JP2744989B2 - 小径工作物の外径寸法測定システム - Google Patents

小径工作物の外径寸法測定システム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は小径工作物の外径寸法
測定システムに関し、さらに詳細には、小型モータの駆
動軸のような小径の工作物の外径寸法を、その搬送移動
中に連続して全数測定するシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、スルーフィード研削を行うセン
タレス研削盤においては、研削後の工作物の外径をその
搬送移動中に連続的に測定して、工作物の寸法管理を行
っていいる。従来のこの種の工作物の外径寸法測定装置
の一例を図8および図9にそれぞれ示す。
【0003】図8に示す外径寸法測定装置は、外径2〜
4mm程度の小径工作物Wの外径測定に用いられるもの
で、センタレス研削盤aの工作物排出側に装置され、工
作物W,W,…をその軸線方向へ連続して送る工作物搬
送装置c,dと、これら両工作物搬送装置c,d間に設
けられた測定部eとから構成されている。工作物搬送装
置c,dは、例えば前者cが左右一対の丸ベルトからな
るとともに、後者dが平ベルトからなる。また、測定部
eは図8(b),(c) に示すように、前後一対の円筒パイプ
f,gと、これら円筒パイプf,g間に配置されたレー
ザ測定器hとからなる。
【0004】また、図9に示す外径測定装置は、外径4
〜10mm程度の小径工作物Wの外径測定に用いられるも
ので、図9(a),(b) に示すように、上記工作物搬送装置
c,d間に設けられる測定部eが、V溝iを備えるVシ
ュート部材jの一部に測定用切欠kが設けられるととも
に、この部位に上記レーザ測定器hが配置されてなる。
【0005】そして、センタレス研削盤aにより研削さ
れた各工作物W,W,…は、順次連続的に上流側の工作
物搬送装置cにより搬送され、測定部eにおいて、レー
ザ測定器hからのレーザ光Lによりその外径寸法を走査
された後、下流側の工作物搬送装置dにより排出され
る。上記測定部eにおける工作物Wの搬送方向への移動
は、後続する工作物Wの搬送推力によりなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、いずれも次に列挙するような問題があ
り、その改良が要望されていた。
【0007】(1) 研削された工作物Wが工作物搬送装置
cから測定部eを通過するには、後続する工作物Wの搬
送推力によるため、その分だけ判断さらには必要な補正
が遅れることとなる。
【0008】(2) 測定部eにおける工作物Wの移動が、
後続する工作物Wの搬送推進力によるため、工作物W,
W,…は連なって搬送されることになる。これがため、
角立った工作物の場合、工作物W,W,…の切れ目が判
断できずに、一体物として測定結果が出てしまう結果、
工作物W,W,…の全数測定が困難である。この問題
は、工作物Wに非常に高い寸法精度が要求されて、工作
物の全数測定が要望されている現在特に深刻である。
【0009】(3) 工作物Wが測定部eを通過する際、そ
の姿勢(傾き)が不安定となって、測定結果にバラツキ
が生じやすく、測定精度が劣る。図8に示す外径寸法測
定装置の場合は、対象となる工作物Wが外径1〜4mm程
度と小径かつ軽量であるため、円筒パイプf,g内に付
着するなどして、特にこの傾向が強い。 (4) 工作物Wと共に搬送される研削屑等が、円筒パイプ
f,gやVシュート部材jのV溝iの搬送面に付着しや
すく、これにより工作物Wの流れに支障を来すため、搬
送面の保守が必要である。
【0010】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、小径工
作物(直径1mm〜10mm程度)の搬送および外径測定を
連続的にかつ高精度に行うことができる外径寸法測定シ
ステムの提供にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の外径寸法測定システムは、小径工作物をそ
の軸線方向へ送る工作物搬送装置と、該工作物搬送装置
上を移動している前記工作物に対し、その軸線と直交す
る方向からレーザ光により走査して工作物外径寸法を測
