JP2734418B2 - デバイス・シミュレーション方法 - Google Patents

デバイス・シミュレーション方法

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JP2734418B2
JP2734418B2 JP7208885A JP20888595A JP2734418B2 JP 2734418 B2 JP2734418 B2 JP 2734418B2 JP 7208885 A JP7208885 A JP 7208885A JP 20888595 A JP20888595 A JP 20888595A JP 2734418 B2 JP2734418 B2 JP 2734418B2
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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデバイス・シミュレ
ーション方法に関し、特に半導体デバイスの数値解析に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの数値解析においては、
キャリア(電子、正孔)を、流体と見做して近似したド
リフト−拡散モデルが広く用いられている。より高次の
近似をしたエネルギー輸送モデルが用いられることもあ
る。本明細書で述べる本発明の手法も、従来手法も、ド
リフト−拡散モデル、エネルギー輸送モデルのどちらに
おいても適用可能である。定常状態でのドリフト−拡散
モデルのデバイス・シミュレーションにおいては、基本
方程式として、以下に示される様な、電荷保存式、電子
電流連続式、正孔電流連続式が設定される。なお、デバ
イス・シミュレーション技術の概説書としては、檀良編
著“プロセス・デバイス・シミュレーション技術”、産
業図書、1990年がある。
【0003】
【0004】μn :電子移動度 μp :正孔移動度 Dn :電子拡散係数 Dp :正孔拡散係数 Dn :μn ・kB ・T/q (9) Dp =μp ・kB ・T/q (10) kB :ボルツマン定数 T:温度 上述の式で、解かれるべき変数はポテンシャルΨ、電子
密度n、正孔密度pである。一般に、指定された複数の
印加バイアスを境界条件として、順次バイアスを更新し
て、これらの電荷保存式、電子電流連続式、正孔電流連
続式が計算される。
【0005】これらの電荷保存式、電子電流保存式、正
孔電流電流保存式は非線形な方程式であるため、一般
に、ニュートン法と呼ばれる反復計算を行って、解を求
める。図20はニュートン法について説明するためのフ
ローチャートである。
【0006】変数xについて方程式 F(x)=0 (11) が与えられているとする。まず処理手順101である初
期値x0 を設定し、処理手順102でi=0とおく。あ
る変動量δx0 をx0 に加えた値が解を与えるならば F(x0 +δx0 )=0 (12) である。そして、F(x)の微係数をF′(x0 )とし
て、F(x0 +δx0 )をδx0 について一次のテイラ
ー展開を行うと、 F(x0 +δx0 )≒F(x0 )+F′(x0 )δx0 ≒0 (13) そこで処理手順103で、 δx0 =−F(x0 )/F′(x0 ) (14) 次に、処理手順104において、δx0 が適当な正の微
小量εより小さいかどうか比較する。もしεより小さけ
れば解が得られたと判断して終了する。もしεより小さ
くなければ処理手順105において、 x1 =x0 +δx0 (15) とおいて、x1 について同様の処理を行なう。一般にi
回目の計算でのδxi がεより小さくなったら(これを
収束したと言い、この判定を収束判定、微小量εを収束
条件という)、そのときのxi が方程式(11)の解で
あるとする。ただし、以下の説明では収束したときのx
i を最終解と称し、それ以前のxi を解と称することに
する。
【0007】前述のニュートン法の説明においては、1
個の変数の方程式の場合であったが、デバイス・シミュ
レーションにおいては、例えばLDD構造MOSトラン
ジスタのシミュレーションを行なう場合図21のよう
に、解析領域全体にメッシュを生成し、メッシュ節点上
の変数について方程式を設定する。すなわち、ポテンシ
ャル、電子密度、正孔密度がメッシュ節点の数Nだけ変
数として表れるため、3N個の連立方程式を解くことに
