JP2745246B2 - β ゼオライトによる芳香族炭化水素の液相アルキル化方法 - Google Patents

β ゼオライトによる芳香族炭化水素の液相アルキル化方法

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JP2745246B2
JP2745246B2 JP8506381A JP50638195A JP2745246B2 JP 2745246 B2 JP2745246 B2 JP 2745246B2 JP 8506381 A JP8506381 A JP 8506381A JP 50638195 A JP50638195 A JP 50638195A JP 2745246 B2 JP2745246 B2 JP 2745246B2
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liquid
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olefin
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浩 石田
義和 高松
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旭化成工業株式会社
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、各種ポリマーの原料等として有用なアルキ
ルベンゼン類の製造方法に関するものである。
[背景技術] 4族炭化水素のアルキル化反応及びトランスアルキル化
反応のための工業的方法のほとんどは、塩化アルミニウ
ム、三フッ化珪素、フッ化水素酸、液体及び固体の燐
酸、硫酸等のフリーデル・クラフツ型触媒を用いて行わ
れている。しかし、これらの触媒は反応装置を腐食し易
いので、大きな問題をひき起こすことが多い。フリーデ
ル・クラフツ型触媒の代替として、非腐食性固体触媒の
研究が多年に亘り進められてきており、種々のゼオライ
ト触媒が提案されている。
それらの触媒を用いる液相又は気液混相での反応は、
比較的温和な条件下で進行する。
例えば、US−A−4,169,111、US−A−4,185,040及び
US−A−4,459,426には、Y型ゼオライトを触媒として
用いる固定床液相反応方式でのベンゼンのエチレンによ
るアルキル化反応の例が記載されている。
JP−A−64 68329には、シリカ/アルミナ比が40以
下、α値が少なくとも400、及び制御指数が5〜9のゼ
オライトを含有する触媒を用いる固定床液相反応方式で
の芳香族化合物のトランスアルキル化反応の例が記載さ
れている。
JP−A−2 96539には、ゼオライトを触媒として用
いる固定床液相反応方式での、炭素数が8〜16のオレフ
ィンによるベンゼンのアルキル化反応の例が記載されて
いる。
JP−A−2 174731には、変性モルデナイトを触媒と
して用いる固定床液相反応方式によるベンゼンのアルキ
ル化反応の例が記載されている。
JP−A−5 49652には、ゼオライト成型体を触媒と
して用いる移動床液相反応方式によるベンゼンのアルキ
ル化反応の例が記載されている。
JP−A−61 161230には、Y型ゼオライトの固定床を
内部に設置した反応蒸留塔でのオレフィンによるベンゼ
ンのアルキル化反応の例が記載されている。
EP−A−0 432 814には、βゼオライトを触媒とし
て用いる芳香族炭化水素のオレフィンによる液相アルキ
ル化反応の例が記載されている。しかしながら、EP−A
−0 432 814に記載された実施例は全て、バッチ反応
の例である。
JP−A−3 181424は、C2−C4のオレフィンの過剰の
芳香族炭化水素(オレフィンの4倍モル以上)とを用い
て、少なくとも部分的に液相である条件下で液相アルキ
ル化又はトランスアルキル化反応を行う際に、βゼオラ
イトは他のゼオライト触媒よりもはるかに長い時間に亘
って高収率でモノアルキル化生成物を与えることがで
き、又、反応は撹拌槽、固定床又は流動層の方式で種々
の反応器を用いて行うことができると記載している。し
かしながら、実施例によれば、空間速度は重量基準で約