定するレーザ測定装置とを備えてなり、前記工作物搬送
装置は、前記工作物の外周下部を左右の下側から支持し
て搬送方向へ送る左右一対の平ベルトを備え、これら平
ベルトの内側縁部により前記工作物を支持した状態にお
いて、この工作物の外周下部が両平ベルト間から下側に
突出するように構成されていることを特徴する。
【0012】
【作用】工作物搬送装置により搬送される工作物は、左
右一対のスチール製平ベルトの内側縁部により、工作物
の外周下部が下側から支持されるとともに、これら両平
ベルト間から下側に突出した状態で搬送され、その搬送
移動中において、レーザ測定装置のレーザ光による走査
により外径寸法を測定される。
【0013】この場合、平ベルトの厚さ寸法および左右
平ベルトの間隔寸法を調節することにより、対象となる
工作物の外径寸法を1〜10mm程度の広い範囲でカバー
することができるとともに、平ベルトの搬送速度を適宜
設定することにより、レーザ測定器による測定を搬送さ
れる全工作物に対して迅速に行うことがでる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0015】実施例1 本発明に係る外径寸法測定システムを図1および図2に
示し、この測定システムは、具体的には、センタレス研
削盤1の工作物排出側に装置されるもので、工作物搬送
装置2、エアブロー装置3、レーザ測定装置4、工作物
選別装置5およびこれらの装置を自動的に制御する制御
装置6を主要部として備えてなる。
【0016】センタレス研削盤1は、スルーフィード研
削により小径工作物Wを研削するもので、砥石車7と調
整車8を備えるとともに、その出口側に出口ガイド板9
が設けられている。この出口ガイド板9は工作物排出装
置10を介して上記工作物搬送装置2に連絡されてい
る。
【0017】工作物排出装置10は具体的にはベルトコ
ンベアであって、駆動モータ10aにより搬送ベルト1
0bが搬送方向へ所定速度で走行されて、出口ガイド板
9から送られてくる工作物W,W,…を工作物搬送装置
2の上流端へ排出供給する。このベルトコンベア10の
搬送速度は、センタレス研削盤1における工作物Wの通
し送り速度よりも若干速く設定されている。これによ
り、出口ガイド板9から連続的にベルトコンベア10上
に乗り移った工作物Wは、後続の工作物Wと前後方向へ
所定間隔だけ離されてベルトコンベア10上を移動する
こととなる。
【0018】工作物搬送装置2は、小径工作物Wの外周
下部を左右の下側から支持してその軸線方向(搬送方
向)Aへ送るもので、左右一対の平ベルト11,12を
備えてなる。これら両平ベルト11,12はスチール製
の無端ベルトであって、下流側の駆動プーリ13,13
と上流側の従動プーリ14,14にそれぞれ掛け渡され
て、搬送方向Aへ相互に平行に走行するようにされてい
る。
【0019】一対の平ベルト11,12は、図3ないし
図5に示すように、その内側縁部11a,12aにより
工作物Wの外周下部を支持するとともに、この工作物W
の外周下部が両平ベルト11,12間から下側へ突出す
るようにされている。
【0020】平ベルト11,12の厚さ寸法lはこの条
件を満足するように設定されており、例えば、外径Dが
1mm程度と非常に小径の工作物Wを対象とする場合は、
厚さ寸法lが0.1mm程度に設定される。また、平ベル
ト11,12の内側縁部11a,12a間の間隔寸法w
は、駆動プーリ13,13間および従動プーリ14,1
4間の間隔を間座等により適宜調節することにより(図
示省略)、工作物Wの外径寸法Dに応じてこれよりも狭
くなるように調整可能とされている。
【0021】上記プーリ13,14,…は、工作物Wの
搬送経路の片側に垂直に配置されたフレーム板15の側
部にそれぞれ回転可能に取付けられている。
【0022】駆動プーリ13は、図3に示すように、幅
方向(軸線方向)の中央部が膨出状に形成された太鼓形
状のもので、その回転時の周速差により、ここに掛けら
れる平ベルト11または12が駆動プーリ13の中央部
を走行するようにされている。一対の駆動プーリ13,
13はいずれも、駆動モータ16の駆動軸16aに取り
付けられており、駆動モータ16の駆動により一体的に
同速度で回転駆動されて、平ベルト11,12が搬送方
向Aへ走行される。
【0023】この平ベルト11,12の搬送速度は、ベ
