JP2745349B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2745349B2
JP2745349B2 JP3330066A JP33006691A JP2745349B2 JP 2745349 B2 JP2745349 B2 JP 2745349B2 JP 3330066 A JP3330066 A JP 3330066A JP 33006691 A JP33006691 A JP 33006691A JP 2745349 B2 JP2745349 B2 JP 2745349B2
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文雄 住田
学 井口
崇 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置に広く使
用されているプリンタなどの印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種情報処理装置には、文書や図面等を
印刷するための印字装置が接続される。図2に一般の印
字装置ブロック図を示す。図の装置は、受信回路1、プ
ロセッサ3、ROM(リードオンリメモリ)4、受信バ
ッファ5、印字バッファ6及びI/O制御部7が設けら
れ、これらがバスライン10に接続される構成となって
いる。プロセッサ3とROM4とは、この装置の動作を
制御するための制御部2を構成する。I/O制御部7に
は、印字ヘッド制御部11を介して印字ヘッド12が接
続され、スペースモータ制御部13を介してスペースモ
ータ14が接続され、さらにラインフィードモータ制御
部15を介してラインフィードモータ16が接続されて
いる。
【0003】受信回路1は、外部装置から印字制御のた
めの受信データを受け入れるインタフェース回路から構
成される。制御部2のROM4には、プロセッサ3が印
字動作を制御するためのプログラムが格納されている。
受信バッファ5は、受信回路1を介して外部装置から受
信された受信データを格納するためのメモリである。印
字バッファ6は、制御部2が受信バッファ5中の受信デ
ータを解析し、変換して、印字データを生成した場合
に、この印字データを格納するためのメモリである。印
字バッファ6に格納された印字データは、文字コード
や、あるいはそのまま印字ヘッド制御部11に転送して
印字に使用される、イメージ化されたデータである。印
字ヘッド制御部11は、印字ヘッド12を駆動し、印字
バッファ6に格納されたデータに基づいて印字を制御す
る回路である。スペースモータ制御部13は、印字ヘッ
ド12のスペーシングを制御する回路で、スペースモー
タ14を駆動する。ラインフィードモータ制御部15
は、改行動作の際に図示しない印字用紙を搬送する制御
を行うもので、ラインフィードモータ16を駆動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な印字装置において、受信バッファ5に格納できる受信
データの量が多ければ、外部装置はまとめて印字装置に
データを転送しそのスループットを上げることができ
る。しかしながら、装置の価格、メモリの収納スペース
その他を考慮し、受信バッファ5の容量にはおのずから
制限が設けられる。また、印字バッファ6についても同
様で、印字バッファ6の容量が大きければ、何行分もの
印字データを格納し、プロセッサ3による受信データを
変換して印字データを生成する動作も効率的に行うこと
ができる。しかしながら、その容量に限界があるため、
従来例えば2行分あるいは1行分よりも多少大きめの容
量を持つように選定し、格納領域を有効に使用するよう
にしている。
【0005】図3に従来の印字バッファ使用方法説明図
を示す。例えば図のように、印字バッファ6のアドレス
をabcdeというように順に表すものとすると、アド
レスcからアドレスdまで1行目のデータを格納し、そ
の次にアドレスdからアドレスeまで2行目のデータの
前半を格納する。そして、印字バッファ6の先頭に戻
り、アドレスaからbまで2行目のデータの後半を格納
する。このように印字バッファ6をエンドレスに使用す
ることによって、格納領域を有効に活用していた。
