JP2740546B2 - リモートコントローラを有する気泡発生浴槽 - Google Patents

リモートコントローラを有する気泡発生浴槽

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JP2740546B2 JP13790689A JP13790689A JP2740546B2 JP 2740546 B2 JP2740546 B2 JP 2740546B2 JP 13790689 A JP13790689 A JP 13790689A JP 13790689 A JP13790689 A JP 13790689A JP 2740546 B2 JP2740546 B2 JP 2740546B2
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康利 稲富
隆志 小畑
光明 橋田
浩一 内山
謙治 森山
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、リモートコントローラを有する気泡発生浴
槽に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、浴槽本体と同浴槽本体の外部に設置した循環ポ
ンプとの間に、浴湯吸込パイプと浴湯強送パイプとより
なる浴湯循環流路を介設し、浴湯強送パイプの中途に空
気取入部を設け、浴槽内に気泡混じり浴湯を噴出させる
ようにした気泡発生浴槽がある。
そして、かかる浴槽は、循環ポンプや各噴出ノズルか
らの噴流形態を変更するための制御部を有し、かかる制
御部は、壁面に直接に取付けた操作部より操作したり、
或は、リモートコントローラから信号を発信して受信部
で受信させて制御部の操作をするものがある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところが、かかる従来の気泡発生浴槽において、特に
リモートコントローラから信号を発信して遠隔操作がで
きるようにしたものにあっては、リモートコントローラ
から発する信号を受信する受信部が浴槽本体の内部に取
付けられたり、浴室の壁面に取付けられているために、
中間に障害物が介在したりしてリモートコントローラか
らの信号を確実に受信できないために、一たん浴槽から
見を乗り出して制御操作をしたり、障害物を避けて制御
操作をしなければならず、入浴時の快適な気分を損う欠
点を有していた。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、本発明では、浴槽本体と、循環ポンプと、浴
湯循環流路と、噴出ノズルと、浴湯噴流形態変更手段
と、浴湯噴流形態変更手段を制御する制御部と、噴流形
態を変更するための操作部を有するリモートコントロー
ラと、浴槽リム上面より上方に設けられたリモートコン
トローラからの赤外線信号を受信する受信部と、からな
るリモートコントローラを有する気泡発生浴槽及び赤外
線をキャリアとしたリモートコントローラを有する気泡
発生浴槽を提供せんとするものである。
(ホ) 実施例 以下本発明に係る気泡発生浴槽を添付図面に基づいて
詳説する。
まず、本発明に係る気泡発生浴槽の全体的構成につい
て説明する。
第1図及び第2図に示す(A)は、本発明に係る気泡
発生浴槽であり、同気泡発生浴槽(A)は、上面開口の
箱型に形成した浴槽本体(1)の前後壁及び左右側壁
に、それぞれ足側・背側・腹側噴出ノズル(2)(2)
(3)(3)(4)(4)を合計六個設けている。
そして、同浴槽本体(1)は、周縁に浴槽リムとして
一定幅の鍔状の縁部(1a)を形成し、同縁部(1a)に空
気取入部(5)を設け、左右側壁の略中央部に、横断面
路V字状の縦長凹部(1b)(1b)を形成し、同凹部(1
b)(1b)の後壁(背側)に面する側の傾斜面(1′
b)に、上記腹側噴出ノズル(4)(4)を後壁の中央
部に向けて取付けている。
また、かかる気泡発生浴槽(A)の外部にはポンプ保
護ケース(9)を配設しており、同ケース(9)内に
は、浴湯を循環させる循環ポンプ(P)と、同ポンプ
(P)により循環される浴湯を濾過する濾過機(43)
と、同ポンプ(P)を駆動させるポンプ駆動用モーター
