JP2745164B2 - 静電写真用液体現像剤及びそれを用いる複写方法 - Google Patents
静電写真用液体現像剤及びそれを用いる複写方法Info
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Description
た静電潜像を現像するための液体現像剤、及びその複写
方法に関するものであり、特に、液体現像剤の繰り返し
使用特性の改良に関する。
録、陰極線管記録等の方式で形成された静電潜像を現像
工程を経て顕像化される静電写真の最大の特長は、例え
ば銀塩写真と比較して簡便、迅速かつ安価であることで
ある。また、静電写真用の液体現像剤の最大の特徴は、
たとえば静電写真用の乾式現像剤と比較して高解像力で
高画質の画像が再現できることである。用いられる液体
現像剤としては、一般にカーボンブラック、ニグロシ
ン、フタロシアニンブルー等の有機または無機の顔料あ
るいは染料とアルキッド樹脂、アクリル樹脂、ロジン、
合成ゴム等の天然又は合成樹脂を石油系脂肪族炭化水素
のような高絶縁性・低誘電率の液体中に分散し、更に金
属セッケン、レシチン、アマニ油、高級脂肪酸、ビニル
ピロリドンを含有するポリマーなどの荷電制御剤を加え
たものである。
子は、静電潜像を可視像化するために用いられ、樹脂粒
子は、画像の定着性を向上させ画像強度を維持するため
に用いられるものである。又、これら着色成分と定着成
分を同一にした粒子として用いられる場合もある。これ
らの粒子に正荷電又は負荷電を付与するために荷電制御
剤を用いて、検電性トナー粒子とされているものであ
る。
た荷電を有している事が必要である。特に近年、複写用
原稿として、線画もしくは網点画像のオリジナルだけで
はなく、連続階調像のオリジナルが非常に増加してき
た。この様な精細なオリジナルの忠実な複写画像再現性
には、トナー粒子の荷電性が大変重要になり、これが充
分でないと、充分な画像濃度が得られず、且つ画像に流
れ状欠陥(いわゆるストリーク)が生じ易く、さらには
非画像部へのトナーの析出(カブリ)が起こり易くなっ
てしまう。こうした現象を軽減又は解消した荷電制御剤
としてマレイン酸共重合体の半アルキルアミド化合物類
〔特公昭49−26594号(米国特許4,062,7
89号)、特開昭60−179750号等〕、N−カル
ボキシアルカンアミド基含有の共重合体類〔特開昭60
−218662号等〕あるいは、N,N−ジアルキルア
ミノアルカンカルボン酸金属塩類又はN,N−ジアルキ
ルアミノアルカンスルホン酸金属塩類〔特開昭60−2
1056号〕等が開発された。
である簡便、迅速、安価であることと液体現像剤の特長
である高画質を両立させるためには、繰り返し多数枚現
像したときの画質と感度の変化を極力抑える必要があ
る。一般に多数枚現像を行うと、トナー粒子の濃度の減
少、現像剤の組成の変化に伴って、画像濃度の低下、階
調の変化などの画質の変化及び感度の変化が起る。画質
が変化すると高画質という液体現像剤のメリットを生か
せなくなる。また感度が変化すると露光量の調節を要求
され、簡便、迅速という電子写真のメリットを生かせな
くなる。また繰り返し多数枚を同一現像剤で現像したと
きに、画質と感度の変化が大きいときには、頻繁に現像
剤の交換を行う必要が生じ、簡便、迅速、かつ安価であ
るというメリットが半減してしまう。従来の液体現像剤
は、例えば1000枚以上といった多数枚現像したとき
には画質の変化が大きく、従って現像タンク内のトナー
粒子の濃度を一定にするために、現像装置に自動制御装
置が組み込まれるなどの工夫がなされている。しかしこ
のような手段は、装置のコストを上昇させる、装置が複
雑になるために故障し易くなる、メンテナンスに手間が
かかるなどの新しい問題を生じさせた。
2以上の分岐鎖脂肪族アルコール類を更に加えた液体現
像剤が提案された(特公昭63−55063号)。又、
現像開始時に用いる現像剤に対して、繰り返し使用時に
補充する現像剤の濃度を高くして補給する方法〔特開昭
57−210348号等〕あるいは補充用の現像剤中の
荷電調節剤の使用量のみを減量したものを補給する方法
〔特開昭48−90236号、特開昭64−32278
号等〕等が提案されている。
像を含む高精細なオリジナル画像を長期に渡って安定に
複写する繰り返し特性が未だ不満足なものであった。
又、静電写真方法とは言え、低温・低湿あるいは高温・
高湿といった環境条件が大きく変動しても安定したオリ
ジナル画像の再現性がより一層要求され、更に、液体現
像方式の静電写真であっても、乾式現像剤に近いメンテ
ナンスの容易さへの要求が年々高まってきている。以上
のことから繰り返し使用特性のすぐれた液体現像剤及び
それを用いた複写方法の開発は極めて大切な課題であ
る。
質及び感度変化の少ない静電写真用液体現像剤を提供す
ることである。本発明の他の目的は、多数枚現像したと
きの画質・感度等の変化の少ない繰り返し特性の優れた
複写方法を提供することである。本発明の他の目的は、
