JP2746619B2 - 分析用液体の搬送装置 - Google Patents
分析用液体の搬送装置Info
- Publication number
- JP2746619B2 JP2746619B2 JP63296239A JP29623988A JP2746619B2 JP 2746619 B2 JP2746619 B2 JP 2746619B2 JP 63296239 A JP63296239 A JP 63296239A JP 29623988 A JP29623988 A JP 29623988A JP 2746619 B2 JP2746619 B2 JP 2746619B2
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- JP
- Japan
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- sample
- analysis
- liquid
- container
- transport
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- Expired - Lifetime
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- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は血清、血漿、尿等の生体試料及び生化学分析
装置で使用される諸試薬液等(以下「分析用液体」とい
う。)を定量分注し、次の採取位置まで搬送する装置、
特に血清中の蛋白を電気泳動法で分画し、分析する自動
電気泳動装置における検体試料の自動搬送装置に関する
ものである。
装置で使用される諸試薬液等(以下「分析用液体」とい
う。)を定量分注し、次の採取位置まで搬送する装置、
特に血清中の蛋白を電気泳動法で分画し、分析する自動
電気泳動装置における検体試料の自動搬送装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕 第5図は従来の自動電気泳動装置の試料搬送システム
を示す図である。第5図Aに示すように、従来は、細長
い試料受器21に横方向に装着された試料受22に手作業な
どで試料を分注し、分注の完了した試料受器21は第5図
Bに示すようにガイド23に手作業で順番に積み上げるよ
うにしていた。ガイド23に積み上げられた試料受器の最
下段に位置する試料受器21aは押し器24により、前記ガ
イド23近傍にある試料採取位置P′に押し出される。試
料塗布器26は試料受器21に配設された試料受22の数と同
数の塗布先を有しており、試料採取位置P′でその塗布
先が試料受22にはまるように下降し、塗布器26の塗布先
に電気泳動に必要な量の試料を被着する。各塗布先に試
料を被着した試料塗布器26は試料採取位置P′から、試
料塗布位置Qまで移動し、支持体27に試料を塗布する。
試料が塗布された支持体は支持体搬送器28により、次の
処理工程段である電気泳動部に搬送される。尚、ガイド
23の最上部には重り25がセットしてあり、このガイドに
積み上げられた試料受器21は重り25の自重により、順次
押し出し位置まで降下する。この重り25は、試料の蒸発
を防ぐ蓋としての機能も兼ね備えている。
を示す図である。第5図Aに示すように、従来は、細長
い試料受器21に横方向に装着された試料受22に手作業な
どで試料を分注し、分注の完了した試料受器21は第5図
Bに示すようにガイド23に手作業で順番に積み上げるよ
うにしていた。ガイド23に積み上げられた試料受器の最
下段に位置する試料受器21aは押し器24により、前記ガ
イド23近傍にある試料採取位置P′に押し出される。試
料塗布器26は試料受器21に配設された試料受22の数と同
数の塗布先を有しており、試料採取位置P′でその塗布
先が試料受22にはまるように下降し、塗布器26の塗布先
に電気泳動に必要な量の試料を被着する。各塗布先に試
料を被着した試料塗布器26は試料採取位置P′から、試
料塗布位置Qまで移動し、支持体27に試料を塗布する。
試料が塗布された支持体は支持体搬送器28により、次の
処理工程段である電気泳動部に搬送される。尚、ガイド
23の最上部には重り25がセットしてあり、このガイドに
積み上げられた試料受器21は重り25の自重により、順次
押し出し位置まで降下する。この重り25は、試料の蒸発
