JP2738460B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2738460B2 JP2321814A JP32181490A JP2738460B2 JP 2738460 B2 JP2738460 B2 JP 2738460B2 JP 2321814 A JP2321814 A JP 2321814A JP 32181490 A JP32181490 A JP 32181490A JP 2738460 B2 JP2738460 B2 JP 2738460B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、吸込ホースの移動方向に追随して本体を
移動させることができると共に、本体を立てて置くこと
ができる電気掃除機に関するものである。
[従来の技術] 従来、第6図に示すように、本体1内の集塵室2に連
通する吸込ホース(図示せず)が装着されると共に、本
体1の底面1aの吸込ホース側に配置された旋回輪3及び
底面後端部近傍の本体両側部に配置した一対の後車輪4
を有し、吸込ホースの移動方向に追随して本体1が移動
する電気掃除機が知られている。
この電気掃除機は、不使用時、本体1の後端面1bを底
部として、立て置き状態にすることができる。
そして、本体1の走行性及び旋回性の向上を図るた
め、後車輪4の床面FLとの接触点をできるだけ本体1の
重心Gに近付けることが望ましい。同時に、本体1を走
行状態から立て置き状態に滑らかに移行させるため、後
車輪4は、本体1の後端面1bにも接触点を有するように
設けられる必要がある。このため、後車輪4の径を大き
くすることにより、これらを共に満足させていた。
一方、旋回性向上させると同時に旋回性を確保するも
のとして、特開昭61−280824号公報に示すように、掃除
機本体の底部後方に、ホース差込用の吸気口を有する前
部斜面と略平行な後部斜面を設けると共に、この後部斜
面に掃除機本体の底部後方を設けたローラとは別のキャ
スターローラを設けたものも知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、図6に示したように、後車輪4の径を
大きくした場合、立て置き状態の本体1にあっては、本
体1の重心G位置と後車輪4の接触点との距離Dが短く
なってしまうことから、安定性が著しく低下して倒れ易
くなってしまい、危険性が増すという問題点があった。
また、特開昭61−280824号公報に示したものにあって
は、立て置き状態としたときに、キャスターローラが旋
回し易いために立て置き状態を維持するために立て置き
用の支点にはなり難いものであった。さらに、後方のキ
ャスターローラを旋回させるための面積を確保するため
に後部斜面を形成したことから掃除機本体の後部が突出
して大型化してしまうという問題が生じていた。しか
も、使用中に敷居等の段差のある障害物を乗り越えるた
めに掃除機本体の先端を持ち上げるとローラと後方のキ
ャスターローラとが接地した状態で安定してしまい、障
害物を乗り越えた後にはこの上向き状態のまま床面に接
地してしまうといった問題が生じていた。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、本体の重心位置と後車輪
の接触点との間に十分な距離を確保して、立て置き状態
にある本体の安定性を高めると同時に、本体の走行性及
び旋回性の向上を図ることができ、しかも、吸込ホース
に加わる上向きの荷重が解除されると同時に、本体は水
平状態に復帰することができる電気掃除機を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、この発明に係る電気掃除機
は、本体内の集塵室に連通する吸込ホースが装着される
と共に、前記本体底面の前記吸込ホース側に配置された
旋回輪及び前記旋回輪後方に配置された移動輪を有する
電気掃除機において、前記移動輪は、前記本体重心の後
方且つ近傍位置の前記本体両側部に配置した一対の移動
中輪と、前記本体の後端面と前記本体底部との交点部分
である角部から突出するように前記本体に回転可能に設
け、且つ、外周面と前記移動中輪の外周面とを結ぶ線か
ら前記本体底面を突出させない位置に配置された移動後
輪とを有し、前記移動中輪と前記移動後輪とが同時に床
面に接した際に、前記移動中輪の接触点における鉛直線
が前記本体重心より後方となる位置に、前記移動中輪を
配置したことを要旨とする。
[作用] この発明に係る電気掃除機により、本体が床面等を吸
込ホースの移動方向に追随して移動する場合、前部を持
ち上げて滑らかに段差を乗り越え、同時に、移動後輪が