5であり、芳香族炭化水素とオレフィンのモル比は4以
上であることから、触媒重量あたりのアルキル化生成物
の生産量は極めて低いものである。又、固定床方式を採
用した実施例は全て液封上昇流方式で行われている。
US−A−5,227,558には、スチーミング処理を施した
ゼオライトβを用いる気相、液相又は気液混相でのエチ
ルベンゼンの製造法が記載されているが、この引例中に
は、液相又は気液混相反応での好ましい反応形式は、上
昇流であると記載されており、その実施例も上昇流方式
を採用している。
JP−A−4 187647には、アルキル化反応及びアルキ
ル転移反応のいずれもモレキュラシーブベースの芳香族
アルキル化触媒及びアルキル転移触媒上にて液相で行う
ことが記載されているが、反応形式は、上向流の流出床
(flooded−bed)であり、液体積基準空間速度(LHSV)
は、炭化水素供給量を基準として6Hr-1程度である。
又、この引例中には、例えば、トランスアルキル化反応
をゼオライトYを触媒として、実質的にガス相が存在す
る下向流滴下床(trickle)反応器で行った際には、活
性な急速な低下がみられるため、好ましくないと記載さ
れている。
芳香族のアルキル化反応において、ゼオライト触媒
は、フリーデル・クラフツ触媒に代わる非腐食性の触媒
としての有用性を有し、多くのゼオライト触媒が提案さ
れている。しかし、工業的に実施される条件下において
は、触媒の活性が低く、同時に触媒活性の劣化が著しい
ために大量の触媒を要し、また、触媒の高活性化を図る
目的で行われる撹拌槽スラリー法では、反応後の触媒の
分離が甚だ困難であるが故に、従来のゼオライト触媒は
工業的に広く用いられていない。
例外的に、ベンゼンをエチレンで気相アルキル化する
際に、ZSM−5を用いることが知られている。この方法
によれば必要とする触媒の量は極めて少ないものの、反
応温度が430℃と高温であり、また、キシレンの副生が
多いために、製品の純度を上げるべく精製工程にかかる
負担が大きい、といった問題がある。
本発明者らは、操作生の簡便化を狙い、温和な条件下
である液相反応系を選択し、かつ、触媒分離工程を不要
とすべく固定床で反応を行うことを指向した。
固定床液相反応に用いるゼオライト触媒としては、Y
型、β型等が提案されているが、かかる触媒のほとんど
は活性が低く、生産性は極めて低い、同時に触媒の活性
劣化が著しいために、工業的に使用するには大量の触媒
が必要である。
本発明者らの検討によれば、Y型ゼオライト触媒を用
いると、反応の進行に伴って、側鎖アルキル化、ジフェ
ニルアルカンの副生等により、ベンゼン核のアルキル化
(以下、核アルキル化という)の選択率が著しく低下す
ることが判明した。
近年、固定床液封上昇流方式による芳香族炭化水素の
アルキル化反応では、βゼオライトが他のゼオライト触
媒に比べて高選択性で、しかも活性劣化が極めて少ない
ことが報告されている。しかしこの方法においても、芳
香族とオレフィンのモル比は4以上であり、触媒重量当
たりの芳香族炭化水素の処理量である液重量基準空間速
度(WHSV)は約5Hr-1と低い。従って、この触媒のすべ
てのオレフィンを転化せしめたとしても、そのアルキル
化生成物の生成量は極めて低い。また、オレフィンの供
給量を増加したとしても、未反応オレフィンが系内に残
存するような条件下では、触媒活性の劣化が著しいとの
報告もされている。
上述のような不都合は、従来のゼオライト触媒を工業
的に実施する上で解決すべき課題であった。
[発明の開示] 前記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、βゼオライト触媒が充填され、100〜300℃
に保持された固定床反応器において、C2〜C4オレフィン
をアルキル化剤として用いて、芳香族炭化水素を液相で
アルキル化する際に、反応方式をトルクルベッド領域で
行われる気液下降並流方式とすることによって、極めて
高い収率と生産性を達成し、かつ高選択的に芳香族炭化
水素の核アルキル化反応を行うことができ、しかも触媒
活性の低下を抑制できることを見いだし、本発明を完成
するに至った。
即ち、本発明は、βゼオライト触媒を充填した固定床
反応器中、100〜300℃の温度で、気液下降並流方式でト