(M)と、同モーター(M)や後述するノズル用弁体進
退駆動用モーター(M1)、気泡量調節用弁体駆動用モー
ター(M2)及び電動三方弁(45)の駆動を制御する制御
部(C)とを設けている。
また、上記循環ポンプ(P)と気泡発生浴槽(A)と
の間には、浴湯循環流路(D)を介在させている。
すなわち、浴湯循環流路(D)は、気泡発生浴槽
(A)から循環ポンプ(P)へ浴湯を送るための浴湯吸
込パイプ(10)と、同循環ポンプ(P)から、同浴槽
(A)へ浴湯を送るための浴湯強送パイプ(11)とより
構成している。
そして、同浴湯吸込パイプ(10)は、浴槽本体(1)
の下部に一端を開口し、循環ポンプ(P)の吸水口に他
端を連通して同循環ポンプ(P)に浴湯を吸込むように
する一方、浴湯強送パイプ(11)は、循環パイプ(P)
の吐水口に一端を連通し、前記噴出ノズル(2)(3)
(4)にそれぞれ他端を連通連結している。
また、第1図中、(7)は電源に接続したコンセン
ト、(30b)は後述するリモートコントローラ(30)か
ら発信される赤外線信号を受信する赤外線信号受信部で
あり、第1図に示すように、浴槽本体(1)の浴槽リム
としての縁部(1a)の上面より上方に配設しており、
(30c)は同受信部(30b)に設けた受信表示ランプであ
る。
また、循環ポンプ(P)には、第3図に示すように、
同循環ポンプ(P)の回転数を検出する回転数検出セン
サ(6)を取付け、同センサ(6)からの検出結果を、
後述する制御部(C)に送り、同制御部(C)により、
循環ポンプ(P)の回転数を制御するようにしている。
また、浴湯強送パイプ(11)の中途部に、第3図に示
すように、同パイプ(11)内を圧送される浴湯の圧力を
検出する圧力検出センサ(48)を取付け、同センサ(4
8)からの検出結果を、後述する制御部(C)に入力
し、同制御部(C)により各噴出ノズル(2)(3)
(4)から噴出される浴湯の噴出圧を検出すると共に、
浴槽本体(1)内の水位を検出するようにしている。
圧力検出センサ(48)は、第4図に示すように、セン
サケース(48a)中にダイヤフラム(48b)を張設し、同
ダイヤフラム(48b)の一面を浴湯強送パイプ(11)に
連通させて同パイプ(11)中の圧力を受圧させ、他面に
プランジャ(48c)を連結し、押圧体(48d)を介し、ダ
イヤフラム(48b)の変位を加圧導電性ゴム(48e)に伝
達するようにしている。
なお、押圧体(48d)はスプリング(48f)で付勢され
ており、その為に、ダイヤフラム(48b)は、上記圧力
とスプリング(48f)の付勢力とが釣合う点まで変位す
ることになる。
加圧導電性ゴム(48e)は、第5図で示すように、同
ゴム(48e)の変形量に応じて電気抵抗値が変化するよ
うに構成されているので、加圧導電性ゴム(48e)の抵
抗値を検出することで、浴湯強送パイプ(11)内の圧力
を検出することができる。
特に、上記抵抗値の変形量に対する微分が、一定の変
形量を閾値(48i)として急激に変化するので、設定圧
力時の加圧導電性ゴム(48e)の変形量を、上記閾値(4
8i)と一致させておけば、簡単な回路でスイッチング出
力を得ることができる。
上記のように、本圧力検出センサ(48)は無接点であ
り、従来のスイッチ型圧力センサでは不可避であって接
点腐蝕、接点開閉のヒステリシス、板バネのへたり等の
不具合原因が無くなり、寿命が長く、正確かつ安定した
圧力検出を行うことができる。
噴出ノズル(2)(3)(4)は、それぞれ浴湯の噴
出量及び噴出圧を変更可能として浴槽噴流形態変更手段
を有した自動可変噴出ノズルを使用しており、各噴出ノ
ズル(2)(3)(4)は同一構成であるから、足側噴
出ノズル(2)を例にとり、浴槽噴流形態変更手段の具
体的構成を第4図を参照して説明する。
足側噴出ノズル(2)は、浴槽本体(1)の足側噴出
ノズル接続口(1g)に連通連結した筒状のノズル本体
(20)と、同ノズル本体(20)内の前部に嵌入した弁座
形成筒体(21)と、同弁座形成筒体(21)の後部に形成
した弁座(21a)の後方より接離する噴出量調節用弁体
(22)と、同噴出量調節用弁体(22)を着脱自在に支持
しかつ進退作動させるノズル用弁体進退駆動用モーター
(M1)と、上記弁座形成筒体(21)の前方に首振り自在
