JP2733003B2 - エレベータシステム - Google Patents

エレベータシステム

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JP2733003B2
JP2733003B2 JP5052776A JP5277693A JP2733003B2 JP 2733003 B2 JP2733003 B2 JP 2733003B2 JP 5052776 A JP5052776 A JP 5052776A JP 5277693 A JP5277693 A JP 5277693A JP 2733003 B2 JP2733003 B2 JP 2733003B2
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敦郎 西垣
一浩 澤池
明俊 山下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ運転制御装
置によって昇降動作が制御されるエレベータの乗りかご
内に映像表示装置を設置したエレベータシステムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】エレベータに乗り合わせる搭乗者はお互
いに知合いでないのが通常であり、然もエレベータ内の
搭乗スペースは限られているから、特に大勢の搭乗者で
混雑した場合には、お互いが接近或いは接触することと
なって、不快感や緊張感を生む。
【0003】そこで、従来はストレス解消策として、乗
りかご内に心地好い照明を施したり、音楽を流す等の工
夫が為されている。
【0004】又、乗りかご内の垂直壁面に映像表示装置
を設けて、搭乗者の視線を映像に集めることによって、
ストレスを軽減せんとするエレベータシステムが提案さ
れている(特開平3-182489号〔B66B11/02〕)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、乗りかご内
に映像表示装置を設けた従来のエレベータシステムにお
いては、搭乗者の関心が映像に引き付けられることによ
って、階数インジケータへの注意がおろそかになり、エ
レベータを降りるタイミングを逸する虞れがあった。逆
に階数インジケータの表示に気をとられていると、映像
表示装置の映像を観賞する余裕がなくなり、ストレス軽
減の効果が薄れる。又、乗りかご内の垂直壁面に映像表
示装置を設けた従来のエレベータシステムにおいては、
乗りかご内の搭乗者の位置によって画面が見難く、多く
の搭乗者の視線を映像に集めることが出来ない問題があ
る。
【0006】本発明の目的は、映像表示装置の画面に搭
乗者の視線を集めることによるストレス軽減の効果を維
持した上で、エレベータを降りるタイミングを逸する虞
れのないエレベータシステムを提供することである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るエレベータシ
ステムは、乗りかご(6)内に設置された映像表示装置
(5)へ背景画(51)となる主映像信号を供給すべき映像再
生装置(1)と、エレベータ運転制御装置(2)からの階数
信号に基づいて階数表示画(52)となる副映像信号を発生
する重畳画発生回路(3)と、主映像信号と副映像信号を
合成して、背景画(51)上に階数表示画(52)を重畳するた
めの画像合成装置(4)とを具え、該画像合成装置(4)か
ら出力される合成映像信号を映像表示装置(5)へ供給す
るものである。
【0008】副映像信号には、階数表示画(52)と共に、
乗りかご(6)の移動方向等のエレベータ運転状態を示す
画像を含めることが出来る。
【0009】映像表示装置(5)の表示画面(50)は、乗り
かご(6)内の出入口ドア(61)の上方位置に、搭乗者の視
線に対向した傾斜姿勢で設置される。或いは、映像表示
装置(5)の表示画面(50)は、乗りかご(6)内の床面(65)
内に、垂直上方へ向けて水平に設置することも可能であ
る。
【0010】又、映像表示装置(5)を映像投影装置(55)
によって構成する場合、乗りかご(6)には、第1天井(6
3a)の下方に第2天井(63b)と傾斜壁面(64)を連接して