本体の尻付きを防止る。また、旋回半径が小さくなると
共に、走行時及び立て置き時共に、本体が転倒しにくく
なる。更に、吸込ホースに加わる上向きの荷重が解除さ
れると本体は通常の水平状態に復帰し、移動中輪と移動
後輪が接触するまでの間は確実に水平状態を維持する。
[実施例] 以下、この発明に係る電気掃除機の実施例を図面を参
考にしつつ説明する。
第1図〜第5図に示すように、電気掃除機10は、本体
(掃除機本体)11内に集塵室12を有しており、集塵室12
は、回動自在に軸支された蓋体13により覆われている。
集塵室12には、集塵袋(図示せず)が配置されており、
集塵室12の後方には、仕切板14を介して電動送風機15及
びコードリール16(第2図参照)が設置されている。
蓋体13には、吸込ホース17を挿入するための開口13a
が形成されており、挿入された吸込ホース17は、吸込口
部18を介して集塵室12に連通する。
本体11の底面11aは、後端部が若干上方に切り上がっ
ている。この底面11aには、吸込ホース17側に配置され
た旋回輪19、及び旋回輪19後方に配置された移動中輪20
と移動後輪21からなる移動輪が軸支されている。これら
旋回輪19及び移動輪により、掃除中の床面FL等を、吸込
ホース17の移動方向に追随して本体11が移動する。この
本体11の重心Gは、前後方向及び上下方向の略中央に位
置している。また、本体11後端には、底面11aと略直交
する平坦面である後端面11bが形成されている。この後
端面11bにより、移動後輪21を介して本体11を立て置き
状態に滑らかに移行させることができる(第5図参
照)。
旋回輪19は、旋回輪本体19aと、旋回輪本体19aに回動
自在に装着された車輪19bとを有しており、旋回輪本体1
9aは、水平方向に自在に回動する。この旋回輪19は、重
心Gの前方の集塵室12下方に配置されており、旋回輪19
により底面11aと床面Fとの間は離間している。
移動中輪20は、本体11の重心Gの後方且つ近傍に位置
する本体11両側部に、回動自在に軸支された一対が配置
されている(第4図参照)。
移動後輪21は、底面11aと後端面11bとの交点部分であ
る角部11cに、底面11a及び後端面11bの両面から突出し
て一対が配置されている。また、移動後輪21の径は、移
動中輪20の径より小さく形成されており、旋回輪19と移
動中輪20が床面FLに接した状態において、移動後輪21
は、床面FLから浮いた状態となる(第3図参照)。しか
しながら、移動中輪20の外周縁20aと移動後輪21の外周
縁21aとを結ぶ線L1から、移動後輪21と移動中輪20の間
の底面11aが突出することはない。
つまり、移動後輪21は、移動後輪21の外周面21aと移
動中輪20の外周面20aとを結ぶ線L1から、底面11a部分を
突出させない位置に配置されている(第1図参照)。
そして、移動中輪20は、移動中輪20と移動後輪21とが
同時に床面FLに接した際に、移動中輪20の接触点Pにお
ける鉛直線VLが本体11の重心Gより後方となる位置に配
置されている(第3図参照)。更に、旋回輪19は、移動
中輪20の外周面20aと移動後輪21の外周面20aとを結ぶ線
L1(第3図において、床面FL)から、距離h以上離間す
る位置に設置されている(第1図参照)。距離hは略30
mm以上であるが、この30mm以上という長さは、例えば日
本家屋の廊下と部屋との平均的な段差分であり、掃除に
際して乗り越えを必要とする長さである。
次に、上記構成を有する電気掃除機の作用を説明す
る。
床面FL上の本体11は、床面FLに接触している旋回輪19
と移動中輪20により略水平状態となっており、旋回輪19
と移動中輪20を介して吸込ホース17の移動方向に追随し
て移動する。移動に際し、例えば段差を乗り越える場
合、前部を上方に持ち上げる。この場合、底部11a後端
部の移動後輪20が床面FLに接触することにより、本体11
の尻付きが防止される(第3図参照)。
移動に際し吸込ホース17に加わる鉛直方向上向きの荷
重Fは、F=(a/b)・Gで表されるが、距離aが短い
ためFが減少し、段差乗り越え時等において容易に本体
11前部を持ち上げることができる。ここで、aは、重心
Gと移動中輪20の接触点Pとの距離を示し、bは、移動
中輪20の接触点Pと吸込ホース17の荷重Pが加わる位置
との距離である(第3図参照)。
また、旋回輪19の車輪19bと移動中輪20のそれぞれの
接触点間の距離cは、移動中輪20が重心G近傍に配置さ
れているため、移動中輪20が後端に配置されている場合
に比べて短くなり、旋回半径が小さくなる。更に、旋回
輪19の車輪19b及び移動中輪20とを結ぶ直線L2と重心G
