JP2733679B2 - 電気泳動表示装置及びその製造法 - Google Patents
電気泳動表示装置及びその製造法Info
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- JP2733679B2 JP2733679B2 JP1043610A JP4361089A JP2733679B2 JP 2733679 B2 JP2733679 B2 JP 2733679B2 JP 1043610 A JP1043610 A JP 1043610A JP 4361089 A JP4361089 A JP 4361089A JP 2733679 B2 JP2733679 B2 JP 2733679B2
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- porous spacer
- dispersion system
- display device
- swelling
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1339—Gaskets; Spacers; Sealing of cells
- G02F1/13394—Gaskets; Spacers; Sealing of cells spacers regularly patterned on the cell subtrate, e.g. walls, pillars
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は電気泳動粒子を利用した表示装置に於いて、
樹脂製フィルム等からなる一方の可撓性電極板と、分散
系を小区間に小連続相に分割する為の膨潤質多孔性スペ
ーサとの協働により該スペーサの各孔に分散系を確実に
封入できるように構成した電気泳動表示装置及びその製
造法に関する。
樹脂製フィルム等からなる一方の可撓性電極板と、分散
系を小区間に小連続相に分割する為の膨潤質多孔性スペ
ーサとの協働により該スペーサの各孔に分散系を確実に
封入できるように構成した電気泳動表示装置及びその製
造法に関する。
「従来技術とその問題点」 電気泳動粒子を利用したこの種の電気泳動表示装置
は、第２図の如く、対向面に各々酸化インジウム・スズ
等の適宜な透明導電部材を用いて所要の表示用電極パタ
ーン２、４を各別に形成した二枚の透明ガラス板１、３
を設け、液体分散媒に電気泳動粒子６を分散させた分散
系７をその対向間隙間に封入すべくスペーサ機能を兼ね
る封止部材５を外周部位に配装した構造を有する。この
ような構造の電気泳動表示装置は、電極パターン２、４
に表示駆動用電圧を印加して電気泳動粒子６を電極パタ
ーン２、４に吸着・離反させ得るように分散系７に電界
を作用させて電気泳動粒子６の分布状態を変えるとこに
より分散系７の光学的特性に変化を与えて文字、記号又
は図形等の所望の表示動作を行わせるものである。
は、第２図の如く、対向面に各々酸化インジウム・スズ
等の適宜な透明導電部材を用いて所要の表示用電極パタ
ーン２、４を各別に形成した二枚の透明ガラス板１、３
を設け、液体分散媒に電気泳動粒子６を分散させた分散
系７をその対向間隙間に封入すべくスペーサ機能を兼ね
る封止部材５を外周部位に配装した構造を有する。この
ような構造の電気泳動表示装置は、電極パターン２、４
に表示駆動用電圧を印加して電気泳動粒子６を電極パタ
ーン２、４に吸着・離反させ得るように分散系７に電界
を作用させて電気泳動粒子６の分布状態を変えるとこに
より分散系７の光学的特性に変化を与えて文字、記号又
は図形等の所望の表示動作を行わせるものである。
分散系７の封入態様として上記の如く端部に設けた封
止部材５によって連続相状に構成する場合には、両電極
パターン２、４間の間隔むら等による電界強度の不均一
に起因して電気泳動粒子６が電極パターン面と平行方向
な移動を起こして電気泳動粒子の濃度分布に偏りを生
じ、その結果この電気泳動表示装置を長時間繰返し使用
すると電気泳動粒子の濃度が場所的に不均一になったり
表示むらを発生するという問題がある。
止部材５によって連続相状に構成する場合には、両電極
