JP2741138B2 - 自動洗浄方法及びその装置 - Google Patents

自動洗浄方法及びその装置

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JP2741138B2
JP2741138B2 JP4229594A JP22959492A JP2741138B2 JP 2741138 B2 JP2741138 B2 JP 2741138B2 JP 4229594 A JP4229594 A JP 4229594A JP 22959492 A JP22959492 A JP 22959492A JP 2741138 B2 JP2741138 B2 JP 2741138B2
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automatic
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正春 井村
次郎 松尾
哲朗 猪又
邦宏 野口
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄状況を判別し、最適
な洗浄を得るための自動洗浄方法及びその装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄方法には一般的に化学反応作
用を用いた浸漬方式、物理的エネルギーを用いたスプレ
ー方式、機械的なブラシ方式などがある。この内一般的
なスプレー方式の自動洗浄装置は、洗浄ノズル位置が固
定で対象物が旋回する方法がある。しかし、これらの洗
浄装置は、被対象物の形状・汚れ種がある程度定まって
おり、洗浄の洗浄圧力、洗浄時間、洗浄繰り返し回数は
変更出来るも、洗浄完了の判断は洗浄終了時に作業者が
その都度目視で判断しなければならない。また、汚れが
多種多様にわたる場合は、一回の洗浄で完了するのは非
常に難しく、汚れの落ち度合いによって洗浄回数、洗浄
圧力、時間を変え追加洗浄を繰り返すのが普通の方法で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は洗浄完了の判断は洗浄終了時に作業者がその都度目視
で判断しなければならない。また、一回の洗浄で完了す
るのは非常に難しく、汚れの落ち度合いによって洗浄回
数、洗浄圧力、時間を変え追加洗浄を繰り返さなければ
ならないという問題がある。このような問題を解消する
ため、本発明は被対象物を洗浄終了時に自動で完了判断
せしめ、目標とする完了度合いに達成しない場合は被洗
浄物体の向き、洗浄噴射スプレーの当て方、ノズル位置
並びに洗浄距離を変え自動的に追加洗浄する方法及びそ
の装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を有
利に達成するために成したもので、その発明の要旨とす
るところは、 (1)被洗浄物体の表面を撮影するカメラと映像処理に
より、洗浄終了状態を自動判別し、洗浄目標レベルに達
しない場合は、被洗浄物体の向き、洗浄噴射スプレーの
当て方、ノズル位置並びに洗浄距離を予めプログラムさ
れたパターン条件の中から自動選択して洗浄することを
特徴とする自動洗浄方法。 (2)被洗浄物体の表面を撮影するカメラと映像処理機
能を具備した洗浄完了判定装置、該装置により洗浄終了
状態を自動判別する機能、該自動判別結果に応じて予め
プログラムされた洗浄パターン条件の自動選択機能を備
え、該自動選択機能により追加洗浄を可能にした装置か
ら成ることを特徴とする自動洗浄装置にある。
【0005】
【作用および実施例】以下本発明について実施例を示す
図面に基づき詳細に説明する。図1は洗浄完了判別の概
略図であり、図2は設定基準光量と洗浄終了後の反射光
量との関係を示す図である。先ず、図1によって洗浄完
了判別機能について説明する。符号1は被対象物、aは
判別基準となる手洗浄部分、bは手洗浄部分に近傍する
非洗浄部分、2はカメラで被対象物1の表面を撮影す
る。3は信号処理装置、4は洗浄完了判定ならしめる計
算機である。すなわち、カメラ2で手洗浄部分aと近傍
bを撮影し、その映像信号を信号処理装置3と計算機4
に取り込み、図2に示すように反射光量差(δ)を計算
することで、洗浄完了判断するものである。そこで洗浄
前の反射光量差(δ1 )と洗浄終了後の反射光量差(δ
2 )の差が設定基準光量差以下であれば洗浄完了と判断
し、設定基準光量差以上であれば追加洗浄すると言うも
のである。
【0006】図3及び図4は洗浄の基本動作を示す詳細
説明図である。本発明の基本動作は図3(A)に示すよ
うに、被対象物1を旋回せしめたターンテーブル5と被
対象物1の形状に沿って洗浄ノズル6が伸縮、走行可能
な機能をもった洗浄装置に好適で、表1に示すようにパ
ターンA〜Dの基本動作が可能である。パターンAは被
対象物1を固定し、被対象物1の形状に沿って洗浄ノズ
