JP2742646B2 - 製袋包装充填機の計量充填装置 - Google Patents

製袋包装充填機の計量充填装置

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JP2742646B2
JP2742646B2 JP31370892A JP31370892A JP2742646B2 JP 2742646 B2 JP2742646 B2 JP 2742646B2 JP 31370892 A JP31370892 A JP 31370892A JP 31370892 A JP31370892 A JP 31370892A JP 2742646 B2 JP2742646 B2 JP 2742646B2
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道男 長澤
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)
  • Supply Of Fluid Materials To The Packaging Location (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉立ちし易い粉体から
なる内容物を封入した分包品を製造する製袋包装充填機
において、内容物を計量して包装紙内に充填することが
できる計量充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の計量充填装置は、特開昭
58−171313号公報で知られているように、内容
物を貯溜する貯溜用ホッパと、貯溜用ホッパ下方で内容
物を計量する計量部と、計量部下方に配置されて計量部
で計量した内容物を包装紙内に案内して充填する充填部
と、を備えて構成されていた。
【0003】充填部は、計量部から落下してくる内容物
を包装紙内に案内するテーパ管状の充填用ホッパと、充
填用ホッパの内周面の下部に開口する吸引流路と、吸引
流路に連通されてエアを吸引する吸引手段と、を備えて
いた。
【0004】そして、従来の計量充填装置の作動では、
貯溜用ホッパから計量部に内容物が供給され、計量部で
内容物を計量した後、計量部の下部開口から、計量した
一定量の内容物が充填部に落下され、充填部において、
充填用ホッパが、落下してくる内容物を包装紙内に案内
して充填し、充填後、吸引手段が作動して、包装紙内に
浮遊している内容物を吸引流路の開口部位から吸引して
いた。
【0005】このように、従来の計量充填装置の充填部
においては、包装紙に内容物がかみ込まないように、充
填後の粉立ちを吸引するため、浮遊している内容物を吸
引流路を利用して吸引していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の計量充
填装置の充填部では、吸引流路が充填用ホッパの内周面
の下部にだけ設けられているものである。そのため、粉
立ちし易い、極めて粒径の小さい、あるいは、軽い内容
物を包装紙内に充填する際、充填用ホッパの上部から充
填用ホッパ外へ内容物が浮遊する場合があり、環境悪化
を招く虞れがあった。
【0007】本発明は、上述の課題を解決するもので、
粉立ちし易い内容物を充填する場合でも、充填用ホッパ
外への内容物の浮遊を極力抑えることができ、環境悪化
を防止することができる製袋包装充填機の計量充填装置
を提供することを第1の目的とする。
【0008】また、本発明は、内容物の浮遊を抑える際
の吸引流路を簡素化できる製袋包装充填機の計量充填装
置を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の計量
充填装置は、内容物を貯溜する貯溜用ホッパと、該貯溜
用ホッパ下方で前記内容物を計量する計量部と、該計量
部下方に配置されて前記計量部の下部開口から落下して
くる内容物を包装紙内に案内して充填する充填部と、を
備えた製袋包装充填機の計量充填装置であって、前記充
填部が、上部を、前記計量部の下部開口の下方で、前記
下部開口より大きく開口する広口部として、下部を、前
記包装紙内に挿入させる狭口部とするテーパ管状の充填
用ホッパと、該充填用ホッパの内周面の上部に開口し
て、エアを吸引する吸引手段と弁を介して連通可能な上
部吸引流路と、前記充填用ホッパの内周面の下部に開口
