JP2745023B2 - 抗腫瘍剤 - Google Patents

抗腫瘍剤

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JP2745023B2
JP2745023B2 JP63327301A JP32730188A JP2745023B2 JP 2745023 B2 JP2745023 B2 JP 2745023B2 JP 63327301 A JP63327301 A JP 63327301A JP 32730188 A JP32730188 A JP 32730188A JP 2745023 B2 JP2745023 B2 JP 2745023B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な抗腫瘍剤に関する。
[発明の背景] 悪性腫瘍は、その本態、発生原因がまだ解明されてお
らず、またその性質が千差万別であるために、新規な抗
腫瘍剤が求められている。
本発明者らは、新規な抗腫瘍物質について鋭意研究し
た結果、下記一般式[I]で表わされる化合物が癌増殖
阻害作用を有することを見出し、本発明を完成した。
[発明の構成] 本発明は、下記一般式[I]で表わされる化合物を有
効成分として含有することを特徴とする抗腫瘍剤にあ
る。
[式中、nは0又は1であり、mは0、1、2又は3
であり、L1およびL2はそれぞれ同一または異なっていて
もよく、各々メチン基または置換メチン基を表わし、ま
た置換メチン基の置換基を介してL1もしくはL2同志で又
はL1とL2とで4ないし6員環を形成してもよく、R0は置
換もしくは未置換の、アルキル基、アルケニル基、また
はアラルキル基を表わし、R1、R2、R3、R4、R5及びR
6は、それぞれ同一または互いに異なっていてもよく、
水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは未置換のアルキ
ル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アル
コキシ基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル
基、アシルオキシ基、アシル基、ヒドロキシ基、シアノ
基、または置換もしくは未置換のアミノ基を表わし、Z
は窒素原子のみをヘテロ原子として5員環または6員
環、あるいは窒素原子2個または窒素原子1個と、酸素
原子、硫黄原子、セレン原子およびテルル原子から選ば
れる原子1個とをヘテロ原子として含有する5員環を形
成するに必要な原子群を表わし、Zを含む環は置換基を
有していてもよく、また他の環と縮合していてもよく、
R0はZを含む環に縮合したベンゼン環と結合して、更に
5員環または6員環を形成してもよく、Qは水素原子ま
たはR0と結合して5員環または6員環を形成してもよい
アルキレン基を表わし、X-はアニオンを表わし、rは1
または2であり、化合物が分子内塩を形成するときはr
=1である。] [発明の詳細な記述] 本発明の抗腫瘍剤の有効成分である前記一般式[I]
で表わされる化合物について更に詳しく説明する。
一般式[I]において、L1およびL2はメチン基または
置換メチン基を表わし、置換メチン基の置換基として
は、例えばアルキル基(例えばメチル、エチルなど)、
アリール基(例えばフェニルなど)、アラルキル基(例
えばベンジル基など)、ハロゲン原子(例えば、塩素原
子、臭素原子など)、アルコキシ基(例えば、メトキ
シ、エトキシなど)などを挙げることができ、また置換
メチン基の置換基を介してL1もしくはL2同志で又はL1
L2とで4ないし6員環を形成してもよい。また、mが2
又は3であるとき、複数個のL1およびL2はそれぞれ同一
であってもよく、また異なっていてもよい。
一般式[I]において、R0は、炭素数18以下の未置換
アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、オクチル基、デシル基、シクロヘキシル基など)、
置換基を有する炭素数18以下のアルキル基{置換基とし
ては、例えば、カルボキシル基、スルホ基、シアノ基、
ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子
など)、ヒドロキシ基、炭素数8以下のアルコキシカル
ボニル基(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基など)、炭素
数10以下のアリールオキシカルボニル基(例えば、フェ
ノキシカルボニル基など)、炭素数8以下のアルコキシ
基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、ベンジルオキシ
基、フェネチルオキシ基など)、炭素数10以下の単環式
のアリールオキシ基(例えば、フェノキシ基、p−トリ
