JP2740127B2 - 超電導電力貯蔵装置 - Google Patents

超電導電力貯蔵装置

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JP2740127B2 JP6218522A JP21852294A JP2740127B2 JP 2740127 B2 JP2740127 B2 JP 2740127B2 JP 6218522 A JP6218522 A JP 6218522A JP 21852294 A JP21852294 A JP 21852294A JP 2740127 B2 JP2740127 B2 JP 2740127B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貯蔵装置として超電導
コイルを用い、電力系統に連系して使用される超電導電
力貯蔵装置に係り、特に超電導コイルのクエンチ発生時
においても、電力貯蔵装置本体と電力系統との間の電力
の出し入れを装置の運転を停止することなく行なえるよ
うにした超電導電力貯蔵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電力需要は年々増加する傾向にあ
り、日間の電力需要においても昼間のピーク電力が増加
し、時間帯別の需要は拡大する傾向にある。そこで、こ
の対策として負荷平準化を行なうために、種々の電力貯
蔵装置の開発が進められてきている。
【0003】この電力貯蔵装置の用途は、設置する電力
系統、および装置自体の規模によって異なり、先に述べ
た負荷平準化以外に、電力を安定供給するための電力動
揺抑制用、電圧変動抑制用、および負荷変動補償(周波
数変動抑制)用等の手段としても使用される。また、電
力を貯蔵する手段としては、超電導電力貯蔵、バッテリ
ー貯蔵、圧縮空気貯蔵、およびフライホイール貯蔵等の
研究開発が進められてきている。
【0004】図4は、貯蔵装置として超電導コイルを用
いた従来の超電導電力貯蔵装置の構成例を示す回路図で
ある。図4において、超電導コイル1は、直流電力を交
流電力に変換して出力する変換装置2を介して、図示し
ない電力系統に接続されている。
【0005】また、変換装置2の交流側には、変換装置
2から出力される有効電力と無効電力を検出するための
計器用変圧器3と変流器4がそれぞれ接続されており、
その出力は制御回路5に入力される。
【0006】さらに、制御回路5は、計器用変圧器3お
よび変流器4の出力から、有効電力、無効電力を求め、
これらの値を外部から与えられる有効電力基準Pref 、
無効電力基準Qref とそれぞれ比較し、その偏差を演算
した値を変換装置2に対する運転制御量として出力す
る。
【0007】ところで、このような超電導電力貯蔵装置
では、異常が発生した時における、超電導コイル1に貯
蔵されているエネルギー(貯蔵電力)の処理が問題であ
り、特に超電導コイル1が超電導状態から常電導状態へ
転移する、いわゆるクエンチ発生時に、それは顕著な問
題となる。
【0008】そこで、このような際、一般的には、図4
における直流しゃ断器(DC−CB)7を開放して直流
電流をしゃ断した上、超電導コイル1、減衰用の抵抗器
6、および逆流防止用ダイオード8から構成される閉回
路に、電流を転流、減衰させた上で、装置を停止するよ
うにしている。
【0009】よって、超電導コイル1にクエンチが発生
した際には、電力系統に供給するための電力を貯蔵して
いる超電導コイル1と、電力系統とが切り離されること
となり、すなわちこれは、超電導コイル1のクエンチが
発生した場合に、それが復帰するまでは電力系統と電力
貯蔵装置本体との間の電力の出し入れが不可能となるこ
とに他ならない。
【0010】これは、電力動揺抑制用、電圧変動抑制
用、負荷変動補償用等、電力系統との電力の出し入れを
常時行なっている超電導電力貯蔵装置においては、超電
導コイル1のクエンチ発生時に装置の運転を停止し、電
力系統との接続をコイル復帰までの長期間切断せざるを
得ないという致命的な問題であり、実用化までには何と
しても解決しておかなければならない問題である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
超電導電力貯蔵装置においては、超電導コイルにクエン
チが発生した時には、電力貯蔵装置本体と電力系統との
間の電力の出し入れを行なうことが不可能になるという
問題があった。
【0012】本発明の目的は、超電導コイルのクエンチ
