JP2743679B2 - 静止衛星の軌道上冗長構成方式 - Google Patents
静止衛星の軌道上冗長構成方式Info
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- JP2743679B2 JP2743679B2 JP1737592A JP1737592A JP2743679B2 JP 2743679 B2 JP2743679 B2 JP 2743679B2 JP 1737592 A JP1737592 A JP 1737592A JP 1737592 A JP1737592 A JP 1737592A JP 2743679 B2 JP2743679 B2 JP 2743679B2
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- JP
- Japan
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- orbit
- satellite
- redundant configuration
- transmission
- configuration
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は静止衛星の軌道上冗長構
成方式に関し、特に軌道上２機構成として打上げて、一
方を待機衛星として運用する通信衛星や放送衛星に関す
る静止衛星の軌道上冗長構成方式に関する。
成方式に関し、特に軌道上２機構成として打上げて、一
方を待機衛星として運用する通信衛星や放送衛星に関す
る静止衛星の軌道上冗長構成方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、通信衛星，放送衛星などの静止衛
星は、軌道上に近接して２機打上げ、一方を現用，他方
を待機用として人工衛星自体としての衛星レベルでのバ
ックアップを行なう冗長構成をとっていた。
星は、軌道上に近接して２機打上げ、一方を現用，他方
を待機用として人工衛星自体としての衛星レベルでのバ
ックアップを行なう冗長構成をとっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した衛星レベルで
の軌道上バックアップ体制は、２機打上げたそれぞれの
静止衛星が独立しており、衛星レベルでの完全動作をバ
ックアップ条件としている。このため、偶発的故障が２
つの静止衛星で異なる部位に発生した場合には冗長度が
低下することが避けられないという欠点がある。
の軌道上バックアップ体制は、２機打上げたそれぞれの
静止衛星が独立しており、衛星レベルでの完全動作をバ
ックアップ条件としている。このため、偶発的故障が２
つの静止衛星で異なる部位に発生した場合には冗長度が
低下することが避けられないという欠点がある。
【０００４】本発明の目的は上述した欠点を除去し、偶
発的故障が衛星間で異る場合でも、所望の冗長性を確保
しうる静止衛星の軌道上冗長構成方式を提供することに
ある。
発的故障が衛星間で異る場合でも、所望の冗長性を確保
しうる静止衛星の軌道上冗長構成方式を提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の方式は、軌道上
２機構成として冗長性を確保する通信衛星や放送衛星な
どの静止衛星の軌道上における冗長構成を確保する静止
衛星の軌道上冗長構成方式であって、軌道上２機構成の
静止衛星相互間の送受信にもとづき、互いに他の静止衛
星の受信機能もしくは送信機能を利用して、自静止衛星
の不具合に対応する機能補償を行なう冗長構成を有す
る。
２機構成として冗長性を確保する通信衛星や放送衛星な
どの静止衛星の軌道上における冗長構成を確保する静止
衛星の軌道上冗長構成方式であって、軌道上２機構成の
静止衛星相互間の送受信にもとづき、互いに他の静止衛
星の受信機能もしくは送信機能を利用して、自静止衛星
の不具合に対応する機能補償を行なう冗長構成を有す
る。
【０００６】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００７】図１は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【０００８】図１に示す実施例は、２機の静止衛星のそ
れぞれに搭載した同一の一対のトランスポンダ（Ａ）と
トランスポンダ（Ｂ）を示す。
れぞれに搭載した同一の一対のトランスポンダ（Ａ）と
トランスポンダ（Ｂ）を示す。
【０００９】これら各トランスポンダ（Ａ），（Ｂ）
は、送受信アンテナ１と、ダイプレクサ２と、レシーバ
４，５を切り替えるスイッチ３と、冗長度を持たせた２
つのレシーバ４，５と、受信チャンネルを選別するチャ
ンネルフィルタ６と、周波数チャンネルに対応して配置
した複数のドライバアンプ７と、ドライバアンプ７の出
力を分岐する複数の方向性結合器１１と、方向性結合器
１１の出力側に配置したスイッチ８と、スイッチ８の出
力を増幅する進行波間増幅器９と、進行波間増幅器９の
出力をダイプレクサ２およびアンテナ１を介して送出す
るマルチプレクサ１０と、互いにトランスポンポンダの
送信出力を受信するとともに、自トランスポンダの受信
処理出力を送信する低利得アンテナ１３と、送受信切替
用のサーキュレータ１４と、低雑音増幅器１５と、方向
性結合器１１の出力をサーキュレータ１４に導くマルチ
プレクタ１２とを備えて成り、これら各構成内容のう