に支持させたスロート(24)とで構成されている。
ノズル本体(20)は、前端部外周面にガスケット(1
h)を介して螺着した取付ネジ(1i)により浴槽本体
(1)の壁面に着脱自在に固定されており、同ノズル本
体(20)の中央部周壁に、一端を前記空気取入部(5)
に連通連結した吸気パイプ(12)の他端を連通連結し、
ノズル本体(20)の後部周壁には、浴湯強送パイプ(1
1)を連通連結している。
また、ノズル本体(20)の前端縁には、前部を外側方
に折返した筒状の化粧カバー(26)を嵌入装着してい
る。
弁座形成筒体(21)は、ノズル本体(20)の内部にお
いて後端面を前記強送パイプ連結部(20c)の近傍に位
置させている。
また、弁座形成筒体(21)の前部内周面に、略凹状球
面のスロート支持面(21c)を形成して、基部の外周面
を球面状に形成したスロート(24)を首振り自在に嵌着
している。(25)はスロート固定部材である。
弁座形成筒体(21)の後端部中央には、弁座(21a)
を形成し、同弁座(21a)に噴出量調節用弁体(22)を
接離させて、同噴出量調節用弁体(22)より浴湯流通路
(27)の開閉量(噴出量と噴出圧を調節する)を調節可
能に構成している。
ノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)は、ノズル本
体(20)の後壁(20g)に取付けられており、モーター
ケーシング(23)内に設けたコイル(23a)と永久磁石
を配設したアーマチュア(23b)とで、ステッピング動
作を行うように構成されており、同モーター(M1)の回
転軸を中空軸に形成し、その内部にボールスクリュー
(23c)を構成して、同モーター(M1)の回転運動を軸
方向の直線運動に変換し、弁体支持ロッド(23d)を介
して、噴出量調節用弁体(22)を進退作動させるように
している。
(23g)は上記弁体支持ロッド(23d)がボーススクリ
ュー(23c)とつれまわりするのを防止する回転規制
片、(22e)は噴出量調節用弁体(22)の後端周縁と噴
出ノズル本体(20)の後壁(20g)の前面との間に介設
した蛇腹状の防水カバーである。
更に、ノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)には、
弁体支持ロッド(23d)の後端に取付けたマグネット(2
3j)とホール素子(23i)よりなる弁体基準位置検出セ
ンサ(23f)を配設しており、弁体支持ロッド(23d)の
進退作動に応じて変化するホール素子(23i)を通過す
る磁束密度の変化を電気的変化に変換して制御部(C)
に入力し、噴出量調節用弁体(22)の基準位置からの偏
差を検出するようにしている。
次に、空気取入部(5)について説明する。
空気取入部(5)は、第5図、第6図に示すように、
浴槽本体(1)の縁部(1a)に空気取入部部取付口(1
f)を開口して上面開口の矩形箱型の空気取入部本体(8
0)を嵌入し、同空気取入部本体(80)の上面開口部を
蓋体(82)により被覆し、同蓋体(82)の外側にのみ形
成された空気取入口(82a)を介して外気と空気取入部
本体(80)内とを連通させている。
そして、空気取入部本体(80)の底面中央部には、吸
気パイプ連結部(83)を設けて、同連結部(83)の前後
壁にそれぞれ吸気パイプ(12)(12)の一端を連通連結
し、空気取入部本体(80)内に取入れた空気を、各吸気
パイプ(12)(12)を介して各噴出ノズル(2)(3)
(4)へ供給するようにしている。
また、空気取入部本体(80)内には、プラスチック多
孔質焼結体(例えば、ポリエチレン焼結体、ポリプロピ
レン焼結体)等の吸音機能と空気清浄機能とを具備する
吸音材により円筒状に形成されたサイレンサ(92)を複
数個配設している。
吸気パイプ連結部(83)内には、同連結部(83)と取
入部本体(80)との連通路(86)を開閉するための気泡
量調節弁(87)を設けており、同気泡量調節弁(87)
は、上端縁を取入部本体(80)の底部に連通開口した円
筒状の弁本体(88)と、同弁本体(88)に取付けた前記
ノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)と同一構成の気