ルオキシ基など)、炭素数8以下のアシルオキシ基(例
えば、アセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基、カプ
リルオキシ基など)、カルバモイル基(例えば、カルバ
モイル基、N,N−ジメチルカルバモイル基、モルホリノ
カルボニル基、ピペリジノカルボニル基など)、スルフ
ァモイル基(例えば、スルファモイル基、N,N−ジメチ
ルスルファモイル基、モルホリノスルホニル基など)、
炭素数8以下のアシルアミノ基(例えば、アセチルアミ
ノ基、プロピオニルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、メ
シルアミノ基など)、スルホンアミド基(例えば、エチ
ルスルホンアミド基、p−トルエンスルホンアミド基な
ど)、などを挙げることができる}、炭素数8以下のア
ルケニル基(例えばアリル基、3−ブテニル基など)ま
たは、炭素数10以下のアラルキル基(例えば、ベンジル
基、4−クロルベンジル基、4−メチルベンジル基、1
−ナフチルメチル基など)であることが好ましい。
R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、それぞれ同一または互
いに異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子(例
えば、フッ素原子、塩素原子など)、炭素数12以下の置
換もしくは未置換のアルキル基(未置換アルキル基とし
ては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ヘキシル基、オクチル基、ドデシル基などを挙げ
ることができ、また置換アルキル基の置換基としては、
R0としての置換アルキル基について示した置換基と同じ
ものを挙げることができる)、炭素数8以下のアルケニ
ル基(例えば、アリル基、3−ブテニル基など)、炭素
数10以下のアリール基(例えば、フェニル基、4−メチ
ルフェニル基など)、炭素数10以下のアラルキル基(例
えば、ベンジル基、4−クロルベンジル基、4−メチル
ベンジル基、1−ナフチルメチル基など)、炭素数8以
下のアルコキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、
ベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基など)、炭素数
10以下の単環式のアリールオキシ基(例えば、フェノキ
シ基、p−トリルオキシ基など)、炭素数8以下のアル
コキシカルボニル基、(例えば、メトキシカルボニル
基、エトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル
基など)、炭素数10以下のアリールオキシカルボニル基
(例えば、フェノキシカルボニル基など)、炭素数3以
下のアシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ基、プロ
ピオニルオキシ基など)、炭素数8以下のアシル基(例
えばアセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基、メシ
ル基など)、ヒドロキシ基、シアノ基、および置換、未
置換のアミノ基が好ましい。
なかでも、R5としては置換、未置換のアミノ基、また
はヒドロキシ基であることが好ましい。
ここで、置換、未置換のアミノ基は、 で表わされる基であり、上記式中のR7およびR8は同一ま
たは異なっていてもよく、水素原子、炭素数8以下の未
置換アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基など)、置換アルキル基(置換基として
はR0の置換アルキル基で示した置換基と同じものを挙げ
ることができる)、炭素数8以下のアシル基(例えば、
アセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基など)、炭
素数8以下のアルコキシカルボニル基(例えば、メトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基、ベンジルオキ
シカルボニル基など)、炭素数10以下のアリールオキシ
カルボニル基(例えば、フェノキシカルボニル基な
ど)、炭素数10以下のスルホニル基(例えば、メタンス
ルホニル基など)が好ましい。またR7とR8が連結して5
員環ないし6員環を形成してもよく、R7またはR8はベン
ゾピリリウム環のベンゼン環と結合して縮合環を形成す
るものも好ましい。
Zは窒素原子のみをヘテロ原子として5員環または6
員環、あるいは窒素原子2個または窒素原子1個と、酸
素原子、硫黄原子、セレン原子およびテルル原子から選
ばれる原子1個とをヘテロ原子として含有する5員環を