環境条件が変動しても、繰り返し特性に優れた液体現像
剤及びそれを用いた複写方法を提供することである。
電写真用液体現像剤、静電写真用液体現像剤とその補充
液、及びそれを用いた複写方法によって達成される。即
ち、電気抵抗が109 Ω・cm以上かつ誘電率が3.5以
下の非水溶媒中に、少なくとも樹脂を主成分とするトナ
ー粒子、および荷電制御剤として(a)荷電量を増加さ
せる効果を有する化合物〔A〕と(b)荷電量を減少さ
せる効果を有する化合物〔B〕を各々少なくとも1種含
んでいることを特徴とする静電写真用液体現像剤。上記
静電写真用液体現像剤の補充液であって、化合物〔A〕
と化合物〔B〕の重量比〔A〕/〔B〕を、現像開始時
に用いる新鮮液体現像剤中に含まれる化合物〔A〕と化
合物〔B〕の重量比〔A〕/〔B〕の、0.1倍以上で
1.0倍未満の範囲で含有することを特徴とする静電写
真用液体現像剤補充液。電気抵抗が109 Ω・cm以上か
つ誘電率が3.5以下の非水溶媒中に、樹脂を主成分と
するトナー粒子、及び荷電制御剤として(a)荷電量を
増加させる効果を有する化合物〔A〕と(b)荷電量を
減少させる効果を有する化合物〔B〕を含有する静電写
真用液体現像剤を用いて静電複写することを特徴とする
複写方法。及び、上記複写方法において、好ましくは、
補充用の液体現像剤中に用いる化合物〔A〕と化合物
〔B〕の重量比〔A〕/〔B〕を、現像開始時に用いる
新鮮液体現像剤中に含まれる化合物〔A〕と化合物
〔B〕の重量比〔A〕/〔B〕の、0.1倍以上で1.
0倍未満の範囲に調整することを特徴とする複写方法で
ある。
誘電率の非水溶媒(キャリヤー)中にトナー粒子を分散
させ、更にこの粒子に荷電の発生と一定の荷電量を保つ
ために荷電制御剤及びその使用量の調節を行なうことで
設計されている。この様な現像剤中では、用いる荷電制
御剤はキャリヤーに溶解するものであり、用いる荷電制
御剤の100%が効率よくトナー粒子と結合するもので
はない。従ってトナー粒子と結合しない荷電制御剤が現
像剤中に存在し、又場合によっては、トナー粒子との結
合が不安定でキャリヤー中に拡散し易い状態で存在する
ものもある。このために、実用上多数枚の複写を重ねて
ゆく際に、現像開始時に現像タンク内に用いる新鮮液体
現像剤(以下、「新鮮タンク液」または「母液」とい
う)と同一内容の新鮮液体現像剤を補充液として補充し
つつ現像を繰り返していくと、粒子は画像として消費さ
れるが、キャリヤー中に拡散している荷電制御剤は次第
に濃縮され現像剤の成分バランスが少しずつずれてく
る。荷電制御剤の濃縮、成分バランスの変化は粒子の荷
電あるいはキャリヤー中の荷電を増加させ、静電潜像へ
の粒子付着量や画像濃度の低下を生じさせてしまう。あ
るいはこの繰り返し特性を改良するために、補充する現
像剤(補充液)として、荷電制御剤を含まない、あるい
は現像開始時の新鮮液体現像剤(母液)より低濃度で含
む補充液を補充する方法が提案されている。これによっ
て繰り返し使用に対する安定性は向上する。しかし、荷
電制御剤を低濃度にすることで、粒子の荷電量が小さく
なり粒子間の静電反発力が小さくなり凝集が生じやすく
なるといった欠点がある。また、より長期の繰り返し使
用に対する安定性は不充分である。
発生とその荷電量の制御を、荷電発生機能の化合物やそ
の量で調整するものとは、全く異なるものである。即
ち、用いた荷電発生用化合物〔A〕が100%トナー粒
子に有効利用されないことからキャリヤー中に存在する
該化合物〔A〕が、トナー粒子と化合物〔A〕の濃度が
変動して、トナー粒子の荷電量を変化させるが、その変
化を軽減もしくは解消するために、トナー粒子の荷電量
を減少させる化合物〔B〕を併せて用いた事を特徴とす
る。この事により、従来の現像剤あるいは複写方法では
繰り返し使用しても、良好な複写画像が得られるのは1
000枚程度であったものが3000枚程度まで長期化
することが可能となった。更に、繰り返し特性を安定化
するために、補充用の現像剤(補充液)として、荷電発
生用化合物〔A〕と荷電抑制用化合物〔B〕の重量比
〔A〕/〔B〕を、現像開始時に用いる現像剤(母液)
の重量比〔A〕/〔B〕と比べて、小さくした現像剤と
することで1万枚以上の長期化が可能となった。これ
は、長期間の繰り返し使用において、現像装置内の現像
剤中に蓄積濃縮される荷電発生化合物〔A〕を抑えるこ
とと、荷電抑制化合物〔B〕の抑制効果が高められたこ
とによるものと考えられる。
が低温・低湿(例えば15℃、20%RH)あるいは高
温・高湿(例えば30℃、80%RH)と変動すると、
複写画像の濃度低下、非画像部の地カブリの増大が著し
くなってしまった。本発明の現像剤及び複写方法では、
これらの現象を著しく改良することができた。この事
は、上記したと同様にトナー粒子の荷電量及びキャリヤ
ー中の荷電量の変化が環境によっても変動せず安定化さ
れていることに起因するものと考えられる。
明する。前記した非水溶媒をキャリヤーとして分散され
たトナー粒子を荷電量を増加させる効果を有する化合物