泡量調節用弁体駆動用モーター(M2)と、同モーター
(M2)に取付けた弁体支持ロッド(89)と、同ロッド
(89)の先端に取付けられ、弁本体(88)の上端縁に形
成した弁座(88b)に接離自在とした弁体(90)とで構
成されている。
上記気泡量調節用弁体駆動用モーター(M2)には、前
記弁体位置検出センサ(23f)と同一構成の弁位置検出
センサ(91)を配設している。
第5図中、(84)はリアクタンス形のサイレンサ、
(85)は吸気パイプ(12)中に浴湯が逆流するのを防止
するための逆止弁である。
次に、循環ポンプ(P)について説明する。
循環ポンプ(P)は、第7図に示すように、ポンプケ
ーシング(32)内に、上段インペラー室(33)と下段イ
ンペラー室(34)とを、相互に連動流路(32d)を介し
連通させて形成し、下段インペラー室(34)を、ポンプ
ケーシング(32)の下部一側に設けた浴湯吸込路(32
a)を介して浴湯吸込パイプ(10)と連通させると共
に、ポンプケーシング(32)の下部他側に設けた浴湯強
送路(32b)を介して浴湯強送パイプ(11)と連通さ
せ、上段インぺラー室(33)の一側に設けた濾過強送路
(32c)を介して、後述する濾過機(43)の引込みパイ
プ(41)の一端と連通させている。(32e)は吸水口、
(32f)は下段吐水口、(32g)は上段吐水口、(z1)は
循環流れ方向、(z2)は濾過流れ方向を示している。
そして、上下段インペラー室(33)(34)内の中央部
を上下に貫通する状態にインペラー軸(35)を軸架し、
同インペラー軸(35)に上段インペラー(33a)と下段
インペラー(34a)とをそれぞれ上下段インペラー室(3
3)(34)内で同軸的に取付け、インペラー軸(35)を
ポンプケーシング(32)上に一体的かつ水密状態に載設
したポンプ駆動用モーター(M)の駆動軸(39)に連動
連接している。
ポンプ駆動用モーター(M)は、インバータ制御の全
閉外扇型誘導モータであり、駆動軸(39)に制御部
(C)と接続した回転数検出センサ(6)を配設してい
る。
(36)はインペラー軸(35)に取付けたシール材であ
る。
かかる構成により、上下段インペラー(33a)(34a)
を回転させると、浴湯は浴湯吸込パイプ(10)→吸水口
(32e)→浴湯吸込路(32a)→下段インペラー室(34)
→浴湯強送路(32b)→下段吐水口(32g)→浴湯強送パ
イプ(11)を経て浴槽本体(1)内に強送される。
また、循環ポンプ(P)の上段インペラー室(33)に
は、第7図に示すように、引込みパイプ(41)と戻しパ
イプ(42)を介して濾過機(43)を連通連結しており、
上段インペラー室(33)の上段吐水口(32g)に連通連
結した引込みパイプ(41)中を通して、下段インペラー
室(34)内に吸込んだ浴湯の一部を濾過機(43)に送
り、同濾過機(43)により濾過した浴湯を戻しパイプ
(42)中を通して浴湯強送パイプ(11)中へ送り、下段
インペラー室(34)の下段吐水口(32f)より浴湯強送
パイプ(11)中へ強送される浴湯に合流させるようにし
ている。
なお、(39a)はアーマチュア、(39b)はフイールド
コイル、(39c)は冷却用ファンである。
次に、濾過機の構成について説明する。
濾過機(43)は、第8図に示すように、濾過機本体
(43a)内下部にアクリルメッシュ(43b)を張設し、同
メッシュ(43b)上に粒状の濾過材(43c)を載置して、
浴湯を濾過機本体(43a)の上方より下方へ向けて濾過
材(43c)中を通過させることにより、浴湯を濾過する
ことができるようにしている。(43d)は浴湯濾過時に
粒状の濾過材(43c)の上面が先堀されるのを防止する
と共に、後述する逆流洗浄時に粒状の濾過材(43c)が
流出するのを防止するためのバッフルである。
かかる濾過機本体(43a)の上端に引込みパイプ(4
1)の一端を連通連結し、同濾過機本体(43a)の下端に
戻しパイプ(42)の一端を連通連結し、引込みパイプ
(41)の中途部に、電動三方弁(45)を設けて、同電動
三方弁(45)の一端に排水パイプ(46)を接続し、電動
三方弁(45)を介して引込みパイプ(41)と排水パイプ
(46)とを連通可能にしている。
そして、電動三方弁(45)を、排水パイプ(46)が閉