ち、点線で囲んだ部分が本発明に直接かかわる部分であ
る。
は、送受信アンテナ１と、ダイプレクサ２と、レシーバ
４，５を切り替えるスイッチ３と、冗長度を持たせた２
つのレシーバ４，５と、受信チャンネルを選別するチャ
ンネルフィルタ６と、周波数チャンネルに対応して配置
した複数のドライバアンプ７と、ドライバアンプ７の出
力を分岐する複数の方向性結合器１１と、方向性結合器
１１の出力側に配置したスイッチ８と、スイッチ８の出
力を増幅する進行波間増幅器９と、進行波間増幅器９の
出力をダイプレクサ２およびアンテナ１を介して送出す
るマルチプレクサ１０と、互いにトランスポンポンダの
送信出力を受信するとともに、自トランスポンダの受信
処理出力を送信する低利得アンテナ１３と、送受信切替
用のサーキュレータ１４と、低雑音増幅器１５と、方向
性結合器１１の出力をサーキュレータ１４に導くマルチ
プレクタ１２とを備えて成り、これら各構成内容のう
ち、点線で囲んだ部分が本発明に直接かかわる部分であ
る。
【００１０】次に、本実施例の動作について説明する。
【００１１】たとえば、トランスポンダ（Ａ）が現用系
で、トランスポンダ（Ｂ）が待機系であるとする。トラ
ンスポンダ（Ａ）の送受信アンテナ１は、地上局から受
けた受信信号をダイプレクサ２，スイッチ３を介して冗
長構成のレシーバ４，５のいずれかに送出し、この出力
はチャンネルフィルタ６により、運用周波数チャンネル
に対応したドライバアンプ７に割り当てられて増幅さ
れ、方向性結合器８を介して進行波間増幅器９によって
電力増幅されたあと、マルチプレクサ１０を介してダイ
プレクサ２，送受信アンテナ１により地上局に向けて送
信される。
で、トランスポンダ（Ｂ）が待機系であるとする。トラ
ンスポンダ（Ａ）の送受信アンテナ１は、地上局から受
けた受信信号をダイプレクサ２，スイッチ３を介して冗
長構成のレシーバ４，５のいずれかに送出し、この出力
はチャンネルフィルタ６により、運用周波数チャンネル
に対応したドライバアンプ７に割り当てられて増幅さ
れ、方向性結合器８を介して進行波間増幅器９によって
電力増幅されたあと、マルチプレクサ１０を介してダイ
プレクサ２，送受信アンテナ１により地上局に向けて送
信される。
【００１２】送受信アンテナ１、ダイプレクサ２、スイ
ッチ３、レシーバ４，５によって受信機能が確保され、
またチャンネルフィルタ６、ドライバアンプ７、方向性
結合器１１、スイッチ８、進行波間増幅器９、マルチプ
レクサ１０ダイプレクサ２および送受信アンテナ１によ
って送信機能が確保されている。
ッチ３、レシーバ４，５によって受信機能が確保され、
またチャンネルフィルタ６、ドライバアンプ７、方向性
結合器１１、スイッチ８、進行波間増幅器９、マルチプ
レクサ１０ダイプレクサ２および送受信アンテナ１によ
って送信機能が確保されている。
【００１３】本実施例では、受信機能を決定するレシー
バ４もしくは５と、信頼度的に問題を呈し易い進行波管
増幅器９との冗長化を他のトランスポンダのレシーバ
４，５と、進行波管増幅器９を利用することによって補
完的に確保するものとしている。
バ４もしくは５と、信頼度的に問題を呈し易い進行波管
増幅器９との冗長化を他のトランスポンダのレシーバ
４，５と、進行波管増幅器９を利用することによって補
完的に確保するものとしている。
【００１４】トランスポンダ（Ａ）の低利得アンテナ１
３は、トランスポンダ（Ｂ）の方向性結合器１１から分
岐出力され、マルチプレクサ１２，アンテナ１３で受信
し、サーキュレータ１４および低利得アンテナ１３を介
して送出された送信電波を自系の低利得アンテナ１３で
受信し、サーキュレータ１４を介して低雑音増幅器１５
で増幅したあと、チャネルフィルタ６に供給することに
よって、送受信アンテナ１，ダイプレクサ２，スイッチ
３およびレシーバ４，５を含む受信機能をダウン状態の
ダウン状態に対応する。低利得アンテナ１３は、近接し
た２つの静止衛星間の送受信のみに利用し、従って低利
得構成で十分である。
３は、トランスポンダ（Ｂ）の方向性結合器１１から分
岐出力され、マルチプレクサ１２，アンテナ１３で受信
し、サーキュレータ１４および低利得アンテナ１３を介
して送出された送信電波を自系の低利得アンテナ１３で
受信し、サーキュレータ１４を介して低雑音増幅器１５
で増幅したあと、チャネルフィルタ６に供給することに
よって、送受信アンテナ１，ダイプレクサ２，スイッチ
３およびレシーバ４，５を含む受信機能をダウン状態の
ダウン状態に対応する。低利得アンテナ１３は、近接し
た２つの静止衛星間の送受信のみに利用し、従って低利
得構成で十分である。
【００１５】また、自系の方向性結合器１１の分岐出力
を受けるマルチプレクサ１２の出力は、サーキュレータ
１４，送受信アンテナ１３を介して送出され、トランス
ポンダ（Ｂ）の低利得アンテナ１３によって捕捉された
あと、サーキュレータ１４，低雑音増幅器１５を経てチ
ャネルフィルタ１５に与えられ、このあとドライバアン
プ７からマルチプレクサ１０に到るトランスポンダ
（Ｂ）の送信機能を利用し、自トランスポンダの送信機
能のダウン状態に対応する。
を受けるマルチプレクサ１２の出力は、サーキュレータ
１４，送受信アンテナ１３を介して送出され、トランス
ポンダ（Ｂ）の低利得アンテナ１３によって捕捉された
あと、サーキュレータ１４，低雑音増幅器１５を経てチ
ャネルフィルタ１５に与えられ、このあとドライバアン
プ７からマルチプレクサ１０に到るトランスポンダ