なる。前述の電荷保存式、電子電流連続式、正孔電流連
続式を、右辺の孔を移項した形で、次式のように表す。
【0008】 FΨ (Ψ,n,p)=0(電荷保存式) (16) Fn (Ψ,n,p)=0(電子電流連続式) (17) Fp (Ψ,n,p)=0(正孔電流連続式) (18) 上式のΨ,n,pはそれぞれポテンシャル、電子密度、
正孔密度を表し、またそれぞれN個の変数を表す。この
場合、電荷保存式、電子電流連続式、正孔電流連続式を
同時に解くカップル法(結合法)と、電荷保存式、電子
電流連続式、正孔電流連続式を別々に解くガンメル法
(非結合法、またはデカップル法)とがある。
【0009】図22はカップル法について説明するため
のフローチャートである。まず、処理手順131で初期
値x0 を設定し、i=0とおく。ここでx0 はΨ0,1
Ψ0,2 ,・・・,Ψ0,N ,n0,1 ,n0,2 ,・・・,n
0,N ,p0,1 0,2 ,・・・,p0,N なる3N個の変数
である。添字0は試行回数iが0であることに示し、添
字1,2,・・・,NはN個のメッシュ節点につけた番
号である。
【0010】次に、処理手順132で Fi ′δxi =−Fi,i =0 (19) を解く。この式は具体的には次の3N個の方程式を表わ
す。
【0011】 Σ(αFΨi,j /αΨi,k )・δΨi,k +Σ(αFΨi,j /αni,k )・δni,k +Σ(αFΨi,j /αpi,k )・δpi,k =−FΨi,j (19−1) Σ(αFni,j/αΨi,k )・δΨi,k +Σ(αFni,j/αni,k )・δni,k +Σ(αFni,j/αpi,k )・δpi,k =−Fni,j (19−2) Σ(αFpi,j/αΨi,k )・δΨi,k +Σ(αFpi,j/αni,k )・δni,k +Σ(αFpi,j/αpi,k )・δpi,k =−Fpi,j (19−3) 式(19−1)〜(19−3)において、αは偏微分記
号の代用であり、Σはk=1,2,・・・,Nについて
の和をとることを示す。ただし、メッシュ節点j及びこ
れとメッシュエッジを介して隣接しているメッシュ節点
以外のものについては微係数を0とおく。jはメッシュ
節点の数Nだけある(j=1,2,3,・・・,N)。
【0012】これらの式よりδΨi,k ,δni,k ,δp
i,k (k=1,2,・・・,N)を得る。
【0013】次に、処理手順133で δxi <ε (20) が成立つかどうか判断する。この式は具体的には次の3
N個の式を表わす。
【0014】δΨi,k <εΨ (20−1) δni,k <εn (20−2) δpi,k <εp (20−3) εΨ ,εn ,εp は適当な正の微小量である。
【0015】もしこれが成立すれば最終解が得られたと
して計算を終了(処理手順135)する。もし成立しな
ければ、処理手順134で xi+1 =xi +δxi (21) とおく。この式は具体的には次の3N個の式を表わす。
【0016】 Ψi+1,k =Ψi,k +δΨi,k (21−1) ni+1,k =ni,k +δni,k (21−2) pi+1,k =pi,k +δpi,k (21−2) 次にi=i+1とおいて処理手順132以降を繰り返
す。
【0017】図23はガンメル法について説明するため
のフローチャートである。処理手順141で初期値Ψ
0,j ,n0,j ,p0,j ,j=1,2,・・・,Nを設定
する。
【0018】次に、処理手順142で F′Ψi δΨi =−FΨi (22) を解く。この式は具体的に次の式を表わす。
【0019】 Σ(αFΨi,j /αΨi,k )・δΨi,k =−FΨi,j (23) ここで、αは偏微分記号の代用であり、Σはk=1,
2,・・・,Nについての和をとることを示す。ただ
し、メッシュ節点j及びこれとメッシュエッジを介して
隣接しているメッシュ節点以外のものについては微係数
を0とおく。jはメッシュ節点の数Nだけである。
【0020】次に、処理手順143で F′niδni =−Fni (24) をとく。この式は具体的には次の式を表わす。
【0021】 Σ(αFni,j/αni,k )・δni,k =−Fni,j (25) ここで、αは偏微分記号の代用であり、Σはk=1,
2,・・・,Nについての和をとることを示す。メッシ
ュ節点j及びこれとメッシュエッジを介して隣接してい
るメッシュ接点以外のものについては微係数を0とお
く。jはメッシュ節点の数だけある。