して、前記吸引手段と弁を介して連通可能な下部吸引流
路と、を備えて構成されていることを特徴とする。
【0010】本発明に係る第2の計量充填装置は、内容
物を貯溜する貯溜用ホッパと、該貯溜用ホッパ下方で前
記内容物を計量する計量部と、該計量部下方に配置され
て前記計量部の下部開口から落下してくる内容物を包装
紙内に案内して充填する充填部と、を備えた製袋包装充
填機の計量充填装置であって、前記充填部が、上部を、
前記計量部の下部開口の下方で、前記下部開口より大き
く開口する広口部として、下部を、前記包装紙内に挿入
させる狭口部とするテーパ管状の充填用ホッパと、該充
填用ホッパの内周面の上部に開口する上部吸引流路と、
前記充填用ホッパの内周面の下部に開口する下部吸引流
路と、前記上部吸引流路と下部吸引流路とに切替弁を介
して連通し、エアを吸引する吸引手段と、を備えて構成
されていることを特徴とする。
【0011】本発明に係る第3の計量充填装置は、前記
充填用ホッパが複数配設されるとともに、前記各充填用
ホッパの前記上部吸引流路と前記下部吸引流路との元部
側の開口部が、1つの前記切替弁に接続され、該切替弁
が、前記吸引手段に対して前記各上部吸引流路毎と前記
下部吸引流路毎とに交互に連通可能な複数の貫通孔を備
えて、往復移動するバルブプレートから構成されている
ことを特徴とする。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明に係る第1の計量充填装置
では、貯溜用ホッパから計量部に内容物が供給され、計
量部で内容物を計量した後、計量部の下部開口から、計
量した一定量の内容物が充填部に落下され、充填部にお
いて、充填用ホッパが、落下してくる内容物を包装紙内
に案内して充填する。
【0013】その際、吸引手段を作動させるとともに、
上部吸引流路側の弁を開弁させ、かつ、下部吸引流路側
の弁を閉弁させて、上部吸引流路からエアを吸引し、計
量部の下部開口から落下する途中で浮遊する内容物を吸
引する。なお、この時、上部吸引流路が、計量部の下部
開口より大きく開口している充填用ホッパの広口部の内
周面に、開口しているため、浮遊せずに包装紙内に充填
される内容物を吸引する虞れはない。
【0014】そして、一定量の内容物を包装紙内に充填
した後、吸引手段を作動させるとともに、上部吸引流路
側の弁を閉弁させ、かつ、下部吸引流路側の弁を開弁さ
せて、下部吸引流路からエアを吸引する。すると、充填
後に浮遊している内容物が下部吸引流路から吸引される
こととなる。
【0015】したがって、本発明に係る第1の計量充填
装置は、浮遊物が発生し易い内容物を充填部に落下させ
る際と、包装紙内に充填した直後とに、浮遊物が発生し
易い部位で、上部・下部吸引流路によって、それぞれ、
粉立ちした浮遊物を吸引できる。そのため、粉立ちし易
い内容物を充填する場合でも、充填用ホッパ外への内容
物の浮遊を極力抑えることができ、環境悪化を防止する
ことができる。
【0016】また、本発明の第2の計量充填装置では、
上部吸引流路と下部吸引流路との吸引手段との連通状態
を、一方の開弁・他方の閉弁を同時に行なえる切替弁に
よって調整できるため、吸引流路を簡素化できる。
【0017】さらに、本発明の第3の計量充填装置で
は、充填用ホッパが複数配設されていても、各充填用ホ
ッパの上部吸引流路と下部吸引流路との元部側の開口部
が、1つの切替弁に接続され、この切替弁が、吸引手段
に対して各上部吸引流路毎と下部吸引流路毎とに交互に
連通可能な複数の貫通孔を備えて、往復移動するバルブ
プレートから構成されている。
【0018】そのため、バルブプレートの移動により、
それぞれの全ての各上部吸引流路と各下部吸引流路と
を、一括して交互に、吸引手段に対して、連通・閉塞す
ることができるため、一層、吸引流路を簡素化できる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0020】実施例の製袋包装充填機M0は、図8〜1
0に示すように、入浴剤を内容物として封入した3つの
分包Bからなる分包品Wを製造するとともに、分包品W
を7個集積してテープTでバンディングし、箱詰めする
ものである。
【0021】そして、製袋包装充填装置M0は、図8に
示すように、計量充填装置M1、包装紙形成装置M2、