パターン２、４間の間隔むら等による電界強度の不均一
に起因して電気泳動粒子６が電極パターン面と平行方向
な移動を起こして電気泳動粒子の濃度分布に偏りを生
じ、その結果この電気泳動表示装置を長時間繰返し使用
すると電気泳動粒子の濃度が場所的に不均一になったり
表示むらを発生するという問題がある。
そこで、このような不都合を解消する手段として、多
数の透孔を備えた多孔性スペーサを用いて各透孔に分散
系を封入することにより、分散系７を小区間に不連続相
に分割封入するような構造も特開昭49−32038号、特開
昭59−34518号或いは特開昭59−171930号公報等で知ら
れている。
数の透孔を備えた多孔性スペーサを用いて各透孔に分散
系を封入することにより、分散系７を小区間に不連続相
に分割封入するような構造も特開昭49−32038号、特開
昭59−34518号或いは特開昭59−171930号公報等で知ら
れている。
しかし、多孔性スペーサを用いて分散系を小区間に不
連続相に分割する分散系分割型の電気泳動表示装置の上
記公知例の場合に於いて、両電極板に基板フィルムを各
々使用する場合には、フィルムの変形等によって多孔性
スペーサと電極板間に隙間を生じ易いので、電気泳動粒
子の偏在を発生させる虞がある。
連続相に分割する分散系分割型の電気泳動表示装置の上
記公知例の場合に於いて、両電極板に基板フィルムを各
々使用する場合には、フィルムの変形等によって多孔性
スペーサと電極板間に隙間を生じ易いので、電気泳動粒
子の偏在を発生させる虞がある。
更に、両電極板と介装多孔性スペーサとを予め接着し
たセル構造のものでは、多孔性スペーサの各孔に分散系
を一様に注入することは非常に困難である等、分散系注
入処理に伴なう製造上の難点が種々存在する他、分散系
注入の不完全な部分が発生して表示欠陥となる虞が多分
にあり、信頼性の高い表示装置を得る上での解決課題は
多い。
たセル構造のものでは、多孔性スペーサの各孔に分散系
を一様に注入することは非常に困難である等、分散系注
入処理に伴なう製造上の難点が種々存在する他、分散系
注入の不完全な部分が発生して表示欠陥となる虞が多分
にあり、信頼性の高い表示装置を得る上での解決課題は
多い。
「発明の目的及び構成」 本発明は、多孔性スペーサを用いる分散系分割型の電
気泳動表示装置に於いて、多孔性スペーサを膨潤質部材
で構成すると共に、電極板の一方を可撓性に構成するこ
とにより、膨潤質多孔性スペーサの各孔に分散系を容易
確実に注入可能な電気泳動表示装置及びその製造法を提
供するものである。
気泳動表示装置に於いて、多孔性スペーサを膨潤質部材
で構成すると共に、電極板の一方を可撓性に構成するこ
とにより、膨潤質多孔性スペーサの各孔に分散系を容易
確実に注入可能な電気泳動表示装置及びその製造法を提
供するものである。
その為に、本発明の電気泳動表示装置によれば、少な
くとも一方が透明質に構成された一組の対向配置した電
極板間に多孔性スペーサを介して電気泳動粒子を分散さ
せた分散系を不連続相に分割して封入する構造の電気泳
動表示装置に於いて、上記分散系を不連続に分割する手
段として上記電極板間に介装した膨潤質多孔性スペーサ
を設け、上記対向電極板の一方を該膨潤質多孔性スペー
サに密着可能な可撓性に構成すると共に、他の電極板を
透明な剛体で構成すべく案出したものである。
くとも一方が透明質に構成された一組の対向配置した電
極板間に多孔性スペーサを介して電気泳動粒子を分散さ
せた分散系を不連続相に分割して封入する構造の電気泳
動表示装置に於いて、上記分散系を不連続に分割する手
段として上記電極板間に介装した膨潤質多孔性スペーサ
を設け、上記対向電極板の一方を該膨潤質多孔性スペー
サに密着可能な可撓性に構成すると共に、他の電極板を
透明な剛体で構成すべく案出したものである。
上記膨潤質多孔性スペーサの端部周域には少なくとも
上記可撓性電極板との密着を容易化する為の手段として
接着固定部を一体に形成するように構成するのが好適で
ある。
上記可撓性電極板との密着を容易化する為の手段として
接着固定部を一体に形成するように構成するのが好適で
ある。
斯かる電気泳動表示装置を製作するには、先ずフィル