ル6が接近して走行しながら洗浄する方法である。パタ
ーンBはパターンAと同様な方法の洗浄であるが、被対
象物1の向きをα角度だけずらした態様にしたものであ
る。図3(B)は図3(A)の矢視A−A面図であり、
図3(C)は図3(A)の矢視A−A面図で、被対象物
の向きをα角度だけずらした態様を示している。
【0007】パターンCは洗浄ノズル6をターンテーブ
ル5の中央に位置させ、洗浄距離の位置決め後、被対象
物1を旋回させて洗浄する方法である。パターンDは被
対象物1を旋回させながら移動する機能と洗浄ノズル6
が前後移動しながら前進する機能とを組み合わせた洗浄
方法である。なお、被対象物1が長尺物の場合はパター
ンA,Bを採用し、短尺物の場合はパターンA〜Dを採
用可能である。なお、図4(A)及び(B)は被対象物
1が短尺物の場合で、図4(A)は洗浄ノズル6を旋回
洗浄する状態を示し、また、図4(B)は被対象物1の
移動と洗浄ノズル6の旋回及び前後進移動の組み合わせ
による洗浄状態を示している。
【0008】
【表1】
【0009】次に本発明の操作方法について詳細に説明
する。先ず、被対象物1の一部分を洗浄完了判定の指標
とするため手洗浄し、a部分をつくる。この手洗浄部分
aと近傍bをカメラ2で撮影し、信号処理装置3に取込
み計算機4で反射光量差(δ1 )を計算する。これが洗
浄前の状態である。反射光量差(δ1 )を記憶し、パタ
ーンAによって自動洗浄を行う。自動洗浄終了後に、前
述した方法と同じに反射光量差(δ2 )を計算し、設定
基準光量差と比較する。反射光量差(δ2 )が基準以下
であれば洗浄を完了と判断する。基準以上であればあら
かじめ入力された洗浄動作パターンをB,C,Dの中か
らプログラム選択により追加洗浄するものである。
【0010】これらのパターンを変更することで被対象
物1と噴射スプレーの当たり方が変化し、洗浄効果を高
めるもので、基本動作パターンに加え圧力、洗浄距離等
も併せて変化させることも有効である。しかして本発明
の洗浄方法によれば、洗浄完了判定を自動で行い、各洗
浄パターンと組み合わせて洗浄することが出来、効率良
く洗浄出来ることにある。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば洗浄
完了までの判定、追加洗浄のパターン選択を自動的に行
うことが可能であり、工業上極めてその効果は大きいも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄完了判別装置の概略図、
【図2】設定基準光量と洗浄終了後の反射光量との関係
を示す図、
【図3】本発明に係る洗浄の基本動作を示す詳細説明
図、
【図4】本発明に係る洗浄の基本動作を示す詳細説明図
である。
【符号の説明】
1 被対象物 2 カメラ 3 信号処理装置 4 計算機 5 ターンテーブル 6 洗浄ノズル a 手洗浄部分 b 近傍の非洗浄部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 邦宏 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵 株式会社 名古屋製鐵所内 (56)参考文献 特開 平1−231978(JP,A) 特開 昭61−254277(JP,A) 特開 平2−128147(JP,A) 特開 平4−120328(JP,A) 実開 平3−128693(JP,U) 実開 昭61−162045(JP,U) 実開 平2−87099(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物体の表面を撮影するカメラと映
    像処理により、洗浄終了状態を自動判別し、洗浄目標レ
    ベルに達しない場合は、被洗浄物体の向き、洗浄噴射ス
    プレーの当て方、ノズル位置並びに洗浄距離を予めブロ
    グラムされたパターン条件の中から自動選択して洗浄す
    ることを特徴とする自動洗浄方法。
  2. 【請求項2】 被洗浄物体の表面を撮影するカメラと映
    像処理機能を具備した洗浄完了判定装置、該装置により
    洗浄終了状態を自動判別する機能、該自動判別結果に応
    じて予めプログラムされた洗浄パターン条件の自動選択
    機能を備え該自動選択機能により追加洗浄を可能にした
    装置から成ることを特徴とする自動洗浄装置。
JP4229594A 1992-08-28 1992-08-28 自動洗浄方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2741138B2 (ja)

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JPH0674910A JPH0674910A (ja) 1994-03-18
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