を防ぐ蓋としての機能も兼ね備えている。
上記述べたとおり、電気泳動法における試料の分析に
あたっては、試料を試料受に分注し、試料塗布器に該試
料を被着させ、支持体にその試料を塗布するという作業
が必要とされ、従って、試料分注位置から採取位置まで
試料を分注した試料受を搬送することが必要である。
あたっては、試料を試料受に分注し、試料塗布器に該試
料を被着させ、支持体にその試料を塗布するという作業
が必要とされ、従って、試料分注位置から採取位置まで
試料を分注した試料受を搬送することが必要である。
しかしながら、第5図A及びBに示す従来の試料搬送
システムでは以下のような問題があった。
システムでは以下のような問題があった。
まず第一に、従来のシステムでは、試料が分注された
試料受器21をガイド23へ積み上げるにあたり手作業によ
って行っていたため、積み上げに時間がかかり、また試
料受器を試料分注位置からガイド23まで搬送し、積み上
げる際に試料がこぼれることもあり、試料分注の正確
さ、また、試料汚染に関する安全性を欠いていた。
試料受器21をガイド23へ積み上げるにあたり手作業によ
って行っていたため、積み上げに時間がかかり、また試
料受器を試料分注位置からガイド23まで搬送し、積み上
げる際に試料がこぼれることもあり、試料分注の正確
さ、また、試料汚染に関する安全性を欠いていた。
更に、試料受器21はガイド23に積み上げる形でセット
するため、装置全体の高さを考慮すると、試料受器の収
納量が限られてしまうこととなり、多数の試料を同時に
収納し、分析するには適さないものであった。
するため、装置全体の高さを考慮すると、試料受器の収
納量が限られてしまうこととなり、多数の試料を同時に
収納し、分析するには適さないものであった。
本発明はこのような問題を解決し、分析用液体を所要
数の容器へ定量的に分配し、分配された各分析用液体を
それぞれ定量的に取り出し、最終的にそれぞれ別々の反
応部へ導いて所要の分析を行なうための分析用液体の自
動搬送装置において、分析用液体を効率良く、正確かつ
安全に注入し、取出すことができ、しかも所要数の分析
用液体を同時に収容しながら搬送することができる分析
用液体の搬送装置を提供しようとするものである。
数の容器へ定量的に分配し、分配された各分析用液体を
それぞれ定量的に取り出し、最終的にそれぞれ別々の反
応部へ導いて所要の分析を行なうための分析用液体の自
動搬送装置において、分析用液体を効率良く、正確かつ
安全に注入し、取出すことができ、しかも所要数の分析
用液体を同時に収容しながら搬送することができる分析
用液体の搬送装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明は、分析用液体を所
要数の容器に定量的に注入した後、希釈することなく、
各容器から前記分析用液体をそれぞれ定量的に取出し、
最終的にこれらの分析用液体をそれぞれ別々の反応部へ
導いて各反応部毎に所要の分析を行なうための分析用液
体の自動搬送装置において、 少なくとも移動方向に沿って配置された所要数の容器
を保持した状態で移動と停止を繰り返しながら搬送を行
なう容器搬送手段と、 前記容器搬送手段の搬送ライン上の異なる停止位置に
それぞれ設けられた分析用液体の注入位置および取出し
位置で所要数の容器を順次に停止させるように前記容器
搬送手段を駆動する手段と、 前記注入位置および取出し位置に各容器が停止してい
るときに、分析用液体の注入および取出しを行なう手段
とを具え、 少なくとも注入位置および取出し位置とに開口を設け
た蒸発防止のための覆いを上記容器搬送手段の搬送ライ
ンの上方に配設したことを特徴とするものである。
要数の容器に定量的に注入した後、希釈することなく、
各容器から前記分析用液体をそれぞれ定量的に取出し、
最終的にこれらの分析用液体をそれぞれ別々の反応部へ
導いて各反応部毎に所要の分析を行なうための分析用液
体の自動搬送装置において、 少なくとも移動方向に沿って配置された所要数の容器
を保持した状態で移動と停止を繰り返しながら搬送を行
なう容器搬送手段と、 前記容器搬送手段の搬送ライン上の異なる停止位置に
それぞれ設けられた分析用液体の注入位置および取出し
位置で所要数の容器を順次に停止させるように前記容器
搬送手段を駆動する手段と、 前記注入位置および取出し位置に各容器が停止してい
るときに、分析用液体の注入および取出しを行なう手段
とを具え、 少なくとも注入位置および取出し位置とに開口を設け