カッタ装置M3、計量装置M4、集積装置M5、バンデ
ィング装置M6、図示しない箱詰装置、単包計量装置M
7、を備えて構成されている。
【0022】なお、包装紙形成装置M2は、二枚のフィ
ルムF・Fを相対させて熱シールして、包装紙を形成し
つつ、計量充填装置M1からの内容物Yを受け入れ、3
包ずつの連続した分包品Wを形成するものである。
【0023】カッタ装置M3は、連続した分包品Wの左
右両縁のカット、スリットS・アイノッチI(図10参
照)の形成、さらに、1個ずつの分包品Wに分離させる
カット、等を行なうものである。
【0024】計量装置M4は、計量充填装置M1におけ
る後述する計量部6の計量凹部9の容積を微調整するた
めに、分包品Wの計量を行なうものである。
【0025】集積装置M5は、分包品Wを7個集積させ
るものであり、バンディング装置M6は、集積した7個
の分包品WをテープTでくくるものであり、箱詰装置
は、テープTでバンディングした分包品Wを包装箱内に
詰める装置である。
【0026】また、単包計量装置M7は、計量充填装置
M1における計量部6の各計量凹部9の容積を微調整す
るために、所定時、カッタ装置M3の所定の刃を作動さ
せて分包品Wを1包ずつに分離させ、1包ずつの単包B
を計量するものである。
【0027】実施例の計量充填装置M1は、図1〜3・
8に示すように、充填機M0のフレーム1の上部に保持
されて内容物Yを貯溜する貯溜用ホッパ2と、貯溜用ホ
ッパ2の下方で計量する計量部6と、計量部6の下方に
配置されて計量部6で計量した内容物Yを3つの分包B
の包装紙F内に充填する充填部20と、を備えて構成さ
れている。
【0028】貯溜用ホッパ2は、下端周縁にフランジ部
2aを備え、フランジ部2aは、取付板3を介在させ、
図示しないボルトを利用して、計量部6を構成するシリ
ンダ7に接続されている。
【0029】取付板3には、分包品Wの各分包Bに対応
して、内容物Yを計量部6に導く3つの供給孔3aが形
成されている。取付板3は、計量部6をフレーム1側に
固定するものである。なお、取付板3には、仕切板4に
よって閉塞された図示しない3つの貫通孔が形成されて
おり、これらの貫通孔は、ホッパ2内の内容物Yを空に
する際利用するものである。
【0030】計量部6は、シリンダ7と、水平方向の回
動軸を有するロータ11と、シリンダ7の下部に設けら
れて各分包Bに対応した3つ計量凹部9と、計量凹部9
下部で充填部20上方に配置されたシャッタ18と、か
ら構成されている。
【0031】シリンダ7は、外形を略四角柱状とし、回
動可能にロータ11を収納するとともに、各供給孔3a
に連通する連通孔8を備えている。
【0032】ロータ11は、各供給孔3aと連通孔8と
に連通可能な流入孔12を備えるとともに、各計量凹部
9に連通可能な排出孔13を備えている。このロータ1
1は、図示しない回動駆動手段により、図1・2に示す
位置と図3に示す位置との間を回動可能に構成されてい
る。
【0033】各計量凹部9は、略L字形の計量ロッド1
5を挿入させており、計量ロッド15の挿入状態によっ
て、各計量凹部9の容積が調整されるように構成されて
いる。
【0034】なお、各計量ロッド15には、充填量調整
装置M8の押圧ロッド16が結合されており、各押圧ロ
ッド16の押圧位置により、計量ロッド15を介して、
各計量凹部9の容積が調整されることとなる。ちなみ
に、押圧ロッド16は、充填量調整装置M8の図示しな
いパルスモータによって移動するように構成され、これ
らのパルスモータの作動は、図示しない制御装置が行な
うものであって、この図示しない制御装置は、計量装置
M4若しくは単包計量装置M7によって計量した数値を
入力し、予め設定した重量と異なっている場合に、各パ
ルスモータを作動させることとなる。
【0035】シャッタ18は、図示しない駆動手段に連
結され、シリンダ7に対して前後方向に摺動可能に配設
されて、各計量凹部9の下部開口9aを同時に開口可能
な3つの貫通孔18aを備えている。
【0036】充填部20は、図1〜4に示すように、各
計量凹部9の下方に配置される3つの充填用ホッパ21
を備え、各充填用ホッパ21は、上部を、各計量凹部9
の下部開口9aの下方で、下部開口9aより大きく開口
する広口部22として、下部を、包装紙F内に挿入させ
る狭口部23とし、テーパ管状に構成されている。