塞し、かつ、引込みパイプ(41)が流通する状態にセッ
トしたとき浴湯の一部は、前記循環ポンプ(P)の下段
インペラー室(34)→連通流路(32d)→上段インペラ
ー室(33)→濾過強送路(32c)→上段吐水口(32g)→
引込みパイプ(41)を経由して濾過機(43)に送られて
濾過され、戻しパイプ(42)を通って、浴湯強送パイプ
(11)を経て浴槽本体(1)内に強送される浴湯に合流
する。
また、電動三方弁(45)を切換えて、上流側の引込み
パイプ(41)を閉塞し、かつ、上流側の引込みパイプ
(41)と排水パイプ(46)とを連通状態とした時には、
浴湯強送パイプ(11)中の浴湯の一部が戻しパイプ(4
2)中を通り、濾過機本体(43a)の下方から上方へ向っ
て濾過材(43c)中を通過し、同濾過材(43c)の逆流洗
浄を行なうことができるようにしている。
なお、上記電動三方弁(45)の切換操作は、後述する
リモートコントローラ(30)により行なうことができる
ようにしている。
次に制御部(C)について説明する。
制御部(C)は、第3図に示すように、マイクロプロ
セッサ(MPU)と、入出力インターフェース(50)(5
1)と、ROMとRAMとからなるメモリ(52)と、タイマー
(53)とで構成されている。
入力インターフェース(50)には、前記の回転数検出
センサ(6)、弁体位置検出センサ(23f)、弁位置検
出センサ(91)、浴湯強送パイプ(11)内の水圧を検出
する圧力センサ(48)、赤外線信号受信部(30b)、浴
槽本体(1)内の浴湯の温度を検出する浴温度検出セン
サ(T)を接続している。
出力インターフェース(51)には、インバータ
(I)、ノズル用弁体進退駆動用モーター(M1)、気泡
量調節用弁体駆動用モーター(M2)及び電動三方弁(4
5)を接続している。
また、メモリ(52)には、上記した各センサからの出
力信号や、リモートコントローラ(30)からの信号に基
づいて、各モーター(M)(M1)(M2)及び電動三方弁
(45)等の駆動部を制御するための制御プログラムを記
憶させている。
特に、循環ポンプ(P)回転数の制御は、交流電源
(S)の周波数を、制御部(C)で制御されたインバー
タ(1)により周波数変換してポンプ駆動用モーター
(M)に供給することによって行なうようにしている。
次に、制御部(C)と使用者とを仲介するためのリモ
ートコントローラ(30)について説明する。
リモートコントローラ(30)は、第11図に示すよう
に、ON・OFFスイッチ(60)と、お好み噴出モードスイ
ッチであるマイルドブロースイッチ(61)、指圧ブロー
スイッチ(62)、パルスブロースイッチ(63)、マッサ
ージブロースイッチ(64)、ウェーブブロースイッチ
(65)及びエアパルスブロースイッチ(79)と、気泡量
増大・減少スイッチ(66)(67)と、浴湯噴出強弱側ス
イッチ(68)(69)と、周期増大減少スイッチ(70)
(71)と、お好み噴出ノズル使用パターンの切替スイッ
チである噴出ノズル前部使用パターンスイッチ(72)、
循環使用パターンスイッチ(73)、背側噴出ノズル使用
パターンスイッチ(74)、足側噴出ノズル使用パターン
スイッチ(75)、及び腹側噴出ノズル使用パターンスイ
ッチ(76)と、濾過機洗浄スイッチ(77)とを配設して
いる。
そして、ON・OFFスイッチ(60)をONすることによ
り、制御部(C)が起動し、まず、循環ポンプ(P)の
回転数と各噴射ノズルの弁開度を、予め設定したプリセ
ット値に制御された状態で気泡発生浴槽(A)の運転が
開始する。
また、(78)は電源ランプ、(60a)は運転表示ラン
プ、(61a)(62a)(63a)(64a)(65a)(79a)は各
モードスイッチ表示ランプ、(66a)(67a)は気泡量設
定ランプ、(68a)(69a)は浴湯噴出強弱設定ランプ、
(70a)(71a)は浴湯噴出周期設定ランプ、(72a)(7
3a)(74a)(75a)(76a)は噴出ノズル使用パターン
設定ランプ、及び(77a)は濾過機洗浄スイッチ表示ラ
ンプである。
また、かかるリモートコントローラ(30)は、第11図
に示すように、前端部に赤外線線信号発信部(30a)を
具備し、各スイッチ操作により、あらかじめ設定したマ