形成するに必要な原子群を表わし、Zを含む環は置換基
を有していてもよく、また他の環と縮合していてもよ
い。
上記Zを含む環としては、例えば、チアゾール核(例
えば、チアゾール、4−メチルチアゾール、4−フェニ
ルチアゾール、5−メチルチアゾール、5−フェニルチ
アゾール、4,5−ジメチルチアゾール、4,5−ジフェニル
チアゾール、4,(2−チエニル)チアゾールなど)、ベ
ンゾチアゾール核(例えば、ベンゾチアゾール、4−ク
ロロベンゾチアゾール、5−クロロベンゾチアゾール、
6−クロロベンゾチアゾール、7−クロロベンゾチアゾ
ール、4−メチルベンゾチアゾール、5−メチルベンゾ
チアゾール、6−メチルベンゾチアゾール、5,6−ジメ
チルベンゾチアゾール、5−ブロモベンゾチアゾール、
6−ブロモベンゾチアゾール、5−トリフルオロメチル
ベンゾチアゾール、5−フェニルベンゾチアゾール、4
−メトキシベンゾチアゾール、5−メトキシベンゾチア
ゾール、6−メトキシベンゾチアゾール、5−カルボキ
シベンゾチアゾール、5−シアノベンゾチアゾール、5
−フルオロベンゾチアゾール、5−エトキシベンゾチア
ゾール、テトラヒドロベンゾチアゾール、5,6−ジメト
キシベンゾチアゾール、5−ヒドロキシベンゾチアゾー
ル、6−ヒドロキシベンゾチアゾール等)、ナフトチア
ゾール核(例えば、ナフト−[1,2−d]チアゾール、
ナフト−[2,1−d]チアゾール、ナフト−[2,3−d]
チアゾール、5−メトキシナフト[2,1−d]チアゾー
ル、5−エトキシナフト[2,1−d]チアゾール、8−
メトキシナフト[1,2−d]チアゾール、7−メトキシ
ナフト[1,2−d]チアゾールなど)、チアゾリン核
(例えば、チアゾリン、4−メチルチアゾリン、4−フ
ェニルチアゾリンなど)、オキサゾール核(例えば4−
メチルオキサゾール、、5−メチルオキサゾール、4−
フェニルオキサゾール、4,5−ジフェニルオキサゾー
ル、5−フェニルオキサゾールなど)、ベンゾオキサゾ
ール核(例えば、ベンゾオキサゾール、5−クロロベン
ゾオキサゾール、5−メチルベンゾオキサゾール、5−
フェニルベンゾオキサゾール、6−メチルベンゾオキサ
ゾール、5,6−ジメチルベンゾオキサゾール、4,6−ジメ
チルベンゾオキサゾール、5−メトキシベンゾオキサゾ
ール、5−エトキシベンゾオキサゾール、5−フルオロ
ベンゾオキサゾール、6−メトキシベンゾオキサゾー
ル、5−ヒドロキシベンゾオキサゾール、6−ヒドロキ
シベンゾオキサゾールなど)、ナフトオキサゾール核
(例えばナフト[1,2−d]オキサゾール、ナフト[2,1
−d]オキサゾール、ナフト[[2,3−d]オキサゾー
ルなど)、イソオキサゾール核(例えば、5−メチルイ
ソオキサゾール、ベンゾイソオキサゾールなど)、オキ
サゾリン核(例えば、4,4−ジメチルオキサゾリンな
ど)、セレナゾール核(例えば、4−メチルセレナゾー
ル、4−ニトロセレナゾール、4−フェニルセレナゾー
ルなど)、ベンゾセレナゾール核(例えば、ベンゾセレ
ナゾール、5−クロロセレナゾール、5−ニトロベンゾ
セレナゾール、5−メトキシベンゾセレナゾール、5−
ヒドロキシベンゾセレナゾール、6−ニトロベンゾセレ
ナゾール、5−クロロ−6−ニトロベンゾセレナゾール
など)、ナフトセレナゾール核(例えば、ナフト[2,1
−d]セレナゾール、ナフト[1,2−d]セレナゾール
など)、テルラゾール核(例えば、ベンゾテルラゾー
ル、5−メチルベンゾテルラゾール、5,6−ジメチルベ
ンゾテルラゾール、5−メトキシベンゾテルラゾール、
5−ヒドロキシベンゾテルラゾール、5−メチルチオベ
ンゾテルラゾール、5,6−ジメトキシベンゾテルラゾー
ル、ナフト[1,2−d]テルラゾール、8−メチルナフ
ト[1,2−d]テルラゾール、6−メトキシナフト[1,2
−d]テルラゾールなど)、3,3−ジアルキルインドレ
ニン核(例えば、3,3ジメチルインドレニン、3,3−ジエ
チルインドレニン、3,3−ジメチル−5−シアノインド
レニン、3,3−ジメチル−6−ニトロインドレニン、
3、3−ジメチル−5−ニトロインドレニン、3、3−
ジメチル−5−メトキシインドレニン、3、3,5−トリ
メチルインドレニン、3,3−ジメチル−5−クロロイン
ドレニンなど)、イミダゾール核{例えば、1−アルキ
ルイミダゾール、1−アルキル−4−フェニルイミダゾ
ール、1−アルキルベンゾイミダゾール、1−アルキル
−5−クロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−5,6
−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−メ
トキシベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−シアノ
ベンゾイミダゾール、1−アルキル−5−フルオロベン
