JP2741206B2 - フットスイッチを用いた眼科手術装置 - Google Patents

フットスイッチを用いた眼科手術装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、フットスイッチを用いた眼科手術装置に
関する。
従来の技術 眼科手術装置は、主に硝子体手術を行なう。典型的な
例を説明する。
硝子体手術では、例えば眼球の水晶体と網膜の間にあ
るゲル状の硝子体の濁った部分(以下被吸引物という)
を切除して吸引し外部に取り除き、それを透明な液体に
置き換える。これにより光が水晶体を透過して網膜に到
達できるようにして視力回復を図る。
この切除と吸引にはカッターが用いられる。このカッ
ターは眼球に挿入する部分を有し、その挿入部の先端部
分で被吸引物を吸引しながら切除する。切除した被吸引
物は外部に取り除くのである。
またカッターで切除中に、うまく切除できず被吸引物
が食い込んだ場合などでは吸引を停止し、逆流を行ない
その食い込みを防ぐのである。
このようにカッター動作には、カッター駆動、カッタ
ー駆動と吸引駆動、吸引駆動などがあり、各動作を切り
替えて行えるようにしなければならない。
従来このカッターの切り替えには手術室などの床に置
いたフットスイッチを用いている。これは、カッターを
手で持って注意深く手術するため、足で切り替えをしな
ければならないからである。
発明が解決しようとする課題 このフットスイッチは、上述の各動作の切替に電気信
号を用いて制御している。ところが、フットスイッチは
水等で濡れることが多い。このためフットスイッチ内の
電気配線や電気回路が漏電するおそれがある。
フットスイッチがもし故障すると、手術ができなくな
る。電気式のフットスイッチを用いるには防水処理をす
る必要があり、構造が複雑となる。
発明の目的 この発明は、眼科手術において水等に濡れても、安全
に手術ができるフットスイッチを用いた眼科手術装置を
提供することを目的とする。
発明の要旨 この発明は特許請求の範囲を要旨としている。
課題を解決するための手段 第1図に示すフットスイッチ40は、踏み込みによって
眼科手術装置本体Aの制御を決定する。
第6図に示すように本体Aには光源部71と受光部74を
配置してある。
第6図の光伝達部Bは前記光源部71の光を上記本体A
からフットスイッチ40に一旦伝達する。そして光伝達部
Bはフットスイッチ40から上記本体Aの受光部74に導く
のである。
光量規制部は、上記踏込部51の踏込みに応じて上記光
伝達部Bが伝達する光量を変化させるものである。
制御量決定部43は上記受光部74によって受光した光量
に応じて眼科手術装置の制御量を決定する。
なお、“踏込み”とは、踏込量の大小のほか踏込の有
無、つまりオン・オフの場合も含む。
作 用 フットスイッチ40には電気的接続などがなく水等に濡
れやすいところでフットスイッチ40を使用しても故障を
生じない。
実施例 [眼科手術装置] 第1図を参照する。
眼科手術装置は、本体Aおよび潅流ボトル4、吸引機
付きカッター5、ライトガイド6、潅流プラグ7、フッ
トスイッチ40を有している。本体Aは吸引部1、カッタ
ー駆動ユニット2、光源ユニット3、制御部41と処理部
42を有している。
前記カッター5は、挿入部5aを有している。この挿入
部5aは、眼球13の強膜15を通して眼球13の内部に差し込
まれている。挿入部5aの先端部分には吸引口部30が設け
られている。カッター5は、吸引口部30に入った被吸引
物34を切除できるようになっている。この切除した被吸
引物34は、挿入部5aの中および第1通路8を経て吸引部
1側に吸引できるようになっている。
カッター駆動ユニット2は、圧搾空気用チューブ9が
接続されている。チューブ9を介して圧搾空気をカッタ
ー5に送り、この圧搾空気によりカッター5を作動して
被吸引物34を切除するようになっている。
光源ユニット3は、ライトガイド6に光ファイバー11
を介して光を送れるようになっている。ライトガイド6