【0022】次に、処理手順144で F′piδpi =−Fpi (26) を解く。この式は具体的には次の式を表わす。
【0023】 Σ(αFpi,j/αpi,k )・δpi,k =−Fpi,j (27) ここで、αは偏微分記号の代用であり、Σはk=1,
2,・・・,Nについての和をとることを示す。メッシ
ュ節点j及びこれとメッシュエッジを介して隣接してい
るメッシュ節点以外のものについては微係数を0とお
く。jはメッシュ節点の数だけある。
【0024】次に、処理手順145で δΨi <εΨ (28) δni <εn (29) δpi <εp (30) が成立つかどうかを判断する。これらの式は具体的には
次の式を表わす。
【0025】δΨi,k <εΨ (31) δni,k <εn (32) δpi,k <εp (33) ここで、αは偏微分記号の代用であり、εΨ ,εn
εp は適当な正の微小量である。
【0026】もし、これらの式が成立てば最終解が得ら
れたとして計算を終了(処理手順147)する。もし、
成立たなければ、 Ψi+1 =Ψi +δΨi (34) ni+1 =ni +δni (35) pi+1 =pi +δpi (36) とおく。これらの式は具体的には次の3つの式を表わ
す。
【0027】 Ψi+1,k =Ψi,k +δΨi,k (37) ni+1,k =ni,k +δni,k (38) pi+1,k =pi,k +δpi,k (39) 次に、i=i+1とおいて処理手順142以降を繰り返
す。
【0028】カップル法は、適当な初期値が与えられて
いれば少ない反復回数で最終回を得ることが可能であ
り、初期値依存性が少ないものの反復回数を多く必要と
するガンメル法に比較して、短い計算時間で半導体デバ
イスの解析を行うことが出来る。そのため、カップル法
を用いたデバイスシミュレーションが主流になりつつあ
る。
【0029】半導体デバイスのデバイス・シミュレーシ
ョンの基本方程式において、解くべき変数であるポテン
シャル、電子密度、正孔密度の変動領域があまり非線形
性の強くない領域であれば前述のままのニュートン法で
の解の収束が可能であるが、通常はデバイス・シミュレ
ーションの基本方程式は非線形性を有する為、解の変動
量が大きい場合、解が振動して、収束が困難になり、最
終解を得ることが出来なくなる。
【0030】前述したような、基本方程式の非線形性に
よる収束の困難を回避するために、解の変動量が所定の
上限値を越えた場合に、これにダンパーを掛けて、反復
を行う手法が一般的に用いられている。
【0031】例えば、ソリッド・ステート・エレクトロ
ニクス(Solid−StateElectronic
s)誌、第27巻、第4号、第319頁−第328頁、
1984年の論文“コンバージェンス・プロパティーズ
・オブ・ニュートンズ・メソッド・フォア・ザ・セミコ
ンダクタ・トランスポート・イウエイションズ・アンド
・ハイブリッド・ソリューション・テクニークス・フォ
ア・マルチディメンショナル・シミュレーション・オブ
・VLSI・デバイス”(Convergence P
roperties of Newton’s Met
hod for the Semiconductor
Transport Equations and
Hybrid Solution Technique
s for Multidimensional Si
mulation of VLSI Devices)
にはポテンシャル変動量の上限値を0.75としてダン
パーを掛けている。このような修正ニュートン法は、そ
の他に、“アイイーイーイー・トランザクションズ・オ
ン・コンピュータ・エイデッド・デザイン”(IEEE
Transactions on Computar
−Aided Design)誌,第CAD−4巻,第
3号,七月,1985年,第177頁−第189頁や
「アイイーイーイー・トランザクション・オン・エレク
トロン・デバイシス(IEEE Transactio
ns on Electron Devies)誌,第
ED−32巻,第10号,十月、1985年、第199
2頁−第2007頁にそれぞれ記載された論文にも使用
されている。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の修正ニ
ュートン法では、解の変動量、たとえばポテンシャルの
変動量を反復毎に上限値以下に圧縮して、細かく刻むこ