との距離dが長くなるため、移動時、本体11が転倒しに
くくなる(第4図参照)。
また、本体11の立て置き状態では、重心Gと移動後輪
21との距離eが、移動輪を大径の後車輪(第6図参照)
にした場合に比べて十分長くなり、転倒しにくくなる。
更に、移動中輪20は、移動中輪20と移動後輪21とが同
時に床面FLに接した際に、移動中輪20の接触点Pにおけ
る鉛直線VLが本体11の重心Gより後方となる位置に配置
されていることから、吸込ホース17に加わる上向きの荷
重Fが解除されると同時に、本体11は水平状態に復帰す
る。また、移動中輪20と移動後輪21からなる4輪が接触
するための間は、確実に水平状態を維持するよう力のバ
ランスが保たれるため、走行時の本体11の安定性を高め
ることができる。
加えて、水平状態において、旋回輪19の車輪19bは、
移動中輪20の外周面20aと移動後輪21の外周面20aとを結
ぶ線L1から、30mm以上離間する位置に設置されているた
め、段差も滑らかに乗り越えることができる。
なお、移動後輪21は、一対に限らず両側部間の中央部
に設けた一個としてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係る電気掃除機は、
本体内の集塵室に連通する吸込ホースが装着されると共
に、前記本体底面の前記吸込ホース側に配置された旋回
輪及び前記旋回輪後方に配置された移動輪を有する電気
掃除機において、前記移動輪は、前記本体重心の後方且
つ近傍位置の前記本体両側部に配置した一対の移動中輪
と、前記本体の後端面と前記本体底部との交点部分であ
る角部から突出するように前記本体に回転可能に設け、
且つ、外周面と前記移動中輪の外周面とを結ぶ線から前
記本体底面を突出させない位置に配置された移動後輪と
を有し、前記移動中輪と前記移動後輪とが同時に床面に
接した際に、前記移動中輪の接触点における鉛直線が前
記本体重心より後方となる位置に、前記移動中輪を配置
したことを特徴としている。
このため、本体の重心位置と移動後輪の接触点との間
に十分な距離を確保することができ、本体の走行性及び
旋回性の向上を図ることができる。同時に、立て置き状
態にある本体の安定性及び走行状態にある本体の安定性
を、共に高めることができる。更に、吸込ホースに加わ
る上向きの荷重が解除されると同時に、本体は水平状態
に復帰する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係る電気掃除機の本体の側面説明
図である。 第2図は、第1図に示す本体の後方説明図である。 第3図は、前部が持ち上がった状態の本体の側面説明図
である。 第4図は、重心と車輪との位置関係を示す本体の底面説
明図である。 第5図は、立て置き状態の本体の側面説明図である。 第6図は、従来の電気掃除機の本体を示しており、第5
図と同様の側面説明図である。 10……電気掃除機 11……本体 11a……底面 11b……後端面 12……集塵室 17……吸込ホース 19……旋回輪 20……移動中輪 21……移動後輪 FL……床面 G……重心 P……接触点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内の集塵室に連通する吸込ホースが装
    着されると共に、前記本体底面の前記吸込ホース側に配
    置された旋回輪及び前記旋回輪後方に配置された移動輪
    を有する電気掃除機において、 前記移動輪は、前記本体重心の後方且つ近傍位置の前記
    本体両側部に配置した一対の移動中輪と、前記本体の後
    端面と前記本体底部との交点部分である角部から突出す
    るように前記本体に回転可能に設け、且つ、外周面と前
    記移動中輪の外周面とを結ぶ線から前記本体底面を突出
    させない位置に配置された移動後輪とを有し、 前記移動中輪と前記移動後輪とが同時に床面に接した際
    に、前記移動中輪の接触点における鉛直線が前記本体重
    心より後方となる位置に、前記移動中輪を配置したこと
    を特徴とする電気掃除機。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61280824A (ja) * 1985-06-07 1986-12-11 松下電器産業株式会社 電気掃除機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61280824A (ja) * 1985-06-07 1986-12-11 松下電器産業株式会社 電気掃除機

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