JP2742149B2 - オイルフリー式液冷スクリュ圧縮機 - Google Patents

オイルフリー式液冷スクリュ圧縮機

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JP2742149B2
JP2742149B2 JP12125791A JP12125791A JP2742149B2 JP 2742149 B2 JP2742149 B2 JP 2742149B2 JP 12125791 A JP12125791 A JP 12125791A JP 12125791 A JP12125791 A JP 12125791A JP 2742149 B2 JP2742149 B2 JP 2742149B2
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compressor
oil
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liquid
cooling
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一秀 楢木
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液冷式の圧縮機本体、
アフタークーラ、オイルクーラを備えたオイルフリー式
液冷スクリュ圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すオイルフリー式水冷ス
クリュ圧縮機が公知であり、ガス圧縮空間であるロータ
室を、この周囲に設けた水冷式の冷却用ジャケット内の
冷却水により冷却可能に形成した圧縮機本体1の吸込側
に吸込フィルタ2を設けるとともに、吐出側に水冷式ア
フタークーラ3が設けてある。この圧縮機本体1は増速
機4を介してモータ5により駆動するようになってい
る。また、圧縮機本体1内の図示しない軸受,歯車部に
潤滑油を供給するために、オイルタンク6,オイルポン
プ7,水冷式オイルクーラ8,オイルフィルタ9を含む
一点鎖線で表したオイル循環流路10が設けてあり、こ
のオイル循環流路10中の圧力を検出して、検出圧力が
所定値よりも低い場合には圧縮機本体1を起動させない
ようにする圧力スイッチ11がオイルフィルタ9の出側
に設けてある。さらに、上記圧縮機本体1内の冷却用ジ
ャケット,アフタークーラ3,オイルクーラ8の冷熱源
用として二点鎖線で表した冷却水流路12を設けるとと
もに、ここに断水検出用のフロースイッチ13を設けて
形成してある。
【0003】そして、吸込フィルタ2でろ過されたガス
を圧縮機本体1にて上記冷却用ジャケットによる冷却の
下で圧縮して、ここから吐出し、圧縮によって高温にな
ったガスをアフタークーラ3にて冷却するようにしてあ
る。また、上記軸受,歯車部を潤滑後、昇温して排出さ
れた潤滑油は一旦オイルタンク6に溜めた後、オイルポ
ンプ7により吸込み、加圧してオイルクーラ8に送出
し、ここで冷却してオイルフィルタ9にてろ過した後、
上記軸受,歯車部に再度供給して、以後同様に循環させ
るようになっている。一方、冷却水流路12の冷却水
は、フロースイッチ13を通った後、オイルクーラ8,
アフタークーラ3,圧縮機本体1内の水冷ジャケットで
熱交換した後、機外に排出されている。
【0004】ここで、圧縮機本体1内に設けた上記冷却
用ジャケットは、上述のように圧縮ガスを間接冷却する
他に、ロータ室を形成するケーシングを直接冷却するこ
とで、このケーシングの部分的な熱膨張、或は熱変形に
起因するスクリュロータの芯の狂い、およびこの結果生
じるスクリュロータ同志の接触事故を回避するために設
けたものである。このため、圧縮機本体1の作動中は冷
却水流路12に一定の量以上の冷却水が流れている必要
があり、この流量をフロースイッチ13により検出し
て、検出水量が必要最低水量より少ないときにはフロー
スイッチ13からの信号によって圧縮機本体1の運転を
停止させるように回路構成された図示しないコントロー
ラが設けてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
冷却水流路12にフロースイッチ13を設けて、これに
より冷却水流路12の流量を検出して、検出水量が必要
最低水量より少ないときには圧縮機本体1の運転を停止
させるように形成してある。このため、フロースイッチ
13における上記必要最低水量である設定値を圧縮機本
体1からの吐出ガス温度,冷却水供給温度等の運転条件
に依って変更する必要があるが、現実には必要最低水量
を理論的に定めることは困難であり、またこの設定値を
上記運転条件に対応させてその都度変更することは装置
の操作が非常に煩雑となる。このため、圧縮機の形式に
対して上記設定値は一定の値に固定されるのが一般的で
あり、フロースイッチ13は単に冷却水流路12におけ
る断水を検出するに止まり、上述したケーシングの部分
的な熱膨張、或は熱変形に起因する異常事態の発生を防
止するには不完全であるという問題がある。また、冷却
水流路12での断水で圧縮機本体1を停止させた後、再
度冷却水流路12に通水して再起動させる場合、停止後
における圧縮機本体1内のロータ室からの熱伝播に依っ
て上記ケーシングが変形していることがあり、通水直後
の再起動には問題がある。本発明は、斯る従来の問題点
を課題としてなされたもので、冷却液流路中の流量が異
常に少ないときには圧縮機本体の運転を停止させて、危
険な運転を回避できるとともに、圧縮機本体のケーシン
グの温度が異常に高いために生じるケーシングの部分的
な熱膨張、或は熱変形に起因する異常事態の発生を防止
することを可能としたオイルフリー式液冷スクリュ圧縮
機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ガス圧縮空間であるロータ室を、この周
囲に設けた冷却用ジャケット内の冷却液により冷却可能
に形成した圧縮機本体と、この圧縮機本体から圧縮後、
吐出された圧縮ガスを冷却する液冷式アフタークーラ
と、上記圧縮機本体内の軸受部等の潤滑油供給箇所に供
給して、循環使用する潤滑油を冷却する液冷式オイルク