とによって最終解へ到達出来るようにする。しかし、こ
のような解の変動量の上限値によってダンパーを設定し
た場合でも、基本方程式の非線形性は一様でない為、非
線形性の強くない領域での解の振動に合わせて設定した
上限値では、非線形性の強くなる領域において収束が困
難になる。逆に、強い非線形性領域に合わせて上限値を
設定したのでは、非線形性の強くない反復回数を不必要
に増大させ、計算時間が長くなってしまう。
【0033】従って本発明の目的は、解の収束を確保で
きかつ計算時間の短縮が可能なデバイス・シミュレーシ
ョン法を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明第1のデバイス・
シミュレーション方法は、半導体デバイスの数値解析の
ニュートン反復法による計算の過程で、i回目の計算結
果から得られるポテンシャルΨi+1 を用いて電界強度E
i+1 を計算し、前記電界強度の絶対値|Ei+1|が所定
の上限値Elim を越えた場合、更に電界変動量δEi
i+1 −Ei の絶対値|δEi |が所定の上限値δE
lim を越えたときに、ポテンシャル変動量δΨi =Ψ
i+1 −Ψi に所定のダンパーD1iを掛けたD1i・δΨi
とΨi との和Ψi+1 a =Ψi +D1i・δΨi をΨi+1
代りに使用して(i+1)回目の計算を行なう手順を有
するというものである。
【0035】また、本発明の第2のデバイス・シミュレ
ーション方法は、半導体デバイスの数値解析のニュート
ン反復法による計算の過程で、i回目の計算結果のポテ
ンシャルΨi を用いて電界強度Ei を計算し、前記電界
強度の絶対値|Ei |が所定の上限値Elim を越えた場
合、更にi回目の計算結果から得られるポテンシャルΨ
i+1 を用いて電界強度Ei+1 を計算し、電界強度比の絶
対値|Ei+1 /Ei |が所定値Rlim を越えたときに、
ポテンシャル変動量δΨi =Ψi+1 −Ψi に所定のダン
パーD2iをかけたD2i・δΨi とΨi との和Ψi+1 b
Ψi +D2i・δΨi をΨi+1 の代りに使用して(i+
1)回目の計算を行なう手順を有する。これらの場合、
電荷保存式、電子電流連続式及び正孔電流連続式を所定
の境界条件のもとで好ましくはカップル法で解くことが
できる。
【0036】解が振動して収束しない理由は、高電界領
域でこれらの方程式の非線形性が強いことに基いてい
る。従って、このような高電界領域でのポテンシャル変
動量にダンパーを掛けることによって収束させることが
できる。高電界領域以外ではダンパーを掛けないので反
復回数の増大を回避できる。
【0037】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明の第1の実施
の形態について説明するためのフローチャートの部分図
である。
【0038】方程式(16),(17)及び(18)を
所定の境界条件のものでカップル法により解く。図1に
おいて、処理手順1,2,3は図22の従来の処理手順
131,132,133と全く同様である。処理手順3
で式(20−1),(20−2),(20−3)が成立
すれば図2の端子Dを経て終了(処理手順12)する。
もし、成立しなければ、処理手順4を行ない、 xi+1 =xi +δxi (21) とおく。この式は具体的には次の3N個の式を表わす。
【0039】 Ψi+1,k =Ψi,k +δΨi,k (21−1) ni+1,k =ni,k +δni,k (21−2) pi+1,k =pi,k +δpi,k (21−3) 次に、処理手順5で電界強度Ei+1 を計算する。すなわ
ち、 Ei+1,l =(Ψi+1,j −Ψi+1,k )/dl (40) ポテンシャルΨi+1 はメッシュ節点上で定義されるが、
電界強度Ei+1 は基本方程式から直接得られる物理量で
はなく、ポテンシャルΨi+1 を用いて計算される。メッ
シュエッジをlで表わし、その長さをdlとし、その両
端のメッシュ節点をj,kで表わすと、メッシュエッジ
上の電界強度は式(40)で定義される。
【0040】次に、処理手順6において、電界強度E
i+1 の絶対値があらかじめ適当に設定された上限値E
lim より大きくなるかどうかを判断する。すなわち、 |Ei+1,l |>Elim (41) を満たすメッシュエッジlが存在する(高電界領域)か
どうかを判断する。もし、このようなメッシュエッジl