〔A〕(以降、荷電発生剤〔A〕と略称する)と荷電量
を減少させる効果を有する化合物〔B〕(以降、荷電抑
制剤〔B〕と略称する)とを用いて荷電状態を制御する
こと、および長期の繰り返し使用のために、補充する液
体現像剤(補充液)において、荷電状態を制御する化合
物〔A〕/化合物〔B〕の重量比を現像開始時に用いる
現像剤(母液)中の重量比〔A〕/〔B〕の0.1倍以
上で1.0倍未満の範囲(好ましくは、0.1倍〜0.
95倍、特に好ましくは、0.3倍〜0.8倍)とする
ことを特徴とするものである。
する。この化合物の使用量は、本発明の非水溶媒(キャ
リヤー)1000重量部中0.001重量部〜10重量
部で、好ましくは0.05〜5重量部である。0.00
1重量部より少ないと、トナー粒子の荷電状態(荷電
量)が不安定となり複写画像の濃度不足、画像流れ等を
生じてしまう。又、10重量部より多いと、キャリヤー
中での溶解する量が増加して、キャリヤー中の荷電量
(イオン性)が増え、結果として、画像流れ等を生じて
しまう。
荷電調節剤(又は制御剤)として知られているもののい
ずれでもよい。具体的にはナフテン酸、オクテン酸、オ
レイン酸、ステアリン酸等の脂肪酸の金属塩、スルホコ
ハク酸エステルの金属塩、特公昭45−556号、特開
昭52−37435号、特開昭52−37049号等に
示されている油溶性スルホン酸金属塩、特公昭45−9
594号に示されているリン酸エステルの金属塩、特公
昭48−25666号に示されているアビエチン酸もし
くは水素添加アビエチン酸の金属塩、特公昭55−26
20号に示されているアルキルベンゼンスルホン酸カル
シウム塩類、特開昭52−107837号、特開昭52
−38937号、特開昭57−90643号、特開昭5
7−139753号等に示されている芳香族カルボン酸
あるいはスルホン酸の金属塩類、ポリオキシエチル化ア
ルキルアミンのような非イオン性界面活性剤、レシチ
ン、アマニ油等の油脂類、ポリビニルピロリドン、多価
アルコールの有機酸エステル、特開昭57−21034
5号に示されているリン酸エステル系界面活性剤、特公
昭56−24944号に示されているスルホン酸樹脂等
を使用することができる。また特開昭60−21056
号、特開昭61−50951号に記載されたアミノ酸誘
導体も使用することができる。前記アミノ酸誘導体と
は、下記一般式(1)または(2)で表わされる化合
物、またはアミノ酸を有機溶媒中でチタン化合物と反応
させた反応混合物を更に水と混合して反応させた反応混
合物である。
々、水素原子、炭素数1〜22までのアルキル基、置換
アルキル基(置換基としてはジアルキルアミノ基、アル
キルオキシ基、アルキルチオ基)、炭素数6〜24まで
のアリール基、置換アリール基(置換基としてはジアル
キルアミノ、アルキルオキシ基、アルキルチオ基、クロ
ル基、ブロム基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシル
基)、アラルキル基、炭素数1〜22までのアシル基、
アルキルスルホニル基、アルキルホスホニル基、または
炭素数6〜24までのアリールスルホニル基、アリール
ホスホニル基を示す。R1 、R2 はそれぞれ同じであっ
ても異なっても良く、R1 とR2 が結合して環を形成し
てもよいが、R1 とR2 が同時に水素原子になることは
ない。Aは炭素数1〜10までのアルキレン基又は置換
アルキレン基を示す。Xは水素原子もしくは1価から4
価までの金属、もしくは4級アンモニウム陽イオンを示
す。nは正の整数を示す。
開昭60−179750号等に示されるマレイン酸共重
合体の半アルキルアミド化合物も使用できる。これらの
共重合体としては下記一般式(3)で示される繰り返し
単位を少なくとも含有する、キャリヤーに可溶性の重合
体である。
1 、R2 と同一の内容を表わす。
テン酸の金属塩、ジオクチルスルホコハク酸の金属塩、
レシチン、前記アミノ酸誘導体、前記マレイン酸共重合
体の半アルキルアミド化合物を挙げることができる。又
これらの荷電発生剤〔A〕は、2種以上の化合物を併用
することも可能である。
する。この化合物の使用量は、本発明のキャリヤー10
00重量部中1重量部〜50重量部で好ましくは5〜3
0重量部である。1重量部より少ないと、繰り返し使用
した時に、複写画像の濃度不足あるいは画像流れ等を生
じてしまう。又50重量部より多い場合も、これと同様
な現象を生じ、繰り返し安定性が低下してしまう。
キシル基を少なくとも1個含有する低分子有機化合物
〔例えば特公昭63−55063号に記載の炭素数12
以上の分岐した脂肪族基含有のアルコール類、高分子学
会編「高分子データハンドブック〔基礎編〕」p281
〜326、培風館(1986年刊)等に記載の総炭素数
6以上のジオール類・ポリオール類等〕;クラウンエー
テルあるいはクリプタンドと称される、酸素原子、イオ
ウ原子及び/又は窒素原子含有の大環状化合物類及び大
環状ヘテロ環基を含有したポリマー類〔例えば、R.