ーラと、上記冷却用ジャケット、アフタークーラ、オイ
ルクーラに導く冷却液の流路での流量を検出して、検出
流量が所定値以下のときには上記圧縮機本体の作動を停
止させるフロースイッチとを備えたオイルフリー式液冷
スクリュ圧縮機において、上記圧縮機本体内の冷却用ジ
ャケット内から圧縮機本体出口部の間の冷却液流路のい
ずれかの箇所に、検出温度が所定値以上のときには上記
圧縮機本体の運転を停止させる温度スイッチを温度検出
可能に設けて形成した。
【0007】
【作用】上記発明のように構成することにより、冷却液
流路中の流量が異常に少ないときには圧縮機本体の作動
を停止させて、危険な運転を回避するとともに、圧縮機
本体のケーシングの温度が異常に高いときにも圧縮機本
体の作動を停止させて、この異常な高温のために生じる
ケーシングの部分的な熱膨張、或は熱変形に起因する異
常事態が発生しなくなる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1は、本発明に係るオイルフリー式水冷ス
クリュ圧縮機を示し、図2に示す圧縮機とは新たに冷却
水流路12の圧縮機本体1を出た箇所、即ち冷却用ジャ
ケットの出口部に冷却水流路12中の温度を検出する温
度スイッチ21を設けた点を除き、他は実質的に同一で
あり、互いに対応する部分には同一番号を付して説明を
省略する。ここで、温度スイッチ21は、検出温度が所
定値以上のときには、ここからの信号により圧縮機本体
1の作動を停止させるものである。
【0009】そして、上記のように形成することにより
冷却水流路12における水量が必要最低水量よりも少な
いときには、フロースイッチ13によりこれを検出して
圧縮機本体1の作動を停止させて装置を保護するように
なっている。また、たとえ冷却水量が必要最低水量より
も多い場合であっても、冷却水供給温度が許容値以上に
高く、冷却用ジャケット内温度が異常上昇した場合、圧
縮機本体1の性能低下、吸込ガス温度の上昇等により吐
出ガス温度が異常上昇した場合、断水状態で装置停止
後、圧縮機本体1内のロータ室からの熱伝播でケーシン
グ温度が上昇して通常の運転中よりも上昇した場合、フ
ロースイッチ13の作動不良で冷却水不足を検出できな
かった場合等において上記ケーシングに許容値以上の熱
変形が発生する事態を未然に回避して装置を保護できる
ようになっている。
【0010】なお、上記実施例では冷却用ジャケットの
出口部に温度スイッチ21を設けたものを示したが、本
発明はこれに限るものでなく、この他例えば温度スイッ
チ21を上記冷却用ジャケットに設けた圧縮機も含むも
のである。また、上記実施例では、水冷式の冷却用ジャ
ケットを備えた圧縮機を示したが、本発明における冷却
用ジャケットは、必ずしも水冷式のものである必要はな
く、冷却媒体として液体を用いたものであればよく、冷
却媒体には水の他に、例えば油、不凍液(クーラント)
等がある。
【0011】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ガス圧縮空間であるロータ室を、この周囲に
設けた冷却用ジャケット内の冷却液により冷却可能に形
成した圧縮機本体と、この圧縮機本体から圧縮後、吐出
された圧縮ガスを冷却する液冷式アフタークーラと、上
記圧縮機本体内の軸受部等の潤滑油供給箇所に供給し
て、循環使用する潤滑油を冷却する液冷式オイルクーラ
と、上記冷却用ジャケット、アフタークーラ、オイルク
ーラに導く冷却液の流路での流量を検出して、検出流量
が所定値以下のときには上記圧縮機本体の作動を停止さ
せるフロースイッチとを備えたオイルフリー式液冷スク
リュ圧縮機において、上記圧縮機本体内の冷却用ジャケ
ット内から圧縮機本体出口部の間の冷却液流路のいずれ
かの箇所に、検出温度が所定値以上のときには上記圧縮
機本体の運転を停止させる温度スイッチを温度検出可能
に設けて形成してある。このため、冷却液流路中の流量
が異常に少ないときには圧縮機本体の運転を停止させ
て、危険な運転を回避できるとともに、圧縮機本体のケ
ーシングの温度が異常に高いために生じるケーシングの
部分的な熱膨張、或は熱変形に起因する異常事態の発生
を未然に防止することが可能となるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るオイルフリー式水冷スクリュ圧
縮機の全体構成図である。
【図2】 従来のオイルフリー式水冷スクリュ圧縮機の
全体構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機本体 3 アフタークーラ 8 オイルクーラ 12 冷却水流路 13 フロースイッチ 21 温度スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス圧縮空間であるロータ室を、この周
    囲に設けた冷却用ジャケット内の冷却液により冷却可能
    に形成した圧縮機本体と、この圧縮機本体から圧縮後、
    吐出された圧縮ガスを冷却する液冷式アフタークーラ
    と、上記圧縮機本体内の軸受部等の潤滑油供給箇所に供
    給して、循環使用する潤滑油を冷却する液冷式オイルク
    ーラと、上記冷却用ジャケット、アフタークーラ、オイ
    ルクーラに導く冷却液の流路での流量を検出して、検出
    流量が所定値以下のときには上記圧縮機本体の作動を停
    止させるフロースイッチとを備えたオイルフリー式液冷
    スクリュ圧縮機において、上記圧縮機本体内の冷却用ジ
    ャケット内から圧縮機本体出口部の間の冷却液流路のい
    ずれかの箇所に、検出温度が所定値以上のときには上記
    圧縮機本体の運転を停止させる温度スイッチを温度検出
    可能に設けて形成したことを特徴とするオイルフリー式
    液冷スクリュ圧縮機。
JP12125791A 1991-05-27 1991-05-27 オイルフリー式液冷スクリュ圧縮機 Expired - Lifetime JP2742149B2 (ja)

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