【0006】しかしながら、このような処理を行う場合
には、必ず印字データの書き込みの際、必ず印字バッフ
ァ6のエンド検出を行う必要がある。これに誤りがあれ
ば不正常な印字データ処理を実行してしまうことにな
る。また、通常、印字動作は印字ヘッドを例えば右方向
にスペーシングすると、その次には左方向にスペーシン
グしながら印字を行うといった往復印字が行われる。印
字データは印字バッファのアドレスの大きい方から小さ
い方に向かって読み出されるから、往復印字の場合、こ
の読み出し順を考慮してデータを格納することが好まし
い。ところが、このように印字方向とデータの格納順な
どを考慮すると、従来の印字バッファの印字データ格納
および読み出し制御は極めて複雑なプログラムによって
実行されることになる。従って、プログラムに欠陥が発
生する可能性も高く、また、プログラムの制作時間も長
時間になり、コストが増大するという問題があった。本
発明は、以上の点に着目してなされたもので、印字バッ
ファの複雑な読み書き制御が要求されるという問題を解
消し、さらに一定の容量のメモリを最大限に効率的に活
用して印字制御を行うことができる、印字装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明は、印字ヘッド
に供給される印字データを格納する印字バッファが、複
数の単位容量のセルに分割され、これらのセルは、それ
ぞれ、次のセルのアドレスおよび一定量のデータを格納
して、印字データを格納するいずれかのルートに連鎖さ
れ、前記ルートの最後のセルは、前記次のセルのアドレ
スの代わりに終端マークを格納したことを特徴とする印
字装置に関する。 第2発明は、外部装置から受信する印
字制御のための受信データを格納する受信バッファと、
印字ヘッドに供給される印字データを格納する印字バッ
ファが、それぞれ複数の単位容量のセルに分割され、前
記セルは、それぞれ、次のセルのアドレスおよび一定量
のデータを格納して、空きルートと受信ルートと印字ル
ートのいずれかのルートに連鎖され、動作状態に応じ
て、受信ルートに割り当てるべきセルの数と印字ルート
に割り当てるべきセルの数を選定する制御部を備え、こ
の制御部は、受信データが受信されると、空きルートか
ら必要なセルを取り外して受信ルートに連鎖し、そのセ
ルに受信データを格納し、受信データから印字データを
生成したとき、空になったセルを受信ルートから外して
空きルートに戻して連鎖し、印字データが生成される
と、空きルートから必要なセルを取り外して印字ルート
に連鎖して、そのセルに印字データを格納し、印字ルー
トから印字データを取り出して印刷処理を行うと、空に
なったセルを印字ルートから外して空きルートに戻して
連鎖することを特徴とする印字装置に関する。
【0008】
【作用】この装置では、印字バッファが多数のセルに分
割され、各セルは互いに連鎖するリスト構造とされる。
そして、印字データは印字行ごとに連鎖するセルに格納
される。また、印字バッファは受信バッファと一体化さ
れ、制御部が状況に応じて必要数のセルを印字バッファ
および受信バッファに割り当てる。これによりデータの
格納や読み出しはセル単位に行われ、複雑な読み書き制
御を必要としない。また、印字バッファと受信バッファ
相互間でセルを融通しあいメモリを効率的に使用でき
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は本発明の第1発明の印字装置に用いられ
る印字バッファ概略構成図を示す。本発明の印字装置の
全体構成は、図2において説明した一般の印字装置と同
様である。ここで、図のように印字ヘッド12に供給さ
れるべき印字データを格納する印字バッファ20は、多
数のセル21により分割されている。そして、これらの
セル21は例えば図に示すように、空きルート22、1
行目ルート23および2行目ルート24のいずれかのル
ートに連鎖される。空きルート22に連鎖されるセルは
いずれも未使用のセルである。また、1行目ルート23
に連鎖されるセルは1行目の印字データを格納するセル
である。さらに2行目ルート24に連鎖されるセルは2
行目の印字データを格納するセルである。ここで本発明
の印字バッファ20は、上記のように各セルが順に次の