がなければ、端子Bを経て図2の処理手順11に進みi
=i+1とおき、端子Aを経て処理手順2を行なう。も
し、このようなメッシュエッジlが1つでもあれば(高
電界領域ならば)端子Cを経て図2の処理手順7に進
み、前回反復で得られたポテンシャルΨiを用いて、 Ei,l =(Ψi,j −Ψi,k )/dl (42) により電界強度Ei を求める。次に、処理手順8で、 δEi,l =Ei+1,l −Ei,l (43) により、電界変動量δEi を求める。次に、処理手順9
で、適当に設定された電界強度の上限値δElim よりも
δEi の絶対値が大きいかどうかを判断する。すなわち |δEi,l |>δElim (44) なるメッシュエッジlがあるかどうかを判断する。も
し、このようなメッシュエジlが存在しないならば処理
手順11に進む。もし、存在するならば処理手順10に
進み、ポテンシャル変動量δΨi =Ψi+1 −Ψi にダン
パーD1iをかける。すなわち、 δΨi,l a =D1i・δΨi,l (45) D1i=δElim /|Ei+1,M −Ei,M | (46) で定義されるδΨi,l a をδΨi,l の代りに使用して、
処理時11に進む。ただし、Ei+1,M ,Ei,M はδE
i,l の絶対値|δEi,l |が最大値|δEi,MAX |とな
るメッシュエッジMでの電界強度を表わす。従って、メ
ッシュエッジMの長さをdM 、その両端のメッシュ節点
をj,kで表わすと、 δEi,M a =(δΨi,j a −δΨi,k a )/dM (47) =D1i・δEi,M (48) となる。修正された電界変動量δEi,l a をD1i・δE
i,l で定義すると、 すなわち、式(45),(46)で定義される修正ポテ
ンシャル変動量δΨi,l a をδΨi,l の代りに使用する
と、あたかも電界変動量の絶対値が上限値以下の領域で
計算を行なうことができる。
【0041】前述したように、ニュートン法で基本方程
式を解く場合に振動して収束が困難になる原因はデバイ
ス・シミュレーションの基本方程式の非線形性にある。
基本方程式の非線形性は移動度の電界強度依存性による
ところが大きい。例えば、その修正モデルが広く用いら
れているシャーフェッタ・ガンメル(Scharfet
ter and Gummel)の移動度モデルを図3
に示す。これは、正孔移動度について、横軸に電界強度
を取って、電界強度依存性の様子を表している。電界が
1.0×104 V/cmを越えるような高電界領域で
は、移動度が急激に低下していて、非線形性が強い。そ
のため、このような非線形性の強い高電界領域では、わ
ずかな電界強度の変動によって、移動度が大きく変化す
る。その結果、デバイス・シミュレーションの基本方程
式を解く上では、電流連続式の中に移動度が取り込まれ
ているために、このような非線形性の強い高電界領域で
は、移動度の大きな変動によって、解が振動してしま
い、収束しない場合がある。
【0042】本発明では、高電界領域でポテンシャル変
動量にダンパーをかけてニュートン法を修正することに
よって解の収束を確保し、高電界領域以外では通常のニ
ュートン法を使用することによって非線形性の強くない
領域での不必要な反復回数の増大を回避できる。
【0043】図4,図5は本発明の第2の実施の形態に
ついて説明するためのフローチャートの部分図である。
【0044】図4の処理手順13,14,15は図1の
処理手順1,2,3と同じである。処理手順15で式
(20−1),(20−2),(20−3)が成立すれ
ば図5の端子Dを経て終了(処理手順24)する。も
し、成立しなければ処理手順16でポテンシャルΨ
i (今回反復の処理手順14で求めた)から電界強度E
i を計算する。
【0045】Ψi =Ψi-1 +δΨi-1 (51) これは、具体的には次のN個の式を表わす。
【0046】 Ψi,j =Ψi-1,j +δΨi-1,j (52) jはメッシュ節点の数Nだけある。電界強度は基本方程
式から直接得られる物理量ではなく、ポテンシャルから
得られる量であり、メッシュエッジ上で定義される。す
なわち、メッシュエッジをlで表わし、その長さをdl
とし、その両端のメッシュ節点をj,kで表すと、メッ
シュエッジ上の電界強度Ei,l は Ei,l =(Ψi,j −Ψi,k )/dl (53) で定義される。次に処理手順17で、電界強度Ei の絶
対値があらかじめ適当に設定された上限値Elim より大