設け、映像表示装置(5)は、傾斜壁面(64)内に表示画面
(50)を設置し、第2天井(63b)の上には映像投影装置(5
5)を配置して、該映像投影装置(55)からの投射映像を光
反射器(56)にて反射させて表示画面(50)の背面へ導く。
【0011】更に又、映像表示装置(5)を映像投影装置
(55)によって構成する場合、乗りかご(6)には、第1天
井(63a)の下方に第2天井(63b)を設けると共に、該第
2天井壁(63b)の周辺に連接して複数の傾斜壁面(64a)
(64b)を設け、各傾斜壁面内に表示画面を設置する一
方、第2天井(63b)の上には単一の映像投影装置(55)を
配置して、該映像投影装置(55)からの投射映像を光分配
器(7)によって各表示画面の背面へ導く構成も可能であ
る。
【0012】
【作用】映像再生装置(1)から発せられる主映像信号
は、画像合成装置(4)を介して乗りかご(6)内の映像表
示装置(5)へ供給され、表示画面(50)に背景画(51)とし
て映出される。エレベータの乗りかご(6)はエレベータ
運転制御装置(2)からの制御信号によって昇降動作を制
御され、ある階に停止すると、その階数に応じた階数信
号がエレベータ運転制御装置(2)から重畳画発生回路
(3)へ供給される。これによって重畳画発生回路(3)
は、停止した階の階数表示画(52)となる副映像信号を発
生し、該副映像信号は画像合成装置(4)へ供給されて、
前記主映像信号と合成される。
【0013】合成映像信号は映像表示装置(5)へ供給さ
れて、表示画面(50)には、背景画(51)上に階数表示画(5
2)が重畳(スーパーインポーズ)されて表示される。従っ
て、表示画面(50)の階数表示画(52)は、乗りかご(6)の
停止する階に応じて変化し、停止した階の階数を搭乗者
に報知する。
【0014】副映像信号に、乗りかご(6)の移動方向等
のエレベータ運転状態を示す画像を含めれば、搭乗者
は、停止した階の階数のみならず、乗りかご(6)の移動
中に、その移動方向(上昇、或いは下降)等を知ることが
出来る。
【0015】又、映像表示装置(5)の表示画面(50)を、
乗りかご(6)内の出入口ドア(61)の上方位置に、搭乗者
の視線に対向した傾斜姿勢で設置し、或いは、乗りかご
(6)内の床面(65)内に、垂直上方へ向けて水平に設置す
れば、表示画面(50)を垂直壁面に沿って垂直に設置した
場合に比べて、表示画面(50)に対する適正視野領域を拡
大することが出来る。
【0016】更に又、乗りかご(6)の天井部に、複数の
表示画面を夫々搭乗者の視線に対向する傾斜姿勢で設置
し、単一の映像投影装置(55)からの投射映像を各表示画
面に表示すれば、乗りかご(6)内における搭乗者の位置
に拘わらず、いずれの位置から楽な姿勢で画面を見る
ことが出来る。この結果、多くの搭乗者の視線を画面に
引き付けることが可能となる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るエレベータシステムによれ
ば、背景画(51)の映出によって搭乗者のストレスを解消
することが出来ると共に、該背景画(51)上に階数表示画
(52)がスーパーインポーズされて表示されるから、搭乗
者は、背景画(51)を観賞しつつ、階数表示画(52)によっ
て階数を認識することが出来る。従って、エレベータを
降りるタイミングを逸する虞れはない。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面に沿って
詳述する。図1は、エレベータシステムの概略構成を示
しており、複数台の乗りかご(6)がエレベータ運転制御
装置(2)によって昇降動作を制御されている。
【0019】乗りかご(6)の外部には、映像再生装置
(1)が設置され、該映像再生装置(1)からの主映像信号
が乗りかご(6)毎に設けた画像合成装置(4)へ並列的に
供給されている。
【0020】一方、エレベータ運転制御装置(2)には、
乗りかご(6)毎に設けた重畳画発生回路(3)が接続され
ており、各重畳画発生回路(3)には、対応する乗りかご
(6)の現在位置に応じた階数信号が供給される。重畳画
発生回路(3)は、乗りかご(6)の停止階の階数表示画を