ルトコンベア10と同様、センタレス研削盤1における
工作物Wの通し送り速度よりも若干速く設定されてお
り、これにより、ベルトコンベア10から所定間隔をも
って平ベルト11,12上に乗り移った工作物Wは、後
続の工作物Wと前後方向へほぼ同一間隔だけ離されて搬
送されることとなる。
【0024】従動プーリ14は、図4に示すように、上
記駆動プーリ13と同様の太鼓形状とされており、一対
の従動プーリ14,14はそれぞれ別個独立した支軸1
7,18に取り付けられている。これら両支軸17,1
8は支持ブラケット19,20にそれぞれ自由回転可能
に軸支されている。
【0025】これら両支持ブラケット19,20は、図
2に示すように、上記フレーム板15上において搬送方
向Aへ往復移動可能に設けられるとともに、弾発スプリ
ング21,21により、常時搬送方向Aと逆方向へ付勢
されている。この弾発スプリング21の弾発力は調節ね
じ22の螺進退動作により調節可能とされ、これら各部
材からテンション部23が構成されている。これによ
り、平ベルト11,12の張力は、テンション部23の
調節ねじ22,22をそれぞれ独立して操作すること
で、相互に同一張力となるように調節される。
【0026】また、平ベルト11,12の外側に、一対
のベルトガイド25,25が上記フレーム板15全長に
わたって設けられている。これら両ベルトガイド25,
25は、支持ブラケット(図示省略)により上記フレー
ム板15に固定されるとともに、その対向する内側に
は、図5に示すようなガイド溝25a,25aが搬送方
向Aへ水平に延びて設けられている。そして、これらガ
イド溝25a,25aに、上記平ベルト11,12の外
側縁部11b,12bが支持案内されて、平ベルト1
1,12の撓みが防止されるとともに、搬送方向Aへの
直進性が確保されている。
【0027】エアブロー装置3は、工作物Wの外径およ
び両端面に乾燥空気を吹き付けて、ここに付着する研削
液,ごみ,研削屑等を除去するためのもので、レーザ測
定装置4よりも搬送方向上流側の4か所に配置されてい
る。
【0028】これらエアブロー装置3,3,…は、最上
流側のものが工作物Wの上側から乾燥空気を吹き付ける
単一のエアノズル26を備えるとともに、これ以外のも
のはいずれも、工作物Wの上下両側から乾燥空気を吹き
付ける上下一対のエアノズル27,27を備えてなる。
これらエアノズル26,27,…は、上記フレーム板1
5に取付け支持されるとともに、図示しない空気圧回路
を経て圧縮空気供給源に接続されている。
【0029】また、エアノズル26,27,…の空気噴
射口26a,27aは、平ベルト11,12間の中央部
つまり工作物Wの軸線上に向けて設けられている。特
に、上下一対のエアノズル27,27については、図5
に示すように、乾燥空気が上下両側からの工作物Wの軸
線上に向けて噴射される結果、工作物Wに付着する研削
液等の除去が確実に行われるとともに、工作物Wに対す
る空気圧の作用が均等化される。これにより、対象とな
る工作物Wが小径かつ軽量であっても、平ベルト11,
12上から吹き飛ばされたり、浮遊したりすることはな
く、安定した搬送状態が確保される。また、平ベルト1
1,12の下側部位には、ベルト表面に付着する研削液
等を拭い取るためのワイパ装置35が設けられている。
【0030】レーザ測定装置4は、工作物搬送装置2に
より搬送中の工作物Wの外径寸法を非接触で測定するも
ので、図6に示すように、レーザ光Lを照射する投光部
28と、この投光部28からのレーザ光Lを受光する受
光部29を備えてなる。これら投光部28と受光部29
は、図示のごとく、上記両平ベルト11,12を挟んで
その両側に対向して配設されて、これら平ベルト11,
12により搬送される工作物W,W,…に対し、その軸
線と直交する方向からレーザ光Lを照射して工作物外径
寸法を走査するようにされている。
【0031】工作物選別装置5は、レーザ測定装置4の
測定結果に応じて工作物Wを選別するもので、レーザ測
定装置4よりも搬送方向下流側つまり平ベルト11,1
2の下流端に配設されている。この工作物選別装置5
は、良品を回収する良品ボックス5a、不良品を回収す
るNGボックス5b、これら両ボックス5a,5bを移
動させる駆動部5cとからなり、この駆動部5cは、制
