JP2745235B2 - 並列運転直流電源の選択遮断回路 - Google Patents

並列運転直流電源の選択遮断回路

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JP2745235B2
JP2745235B2 JP1235746A JP23574689A JP2745235B2 JP 2745235 B2 JP2745235 B2 JP 2745235B2 JP 1235746 A JP1235746 A JP 1235746A JP 23574689 A JP23574689 A JP 23574689A JP 2745235 B2 JP2745235 B2 JP 2745235B2
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芳彦 菊地
清嗣 小津
靖生 大橋
豊 鍬田
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Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は並列運転直流電源装置の選択遮断回路に関す
るものである。
(従来技術) 通信回路用電源など高い信頼度を要求される直流電源
システムにおいては、複数台の直流電源を並列接続し
て、その内の一台の電源装置が故障しても残余の電源装
置により引続き安定な電力を負荷に供給しうるようにす
る、所謂冗長予備構成をとる場合が多い。ところでこの
ような並列運転において直流電源の出力コンデンサの短
絡故障などが発生したとき、故障した直流電源に健全な
直流電源から過電流が流れる場合がある。従って各直流
電源の出力側に遮断回路を設けて、故障電源を高速で健
全電源から選択除去することが必要である。
そこでその手段として並列接続された複数個の直流電
源、例えば第1図に示す2個の直流電源a,bの出力側回
路と直列に、流れこみ電流を阻止する方向のダイオード
Dを接続することが従来から行われている。なおLは負
荷である。この手段は簡単であって遮断の高速性にすぐ
れ、しかも高い信頼度をもつ。しかしその一方定常運転
時におけるダイオードDの電圧降下による損失が大きい
と云う欠点がある。
そこでその対策として第2図に示すようなボディダイ
オードdをもつモス電界効果型トランジスタ(以下MOS-
FETと称す)Trを用いて次のように動作する高速性にす
ぐれ、しかも低損失である選択遮断回路が提案された。
即ち電流検出手段DIにより検出された直流電源a,bの
出力電流に比例する電圧を、オープンコレクタ出力の比
較器CVにより、基準電圧Vrと比較する。
そしてその入力レベルが基準電圧Vrを越えていると
き、即ち出力電流が大のときには、差出力により、抵抗
R1,R2を介してMOS-FETのゲートをオン状態として負荷L
に電力を供給する。また入力レベルが基準電圧Vrを下廻
ったとき、即ち出力電流が小さいときにはMOS-FETをオ
フ状態として、ボディダイオードdを介して負荷Lに電
力を供給するようにしたものである。
このようにすれば故障の発生した直流電源への逆電流
の流れこみは、出力電流が一旦少なくなり零となったの
ち始まるので、逆電流はボディダイオードdによって阻
止され、第1図で示したダイオードDと同様に故障の発
生した電源装置を高速度で遮断する。また出力電流が大
きいときにはダイオードに比べて電圧降下の遥かに少な
いMOS-FETを介して電力の供給が行われるため、第1図
で説明したように、常時ダイオードDが挿入されている
従来回路に比べて損失を少なくできる。
なお第2図における抵抗R3,R4は第3図に示すように
直流電源装置の出力電流が小さい値から減少する場合
と、大きな値から減少する場合とにおいて、MOS-FET Tr
のオンオフ動作にヒステリシス特性をもたせて、電流増
加或いは減少に伴う選択遮断動作が安定に行われるよう
にするものである。
(従来技術の解決すべき問題点) しかし一般に複数個の遮断回路の構成部品定数を同一
にすることは難しく例えば第4図(a)(c)のように
遮断装置Aのオンレベルが装置Bのそれに比べて高いな
ど、MOS-FET Trのオンオフレベルの不一致を生じ易い。
このため出力電流が零から徐々に増加する過程、および
徐々に減少する過程において、直流電源a,bの出力コン
デンサC1と配線その他回線のもつインダクタンスとによ
り、出力電流が第4図中に示す破線のように振動して、
安定な電力の供給が阻害される場合がある。
即ち負荷Lの電流がOAから徐々に増加した場合を考え
る。電流の流れ始めでは遮断回路A,BのMOS-FET Trのボ
ディダイオードdを介して流れると出力電流Ia,Ibは第
4図のT1期間のようにほぼ等しい。
そして更に出力電流Ia,Ibが増加して、第4図の時刻t
0において、出力電流Iaが遮断回路Bのそれより低い遮
断回路Aのオンレベルを越えると、遮断回路AのMOS-FE
T Trがオンとなり、これに反して遮断回路BのMOS-FET
Trはオフの状態を継続する。
このため直流電源aの出力コンデンサC1の電荷が第4
図(b)に示すMOS-FET Trのオンオフ時の電圧降下の差
にもとづき第4図の時刻t0において急激に放電して負荷
電流を流し、直流電源bの出力電流Ibをほぼ零とする
(第4図のT2期間)。時刻t1において出力コンデンサC1
の放電が終わると、出力電流Ia,Ibは再び元のバランス
状態に戻ろうとして出力電流Iaは次第に小、これに対し
て出力電流Ibは次第に大きくなる。そして時刻t2になる
と出力電流Ibのレベルは依然オンレベル以下の状態を継
続するが、出力電流Iaのレベルはオンレベルを下廻るの
で遮断回路AのMOS-FET Trはオフとなる。このため例え
ば直流電源a,b間の配線が長くてインダクタンスが大き
くかつ配線の抵抗が小さかった場合、遮断回路AのMOS-
FET Trの急激なオフにより出力電流Ia,Ibのバランスは
急激に大きく崩れる。このため直流電源の出力コンデン