含む副映像信号を作成し、対応する画像合成装置(4)へ
供給する。
【0021】これによって、画像合成装置(4)は、前記
主映像信号と副映像信号を合成し、該合成映像信号を乗
りかご(6)内の映像表示装置(5)へ供給する。
【0022】図2は、映像再生装置(1)及び画像合成装
置(4)の具体的な構成を示している。映像再生装置(1)
は、VTR等から構成される複数台の映像信号源(11)
と、これらの映像信号源(11)からの映像信号を選択する
ための映像選択器(12)と、選択された映像信号から水平
及び垂直の同期信号とRGB信号を作成する映像信号変
換器(13)とから構成されている。
【0023】重畳画発生回路(3)が作成する副映像信号
はデジタル信号であって、図3に示す如く乗りかごの現
在位置(フロア番号)を数字で表わす階数表示画(52)と、
乗りかごが上昇中であるか下降中であるかを示す方向表
示画(53)とが含まれる。
【0024】画像合成装置(4)は、重畳画発生回路(3)
からの副映像信号(RGB信号)を画面のイメージに展開
するためのフレームメモリ(42)を具え、該フレームメモ
リ(42)から読み出された映像信号は、D/A変換器(43)
にてアナログ信号に変換された後、選択器(44)の一方の
入力端へ接続される。選択器(44)の他方の入力端には、
映像再生装置(1)からのRGB信号が接続されている。
【0025】又、画像合成装置(4)は、映像再生装置
(1)からの水平及び垂直の同期信号が接続されたタイミ
ング制御回路(41)を具え、該回路によって、前記フレー
ムメモリ(42)からの信号読出し及びD/A変換器(43)の
動作が制御されている。
【0026】選択器(44)の切換え動作は、フレームメモ
リ(42)から読み出したRGB信号が供給された比較判定
回路(45)によって行なわれる。比較判定回路(45)は図示
の如くR、G、Bの3つの色成分に対応する3つの比較
器と1つのアンド回路から構成される。各比較器には、
一方の入力端に、R、G、Bの3つの基準信号R0、G
0、B0が接続されると共に、他方の入力端には、フレ
ームメモリ(42)から読み出されたR信号、G信号、及び
B信号が接続され、2つの入力信号の一致、不一致が画
素単位で比較される。
【0027】ここで、上記3つの基準信号R0、G0、
B0は夫々、フレームメモリ(42)から読み出される信号
の内、階数表示画や方向表示画を含まない画素部分の信
号、例えば黒一色の信号のレベルに設定されている。
【0028】従って、フレームメモリ(42)からの3つの
信号が階数表示画或いは方向表示画を含まない画素部分
の信号であるときは、各比較器の出力は全て一致を示す
“1”となり、この結果、アンド回路の出力も“1”と
なって選択器(44)が映像信号変換器(13)側へ切り換えら
れる。
【0029】これに対し、フレームメモリ(42)からの3
つの信号が階数表示画或いは方向表示画を構成する画素
部分の信号であるときは、各比較器の出力の内、少なく
とも1つが不一致を示す“0”となり、この結果、アン
ド回路の出力も“0”となって選択器(44)がフレームメ
モリ(42)側へ切り換えられる。
【0030】上記の選択器(44)の切換え動作によって、
主映像信号と副映像信号が1画面上に合成されて、該合
成映像信号が乗りかご(6)内の映像表示装置(5)へ供給
される。映像表示装置(5)には、映像信号変換器(13)か
らの水平及び垂直の同期信号が供給されており、該同期
信号に基づいて前記合成映像信号の映出が行なわれる。
【0031】この結果、映像表示装置(5)の表示画面(5
0)上には、図3の如く、背景画(51)上に階数表示画(52)
及び方向表示画(53)がスーパーインポーズされて表示さ
れることになる。
【0032】従って、搭乗者は、背景画(51)を観賞しつ
つ、階数表示画(52)によって階数を認識することが出
来、エレベータを降りるタイミングを逸する虞れはな
い。
【0033】尚、乗りかご(6)内には、スピーカ、アン
プ等の音声出力装置(図示省略)が映像表示装置(5)と併
せて設置され、画像に応じた音楽が流される。
【0034】次に、映像表示装置(5)の取り付け位置及
び取り付け姿勢について説明する。図4に示す例におい