M.Izatt,J.J.Christensen,
「Synthetic Multidentate M
acrocyclic Compounds」 Cha
pter I,Academic Press(New
York)(1978年刊)、小田良平、庄野利之、
田伏治夫、「化学増刊74、クラウンエーテルの化学」
化学同人(1978年刊)等に記載される化合物〕;高
分子主鎖中の結合として−O−及び/又は−COO−結
合を含有した重量平均分子量500〜1×104 のポリ
エーテル類、ポリエステル類〔例えば古川淳二監修、
「オリゴマーハンドブック」化学工業同報社(1977
年刊)、平岡道夫編「オリゴマーの最新応用技術」シー
エムシー(株)(1983年刊)等に記載〕;上記ポリ
エーテル類あるいはポリエステル類の高分子主鎖末端の
ヒドロキシル基及び/又はカルボキシル基がエーテル基
及び/又はエステル基に改質されたオリゴマー類(例え
ば、ポリエーテル・ポリエステルで引用した成書等に記
載の化合物等)等が挙げられる。これらの荷電抑制剤
〔B〕は単独又は2種以上を混合して併用してもよい。
トルエン溶媒100重量部に対し温度25℃において1
重量部以上の溶解性を示す、酸素原子、イオウ原子又は
窒素原子等のヘテロ原子を含有した総炭素数6以上の炭
化水素化合物及び/又は該化合物を繰り返し単位とした
オリゴマーであることが挙げられる。
〔A〕と荷電抑制剤〔B〕とを任意の割合で組合せて用
いた液体現像剤であることと共に、繰り返し特性をより
長期に渡って安定化するために、現像開始時の新鮮液体
現像剤(母液)中の該化合物の重量比〔A〕/〔B〕に
対して、補充液中の該化合物の重量比〔A〕/〔B〕を
小さく調整して用いる複写方法を採用していることを特
徴とする。即ち、母液中の〔A〕/〔B〕の使用量(全
現像剤組成物量1000重量部に対して)の重量比をR
a 、補充液中の〔A〕/〔B〕の重量比をRb とした時
に、0.1≦Rb /Ra <1.0の範囲となるものであ
る。好ましくは、0.1≦Rb /Ra ≦0.95、特に
好ましくは0.3≦Rb /Ra ≦0.8の範囲である。
量比は、上記Rb /Ra が0.1以上1.0未満の範囲
の中において、用いられる分散トナー粒子の種類、荷電
発生剤〔A〕及び荷電抑制剤〔B〕の種類によって異な
り、その組合せによって任意に設定される。上記Rb /
Ra が0.1未満となる場合及び1.0以上となる場
合、繰り返し特性の安定性が低下し、複写画像の濃度低
下、画像流れ等の問題を生じてしまう。
上、誘電率が3.5以下の非水溶媒(キャリヤー)とし
て好ましくは直鎖状または分岐状の脂肪族炭化水素、脂
環式炭化水素、芳香族炭化水素あるいはハロゲン化炭化
水素等を用いることができる。揮発性・安定性・毒性・
臭気などの点からより好ましくは、オクタン、イソオク
タン、デカン、イソデカン、ノナン、ドデカン、イソド
デカン、デカリン、イソパラフイン系の石油溶剤である
アイソパーE,アイソパーG,アイソパーH,アイソパ
ーL(エクソン社製)、シエルゾル−71(シエル社
製)、アムスコOMS(スピリッツ社製)等を単独ある
いは混合して用いる。
定されるものではなく従来公知のものを使用することが
できる。例えば、トナー粒子の主要な構成成分である樹
脂は、該非水溶媒に実質的に不溶な樹脂であればいずれ
でも良く、例えばアクリル樹脂、メタクリル樹脂、エス
テル樹脂、ポリアルカン酸ビニル樹脂、アミド樹脂、ア
ルキレン樹脂、フェノール変性アルキッド樹脂、エポキ
シ樹脂、ロジン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレ
ン系樹脂、合成ゴム等の合成又は天然樹脂等が挙げられ
る。該液体現像剤に供し得る樹脂分散物は当該業者間で
は公知の方法に従って作製することができる。例えば、
所望の樹脂を非極性溶媒中に分散しボールミルあるいは
高速攪拌機で分散して製造する方法がある。例えば、特
開昭61−292645号、特開昭62−75651
号、特開昭64−66666号、特開平1−21636
7号、特開平1−285955号等に記載の方法に従っ
て作製することができる。又単量体では非極性溶媒に溶
解し、重合して樹脂になると該溶液に不溶となる単量体