サC1と配線回路のインダクタンスにもとづき、第4図
(a)(b)に破線で示すように直流電源aとbとでは
逆位相であって振幅がMOS-FETのオンオフ時の電圧降下
の差にほぼ等しい振幅の振動を発生する。この振幅が大
きいと第4図の時刻t3において遮断回路BのMOS-FET Tr
がオンとなり、遮断回路AのMOS-FET Trはオフ状態を継
続する。
このため今度は第4図の期間T2のように、直流電源b
の出力コンデンサC1が放電して負荷電流を流し、第4図
の時刻t4において放電が終わって出力電流Ia,Ibがバラ
ンスしようとしたとき再び振動を発生する。そして以下
出力電流が大となって遮断回路A,BのMOS-FET Trが共に
オン状態となるか、出力電流が小となって遮断回路A,B
のMOS-FET Trが共にオフとなるまでこの状態を繰り返
す。
従って従来の遮断回路を備えた直流電源によっては、
安定な直流電力の供給を行うことができない問題点をも
つ。
(発明の目的) 本発明は上記の如き問題点のない並列運転直流電源装
置の選択遮断回路の提供を目的とするものである。
(問題点を解決するための本発明の手段) 第5図は本発明の一実施例回路図、第6図は動作説明
用の波形図であって、第2図と同一符号部分は同等部分
を示す。第5図においてa,bは直流電源、A,Bは選択遮断
回路、C1は出力コンデンサ、TrはMOS-FET、dはボディ
ダイオード、R1,R2は抵抗、CVは比較器、Vrはその基準
電源、R3,R4は抵抗、DIは電流検出手段、Lは負荷であ
って、以上の構成は前記第2図の従来回路と変わるとこ
ろがない。
本発明の特徴とするところは、MOS-FET Trのゲートと
ソース間に、抵抗R5とコンデンサC2の直列回路からなる
振動防止回路LVを接続し、かつMOS-FET Trの入力容量C
issの電荷の放電が迅速に行われるようにして遮断の高
速性を確保するため、R5とコンデンサC2の定数を他回路
素子と次の関係をもつように選定した点にある。即ち抵
抗R5の抵抗値を抵抗R1のそれより充分小さくする。また
比較器CVの出力がローレベルになったときのコンデンサ
C2の放電電流が比較器CVの吸込み電流より小さく、しか
もC2の容量をMOS-FET Trの入力容量Cissの数10〜数100
倍に選定する。
このようにすれば第4図の時刻t0において、出力電流
Iaのレベルがオンレベルに達して遮断回路AのMOS-FET
Trがオンしたとき、そのゲート・ソース間電圧は振動防
止回路LVの抵抗R5とコンデンサC2の時定数にもとづき徐
々に上昇する。このため電源装置Aの出力電流Iaも第4
図(a)中の一点鎖線および第6図(a)のように徐々
に上昇し、これに伴いMOS-FET Trのオン時とオフ時にお
ける電圧降下の差の変化も第6図(b)と(d)の差の
ように緩やかに大となり、電流の立上り時間は出力コン
デンサC1の放電時間より長くなる。その結果第6図
(a)と(c)のように直流電源a,bの電流のバランス
は大きく崩れることがないため振動の発生は阻止され
る。
また仮に振動が発生し直流電源Bの電流が選択遮断回
路BのMOS-FET Trのオンレベルに達しても、そのゲート
とソース間電圧がMOS-FET Trのスレッシュホールド電圧
まで上昇する時間がコンデンサC2により長くなるので、
MOS-FET Trがオンするまでに十分減衰する。従って第4
図の期間T3以後まで振動は持続することがない。
(発明の効果) 以上から明らかなように本発明によれば、振動の発生
を確実に防止できるので、MOS-FETを用いた選択遮断回
路のもつ遮断の高速性や低損失性などのすぐれた機能を
十分発揮させて並列運転直流電源の確実な保護を行うこ
とができる。
なお以上においては並列運転される直流電源が2台の
場合について説明したが、任意複数台の場合にも適用で
きることは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図,第4図は従来回路の説明図、
第5図,第6図は本発明の説明図である。 a,b……直流電源装置、A,B……選択遮断回路、L……負
荷、Tr……MOS-FET、d……ボディダイオード、R1,R2
…抵抗、CV……比較器、DI……電流検出器、R3,R4……
抵抗、LV……振動防止回路、C2……コンデンサ、R5……
抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 靖生 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 鍬田 豊 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−12332(JP,A) 実開 昭61−180556(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の直流電源を並列接続して負荷に電力
    を供給する電源装置の各直流電源の負極性出力側にMOS-
    FETのドレインを接続し、該MOS-FETのソースを電流検出
    手段を介して負荷の負極性側に接続し、前記電流検出手
    段により負極性側出力電流の大小及び極性を判別して前
    記MOS-FETのゲートを制御し、前記複数の直流電源のう
    ち逆電流の流れこむ直流電源に接続された前記MOS-FET
    をオフとして選択遮断するようにした並列運転直流電源
    の選択遮断回路において、 前記MOS-FETのゲート・ソース間に並列にコンデンサと
    抵抗との直列回路からなる時定数回路を設けたことを特
    徴とする並列運転直流電源の選択遮断回路。
JP1235746A 1989-09-13 1989-09-13 並列運転直流電源の選択遮断回路 Expired - Lifetime JP2745235B2 (ja)

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