ては、乗りかご(6)内の出入口ドア(61)の上方位置に、
両側壁(62)(62)に跨がると共に、天井壁(63)に対して所
定角度(例えば30度〜40度)だけ傾斜した壁面(64)を
設け、該傾斜壁面(64)内に表示画面(50)を設置してい
る。
【0035】従って、乗りかご(6)内にて出入口ドア(6
1)側に向いた搭乗者は、そのまま斜め上方に視線を向け
れば、視線が表示画面(50)対して略垂直に対向するこ
なり、無理な姿勢をとることなく、表示画面(50)の
映像を観賞することが出来るのである。
【0036】尚、図4の例では、出入口ドア(61)の上方
位置に、従来と同様に階数インジケータ(66)が設置され
ており、該階数インジケータ(66)と表示画面(50)とは搭
乗者の同一視野内に入ることとなる。
【0037】図5に示す如く映像表示装置(5)を映像投
影装置(55)と光反射器(56)によって構成する場合、乗り
かご(6)には、第1天井(63a)の下方に第2天井(63b)
と傾斜壁面(64)を設け、該傾斜壁面(64)内に背面投射型
の表示画面(50)を設置する。又、映像投影装置(55)は、
第2天井(63b)の上に水平に設置し、該映像投影装置(5
5)からの投写映像を光反射器(56)にて反射させて、表示
画面(50)へ導く。
【0038】図5の構成によれば、第1天井(63a)と第
2天井(63b)の間の扁平な空間を利用して、映像投影装
置(55)から光反射器(56)を経て表示画面(50)へ至る光路
長を充分に長くとることが出来るので、表示画面(50)の
大型化が可能である。
【0039】映像表示装置(5)を図6に示す様にCRT
(57)から構成する場合には、天井壁(63)に直接に傾斜壁
面(64)を設け、天井壁(63)と傾斜壁面(64)の間の空間を
利用して、映像表示装置(5)を設置する。
【0040】映像表示装置(5)は図7に示す如く液晶デ
ィスプレイ(58)によって構成することも可能である。
【0041】ところで、図5に示す背面投写型の映像投
影装置(55)や図7に示す直視型の液晶ディスプレイ(58)
の場合、画面に対する適正な視野角が存在し、その角度
範囲(適正視野領域)の外側では、画面が暗くて見難くな
る。
【0042】しかし、図10の如く高さH1が略2.5m
の天井壁(63)に表示画面(50)を傾斜して設置した本発明
の場合、搭乗者の眼の高さH2(略1.6〜1.7m)が表
示画面(50)の視野角θの範囲に入る領域Wは、例えば表
示画面(50)を天井壁(63)に沿って水平に設置した場合よ
りも大きくなる。
【0043】図8及び図9に示す映像表示装置(5)は、
乗りかご(6)内の床面(65)の下方に映像投影装置(55)及
び光反射器(56)を配設すると共に、表示画面(50)は、床
面(65)内に垂直上方へ向けて設置したものである。
【0044】この場合、図11に示す如く、搭乗者の眼
の高さH2(略1.6〜1.7m)が表示画面(50)の視野角
θの範囲に入る領域Wは、図10に示す場合よりも更に
拡大されることになる。
【0045】図12に示す例では、乗りかご(6)内の出
入口ドア(61)の上方位置に第1の傾斜壁(64a)を設ける
と共に、該傾斜壁(64a)の反対側に、第2の傾斜壁(64
b)を設け、各傾斜壁に背面投射型の表示画面(50a)(50
b)を設置している。
【0046】図14及び図15に示す如く、映像投影装
置(55)は、第2天井(63b)の上に水平に設置し、該映像
投影装置(55)からの投写映像は、光反射率50%のハー
フミラー(71)と光反射率100%のミラー(72)からなる
光分配器(7)によって分光し、第1及び第2の光反射器
(56a)(56b)を経て、両表示画面(50a)(50b)へ導く。
【0047】ここで、ハーフミラー(71)及びミラー(72)
は図16に示す如く映像投影装置(55)の光軸に対して4
5度を為す姿勢で、互いに反対向きに配置される。映像
投影装置(55)からの投射映像は、ハーフミラー(71)によ
って50%の光強度で光軸B方向へ反射され、前記第2
の光反射器(56b)へ達する。又、残りの50%の光強度
でハーフミラー(71)を透過した投射映像はミラー(72)へ
入射する。ミラー(72)へ入射した投射映像は光軸A方向
