し
ている。各情報記録領域25は、その外周領域が通常は
情報が記録されないリードアウト領域26に、また、ク
ランピング領域24に接するその内周領域が同様に、通
常は情報が記録されないリードイン領域27に定めら
れ、更に、このリードアウト領域26とリードイン領域
27の間がデータ記録領域28に定められている。
【0019】情報記録領域25の記録層16には、通
常、データが記録される領域としてトラックがスパイラ
ル状に連続して形成され、その連続するトラックは、複
数のセクタに分割され、このセクタを基準にデータが記
録されている。情報記録領域25のデータ記録領域28
は、実際のデータ記録領域であって、後に説明するよう
に管理データ、主画像データ、副画像データ及び音声デ
ータが同様にピット(即ち、物理的状態の変化)として
記録されている。読み出し専用の光ディスク10では、
透明基板14にピット列が予めスタンパーで形成され、
このピット列が形成された透明基板14の面に反射層が
蒸着により形成され、その反射層が記録層16として形
成されることとなる。また、この読み出し専用の光ディ
スク10では、通常、トラックとしてのグルーブが特に
設けられず、透明基板14の面に形成されるピット列が
トラックとして定められている。
【0020】このような光ディスク10は、図1に示さ
れるように更にディスクドライブ部30、システムCP
U部50、システムROM/RAM部52、システムプ
ロッセッサ部54、データRAM部60、ビデオデコー
タ58、オーディオデコーダ部60、副映像デコーダ部
62及びD/A及びデータ再生部64から構成されてい
る。
【0021】図2に示すようにディスクドライブ部30
は、モータドライブ回路11、スピンドルモータ12、
光学ヘッド32(即ち、光ピックアップ)、フィードモ
ータ33、フォ―カス回路36、フィードモータ駆動回
路37、トラッキング回路38、ヘッドアンプ40及び
サーボ処理回路44を具備している。光ディスク10
は、モータ駆動回路11によって駆動されるスピンドル
モータ12上に載置され、このスピンドルモータ12に
よって回転される。光ディスク10にレーザビームを照
射する光学ヘッド32が光ディスク10下に置かれてい
る。また、この光ヘッド32は、ガイド機構(図示せ
ず)上に載置されている。フィードモータ駆動回路37
がフィードモータ33を駆動信号を供給する為に設けら
れている。モータ33は、駆動信号によって駆動されて
光学ヘッド32をディスク10の半径方向に移動してい
る。光学ヘッド32は、光ディスク10に対向される対
物レンズ34を備えている。対物レンズ34は、フォ―
カス回路36から供給される駆動信号に従ってその光軸
に沿って移動される。
【0022】上述した光ディスクからデータを再生する
には、光学ヘッド32が対物レンズ34を介してレーザ
ビームを光ディスク10に照射される。この対物レンズ
34は、トラッキング回路38から供給された駆動信号
に従ってディスク10の半径方向に微動される。また、
対物レンズ34は、その焦点がディスク10の記録層1
6に位置されるようにフォーカシング回路36から供給
された駆動信号に従ってその光軸方向に沿って微動され
る。その結果、レーザビームは、最小ビームスポットを
スパイラルトラック(即ち、ピット列)上に形成され、
トラックが光ビームスポットで追跡される。レーザビー
ムは、記録層16から反射され、光学ヘッド32に戻さ
れる。光ヘッド32では、光ディスク10から反射され
た光ビームを電気信号に変換し、この電気信号は、光ヘ
ッド32からヘッドアンプ40を介してサーボ処理回路
44に供給される。サーボ処理回路44では、電気信号
からフォ―カス信号、トラッキング信号及びモータ制御
信号を生成し、これらの信号を夫々フォ―カス回路3
6、トラッキング回路38、モータ駆動回路11に供給
している。
【0023】従って、対物レンズ34がその光軸及び光
ディスク10の半径方向に沿って移動され、その焦点が
光ディスク10の記録層16に位置され、また、レーザ
ビームが最小ビームスポットをスパイラルトラック上に
形成する。また、モータ駆動回路11によってスピンド
ルモータ12が所定の回転数で回転される。その結果、
光ビームによってのピット列が光ビームで、例えば、線
速一定で追跡される。
【0024】図1に示されるシステムCPU部50から
アクセス信号としての制御信号がサーボ処理回路44に
供給される。この制御信号に応答してサーボ処理回路4
4からヘッド移動信号がフィードモータ駆動回路37に
供給されてこの回路37が駆動信号をフィードモータ3
3に供給することとなる。従って、フィードモータ33
が駆動され、光ヘッド32が光ディスク10の半径方向
に沿って移動される。そして、光学ヘッド32によって
光ディスク10の記録層16に形成された所定のセクタ
がアクセスされる。再生データは、その所定のセクタか
ら再生されて光学ヘッド32からヘッドアンプ40に供
給され、このヘッドアンプ40で増幅され、ディスクド
ライブ部30から出力される。
【0025】出力された再生データは、システム用RO
M及びRAM部52に記録されたプログラムで制御され
るシステムCPU部50及びシステムプロセッサ部54
を介してデータRAM部56に格納される。この格納さ
れた再生データは、システムプロセッサ部54によって
処理されてビデオデータ、オーディオデータ及び副映像
データに分類され、ビデオデータ、オーディオデータ及
び副映像データは、夫々ビデオデコーダ部58、オーデ
ィオデコーダ部60及び副映像デコーダ部62に出力さ
れてデコードされる。デコードされたビデオデータ、オ
ーディオデータ及び副映像データは、D/A及び再生処
理回路64でアナログ信号としてのビデオ信号、オーデ
ィオ信号及び副映像信号に変換されるとともにミキシン
グ処理されてビデオ信号及び副映像信号がモニタ6に、
また、オーディオ信号がスピーカ8に夫々供給される。
その結果、ビデオ信号及び副映像信号によってモニタ部
6に映像が表示されるとともにオーディオ信号によって
スピーカ部8から音声が再現される。
【0026】図1に示す光ディスク装置の詳細な動作に
ついては、次に説明する光ディスク10の論理フォーマ
ットを参照して後により詳細に説明する。
【0027】図1に示される光ディスク10のリードイ
ンエリア27からリードアウトエリア26までのデータ
記録領域28は、図4に示されるようなボリューム及び
ファイル構造を有している。この構造は、論理フォーマ
ットとして特定の規格、例えば、ミクロUDF(micro U
DF) 及びISO9660に準拠されて定められている。
図4に示されるようにこのボリューム及びファイル構造
は、階層構造を有し、ボリューム管理情報領域70とボ
リューム情報ファイル82、ビデオタイトルセット84
及び又はオーディオタイトルセット86を含むファイル
領域80とから構成されている。これら領域は、論理セ
クタの境界上で区分されている。ボリューム管理情報領
域70には、上記規格に定められた内容が記録されてい
る。また、ファイル領域82には、映像データ、オーデ
ィオデータ及びこれらのデータを管理する管理データが
格納されている。換言すれば、ビデオタイトルセット8
4には、ビデオデータ、副映像データ及びオーディオデ
ータが格納され、オーディオタイトルセット86には、
オーディオデータが格納され、また、ボリューム情報フ
ァイル82、ビデオタイトルセット84及びオーディオ
タイトルセット86に関する管理データが格納されてい
る。
【0028】ボリューム管理情報領域70は、例えば、
ミクロUDF(micro UDF) 及びISO9660に準拠し
て定められたルートディレクトリに相当し、パステーブ
ル及びディレクトリレコードが記述されている。ビデオ
タイトルセット84及びオーディオタイトルセット86
は、ルートディレクトリにあり、夫々ディレクトリ名が
付され、各ビデオ及びオーディオタイトルセット84、
86は、複数のビデオ或いはオーディオファイル88に
分割され、各ファイル82、88は、最大1GB(230
バイト)以内のサイズに定められている。ここで、タイ
トルセット84、86は、少なくとも1以上のファイル
88の集合として定義され、通常10ファイルに分割さ
れる。従って、1つのタイトルセット84、86は、1
GB又はそれ以上のサイズ、通常、10G以内のサイズ
を有することとなる。
【0029】ボリューム管理情報領域70に記述された
パステーブル及びディレクトリレコードを介して読み出
されるボリューム情報ファイル82は、同様に論理セク
タの境界上で区分された図5に示す領域を有している。
より詳細には、このボリューム情報フアイル82は、2
つの領域、即ち、管理領域82ー1及びメニューデータ
領域82ー2に分割されている。管理領域82ー1は、
ファイル内の全体を管理する為に1つのファイルマネー
ジャ、3つのテーブル及び1つのテーブルグループから
構成されている。メニューデータ領域82ー2は、ビデ
オ、オーディオ、副映像等でメニュー画面を構成する為
に1つのメニュー及び1つのメニューグループから構成
されている。即ち、ボリューム情報ファイル82の管理
情報領域82ー1には、ボリューム情報ファイルマネー
ジャ(VMIFM)、テキスト情報テーブル92(TX
TIT)、タイトルセット情報サーチポインタテーブル
93(TSISPT)、タイトルセット属性テーブル9
4(TSATRT)及びタイトルセットメニュープログ
ラムチェーン情報ブロックテーブルグループ95(TS