ゾイミダゾール、1−アルキル−5−トリフルオロメチ
ルベンゾイミダゾール、1−アルキル−6−クロロ−5
−シアノベンゾイミダゾール、1−アルキル−6−クロ
ロ−5−トリフルオロメチルベンゾイミダゾール、1−
アルキルナフト[1,2−d]イミダゾール、1−アリル
−5,6−ジクロロベンゾイミダゾール、1−アリル−5
−クロロベンゾイミダゾール、1−アリールイミダゾー
ル、1−アリールベンゾイミダゾール、1−アリール−
5−クロロベンゾイミダゾール、1−アリール−5,6−
ジクロロベンゾイミダゾール、1−アリール−5−メト
キシベンゾイミダゾール、1−アリール−5−シアノベ
ンゾイミダゾール、1−アリールナフト[1,2−d]イ
ミダゾール、(ただし、前述のアルキル基は炭素数1〜
8のもの、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル等の未置換アルキル基やヒドロキシアル
キル基(例えば、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキ
シプロピル等)等が好ましく、特に好ましくはメチル
基、エチル基であり、前述のアリールは、フェニル、ハ
ロゲン(例えばクロロ)置換フェニル、アルキル(例え
ばメチル)置換フェニル、アルコキシ(例えばメトキ
シ)置換フェニルなどを表わす)}、ピリジン核(例え
ば、2−ピリジン、4−ピリジン、5−メチル−2−ピ
リジン、3−メチル−4−ピリジンなど)、キノリン核
(例えば、2−キノリン、3−メチル−2−キノリン、
5−エチル−2−キノリン、6−メチル−2−キノリ
ン、6−ニトロ−2−キノリン、8−フルオロ−2−キ
ノリン、6−メトキシ−2−キノリン、6−ヒドロキシ
−2−キノリン、8−クロロ−2−キノリン、4−キノ
リン、6−エトキシ−4−キノリン、6−ニトロ−4−
キノリン、8−クロロ−4−キノリン、8−フルオロ−
4−キノリン、8−メチル−4−キノリン、8−メトキ
シ−4−キノリン、イソキノリン、6−ニトロ−1−イ
ソキノリン、3,4−ジヒドロ−1−イソキノリン、6−
ニトロ−3−イソキノリンなど)、イミダゾ[4,5−
b]キノキザリン核(例えば、1,3−ジエチルイミダゾ
[4,5−b]キノキザリン、6−クロロ−1,3−ジアリル
イミダゾ[4,5−b]キノキザリンなど)、オキサジア
ゾール核、チアジアゾール核、テトラゾール核、ピリミ
ジン核等が好ましい。
X-はアニオンを表わし、例えばハライドイオン(例え
ばCl-、Br-、I-など)、スルホナートイオン(例えばト
リフルオロメタンスルホナート、パラトルエンスルホナ
ート、ベンゼンスルホナート、パラクロロベンゼンスル
ホナートなど)、スルファトイオン(例えばエチルスル
ファート、メチルスルファートなど)、パークロラー
ト、テトラフルオロボラートなどが挙げられる。
以下に本発明による化合物の具体例を記すが、これに
のみ限定されるものではない。
一般式[I]に示す化合物は種々の合成法により合成
することができるが、例えば以下の反応式(1)に示す
ように活性メチル基を有する複素環四級塩誘導体と2H−
クロメン−2−チオン誘導体との縮合反応により得るこ
とができる。
[式中、n、R0〜R6、Z、X及びrは前記の通りであ
る] また反応式(2)に示す方法により合成できる。反応
式(2) [式中、pは0、1又は2であり、Yは例えばハロゲ
ン原子であり、n、m、L1、L2、R0〜R6、Q、Z、X及
びrは前記の通りである] 合成例−1 化合物−1の合成 3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム p−ト
ルエンスルホナート28.1gと7−ジエチルアミノ−4−
メチル−2H−クロメン−2−チオン19.9gを150℃で18時
間加熱反応後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:メタノール/クロロホルム=1/5(vol/vo
l))により精製した。得られた粗結晶をメタノール500
mlに溶解し、過塩素酸ナトリウム9.6gを水200mlに溶解
したものを加え室温下攪拌すると結晶が析出した。結晶
を濾取し、メタノール/クロロホルムの混合溶媒から再
結晶を行ない目的物8.0gを得た。(収率20%) 暗緑色結晶 λmax(MeOH) 558nm ε(モル吸光係数) 6.70×104 合成例−2 化合物−2の合成 3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム p−ト
ルエンスルホナート28.1gと7−エチルアミノ−4−メ
チル−2H−クロメン−2−チオン17.6gから合成例−1
と同様な方法で目的物7.9gを得た。(収率22%) 暗緑色結晶 λmax(MeOH) 548nm ε(モル吸光係数) 6.65×104 合成例−3 化合物−3の合成 3−プロピル−2−メチルベンゾチアゾリウム プロ