ム部材及び透明ガラス板の各一方面に所要の電極パター
ンを各々形成した可撓性電極板と透明な剛体電極板とを
用意し、該剛体電極板の電極パターン側に配装した膨潤
質多孔性スペーサに対し電気泳動粒子を分散させた分散
系を過剰に供給した後、上記可撓性電極板をその電極パ
ターンが上記剛体電極板の電極パターンと対面するよう
に上記膨潤質多孔性スペーサ上に配装し、次に上記可撓
性電極板の上面にその一端から押圧力を順次付与して該
可撓性電極板を上記膨潤質多孔性スペーサに密着させて
余分な分散系を押し出し、該多孔性スペーサの膨潤作用
によりその各孔に上記分散系を封入保持する手法が採用
される。
ム部材及び透明ガラス板の各一方面に所要の電極パター
ンを各々形成した可撓性電極板と透明な剛体電極板とを
用意し、該剛体電極板の電極パターン側に配装した膨潤
質多孔性スペーサに対し電気泳動粒子を分散させた分散
系を過剰に供給した後、上記可撓性電極板をその電極パ
ターンが上記剛体電極板の電極パターンと対面するよう
に上記膨潤質多孔性スペーサ上に配装し、次に上記可撓
性電極板の上面にその一端から押圧力を順次付与して該
可撓性電極板を上記膨潤質多孔性スペーサに密着させて
余分な分散系を押し出し、該多孔性スペーサの膨潤作用
によりその各孔に上記分散系を封入保持する手法が採用
される。
上記の如き膨潤質多孔性スペーサの素材としては、シ
リコンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエン系、イ
ソプレン系、エチレン−プロピレン系、アクリロニトリ
ロ−ブタジエン系、クロロプレン系の如き合成ゴムや天
然ゴム又は低結晶性の各種樹脂等を用いることが出来
る。
リコンゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエン系、イ
ソプレン系、エチレン−プロピレン系、アクリロニトリ
ロ−ブタジエン系、クロロプレン系の如き合成ゴムや天
然ゴム又は低結晶性の各種樹脂等を用いることが出来
る。
「実 施 例」 以下、図示の実施例を参照しながら本発明を更に詳述
する。第一図に於いて、10は透明な剛体電極板を構成す
る為の基材としての透明なガラス板であってその上面に
は酸化インジウム・スズ等の透明導電材料を用いて所要
の電極パターン11を適宜形成してある。この剛体電極板
の上面には既述の如き端部封止部材５と分散系を小区間
に分割して封入するための膨潤質多孔性スペーサ12を配
装してある。この膨潤質多孔性スペーサ12は、シリコン
ゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエン系、イソプレ
ン系、エチレン−プロピレン系、アクリロニトリロ−ブ
タジエン系、クロロプレン系の如き合成ゴムや天然ゴム
又は低結晶性の各種樹脂等の素材からなるシート状物に
パンチ、レーザ等の手段か又はスクリーン印刷手段で厚
さ30μｍ程度で所要の透孔を多数形成したものをこの剛
体電極板の電極パターン11形成側に適宜配装することが
出来る。
する。第一図に於いて、10は透明な剛体電極板を構成す
る為の基材としての透明なガラス板であってその上面に
は酸化インジウム・スズ等の透明導電材料を用いて所要
の電極パターン11を適宜形成してある。この剛体電極板
の上面には既述の如き端部封止部材５と分散系を小区間
に分割して封入するための膨潤質多孔性スペーサ12を配
装してある。この膨潤質多孔性スペーサ12は、シリコン
ゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエン系、イソプレ
ン系、エチレン−プロピレン系、アクリロニトリロ−ブ
タジエン系、クロロプレン系の如き合成ゴムや天然ゴム
又は低結晶性の各種樹脂等の素材からなるシート状物に
パンチ、レーザ等の手段か又はスクリーン印刷手段で厚
さ30μｍ程度で所要の透孔を多数形成したものをこの剛
体電極板の電極パターン11形成側に適宜配装することが
出来る。
斯かる膨潤質多孔性スペーサ12の上面には、上記電極
パターン11と対向する面に他の電極パターン14を形成し
たフィルム基材13からなる可撓性電極板を配装してある
が、該可撓性電極板は膨潤質多孔性スペーサ12の各孔に