の先端は眼球13内に挿入されている。そしてライトガイ
ド6は吸引口部30の付近に光を当てることができるもの
である。
潅流ボトル4には潅流液が収容されている。この潅流
液は潅流チューブ12および潅流プラグ7を介して眼球13
の中に送れるようになっている。この潅流液は、被吸引
物34を切除および吸引した後に、代わりに眼球13内を満
たし眼圧回復を図るものである。
[制御量決定部43] 吸引部1とカッター駆動ユニット2のところには制御
部41が電気的に接続されている。制御部41と処理部42は
制御量決定部43を構成している。
フットスイッチ40は処理部42に光伝達部Bを介して光
学的に接続されている。
[フットスイッチ40] 第2図と第3図に示すフットスイッチ40は、ケーシン
グ50、踏込部51、スイッチ52,53、スプリング54を有し
ている。
ケーシング50は第3図のように上からみて長方形状で
ある。踏込部51は、その一端が固定部55にピン結合され
ている。踏込部51の回転端側とケーシング50の底面の間
にはスプリング54が介在されている。踏込部51は術者の
足にかかっていないときは、第2図のようにスプリング
54の力により傾いて支持されている。
第2図の踏込部51の中央部の下面には、光量規制部と
してのフィルタ56の上端が取付けられている。このフィ
ルタ56は第4図に示すような平板の光透過形のフィルタ
である。フィルタ56の上部57は光透過率大きく下部58に
進むにしたがい光透過率が小さくなっている。これによ
りフィルタ56の高さ位置を変えることで、光ファイバ69
から光ファイバ70に伝わる光量を変化させることができ
る。
第2図と第3図に示すスイッチ52,53は、通常使用さ
れるオン・オフ形のスイッチである。術者が足でスイッ
チ52,53を踏むと、足をはなしても踏み込んだ状態が保
持される。もう1度踏み込むと当初の状態に復帰する。
このスイッチ52には第5図に示す不透明のスイッチ板
60が取付けられている。スイッチ板60の途中には光透過
穴61が形成されている。第5図では光透過穴61と光ファ
イバ65,66が対面した状態を示している。つまりオンの
状態を示している。スイッチ53も同様のスイッチ板を有
している。
[光伝達部B] 第6図を参照する。
光伝達部Bは計6本の光ファイバ65〜70を有してい
る。光ファイバ65,67,69の各一端は、光源部71,72,73に
光学的につながっている。光ファイバ65,67の各他端
は、スイッチ板60の近くに位置している。光ファイバ69
の他端は、第4図のようにフィルタ56の近くに位置して
いる。
光ファイバ66,68,70の各一端は、受光部74,75,76に光
学的につながっている。
光ファイバ66,68の各他端はスイッチ52,53の各スイッ
チ板60の近くに位置している。ただし、光ファイバ66,6
8の各他端は光ファイバ65,67の各他端と対面している。
光ファイバ70の他端はフィルタ56の近くに位置してい
る。しかし光ファイバ70の他端と光ファイバ69の他端は
フィルタ56をはさんで対向している。
光源部71,72,73はたとえば発光ダイオードである。受
光部74,75,76はフォトトランジスタである。これら光源
部と受光部は処理部42に設けられている。制御量決定部
43が作動していると、光源部71,72,73は常に光を出して
いる。
処理部42は受光部74,75,76が受けた光量を電気信号に
変える。処理部42は増幅器、オフセット調整回路等が含
まれている。
また、制御部41は処理部42の電気信号を演算する。制
御部41は吸引部1及びカッター駆動ユニット2を制御す
るための圧搾空気駆動回路が含まれている。
[作 用] 後掲の第1表を参照する。
当初は、第3図の踏込部51,スイッチ52,53のすべて踏
んではいない。したがってすべてオフの状態である。
[踏込部51がオンでかつスイッチ52もオンの場合] 第2図の踏込部51をスプリング54に抗して踏込むこと
により、その踏込量に対応してフィルタ56が下がる。つ