きくなるかどうかを判断する。すなわち、 |Ei,l |>Elim (54) を満たすメッシュエッジlがあるかどうかを判断する。
もし、このようなメッシュエッジがなければ図5の端子
Bを経て処理手順23に進む。もしあれば、処理手順1
8へ進み xi+1 =xi +δxi (55) とおく。この式は具体的には次の3N個の式を表わす。
【0047】 Ψi+1,k =Ψi,k +δΨi,k (55−1) ni+1,k =ni,k +δni,k (55−2) pi+1,k =pi,k +δpi,k (55−3) 次に、処理手順19で電界強度Ei+1 を計算する。すな
わち、 Ei+1,l =(Ψi+1,j −Ψi+1,k )/dl (56) 次に図5の節点Cを経て処理手順20で電界強度比の絶
対値|Ei+1 /Ei |を計算する。すなわち、 Ri,l =|Ei+1,l /Ei,l | (57) 分母にEi を用いることによって自動的にゼロになる割
り算を防ぐことができる。
【0048】次に、処理手順21で、このRi,l の絶対
値が適当に設定された上限値Rlimより大きいかどうか
を判断する。すなわち、 Ri,l >Rlim (54) が成立つメッシュエッジlがあるかどうかを判断する。
もしなければ処理手順23へ進む。もしあれば、処理手
順22でポテンシャル変動量δΨi にダンパーD2iを掛
ける。すなわち、 δΨi,l b =D2i・δΨi,l (55) D2i=|Ei,M /δEi,M |・(Rlim −1) (56) で定義されるδΨi,l b をδΨi,l の代りに使用して処
理手順23に進む。ただし、Ei,M は電界強度比の絶対
値が最大値Ri,MAX となるメッシュエッジM上での電界
強度を表わす。従って、メッシュエッジMの長さを
M 、その両端のメッシュ節点をj,kで表わすと δEi,M b =(δΨi,j b −δΨi,k b )/dM (57) =D2i・δEi,M (58) となる。そこで、Ri,MAX b を次式で定義する。
【0049】 Ri,MAX b =|Ei+1,M b /Ei,M | (59) =|(Ei,M +D2i・δEi,M )/Ei,M | (60) =Rlim (61) すなわち、式(55),(56)で定義される修正ポテ
ンシャル変動量δΨi,l b をδΨi,l を代りに使用する
と、あたかも電界強度比の絶対値が上限値以下の領域で
計算を行なうことができる。
【0050】第1の実施の形態と同様に解の収束の確保
と計算時間の不必要な増大を回避できるが、第2の実施
の形態では高電界領域の広い領域で適切なダンパーを設
定できる点で優れている。第1の実施の形態で、例え
ば、δElim が2.0×104V/cmに設定されてい
るとき、Ei,M が1.0×104 V/cm程度の領域で
は適切かもしれないが、Ei,M が1.0×105 V/c
m程度の領域では上限値としては小さすぎて、反復回数
を増大させる恐れがある。一方、第2の実施の形態なら
ば、電界変動比で上限値を見ているので、この場合にも
適切にダンパーを掛けることが可能である。
【0051】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0052】図6は第1の実施例について説明するため
のMOSトランジスタを示す断面図で、このMOSトラ
ンジスタは、P型シリコン基板31の表面にゲート酸化
膜35を介してゲート電極Gが設けられている。32は
ソース領域、33はドレイン領域でいずれもN型拡散層
で、破線はPN接合位置を示す。この破線はプロセス・
シミュレーションの結果をそのまま図示してある。34
はチャネルドープ領域、36は酸化シリコン膜でなる側
壁スペーサ、Sはソース電極、Dはドレイン電極であ
る。図7はこのようなMOSトランジスタのゲート酸化
膜界面における不純物濃度分布を示し、実線はドナー
の、破線はアクセプタの分布をそれぞれ示す。図8に生
成したメッシュを示す。黒く塗りつぶされたように見え
るところはメッシュが細いところである。図9は本実施
例で使用した電子移動度モデル、図10は正孔移動度モ
デルである。
【0053】本発明の第2の実施の形態の手法を用いて
デバイス・シミュレーションを行なった。
【0054】図11は、ソース電極Sに0.0V、ゲー
ト電極Gに1.5V、ドレイン電極Dに0.5V、基板
電極Bに0.0Vのバイアスを印加した状態を解析した
後、ゲート電極印加バイアスのみを2.0Vにした状態