ミド32.0gと7−ジエチルアミノ−4−メチル−2H−ク
ロメン−2−チオン29.0gから合成例−1と同様な方法
で目的物7.7gを得た。(収率13%) 輝緑色結晶 λmax(MeOH) 558nm ε(モル吸光係数) 6.76×104 合成例−4 化合物−4の合成 3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム p−ト
ルエンスルホナート12.8gと下記チオン化合物a10.0gか
ら合成例−1と同様な方法で目的物2.9gを得た。(収率
15%) 黒色結晶 λmax(MeOH) 583nm ε(モル吸光係数) 5.25×104 合成例−5 化合物−5の合成 3−エチル−5−メトキシ−2−メチルベンゾチアゾ
リウム p−トルエンスルホナート15.0gと4−メチル
−2H−クロメン−2−チオン7.7gから合成例−1と同様
な方法で目的物3.9gを得た。(収率42%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 466nm ε(モル吸光係数) 4.71×104 合成例−6 化合物−16合成 3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム p−ト
ルエンスルホナート17.5gと4−メチル−2H−クロメン
−2−チオン8.8gを150℃で15時間加熱反応後、反応混
合物にメタノール20ml次いでアセトン40mlを加え、均一
溶液とした。室温まで冷却後60%過塩素酸15.7gを加
え、室温下攪拌すると結晶が析出した。結晶を濾取し、
少量のアセトンで洗ったのち室温下メタノール20ml、ア
セトン40mlの混合溶媒中に結晶を加え、30分攪拌後濾取
し、アセトンで洗うと目的物8.5gを得た。(収率40%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 463nm ε(モル吸光係数) 4.79×104 合成例−7 化合物−7の合成 5−クロロ−3エチル−2−メチルベンゾチアゾリウ
ム p−トルエンスルホナート12.0gと7−ヒドロキシ
−4−メチル−2H−クロメン−2−チオン6.0gから合成
例−1と同様な方法で目的物3.0gを得た。(収率20.4
%) 橙色結晶 λmax(MeOH/CHCl3=9/1)=481nm,515nm ε(モル吸光係数) 4.60×104(481nm) 合成例−8 化合物−8の合成 3−エチル−2−メチルベンゾオキサゾリウム p−
トルエンスルホナート17.5gと7−ジエチルアミノ−4
−メチル−2H−クロメン−2−チオン13.0gから合成例
−1と同様な方法で目的物1.8gを得た。(収率7.2%) 輝緑色結晶 λmax(MeOH) 536nm ε(モル吸光係数) 6.91×104 合成例−9 化合物−9の合成 1,2,3,3−テトラメチルインドリニウムプロミド11.3g
と7−ジエチルアミノ−4−メチル−2H−クロメン−2
−チオン11.0gを150℃で18時間加熱反応後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒:メタノール/ク
ロロホルム=1/9(vol/vol))により精製した。得られ
た粗結晶をメタノール400mlに溶解し、過塩素酸ナトリ
ウム8,7gを水150mlに溶解したものを加え室温下攪拌す
ると結晶が析出した。結晶を濾取し、メタノール/エー
テルの混合溶媒から再結晶を行ない目的物4.34gを得
た。(収率19.8%) 輝緑色結晶 λmax(MeOH/CHCl3=9/1) 579nm ε(モル吸光係数) 6.99×104 合成例−10 化合物−10の合成 3−エチル−2−メチルベンゾセレナゾリウム p−
トルエンスルホナート40.0gと7−エチル−4−メチル
−2H−クロメン−2−チオン29.0gから合成例−1と同
様な方法で目的物3.1gを得た。(収率6.4%) 赤褐色結晶 λmax(MeOH) 544nm ε(モル吸光係数) 5.26×104 合成例−11 化合物−11の合成 3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム p−ト
ルエンスルホナート2.8gと7−エチルアミノ−4−メチ
ル−2H−クロメン−2−チオン2.0gから合成例−1と同
様な方法で目的物0.9gを得た。(収率26%) 赤褐色結晶 λmax(MeOH) 540nm ε(モル吸光係数) 6.15×104 合成例−12 化合物−12の合成 5−クロロ−3エチル−2−メチルベンゾセレナゾリ
ウム p−トルエンスルホナート9.60gと7−ジエチル
アミノ−4−メチル−2H−クロメン−2−チオン5.50g
から合成例−1と同様な方法で目的物1.0gを得た。(収