MPGCIBTG)が用意される。また、ボリューム情
報ファイル82のデータ領域82ー2には、ボリューム
メニュー用のビデオオブジェクト96(VOBVMM)
及び一番からn番までのタイトルセットのメニュー用の
ビデオオブジェクト97(VOBTSM)が用意されて
いる。ビデオオブジェクト96(VOBVMM)、97
(VOBTSM)は、いずれも後に説明するようにメニ
ューを構成するビデオ、副映像及びオーディオデータが
格納されている。
【0030】オブジェクトには、このボリューム情報フ
ァイル82中に格納されるのメニューを再現する対象と
なるビデオデータとしてのメニュー用のビデオオブジェ
クト96、97の他、メニューを再現する対象となるオ
ーディオデータとしてのメニュー用のオーディオオブジ
ェクトがあり、また、後に説明するようにタイトルセッ
ト84、86中に格納されているあるタイトルのストー
リーを再現する対象となるビデオデータとしてのオーデ
ィオオブジェクト及びあるレコードタイトルの種々の曲
を再生する対象となるオーディオデータとしてのオーデ
ィオオブジェクトがある。
【0031】ボリューム情報ファイル82(VMIF)
は、ファイルとして1G以内のサイズを有している。こ
のボリューム情報ファイル82のボリューム情報ファイ
ルマネージャ91(VMIFM)を参照してタイトルセ
ット84、86が獲得される。
【0032】ボリューム情報ファイルマネージャ91
(VMIFM)には、図5に示されるように同様に論理
セクタの境界上で区分されたボリューム情報ファイル管
理テーブル101(VMIFMT)、タイトルサーチポ
インタテーブル102(TSPT)、ボリュームメ二ュ
ープログラムチェーン情報ブロックテーブル104(V
MMPGCIBT)の4つのテーブルから構成されてい
る。
【0033】ボリューム情報ファイル管理テーブル10
1(VMIFMT)には、ボリューム情報フアイル82
に関する情報、例えば、ボリューム情報フアイル82の
識別子(VMIFID) やそのサイズの他、各テーブル
の開始及ぴ最終アドレス、ボリュームメニュー用のビデ
オオブジェクト96(VOBVMM)上の属性情報、即
ち、ボリュームメニュー用のビデオ、オーディオ、副映
像の属性等を示す情報が記述される。具体的には、図6
に示すようにボリューム情報ファイル管理テーブル(V
MIFMT)101には、ボリューム情報ファイル82
であることを示す識別子(VMFID)、論理セクタ数
で表現されるボリューム情報ファイルのサイズ(SZV
MIF)、このボリュームがコピー可能か否か等のカテ
ゴリーを示すボリュームカテゴリー(VMCAT)が記
述されている。また、この管理テーブル(VMIFM
T)101には、テキスト情報テーブル(TXTIT)
92のスタートアドレス(SATXTIT)、タイトル
セット情報サーチポインタテーブル(TSISPT)9
3のスタートアドレス(SATSISPT)、タイトル
セット属性テーブル(TSATRT)94のスタートア
ドレス(SATSATRT)、タイトルセットメニュー
プログラムチェーン情報ブロックテーブルグループ(T
SMPGCIBTG)95のスタートアドレス(SAT
SMPGCIBTG)及びボリュームメニュー用ビデオ
オブジェクト(VOBVMM)96のスタートアドレス
(SAVOBVMM)が記述されている。
【0034】更に、ボリューム情報ファイル管理テーブ
ル(VMIFMT)101には、ボリューム情報ファイ
ル管理テーブル(VMIFMT)101の最終アドレス
(EAVMIFMT)、タイトルサーチポインタテーブ
ル(TSPT)102のスタートアドレス(SATSP
T)、ボリュームメニュープログラムチェーンブロック
テーブル(VMMPGCIBT)104のスタートアド
レス(SAVMMPGCIBT)、ボリュームメニュー
プログラムチェーンブロックテーブル(VMMPGCI
BT)104の最終アドレス(EAVMMPGCIB
T)が記述される。更にまた、ボリューム情報ファイル
管理テーブル(VMIFMT)101には、ボリューム
メニューのビデオ属性(VMMVATR)、例えば、ビ
デオの圧縮モード等の属性情報、ボリュームメニューの
オーディオストリームの数(VMMNAST)、ボリュ
ームメニューのオーディオストリーム属性(VMMAA
TR)、例えば、オーディオの符合化モード等の属性情
報、ボリュームメニューの副映像数(VMMNSPS
T)、ボリュームメニューの副映像の属性(VMMSP
ATR)、例えば、副映像の符合化モード等の属性情
報、ボリュームメニューの副映像属パレット(VMMS
PPLT)が記述される。ボリューム情報ファイル管理
テーブル(VMIFMT)101においては、スタート
アドレス及びエンドアドレスは、ボリューム情報ファイ
ル82の先頭論理セクタからの相対的な論理セクタ数と
して表現される。但し、スタートアドレス(SATSP
T、SAVMMPGCIBT、EAVMMPGCIB
T)は、相対的な論理バイト数として表現される。これ
らスタートアドレスがない場合には、その旨が記載され
る。
【0035】タイトルサーチポインタテーブル(TSP
T)102には、ユーザが操作するリモコン、即ち、キ
ー操作及び表示部4からの入力番号に対応するタイトル
をセットするサーチ情報が含まれている。換言すれば、
タイトルサーチポインタテーブル(TSPT)102に
は、リモコンからの入力番号に対応するプログラムチェ
ーンの選択に関する情報が記述されている。このタイト
ルサーチポインタテーブル(TSPT)102には、選
択可能なタイトル数、ユーザにより選定され、入力され
た入力番号に対応したタイトルのタイトルセット番号、
再生制御を実行する開始プログラムチェーン番号、タイ
トルセットの開始アドレスを示す情報が記述される。具
体的には、このタイトルサーチポインタテーブル(TS
PT)102には、図7に示すようにビデオタイトル或
いはオーディオタイトルいずれであるかを示すタイトル
のタイプ、或いは、タイトルセットの数(TSN)、装
置側で番号が入力された際に始めに選択されるプログラ
ムチェーンの番号(PGCN)及びタイトルセットのス
タートアドレス(SATS)が記述されている。
【0036】ボリュームメニュ−プログラムチェーン情
報ブロックテーブル(VMMPGCIBT)104に
は、各言語毎におけるボリュームメニューを生成するボ
リュームメニュープログラムチェーン情報(VMMPG
I)が記載される。換言すれば、このテーブル(VMM
PGCIBT)104には、各言語、例えば、英語、ド
イツ語、日本語等毎にタイトル選択のためのタイトルメ
ニュー及び言語選択のための言語メニューを再生及ぴ選
択ための制御情報が含まれている。ここで、プログラム
チェーンとは、後に図28を参照して説明するようにビ
デオタイトル、オーディオタイトル、ビデオタイトルセ
ットメニュー、及びボリュームメニューを再生する為の
シーケンス、即ち、ストーリに相当し、このシーケンス
或いはストーリを実現する為の選択されたプログラムの
集合体として定義される。プログラムチェーン(PG
C)は、それぞれが選択された1又は、複数のセルが配
列されて構成される複数プログラムの集合に相当し、プ
ログラムチェーン内では、プログラムにその配列順序に
従って0番からi番までの番号が付されている。
【0037】このボリュームメニュ−プログラムチェー
ン情報ブロックテーブル( VMMPGCIBT)104
には、図8に示されるようにボリュームメニュープログ
ラムチェーン情報ブロックテーブル104に関する情報
(VMMPGCIBTI)111、このボリューム内に
ある言語毎に設けられた複数のボリュームメニュー言語
ブロックサーチポインタ(VMMLBSP)112、同
様にこのボリューム内にある言語毎に設けられた複数の
ボリュームメニュー言語ブロック(VMMLB)113
が記載される。ボリュームメニュープログラムチェーン
情報ブロックテーブル情報(VMMPGCIBTI)1
11には、図9に示すようにボリュームメニュー中にあ
る言語の数(NVMMLANG)及びこのテーブル10
4の最終アドレス(EAVNNPGCIBT)に関する
情報が記述され、ボリュームメニュー言語ブロックサー
チポインタ(VMMLBSP)112には、図10に示
すようにこのポインタ(VMMLBSP)112で指定
される予め定められた言語のコード(VMMLCOD
E)及びその言語コードに対応するボリュームメニュー
言語ブロック113(VMMLB)のスタートアドレス
(SAVMMLB)が記載される。
【0038】ボリュームメニュー言語ブロック(VMM
LB)113は、図8に示されるようにボリュームメニ
ュー言語ブロック情報(VMMLBI)108及び同一
言語についてのボリュームメニュープログラムチェーン
情報(VMMPGCI)109から構成されている。こ
のボリュームメニュー言語ブロック113(VMMLB
I)には、図11に示されるようにこの言語ブロック1
13(VMMLB)の最終アドレス(EAVMML
B)、この言語ブロック113(VMMLB)のタイト
ルメニューの数(NTM)、この言語で表現されるタイ
トルメニューの為のボリュームメニュープログラムチェ
ーン情報(VMMPGCI)のスタートアドレス等の情
報(IVMMPGCITM)、言語メニューの数(NL
M)及び言語メニューの為のボリュームメニュープログ
ラムチェーン情報(VMMPGCI)のスタートアドレ
ス等の情報(IVMMPGCILM)が記載される。
【0039】ボリュームメニュープログラムチェーン情