御装置6に電気的に接続されて、駆動制御される。
【0032】制御装置6は、前記各構成装置2〜5を相
互に関連して駆動制御するためのもので、具体的には、
CPU,RAM,ROMおよびI/Oポート等からなる
マイクロコンピュータで構成されており、各装置2〜5
のほか、センタレス研削盤1等にも電気的に接続され
て、一貫した研削作業工程全体を自動制御する。
【0033】しかして、以上のように構成された外径寸
法測定システムにおける動作は以下のとおりである。
【0034】 センタレス研削盤1によりスルーフィ
ード研削された工作物W,W,…が、出口ガイド板9お
よび工作物排出装置10を介して工作物搬送装置2上に
順次連続的に排出されると、これら工作物W,W,…
は、前後に所定間隔を保持されつつ、またその外周下部
が左右一対の平ベルト11,12の内側縁部11a,1
2aにより下側から支持された状態で、搬送方向Aへ所
定速度で搬送される。この搬送状態において、工作物W
の外周下部は平ベルト11,12間から下側に突出して
いる。
【0035】 また、この工作物Wの搬送移動中にお
いて、エアブロー装置3,3,…により、各工作物Wの
表面に乾燥空気が吹き付けられる。これにより、工作物
Wの表面に付着している研削液,ごみ,研削屑等が除去
されて、レーザ測定装置3による外径寸法測定のための
準備がなされる。
【0036】 エアブロー装置3,3,…により清浄
化された工作物Wは、さらに下流側へ搬送され、その移
動中において、レーザ測定装置4のレーザ光による高速
走査によりその外径寸法が測定され、その測定結果が制
御装置6へ送られる。
【0037】 そして、この測定値が、許容外径寸法
D±a内に入った場合は、駆動部5cにより、良品ボッ
クス5aが平ベルト11,12の下流端に配置されて、
この工作物Wを良品として回収する。また、これと並行
して制御部30から補正指令が出され、その結果、制御
装置6によりセンタレス研削盤1の補正装置37が作動
して、工作物Wの加工寸法の修正が行われる。一方、上
記測定値が上記許容外径寸法D±aを外れた場合は、駆
動部5cにより、NGボックス5bが平ベルト11,1
2の下流端に配置されて、この工作物Wを不良品として
回収する。
【0038】なお、本例において、工作物排出装置10
を省略して、センタレス研削盤1の出口ガイド板9が工
作物搬送装置2に直接連係される構成としてもよい。
【0039】実施例2 本例は図7に示し、上述した外径寸法測定システムがセ
ンタレス研削盤1の工作物供給側に配置されて、研削す
べき工作物Wのみを選別するように構成されたものであ
る。
【0040】すなわち、工作物搬送装置2は、その上流
端がパーツフィーダ38に連結されるとともに、その下
流端がセンタレス研削盤1の入口ガイド板39に連結さ
れている。また、工作物選別装置5は、不良品のみが駆
動部5cによりNGシュート5dへ排出される構造とさ
れている。その他の構成および作用は実施例1と同様で
ある。
【0041】なお、本発明は上述の実施例1,2に限定
されることなく、種々設計変更可能であり、特に、構成
装置である工作物搬送装置2、エアブロー装置3、レー
ザ測定装置4または工作物選別装置5等の具体的構造
は、図示例のものに限定されるものではなく、これらと
同様の機能を有する範囲内で適宜設計変更可能である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
工作物搬送装置により搬送される工作物は、左右一対の
スチール製平ベルトの内側縁部により、工作物の外周下
部が下側から支持されるとともに、これら両平ベルト間
から下側に突出した状態で搬送され、その搬送移動中に
おいて、レーザ測定装置のレーザ光による走査により外
径寸法を測定されるから、以下に列挙するような種々の
すぐれた効果が得られる。
【0043】(1) 平ベルトの厚さ寸法を可及的に薄く設
定することにより、対象となる工作物の外径寸法を1〜
10mm程度の広い範囲で十分にカバーすることができ
る。 (2) 平ベルトの搬送速度を適宜設定することにより、前
後に隣接する工作物を所定間隔だけ離れて搬送すること
ができるため、レーザ測定装置による外径寸法測定を搬
送される全工作物に対して迅速にかつ高精度で行うこと
ができる。