【0037】各充填用ホッパ21は、支持ブラケット2
5におけるホッパ保持部26に保持されており、支持ブ
ラケット25は、各充填用ホッパ21を保持するホッパ
保持部26と、後述する連結ブラケット54にボルト4
3止めされる連結部27と、から構成されている。
【0038】ホッパ保持部26には、各充填用ホッパ2
1の広口部22内周面に、2箇所ずつで開口する開口部
30aを備えた上部吸引流路30が穿設され、また、各
充填用ホッパ21の上部吸引流路30の下方に、1つず
つ設けられる下部吸引流路31が穿設されている。な
お、各下部吸引流路31は、ノズル32をホッパ保持部
21に接続させて、そのノズル32の下端を開口部31
aとし、その開口部31aを、各充填用ホッパ21の狭
口部23内周面に配置させている。なお、このノズル3
2は、ホッパ保持部21に対して、着脱自在に取り付け
られている。
【0039】そして、上部吸引流路30と下部吸引流路
31の元部側の開口部30b・31bは、切替弁として
の機能を果すバルブプレート33部位に配置させてい
る。
【0040】このバルブプレート33は、連結部27に
水平方向に形成された凹溝27a内に、前後方向に摺動
可能に嵌合されている。また、連結部27には、バルブ
プレート33の裏面側にバルブプレート33に沿って穿
設された流路27aが形成され、この流路27aは、連
結部27に形成されたニップル28に連通している。ニ
ップル28には、吸引手段としての吸引ブロア70に接
続されたホース42が連結されている。
【0041】このバルブプレート33は、図4〜6に示
すように、上部側に、各上部吸引流路30の開口部30
bに開口可能な上部貫通孔34を備え、下部側に、各下
部吸引流路31の開口部31bに開口可能な下部貫通孔
35を備えている。これらの貫通孔34・35は、バル
ブプレート33が前方側に移動した際、各下部貫通孔3
5を下部吸引流路31にの開口部31aに一致させ、バ
ルブプレート33が後方側に移動した際、各上部貫通孔
34を上部吸引流路30の開口部30aに一致させるよ
うに構成されている。
【0042】そして、バルブプレート33の後部側に
は、下方に開口する凹部36aを備えた鉤部36が形成
され、鉤部36の凹部36aには、前後方向に往復移動
する駆動ロッド38のピン38aが挿入可能とされてい
る。また、バルブプレート33は、前端を押圧ピン40
に押されて、後方側へ付勢されている。この押圧ピン4
0は、連結部27の前端に固着された支持ブロック39
に保持され、支持ブロック39内に配置されたコイルば
ね41により、後方側へ付勢されている。
【0043】さらに、これらの充填用ホッパ21と支持
ブラケット25とは、連結部27が連結される連結ブラ
ケット54により、上下動するように構成されている。
この上下動は、カム機構44によりなされる。
【0044】カム機構44は、図1に示すように、カム
45、カム45に当接するカムフォロア46、カムフォ
ロア46を保持するレバー47、レバー47を固着させ
て軸受53に支持されるシャフト49、シャフト49に
固着されるレバー48、レバー48に軸着されるリンク
50、リンク50に軸着されて連結ブラケット54を保
持したガイドロッド51、から構成されている。なお、
ガイドロッド51は、ガイドベース52に上下動を案内
されることとなる。また、シャフト49には、レバー4
8が2本固着され、各レバー48が各々リンク50に軸
着され、各リンク50が各々ガイドロッド51に軸着さ
れ、2本のガイドロッド51が連結ブラケット54を保
持している。
【0045】そして、各充填用ホッパ21と支持ブラケ
ット25とは、カム機構44により、連結ブラケット5
4とともに、シャッタ18が各貫通孔18aを各計量凹
部9の下部開口9aに一致させて内容物Yを落下させる
際、下方へ移動するように構成されている。
【0046】また、駆動ロッド38の前後移動は、各充
填用ホッパ21が下方へ配置された際、図6に示すよう
に、駆動ロッド38が後方へ移動し、各充填用ホッパ2
1が上方へ配置された際、図5に示すように、駆動ロッ
ド38が前方へ移動するように構成されている。
【0047】したがって、各充填用ホッパ21が下方へ
配置された際、駆動ロッド38が後方側へ移動して、ピ
ン38aが鉤部36を引っ張り、バルブプレート33を