まり光透過量が連続的に増大する。この光透過量の変化
を、第6図の光ファイバ70を介して受光部74に送り処理
部42で踏込量に対応する電気信号に変える。この電気信
号を制御部で演算して吸引部1に制御信号を送る。吸引
部1は制御信号に基いてカッター5の吸引量を設定す
る。
一方、スイッチ52がオンであるので、光源部72の光
は、第5図の光ファイバ65、光透過穴61を通り、光ファ
イバ66を介して受光部75にとどく。これにより処理部42
からオン信号が制御部41に与えられる。制御部41はオン
信号によりカッター駆動制御信号をカッター駆動ユニッ
ト2に出してカッター5を駆動する。
このようにカッター5の駆動と吸引を同時に行える。
以下、他の動作形態を示す。
[踏込部51がオフでかつスイッチ52がオンの場合] この場合はカッター5の駆動のみで吸引をしない。
[踏込部51がオンでかつスイッチ53がオフの場合] カッター5の吸引力の調整のみである。
[踏込部51がオンでかつスイッチ53がオフの場合] スイッチ51の状態で決定される動作に従う。
[スイッチ53がオンの場合] 吸引部1が逆流を行う。これにより食い込んだ被吸引
物を手術の安全のためにいったんカッター5から離すの
である。
次にフィルタ56のかわりに光反射型の平板を利用した
実施例を第7図、第8図に示す。ここで反射板の上部は
光の反射率が大きく下部に進むにしたがい光反射率が小
さく構成される。この場合、光ファイバー69′と光ファ
イバー70′は平行に並べて配置すれば同様の効果が得ら
れる。また、第8図に示すように全面を反射面としたス
イッチ板60′に近接かつ対面してファイバー65′,66′
を平行に並べて配置することにより第5図のものと同様
の効果が得られる。
ところでこの発明は図示の実施例に限定されない。
たとえばカッターの逆駆動機能を必要としなければス
イッチ53を除くこともできる。
発明の効果 以上説明したように、電気接続や電気回路などをフッ
トスイッチに設けないので、水等に濡れても漏電などの
生ずるおそれがない。したがって手術を安全かつ確実に
行え、術者は手術に集中できる。また防水処理をする必
要もない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のフットスイッチを用いた眼科手術装
置の図、第2図はフットスイッチの実施例を示す断面を
有する側面図、第3図は実施例の平面図、第4図はフィ
ルタと光ファイバを示す斜視図、第5図はスイッチ板と
光ファイバを示す斜視図、第6図は本体、光ファイバ、
制御量決定部などを示す図、第7図と第8図は別のフィ
ルタと光ファイバを示す斜視図である。 A……本体 B……光伝達部 40……フットスイッチ 43……制御量決定部 51……踏込部 56……光量制御部(実施例ではフィルタ) 74……受光部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フットスイッチ(40)の踏込みによって眼
    科手術装置本体(A)の制御が決定される眼科手術装置
    において、 術者によって踏込まれる踏込部(51)と、 上記本体(A)に配置された光を発する光源部(71)
    と、 上記本体(A)に配置された光を受光する受光部(74)
    と、 上記光源部(71)からの光を上記本体(A)からフット
    スイッチ(40)に一旦伝達しその後フットスイッチ(4
    0)から上記本体(A)の受光部(74)に導く光伝達部
    (B)と、 上記踏込部(51)の踏込みに応じて上記光伝達部(B)
    が伝達する光量を変化させる光量規制部(56)と、 上記受光部(74)によって受光した上記光伝達部(B)
    が伝達する光量に応じて眼科手術装置の制御量を決定す
    る制御量決定部(43)と、 を有していることを特徴とするフットスイッチを用いた
    眼科手術装置。
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