報(VMMPGCI)には、図12に示されるようにメ
ニューオブジェクト中のボリュームメニューの相対的ス
タートアドレス(CFPLSN)、メニュー内で選択可
能なタイトル(副映像数)n(SELTPN)、選択#
1のタイトルセットの番号(TSN)から選択# nのタ
イトルセットの番号(TSN)及び選択開始番号# 1の
タイトルセットの開始アドレスから選択開始番号# nの
タイトルセットの開始アドレス(第1から第n番までの
選択される副映像ストリーム番号(SPN))等が記述
されている。
【0040】図5に示されるテキスト情報テーブル( T
XTIT) 92には、ボリューム内のタイトル名やアル
バム名、それらの出演者、製作者や製作年月日等の情報
がテキスト形式で記述される。このテキスト情報テーブ
ル( TXTIT) は、一般的なパーソナルコンピュータ
で利用することができる。
【0041】また、図5に示されるタイトルセット情報
サーチポインタテーブル( TSISPT)93は、ボリ
ューム内のタイトルセット毎に用意されているメニュー
に関する情報を提供する。この中には、メニューを有す
るタイトルセットと、各々のタイトルセット属性テーブ
ル中の開始アドレス、タイトルセットメニュー用プログ
ラムチェーンブロックテーブル中の開始アドレス、タイ
トルセットメニュー用ビデオオブジェクトの開始アドレ
スを示す情報が記述される。より詳細には、タイトルセ
ット情報サーチポインタテーブル( TSISPT)93
には、図13に示されるようにタイトルセット情報サー
チポインタテーブル(TSISPT)の情報(TSIS
PTI)及びこれに続いて第1番から第n番までのタイ
トルセットのタイトルセット情報サーチポインタ(TS
ISP)が記述されている。タイトルセット情報サーチ
ポインタテーブル情報(TSISPTI)には、図14
に示すようにタイトルセットの数(NTS)、このテー
ブル情報(TSISPTI)の最終アドレスが記載され
ている。また、タイトルセット情報サーチポインタ(T
SISP)には、図15に示すようにタイトルセットの
属性(TSCAT)、タイトルセット属性テーブル(T
SATRT)94の開始アドレス(SATSATR)、
タイトルセットメニュープログラムチェーン情報ブロッ
クテーブルグループ(TSMPGCIBTG)95のス
タートアドレス及びタイトルセットのビデオオブジェク
ト(VOBTSM)の開始アドレスが記述されている。
【0042】図5に示されるタイトルセット属性テーブ
ル (TSATRT)94には、ボリューム内の各タイト
ルと、そのタイトルメニューの属性情報を提供してい
る。この中には、ビデオ、オーディオ、副映像の各スト
リーム数及びそのストリーム毎の圧縮モードやデータ構
成などの属性を示す情報が記述される。より詳細には、
図16に示すようにタイトルセット毎にタイトルセット
属性(TSATR)117が記述され、ビデオタイトル
セット(VTS)及びビデオタイトルセットメニュー
(VTSM)の属性情報に関する図17に示すパラメー
タがタイトルセット属性(TSATR)117に記述さ
れている。このパラメータには、ビデオの属性(VTS
ATR)、そのビデオタイトルセット(VTS)のオー
ディオストリームの数(VTSNAST)、そのビデオ
タイトルセット(VTS)のオーディオストリームの属
性(VTSAATR)、ビデオタイトルセットメニュー
(VTSM)のオーディオストリームの数(VTSMN
AST)、ビデオタイトルセットメニュー(VTSM)
のオーディオストリーム属性(VTSMAATR)、ビ
デオタイトルセット(VTS)の副映像属の数(VTS
NSPST)、ビデオタイトルセット(VTS)の副映
像属性(VTSSPATR)、ビデオタイトルセットメ
ニュー(VTSM)の副映像ストリームの数(VTSM
NSPST)、ビデオタイトルセットメニュー(VTS
M)の副映像属性(VTSMSPATR)及び副映像の
パレット(VTSSPPLT)の記述がある。
【0043】また、オーディオタイトルセット(AT
S)の属性情報に関しても同様に図18に示すパラメー
タがタイトルセット属性(TSATR)117に記述さ
れている。このパラメータには、副映像のビデオ属性
(ATSVATR)、オーディオストリームの数(AT
SNAST)、オーディオストリーム属性(ATSAA
TR)、副映像ストリームの数(ATSNSPST)、
副映像属性(ATSSPAATR)及び副映像パレット
(ATTSSPPLT)の記述がある。
【0044】図5に示されるタイトルセットメニュープ
ログラムチェーン情報ブロックテーブルグループ(TS
MPGCIBTG)95は、図19に示すように各ビデ
オタイトルセット(VTS)の為のタイトルセットメニ
ュー用PGCブロックテーブル(TSMPGCIBT)
119の集合として定められ、この各ブロックテーブル
(TSMPGCIBT)119によってボリューム内の
タイトル毎に用意されているタイトルセットのメニュー
用ビデオオブジェクトの再生制御及び項目選択が実行さ
れる。各タイトルセットメニュー用PGCブロックテー
ブル(TSMPGCIBT)119には、各々のタイト
ルで用意されている言語数とその言語コード、言語毎の
副映像、オーディオ及びプログラム等のメニュー数と、
それら各々の再生制御情報が記述される。
【0045】より詳細には、タイトルセットメニュー用
PGCブロックテーブル(TSMPGCIBT)119
は、各言語でビデオタイトルセット(VTS)を再生す
るビデオタイトルセットメニュープログラムチェーン
(VTSMPGC)に関する情報が記載されている。こ
のPGCブロックテーブル(TSMPGCIBT)11
9は、図20に示されるようにビデオタイトルセットメ
ニュープログラムチェーン情報ブロックテーブル情報
(VTSMPGCIBTI)121、多数の言語の為の
ビデオタイトルセットメニュー言語ブロックサーチポイ
ンター(VTSMLBSP)122、及び多数の言語の
為のビデオタイトルセットメニュー言語ブロック(VT
SMLB)123が記載されている。
【0046】ビデオタイトルセットメニュープログラム
チェーン情報ブロックテーブル情報(VTSMPGCI
BTI)121には、図21に示されるようにビデオタ
イトルセットメニューの言語の数(NVTSML)、こ
のブロックテーブル情報(VTSMPGCIBTI)1
21の最終アドレス(EAVTSMPGCIBT)が記
述されている。また、VTSM言語ブロックサーチポイ
ンター(VTSMLBSP)122には、図22に示さ
れるようにビデオタイトルセットの言語コード(VTS
MLCODE)、このVTSM言語ブロックサーチポイ
ンター(VTSMLBSP)122のの最終アドレス
(SAVTSMLB)が記述されている。
【0047】ビデオタイトルセットメニュー言語ブロッ
ク(VTSMLB)123は、各言語の為にグループ化
されたビデオタイトルセットメニューのプログラムチェ
ーン情報のブロックであり、図23に示されるようにビ
デオタイトルセット言語ブロック情報(VTSMLB
I)124及びビデオタイトルセットメニュー毎のプロ
グラムチェーン情報(VTSMPGCI)125が記述
されている。VTSM言語ブロック情報(VTSMLB
I)124には、図24に示されるようにVTSM言語
ブロック情報(VTSMLBI)124の最終アドレス
(EAVTSMLB)、著作者メニューの数(NAT
M)、著作者メニューに関するVTSメニューのプログ
ラムチェーン情報(VTSMPGCI)の情報(IVT
SMPGCIATM)、副映像メニューの数、(NSP
M)、副映像メニューに関するVTSメニューのプログ
ラムチェーン情報(VTSMPGCI)の情報(IVT
SMPGCISPM)、プログラムメニューの数(NP
GM)及びプログラムメニューに関するVTSメニュー
のプログラムチェーン情報(VTSMPGCI)の情報
(IVTSMPGCIPGM)が記述されている。VT
Sプログラムチェーン情報(VTSMPGCI)125
には、例えば、副映像メニュー用として図25に示すよ
うにメニューオブジェクト中のメニューのスタートアド
レス(CFPLSN)、メニュー内で選択可能な副映像
数n(SELSPN)及び第1から第n番までの選択さ
れる副映像ストリーム番号(SPN)等が記述されてい
る。
【0048】図5に示されるメニューデータ領域82ー
2は、既に説明したようにメニュー用データとしてボリ
ュームメニュー用ビデオオブジェクト(VOBVΜM)
96及びタイトルセットメニュー用ビデオオブジェクト
(VOBTSM)を有している。ボリュームメニュー用
ビデオオブジェクト(VOBVΜM)96には、言語毎
に、ボリューム全体のタイトルを選択するのためのタイ
トルメニュー画面を構成するデータ群と、言語を選択す
るのための首語メニュー面面を構成するデータ群が格納
されている。また、タイトルセットメニュー用ビデオオ
ブジェクト(VOBTS)には、タイトルセット数分の
メニューブロックが用意され、それぞれ言語毎に、タイ
トル内の副映像、オーディオ及ぴプログラムを選択する
のためのメニュー面面を構成するデータ群が格納され
る。
【0049】ここで、ボリュームメニュー用ビデオオブ
ジェクト(VOBVΜM)96及びタイトルセットメニ
ュー用ビデオオブジェクト(VOBTSM)は、いずれ
も図26に示すビデオオブジェクト130の構造を有し
ている。即ち、図26に示されるようにビデオオブジェ
クト130には、ビデオパック131、副映像パック1