発生時においても、電力貯蔵装置本体と電力系統との間
の電力の出し入れを装置の運転を停止することなく行な
うことが可能な極めて信頼性の高い超電導電力貯蔵装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に係る発明では、超電導コイル
と、この超電導コイルと電力系統との間に設けられ、直
流電力を交流電力に変換して電力系統に出力する変換装
置とから構成される超電導電力貯蔵装置において、超電
導コイルと並列に、当該超電導コイルのクエンチ発生時
に投入される投入スイッチとコンデンサとの直列回路を
接続して成る。
【0014】また、請求項2に係る発明では、超電導コ
イルと、この超電導コイルと電力系統との間に設けら
れ、直流電力を交流電力に変換して電力系統に出力する
変換装置とから構成される超電導電力貯蔵装置におい
て、超電導コイルと直列に、コンデンサの充電完了時に
開放される切離しスイッチを接続し、かつ超電導コイル
と切離しスイッチとの直列回路と並列に、超電導コイル
のクエンチ発生時に投入される投入スイッチと上記コン
デンサとの直列回路を接続して成る。
【0015】さらに、請求項3に係る発明では、上記請
求項1または請求項2に係る発明の超電導電力貯蔵装置
において、投入スイッチとコンデンサとの直列回路と並
列に、電流減衰用の抵抗器を接続して成る。
【0016】ここで、特に上記電流減衰用の抵抗器と直
列に、逆流防止用のダイオードを接続して成る。また、
請求項4に係る発明では、上記請求項1ないし請求項3
のいずれか1項に係る発明の超電導電力貯蔵装置におい
て、コンデンサに代えて、バッテリーを備えて成る。
【0017】さらに、請求項5に係る発明では、上記請
求項1ないし請求項4のいずれか1項に係る発明の超電
導電力貯蔵装置において、超電導コイルのクエンチ発生
を検出して検出信号を出力する手段と、当該検出信号が
入力されると投入スイッチを投入する手段とを付加して
成る。
【0018】
【作用】従って、本発明の超電導電力貯蔵装置において
は、超電導コイルと並列に、超電導コイルのクエンチ発
生時に投入される投入スイッチとコンデンサまたはバッ
テリーとの直列回路を接続することにより、超電導コイ
ルのクエンチ発生時に、投入スイッチを投入して、超電
導コイルに蓄積されているエネルギーによりコンデンサ
またはバッテリーが即座に充電される、すなわち当該コ
ンデンサまたはバッテリーに、電力系統に供給するため
の電力が貯蔵されることになる。
【0019】よって、超電導コイルにクエンチが発生し
た時においても、電力系統と電力貯蔵装置本体との間の
電力の出し入れを行なうことができる。さらに、請求項
2に係る発明の超電導電力貯蔵装置においては、超電導
コイルと直列に、コンデンサまたはバッテリーの充電完
了時に開放される切離しスイッチを接続することによ
り、超電導コイルのクエンチ発生時における、上記作用
によるコンデンサまたはバッテリーの充電完了後は、切
離しスイッチを開放することによって、クエンチが発生
した超電導コイルを回路から引き離し、最終的に充電が
完了しているコンデンサまたはバッテリーと変換装置と
による直流閉回路が構成される。換言すれば、超電導コ
イルに蓄積されている磁気エネルギー(1/2LI2
が、超電導コイルのクエンチ発生時に、クエンチ時の発
生電圧(V)を利用して、電気エネルギー(1/2CV
2 )に変換され、それがコンデンサまたはバッテリーに
蓄積されることとなる。
【0020】これにより、通常時超電導コイルに蓄積さ
れているエネルギーが、超電導コイルのクエンチ発生時
にはコンデンサまたはバッテリーに蓄積されることにな
り、万が一の超電導コイルのクエンチ発生の際には、コ
ンデンサまたはバッテリーと電力系統との間の電力の出
し入れを変換装置を介して行なえばよく、その間、すな
わちコンデンサまたはバッテリーと電力系統との間の電
力の出し入れをしている間、超電導コイルの点検、必要
に応じて、修理、冷却、再立ち上げを行なうことができ
る。
【0021】
【実施例】本発明による超電導電力貯蔵装置は、超電導
コイルと並列に、投入スイッチとコンデンサまたはバッ
テリーとの直列回路を接続し、超電導コイルのクエンチ
発生時に、投入スイッチを投入して、超電導コイルに蓄
積されているエネルギーにより、コンデンサまたはバッ
テリーを充電するようにするものである。
【0022】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例による