後方側へ移動させるため、各上部吸引流路30の開口部
30bと各上部貫通孔34とが連通し、各下部吸引流路
31の開口部31bが閉塞されることとなる。また、各
充填用ホッパ21が上方へ配置された際、駆動ロッド3
8が前方へ移動し、ピン38aが鉤部36の凹部36a
内周面を押し、コイルばね41の付勢力に抗して、バル
ブプレート33を前方側へ移動させるため、各下部吸引
流路31の開口部31bと各下部貫通孔35とが連通
し、各上部吸引流路30の開口部30bが閉塞されるこ
ととなる。
【0048】そして、カム機構44によって、各充填用
ホッパ21が下方へ移動した際には、各狭口部23の下
端のノズル23aが、包装紙形成装置M2のシールロー
ラ62・63に形成された凹部62b・63b間に挿入
されることとなる。
【0049】これらの包装紙形成装置M2のシールロー
ラ62・63について簡単に説明すると、これらのシー
ルローラ62・63は、図1・2に示すように、包装フ
ィルムF・Fの相互の所定部位を熱シールして、分包品
Wのシール部C(図9・10参照)を形成するものであ
り、外周面に、シール部Cを形成するための凸部62a
・63aと、シール部C以外を形成するため、すなわ
ち、各分包Bに内容物Yを詰めるための凹部62b・6
3bと、を備えている。そして、シールローラ62・6
3が相互に逆回転し、凸部62a・63aでシール部C
を形成しつつ、凹部62b・63bの包装フィルムF・
F間に、各充填用ホッパ21の狭口部23のノズル23
aが挿入されて、内容物Yが充填されることとなる。
【0050】なお、連結ブラケット54は、図4に示す
ように、後端部54aがフレーム1内に挿入されてい
る。そして、各充填用ホッパ21が上方へ移動した際
に、図7に示すように、衝撃レバー59が落下して後端
部54aに当接し、支持ブラケット25を介して各充填
用ホッパ21に衝撃を与え、各充填用ホッパ21の内周
面に付着した内容物Yを剥して各下部吸引流路31から
吸引できるように構成されている。衝撃レバー59は、
シャフト58に固着され、シャフト58にはカム56に
当接するカムレバー57が固着されているため、このカ
ム56によって落下する作動をなす。
【0051】つぎに、この計量充填装置M1の作動につ
いて述べる。なお、吸引ブロア70は常時作動されてお
り、充填部20では、上部吸引流路30若しくは下部吸
引流路31から、常時エアが吸引されている。
【0052】まず、図示しない回動駆動手段によってロ
ータ11を回転させ、図1に示すように、各流入孔12
とシリンダ7の各連通孔8とを一致させる。すると、貯
溜用ホッパ2内の内容物Yが供給孔3a・連通孔8・流
入孔12を経てロータ11内に流入する。
【0053】その後、回動駆動手段によってロータ11
を図1中の時計方向に回転させ、図3に示すように、各
排出孔13を対応する計量凹部9に一致させる。する
と、ロータ11内に貯溜されていた内容物Yが各計量凹
部9内に充填されることとなる。
【0054】そして、回動駆動手段によってロータ11
を逆転させ、各流入孔12を各連通孔8に一致させると
ともに、ロータ11の外周面で、各計量凹部9内に充填
された内容物Yのすり切りを行なう。
【0055】その後、図2に示すように、図示しない駆
動手段によってシャッタ18を移動させ、各計量凹部9
の下部開口9aに各貫通孔18aを一致させて、シャッ
タ18を開けば、各計量凹部9の容積で計量した内容物
Yを下部開口9aから充填部20の各充填用ホッパ21
に自然落下させることができる。
【0056】そして、充填部20においては、カム機構
44によって、各充填用ホッパ21が、下方へ移動して
ノズル23aをシールローラ62・63における凹部6
2b・63bの包装フィルムF・F間に挿入させた状態
で、落下してくる内容物Yを包装紙F内に案内して充填
することとなる。
【0057】その際、各充填用ホッパ21が下方へ配置
されると、駆動ロッド38が後方側へ移動して、ピン3
8aが鉤部36を引っ張り、バルブプレート33を後方
側へ移動させているため、各上部吸引流路30の開口部
30bと各上部貫通孔34とが連通する。そのため、各
上部吸引流路30の開口部30aからエアが吸引され、
計量部6の各下部開口9aから落下する途中で浮遊する
内容物Yが、各上部吸引流路30に吸引されることとな
る。この時、各上部吸引流路30の開口部30aが、計