を、重合して該溶媒中に分散した樹脂を得るいわゆる重
合造粒法が知られている。例えばK.E.J.Barr
ett「Dispersion Polymeriza
tion in Organic Media」Joh
n Willey and Sons,London
(1974)、米国特許第3,637,569号、同
3,753,760号、同4,840,865号、同
4,618,557号、同4,842,975号、特開
昭60−185962号、特開平2−74956号、同
2−271365号、同2−173667号等に記載の
方法に従って作製することができる。得られる分散樹脂
物の粒径は、5μm以下特に1μm以下とすることが連
続階調像を得るのに望ましい。
色剤を使用することもできる。これらの着色剤は、特に
指定されるものでなく従来公知の各種顔料又は染料を使
用することができる。例えば、黒色系着色剤としては、
カーボンブラック、アニリンブラック(英国インペリア
ル ケミカル インダストリース社製、以下I社と略
称)、シアニンブラックBX(住友化学株式会社製)、
モーガルA(米国、ゴットフレイ エルキャボネット社
製、以下C社と略称)、スピロンブラック(保土谷化学
株式会社製、以下H社と略称)、モノライトファースト
ブラックBX(I社製)、スピリットブラック(オリエ
ント化成株式会社製、以下O社と略称)、ミクロリスブ
ラック4GT(チバ社)などが適用される。また赤色系
着色剤としては、スピロンレッド(H社)、スピロンオ
レンジ(H社)、ベンジンオレンジ(山陽色素株式会社
製、以下S社と略称)、ブリリアントカーミン6B(S
社)、スカーレットKR(S社)、ファーストレッド
(S社)、ファーストローズ836(大日精化株式会社
製、以下D社と略称)、モノライトファーストレッドB
(I社)などがあり、黄色系着色剤としては、スピロン
イエロー(H社)、ベンジンイエローGNN(S社)、
ベンジンイエロー471(D社)、モノライトファース
トイエローIOG(I社)などがあり、青色系着色剤と
しては、ビクトリアブルー(H社)、メチレンブルー
(H社)、オイルブルー(O社)、アルカリブルー(O
社)、スカイブルー(S社)、シアニンブルーFG(S
社)、シアニンブルーNSG(D社)、フタロシアニン
ブルー、リグノールブルーNCB(東洋インク株式会社
製)、モナストラファーストブルーG(I社)、バアリ
ファーストブルー(O社)などがあり、緑色系着色剤と
しては、フタロシアニングリーンL.L(S社)、フタ
ロシアニングリーンLX(S社)、セイカライトグリー
ンレーキ#4554(D社)、クロモファイングリーン
G(D社)なとがある。その他の色の着色剤としては、
スピロンバイオレット(H社、紫色)が挙げられる。透
光性電子写真フィルムを現像する場合、硫酸バリウム、
酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウムのごとき白色
顔料も使用できる。
進剤等を併用して分散させて使用してもよいし、着色剤
表面にポリマーを化学的に結合させたグラフト型粒子
(例えばグラフトカーボン:三菱ガス化学製商品名)に
して使用してもよい。又上記した樹脂中に着色剤を含有
させて用いてもよい。該分散樹脂を着色する方法として
例えば特開昭48−75242号等で公知の方法である
分散機(ペイントシェーカー、コロイドミル、振動ミ
ル、ボールミルなど)を用いて物理的に樹脂中に分散す
る方法があり、使用する顔料・染料は上記した様なもの
のいずれでもよい。他の着色の方法として、特開昭57
−48738号等に記載の如く、分散樹脂物を好ましい
染料で加熱染色する方法がある。例えばハンザイエロ
ー、クリスタルバイオレット、ビクトリアブルー、マラ
カイトグリーン、セリトンファストレッド、デスパース
イエロー、デスパースレッド、デスパースブルー、ソル
ベントレッド等が挙げられる。更に他の着色の方法とし
て、分散樹脂と染料を化学的に結合させる方法がある。
例えば特開昭53−54029号等では樹脂と染料とを
反応させる方法あるいは特公昭44−22955号等で
は重合することで不溶化し分散し得る樹脂の単量体に色
素を予め結合させておく方法等を使用することができ
る。
に安定に分散させるために、従来公知の分散安定剤を用