た蒸発防止のための覆いを上記容器搬送手段の搬送ライ
ンの上方に配設したことを特徴とするものである。
本発明によると、所要数の容器を保持した状態で一定
方向に移動と停止を繰り返しながら搬送を行なう容器搬
送手段の搬送ライン上の異なる位置に分析用液体の注入
位置と取出し位置とを設けるとともにこれら注入位置と
取出し位置とに開口を形成した覆いを搬送ライン上方に
配置したため、従来の手作業による搬送に比べて、所要
数の分析用液体を正確かつ安全に、また迅速に搬送する
ことができる。また、搬送ラインの上方に覆いを配置し
たため、長時間分析用液体を収容しておいても分析用液
体が蒸発することもなく、したがって少量の分析用液体
で所要の分析を行なうことができる。さらに、覆いには
分析用液体の注入位置と取出し位置とに別個の開口を形
成したので、効率良く分析用液体の注入と取出しとを同
時に行なうことができる。
方向に移動と停止を繰り返しながら搬送を行なう容器搬
送手段の搬送ライン上の異なる位置に分析用液体の注入
位置と取出し位置とを設けるとともにこれら注入位置と
取出し位置とに開口を形成した覆いを搬送ライン上方に
配置したため、従来の手作業による搬送に比べて、所要
数の分析用液体を正確かつ安全に、また迅速に搬送する
ことができる。また、搬送ラインの上方に覆いを配置し
たため、長時間分析用液体を収容しておいても分析用液
体が蒸発することもなく、したがって少量の分析用液体
で所要の分析を行なうことができる。さらに、覆いには
分析用液体の注入位置と取出し位置とに別個の開口を形
成したので、効率良く分析用液体の注入と取出しとを同
時に行なうことができる。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の自動搬送装置を側面から見た断面
図であり、第2図Aは、ベルトコンベアの斜視図であ
り、第2図Bはその一部を拡大した図である。
図であり、第2図Aは、ベルトコンベアの斜視図であ
り、第2図Bはその一部を拡大した図である。
第2図A及びBに示すように、ベルトコンベア1は、
試料受2が試料の搬送方向と直交する方向に一体に形成
されているベルト部材3aと試料受が形成されていないベ
ルト部材3bとを交互に連結して構成されており、第1図
に示すようにスプロケット4a,4bを具えた支持部材6,7に
よって支持されている。ベルトコンベア1は第1図の矢
印方向にピッチ送りして回動するように構成されてお
り、一方の支持部材6には搬送ベルト駆動手段が内蔵さ
れている。この支持部材6に装着されたスプロケット4a
の軸部と前記駆動手段とを駆動ベルト5で連結し、ベル
トコンベア1を駆動させるようにしている。これらの部
材は収納箱8によって覆われており、該収納箱の試料分
注位置T及び試料採取位置Pにそれぞれ対向する位置に
は、試料の分注及び被着が可能なようにベルトコンベア
のベルトとほぼ同じ巾の開口9,10が設けられている。
試料受2が試料の搬送方向と直交する方向に一体に形成
されているベルト部材3aと試料受が形成されていないベ
ルト部材3bとを交互に連結して構成されており、第1図
に示すようにスプロケット4a,4bを具えた支持部材6,7に
よって支持されている。ベルトコンベア1は第1図の矢
印方向にピッチ送りして回動するように構成されてお
り、一方の支持部材6には搬送ベルト駆動手段が内蔵さ
れている。この支持部材6に装着されたスプロケット4a
の軸部と前記駆動手段とを駆動ベルト5で連結し、ベル
トコンベア1を駆動させるようにしている。これらの部
材は収納箱8によって覆われており、該収納箱の試料分
注位置T及び試料採取位置Pにそれぞれ対向する位置に
は、試料の分注及び被着が可能なようにベルトコンベア
のベルトとほぼ同じ巾の開口9,10が設けられている。
ベルトコンベア1の試料分注位置Tで、試料カップ搬
送手段(図示せず)により、搬送されてきた試料を試料
分注手段(図示せず)によって、一列の各試料受2に所
定量分注し、一列の試料の分注が終了すると、次の試料
受2が形成されたベルト部材3aが試料分注位置Tに位置
するまでベルトコンベアを移動させ再び試料を分注す
る。この動作を繰り返し、各試料受2に試料を分注す
る。又、ベルトコンベア1の試料採取位置Pで試料が分
注された試料受1が停止するように、ベルトコンベアの
移動ピッチを調整し、分注された試料の採取を行う。即
ち、電気泳動装置に用いる場合には試料塗布器を、その
試料塗布先が試料受2中の試料に触れるように試料採取