超電導電力貯蔵装置の構成例を示す回路図であり、図4
と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ述べる。なお、図1で
は、前記計器用変圧器3、変流器4、および制御回路5
については、その図示を省略している。
【0023】すなわち、図1に示すように、本実施例の
超電導電力貯蔵装置は、図4における直流しゃ断器(D
C−CB)7を省略し、これに代えて、超電導コイル1
と直列に、切離しスイッチ11と切離し再投入スイッチ
12との直列回路を接続している。
【0024】また、図4における減衰用の抵抗器6、お
よび逆流防止用のダイオード8を省略し、これに代え
て、超電導コイル1と切離しスイッチ11との直列回路
と並列に、投入スイッチ9とコンデンサ10との直列回
路を接続している。
【0025】ここで、投入スイッチ9は、通常時は開放
され、超電導コイル1のクエンチ発生時に投入されるも
のである。また、切離しスイッチ11は、通常時は投入
され、コンデンサ10の充電完了時に開放されるもので
ある。
【0026】さらに、切離し再投入スイッチ12は、通
常時は投入され、超電導コイル1のクエンチ発生時に開
放され、かつコンデンサ10の充電完了時に再投入され
るものである。
【0027】次に、以上のように構成した本実施例の超
電導電力貯蔵装置の動作について説明する。いま、装置
が通常の運転状態にある時に、超電導コイル1にクエン
チが発生したとする。すると、まず、切離し再投入スイ
ッチ12が開放され、次に投入スイッチ9が投入され
て、超電導コイル1に蓄積されているエネルギーによ
り、コンデンサ10が即座に充電される。
【0028】次に、コンデンサ10の充電が完了する
と、切離しスイッチ11が開放されると共に、切離し再
投入スイッチ12が再投入される。すなわち、以上の動
作により、超電導コイル1のクエンチ発生と同時に投入
スイッチ9が閉となり、クエンチが発生した超電導コイ
ル1とコンデンサ10とによる閉回路が構成されるた
め、超電導コイル1のクエンチ発生時に超電導コイル1
両端に発生する電圧によって、コンデンサ10が充電さ
れる。
【0029】次に、コンデンサ10の充電完了後は、切
離しスイッチ11を開放することによって、クエンチが
発生した超電導コイル1が回路から引き離され、さらに
は切離し再投入スイッチ12を再び閉とすることによ
り、最終的に充電が完了しているコンデンサ10と変換
装置2とによる直流閉回路が構成される。
【0030】換言すれば、超電導コイル1に蓄積されて
いる1/2LI2 の磁気エネルギーが、同超電導コイル
1のクエンチ発生時に、クエンチ発生時の発生電圧Vを
利用して、1/2CV2 の電気エネルギーに変換され、
それがコンデンサ10に蓄積されることになる。
【0031】これにより、通常時超電導コイル1に蓄積
されているエネルギーが、超電導コイル1のクエンチ発
生時にはコンデンサ10に蓄積されることになり、万が
一の超電導コイル1のクエンチ発生の際には、コンデン
サ10と電力系統との間の電力の出し入れを変換装置2
を介して行なえばよく、その間、すなわちコンデンサ1
0と電力系統との間の電力の出し入れをしている間、超
電導コイル1の点検、必要に応じて、修理、冷却、再立
ち上げを行なうことができる。
【0032】なお、上記において、コンデンサ10の容
量は、超電導コイル1の蓄積エネルギーを考慮して決定
すればよい。上述したように、本実施例では、超電導コ
イル1と、この超電導コイル1と電力系統との間に設け
られ、直流電力を交流電力に変換して電力系統に出力す
る変換装置2とから構成される超電導電力貯蔵装置にお
いて、超電導コイル1と直列に、コンデンサ10の充電
完了時に開放される切離しスイッチ11と超電導コイル
1のクエンチ発生時に開放されかつコンデンサ10の充
電完了時に再投入される切離し再投入スイッチ12との
直列回路を接続し、かつこの超電導コイル1と切離しス
イッチ11との直列回路と並列に、超電導コイル1のク
エンチ発生時に投入される投入スイッチ9とコンデンサ
10との直列回路を接続して構成したものである。
【0033】従って、超電導コイル1のクエンチ発生時
に、投入スイッチ12を投入して、超電導コイル1に蓄
積されているエネルギーによりコンデンサ10が即座に
充電される、すなわちコンデンサ10に、電力系統に供
給するための電力が貯蔵されることになるため、万が一
超電導コイル1がクエンチした場合においても、電力貯
蔵装置本体と電力系統との間で、変換装置2を介して電