いることができる。即ち、各種の合成樹脂又は天然樹脂
を単独あるいは2種以上の組合せにして用いることがで
きる。例えば総炭素数4から30のアルキル鎖〔ハロゲ
ン原子、ヒドロキシル基、アミノ基、アルコキシ基等の
置換基を含有してもよくあるいは酸素原子などのヘテロ
原子で主鎖の炭素−炭素原子結合が介されていてもよ
い〕を有するアクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエ
ステル、脂肪酸のビニルエステル、あるいはビニルアル
キルエーテル又はブタジエン、イソプレン、ジイソブチ
レン等のオレフィン等の単量体の重合体又は2種以上の
組合せによる共重合体、更には上記のような脂肪族炭化
水素系溶剤に可溶な重合体を形成する単量体と下記の様
な各種の単量体1種以上との共重合体も用いることがで
きる。
クリル酸のメチル、エチル、n−プロピルあるいはis
o−プロピルエステル、スチレン、ビニルトルエン、α
−メチルスチレンの如きスチレン誘導体、アクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、
無水マレイン酸の如き不飽和カルボン酸又はその無水
物、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチ
ルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、N−ビニルピロリドン、アクリルアミド、アクリロ
ニトリル、2−クロロエチルメタクリレート、2,2,
2−トリフロロエチルメタクリレートの如きヒドロキシ
基、アミノ基、アミド基、シアノ基、スルホン酸基、カ
ルボニル基、ハロゲン原子、ヘテロ環等の各種極性基を
含有する単量体などを挙げることができる。あるいは、
上記の合成樹脂の他に、アルキッド樹脂、各種の脂肪酸
で変性したアルキッド樹脂、アマニ油、変性ポリウレタ
ン樹脂などの天然樹脂も用いることができる。
について説明すれば下記の通りである。樹脂及び着色剤
を主成分として成るトナー粒子は、非水溶媒(キャリヤ
ー)1000重量部に対して0.5重量部〜50重量部
が好ましい。0.5重量部以下であると画像濃度が不足
し、50重量部以上であると非画像部へのカブリを生じ
やすい。上述した分散安定剤等の非水溶媒可溶性樹脂も
所望により使用され、非水溶媒1000重量部に対して
0.5重量部〜100重量部程度加えることができる。
粒子及び分散安定用樹脂を少量の非水溶媒と共に充分混
練して濃縮トナーとし、これを更に非水溶媒で希釈すれ
ばよい。また非水溶媒に不溶の分散安定用樹脂を使用す
るときには該樹脂可溶の溶媒中でトナー粒子と共に十分
に混練してから非水溶媒で希釈すればよい。またあらか
じめ重合時に造粒されたトナー粒子を使用するときに
は、混練の操作はあえて不要である。トナーの荷電発生
剤〔A〕は混練時に添加してもよいし、混練後に添加し
てもよい。又荷電抑制剤〔B〕は、濃縮トナーを作製時
あるいは希釈トナーを作製時に、所望の量を添加すれば
よい。他に所望により各種添加剤を加えても良く、例え
ば原崎勇次、「電子写真」第16巻第2号44頁に具体
例が挙げられている。以上の如き液体現像剤の添加物総
量は、現像剤の電気抵抗によってその上限が規制され
る。即ち、トナー粒子を除去した状態の液体現像剤の電
気抵抗が109 Ω・cm未満になると良質の連続階調像
が得られ難くなるので各添加物の添加量を、この限度内
でコントロールすることが必要である。
成された静電潜像の現像に利用する事が可能である。静
電潜像を形成する方法としては、例えば篠原功、土田英
俊、草川英昭編「記録用材料と感光性樹脂」学会出版セ
ンター(1983年刊)等に記載された各種の方法が挙
げられており、いずれのものでもよいが、代表的な方法
としては電子写真法、静電記録法、インクジェット法等
である。連続階調を含む精細な複写用画像を忠実に再現
すること及び高感度な記録方法であることから電子写真
法が多様な用途に実用されており、この方法において特
に本発明の現像剤はその効果が有効となる。
いは無機光導電体を用いた感光体のいずれにも用いるこ
とができる。感光体の具体的な例としては、例えば、宮
本晴視、武井秀彦「イメージング」1973,No.