過剰に供給した分散系７を可撓性電極板の上面から押圧
力を作用させて該スペーサ12に密着させながら余分な分
散系７を押し出すことにより、膨潤質多孔性スペーサ12
の各孔に空孔のない分散系７の完全な封入を行なわせる
為のものである。なお、17は構成部材間をそれらの端部
で固定接合する為の接着剤を示す。
パターン11と対向する面に他の電極パターン14を形成し
たフィルム基材13からなる可撓性電極板を配装してある
が、該可撓性電極板は膨潤質多孔性スペーサ12の各孔に
過剰に供給した分散系７を可撓性電極板の上面から押圧
力を作用させて該スペーサ12に密着させながら余分な分
散系７を押し出すことにより、膨潤質多孔性スペーサ12
の各孔に空孔のない分散系７の完全な封入を行なわせる
為のものである。なお、17は構成部材間をそれらの端部
で固定接合する為の接着剤を示す。
上記の分散系分割型の電気泳動表示装置を製作するに
は、透明ガラス板10及び透明電極パターン11からなる剛
体電極板の該電極パターン11上にスクリーン印刷手段等
で膨潤質多孔性スペーサ12を形成した後、表示目的に最
適な如く適宜な液体分散媒に酸化チタン等の電気泳動粒
子を分散させて予め調製した分散系７を膨潤質多孔性ス
ペーサ12に所要量以上に過剰に供給して該スペーサ12を
この分散系７で完全に覆っておく。
は、透明ガラス板10及び透明電極パターン11からなる剛
体電極板の該電極パターン11上にスクリーン印刷手段等
で膨潤質多孔性スペーサ12を形成した後、表示目的に最
適な如く適宜な液体分散媒に酸化チタン等の電気泳動粒
子を分散させて予め調製した分散系７を膨潤質多孔性ス
ペーサ12に所要量以上に過剰に供給して該スペーサ12を
この分散系７で完全に覆っておく。
分散系７は、分散媒として、ヘキシルベンゼン100cc
を用意し、これにオイルブルーBAからなる濃紺の染料1g
とシルバンS83からなる界面活性剤0.5gとを溶かし、こ
の溶媒に電気泳動粒子として酸化チタン5gを分散させる
ことによりこの分散系を調製することが出来る。
を用意し、これにオイルブルーBAからなる濃紺の染料1g
とシルバンS83からなる界面活性剤0.5gとを溶かし、こ
の溶媒に電気泳動粒子として酸化チタン5gを分散させる
ことによりこの分散系を調製することが出来る。
次いで、可撓性電極板をその電極パターン14が剛体電
極板の電極パターン11と対面するように膨潤質多孔性ス
ペーサ12に重ね合わせた状態で可撓性電極板の上面側に
加圧ローラ等の押圧力を作用させその一端部から順次的
に弾圧力を加えると、可撓性電極板は膨潤質多孔性スペ
ーサ12に十分に押し付けられて密着する。これにより、
膨潤質多孔性スペーサ12に対し過剰に供給された余分な
分散系は該スペーサ12の各孔から押し出されて分散系７
の適正な封入処理が行われる。そして、接着剤17を用い
て剛体電極板、膨潤質多孔性スペーサ12及び可撓性電極
板の各外周端部を相互に接着固定すると、膨潤質多孔性
スペーサ12の膨潤作用によって該スペーサ12が可撓性電
極板に押し付けられてこの封止状態が機械的に補強さ
れ、これにより空孔のない分割型分散系の完全な封入処
理を容易迅速に施すことが出来る。
極板の電極パターン11と対面するように膨潤質多孔性ス
ペーサ12に重ね合わせた状態で可撓性電極板の上面側に
加圧ローラ等の押圧力を作用させその一端部から順次的
に弾圧力を加えると、可撓性電極板は膨潤質多孔性スペ
ーサ12に十分に押し付けられて密着する。これにより、
膨潤質多孔性スペーサ12に対し過剰に供給された余分な
分散系は該スペーサ12の各孔から押し出されて分散系７
の適正な封入処理が行われる。そして、接着剤17を用い
て剛体電極板、膨潤質多孔性スペーサ12及び可撓性電極
板の各外周端部を相互に接着固定すると、膨潤質多孔性
スペーサ12の膨潤作用によって該スペーサ12が可撓性電
極板に押し付けられてこの封止状態が機械的に補強さ
れ、これにより空孔のない分割型分散系の完全な封入処
理を容易迅速に施すことが出来る。
分散系７に用いる電気泳動粒子は、酸化チタンや周知
の各種のコロイド粒子のほか、種々の有機、無機質顔
料、染料、セラミックス若しくは樹脂等の微粉末などを