を解析しようとした時の、収束の様子を示したものであ
る。横軸に反復回数をとり、横軸にポテンサル変動量の
最大値の絶対値|δΨMAX |をとっている。
【0055】従来手法ではポテンシャル変動量の最大値
の絶対置|δΨMAX |が減少せず、収束が困難であるこ
とがわかる。ここでは、従来手法でのポテンシャル変動
量の上限値は、0.075Vとした。一方、本発明の手
法ではすみやかにポテンシャル変動量が減少し、解の収
束を得ていることがわかる。ここでは、電界変動量比の
上限値Rlim を3とし、Elim は1.0×104 V/c
mとした。
【0056】図12は、本実施例の結果得られたシリコ
ン基板表面のポテンシャル分布を示し、図13は同じく
電子移動度の分布を示す。
【0057】次に、第2の実施例について説明する。
【0058】図14は第2の実施例について説明するた
めのMOSトランジスタを示す断面図、図15はゲート
酸化膜界面における不純物濃度分布を示し、実線はドナ
ーの、破線はアクセプタの分布をそれぞれ示す。図16
は生成したメッシュを示し、黒く塗りつぶしたように見
えるところはメッシュが細いところである。電子移動度
モデル、正孔移動度モデルは第1の実施例と同じものを
使用した。
【0059】本発明の第2の実施の形態の手法を用いて
デバイス・シミュレーションを行なった。ただし、式
(5),(6)のキャリア生成項に局所的インパクトイ
オン化モデルを用いた。すなわち、
【0060】
【0061】なお、インパクトイオン化モデルは「電子
通信学会技術研究報告」誌、第84巻、第180号、第
45頁−第52頁、1984年に紹介されている。
【0062】図17は、ソース電極Sに0.0V、ゲー
ト電極Gに0.5V、ドレイン電極Dに0.0V、基板
電極Bに0.0Vのバイアスを印加した状態を解析した
後、ゲート電極印加バイアスのみを1.0Vにした状態
を解析しようとした時の収束の様子を示したものであ
る。横軸に反復回数をとり、縦軸にポテンシャル変動量
の最大値の絶対値|δΨMAX |をとっている。
【0063】従来手法ではポテンシャル変動量の増大値
の絶対値|δΨMAX |が減少せず、収束が困難であるこ
とがわかる。ここでは、従来手法でのポテンシャル変動
量の上限値は、0.075Vとした。一方、本発明の手
法ではすみやかにポテンシャル変動量が減少し、解の収
束を得ていることがわかる。ここでは、電界変動比の上
限値Rlim を3とし、Elim は1.0×104 V/cm
とした。
【0064】図18は本実施例の結果得られたシリコン
基板表面のポテンシャル分布を示し、図19は同じくイ
ンパクトイオン化率の分布を示す。
【0065】以上、半導体デバイスの数値解析のニュー
トン反復法の効率的な修正法についてカップル法を例に
あげて説明したが、本発明はガンメル法にも適用可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。また、ドリ
フト−拡散モデルの場合について説明したが、エネルギ
ー輸送モデルの場合にも本発明を適用することができ
る。
【0066】数値解析の結果は、計算に用いたコンピュ
ータの記憶装置を経てハードディスクなどのファイルに
格納される。このハードディスクの内容はしかるべきプ
ログラムを使用して図12,図13などのようなグラフ
としてディスプレイに表示させたり、プリントアウトす
ることができることはいうまでもない。
【0067】デバイス・シミュレーションは半導体デバ
イスの動作についての理解を深めるばかりでなく実際に
半導体デバイスを試作する代りに利用されている。そう
して、デバイス・シミュレーションの結果に基いて、半
導体デバイスの設計を行なうことができる。
【0068】デバイス・シミュレーションを正確かつ短
時間に行えるということは、半導体デバイスの試作費用
の低減や設計を迅速かつ確実に行なうことを可能とする
ということができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電界強度
の絶対値がある上限値より大きい高電界領域でのみポテ
ンシャル変動量にダンパーを掛けて反復計算を実行する
ので、基本方程式の非線形性による収束の困難性をなく
すことができかつ不必要に反復回数を増大することを回
避でき計算時間を短縮できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態について説明するた