率7.8%) 赤褐色結晶 λmax(MeOH) 568nm ε(モル吸光係数) 7.39×104 合成例−13 化合物−13の合成 2,3−トリメチレンベンゾチアゾリウムブロミド25.6g
と7−ジエチルアミノ−4−メチル−2H−クロメン−2
−チオン29.9gから合成例−1と同様な方法で目的物3.0
gを得た。(収率6.1%) 輝緑色結晶 λmax(MeOH) 578nm ε(モル吸光係数) 5.90×104 合成例−14 化合物−18の合成 3−エチル−2−メチルナフト[1,2−d]チアゾリ
ウム p−トルエンスルホナート32.3gと7−ジエチル
アミノ−4−メチル−2H−クロメン−2−チオン20.0g
から合成例−1と同様な方法で目的物4.6gを得た。(収
率10.5%) 暗緑色結晶 λmax(MeOH) 569nm ε(モル吸光係数) 6.99×104 合成例−15 化合物−31の合成 1−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム p−ト
ルエンスルホナート13.3gと7−ヒドロキシ−4−メチ
ル−2H−クロメン−2−チオン7.6gから合成例−1と同
様な方法で目的物2.5gを得た。(収率14.5%) 橙色結晶 λmax(MeOH/CHCl3=9/1)=478nm,512nm ε(モル吸光係数) 4.76×104(478nm) 5.04×104(512nm) 合成例−16 化合物−34の合成 3−メチル−2−メチルベンゾオキサゾリウム p−
トルエンスルホナート30gと7−アミノ−3−フェニル
メチル−2H−クロメン−2−チオン25gを150℃で20時間
加熱反応後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:メタノール/クロロホルム=2/8(vol/vol))
により精製した。得られた粗結晶をメタノール100mlに
溶解し、60%過塩素酸15.7gを加え室温下攪拌すると結
晶が析出した。結晶を濾取し、メタノール/クロロホル
ムにて再結晶することにより目的物20.5gを得た。(収
率48%) 赤褐色結晶 λmax(MeOH) 537nm ε(モル吸光係数) 4.21×104 合成例−17 化合物−35の合成 3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム p−ト
ルエンスルホナート10.4gと3−エトキシカルボニル−2
H−クロメン−2−チオン7.0gを150℃で15時間加熱反応
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
メタノール/クロロホルム=2/8(vol/vol))により精
製した。得られた粗結晶をメタノール80mlに溶解し、60
%過塩素酸10gを加え室温下攪拌すると結晶が析出し
た。結晶を濾取し、2,3,3−テトラフルオロプロパノー
ル/エタノールにて再結晶することにより目的物8.1gを
得た。(収率57%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 473nm ε(モル吸光係数) 2.47×104 合成例−18 化合物−36の合成 5−クロロ−3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリ
ウム p−トルエンスルホナート31.0gと7−ジエチル
アミノ−4−メチル−2H−クロメン−2−チオン20.0g
から合成例−1と同様な方法で目的物8.2gを得た。(収
率19.3%) 輝緑色結晶 λmax(MeOH) 563nm ε(モル吸光係数) 7.51×104 合成例−19 化合物−37の合成 5−クロロ−3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリ
ウム p−トルエンスルホナート12.0gと7−ヒドロキ
シ−4−メチル−2H−クロメン−2−チオン6.0gから合
成例−1と同様な方法で目的物3.0gを得た。(収率20.4
%) 橙色結晶 λmax(MeOH/CHCl3=9/1)=481nm,515nm ε(モル吸光係数) 4.60×104(481nm) 5.66×104(515nm) 合成例−20 化合物−38の合成 3−エチル−2−メチルナフト[1,2−d]チアゾリ
ウム p−トルエンスルホナート15.8gと7−ヒドロキ
シ−4−メチル−2H−クロメン−2−チオン7.6gから合
成例−1と同様な方法で目的物0.7gを得た。(収率3.6
%) 褐色結晶 λmax(MeOH/CHCl3=9/1)=493nm,528nm ε(モル吸光係数) 4.97×104(493nm) 4.55×104(528nm) 合成例−21 化合物−39の合成 3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリウム p−ト
ルエンスルホナート3.5gと2H−クロメン−2−チオン1.