セルを指定して連鎖するリスト構造とされる点に特徴が
ある。
【0010】図4にこのリスト構造の説明図を示す。図
に示すように、多数のセルが連鎖するルート25には、
まず第1番目のセルのアドレスが格納されている。ま
た、第1番目のセルであるセル1には、次のセルのアド
レス即ちセル2のアドレスおよび一定量のデータが格納
されている。セル2、セル3…セルnについても同様で
ある。なお、このルート25に連鎖されたセルの最後の
セルであるセルnには、次のセルのアドレスの代わりに
終端マークを格納する。この終端マークとしては、実際
には有り得ないアドレス“FFFF”などのデータを格
納する。なお、この実施例では例えばこのようなセル2
1のデータ格納容量を、例えば256バイトから1キロ
バイト程度の一定の値に選定する。
【0011】以下、図5から図8までの図を使用して本
発明の装置の各状態における印字バッファの説明を行
う。図5は印字データ無しの場合の印字バッファ説明図
である。この印字装置においては、先に図1を用いて説
明したように、例えば空きルート22、1行目ルート2
3および2行目ルート24を予め設定しておく。そし
て、装置が電源を投入されたばかりの、まだ印字データ
等が受信されない状態においては、空きルート22に全
てのセル21を連鎖する。即ち、空きルート22にはセ
ル1、セル2、セル3…セルp−1、セルpの例えばp
個のセルが連鎖される。
【0012】図6に1行目受信の場合の印字バッファ説
明図を示す。1行目の受信データが図2に示す受信バッ
ファ5に格納され、これが制御部2により変換されて印
字データが生成されると、この印字データは印字バッフ
ァ6に格納される。その印字データを格納するためのセ
ルの数をm個とする。この場合、図6に示すように空き
ルート22からm個のセルを取り外し、1行目ルート2
3に連鎖させる。そして、ここに必要な印字データを格
納する。図7に2行目受信の場合の印字バッファ説明図
を示す。2行目受信により再び印字データが生成される
と、今度はその格納に必要な例えばn個のセルが、空き
ルート22から取り外される。そして、2行目ルート2
4に連鎖される。こうして2行目の印字データがn個の
セルに格納される。
【0013】図8に1行目印字の場合の印字バッファ説
明図を示す。図7に示すように、2行分の印字データが
それぞれ1行目ルート23に連鎖されたセルと、2行目
ルート24に連鎖されたセルに格納された。ここで1行
目ルート23に連鎖されたセルから印字データを読みだ
して、1行目の印字が実行される。この場合、一つのセ
ルから印字データを読み出すごとに、そのセルは空きル
ート22に戻される。その結果、1行目の印字が終了す
ると、1行目ルート23に連鎖されていたm個のセルは
全て空きルート22に戻される。2行目の印字について
も同様である。
【0014】図9に図6で説明した印字データの格納動
作フローチャートを示す。まず印字データを格納する場
合、例えば1行目ルートに連鎖されたセルに印字データ
を格納しようとすれば、その対象セルに印字データが格
納できるか否かを判断する(ステップS1)。そして、
そのセルに印字データを格納できる場合にはステップS
2に移り印字データを格納する。一方、そのセルに印字
データを格納することができない場合には、空きルート
にセルが連鎖されているか否かを判断する(ステップS
3)。もし空きルートにセルが連鎖されていない場合に
は、印字終了などによって空きルートにセルが戻される
のを待つ。空きルートにセルが連鎖されている場合に
は、ステップS4に移り空きルートからセルを取り外
す。そして、ステップS5において取り外したセルを対
象ルートの最後に連鎖する。その後ステップS1に戻
り、対象セルに印字データ格納可能か否かの判断を経て
印字データを格納する。このようにして、対象ルートに
セルを順次追加しながら印字データの格納をしていく。
【0015】図10に、図8において説明した印字デー
タの読み出し動作フローチャートを示す。印字データの
読み出しに当たっては、まず例えば1行目ルートに連鎖
するセルを該当セルとした場合、該当セルより印字デー
タを読み出し印字処理を行う。次にステップS2におい
て、そのセルが空になったか否かを判断する。そのセル