適宜使用できる。また、分散系７の分散媒には、炭化水
素、ハロゲン化炭化水素、芳香族炭化水素等の他、天然
又は合成の各種の油等を任意使用できる。そして、分散
系７には必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石けん
や樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンド等の粒子から
なる荷電制御剤に加え、分散剤、潤滑剤、安定化剤等を
適宜添加できる。更に、電気泳動粒子の荷電を正又は負
に統一したり、ゼータ電位を高める手段の他、電気泳動
粒子の電極パターン11、14に対する吸着性や分散媒の粘
度等の調整も適宜行える。
の各種のコロイド粒子のほか、種々の有機、無機質顔
料、染料、セラミックス若しくは樹脂等の微粉末などを
適宜使用できる。また、分散系７の分散媒には、炭化水
素、ハロゲン化炭化水素、芳香族炭化水素等の他、天然
又は合成の各種の油等を任意使用できる。そして、分散
系７には必要に応じ、電解質、界面活性剤、金属石けん
や樹脂、ゴム、油、ワニス、コンパウンド等の粒子から
なる荷電制御剤に加え、分散剤、潤滑剤、安定化剤等を
適宜添加できる。更に、電気泳動粒子の荷電を正又は負
に統一したり、ゼータ電位を高める手段の他、電気泳動
粒子の電極パターン11、14に対する吸着性や分散媒の粘
度等の調整も適宜行える。
「発明の効果」 本発明による電気泳動表示装置は、可撓性電極板の一
端から押圧力を順次作用させながら膨潤質多孔性スペー
サにこの可撓性電極板を順次密着させて余分な分散系を
押し出すように構成したので、残存空孔を生じさせるこ
となく、膨潤質多孔性スペーサの各孔に分散系を確実に
封入でき、従って分散系の分割型封入処理を能率よく短
時間に容易確実に行える。
端から押圧力を順次作用させながら膨潤質多孔性スペー
サにこの可撓性電極板を順次密着させて余分な分散系を
押し出すように構成したので、残存空孔を生じさせるこ
となく、膨潤質多孔性スペーサの各孔に分散系を確実に
封入でき、従って分散系の分割型封入処理を能率よく短
時間に容易確実に行える。
膨潤質多孔性スペーサの膨潤作用により、機械的に強
固な封止状態を保持できる。
固な封止状態を保持できる。
対向する両電極板双方をITOガラス板等からなる剛体
で作製した場合には、多孔質スペーサの膨潤量と電極板
間ギャップとを最適に設定しないと、膨潤量の過大の場
合には電極板が割れる等の問題があるが、電極板の一方
を可撓性に構成することにより、スペーサの膨潤量に対
応して可撓性電極板が変形し、斯かる破損を防止でき
る。
で作製した場合には、多孔質スペーサの膨潤量と電極板
間ギャップとを最適に設定しないと、膨潤量の過大の場
合には電極板が割れる等の問題があるが、電極板の一方
を可撓性に構成することにより、スペーサの膨潤量に対
応して可撓性電極板が変形し、斯かる破損を防止でき
る。
第１図は本発明の一実施例に従って透明剛体電極板と可
撓性電極板との間に膨潤質多孔性スペーサを具備するよ
うに構成した分散系分割型の電気泳動表示装置の概念的
な拡大断面構成図を示し、そして、 第２図は多孔性スペーサを使用しない従来の構造による
分散系連続相型の電気泳動表示装置の概念的断面構成図
である。 １、3:透明ガラス板 ２、4:電極パターン 5:端部スペーサ 6:電気泳動粒子 7:表示用分散系 10:透明ガラス板 11:電極パターン 12:膨潤質多孔性スペーサ 13:フィルム基材 14:電極パターン 17:固定用接着剤
撓性電極板との間に膨潤質多孔性スペーサを具備するよ
うに構成した分散系分割型の電気泳動表示装置の概念的
な拡大断面構成図を示し、そして、 第２図は多孔性スペーサを使用しない従来の構造による
分散系連続相型の電気泳動表示装置の概念的断面構成図
である。 １、3:透明ガラス板 ２、4:電極パターン 5:端部スペーサ 6:電気泳動粒子 7:表示用分散系 10:透明ガラス板 11:電極パターン 12:膨潤質多孔性スペーサ 13:フィルム基材 14:電極パターン 17:固定用接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 高志 茨城県稲敷郡茎崎町天宝喜757 日本メ クトロン株式会社南茨城工場内 (72)発明者 尾城 達彦 茨城県稲敷郡茎崎町天宝喜757 日本メ クトロン株式会社南茨城工場内