32、オーディオパック133、ビデオブランキング
(VBI)パック134及びデータサーチ情報(DS
I)パック135が配列されている。ビデオオブジェク
ト130は、MPEG規格(ISO/IEC13818
−1)のシステム部に規定されたプログラムストリーム
に従って構成されている。
【0050】これらパック131〜135は、MPEG
規格に定められるように図27に示すようににパックヘ
ッダ137及びこれに続くパケット138から構成され
るパック139の構造を有し、そのパック長は、1論理
セクタに相当する2048バイトに定められている。パ
ックヘッダ137には、時刻情報等の制御情報が格納さ
れ、パッケット138には、ビデオデータ、オーディオ
データ、副映像データ、ビデオブランキング情報(VB
I)或いはディスクサーチ情報(DSI)及びこれらの
データ或いは情報に関する制御情報が格納されている。
【0051】図28を参照してビデオタイトルセット
(VTS)84について説明する。ビデオタイトルセッ
ト(VTS)84は、図28に示すように論理セクタの
境界上で区切られた5つの領域を有している。この5つ
の領域は、夫々ビデオタイトルセット管理情報(VTS
MI)141、ビデオタイトルセット時間サーチマップ
テーブル(VTSMAPT)142、ビデオタイトルセ
ットのビデオオブジェクト(VOBTS)144、タイ
トルセットメニューのビデオオブジェクト(VOBTS
M)145及びボリュームメニューのビデオオブジェク
ト(VOBVMM)146から構成されている。ビデオ
タイトルセット管理情報(VTSMI)141には、当
該ビデオタイトルセット(VTS)86の管理情報、例
えば、ビデオタイトルセット(VTS)86の属性情
報、このビデオタイトルセット(VTS)86内のプロ
グラムチェーン或いはプログラムに関する情報等が記述
されている。また、ビデオタイトルセット時間サーチマ
ップテーブル(VTSMAPT)142には、当該ビデ
オタイトルセット(VTS)86におけるビデオオブジ
ェクト(VOBTS)144の各プログラムチェーンの
ビデオデータの記録位置等に関する情報が記述されてい
る。ビデオタイトルセットのビデオオブジェクト(VO
BTS)144は、既に図26を参照したオブジェクト
130の構造を有している。タイトルセットメニューの
ビデオオブジェクト(VOBTSM)145は、図5に
示されるタイトルセットメニューのビデオオブジェクト
(VOBTSM)97のいずれかに相当し、ボリューム
情報ファイル82では、各ビデオタイトルセット84の
タイトルセットメニューのビデオオブジェクト(VOB
TSM)145が図5に示すボリューム情報ファイル8
2のメニューデータ領域82ー2に集められていること
となる。同様にボリュームメニューのビデオオブジェク
ト(VOBVMM)146も図5に示すボリュームメニ
ューのビデオオブジェクト(VOBVMM)96に相当
し、同一のビデオオブジェクト(VOBTSM)97の
構造となっている。
【0052】次に、図29を参照してパック139、セ
ル140、プログラム、プログラムチェーン(PG
C)、ファイル88、オブジェクト130、タイトルセ
ット84、86の関係を説明する。
【0053】既に図4を参照して説明したようにタイト
ルセット84、86は、論理セクタの境界上で区分けさ
れた少なくとも1つのファイル88、最大10ファイル
から構成されるとともに既に図28を参照して説明した
ように同様に論理セクタの境界上で区切られた構造を有
している。図28に示される管理情報(VTSMI)1
41、マップテーブル(VTSMAPT)142、ビデ
オオブジェクト(VOBTS, VOBTSM、VOBV
MM)144、145、146は、夫々データ量に応じ
て夫々が1ファイル88に格納されても、或いは、管理
情報(VTSMI)141及びマップテーブル(VTS
MAPT)142が1ファイル88に格納されたり、ビ
デオオブジェクト(VOBTS)144が1又は複数フ
ァイル88に亘って格納されたりしても良い。再生デー
タがムービーデータである場合には、通常、ビデオオブ
ジェクト(VOBTS)144は、複数ファイル88に
亘ってビデオデータが格納される。
【0054】また、ビデオオブジェクト130は、図2
9に示すように多数のビデオセル150が配列されて構
成され、各セル150には、DSIパック135、VB
Iパック134、副映像パック132及びオーディオパ
ック133の集合としての1GOP(Group of Pictur
e) を基準に複数GOPのパック139が配列されて構
成されている。ここで、あるムービーストーリーは、
「起」、「承」、「転」及び「結」に相当するような連
続するシーケンスで表現されるが、このシーケンスの各
章がプログラムに相当する。従って、各プログラムは、
セル150の集合として定義され、各オブジェクト13
0中では、セル配列順序に応じた複数プログラムが定義
され、その先頭プログラムから最終プログラムまでの番
号が付されている。このようなプログラムの集合がシー
ケンスとしてのプログラムチェーン(PGC)として定
義される。1オブジェクト130内に1プログラムチェ
ーンが格納されても良く、また、複数プログラムチェー
ンが格納されていても良い。
【0055】次に、再び図1を参照して図4から図29
に示す論理フォーマットを有する光ディスク10からの
ムービーデータの再生動作について図30、図31、図
32及び図33を参照して説明する。尚、図1において
ブロック間の実線の矢印は、データバスを示し、破線の
矢印は、制御バスを示している。
【0056】始めに、ボリュームメニューを表示するま
での動作フローを図30及び図31を参照して説明す
る。図1に示される光ディスク装置においては、電源が
投入され、光ディスク10が装填されると、システム用
ROM及びRAM52からシステムCPU部50は、初
期動作プログラムを読み出し、デスクドライブ部30を
作動させる。従って、ディスクドライブ部30は、図3
0のステップS10に示すようにリードイン領域27か
ら読み出し動作を開始し、ステップ11に示すようにリ
ードイン領域27に続く、ISOー9660等に準拠し
てボリュームとファイル構造を規定したボリューム管理
領域70が読み出される。即ち、システムCPU部50
は、ディスクドライブ部30にセットされたディスク1
0の所定位置に記録されているボリューム管理情報エリ
ア70を読み出す為に、ディスクドライブ部30にリー
ド命令を与え、ボリューム管理領域の内容を読み出し、
システムプロセッサ部54を介して、データRAM部5
6に一旦格納する。システムCPU部50は、ステップ
12に示すようにデータRAM部56に格納されたパス
テーブル及びディレクトリレコードを介して各ファイル
の記録位置や記録容サイズ等の情報やその他管理に必要
な情報としての管理情報を抜き出し、システム用ROM
&RAM部52の所定の場所に転送し、保存する。
【0057】次に、システムCPU部50は、システム
用ROM&RAM部52から、ステップ12で取得した
各ファイルの記録位置や記録容量の情報を参照してファ
イル番号0番に相当するボリューム情報ファイル82を
取得する。即ち、システムCPU部50は、システム用
ROM及びRAM部52から、ステップS12で取得し
た各ファイルの記録位置や記録容量の情報を参照してデ
ィスクドライブ部30に対してリード命令を与え、ステ
ップS13に示すようにルートディレクトリ上に存在す
るファイル番号が0であるボリューム情報ファイル82
の位置及びサイズを取得し、このボリューム情報ファイ
ル82を読み出し、システムプロセッサ部54を介し
て、データRAM部56に格納する。このボリューム情
報ファイル82の第1番目のテーブルであるボリューム
情報ファイルマネージャ(VMIFM)91がステップ
S14で検索される。
【0058】ステップS14において、システムCPU
部50は、ボリューム情報ファイルマネージ(VMIF
M)91の中の第1のテーブルである図6に示されるボ
リューム情報ファイル管理テーブル (VMIFMT)1
01を検索する。ステップS15において、ボリューム
メニュ−PGC情報ブロックテーブル (VMMPGIB
T)104の開始アドレス (SAVMMPGCIBT)
及び最終アドレス( EAVMMPGCIBT) 並びにボ
リェームメニュー用ビデオオブジェクト(VOBVM
M)96の開始アドレス (SAVOBVMM)がシステ
ムCPU50によって取得される。
【0059】ステップS16において、ステップS14
で取得されたボリューム情報ファイルマネージャ(VM
IFM)91のボリューム情報ファイル管理テーブル
(VΜIFT)101に記述されたボリュームメユュー
用のビデオ、オーディオ、副映像のストリーム数及びそ
れぞれの属性情報がシステムCPU50によって取得さ
れる。ステップS16で取得した属性情報を基に、ステ
ップS15で示すように各々のビデオデコーダ58、オ
ーディオデコーダ60及び副映像デコーダ62にボリュ
ームメニュー再生のためのパラメータが設定される。
【0060】ステップS15で取得したボリュームメニ
ュ−PGC情報ブロックテーブル(VΜΜΡGCIB
T)104の開始アドレス( SAVMMPGCIBT)
及ぴ最終アドレス (EAVΜMPGCIBTI)から、
ステップS17で示すようにボリュームメニュ−PGC
情報ブロックテーブル(VMMPGCIBT)104の
テーブルが取得される。ステップS17で取得したボリ