位置Pで降下させ、塗布先に試料を被着する。試料を被
着した試料塗布器は、試料塗布位置(図示せず)まで移
動し、試料塗布位置にセットされている支持体上に試料
を塗布する。試料を塗布された支持体は支持体搬送機に
よって次処理工程段である電気泳動部(図示せず)に搬
送される。この動作を順次繰り返すことによって、分注
された試料を試料採取位置まで自動的に搬送し、その後
試料塗布器によって支持体に試料を塗布し、電気泳動法
による分析を行うことができる。
送手段(図示せず)により、搬送されてきた試料を試料
分注手段(図示せず)によって、一列の各試料受2に所
定量分注し、一列の試料の分注が終了すると、次の試料
受2が形成されたベルト部材3aが試料分注位置Tに位置
するまでベルトコンベアを移動させ再び試料を分注す
る。この動作を繰り返し、各試料受2に試料を分注す
る。又、ベルトコンベア1の試料採取位置Pで試料が分
注された試料受1が停止するように、ベルトコンベアの
移動ピッチを調整し、分注された試料の採取を行う。即
ち、電気泳動装置に用いる場合には試料塗布器を、その
試料塗布先が試料受2中の試料に触れるように試料採取
位置Pで降下させ、塗布先に試料を被着する。試料を被
着した試料塗布器は、試料塗布位置(図示せず)まで移
動し、試料塗布位置にセットされている支持体上に試料
を塗布する。試料を塗布された支持体は支持体搬送機に
よって次処理工程段である電気泳動部(図示せず)に搬
送される。この動作を順次繰り返すことによって、分注
された試料を試料採取位置まで自動的に搬送し、その後
試料塗布器によって支持体に試料を塗布し、電気泳動法
による分析を行うことができる。
試料を分注した試料搬送ベルト1は、第1図の矢印方
向に移動するが、試料受2の表面積は小さく試料受2が
下側に搬送されてきた場合でも、試料の表面張力によっ
て試料がこぼれることはなく、したがって周囲を汚すこ
とはない。
向に移動するが、試料受2の表面積は小さく試料受2が
下側に搬送されてきた場合でも、試料の表面張力によっ
て試料がこぼれることはなく、したがって周囲を汚すこ
とはない。
第3図は、本発明の他の実施例を側面から見た断面図
である。この図から明らかなように、本実施例では、搬
送ベルト1が回動してくる下側の部分に試料受の洗浄乾
燥装置11a〜11cが配設されており、更に、収納部8の外
部に設けられた超音波水蒸気発生器12にて発生した水蒸
気を収納箱8内に取り入れるようにしている。
である。この図から明らかなように、本実施例では、搬
送ベルト1が回動してくる下側の部分に試料受の洗浄乾
燥装置11a〜11cが配設されており、更に、収納部8の外
部に設けられた超音波水蒸気発生器12にて発生した水蒸
気を収納箱8内に取り入れるようにしている。
即ち、T点にて試料の分注及びP点にて試料の採取が
終了した試料受1は搬送ベルト1と共にコンベア下側に
移動し、まず試料受洗浄槽11aを通過する。ここでは、
洗浄液を外部から供給し、試料受2を洗浄する。その
後、試料受水洗槽11bを通過させ、ここでは、水を外部
から送り、試料受2を水洗する。その後、試料受乾燥槽
11cを通過させ、ここで外部から送風することにより試
料受2を乾燥させる。乾燥が終了した試料受2は搬送ベ
ルト1により更に搬送され、試料分注位置Tに戻り、新
たな、分注、採取、洗浄、乾燥、の各作業を繰り返す。
本実施例では、更に、水蒸気取り入れ口13が収納箱8の
一部に設けられており、外部に設けられた超音波水蒸気
発生器12で発生した水蒸気を前記取り入れ口13から取り
入れて、収納箱内部に水蒸気を供給し、試料の乾燥を防
いでいる。これにより、多数の試料を温湿環境による変
化を起こすことなく長時間収容することが可能となる。
終了した試料受1は搬送ベルト1と共にコンベア下側に
移動し、まず試料受洗浄槽11aを通過する。ここでは、
洗浄液を外部から供給し、試料受2を洗浄する。その
後、試料受水洗槽11bを通過させ、ここでは、水を外部
から送り、試料受2を水洗する。その後、試料受乾燥槽
11cを通過させ、ここで外部から送風することにより試
料受2を乾燥させる。乾燥が終了した試料受2は搬送ベ
ルト1により更に搬送され、試料分注位置Tに戻り、新
たな、分注、採取、洗浄、乾燥、の各作業を繰り返す。
本実施例では、更に、水蒸気取り入れ口13が収納箱8の
一部に設けられており、外部に設けられた超音波水蒸気
発生器12で発生した水蒸気を前記取り入れ口13から取り
入れて、収納箱内部に水蒸気を供給し、試料の乾燥を防