（Ｂ）の送信機能を利用し、自トランスポンダの送信機
能のダウン状態に対応する。
【００１６】このようにして、２つのトランスポンダ
が、互いに補完的に受信機能と送信機能を利用し合うよ
うな冗長構成とすることにより、衛星レベルでの冗長構
成に比し、偶発的故障が２つのトランスポンダで異る部
位に発生した場合、たとえば一方のトランスポンダでは
受信機能に、他方のトランスポンダでは送信機能に不具
合が発生した場合でも、所望の冗長性を確保することが
できる。
が、互いに補完的に受信機能と送信機能を利用し合うよ
うな冗長構成とすることにより、衛星レベルでの冗長構
成に比し、偶発的故障が２つのトランスポンダで異る部
位に発生した場合、たとえば一方のトランスポンダでは
受信機能に、他方のトランスポンダでは送信機能に不具
合が発生した場合でも、所望の冗長性を確保することが
できる。
【００１７】なお、前述した点線枠内の付加回路は、明
らかに通信回線的にも十分なマージンを有しているの
で、構成的にも簡素なものとして形成することができ
る。
らかに通信回線的にも十分なマージンを有しているの
で、構成的にも簡素なものとして形成することができ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ほぼ同一
静止位置に配置する２つの静止衛星間で信号の伝送を行
い、各衛星内の送，受信機能の補完的共用化を図ること
により、全体システム的に信頼度の向上化ができる効果
がある。この付加回路は通信回線的に十分なマージンを
有しているため、構成的にかなり簡略化が図れるメリッ
トを有している。
静止位置に配置する２つの静止衛星間で信号の伝送を行
い、各衛星内の送，受信機能の補完的共用化を図ること
により、全体システム的に信頼度の向上化ができる効果
がある。この付加回路は通信回線的に十分なマージンを
有しているため、構成的にかなり簡略化が図れるメリッ
トを有している。
【図１】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
１ 送受信アンテナ ２ ダイプレクサ ３ スイッチ ４ レシーバ ５ レシーバ ６ チャネルフィルタ ７ ドライバアンプ ８ スイッチ ９ 進行波管増幅器 １０ マルチプレクサ １１ 方向性結合器 １２ マルチプレクサ １３ 低利得アンテナ １４ サーキュレータ １５ 低雑音増幅器
Claims (1)
- 【請求項１】 軌道上２機構成として冗長性を確保する
通信衛星や放送衛星などの静止衛星の軌道上における冗
長構成を確保する静止衛星の軌道上冗長構成方式であっ
て、軌道上２機構成の静止衛星相互間の送受信にもとづ
き、互いに他の静止衛星の受信機能もしくは送信機能を
利用して、自静止衛星の不具合に対応する機能補償を行
なう冗長構成を有することを特徴とする静止衛星の軌道
上冗長構成方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1737592A JP2743679B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 静止衛星の軌道上冗長構成方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1737592A JP2743679B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 静止衛星の軌道上冗長構成方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06181453A JPH06181453A (ja) | 1994-06-28 |
| JP2743679B2 true JP2743679B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=11942268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1737592A Expired - Lifetime JP2743679B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 静止衛星の軌道上冗長構成方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2743679B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BR112014009650A2 (pt) * | 2011-10-25 | 2017-05-09 | Koninklijke Philips Nv | modem de campo magnético, conjunto de ressonância magnética, e, método para comunicar dados através de uma blindagem de rf |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP1737592A patent/JP2743679B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06181453A (ja) | 1994-06-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980106 |