Claims (2)
- 【請求項１】少なくとも一方が透明質に構成された一組
の対向配置した電極板間に多孔性スペーサを介して電気
泳動粒子を分散させた分散系を不連続相に分割して封入
する構造の電気泳動表示装置に於いて、上記分散系を不
連続に分割する手段として上記電極板間に介装した膨潤
質多孔性スペーサを備え、上記対向電極板の一方を該膨
潤質多孔性スペーサに密着可能な可撓性に構成すると共
に、他の電極板を透明な剛体で構成したことを特徴とす
る電気泳動表示装置。 - 【請求項２】フィルム部材及び透明ガラス板の各一方面
に所要の電極パターンを各々形成した可撓性電極板と透
明な剛体電極板とを用意し、該剛体電極板の電極パター
ン側に配装した膨潤質多孔性スペーサに対し電気泳動粒
子を分散させた分散系を過剰に供給した後、上記可撓性
電極板をその電極パターンが上記剛体電極板の電極パタ
ーンと対面するように上記膨潤質多孔性スペーサ上に配
装し、次に上記可撓性電極板の上面にその一端から押圧
力を順次付与して該可撓性電極板を上記膨潤質多孔性ス
ペーサに密着させて余分な分散系を押し出し、該多孔性
スペーサの膨潤作用によりその各孔に上記分散系を封入
保持することを特徴とする電気泳動表示装置の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1043610A JP2733679B2 (ja) | 1989-02-25 | 1989-02-25 | 電気泳動表示装置及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1043610A JP2733679B2 (ja) | 1989-02-25 | 1989-02-25 | 電気泳動表示装置及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02223935A JPH02223935A (ja) | 1990-09-06 |
| JP2733679B2 true JP2733679B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=12668604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1043610A Expired - Lifetime JP2733679B2 (ja) | 1989-02-25 | 1989-02-25 | 電気泳動表示装置及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2733679B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6639578B1 (en) | 1995-07-20 | 2003-10-28 | E Ink Corporation | Flexible displays |
| US6120588A (en) | 1996-07-19 | 2000-09-19 | E Ink Corporation | Electronically addressable microencapsulated ink and display thereof |
| US6017584A (en) * | 1995-07-20 | 2000-01-25 | E Ink Corporation | Multi-color electrophoretic displays and materials for making the same |
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1989
- 1989-02-25 JP JP1043610A patent/JP2733679B2/ja not_active Expired - Lifetime
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