めのフローチャートの部分図である。
【図2】図1に続いて示すフローチャートの部分図であ
る。
【図3】移動モデルの一例を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施の形態について説明するた
めのフローチャートの部分図である。
【図5】図4に続いて示すフローチャートの部分図であ
る。
【図6】第1の実施例について説明するためのMOSト
ランジスタの断面図である。
【図7】図6のMOSトランジスタの不純物濃度分布を
示すグラフである。
【図8】第1の実施例におけるメッシュを示す図であ
る。
【図9】第1の実施例で使用する電子移動度モデルを示
すグラフである。
【図10】第1の実施例で使用する正孔移動度モデルを
示すグラフである。
【図11】第1の実施例におけるポテンシャル変動量の
振舞を示すグラフである。
【図12】第1の実施例で得られたポテンシャル分布を
示すグラフである。
【図13】第1の実施例で得られた電子移動度の分布を
示すグラフである。
【図14】第2の実施例について説明するためのMOS
トランジスタの断面図である。
【図15】図14のMOSトランジスタの不純物濃度分
布を示すグラフである。
【図16】第2の実施例におけるメッシュを示す図であ
る。
【図17】第2の実施例におけるポテンシャル変動量の
振舞を示すグラフである。
【図18】第2の実施例で得られたポテンシャル分布を
示すグラフである。
【図19】第2の実施例で得られたインパクトイオン化
率分布を示すグラフである。
【図20】ニュートン法について説明するためのフロー
チャートである。
【図21】メッシュの一例を示す図である。
【図22】カップル法について説明するためのフローチ
ャートである。
【図23】ガンメル法について説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1〜24 処理手順 31 P型シリコン基板 32 ソース領域 33 ドレイン領域 34 チャネルドープ領域 35 ゲート酸化膜 36 側壁スペーサ 101〜106 処理手順 131〜135 処理手順 141〜147 処理手順 B 基板電極 D ドレイン電極 G ゲート電極 S ソース電極

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体デバイスの数値解析のニュートン
    反復法による計算の過程で、i回目の計算結果から得ら
    れるポテンシャルΨi+1 を用いて電界強度Ei+1 を計算
    し、前記電界強度の絶対値|Ei+1 |が所定の上限値E
    lim を越えた場合、更に電界変動量δEi =Ei+1 −E
    i の絶対値|δEi |が所定の上限値δElim を越えた
    ときに、ポテンシャル変動量δΨi =Ψi+1 −Ψi に所
    定のダンパーD1iを掛けたD1i・δΨi とΨi との和Ψ
    i+1 a =Ψi +D1i・δΨi をΨi+1 の代りに使用して
    (i+1)回目の計算を行なう手順を有することを特徴
    とすデバイス・シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 半導体デバイスの数値解析のニュートン
    反復法による計算の過程で、i回目の計算結果のポテン
    シャルΨi を用いて電界強度Ei を計算し、前記電界強
    度の絶対値|Ei |が所定の上限値Elim を越えた場
    合、更にi回目の計算結果から得られるポテンシャルΨ
    i+1 を用いて電界強度Ei+1 を計算し、電界強度比の絶
    対値|Ei+1 /Ei |が所定値Rlim を越えたときに、
    ポテンシャル変動量δΨi =Ψi+1 −Ψi に所定のダン
    パーD2iをかけたD2i・δΨi とΨi との和Ψi+1 b
    Ψi +D2i・δΨi をΨi+1 の代りに使用して(i+
    1)回目の計算を行なう手順を有することを特徴とする
    デバイス・シミュレーション方法。
  3. 【請求項3】 電荷保存式、電子電流保存式及び正孔電
    流保存式をカップル法で解く請求項1又は2記載のデバ
    イス・シミュレーション方法。
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