ュームメニュ−PGC情報ブロックテーブル(VMMP
GCIBT)104のテーブル中の図8に示されるVM
MLANG情報(VMΜΡGCIBTI) 111から、
ステップS17で示すようにボリュームメニューで使用
されるボリュームメニュー言語数n( NVMMLAN
G)が取得される。ステップS18で取得したボリュー
ムメニュー言語数n( ΝVMMLANG)の数だけ用意
されたボリュームメニュー言語ブロックサーチポインタ
( VMMLBSΡ)112内の第m番目(m=0)がス
テップS19で検索されてこのボリュームメニュー言語
ブロックサーチポインタ( VMMLBSΡ)112の言
語コードに相当するボリュームメニュー言語コード( N
VMMLANG) が取得される。
【0061】このボリュームメニュー言語コード( NV
MMLANG) が図31のステップS20に示すように
図1に示すシステムのROM52に予め設定されている
プレーヤシステムの言語コードとー致するかが確認され
る。両者が一致しない場合には、ステップS21に示さ
れるように検索対象とされる言語数nが減じられるとと
もに第(m+1)番目のボリュームメニュー言語ブロッ
クサーチポインタ( VMMLBSΡ)112に記述され
たボリュームメニュー言語コード( VMMLCODE)
が取得されて再びステップS20が繰り返される。この
ようにして言語コードが有るか否かのサーチが繰り返さ
れる。検索対象とされる言語数nがステップS22に示
すようにゼロとなると、−致する言語コードが無いとし
て、ステップS23に示すように最初の第m番目のボリ
ュームメニュー言語ブロックサーチポインタ(VMML
BSΡ)112に戻され、このボリュームメニュー言語
ブロックサーチポインタ(VMMLBSΡ)112に記
述されるボリュームメニュー言語ブロック(VMΜL
B)113の開始アドレス( SAVΜΜLB) が取得さ
れる。ここで、図1に示すプレーヤシステムは、予めそ
の使用先の言語のコード、例えば、日本においては、日
本語、或いは、米国においては、英語のコードがシステ
ム用ROM52に設定されている。
【0062】ステップS20でプレーヤシステムの言語
コードに−致する言語コードが有る場合には、その一致
したボリュームメニュー言語ブロックサーチポインタ
(VMMLBSP)112のボリュームメニュー言語ブ
ロック(VMLB)113の開始アドレス (SAVML
B)が取得される。ボリュームメニュー言語ブロック
(VMLB)113の開始アドレス(SAVMMLB)
からステップ24に示すようにボリュームメニュー言語
ブロック(VMMLB)113が取得される。
【0063】ステップ24で取得したボリュームメニュ
ー言語ブロック(VMMLB)113のテーブル中のボ
リュームメニュー言語ブロック情報 (VMMLBI) 1
08内にあるタイトルメニュー数 (ΝTΜ)及びそのメ
ニュー数に対応したタイトルメニュー用PGCの情報
(IVMMPGCITM) からステップS25に示され
るようにボリュームメニューPGC情報( VMMPGC
I) 109が決定され、その中に記述された最初のタイ
トルメニュー画面を構成するボリュームメニュー用ビデ
オオブジェクトの相対開始アドレス(CFPLSN)が
取得される。
【0064】同様に ボリュームメニュー言語ブロック
(VMMLB)のテーブル中のボリュームメニュー言語
ブロック情報(VMMLBI) 内にある言語メニュー数
(ΝLM)及びそのメニュー数に対応した言語メニュー
用PGCの情報( IVMMPGCILΜ)から、ステッ
プS26に示すようにボリュームメニュ−PGC情報(
VMMPGCI) が決定され、その中に記述された最初
の言語メニュー画面を構成するボリュームメニュー用ビ
デオオブジェクトの相対開始アドレス(CFPLSN)
が取得される。
【0065】ステップ15で取得したボリュームメニュ
ー用ビデオオブジェクト( VOBVMM)の開始アドレ
ス (SAVOBVMM)にステップ25及び26で取得
したボリュームメニュー用ビデオオブジェクトの相対開
始アドレスがステップ27で加算されて、目的のボリュ
ームメニュー用ビデオオブジェクト96からボリューム
メニュー用のプログラムチェーンが取り出される。従っ
て、このボリュームメニュー用のプログラムチェーンを
構成するセルがビデオデコーダ部58、オーディオデコ
ーダ部60及び副映像デコーダ部22でデコードされ、
D/A及び再生処理部64でデコードされたディジタル
データがアナログデータに変換されてボリュームメニュ
ー画面がモニタ部6にスピーカー8からの音声とともに
表示される。ボリュームメニューの例としては、映画会
社のシンボルマークとともに特定の俳優の映画全集第1
巻のような表示がなされることとなる。
【0066】次に、タイトルメニュー表示からタイトル
選択までの動作を図32及び図33を参照して説明す
る。ここでは、図5に示されるボリューム情報ファイル
82がタイトルメニューを複数個含でいる場合、例え
ぱ、3つのタイトルメニューを含んでいる場合を想定す
る。このような例では、図31に示されるステップ24
で既にタイトルメニュー数 (ΝTM)が3である旨が決
定され、且つ、そのメニュー数に相当するタイトルメニ
ュー用PGCの情報 (IVΜΜΡGCITΜ) 及びこれ
に対応するボリュームメニューΡGC情報 (VMMΡG
CI)が獲得されている。基本的なタイトル選択の過程
は、図34で示すような3つのタイトルメニュー画面1
51、152、153のそれぞれのビデオデータの開始
アドレス (CFPLSΝ)、メニェー内での選択可能な
タイトル数( SELTSΝ)と、選択番号に対応するタ
イトルセット番号 (TSΝ)及ぴタイトルセットの開始
アドレス (SATS) を記述したVMMPGCI#1〜
VΜMPGC#3までをキー操作及び表示部4のボタン
操作でサイクリツクに切り替えて複数メニューの表示の
切り替えが実行される。また、タイトルメニューの選択
は、メニュー両面に表示された選択番号をキー操作及び
表示部4の10キー等で選択することで実行される。タ
イトルセツ卜内の副映像やオーディオ等のメニューの選
択に関しても同様な選択方法で副映像、オーディオの種
別が選択される。図34で示すメニュー画面は、15
1、152、153は、1又は複数のデータセルで構成
され、背景が静止画データ、或いは、動画データで再現
され、記号、符合及び選択のタイトル名等が副映像で再
現され、必要に応じてオーディオがボイスナビゲータと
して再生される。このメニュー画面の再生データも1又
は複数のデータセルで定義される1つのプログラムチェ
ーンとして取り扱われる。
【0067】タイトルメニューの表示からタイトルセッ
ト84、86の選択動作が図32のステップS31で開
始されると、始めに、ステップS32で示すようにタイ
トルメニュー数n( NTM)と、そのメニュー数分のボ
リュームメニュ−PGC情報(VΜΜΡGCI) の内容
がシステムCPU50によって取得される。ステップS
33で示すように最初のボリュームメニュ−PGC情報
であるVMΜΡGCI#1内のメニュー開始アドレス
(CFΡLSN)から第1番目のタイトルセットメニュ
ー151が表示される( m=1)。次に、ステップS3
4に示すようにユーザからのキー入力待ちが繰り返えさ
れる。ステップS35に示すようにメニュー切り替え等
を行うボタンが押されたかが確認される。ステップS3
5でで切り替え要求があったなら、ステップS36でm
=nを判定する。ステップS36でm=nならぱ、ステ
ップS33に戻る。ステップS36でm≠nならば、m
=m+1 とし、ステップS38に進む。次のボリューム
メニェ−PGC情報であるVMMPGCI#m内のメニ
ュー開始アドレス(CFPLSN)から第m番目のタイ
トルセットメニューが表示される。ステップS39で1
0キーによる番号選択が実行されたかが確認される。ス
テップS39で10キーによる選択が無い場合は、ステ
ップS35に戻る。ステップS39で番号が選択されて
いたなら、VMMPGCI#1〜VMMPGCN#n内
のそれぞれの選択可能なタイトル数n(SELTSΝ)
から、ステップS40に示すように対応するタイトルセ
ット番号(TSN) が取得され、その開始アドレス (S
ATS) が保持される。
【0068】ステップS40で取得したタイトルセット
番号 (TSΝ) 及びタイトルセットメニュ−PGC情報
ブロックテーブルグループ(TSMPGCIBTG)9
5から対応するタイトルセット番号のビデオタイトルセ
ットPGC情報ブロックテーブル(VTSMPGCIB
T)121がステップS41で取り出され、タイトルメ
ニューと同様にして、副映像及ぴオーディオストリーム
の選択及ぴプログラムの選択を実行する。
【0069】ステップS40で取得したタイトルセット
番号 (TSΝ)と、タイトルセット情報サーチポインタ
テーブル (TSISPT)115から、ステップS42
に示すように対応するタイトルセット番号の情報が取り
出され、TSATR開始アドレス( SATSATR)、
TSMΡGCIBT開始アドレス( SATSMΡGCI
BT)、VOBTSM開始アドレス( SAVOBTS
Μ) が取得される。ステップS42で取得したTSAT
R開始アドレス( SATSATR)と、タイトルセット
属性テーブル (TSATRT)から、選択したタイトル
セツト (副映像、オーディオ)の属性情報がステップ4
3で取得される。ステップS43で取得された属性情報
を基に、ステップS44で示すように各デコーダに対し