へ反射され、前記第1の光反射器(56a)へ達することに
なる。
【0048】尚、第1及び第2の光反射器(56a)(56b)
は、映像投影装置(55)からの投射映像が各表示画面(50
a)(50b)上にて正確に結像される様に、夫々の位置及
び角度が調整されている。
【0049】上記構成によれば、傾斜の向きが異なる2
つの表示画面(50a)(50b)に同一の映像が映し出される
から、出入口ドア(61)の近傍位置の搭乗者は出入口ドア
(61)とは反対の方向を向いて立つことにより、又、乗り
かご(6)内の奥方位置の搭乗者は出入口ドア(61)の方向
を向いて立つことにより、これらの搭乗者は少し視線を
上げた楽な姿勢で、互いに視線を合わせることなく、共
通の映像を観賞することが出来る。
【0050】ところで、上記の例では、図15の如くハ
ーフミラー(71)とミラー(72)の位置のずれに起因して、
2つの表示画面(50a)(50b)の位置が前後にずれること
になる。そこで、図17の例は、ハーフミラー(71)の傾
斜角度と第2光反射器(56b)の向きを調整することによ
って、両表示画面(50a)(50b)の位置合せを図ったもの
である。
【0051】更に図13に示す例は、側壁(62)の上方に
も傾斜壁(64c)を設け、該傾斜壁内に第3の表示画面(5
0c)を設けたものである。
【0052】この場合、図18に示す如く、2枚のハー
フミラー(71)(73)を用いて光分配器(7)を構成し、これ
によって映像投影装置(55)からの投射映像を3つに分光
し、更に分光によって得られた3つの投射映像を夫々光
反射器(56a)(56b)(56c)にて反射させて、3つの表示
画面(50a)(50b)(50c)へ導く。ここで、3つの画面の
明るさを等しくするためには、第1のハーフミラー(71)
の反射率を約33%、第2のハーフミラー(73)の反射率を
約50%に設定すれば良い。同様にして、4以上の画面に
よる映像表示も可能である。
【0053】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【0054】例えば画像合成装置(4)は、図2に示す構
成に限らず、周知の種々のスーパーインポーズ方式を採
用することが出来る。又、背景画(51)上にスーパーイン
ポーズすべき画像には、階数表示画(52)や方向表示画(5
3)の他、乗りかごの昇降速度に応じたバー表示等、エレ
ベータの運転状況を表わす種々の表示を含めることが可
能である。更には、図2に示す重畳画発生回路(3)や画
像合成装置(4)を乗りかご(6)内に配置する構成も採用
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレベータシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図2】映像再生装置及び画像合成装置の具体的な構成
を示すブロック図である。
【図3】表示画面の表示例を示す正面図である。
【図4】乗りかご内における表示画面の位置及び姿勢を
示す斜視図である。
【図5】映像表示装置を構成する映像投影装置及び光反
射器の配置を示す一部破断側面図である。
【図6】映像表示装置を構成するCRTの配置を示す一
部破断側面図である。
【図7】映像表示装置を構成する液晶ディスプレイの配
置を示す一部破断側面図である。
【図8】乗りかごの床面の下方に映像表示装置を配置し
た例を示す斜視図である。
【図9】同上の例の映像投影装置及び光反射器の配置を
示す一部破断側面図である。
【図10】表示画面を天井壁に対して傾斜して設置した
場合の適正視野領域を示す図である。
【図11】表示画面を床面内に設置した場合の適正視野
領域を示す図である。
【図12】2つの画面による映像表示を可能とした実施
例の斜視図である。
【図13】3つの画面による映像表示を可能とした実施
例の斜視図である。
【図14】図12の例における光学系の配置を示す一部
破断側面図である。
【図15】同上の平面図である。
【図16】図15の要部を拡大した平面図である。
【図17】図15の例において光学系の一部の配置を変
更した例を示す平面図である。
【図18】図13の例における光学系の配置を示す平面