リクルベッド領域において、芳香族炭化水素を、C2〜C4
オレフィン(アルキル化剤)と反応させることからなる
芳香族炭化水素の液相アルキル化方法である。
[図面の簡単な説明] 図1は気液下降並流充填層での流動領域を示す図であ
る。
[発明を実施するための最良の形態] 本発明に使用される触媒はβゼオライトである。βゼ
オライトはUS−A−3,308,069に最初に記載された既知
の合成結晶性アルミノ珪酸塩であり、同特許明細書中に
記載されたその特性X線回折像により同定される。βゼ
オライトに含まれるX線回折の反射d値を表1に示す。
本発明に用いられるβゼオライトのSiO2/Al2O3比は5
〜100の範囲、好ましくは10〜60の範囲、より好ましく
は15〜40の範囲である。
本発明に用いられるβゼオライトはいわゆる酸型のβ
ゼオライトであり、これはイオン交換法によりナトリウ
ムイオンを水素イオン、及び/または多価カチオンによ
って置き換えたものである。もし、βゼオライトがもと
もと充分大きな[有機陽イオン/ナトリウムイオン]比
を持つ場合には、イオン交換を施さずにそのゼオライト
をか焼するだけでもよい。
より高い触媒活性を得るためには、イオン交換法によ
り水素イオン型とすることが好ましい。合成されたβゼ
オライトをか焼して有機物を除いた後、イオン交換が行
われる。水素イオン型への変換は通常、希硝酸水溶液中
でか焼後のβゼオライトを撹拌することによって行われ
る。その後、βゼオライトを乾燥し、水分含量が10重量
部以下になるまで除く。
反応器に充填するβゼオライト触媒は、成型体を用い
る。成型体は純粋なゼオライトのみからなるものでもよ
いし、さらにアルミナ、シリカ、シリカ/アルミナ、ま
たは天然産粘土のような無機酸化物をバインダーとして
含んでいても構わない。成型方法については、当分野で
よく知られた打錠成型、押出成型等が挙げられる。触媒
の成型体の形状は一般的には円筒状である。球状、板
状、中空円筒状成型体等も用いられる。
本発明では一般的に大きな活性を得るために、反応器
内の液流れ(滞留時間分布)を理想的なピストンフロー
に近付けることが好ましい。従って、本発明に用いられ
る触媒(成型体)の粒径は反応器内直径の0.2倍以下と
することが好ましい。本明細書において、触媒の粒径と
は、その触媒粒子の体積に等しい体積を有する球の直径
をいう。
本発明に用いられる反応器は固定床反応器であり、通
常は円筒形の反応器が用いられる。その内直径は反応熱
と除熱との兼ね合いで決まるが、通常は0.5〜2インチ
の範囲である。
本発明の反応は、気液下降並流方式で行われるが、そ
の際に、気体物質は連続相で、液体物質は分散相である
トリクルベッド領域で行わせる。
この様な反応方式では、液は“しずく”の様に固体触
媒の外表面を滴下している。また、固体触媒の狭い空隙
に付着して停滞している液もある。いずれにしても液体
は個々のかたまりとして散在しており、分散相を形成す
る。一方、気体は固体触媒及び液体のまわりを囲んで相
として続いており、連続相を形成している。図1に気液
下降並流充填層での流動領域を示す。この図は空気−水
系から得られたデータに基づいて作成されたものであ
り、それ以外の系については物性の違いに基づく補正項
を考慮することにより流動領域の図を作成することがで
きる。斜線の部分は境界の存在する範囲を表している
(触媒講座第6巻、第2刷、触媒学界編)。
本発明において、トリクルベッド領域とは、気液下降
並流方式の中で次の条件を満たす流動領域をいう。
ρl・ul・{(σwater/σ)(ρwater/ρl)1/3(kgm-2s-1)<20 かつ、 ρg・ug・{ρair・ρwater/(ρg・ρl)}1/2(kgm2s-1)<5 ここに、ρl,ρg,ρair及びρwater(kgm-3)はそれぞ
れ、芳香族炭化水素の液密度、オレフィンのガス密度、
空気のガス密度及び水の液密度を表し、σ及びσwater
(Nm-1)はそれぞれ、芳香族炭化水素及び水の表面張力
を表し、ul及びug(ms-1)はそれぞれ、芳香族炭化水素
及びオレフィンの空塔基準流速を表わす。
好ましくは、上記に示した条件を満たす流動領域の中
でも、図1に記載された潅液流領域及び斜線で示された
境界存在範囲内で、より好ましくは明らかに潅液流領域