量部6の下部開口9aより大きく開口している充填用ホ
ッパ21の広口部22の内周面に、開口しているため、
浮遊せずに包装紙F内に充填される内容物Yを吸引する
虞れはない。ちなみに、この時は、各下部吸引流路31
の元部側の開口部31bは、各下部貫通孔35と一致し
ていないため、バルブプレート33によって閉塞されて
いる。
【0058】そして、一定量の内容物を包装紙F内に充
填した後、カム機構44によって、各充填用ホッパ21
が上方へ移動する。
【0059】その際、駆動ロッド38が前方へ移動し、
ピン38aが鉤部36の凹部36a内周面を押し、コイ
ルばね41の付勢力に抗して、バルブプレート33を前
方側へ移動させるため、各下部吸引流路31の開口部3
1bと各下部貫通孔35とが連通する。したがって、各
下部吸引流路31の開口部31aからエアが吸引され、
充填後に浮遊している内容物Yが、各下部吸引流路31
に吸引されることとなる。ちなみに、この時は、各上部
吸引流路30の元部側の開口部30bは、各上部貫通孔
34と一致していないため、バルブプレート33によっ
て閉塞されている。
【0060】そして、順次、包装紙形成装置M2やカッ
タ装置M3を経て、分包品Wが製造されるとともに、既
述の工程が繰り返されることとなる。なお、ロータ11
の回動やシャッタ18・駆動ロッド38の駆動、あるい
は、カム45・56・シールローラ62・63等の回転
駆動は、製袋包装充填機M0の駆動源からの動力によ
り、歯車機構やカム機構等を利用して、一定のサイクル
で駆動されるように構成されている。
【0061】したがって、実施例の計量充填装置M1
は、浮遊物が発生し易い内容物Yを充填部20に落下さ
せる際と、包装紙F内に充填した直後とに、浮遊物が発
生し易い部位で、上部・下部吸引流路30・31によ
り、粉立ちした浮遊物を吸引できる。そのため、粉立ち
し易い内容物Yを充填する場合でも、充填用ホッパ21
外への内容物Yの浮遊を極力抑えることができ、環境悪
化を防止することができる。
【0062】また、実施例の計量充填装置M1では、衝
撃レバー59が、連結ブラケット54・支持ブラケット
25を介して、各充填用ホッパ21に衝撃を与え、各充
填用ホッパ21の内周面に付着した内容物Yを剥して下
部吸引流路31から吸引することができることから、分
包品Wのシール部Cに内容物Yをかみ込ませることがな
く、さらに、各充填時の充填用ホッパ21の内周面を平
滑にでき、充填量を一定化することができる。
【0063】さらに、実施例の計量充填装置M1では、
各充填用ホッパ21の内周面で開口する上部・下部吸引
流路30・31の元部側の各開口部30b・31bが、
対応する複数の上部・下部貫通孔34・35を備えた1
つの切替弁としてのバルブプレート33に接続されてい
る。そのため、バルブプレート33の移動により、それ
ぞれの全ての各上部吸引流路30と各下部吸引流路31
とを、一括して交互に、吸引手段としての吸引ブロア7
0に対して、連通・閉塞することができるため、吸引流
路30・31を簡素化できて、部品点数の低減を図れ、
集塵機能の信頼性を向上させることができる。
【0064】なお、勿論、図12に示すように、各上部
吸引流路30と各下部吸引流路31とを、電磁弁等の開
閉弁80・81とホース82・83とを使用して、吸引
手段としての吸引ブロア70に接続させても、本発明の
第1の目的を達成することができる。
【0065】さらに、図11に示すように、1つの充填
用ホッパ21に配置されている上部吸引流路30と下部
吸引流路31とを電磁弁等を利用した切替弁71に接続
し、各切替弁71に、吸引手段としての吸引ブロア70
と連通されるホース72を接続させても、本発明の第1
・第2の目的を達成することができる。
【0066】また、実施例では、3つの分包Bからなる
分包品Wを製造する場合について説明したが、勿論、1
つあるいは2つ、さらに、4つ以上の分包Bからなる分
包品Wを製造する場合に、本発明を応用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る計量充填装置の一実施例を示す
一部破断正面図である。
【図2】同実施例の包装紙内への内容物の充填時を示す
一部破断正面図である。
【図3】同実施例の計量部における計量凹部への内容物
の充填時を示す一部破断正面図である。