8,p2;R.M.Schaffert著「Elect
rophotography」 Focal/Hast
ings Hous(NewYork)1980年刊;
小門宏編「最近の光導電材料と感光体の開発・実用化」
日本科学情報(株)出版部刊(1986年刊)などに記
載されたものが挙げられ、いずれも用いることができ
る。又、PPC方式あるいはCPC方式のいずれでもよ
い。
粒子との組合せとすることで黒・白複写画像のみなら
ず、カラー複写画像にも応用することができる(例え
ば、滝沢九郎、「写真工業」33、34(1975
年)、安西正保、「電子通信学会技術研究報告」77,
17(1977年)等に記載の方法)。更に近年の電子
写真プロセスを利用した他の用途への利用のシステムに
おいても有効である。例えば、オフセット平版印刷用原
版に応用する各種電子写真式製版システム、オフセット
印刷プロセスにおいて用いられる版下用記録材料あるい
はカラー・プルーフ等が挙げられる。
に限定されるものではない。 実施例1及び比較例A (分散樹脂粒子の製造):L−1 ポリ(オクタデシルメタクリレート)16g、酢酸ビニ
ル100g、ステアリルメタクリレート4g及びシエル
ゾル71を385gの混合溶液を、窒素気流下攪拌しな
がら温度70℃に加温した。2,2′−アゾビス(イソ
バレロニトリル)(略称:A.I.V.N.)を1.7
g加え2時間反応した。更に、A.I.V.N.を0.
5g加え2時間反応した後、温度を100℃に上げて、
そのまま攪拌し、未反応の酢酸ビニルを留去した。反応
混合物を冷却後、200メッシュナイロン布を用いて濾
過し、重合率88%で平均粒径0.22μmの白色の樹
脂分散物を得た。粒子の平均粒径の測定には、CAPA
−700(堀場製作所(株)製)を用いた。
0g及びシエルゾル71の30gを、ガラスビーズと共
にペイントシェーカーに入れ2時間分散してニグロシン
の微小な分散物を得た。上記分散樹脂粒子〔L−1〕
5.3g(固形分量として)、上記着色粒子〔D−1〕
4.2g(固形分量として)、分岐ヘキサデシルアルコ
ールFOC−1600(日産化学(株)製)〔B−1〕
17gおよび下記構造の重合体〔A−1〕0.02gを
アイソパーHの1リットルに分散及び溶解することによ
り液体現像剤を作製した。
加えない他は実施例1と同様にして、液体現像剤を作製
した。
フイルム(株)製)で、これらの液体現像剤を母液用現
像剤、及び補充液用現像剤として用い、電子写真感光材
料であるELPマスターIIタイプ(富士写真フィルム
(株)製)を露光、現像処理した。但し、製版スピード
は3版/分で行った。本発明の現像剤及び比較用現像剤
で、得られた製版後の感光体の複写画像に、画像部のカ
スレ及び細線の切れが発生し始めるまでの処理可能な枚
数を調べた。その結果、本発明の現像剤では3500
枚、比較例Aでは1000枚であった。以上の事より、
本発明の現像剤及び複写方法によってのみ、優れた性能
を得ることが可能となった。
2g及び荷電抑制剤であるFOC−1600〔B−1〕
17gの代わりに下記表−1の各化合物を用いた他は、
実施例1と同様にして、液体現像剤を作製した。得られ
た液体現像剤を用いて、実施例1と同様に現像処理した
ところ、実施例1と同様の優れた性能を得ることができ
た。
ゼン0.3g及びトルエン200gの混合溶液を、窒素
気流下、攪拌しながら温度85℃に加温した。2,2′
−アゾビスイソブチロニトリル(略称:A.I.B.
N.)を3g加え4時間反応し、更にA.I.B.N.
を1g加えて4時間反応した。得られた共重合体の重量
平均分子量は4×104 であった。上記共重合体25g
(固形分量として)、酢酸ビニル100g及びアイソパ
ーHを380gの混合溶液を、窒素気流下攪拌しながら
温度70℃に加温した。この混合溶液にA.I.V.
N.を1.0g加え3時間反応し、更にA.I.V.