いでいる。これにより、多数の試料を温湿環境による変
化を起こすことなく長時間収容することが可能となる。
ベルトコンベア1はピッチ送りされるように制御され
ており、そのピッチは、試料の分注、採取、試料受の洗
浄、乾燥に必要かつ十分な時間を取るようにしている。
ており、そのピッチは、試料の分注、採取、試料受の洗
浄、乾燥に必要かつ十分な時間を取るようにしている。
第4図は、試料塗布器14の正面図及び、試料受2を一
体化して形成した一枚のベルト部材3aの側面を示す図で
ある。この図面から解る通り、試料塗布器14には搬送ベ
ルトに形成された試料受2の数に対応する数の塗布先15
が、塗布先の一端にあけられた長孔16とビス17によって
半固定されている。半固定されているため、試料被着時
の塗布先と試料受けとの衝撃が和らげられ、塗布先を破
壊したり、試料が周囲に飛散したりすることがない。塗
布先15の幅は、試料受2の幅よりやや狭く作られてお
り、試料塗布器14が下降すると、試料受2に塗布先15が
はまり、試料が被着保持されるように構成されている。
体化して形成した一枚のベルト部材3aの側面を示す図で
ある。この図面から解る通り、試料塗布器14には搬送ベ
ルトに形成された試料受2の数に対応する数の塗布先15
が、塗布先の一端にあけられた長孔16とビス17によって
半固定されている。半固定されているため、試料被着時
の塗布先と試料受けとの衝撃が和らげられ、塗布先を破
壊したり、試料が周囲に飛散したりすることがない。塗
布先15の幅は、試料受2の幅よりやや狭く作られてお
り、試料塗布器14が下降すると、試料受2に塗布先15が
はまり、試料が被着保持されるように構成されている。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば、試料受2をベルトコンベア1のベルト部材3aに
一体化することなく、ディスポーザブル式にしても良
い。この場合は、試料受は、試料採取後、残存する試料
とともにベルトコンベアから脱落するので、前記洗浄、
乾燥の諸工程は不要である。又、水蒸気の発生装置は、
超音波水蒸気発生装置に代わるものでも良く、例えば、
収納箱8の底面に水を含ませたスポンジを設けて収納箱
内の湿度を保つようにしてもよい。
例えば、試料受2をベルトコンベア1のベルト部材3aに
一体化することなく、ディスポーザブル式にしても良
い。この場合は、試料受は、試料採取後、残存する試料
とともにベルトコンベアから脱落するので、前記洗浄、
乾燥の諸工程は不要である。又、水蒸気の発生装置は、
超音波水蒸気発生装置に代わるものでも良く、例えば、
収納箱8の底面に水を含ませたスポンジを設けて収納箱
内の湿度を保つようにしてもよい。
本発明によれば、複数の開口を容器搬送ライン上のそ
れぞれ異なる分析用液体の注入位置と取出し位置にそれ
ぞれ設けた覆いを搬送ライン上に設けたことにより、分
析用液体の注入と取出しとが混同することなく正確な分
析を行えるとともに、注入から取出しまで期間に亘って
安定に収容することができ、分析用液体をこぼすなどの
事態が有効に防止されるので安全性も保てる。しかも、
分析用液体の注入と取出しとを所要数の容器について連
続して行なう場合に、一方の開口を介して分析用液体の
注入をおこなう間に他方の開口を介して分析用液体の取
出しを行えるので、所要数の容器を効率良く連続的に処
理することが可能である。
れぞれ異なる分析用液体の注入位置と取出し位置にそれ
ぞれ設けた覆いを搬送ライン上に設けたことにより、分
析用液体の注入と取出しとが混同することなく正確な分
析を行えるとともに、注入から取出しまで期間に亘って
安定に収容することができ、分析用液体をこぼすなどの
事態が有効に防止されるので安全性も保てる。しかも、
分析用液体の注入と取出しとを所要数の容器について連
続して行なう場合に、一方の開口を介して分析用液体の
注入をおこなう間に他方の開口を介して分析用液体の取
出しを行えるので、所要数の容器を効率良く連続的に処
理することが可能である。
第1図は、本発明による自動搬送装置の一実施例を側面
から見た断面図、 第2図A及びBは、同じくそのベルトコンベアの斜視図
及びベルトコンベアを構成するベルト部材を拡大して示
す図、 第3図は、本発明による自動搬送装置の他の実施例を側
方から見た断面図、 第4図は、試料塗布器の一部及び試料受が形成されてい
るベルト部材を示す側面図、 第5図A及びBは、従来の試料搬送装置を示す図であ