力の出し入れを問題なく行なうことが可能となる。
【0034】これにより、電力動揺抑制用、電力変動抑
制用、負荷変動抑制用等、電力系統との電力の出し入れ
を常時行なわなければならない電力貯蔵装置に対応する
場合でも、装置の運転が停止することのない、極めて信
頼性の高い超電導電力貯蔵装置を得ることができる。
【0035】また、超電導コイル1のクエンチ発生時に
おける、上記コンデンサ10の充電完了後は、切離しス
イッチ11を開放するため、クエンチが発生した超電導
コイル1を回路から引き離し、最終的に充電が完了して
いるコンデンサ10と変換装置2とによる直流閉回路が
構成される、換言すれば、超電導コイル1に蓄積されて
いる磁気エネルギー(1/2LI2 )が、超電導コイル
1のクエンチ発生時に、クエンチ時の発生電圧(V)を
利用して、電気エネルギー(1/2CV2 )に変換さ
れ、それがコンデンサ10に蓄積される。
【0036】これにより、通常時超電導コイル1に蓄積
されているエネルギーが、超電導コイル1のクエンチ発
生時にはコンデンサ10に蓄積されることになり、万が
一の超電導コイル1のクエンチ発生の際には、コンデン
サ10と電力系統との間の電力の出し入れを変換装置2
を介して行なえばよく、その間、すなわちコンデンサ1
0と電力系統との間の電力の出し入れをしている間、超
電導コイル1の点検、必要に応じて、修理、冷却、再立
ち上げを行なうことが可能となる。
【0037】(第2の実施例)図2は、本発明の第2の
実施例による超電導電力貯蔵装置の構成例を示す回路図
であり、図1と同一要素には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0038】すなわち、図2に示すように、本実施例の
超電導電力貯蔵装置は、図1における一構成要素である
コンデンサ10を省略し、これに代えて、鉛蓄電池、N
aSn新型電池等のバッテリー13を、図示のように接
続している。
【0039】以上のように構成した本実施例の超電導電
力貯蔵装置の動作は、図1で説明した第1の実施例の場
合と同様であり、第1の実施例の場合と同様の効果を得
ることが可能である。
【0040】(第3の実施例)図3は、本発明の第3の
実施例による超電導電力貯蔵装置の構成例を示す回路図
であり、図1と同一要素には同一符号を付してその説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0041】すなわち、図3に示すように、本実施例の
超電導電力貯蔵装置は、図1における投入スイッチ9と
コンデンサ10との直列回路と並列に、電流減衰用の抵
抗器6と逆流防止用のダイオード8との直列回路を接続
している。
【0042】次に、以上のように構成した本実施例の超
電導電力貯蔵装置の動作について説明する。いま、装置
が通常の運転状態にある時に、超電導コイル1にクエン
チが発生したとする。この時、超電導コイル1の蓄積エ
ネルギー1/2LI2 を全てコンデンサ10の蓄積エネ
ルギー1/2CV2 に変換する前記各実施例の場合とは
異なり、この超電導コイル1の蓄積エネルギー1/2L
2 の一部が、減衰用の抵抗器6のジュール損I2 Rに
て消費され、その残りが蓄積エネルギー1/2CV2
してコンデンサ10に蓄積される。
【0043】本実施例の超電導電力貯蔵装置は、超電導
コイル1の蓄積エネルギーが大きく、すなわちコンデン
サ10の容量、蓄積エネルギーが巨大となり得る、中規
模あるいは大規模の超電導電力貯蔵装置の場合において
特に有効であり、前記各実施例の場合と同様の作用効果
を得ることが可能である。
【0044】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、次のようにしても同様に実施できるもので
ある。 (a)上記図1ないし図3の各実施例において、超電導
コイル1のクエンチ発生を検出して検出信号を出力する
手段と、この検出信号が入力されると投入スイッチ9を
投入する手段とを別途付加する構成としてもよいもので
ある。
【0045】(b)上記図1ないし図3の各実施例にお
いて、切離しスイッチ11は本発明に必要不可欠な要素
ではなく、必要に応じて備えればよいものである。 (c)上記図3の実施例において、コンデンサ10を省
略し、これに代えて、鉛蓄電池、NaSn新型電池等の
バッテリー13を接続するようにしてもよいものであ
る。 (d)上記図3の実施例において、逆流防止用のダイオ
ード8は本発明に必要不可欠な要素ではなく、必要に応