であること認められる領域で反応を行う。
従来、この様な気液下降並流方式でゼオライト触媒を
用いて芳香族炭化水素のオレフィンによるアルキル化反
応を行うことは、触媒とオレフィンとが接触するために
著しい活性低下が生じるので好ましくない、とされてき
た。しかしながら、驚くべき事に、本発明によれば、β
ゼオライトを触媒として用いて、気液下降並流方式でオ
レフィンによる芳香族炭化水素のアルキル化反応を行う
際に、気体物質が連続相で、液体物質が分散相であるト
リクルベッド領域で反応を行うと高選択的に芳香族炭化
水素の核アルキル化が進行し、触媒活性の劣化を長期に
亘って抑制することができ、しかも他の固定床反応方
式、例えば液封上昇流方式、に比べて触媒が高活性を保
ち、従って生産性が著しく向上するのである。
本発明に用いられる芳香族炭化水素はベンゼン、トル
エン、エチルベンゼン、キシレンを包含する。好ましい
芳香族炭化水素はベンゼンである。上記芳香族炭化水素
は単独でも混合物でも原料として用いられる。
本発明のアルキル化剤として用いられるC2〜C4オレフ
ィンは、2〜4個の炭素数を持つオレフィンであり、例
えばエチレン、プロピレン、ブテン−1、トランス−ブ
テン−2、シス−ブテン−2、を包含する。これらのオ
レフィンは単独でも、混合物でも用いることができる。
好ましくはエチレン、プロピレン、より好ましくはエチ
レンが用いられる。
本発明における原料の供給速度は、前述のトリクルベ
ッド領域の範囲であるが、高生産性を達成するために、
好ましくはβゼオライト重量に対する液重量基準空間速
度(WHSV)が100以下の範囲、より好ましくは、60以下
の範囲である。また、アルキル化剤であるC2〜C4オレフ
ィンは、反応条件によって決まる反応速度、即ちオレフ
ィン消費速度に見合い、かつ、系内圧力が維持されるよ
うな供給速度により供給される。例えば、一定圧力での
気相張り込み方式を採用し、反応消費分が補充されるよ
うに反応を行うこともできる。
本発明における反応温度は100〜300℃の範囲、好まし
くは120〜230℃の範囲、より好ましくは150〜200℃の範
囲である。
本発明における反応圧力は原料、及び反応温度によっ
て異なるが、液相を維持するのに充分な圧力でよい。通
常は10〜50気圧の範囲である。
以下、例を挙げて本発明を説明するが、本発明は、そ
の要旨を超えない限りこれらの例に限定されるものでは
ない。
例1 (1) βゼオライトの合成 10%水酸化テトラエチルアンモニウム水溶液160g,水1
40g,水酸化ナトリウム4.2g及びアルミン酸ナトリウムNa
AlO2 9.5gを混合、溶解し、これに融合シリカ、ニップ
シール(日本シリカ工業NV−3)70.5g及び種結晶とし
てβゼオライト7gを添加し、得られた混合物をモホジナ
イザーにより5000rpmで30分間撹拌した。次にこの混合
物を500mlのオートクレーブに入れ、撹拌せずに155℃で
8日間放置して置くと、大量の結晶性物質が生成した。
この物質を濾過、残った結晶を水洗し、120℃で一昼夜
乾燥させて、68gの結晶性粉末を得た。次に、この結晶
性粉末を350℃〜550℃に徐々に加熱し、最終的には550
℃で6時間か焼した。か焼した後の粉末はX線回折によ
りβゼオライトであると同定された。
(2) βゼオライトの水素イオン交換 か焼したβゼオライト50gを3℃に冷却した0.15−硝
酸水溶液450gに添加し、得られた混合物を3℃の氷冷下
で2時間撹拌して、イオン交換を行った。イオン交換
後、生成物を濾過・水洗した後120℃で乾燥した。得ら
れた水素イオン型βゼオライトの組成分析をX線マイク
ロアナライザー(EPMA)で行った。シリカ/アルミナ比
は21であった。
(3) 反応評価 上記の水素イオン型βゼオライトを錠剤成型器により
圧縮成型し、粉砕・分級することにより、8〜12meshの
成型触媒2.5gを得た。内径10.5mm、長さ500mmの熱媒ジ
ャケット付きステンレス製反応管に、成型触媒を6倍体
積量の20〜30meshの石英砂で均一に希釈しながら充填し
た。触媒層上部には予熱層として3mmφのステンレス製
ディクソンパッキングを充填した。反応管の出口には、
反応管と均圧となている受液槽を設けた。室温下、圧力