ルチフリケンシー、トーン、モジュレーションシステム
(MFTM)にもとづき、各スイッチの操作に応じて変調さ
れた赤外線信号が赤外線信号発信部(30a)から発信さ
れ、同赤外線が浴室内に設置した赤外線信号受信部(30
b)(第1図参照)により受信され、制御部(C)の入
力インターフェース(50)に送られ、メモリ(52)から
読み出された制御プログラムに基づいて所望の駆動装置
を駆動するようにしている。
しかも、リモートコントローラ(30)は、上下方向に
縦長矩形箱型ケース(30−5)内に隔壁(30−1)を設
けて、内部にプリント回路基板としての基板(30−2)
を収容する基板収容室(30−3)を同基板と通電状態に
電池(30−4)を収容する電池収容室(30−6)を離隔
状態に形成し、基板収容室(30−3)の一端部に赤外線
信号発信部(30a)を基板(30−2))と接続して設け
ると共に、同基板収容室(30−3)内の収容部にはブロ
ー状態表示部を基板(30−2)に接続して設け、ケース
(30−1)の表面下半部にはメンブレーンスイッチ型の
各種操作スイッチを基板と接続して張設しており、かか
るリモートコントローラ(30)には全体を水密状態とし
ている。また、ケース(30−5)は、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂により形成して、
固さと強さと耐衝撃性と水密性とを確保している。
なお、リモートコントローラの表側にはかかる水密状
態を保持したままブロー状態表示部を外部より視認可能
とするために、透明なアクリル樹脂製の視認窓板を設け
ることができる。
また、各種操作スイッチは、メンブレーンスイッチと
することにより、リモートコントローラ(30)を肉薄で
軽量としてコンパクト化をはかり、かつ、自由なスイッ
チの配列を可能とすると共に、シール性を確保してお
り、内部はフレキシブルケーブルにより、スイッチと基
板(30−2)との結線を行っている。
なお、本リモートコントローラ(30)は浴槽面に浮上
可能なように比重を0.01〜1.0に構成しており、入浴し
ながらリモートコントローラ(30)を浴湯面に浮かべて
遊びごころを刺激しながら手元操作が行えるようにして
おり、さらには、浴湯面に浮かせる為に、噴流の波によ
り浴槽内壁面にリモートコントローラの端縁部が激突し
ても衝撃を緩衝すべく周縁部には防御カバー(30−7)
を装着しておくこともできる。
また、リモートコントローラ(30)と制御部(C)間
の信号伝達を赤外線で行うようにしたので、浴室内のい
かなる位置からでも制御部(C)に信号を伝達すること
ができ、浴槽内からはもちろん洗い場からでも気泡発生
浴槽(A)の動作を制御することができる。
また、赤外線をキャリアとした信号は、浴室内の湯気
等による減衰が少ないため、正確に信号を伝達すること
ができる。
なお、赤外線信号受信部(30b)と空気取入部(5)
とを一体的に構成することもできる。
上記構成により、気泡発生浴槽(A)は、浴室内のど
こからでも操作可能のリモートコントローラ(30)によ
って、制御部(C)を介し循環ポンプ(P)の回転数、
各噴出ノズル(2)(3)(4)に設けた噴出量調節用
弁体(22)の開閉量と開閉速度、及び空気取入部(5)
に設けた気泡量調節弁(87)の開閉量と開閉速度の調
節、電動三方弁(45)の切替作動を行なうことができ、
上記循環ポンプ(P)の回転数の調節、噴出量調節用弁
体(22)の開閉量と開閉速度の調節、及び気泡量調節弁
(87)の開閉量と開閉速度の調節、及びこれらの組合せ
により、各噴出ノズルから噴出する浴湯の噴出量、噴出
圧、混入する気泡量に差異を設けた6種類の噴流モード
(マイルドブロー、指圧ブロー、パルスブロー、マッサ
ージブロー、ウェーブブロー及びエアパルスブロー)を
設定することができ、各噴流モードをリモートコントロ
ーラ(30)に設けたお好み噴流モードスイッチ(61)〜
(65)のON・OFF操作により選択することができるよう
にしている。
しかも、各モードについて、気泡量増大・減少スイッ
チ(66)(67)と、浴湯噴出強・弱側スイッチ(68)
(69)と、周期増大・減少スイッチ(70)(71)とをそ
れぞれON・OFF操作することにより、気泡量の増減調節