じて備えればよいものである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
電導コイルと、この超電導コイルと電力系統との間に設
けられ、直流電力を交流電力に変換して電力系統に出力
する変換装置とから構成される超電導電力貯蔵装置にお
いて、超電導コイルと並列に、当該超電導コイルのクエ
ンチ発生時に投入される投入スイッチとコンデンサまた
はバッテリーとの直列回路を接続するか、超電導コイル
と直列に、コンデンサまたはバッテリーの充電完了時に
開放される切離しスイッチを接続し、かつ超電導コイル
と切離しスイッチとの直列回路と並列に、超電導コイル
のクエンチ発生時に投入される投入スイッチとコンデン
サまたはバッテリーとの直列回路を接続し、さらに必要
に応じて、投入スイッチとコンデンサまたはバッテリー
との直列回路と並列に、電流減衰用の抵抗器を接続する
ようにしたので、超電導コイルのクエンチ発生時におい
ても、電力貯蔵装置本体と電力系統との間の電力の出し
入れを装置の運転を停止することなく行なうことが可能
な極めて信頼性の高い超電導電力貯蔵装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超電導電力貯蔵装置の第1の実施
例を示す回路図。
【図2】本発明による超電導電力貯蔵装置の第2の実施
例を示す回路図。
【図3】本発明による超電導電力貯蔵装置の第3の実施
例を示す回路図。
【図4】従来の超電導電力貯蔵装置の構成例を示す回路
図。
【符号の説明】
1…超電導コイル、2…変換装置、3…計器用変圧器、
4…変流器、5…制御回路、6…減衰用の抵抗器、7…
直流しゃ断器(DC−CB)、8…逆流防止用のダイオ
ード、9…投入スイッチ、10…コンデンサ、11…切
離しスイッチ、12…切離し再投入スイッチ、13…バ
ッテリー。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超電導コイルと、この超電導コイルと電
    力系統との間に設けられ、直流電力を交流電力に変換し
    て前記電力系統に出力する変換装置とから構成される超
    電導電力貯蔵装置において、 前記超電導コイルと並列に、当該超電導コイルのクエン
    チ発生時に投入される投入スイッチとコンデンサとの直
    列回路を接続して成ることを特徴とする超電導電力貯蔵
    装置。
  2. 【請求項2】 超電導コイルと、この超電導コイルと電
    力系統との間に設けられ、直流電力を交流電力に変換し
    て前記電力系統に出力する変換装置とから構成される超
    電導電力貯蔵装置において、 前記超電導コイルと直列に、コンデンサの充電完了時に
    開放される切離しスイッチを接続し、 かつ前記超電導コイルと切離しスイッチとの直列回路と
    並列に、前記超電導コイルのクエンチ発生時に投入され
    る投入スイッチと前記コンデンサとの直列回路を接続し
    て成ることを特徴とする超電導電力貯蔵装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または請求項2に記載の超
    電導電力貯蔵装置において、 前記投入スイッチとコンデンサとの直列回路と並列に、
    電流減衰用の抵抗器を接続して成ることを特徴とする超
    電導電力貯蔵装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし請求項3のいずれか
    1項に記載の超電導電力貯蔵装置において、 前記コンデンサに代えて、バッテリーを備えて成ること
    を特徴とする超電導電力貯蔵装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載の超電導電力貯蔵装置において、 前記超電導コイルのクエンチ発生を検出して検出信号を
    出力する手段と、当該検出信号が入力されると前記投入
    スイッチを投入する手段とを付加して成ることを特徴と
    する超電導電力貯蔵装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項3に記載の超電導電力貯蔵装
    置において、 前記電流減衰用の抵抗器と直列に、逆流防止用のダイオ
    ードを接続して成ることを特徴とする超電導電力貯蔵装
    置。
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