調整弁により系内に18.5kg/cm2Gの一定圧力となるまで
エチレンガスを張り込んだ。この方式では、反応により
消費された量に相当するエチレンが補充される。反応管
上部より、ベンゼンを130ml/Hrの供給速度で供給した。
液重量基準空間速度(WHSV)は、45.8g−BZ/g−cat/Hr
である。又、下記に記すように本例に於ける流動領域は
トリクルベッド領域であることは明らかである。
ρl・ul・{(σwater/σ)(ρwater/ρl)1/3(kgm-2s-1)=0.75 ρg・ug・{ρair・ρwater/(ρg・ρl)}1/2(kgm-2s-1)=0.06 しかる後、熱媒を反応管ジャケットに循環させた。触
媒層内の温度が190℃となるように徐々に熱媒の温度を
上げていき、反応開始40時間以降は熱媒温度170℃、触
媒層内最高到達温度192℃で一定となった。そのまま300
時間反応を継続させた。経時サンプリング生成液の分析
はガスクロマトグラフィーにより行った。その際の反応
成績を表2に示す。
反応開始から55時間までは徐々に触媒の活性が低下し
たが、60時間以降では定常活性値が保たれ、以降、反応
終了時(300時間)まで反応成績の低下は観られなかっ
た。定常活性における反応速度は、0.123mol−エチル基
/g−cas/Hrであった。エチルベンゼン換算では、13.0g
−EB/g−cat/Hrの生産性を示した(ポリエチルベンゼン
は全てトランスアルキル化によってエチルベンゼンに転
化可能である)。しかも、転化ベンゼン基準の核エチル
化生成物の選択率は99.86%と極めて高選択性を示し
た。しかも、その反応成績は300時間に亘って維持され
た。
本例、及び後述の比較例1、2より、βゼオライトを
触媒に用いた芳香族化合物の固定床液相アルキル化反応
において、反応方式を固定床の気液下降並流とし、その
流動領域をトルクルベッド領域とすることによって、極
めて高い活性(生産性)と選択性を達成でき、しかも、
活性の低下を長期に亘って抑制できることがわかる。
例2 PQコーポレーション製βゼオライト(C−806β:テ
トラエチルアンモニウム型)を550℃でか焼した後、例
1と同様の条件で水素イオン型に変換し、成型した。得
られた水イオン型βゼオライトの組成分析をX線マイク
ロアナライザー(EPMA)で行った。シリカ/アルミナ比
は38であった。
得られた水素イオン型βゼオライトを触媒として用
い、例1と同様の反応を行った。反応は100時間行い、
定常活性となるのに40時間を要したが、その後は反応成
績の低下は観られなかった。その際の反応成績を表3に
示す。
本例に於ける定常時の反応速度は、0.114mol−エチル
基/g−cat/Hrであった。エチルベンゼン換算では、12.1
g−EB/g−cat/Hrの生産性を示した。しかも、転化ベン
ゼン基準の核エチル化生成物の選択率は99.86%と極め
て高い選択性を示した。
例3 PQコーポレーション製βゼオライト(C−806β:テ
トラエチルアンモニウム型)を550℃でか焼した後、例
1と同様の条件で水素イオン型に変換し、水素イオン型
βゼオライトを得た。得られた水素イオン型βゼオライ
トの組成分析をX線マイクロアラナイザー(EMPA)で行
った。シリカ/アルミナ比は38であった。
得られた水素イオン型βゼオライトを、打錠成型機に
よって3mmφ×2mmLペレットに成型した。
内径22.1mm、長さ1000mmの熱媒ジャケット付きステン
レス製反応管に上記打錠成型触媒90gを希釈することな
く充填した。触媒層上部には予熱層として3mmφのステ
ンレス製ディクソンパッキングを充填した。室温下、反
応管上部よりベンゼンを3170ml/Hrの供給速度で、又、
エチレンはマスフローメータによって4.5NL/minの供給
速度で供給した。系内の圧力は反応器出口に設けられた
気液分離器に気相出口に圧力制御弁を設けて18.5kg/cm2
Gの一定圧力となるように調整した。充填βゼオライト
に対する液重量基準空間速度(WHSV)は、31g−BZ/g−c
at/Hrである。又、下記に記すように本例に於ける流動
領域は明らかにトリクルベッド領域である。