と、噴出浴湯の強弱調節と、噴出浴湯の周期の増減調節
を行なうことができるようにしている。
さらに、お好み噴出ノズル使用パターンへの各切替え
スイッチ(72)〜(76)をON・OFF操作することによ
り、上記噴流モードを適用する6個の噴出ノズルの使用
パターンを選択することができるようにしている。
また、濾過機洗浄スイッチ(77)をON操作することに
より、電動三方弁(45)を切換作動させて、濾過機(4
3)の逆流洗浄をすることができるようにしている。
(ヘ) 効果 本発明によれば、特にリモートコントローラからの赤
外線信号を受信する受信部を浴槽リム上面より上方に設
けたので、リモートコントローラの位置にかかわらず、
常に確実に受信できるため、その間に介在物があっても
浴槽内で浴湯につかった状態から浴湯の噴流形態を種々
変更して快適な入浴を楽しむことができ、更には浴湯に
つかった位置で、手にもったリモートコントローラを操
作すれば、受信部は浴槽リムの上面に位置するため、信
号の到達経路が略水平となり最短距離で受信部に到達
し、信号の発信、受信に最も適確なリモートコントロー
ラと受信部の位置関係を構成することができ、更には、
赤外線をキャリアとして伝達するようにしたので、浴室
内の湯気、特に浴槽本体中の浴湯から立ち上る湯気によ
る信号の減衰が少なく、正確な信号の伝達が行える。こ
のように、リモートコントローラからの制御信号を正確
に制御部に伝達することができ、しかも、浴室内のいか
なる位置からでも制御部に信号を伝達することができ、
気泡発生浴槽の作動制御のために浴槽内から出入りする
必要がなくなり、また、浴槽中からは勿論洗い場からで
も気泡発生浴槽の動作を制御することができるようにな
り、このように、手元で楽な姿勢で操作できて入浴者の
見やすいところでの操作で確実性があり、また、入浴姿
勢を変えずに同じ姿勢のまま噴流形態を変えたい時に便
利であり、気泡発生浴槽の入浴をより快適にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による気泡発生浴槽の斜視図。 第2図は、同気泡発生浴槽の平面図。 第3図は、同気泡発生浴槽の概念的構成説明図。 第4図は、圧力検出センサの断面説明図。 第5図は、加圧導電性ゴムの変形量と電気抵抗値との関
係を示すグラフ。 第6図は、噴出ノズルの拡大断面図。 第7図は、吸気パイプの配管図。 第8図は、空気取入部の拡大断面図。 第9図は、ポンプ駆動用モーターと循環ポンプの一部切
欠正面図。 第10図は、濾過機の断面図。 第11図は、リモートコントローラの平面図。 第12図は、リモートコントローラの断面説明図。 (A):気泡発生浴槽 (P):循環ポンプ (C):制御部 (D):浴湯循環流路 (1):浴槽本体 (2):足側噴出ノズル (3):背側噴出ノズル (4):腹側噴出ノズル (10):浴湯吸込パイプ (11):浴湯強送パイプ (30):リモートコントローラ (43):濾過機 (48):圧力検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋田 光明 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 内山 浩一 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 森山 謙治 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽本体と、循環ポンプと、浴湯循環流路
    と、噴出ノズルと、浴湯噴流形態変更手段と、浴湯噴流
    形態変更手段を制御する制御部と、噴流形態を変更する
    ための操作部を有するリモートコントローラと、浴槽リ
    ム上面より上方に設けられリモートコントローラからの
    赤外線信号を受信する受信部と、からなるリモートコン
    トローラを有する気泡発生浴槽。
JP13790689A 1989-05-31 1989-05-31 リモートコントローラを有する気泡発生浴槽 Expired - Lifetime JP2740546B2 (ja)

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