が空でなければ読み出しを終了する。なお、さらに読み
出すべきデータがあれば再びステップS1から読み出し
が再開されることになる。一方、ステップS2において
セルが空になった場合には、該当セルを該当ルートより
外す。即ち、例えば該当セルが1行目ルートに連鎖され
ている場合には、1行目ルートから該当セルを外す(ス
テップS3)。そして、ステップS4において該当セル
を空きルートに連鎖する。このようにして、空きの生じ
たセルを空きルートに戻し再使用を可能にする。
【0016】以上のように印字バッファをリスト構造に
すると、各セルに対する印字データの格納は画一化さ
れ、印字方向によらずメモリをセル単位で自由に使用す
るため、印字データの格納や読み出し処理が簡単にな
る。従って、そのメモリアクセスのための制御プログラ
ムを簡略化することが可能になる。また、従来のような
複雑なアドレス制御では、印字バッファに3行以上のデ
ータを格納すると、その制御が著しく複雑になるという
問題があった。しかしながら、上記のような本発明の装
置では、印字行数に関わらずアクセス処理が画一化さ
れ、制御プログラムが単純化する。これにより、3行以
上のデータを印字バッファに格納し、数行先の印字デー
タの内容を把握することによって、印字ヘッドのスペー
シング動作を最も簡単かつ高速に制御するようなことも
可能になる。
【0017】図11に本発明の第2発明の受信・印字バ
ッファ概略構成図を示す。この装置の概略構成も先に図
2に示したものとほぼ同様である。ここで、この装置で
は、受信バッファ32と印字バッファ33とが、全体と
して一体化され、先に説明した複数のセルに分割される
リスト構造とされている。即ち、図に示すように、受信
バッファ32および印字バッファ33を構成するメモリ
は、空きルート26、受信ルート27及び印字ルート2
8を設定し、これらにそれぞれセル21を連鎖した構成
とされている。そして、受信ルート27に割り当てるべ
きセルと印字ルート28に割り当てるべきセルの数は、
制御部31が動作状態に応じて適当に選定する構成とさ
れている。
【0018】以下、図12から図14までを用いて上記
バッファの構成を説明する。まず、受信データも印字デ
ータも無しの場合には、バッファメモリを構成する全て
のセル21が空きルート26に連鎖される。従って、受
信ルート27及び印字ルート28にはセルが連鎖されて
いない。こうして空きルート26には、例えばセル1、
セル2、セル3…セルp−1、セルpのp個のセルが連
鎖される。図13に受信時のバッファ構成説明図示す。
外部装置から印字制御のための受信データが受信される
と、この受信データを格納するためのセル数がm個とし
た場合、受信ルート27に順にm個のセルが連鎖され
る。そして、これらに受信データが格納される。空きル
ート26からは、その直前に順にm個のセルが取り外さ
れる。
【0019】図14に印字データ生成時バッファ構成説
明図を示す。受信データは、先に説明したように制御部
31によって変換され、印字データが生成される。この
印字データは、印字ルート28に連鎖するセルに格納さ
れる。例えばその印字データを格納するためにn個のセ
ルが必要とすると、空きルート26からn個のセルが取
り外され印字ルート28に順に連鎖される。そして、こ
れらのセル21にその印字データが格納される。
【0020】図15に図13で説明した受信時の動作フ
ローチャートを示す。まず、外部装置から1バイトの受
信データを受信すると(ステップS1)、該当セル即
ち、受信ルート27に連鎖されたセルにデータが格納可
能か否かが判断される(ステップS2)。該当セルにデ
ータが格納可能であればステップS3に移り、その受信
データを格納する。一方、該当セルにデータが格納でき
ない場合には、空きルートにセルが連鎖されているかを
判断する(ステップS4)。空きルートにセルが連鎖さ
れていなければ、セルが空きルートに戻されるまで待機
する。空きルートにセルが連鎖されている場合には、ス
テップS5に移り空きルートからセルを取り外す。そし
て、ステップS6において取り外したセルを受信ルート
の最後に連鎖する。その後ステップS2に戻り、該当セ
ルに受信データが格納可能か否かを判断しステップS3
においてそのデータを格納する。
【0021】図16に図14で説明した印字データ生成