ρl・ul・{(σwater/σ)(ρwater/ρl)1/3(kgm-2s-1)=4.1 ρg・ug・{ρair・ρwater/(ρg・ρl)}1/2(kgm-2s-1)=0.5 しかる後、熱媒を反応管ジャケット内で循環させた。
徐々に熱媒の温度を上げていき、20時間経過以降は熱媒
温度は120℃、触媒層内温度は触媒層下部において最高
到達温度196℃となり、一定となった。反応は60時間行
った。15時間以降は反応成績の低下は殆ど観られなかっ
た。その際の反応成績を表4に示す。
本例における定常時の反応速度は、0.12mol−エチル
基/g−cat/Hrであった。エチルベンゼン換算では、12.7
g−EB/g−cat/Hrの生産性を示した。しかも、転化ベン
ゼン基準の核エチル化生成物の選択率は99.83%と極め
て高い選択性を示した。
本例、後述する例4及び比較例3及び4より、βゼオ
ライトを触媒に用いた芳香族化合物の固定床液相アルキ
ル化反応において、反応方式を基液下降並流とし、その
流動領域を潅液流領域で行うことによって、極めて高い
活性(生産性)と選択性を達成でき、しかも活性の低下
を抑制できることがわかる。
例4 反応管として内径41.2mm、長さ5000mmの熱媒ジャケッ
ト付きステンレス製反応管を用い、打錠成型触媒500gを
充填し、ベンゼンを20L/Hrの供給速度で、又、エチレン
を30NL/minの供給速度で供給した以外は、例3と同様に
反応を行った。充填βゼオライトに対する液重量基準空
間速度(WHSV)は、35g−BZ/g−cat/Hrである。又、下
記に記すように本例における流動領域は明らかにトリク
ルベッド領域である。
ρl・ul・{(σwater/σ)(ρwater/ρl)1/3(kgm-2s-1)=7.5 ρg・ug・{ρair・ρwater/(ρg・ρl)}1/2(kgm-2s-1)=1.0 反応開始10時間経過以降は熱媒温度は104℃、触媒層
内温度は触媒層下部において最高到達温度200℃とな
り、一定となった。反応は30時間行った。15時間以降は
反応成績の低下は観られなかった。その際の反応成績を
表5に示す。
本例における反応速度は、0.124mol−エチル基/g−ca
t/Hrであった。エチルベンゼン換算では、13.1g−EB/g
−cat/Hrの生産性を示した。しかも、転化ベンゼン基準
の核エチル化生成物の選択率は99.83%と極めて高い選
択性を示した。
例5 アルキル化剤であるオレフィンとしてプロピレンを用
い、系内圧力を10kg/cm2 Gとし、反応温度は熱媒温度を
150℃、触媒層内温度を170℃とした以外は例1と同様に
反応を行った。反応は24時間行い、その間、反応成績の
低下は観られなかった。その際の反応成績を表6に示
す。
本例における反応速度は、0.17mol−イソプロピル基/
g−cat/Hrであった。クメン換算では、20.4g−クメン/g
−cat/Hrの生産性を示した。しかも、転化ベンゼン基準
の核プロピル化生成物の選択率は98.8%と極めて高い選
択性を示した。
比較例1 例1と同様の方法により、水素イオン型βゼオライト
の8〜12meshの成型触媒2.5gを得た。この触媒を例1と
同様に固定床反応器(内径10.5mm×500mmL:熱媒ジャケ
ット付きステンレス反応管)に充填し、液封上昇流反応
方式で液相アルキル化反応を行った。反応器上部出口に
保圧弁を設け、反応器下部よりベンゼンを13.1ml/Hrの
供給速度で供給した。液重量基準空間速度(WHSV)は、
4.6g−BZ/g−cat/Hrである。流出液は保圧弁を介して排
出され、保圧弁の設定により系内圧力を20kg/cm2Gとし
た。反応管ジャケットに170℃の熱媒を循環させた。反
応管内が完全にベンゼンで置換されたことを確認した
後、0.473NL/Hrの速度でエチレンガスを反応管下部より
供給した。ベンゼン/エチレンモル比は7である。同条
件で30時間反応を行った後、ベンゼン供給速度を130ml/
Hr(WHSV=45.8g−BZ/g−cat/Hr)、エチレン供給速度
を13.14NL/H(ベンゼン/エチレンモル比=2.5)とし
た。即ち、例1と同じWHSVで反応を行った。条件変更
後、反応は6Hr継続した。その際の反応成績を表7に示
す。
本比較例に示すように、βゼオライトを用いた液封上
昇流反応方式の液相アルキル化法においては、WHSV=4.