て、タイトルセット再生のためのバラメータの設定が予
めなされる。ステップS40で保持しているタイトルセ
ット84の開始アドレス( SATS) を基に、実際のタ
イトルセットヘジャンプされる。このタイトルセへのジ
ャンプによってタイトルメニューの取得し、ステップ4
6に示すようにそのメニューからあるムービータイトル
の選択が終了してそのムービーの再生動作が開始され
る。
【0070】システムCPU50は、光ディスク10か
らタイトルセット84のビデオタイトルセット管理情報
(VTSMI)141を読み出し、システム用ROM及
びRAM部52に格納し、そのタイトルセット84のサ
イズ及びそのタイトルセットに関する各情報等の管理情
報を獲得する。この管理情報を基にステップ46で選択
されたタイトルに相当するプログラムチェーンが光ディ
スク10から読み出される。即ち、選択されたプログラ
ムチェーンのデータセルが次々にビデオオブジェクト1
44から読み出されてシステムプロセッサ部54を介し
て、データRAM部56に入力される。このデータセル
は、再生時間情報を基にビデオデコーダ部58、オーデ
ィオデコーダ部60及び副映像デコーダ部62に与えら
れてデコードされ、D/A及び再生処理部64で信号変
換されてモニター部6に画像が再現されるとともにスピ
ーカー部8、9から音声が再生される。
【0071】次に、図35、図36及び図37を参照し
て図4から図29に示す論理フォーマットで映像データ
及びこの映像データを再生するための光ディスク10へ
の記録方法及びその記録方法が適用される記録システム
について説明する。
【0072】図35は、映像データをエンコーダしてあ
るタイトルセット84の映像ファイル88を生成するエ
ンコーダシステムが示されている。図35に示されるシ
ステムにおいては、主映像データ、オーディオデータ及
び副映像データのソースとして、例えば、ビデオテープ
レコーダ(VTR)201、オーディオテープレコーダ
(ATR)202及び副映像再生器203が採用され
る。これらは、システムコントローラ205の制御下で
主映像データ、オーディオデータ及び副映像データを発
生し、これらが夫々ビデオエンコーダ(VENC)20
6、オーディオエンコーダ(AENC)207及び副映
像エンコーダ(SPENC)208に供給され、同様に
システムコントローラ205の制御下でこれらエンコー
ダ206、207、208でA/D変換されると共に夫
々の圧縮方式でエンコードされ、エンコードされた主映
像データ(COMP VIDEO)、オーディオデータ
(COMP AUDIO)及び副映像データ(COMP
SUB−PIC)としてメモリ210、211、21
2に格納される。この主映像データ(COM VIDE
O)、オーディオデータ(COMP AUDIO)及び
副映像データ(COMP SUB−PIC)は、システ
ムコントローラ205によってファイルフォーマッタ
(FFMT)214に出力され、既に説明したようなこ
のシステムの映像データのファイル構造に変換されると
ともに各データの設定条件及び属性等の管理情報がファ
イルとしてシステムコントローラ205によってメモリ
216に格納される。
【0073】以下に、映像データからファイルを作成す
るためのシステムコントローラ205におけるエンコー
ド処理の標準的なフローを説明する。
【0074】図36に示されるフローに従って主映像デ
ータ及びオーディオデータがエンコードされてエンコー
ド主映像データ(COMP VIDEO)及びオーディ
オデータデータ(COMP AUDIO)が作成され
る。即ち、エンコード処理が開始されると、図36のス
テップ70に示すように主映像データ及びオーディオデ
ータのエンコードにあたって必要なパラメータが設定さ
れる。この設定されたパラメータの一部は、システムコ
ントローラ205に保存されるとともにファイルフォー
マッタ(FFMT)214で利用される。ステップS7
1で示すようにパラメータを利用して主映像データがプ
リエンコードされ、最適な符号量の分配が計算される。
ステップS72に示されるようにプリエンコードで得ら
れた符号量分配に基づき、主映像のエンコードが実行さ
れる。このとき、オーディオデータのエンコードも同時
に実行される。ステップS73に示すように必要であれ
ば、主映像データの部分的な再エンコードが実行され、
再エンコードした部分の主映像データが置き換えられ
る。このステップS70からステップS73までの一連
のステップによって主映像データ及びオーディオデータ
がエンコードされる。
【0075】また、ステップS74に示すように副映像
データをエンコードするにあたって必要なパラメータが
同様に設定される。ステップS74に示すように設定さ
れたパラメータの一部がシステムコントローラ205に
保存され、ファイルフォーマッタ214で利用される。
このパラメータに基づいて副映像データがエンコードさ
れる。この処理によりステップS75に従って副映像デ
ータがプリエンコードされる。
【0076】図37に示すフローに従って、エンコード
された主映像データ(COMP VIDEO)、オーデ
ィオデータ(COMP AUDIO)及び副映像データ
(COMP SUB- PIC)が組み合わされて図28
を参照して説明したような映像データのタイトルセット
構造のビデオデータファイルに変換される。
【0077】即ち、ステップS76に示すように映像デ
ータの最小単位としてのセル150が設定され、セル1
50に関するセル情報(CI)が作成される。次に、ス
テップS77に示すようにプログラムチェーンを構成す
るセル150の構成、主映像、副映像及びオーディオの
属性等が設定され、これらの属性情報の一部は、各デー
タエンコード時に得られた情報が利用される。プログラ
ムチェーンに関する情報を含めたビデオタイトルセット
管理情報(VTSMI)141及びビデオタイトルセッ
ト時間サーチマップテーブル(VTSMAPT)142
が作成される。ステップ78でエンコードされた主映像
データ、オーディオデータ及び副映像データが一定のパ
ックに細分化され、各データがタイムコード順に再生可
能なように、1GOP単位毎に制御パック(DSIパッ
ク)を挿入しながら各データセルが配置されて図28に
示すような1又は複数ののビデオファイルで構成される
タイトルセット86の構造にフォーマットされる。
【0078】尚、図37に示したフローにおいて、プロ
グラムチェーン情報は、ステップS77の過程で、シス
テムコントローラ205のデータベースを利用したり、
或いは、必要に応じて主映像データ、オーディオデータ
及び副映像データを再入力する等を実行し、プログラム
チェーン情報(PGCI)として記述される。
【0079】図38は、上述のようにフォーマットされ
たタイトルセット84、86を光ディスクへ記録するた
めのディスクフォーマッタのシステムを示している。図
38に示すようにディスクフォーマッタシステムでは、
作成されたタイトルセット84、86が格納されたメモ
リ220、222からこれらファイルデータがボリュー
ムフォーマッタ(VFMT)226に供給される。ボリ
ュームフォーマッタ(VFMT)226では、タイトル
セット84、86から管理情報が引き出されてボリュー
ム情報ファイル82が作成され、図4に示す配列順序で
ディスク10に記録されるべき状態の論理データが作成
される。ボリュームフォーマッタ(VFMT)226で
作成された論理データにエラー訂正用のデータがディス
クフォーマッタ(ECC&RFMT)228において付
加され、ディスクへ記録する物理データに再変換され
る。変調器230において、ディスクフォーマッタ(D
FMT)228で作成された物理データが実際にディス
クへ記録する記録データに変換され、この変調処理され
た記録データが記録器232によってディスク10に記
録される。
【0080】上述した光ディスク10に記録されるデー
タを作成するための標準的なフローを図39及び図40
を参照して説明する。
【0081】図39には、ディスク10に記録するため
の論理データが作成されるフローチャートが示されてい
る。即ち、ステップS80で示すように映像データファ
イルの数、並べ順、各映像データファイル大きさ等のパ
ラメータデータが始めに設定される。次に、ステップS
81で示すように設定されたパラメータと各映像データ
ファイルのファイル管理情報からボリューム情報が作成
される。その後、ステップS82に示すようにボリュー
ム情報、映像データファイルの順にデータが該当する論
理ブロック番号に沿って配置され、ディスク10に記録
するための論理データが作成される。
【0082】その後、図40に示すようなディスクへ記
録するための物理データを作成するフローが実行され
る。即ち、ステップS83で示すように論理データが一
定バイト数に分割され、エラー訂正用のデータが生成さ
れる。次にステップS84で示すように一定バイト数に
分割した論理データと、生成されたエラー訂正用のデー
タが合わされて物理セクタが作成される。その後、ステ
ップS85で示すように物理セクタを合わせて物理デー
タが作成される。このように図40に示されたフローで
生成された物理データに対し、一定規則に基づいた変調
処理が実行されて記録データが作成される。その後、こ
の記録データがディスク10に記録される。
【0083】
【発明の効果】以上のように、この発明の大記憶容量を
有する記録媒体においては、論理セクタで区分された複
数ファイルから構成されるタイトルセットを単位として