【0044】(3) 工作物の搬送が、従来のような後続の
工作物の搬送推力を用いることなく、平ベルトにより搬
送行程全長にわたって行われるため、工作物の搬送の流
れがスムーズで、工作物の良品・不良品の判断および必
要な補正が迅速に行え、不良品の発生率が少ない。 (4) 同様に、工作物の搬送が平ベルトにより搬送行程全
長にわたって行われるため、工作物は、従来のように搬
送面上を摺動される場合と異なり、常に安定した姿勢で
レーザ測定装置による測定を受けることができる。これ
により、各工作物の測定結果にバラツキがなく、高い測
定精度が期待できる。
【0045】(5) また、工作物搬送装置の搬送面である
平ベルト自体が走行するため、工作物と共に搬送される
研削屑等が工作物の流れに支障を来すことはなく、しか
も、搬工作物搬送装置上の工作物に対して乾燥空気を吹
き付けるエアブロー装置を備えることにより、これらの
研削屑も除去することができる。このため、従来のよう
な搬送面の保守は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1であって、センタレス研
削盤の工作物排出側に装置した外径寸法測定システムを
示す概略平面図である。
【図2】同外径寸法測定システムを示す概略側面図であ
る。
【図3】同外径寸法測定システムの図1と図2における
III-III 線に沿って示す拡大断面図である。
【図4】同外径寸法測定システムの図1と図2における
IV-IV 線に沿って示す拡大断面図である。
【図5】同外径寸法測定システムの図1と図2における
V−V線に沿って示す拡大断面図である。
【図6】同外径寸法測定システムの図1と図2における
VI-VI 線に沿って示す拡大断面図である。
【図7】本発明に係る実施例2であって、センタレス研
削盤の工作物供給側に装置した外径寸法測定システムを
示す概略平面図である。
【図8】従来の外径寸法測定システムを示し、図8(a)
は概略側面図、図8(b) は測定部を示す拡大平面図、図
8(c) は同測定部の拡大正面図である。
【図9】従来の他の外径寸法測定システムを示し、図9
(a) は測定部を一部切開して示す拡大側面図、図9(b)
は同測定部の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 センタレス研削盤 2 工作物搬送装置 3 エアブロー装置 4 レーザ測定装置 5 工作物選別装置 6 制御装置 7 砥石車 8 調整車 11,12 平ベルト 11a,12a 平ベルトの内側縁部 13 駆動プーリ 14 従動プーリ 16 駆動モータ 23 テンション部 25 ベルトガイド 26,27 エアブロー装置のエアノズル 26a,27a エアノズルの空気噴射口 28 レーザ測定装置の投光部 29 レーザ測定装置の受光部 37 補正装置 W 小径工作物 A 工作物の搬送方向 L レーザ光

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径工作物をその軸線方向へ送る工作物
    搬送装置と、 該工作物搬送装置上を移動している前記工作物に対し、
    その軸線と直交する方向からレーザ光により走査して工
    作物外径寸法を測定するレーザ測定装置とを備えてな
    り、 前記工作物搬送装置は、前記工作物の外周下部を左右の
    下側から支持して搬送方向へ送る左右一対の平ベルトを
    備え、 これら平ベルトの内側縁部により前記工作物を支持した
    状態において、この工作物の外周下部が両平ベルト間か
    ら下側に突出するように構成されていることを特徴する
    小径工作物の外径寸法測定システム。
  2. 【請求項2】 前記レーザ測定装置よりも搬送方向上流
    側に配置されて、前記工作物搬送装置上の工作物に対し
    て乾燥空気を吹き付ける少なくとも一つのエアブロー装
    置を備え、該エアブロー装置は、前記工作物の上下両側
    から乾燥空気を吹き付ける上下一対のエアノズルを備
    え、これら両エアノズルの空気噴射口が前記工作物の軸
    線上に向けて設けられている請求項1に記載の小径工作
    物の外径寸法測定システム。
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