6、ベンゼン/エチレン=7の時には、活性の低下は観
られなかったが、反応速度は、0.0085mol−エチル基/g
−cat/Hr、エチルベンゼン換算では、0.9g−EB/g−cat/
Hrに過ぎず、例1に於ける定常値と比較しても7%弱と
極めて生産性が低いことがわかる。
また、WHSV=45.8、ベンゼン/エチレン=2.5、即
ち、例1と同処理量条件下で比較しても、反応速度は、
0.022mol−エチル基/g−cat/Hr、エチルベンゼン換算で
は、2.3g−EB/g−cat/Hrに過ぎず、例1に於ける定常値
と比較しても2割弱と極めて生産性が低いことがわか
る。しかも、条件変更後、僅か5〜6時間の反応時間
で、活性低下が認められた。
比較例2 水蒸気安定化Y型ゼオライト(リンデLZ−Y82)を450
℃で6Hrか焼し、圧縮成型し、8〜12meshに分級して得
られた触媒を用いた以外は、例1と同様の反応を行っ
た。但し、熱媒循環温度は同じ170℃であるが、触媒層
内最高到達温度は、177℃であった。反応を12時間行っ
た。その際の反応成績を表8に示す。
本比較列に示すように、Yゼオライトを用いた固定床
トリクルベッド反応方式の液相アルキル化法において
は、反応速度は、0.037mol−エチル基/g−cat/Hr、エチ
ルベンゼン換算では、4.0g−EB/g−cat/Hrに過ぎず、例
1のβゼオライトを用いた例における定常値と比べると
30%と極めて生産性が低いことがわかる。しかも、転化
ベンゼン基準の核エチル化生成物の選択率は89.6%と極
めて低い。
比較例3 エチレンの供給速度を55NL/minとした以外は、例3と
同様にして反応を行った。充填βゼオライトに対する液
重量基準空間速度(WHSV)は、例3と同じく31g−BZ/g
−cat/Hrである。しかし、下記に記すように本比較例に
おける流動領域は本発明でいうトリクルベッド領域を明
らかに逸脱しており、ガスの流れが速いために液が液滴
となる噴霧流領域である。
ρl・ul・{(σwater/σ)(ρwater/ρl)1/3(kgm-2s-1)=4.1 ρg・ug・{ρair・ρwater/(ρg・ρl)}1/2(kgm-2s-1)=6.2 反応開始から徐々に熱媒の温度を上げたところ、触媒
層中間部において異常な発熱(昇温)が観られ、内温は
350℃にまで上昇してしまい、反応の制御が不能となっ
たため、反応を停止した。
反応終了後、回収された触媒はコーク付着が観られた
ため、触媒は完全に失活していたものと判断される。
本比較例より、βゼオライトを触媒に用いた芳香族化
合物の固定床液相アルキル化反応において、反応方式を
気液下降並流とする場合、本発明でいうトリクルベッド
領域を逸脱した流動領域である噴霧流領域で反応を行う
と、反応の暴走により液相反応を維持できず、触媒は瞬
時に失活してしまうことがわかる。
比較例4 βゼオライト触媒成型体の充填量を2130gとし、ベン
ゼンの供給速度を85L/Hrとした以外は、例4と同様にし
て反応を行った。充填βゼオライトに対する液重量基準
空間速度(WHSV)は、例4と同じく35g−BZ/g−cat/Hr
である。しかし、下記に記すように本比較例における流
動領域は本発明でいうトリクルベッド領域を明らかに逸
脱しており、液相が連続相であり、気泡が分散して流れ
る気泡流領域である。
ρl・ul・{(σwater/σ)(ρwater/ρl)1/3(kgm-2s-1)=31.7 ρg・ug・{ρair・ρwater/(ρg・ρl)}1/2(kgm-2s-1)=1.0 反応開始から徐々に熱媒の温度を上げ、例4と同様に
触媒層内最高温度が、200℃となるように熱媒温度を設
定した。3時間経過時の生成液生成は以下の通りであっ
た。
液組成: ベンゼン 94.65 wt% エチルベンゼン 5.13 ジエチルベンゼン 0.19 ブチルベンゼン 0.02 その他 0.01 エチル基/ベンゼン環モル比:0.041 本比較例における反応速度は、0.018mol−エチル基/g
−cat/Hrである。エチルベンゼン換算では、1.96g−EB/
g−cat/Hrの生産性を示したに過ぎず、その活性は例4
と比較して極めて低いものであった。
本比較例から、βゼオライトを触媒に用いた芳香族化
合物の固定床液相アルキル化反応において、反応方式を
気液下降並流とする場合、本発明でいうトリクルベッド