時の動作フローチャートを示す。まず、ステップS1に
おいて受信バッファより1バイトの受信データを取り出
す。そして、ステップS2において該当セルが空か否か
を判断する。該当セルが空になった場合には、該当セル
を受信ルートから外し空きルートに連鎖する。こうして
空になったセルを空きルートに戻す(ステップS3)。
一方、該当セルが空でなければステップS2からステッ
プS4に移る。ステップS4においては制御部による印
字データの生成が行われる。そして、ステップS5にお
いて、今度は印字ルートにおける該当セルに印字データ
が格納可能か否かを判断する。印字データが格納可能で
あれば、ステップS6に移り印字ルートに連鎖したセル
にデータを格納する。一方、格納ができない場合には、
ステップS7に移り空きルートにセルが連鎖しているか
否かを判断する。空きルートにセルが連鎖していない場
合にはセルが空くまで待ち、空きルートにセルが連鎖し
ている場合にはステップS8に移り空きルートよりセル
を取り外し、印字ルートの最後に連鎖させる。その後、
ステップS5に移り、該当セルに印字データ格納可能か
否かを判断し、ステップS6でその印字データを格納す
る。
【0022】図17にその後の印字動作フローチャート
を示す。まず、ステップS1において該当セル即ち、印
字ルートに連鎖されたセルからデータを取り出し印字処
理を行う。そして、ステップS2においてその該当セル
が空になったか否かを判断する。空になった場合には該
当セルを印字ルートより外す(ステップS3)。そし
て、その該当セルを空きルートに戻し連鎖させる(ステ
ップS4)。こうして印字ルートに連鎖されたセルが印
字データの読み出し後、空きルートに戻される。上記の
ような構成とすると、受信データや印字データの量に応
じて適宜セルが受信ルート27あるいは印字ルート28
に連鎖され、必要に応じて受信バッファおよび印字バッ
ファの容量が増減される。従って、受信バッファと印字
バッファの合計容量を一定とし、それぞれ格納領域を融
通して効率的なデータ処理を行うことができる。
【0023】図18にイメージ印字の場合の割り付け説
明図を示す。一般に印字バッファには最低1行分の印字
データが格納され、次の行の印字データを用意するため
に、さらに1行分あるいはこれに近い容量の領域を確保
する必要がある。また、受信データが文字データの場
合、これを変換して印字データを生成するには、各種の
命令の解読等の複雑な動作を必要とする。一方、イメー
ジデータを受信した場合には、受信データ自体が既にイ
メージ化されたものであり、受信バッファから印字バッ
ファへ直ちにそのデータを転送し印字を開始することが
できる。
【0024】上記のような印字バッファの容量の制限や
印字データの生成時間を考慮すると、イメージ印字の場
合とテキスト印字の場合では、それぞれ受信バッファに
割り付けるべきセルの数と、印字バッファに割り付ける
べきセルの数が異なってくる。例えばここで受信バッフ
ァと印字バッファの合計を4096バイト即ち、4キロ
バイトとする。また、1行分のテキストデータは136
バイト、1行分のイメージデータは1632バイト、1
セルの大きさを256バイトとする。従来技術によれば
印字バッファは、イメージデータを1行分格納できる最
低限である1.6キロバイトが必要となる。従って受信
バッファは、必然的に残りの2.4キロバイトの容量に
なってしまう。
【0025】一方、本発明においては、図18に示すイ
メージ印字の場合においては、印字ルート28に1.7
5キロバイト分のセルを連鎖し、受信ルート27に残り
の2.25キロバイトのセルを連鎖する。図19はテキ
スト印字の場合の割り付け説明図を示す。図19に示す
テキスト印字の場合には、印字ルート28に0.25キ
ロバイトのセルを割り付け、受信ルート27に3.75
キロバイトのセルを連鎖する。上記を見て明らかなよう
にテキスト印字の際には、従来よりもはるかに多くの受
信バッファを確保することができる。従って、外部装置
のスループットを十分に改善することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明の印字装置は、印字
バッファが複数のセルに分割されたリスト構造とされ、