図である。
【符号の説明】
(1) 映像再生装置 (2) エレベータ運転制御装置 (3) 重畳画発生回路 (4) 画像合成装置 (5) 映像表示装置 (50) 表示画面 (6) 乗りかご (63) 天井壁 (64) 傾斜壁面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤池 一浩 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 山下 明俊 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 津村 知彦 大阪府茨木市庄1丁目28番10号 フジテ ック株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−205978(JP,A) 特開 平1−303279(JP,A) 実開 昭62−65475(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ運転制御装置(2)によって昇
    降動作が制御されるエレベータの乗りかご(6)内に映像
    表示装置(5)を設置したエレベータシステムにおいて、
    映像表示装置(5)へ背景画(51)となる主映像信号を供給
    すべき映像再生装置(1)と、エレベータ運転制御装置
    (2)からの階数信号に基づいて階数表示画(52)となる副
    映像信号を発生する重畳画発生回路(3)と、主映像信号
    と副映像信号を合成して、背景画(51)上に階数表示画(5
    2)を重畳するための画像合成装置(4)とを具え、該画像
    合成装置(4)から出力される合成映像信号が映像表示装
    置(5)へ供給され、映像表示装置(5)の表示画面(50)
    は、乗りかご(6)内の床面(65)内にて、上向きに設置さ
    れていることを特徴とするエレベータシステム。
  2. 【請求項2】 副映像信号には、階数表示画(52)と共
    に、乗りかご(6)の移動方向等のエレベータ運転状態を
    示す画像が含まれる請求項1に記載のエレベータシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 エレベータの乗りかご(6)内に映像表示
    装置(5)を設置したエレベータシステムにおいて、乗り
    かご(6)には、水平な天井(63b)の周辺に連接して、搭
    乗者の視線に対向した傾斜姿勢の傾斜壁面(64)を設け、
    映像表示装置(5)は、該傾斜壁面(64)内に設置された背
    面投射型の表示画面(50)と、天井(63b)の上に設置され
    た映像投影装置(55)と、該映像投影装置(55)からの投射
    映像を反射させて表示画面(50)の背面へ導く光反射器(5
    6)とを具えていること特徴とするエレベータシステム。
  4. 【請求項4】 エレベータの乗りかご(6)内に映像表示
    装置(5)を設置したエレベータシステムにおいて、乗り
    かご(6)には、水平な天井(63b)の周辺に連接して、搭
    乗者の視線に対向した傾斜姿勢の複数の傾斜壁面(64a)
    (64b)を設け、映像表示装置(5)は、各傾斜壁面内に設
    置された背面投射型の複数の表示画面(50a)(50b)と、
    天井(63b)の上に設置された単一の映像投影装置(55)
    と、該映像投影装置(55)からの投射映像を分光して前記
    複数の表示画面の背面へ導く光分配器(7)と、該光分配
    器(7)からの投射映像を反射させて各表示画面(50a)(50
    b)の背面へ導く光反射器(56a)(56b)を具えていること特
    徴とするエレベータシステム。
  5. 【請求項5】 映像表示装置(5)には、エレベータ運転
    制御装置(2)からの階数信号に基づいて表示画面(50)に
    階数表示画(52)を映出するための回路が接続されている
    請求項3又は請求項4に記載のエレベータシステム。
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