【図4】図1のIVーIV部位を示す部分省略断面図であ
る。
【図5】同実施例に使用されるバルブプレートの移動位
置を示す概略図である。
【図6】同実施例に使用されるバルブプレートの他の移
動位置を示す概略図である。
【図7】同実施例に使用される衝撃レバーを示す概略図
である。
【図8】同実施例の製袋包装充填機を示す概略図であ
る。
【図9】同実施例で製造した後の製品を示す斜視図であ
る。
【図10】同実施例で製造した分包品の斜視図である。
【図11】他の実施例を示す概略図である。
【図12】さらに他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
2…ホッパ、 6…計量部、 9a…下部開口、 20…充填部、 21…充填用ホッパ、 22…広口部、 23…狭口部、 30…上部吸引流路、 30b…(元部側)開口部、 31…下部吸引流路、 31b…(元部側)開口部、 33…(切替弁)バルブプレート、 34…上部貫通孔、 35…下部貫通孔、 70…(吸引手段)吸引ブロア、 71…切替弁、 80・81…開閉弁、 W…分包品、 C…分包、 Y…内容物、 F…包装紙(包装フィルム)、 M0…製袋包装充填機、 M1…計量充填装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 亨 静岡県藤枝市築地392番地 株式会社ツ ムラ 静岡工場内 (72)発明者 長澤 道男 静岡県藤枝市築地392番地 株式会社ツ ムラ 静岡工場内 (72)発明者 石井 唯雄 愛知県名古屋市西区名塚町2丁目103番 地 (56)参考文献 特開 昭55−97301(JP,A) 特開 平2−98502(JP,A) 実開 昭62−132902(JP,U) 実公 平4−24419(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を貯溜する貯溜用ホッパと、該貯
    溜用ホッパ下方で前記内容物を計量する計量部と、該計
    量部下方に配置されて前記計量部の下部開口から落下し
    てくる内容物を包装紙内に案内して充填する充填部と、
    を備えた製袋包装充填機の計量充填装置であって、 前記充填部が、 上部を、前記計量部の下部開口の下方で、前記下部開口
    より大きく開口する広口部として、下部を、前記包装紙
    内に挿入させる狭口部とするテーパ管状の充填用ホッパ
    と、 該充填用ホッパの内周面の上部に開口して、エアを吸引
    する吸引手段と弁を介して連通可能な上部吸引流路と、 前記充填用ホッパの内周面の下部に開口して、前記吸引
    手段と弁を介して連通可能な下部吸引流路と、 を備えて構成されていることを特徴とする製袋包装充填
    機の計量充填装置。
  2. 【請求項2】 内容物を貯溜する貯溜用ホッパと、該貯
    溜用ホッパ下方で前記内容物を計量する計量部と、該計
    量部下方に配置されて前記計量部の下部開口から落下し
    てくる内容物を包装紙内に案内して充填する充填部と、
    を備えた製袋包装充填機の計量充填装置であって、 前記充填部が、 上部を、前記計量部の下部開口の下方で、前記下部開口
    より大きく開口する広口部として、下部を、前記包装紙
    内に挿入させる狭口部とするテーパ管状の充填用ホッパ
    と、 該充填用ホッパの内周面の上部に開口する上部吸引流路
    と、 前記充填用ホッパの内周面の下部に開口する下部吸引流
    路と、 前記上部吸引流路と下部吸引流路とに切替弁を介して連
    通し、エアを吸引する吸引手段と、 を備えて構成されていることを特徴とする製袋包装充填
    機の計量充填装置。
  3. 【請求項3】 前記充填用ホッパが複数配設されるとと
    もに、前記各充填用ホッパの前記上部吸引流路と前記下
    部吸引流路との元部側の開口部が、1つの前記切替弁に
    接続され、 該切替弁が、前記吸引手段に対して前記各上部吸引流路
    毎と前記下部吸引流路毎とに交互に連通可能な複数の貫
    通孔を備えて、往復移動するバルブプレートから構成さ
    れている、 ことを特徴とする請求項2記載の製袋包装充填機の計量
    充填装置。
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