8gから合成例−1と同様な方法で目的物1.3gを得た。
(収率32%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 462nm ε(モル吸光係数) 4.04×104 合成例−22 化合物−40の合成 3−エチル−2,5,6−トリメチルベンゾチアゾリウム
p−トルエンスルホナート3.8gと4−メチル−2H−ク
ロメン−2−チオン1.9gを150℃で17時間加熱反応後、
反応混合物にアセトン10ml、次いで酢酸エチル20mlを加
え、室温まで冷却し、結晶を濾取した。得られた粗結晶
をメタノール/アセトン/酢酸エチルの混合溶媒から再
結晶を行ない目的物2.3gを得た。(収率44%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 468nm ε(モル吸光係数) 4.12×104 合成例−23 化合物−41の合成 2,3−ジメチルベンゾオキサゾリウム p−トルエン
スルホナート33.4gと7−ジエチルアミノ−4−メチル
−2H−クロメン−2−チオン26.0gから合成例−1と同
様な方法で目的物5.5gを得た。(収率11%) 輝緑色結晶 λmax(MeOH) 534nm ε(モル吸光係数) 6.92×104 合成例−24 化合物−42の合成 2,3−ジメチルベンゾチアゾリウム p−トルエンス
ルホナート9.7gと7−ジエチルアミノ−4−メチル−2H
−クロメン−2−チオン9.0gから合成例−1と同様な方
法で目的物3.5gを得た。(収率25%) 輝緑色結晶 λmax(MeOH/CHCl3=9/1) 556nm ε(モル吸光係数) 6.67×104 合成例−25 化合物−43の合成 2,3−ジメチルベンゾチアゾリウム p−トルエンス
ルホナート9.7gと7−エチルアミノ−4−メチル−2H−
クロメン−2−チオン8.4gから合成例−1と同様な方法
で目的物3.1gを得た。(収率24%) 輝緑色結晶 λmax(MeOH/CHCl3=9/1) 550nm ε(モル吸光係数) 6.67×104 合成例−26 化合物−44の合成 3−エチル−2−メチルベンゾセレナゾリウム p−
トルエンスルホナート40.0gと7−ジエチルアミノ−4
−メチル−2H−クロメン−2−チオン30.5gから合成例
−1と同様な方法で目的物10.3gを得た。(収率19%) 輝緑色結晶 λmax(MeOH) 563nm ε(モル吸光係数) 6.60×104 合成例−27 化合物−45の合成 5−クロロ−3−エチル−2−メチルベンゾチアゾリ
ウム p−トルエンスルホナート1.0gと4−メチル−2H
−クロメン−2−チオン2.2gから合成例−6と同様な方
法で目的物1.1gを得た。(収率42%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 466nm ε(モル吸光係数) 4.63×104 合成例−28 化合物−46の合成 3−エチル−2−メチルナフト[2,1−d]チアゾリ
ウム p−トルエンスルホナート1.0gと4−メチル−2H
−クロメン−2−チオン2.3gを150℃で21時間加熱反応
後、反応混合物にメタノール8ml、次いでアセトン12ml
を加え、均一溶液とした。室温まで冷却後、ナトリウム
ヨージド1.7gを水5mlに溶解したものを加え、室温下攪
拌すると結晶が析出した。結晶を濾過し、少量のアセト
ンで洗浄した後室温下水20ml、アセトン40mlの混合溶媒
に結晶を加え、1時間攪拌後濾取し、アセトンで洗うと
目的物0.8gを得た。(収率28%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 480nm ε(モル吸光係数) 4.58×104 合成例−29 化合物−47の合成 3−エチル−5−メトキシ−2−メチルベンゾチアゾ
リウム p−トルエンスルホナート1.0gと4−メチル−
2H−クロメン−2−チオン2.2gから合成例−28と同様な
方法で目的物1.0gを得た。(収率38%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 466nm ε(モル吸光係数) 4.73×104 合成例−30 化合物−48の合成 3−エチル−2−メチル−5−トリフルオロメチルベ
ンゾチアゾリウム p−トルエンスルホナート2.4gと4
−メチル−2H−クロメン−2−チオン1.0gから合成例−
22と同様な方法で目的物1.5を得た。(収率46%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 462nm ε(モル吸光係数) 4.66×104 合成例−31 化合物−49の合成 3−エチル−2−メチルナフト[1,2−d]チアゾリ
ウム p−トルエンスルホナート2.3gと4−メチル−2H
−クロメン−2−チオン1.0gから合成例−28と同様な方
法で目的物0.08gを得た。(収率3.5%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 477nm ε(モル吸光係数) 4.63×104 合成例−32 化合物−50の合成 2,5−ジメチル−3−エチルベンゾチアゾリウム p
−トルエンスルホナート1.0gと4−メチル−2H−クロメ
ン−2−チオン2.1gから合成例−22と同様な方法で目的
物2.9gを得た。(収率51%) 褐色結晶 λmax(MeOH) 465nm ε(モル吸光係数) 4.59×104 本発明の抗腫瘍剤は顕著な癌増殖阻害作用、癌分化誘