1又は複数タイトルセット及びこのタイトルセットを管
理するボリュームファイル情報が記録されている。しか
も、各タイトルセットには、そのタイトルセット自体を
管理するタイトルセットの管理情報及び再生のオブジェ
クトとしての再生データが異なるファイルに格納されて
いる。このような記録媒体の検索では、始めにボリュー
ムファイル情報が読み出されて全体のボリューム中にお
ける目的とするタイトルセットに関する情報を獲得し、
その後、目的とするタイトルセットの管理情報が獲得さ
れてデータが再生される。記憶媒体の記憶容量が大きく
ても、ボリュームファイル情報が1又は、複数のタイト
ルセットを管理し、各タイトルセットが管理情報を有す
ることから、確実に且つ迅速に目的とする再生データを
再生することができる。
【0084】また、選択情報としてボリュームファイル
情報は、そのボリュームの再生に関する選択情報、例え
ば、言語を選択するボリュームメニューを表示するオブ
ジェクトを備え、また、各タイトルセットの選択に関す
る選択情報、例えば、タイトル、副映像の言語、オーデ
ィオの種別を選択するタイトルセットメニューを備えて
いる。従って、ボリュームファイル情報を参照するだけ
で目的とする再生データが迅速に選別される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る光ディスク装置の概
略を示すブロック図である。
【図2】図1に示したディスクドライブ装置の機構部の
詳細を示すブロック図である。
【図3】図1に示したディスクドライブ装置に装填され
る光ディスクの構造を概略的に示す斜視図である。
【図4】図3に示す光ディスクの論理フォーマットの構
造を示す説明図である。
【図5】図4に示される論理フォーマットの構造中にお
けるファイル0に相当するボリュウム情報ファイルの構
造を示す説明図である。
【図6】図5に示されるボリュウム情報ファイルの構造
におけるボリューム情報ファイルマネージャ(VMIF
M)のボリューム情報ファイル管理テーブル(VMIF
MT)のパラメータ及びその内容を示す表である。
【図7】図5に示されるボリュウム情報ファイルの構造
におけるボリューム情報ファイルマネージャ(VMIF
M)のタイトルサーチポインタテーブル(TSPT)の
パラメータ及びその内容を示す表である。
【図8】図5に示されるボリュウム情報ファイルの構造
におけるボリュームメニュ−プログラムチェーン情報ブ
ロックテーブル( VMMPGCIBT)の構造を示す説
明図である。
【図9】図8に示されたボリュームメニュ−プログラム
チェーン情報ブロックテーブル( VMMPGCIBT)
内のボリュームメニュープログラムチェーン情報ブロッ
クテーブル情報(VMMPGCIBTI)のパラメータ
及びその内容を示す表である。
【図10】図8に示されたボリュームメニュ−プログラ
ムチェーン情報ブロックテーブル( VMMPGCIB
T)内のボリュームメニュー言語ブロックサーチポイン
タ(VMMLBSP)のパラメータ及びその内容を示す
表である。
【図11】図8に示されたボリュームメニュ−プログラ
ムチェーン情報ブロックテーブル( VMMPGCIB
T)内のボリュームメニュー言語ブロック113(VM
MLB)を構成するボリュームメニュー言語ブロック情
報(VMMLBI)のパラメータ及びその内容を示す表
である。
【図12】図11に記載されたボリュームメニュープロ
グラムチェーン情報(VMMPGCI)のパラメータ及
びその内容を示す表である。
【図13】図5に示されるボリュウム情報ファイルの構
造におけるタイトルセット情報サーチポインタテーブル
( TSISPT)の構造を示す説明図である。
【図14】図13に示されるタイトルセット情報サーチ
ポインタテーブル( TSISPT)におけるタイトルセ
ット情報サーチポインタテーブル情報(TSISPT
I)のパラメータ及びその内容を示す表である。
【図15】図5に示されるタイトルセット情報サーチポ
インタテーブル( TSISPT)における図13に示さ
れるタイトルセット情報サーチポインタ(TSISP)
のパラメータ及びその内容を示す表である。
【図16】図5に示されるボリュウム情報ファイルの構
造におけるタイトルセット属性テーブル (TSATR
T)の構造を示す説明図である。
【図17】図16に示されるタイトルセット属性テーブ
ル (TSATRT)に記載されるビデオタイトルセット
属性情報のパラメータ及びその内容を示す表である。
【図18】図5に示されるタイトルセット属性テーブル
(TSATRT)に含まれ、図16に示されるタイトル
セット属性(TSATR)に記載のオーディオタイトル
セット(ATS)の属性情報のパラメータ及びその内容
を示す表である。
【図19】図5に示されるボリュウム情報ファイルの構
造におけるタイトルセットメニュープログラムチェーン
情報ブロックテーブルグループ(TSMPGCIBT
G)の構造を示す説明図である。
【図20】図5に示されるボリュウム情報ファイルの構
造におけるタイトルセットメニュー用PGCブロックテ
ーブル(TSMPGCIBT)の構造を示す説明図であ
る。
【図21】図20に示されるタイトルセットメニュー用
PGCブロックテーブル(TSMPGCIBT)中のビ
デオタイトルセットメニュープログラムチェーン情報ブ
ロックテーブル情報(VTSMPGCIBTI)のパラ
メータ及びその内容を示す表である。
【図22】図20に示されるタイトルセットメニュー用
PGCブロックテーブル(TSMPGCIBT)中のV
TSM言語ブロックサーチポインター(VTSMLBS
P)のパラメータ及びその内容を示す表である。
【図23】図20に示されるタイトルセットメニュー用
PGCブロックテーブル(TSMPGCIBT)中のビ
デオタイトルセットメニュー言語ブロック(VTSML
B)の構造を示す説明図である。
【図24】図23に示されるビデオタイトルセットメニ
ュー言語ブロック(VTSMLB)中のVTSM言語ブ
ロック情報(VTSMLBI)のパラメータ及びその内
容を示す表である。
【図25】図23に示されるビデオタイトルセットメニ
ュー言語ブロック(VTSMLB)中のVTSメニュー
プログラムチェーン情報(VTSMPGI)のパラメー
タ及びその内容を示す表である。
【図26】図4に示されるボリューム情報ファイル及び
タイトルセットに含まれるビデオオブジェクトの構造を
示す説明図である。
【図27】図26に示されるビデオオブジェクトを構成
するパックの構造を示す説明図である。
【図28】図4に示されるビデオタイトルセットの構造
を示す説明図である。
【図29】オブジェクト、セル及び種々のパックとの関
係を説明する図である。
【図30】ボリュームメニューを表示するまでのフロー
チャートである。
【図31】ボリュームメニューを表示するまでのフロー
チャートである。
【図32】タイトルメニュー表示からタイトル選択まで
の動作を示すフローチャートである。
【図33】タイトルメニュー表示からタイトル選択まで
の動作を示すフローチャートである。
【図34】図1のモニターに表示され、周期的に切換え
られるタイトルメニューを示す説明図である。
【図35】映像データをエンコーダして映像ファイルを
生成するエンコーダシステムを示すブロック図である。
【図36】図35に示されるエンコード処理を示すフロ
ーチャートである。
【図37】図36に示すフローでエンコードされた主映
像データ、オーディオデータ及び副映像データを組み合
わせて映像データのファイルを作成するフローチャート
である。
【図38】フォーマットされた映像ファイルを光ディス
クへ記録するためのディスクフォーマッタのシステムを
示すブロック図である。
【図39】図38に示されるディスクフォーマッタにお
けるディスクに記録するための論理データを作成するフ
ローチャートである。
【図40】論理データからディスクへ記録するための物
理データを作成するフローチャートである。
【符号の説明】
6 … モニタ部 8 … スピーカ部 10 … 光ディスク 14 … 透明基盤 16 … 光反射層 28 … データ記録領域 30 … ディスクドライブ部 32 … 光ピックアップ 34 … 対物レンズ 36 … フォ―カス駆動回路 37 … 駆動回路 44 … サーボ処理回路 50 … システムCPU 54 … システムプロセッサ部 56 … データRAM部 58 … ビデオデコーダ部 60 … オーディオデコード部 62 … 副映像デコーダ部 64 … D/A及び再生処理回路 70 … ボリューム管理情報領域 80 … ファイル領域 82 … ボリューム情報ファイル 84 … ビデオタイトルセット 86 … オーディオタイトルセット 88 … ファイル 90 … メニューデータセル 201 … ビデオテープレコーダ 202 … オーディオテープレコーダ 203 … 副映像再生器 205 … システムコントローラ 206 … ビデオエンコーダ 207 … オーディオエンコーダ 208 … 副映像エンコーダ 205 … システムコントローラ 220、222 … メモリ 226 … ボリュームフォーマッタ 228 … ディスクフォーマッタ 230 … 変調器 232 … 記録器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊地 伸一 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 玉田 雄三 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝マルチメディア技術研究所 内 (72)発明者 平良 和彦 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−141090(JP,A) 特開 平5−46624(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】当該ディスクの内周側に設けられたリード