る。 T……試料分注位置、P……試料採取位置 1……ベルトコンベア、2……試料受 3a,3b……ベルト部材、4a,4b……スプロケット 5……駆動ベルト、6,7……支持部材 8……収納箱、9,10……開口 11a……試料受洗浄槽、11b……試料受水洗槽 11c……試料受乾燥槽、12……超音波水蒸気発生装置 13……水蒸気取り入れ口
から見た断面図、 第2図A及びBは、同じくそのベルトコンベアの斜視図
及びベルトコンベアを構成するベルト部材を拡大して示
す図、 第3図は、本発明による自動搬送装置の他の実施例を側
方から見た断面図、 第4図は、試料塗布器の一部及び試料受が形成されてい
るベルト部材を示す側面図、 第5図A及びBは、従来の試料搬送装置を示す図であ
る。 T……試料分注位置、P……試料採取位置 1……ベルトコンベア、2……試料受 3a,3b……ベルト部材、4a,4b……スプロケット 5……駆動ベルト、6,7……支持部材 8……収納箱、9,10……開口 11a……試料受洗浄槽、11b……試料受水洗槽 11c……試料受乾燥槽、12……超音波水蒸気発生装置 13……水蒸気取り入れ口
Claims (1)
- 【請求項1】分析用液体を所要数の容器に定量的に注入
した後、希釈処理することなく、各容器から前記分析用
液体をそれぞれ定量的に取出し、最終的にこれらの分析
用液体をそれぞれ別々の反応部へ導いて各反応部毎に所
要の分析を行なうための分析用液体の自動搬送装置にお
いて、 少なくとも移動方向に沿って配置された所要数の容器を
保持した状態で移動と停止を繰り返しながら搬送を行な
う容器搬送手段と、 前記容器搬送手段の搬送ライン上の異なる停止位置にそ
れぞれ設けられた分析用液体の注入位置および取出し位
置で所要数の容器を順次に停止させるように前記容器搬
送手段を駆動する手段と、 前記注入位置および取出し位置に各容器が停止している
ときに、分析用液体の注入および取出しを行なう手段と
を具え、 少なくとも注入位置および取出し位置とに開口を設けた
蒸発防止のための覆いを上記容器搬送手段の搬送ライン
の上方に配設したことを特徴とする分析用液体の搬送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63296239A JP2746619B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 分析用液体の搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63296239A JP2746619B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 分析用液体の搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02143166A JPH02143166A (ja) | 1990-06-01 |
JP2746619B2 true JP2746619B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17830986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63296239A Expired - Lifetime JP2746619B2 (ja) | 1988-11-25 | 1988-11-25 | 分析用液体の搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2746619B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5331190A (en) * | 1976-09-03 | 1978-03-24 | Hitachi Ltd | Sampler of chemical automatic analytical apparatus |
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-
1988
- 1988-11-25 JP JP63296239A patent/JP2746619B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02143166A (ja) | 1990-06-01 |
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