導作用を有しており、温血動物(たとえば、ヒト、マウ
ス、ラット、ウサギ、イヌ、サル等)の悪性腫瘍に対し
てすぐれた抑制効果を示し、またこれらの羅病動物に対
して顕著な延命効果を奏しうるものであり、有効な抗腫
瘍剤である。
本発明の抗腫瘍剤は、一般式[I]で示される化合物
それ自体または生理学的に許容されうる担体、賦形剤、
希釈剤などの種々の添加剤と混合した組成物として、た
とえば散剤、顆粒、錠剤、カプセル剤、ドライシロッ
プ、坐剤、注射剤などの形態で経口的または非経口的に
投与しうる。また本発明の抗腫瘍剤は、投薬単位形態の
薬剤を包含するものとする。投薬単位形態の薬剤とは後
述する一般式[I]で示される化合物としての1日当り
の投薬量またはその倍数(4倍まで)もしくはその約数
(1/40まで)に相当する量を含有し、医薬投与に適する
物理的に分離した一体の剤形にある薬剤を意味する。か
かる投薬単位形態の薬剤としては、たとえば錠剤、カプ
セル剤、ドライシロップ、坐剤、注射剤などがあげられ
る。
本発明の抗腫瘍剤の投与量は、患者の年齢、性別、腫
瘍の種類、症状、投与経路、剤形などによって異なる
が、たとえば注射などの非経口投与の場合一般式[I]
で示される化合物として、一般に一日当たり約0.02〜10
00mg/kg(体重)程度、好ましくは約0.1〜100mg(体
重)程度である。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に記載す
る。
[実施例1〜8] 抗腫瘍性試験 実験方法 米国国立癌研究所の抗ガン剤スクリーニング方式(Ca
ncer Chemotherapy Report,,1(1972))に準拠して
薬効評価を行なった。
1×106個のP388腫瘍細胞を、CDF1マウス1群6匹に
腹腔内移植し、移植後1日目および5日目に薬物を腹腔
内に投与し、その延命効果を観察した。
抗腫瘍効果は上記の実験条件で、薬物投与群の平均生
存日数(T)と薬物無処理対照群の平均生存日数(C)
との比(T/C%)である延命率をもって表わし、120%以
上延命した場合を有効と判定した。
実験結果 当該化合物に関する抗腫瘍性試験結果を第1表に表わ
す。
第1表記載の各投与量における延命率の値は、これら
の薬物が抗腫瘍活性を有することを示す。
[製剤例] (錠剤) 1錠(200mg)中に下記成分を含有する。
本発明における有効成分である化合物 50mg 乳糖 105mg トウモロコシ澱粉 43mg ステアリン酸マグネシウム 2mg
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/47 A61K 31/47 // C07D 405/06 209 C07D 405/06 209 213 213 215 215 235 235 413/06 311 413/06 311 417/06 311 417/06 311 421/06 421/06 491/16 491/16 513/04 325 513/04 325 343 343 (56)参考文献 特開 昭62−181276(JP,A) 特開 昭62−56953(JP,A) 特開 昭62−56954(JP,A) 特開 昭61−281235(JP,A) 特公 昭46−1440(JP,B1) 特公 昭62−22966(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式[I]で表わされる化合物を有
    効成分として含有することを特徴とする抗腫瘍剤。 [式中、nは0又は1であり、mは0、1、2又は3で
    あり、L1およびL2はそれぞれ同一または異なっていても
    よく、各々メチン基または置換メチン基を表わし、また
    置換メチン基の置換基を介してL1もしくはL2同志で又は
    L1とL2とで4ないし6員環を形成してもよく、R0は置換
    もしくは未置換の、アルキル基、アルケニル基、または
    アラルキル基を表わし、R1、R2、R3、R4、R5及びR6は、
    それぞれ同一または互いに異なっていてもよく、水素原
    子、ハロゲン原子、置換もしくは未置換のアルキル基、
    アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ
    基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アシ
    ルオキシ基、アシル基、ヒドロキシ基、シアノ基、また
    は置換もしくは未置換のアミノ基を表わし、Zは窒素原
    子のみをヘテロ原子として含有する5員環または6員
    環、あるいは窒素原子2個または窒素原子1個と、酸素
    原子、硫黄原子、セレン原子およびテルル原子から選ば
    れる原子1個とをヘテロ原子として含有する5員環を形
    成するに必要な原子群を表わし、Zを含む環は置換基を
    有していてもよく、R0はZを含む環に縮合したベンゼン
    環と結合して、更に5員環または6員環を形成してもよ
    く、Qは水素原子またはR0と結合して5員環または6員
    環を形成してもよいアルキレン基を表わし、X-はアニオ
    ンを表わし、rは1または2であり、化合物が分子内塩
    を形成するときはr=1である。]
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