N.を0.5g加えた後、温度75℃に加温してそのま
ま2時間反応した。次に温度100℃に加温して未反応
の酢酸ビニルを留去した後、冷却後200メッシュナイ
ロン布で濾過した。得られた白色樹脂分散物は、重合率
86%で平均粒径0.23μmであった。
/5重量比)共重合体10g、アルカリブルー8g、ア
イソパーHの30gを、ガラスビーズと共にペイントシ
ェーカーに入れ、2時間分散を行いアルカリブルーの微
小な分散物を得た。 母液用液体現像剤:上記分散樹脂粒子〔L−2〕7g
(固形分量として)、上記着色粒子〔D−2〕0.8g
(固形分量として)、FOC−1400〔B−3〕を1
3g及び下記構造の化合物〔A−8〕0.020gをア
イソパーHの1リットルに分散及び溶解することにより
母液用液体現像剤を作製した。
B及び比較例C) 下記表−2に示す各化合物の所定の量を、アイソパーH
の1リットル中に分散・溶解して本発明及び比較用の補
充液用現像剤を各々調整した。
イルム(株)製)で、ELPマスターIタイプを電子写
真感光材料に用いて、以下の手段で繰り返し複写を行な
った。但し、製版スピードは3版/分で行なった。まず
ELP−330に前記母液用現像剤を投入し、以後補充
液用現像剤として実施例8、比較例B及び比較例Cを各
々用いて、その繰り返し安定性の程度を調べ、その結果
を表−2に示した。本発明の補充液用現像剤を用いて複
写する場合は、12,000枚まで繰り返し複写しても
鮮明な画像が得られた。一方、比較例B及びCは、各々
1,500枚及び4,000枚で画像濃度の低下あるい
は画像流れ(クリーク)等が生じてしまった。以上の如
く、本発明の母液用現像剤及び補充液用現像剤を組合せ
た場合にのみ、極めて長期間に渡って、繰り返し安定性
が維持できるものである。
剤〔B−3〕の代わりに、下記表−3の各化合物を各々
用いた他は、実施例8と同様にして、液体現像剤を作製
し、複写して、繰り返し安定性の程度を調べた。その結
果、表−3に示すように、本発明の母液用現像剤及び補
充液用現像剤を組合せて用いると、10,000枚もし
くはそれ以上繰り返し複写しても鮮明な画像が得られ
た。
及び〔オクタデシルメタクリレート/メチルメタクリレ
ート(1/9)モル比〕共重合体2gを混合し、3本ロ
ールミルで120℃、30分間溶融混練した。室温に冷
却した後、ハンマーミルおよびピンミルで粗粉砕および
微粉砕した。この粉砕物3g、ソルプレン1205(旭
化成(株)製)20g及びアイソパーHを437gの混
合物を、まずアトライターで予備分散を行ない、次にス
ーパーミルで周速10m/秒の条件で本分散を2時間行
なった。この様にして得られた分散液は固形分13wt
%の濃度液である。分散中の温度は35℃になる様にし
た。母液用液体現像剤及び補充液用現像剤を下記表−4
に示す各成分量を用いて、アイソパーGの1リットル中
に分散もしくは溶解して各現像剤を作製した。
し安定性を調べた所、8000枚まで安定な画像が得ら
れた。
3gの混合物を温度70〜80℃に加温し6時間攪拌し
た。室温に冷却後200メッシュのナイロン布を通し、
残存した染料を除去して各々染色された分散樹脂粒子を
作製した。各粒子の平均粒径は0.22〜0.25μm
の範囲であった。
像剤において、着色樹脂粒子DL−1の代わりに、下記
表−6の樹脂粒子を各々用いた他は、実施例18と同様
にして、各液体現像剤を作製した。
にして、複写画像の繰り返し安定性を調べた所、いずれ
の複写においても少なくとも7000枚以上の安定な画
像が得られた。
記表−7の化合物〔B〕に代えた他は、実施例8と同様
にして、母液用及び補充液用の各液体現像剤を作製し
た。
にして、複写画像の繰り返し安定性を調べた所、いずれ
の複写においても少なくとも7000枚以上の安定な画
像が得られた。
も画質・感度等の変化が少なく、連続階調像を含む高精
細なオリジナル画像を長期に渡って安定に複写すること
ができた。又、低温・低湿あるいは高温・高湿といった
環境条件が大きく変動しても安定したオリジナル画像の
再現性が得られた。
Claims (4)
- 【請求項1】 電気抵抗が109 Ω・cm以上かつ誘電率
が3.5以下の非水溶媒中に、少なくとも樹脂を主成分
とするトナー粒子、および荷電制御剤として(a)荷電
量を増加させる効果を有する化合物〔A〕と(b)荷電
量を減少させる効果を有する化合物〔B〕を各々少なく
とも1種含んでいることを特徴とする静電写真用液体現
像剤。 - 【請求項2】 電気抵抗が10 9 Ω・cm以上かつ誘電率
が3.5以下の非水溶媒中に、少なくとも樹脂を主成分
とするトナー粒子、および荷電制御剤として(a)荷電
量を増加させる効果を有する化合物〔A〕と(b)荷電
量を減少させる効果を有する化合物〔B〕を、現像開始
時に用いる新鮮液体現像剤中に含まれる化合物〔A〕と
化合物〔B〕の重量比〔A〕/〔B〕の0.1倍以上で
1.0倍未満の範囲の重量比〔A〕/〔B〕で含有する
ことを特徴とする静電写真用液体現像剤補充液。 - 【請求項3】 電気抵抗が109 Ω・cm以上かつ誘電率
が3.5以下の非水溶媒中に、樹脂を主成分とするトナ
ー粒子、及び荷電制御剤として(a)荷電量を増加させ
る効果を有する化合物〔A〕と(b)荷電量を減少させ
る効果を有する化合物〔B〕を含有する静電写真用液体
現像剤を用いて静電複写することを特徴とする複写方
法。 - 【請求項4】 上記複写方法において、補充用の液体現
像剤中に用いる化合物〔A〕と化合物〔B〕の重量比
〔A〕/〔B〕を、現像開始時に用いる新鮮液体現像剤
中に含まれる化合物〔A〕と化合物〔B〕の重量比
〔A〕/〔B〕の、0.1倍以上で1.0倍未満の範囲
に調整することを特徴とする請求項(3)記載の複写方
法。
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