領域を逸脱した流動領域である気泡流領域で反応を行う
と、触媒活性が著しく低いことがわかる。
比較例5 反応管として内径22.1mm、長さ5000mmの熱媒ジャケッ
ト付きステンレス製反応管を用いた以外は、例4と同様
にして反応を行った。充填βゼオライトに対する液重量
基準空間速度(WHSV)は、例4と同じく35g−BZ/g−cat
/Hrである。しかし、下記に記すように本比較例におけ
る流動領域は本発明でいうトリクルベッド領域を明らか
に逸脱しており、ガスと液の流れが交互に起こる脈動流
領域である。
ρl・ul・{(σwater/σ)(ρwater/ρl)1/3(kgm-2s-1)=25.9 ρg・ug・{ρair・ρwater/(ρg・ρl)}1/2(kgm-2s-1)=3.4 反応開始から徐々に熱媒の温度を上げ、例4と同様に
触媒層内最高温度が、200℃となるように熱媒温度を設
定した。3時間経過時の生成液組成は以下の通りであっ
た。
液組成: ベンゼン 93.68 wt% エチルベンゼン 6.05 ジエチルベンゼン 0.23 ブチルベンゼン 0.02 その他 0.02 エチル基/ベンゼン環モル比:0.048 本比較例における反応速度は、0.022mol−エチル基/g
−cat/Hrである。エチルベンゼン換算では、2.30g−EB/
g−cat/Hrの生産性を示したに過ぎず、その活性は例4
と比較して極めて低いものであった。
本比較例より、βゼオライトを触媒に用いた芳香族化
合物の固定床液相アルキル化反応において、反応方式を
気液下降並流とする場合、本発明でいうトリクルベッド
領域を逸脱した流動領域である脈動流領域で反応を行う
と、触媒活性が著しく低いことがわかる。
[産業上の利用可能性] 本発明によれば、芳香族炭化水素の液相アルキル化反
応を、βゼオライト触媒を用いる固定床反応器におい
て、トリクルベッド領域での気液下降並流方式で行うこ
とにより、触媒の高活性(高生産性)を維持しながら、
高選択的に芳香族炭化水素の核アルキル化を行うことが
できる。しかも、長期に亘って触媒活性の低下を抑制で
きる。これらの効果は、本発明を産業上利用する上で極
めて有利である。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】βゼオライト触媒を充填した固定床反応器
    中、100〜300℃の温度で、気液下降並流方式で以下のト
    リクルベッド領域: ρl・ul・{(σwater/σ)(ρwater/ρl)1/3(kgm-2s-1)<20かつ、 ρg・ug・{ρair・ρwater/(ρg・ρl)}1/2(kgm-2s-1)<5 ここで、ρl,ρg,ρair及びρwater(kgm-3)はそれぞ
    れ、芳香族炭化水素の液密度、オレフィンのガス密度、
    空気のガス密度及び水の液密度を表し、σ,σwater(N
    m1)はそれぞれ、芳香族炭化水素及び水の表面張力を表
    し、ul及びug(ms-1)はそれぞれ、芳香族炭化水素及び
    オレフィンの空塔基準流速を表わす、 において、芳香族炭化水素をC2〜C4オレフィンと液相で
    反応させることからなる、芳香族炭化水素の液相アルキ
    ル化方法。
  2. 【請求項2】芳香族炭化水素が、ベンゼン、トルエン、
    エチルベンゼン及びキシレンからなる群より選ばれた少
    なくとも一つである請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】C2〜C4オレフィンが、エチレン、プロピレ
    ン、ブテン−1、トランス−ブテン−2及びシス−ブテ
    ン−2からなる群より選ばれた少なくとも一つである請
    求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】芳香族炭化水素が、ベンゼンであり、C2
    C4オレフィンがエチレンである請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】β−ゼオライトが、SiO2/Al2O3比が5〜10
    0の範囲にあり、ナトリウムイオンが水素イオン又は多
    価カチオンで置き換えられている酸型のβ−ゼオライト
    である請求項1に記載の方法。
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