印字データが印字行ごとに連鎖するセルに格納されるの
で、従来のような一定の容量のメモリを複雑に使用する
読み書き制御が不要となり、制御プログラムの開発コス
トなどを十分に低く押さえることができる。また、受信
バッファと印字バッファとが共に一体で境目の無いリス
ト構造とされ、制御部が必要に応じて、各セルを印字バ
ッファあるいは受信バッファに割り当てるようにするた
め、受信データの性質やその他の条件に応じてメモリを
有効に活用でき、全体として少容量のメモリによって、
より機能的な印字制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明の印字バッファ概略構成図で
ある。
【図2】一般の印字装置ブロック図である。
【図3】従来の印字バッファ使用方法説明図である。
【図4】リスト構造説明図である。
【図5】印字データ無しの場合の印字バッファ説明図で
ある。
【図6】1行目受信の場合の印字バッファ説明図であ
る。
【図7】2行目受信の場合の印字バッファ説明図であ
る。
【図8】1行目印字の場合の印字バッファ説明図であ
る。
【図9】印字データ格納動作フローチャートである。
【図10】印字データ読み出し動作フローチャートであ
る。
【図11】第2発明の受信・印字バッファ概略構成図で
ある。
【図12】受信データも印字データも無しの場合のバッ
ファ構成説明図である。
【図13】受信時のバッファ構成説明図である。
【図14】印字データ生成時バッファ構成説明図であ
る。
【図15】受信時の動作フローチャートである。
【図16】印字データ生成時の動作フローチャートであ
る。
【図17】印字動作フローチャートである。
【図18】イメージ印字の場合の割り付け説明図であ
る。
【図19】テキスト印字の場合の割り付け説明図であ
る。
【符号の説明】
20 印字バッファ 21 セル 12 印字ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 崇 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−293338(JP,A) 特開 平2−170767(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドに供給される印字データを格
    納する印字バッファが、複数の単位容量のセルに分割さ
    れ、 これらのセルは、それぞれ、次のセルのアドレスおよび
    一定量のデータを格納して、印字データを格納するいず
    れかのルートに連鎖され、 前記ルートの最後のセルは、前記次のセルのアドレスの
    代わりに終端マークを格納したことを特徴とする印字装
    置。
  2. 【請求項2】 外部装置から受信する印字制御のための
    受信データを格納する受信バッファと、印字ヘッドに供
    給される印字データを格納する印字バッファが、それぞ
    れ複数の単位容量のセルに分割され、 前記セルは、それぞれ、次のセルのアドレスおよび一定
    量のデータを格納して、空きルートと受信ルートと印字
    ルートのいずれかのルートに連鎖され、 動作状態に応じて、受信ルートに割り当てるべきセルの
    数と印字ルートに割り当てるべきセルの数を選定する制
    御部を備え、 この制御部は、 受信データが受信されると、空きルートから必要なセル
    を取り外して受信ルートに連鎖し、そのセルに受信デー
    タを格納し、 受信データから印字データを生成したとき、空になった
    セルを受信ルートから外して空きルートに戻して連鎖
    し、 印字データが生成されると、空きルートから必要なセル
    を取り外して印字ルートに連鎖して、そのセルに印字デ
    ータを格納し、 印字ルートから印字データを取り出して印刷処理を行う
    と、空になったセルを印字ルートから外して空きルート
    に戻して連鎖することを特徴とする印字装置。
JP3330066A 1991-11-19 1991-11-19 印字装置 Expired - Lifetime JP2745349B2 (ja)

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