    イン領域及びその外周側に設けられたリードアウト領域
    と、 当該リードイン領域及びリードアウト領域の間に設けら
    れた第1言語メニューデータ領域を含む記録領域であっ
    て、この第1言語メニューデータ領域には、セクタの集
    合で構成され、少なくとも1つのデータセルから構成さ
    れる第1言語メニュー表示用のデータが格納され、この
    データセルが複数のビデオ並びに副映像データパックか
    ら構成されている記録領域と、 前記第1言語メニューデータ領域を指定する第1スター
    トアドレス及びこの第1言語メニューデータ領域の言語
    を特定する第1言語コードが格納され、前記当該リード
    イン領域及び前記第1言語メニューデータ領域の間に設
    けられているメニュー選択領域と、 を具備する光学式ディスクからメニューを再生する情報
    再生装置において、 当該装置に固有の言語コードを記憶保持する記憶手段
    と、 前記メニュー選択領域を検索して前記第1言語コードを
    検索し、前記固有の言語コードと前記第1の言語コード
    を比較し、一致した際に前記第1のスタートアドレスを
    取得してこの第1言語メニューデータ領域からデータセ
    ルを読み出す検索手段と、 この読み出されたデータセル内のビデオデータパック及
    び副映像データパックをデコードしてビデオ信号及び副
    映像信号に変換する変換手段と、及びこのビデオ信号及
    び副映像信号を前記ビデオ信号に基づいた映像を背景と
    して前記副映像信号に基づいた映像が選択項目として合
    成されるように出力する出力手段と、 を具備することを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】前記記録領域は、第2言語メニューデータ
    領域を含み、この第2言語メニューデータ領域には、セ
    クタの集合で構成され、少なくとも1つのデータセルが
    格納され、このデータセルが複数のビデオ並びに副映像
    データパックから構成され、前記メニュー選択領域に
    は、前記第2言語メニューデータ領域を指定する第2ス
    タートアドレス及び前記第2言語メニューデータ領域の
    言語を特定する第2言語コードが格納され、 前記検索手段は、前記メニュー選択領域を検索して前記
    第1及び第2言語コードを検索し、前記固有の言語コー
    ドと前記第1及び第2の言語コードを比較し、一致した
    言語コードに対応する前記スタートアドレスを取得して
    この言語メニューデータ領域からデータセルを読み出す
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  3. 【請求項3】前記光学式ディスクは、再生対象のデータ
    が格納された少なくとも1つのデータファイル及びこの
    データファイルの再生を管理する管理ファイルを有する
    タイトルセット領域を更に具備し、前記データファイル
    には、複数のデータセルが配列され、前記各データセル
    がビデオデータパック、オーディオデータパック及び副
    映像データパックが配列されて構成され、 前記検索手段は、この管理ファイルを読み出して前記デ
    ータファイルからデータセルを読み出し、 前記変換手段は、各セル内のビデオデータパック、オー
    ディデータパック及び副映像データパックをそれぞれビ
    デオ信号、オーディオ信号及び副映像信号に変換し、 前記出力手段は、このビデオ信号、オーディオ信号及び
    副映像信号を出力することを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】前記光学式ディスクは、前記各タイトルセ
    ットを管理する情報及び光学式ディスクのボリュームに
    関する情報が格納されているボリューム管理領域を更に
    具備し、 前記検索手段は、このボリューム管理領域を読み込み、
    前記タイトルセットのデータセルを読み出すことを特徴
    とする請求項3に記載の情報再生装置。
  5. 【請求項5】前記光学式ディスクでは、ファイル、前記
    タイトルセット領域及び前記ボリューム管理領域が論理
    セクタの境界上で区分されていること特徴とする請求項
    2から4項に記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】当該ディスクの内周側に設けられたリード
    イン領域及びその外周側に設けられたリードアウト領域
    と、 当該リードイン領域及びリードアウト領域の間に設けら
    れた第1言語メニューデータ領域を含む記録領域であっ
    て、この第1言語メニューデータ領域には、セクタの集
    合で構成され、少なくとも1つのデータセルから構成さ
    れる第1言語メニュー表示用のデータが格納され、この
    データセルが複数のビデオ並びに副映像データパックか
    ら構成されている記録領域と、 前記第1言語メニューデータ領域を指定する第1スター
    トアドレス及びこの第1言語メニューデータ領域の言語
    を特定する第1言語コードが格納され、前記当該リード
    イン領域及び前記第1言語メニューデータ領域の間に設
    けられているメニュー選択領域と、 を具備する光学式ディスクからメニューを再生する情報
    再生方法において、 当該方法に固有の言語コードを記憶保持する記憶工程
    と、 前記メニュー選択領域を検索して前記第1言語コードを
    検索し、前記固有の言語コードと前記第1の言語コード
    を比較し、一致した際に前記第1のスタートアドレスを
    取得してこの第1言語メニューデータ領域からデータセ
    ルを読み出す検索工程と、 この読み出されたデータセル内のビデオデータパック及
    び副映像データパックをデコードしてビデオ信号及び副
    映像信号に変換する変換工程と、及びこのビデオ信号及
    び副映像信号を前記ビデオ信号に基づいた映像を背景と
    して前記副映像信号に基づいた映像が選択項目として合
    成されるように出力する出力工程と、 を具備することを特徴とする情報再生方法。
  7. 【請求項7】前記記録領域は、第2言語メニューデータ
    領域を含み、この第2言語メニューデータ領域には、セ
    クタの集合で構成され、少なくとも1つのデータセルが
    格納され、このデータセルが複数のビデオ並びに副映像
    データパックから構成され、 前記メニュー選択領域には、前記第2言語メニューデー
    タ領域を指定する第2スタートアドレス及び前記第2言
    語メニューデータ領域の言語を特定する第2言語コード
    が格納され、 前記検索工程では、前記メニュー選択領域を検索して前
    記第1及び第2言語コードを検索し、前記固有の言語コ
    ードと前記第1及び第2の言語コードを比較し、一致し
    た言語コードに対応する前記スタートアドレスを取得し
    てこの言語メニューデータ領域からデータセルを読み出
    すことを特徴とする請求項6に記載の情報再生方法。
  8. 【請求項8】前記光学式ディスクは、再生対象のデータ
    が格納された少なくとも1つのデータファイル及びこの
    データファイルの再生を管理する管理ファイルを有する
    タイトルセット領域を更に具備し、前記データファイル
    には、複数のデータセルが配列され、前記各データセル
    がビデオデータパック、オーディオデータパック及び副
    映像データパックが配列されて構成され、 前記検索工程では、この管理ファイルを読み出して前記
    データファイルからデータセルを読み出し、 前記変換工程では、各セル内のビデオデータパック、オ
    ーディデータパック及び副映像データパックをそれぞれ
    ビデオ信号、オーディオ信号及び副映像信号に変換し、 前記出力工程では、このビデオ信号、オーディオ信号及
    び副映像信号を出力することを特徴とする請求項6又は
    請求項7に記載の情報再生方法。
  9. 【請求項9】前記光学式ディスクは、前記各タイトルセ
    ットを管理する情報及び光学式ディスクのボリュームに
    関する情報が格納されているボリューム管理領域を更に
    具備し、 前記検索工程では、このボリューム管理領域を読み込
    み、前記タイトルセットのデータセルを読み出すことを
    特徴とする請求項8に記載の情報再生方法。
  10. 【請求項10】前記光学式ディスクでは、ファイル、前
    記タイトルセット領域及び前記ボリューム管理領域が論
    理セクタの境界上で区分されていること特徴とする請求
    項6から9項に記載の情報再生方法。
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