JP2732173B2 - 導光体成形用金型の加工法 - Google Patents

導光体成形用金型の加工法

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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面光源装置等に用いら
れる導光体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、導光体を用いた面光源装置の構
成の一例を示す側面図である。光源2より出射された光
が導光体の端面1cより導光体1内に入射し、導光体1
内を伝達する間に、入射光の一部は導光体の下面1dを
透過し導光体1の下に配置された反射シート3によって
反射され、また、入射光の他の一部は導光体の下面1d
によって直接反射され、また、そのほかの入射光の一部
は直接導光体の出射面1eに向かうなどして、出射面1
eより出射され、更に、出射面1e上に配置された拡散
シート4によって拡散される。
【0003】一般に導光体の下面1dには、前記入射光
の透過や反射を制御するための処理が施されており、こ
れによって出射面1eに向かう光量を調整して、出射面
1eから出射される光量が出射面1e全体で均一になる
ようにしている。
【0004】導光体の下面1dに施す前記入射光の透過
や反射を制御するための処理方法としては、導光体の下
面1dに、白色インクによる摸様を印刷する、全面に深
さとピッチを適宜に変化させたしぼを施す、または、同
一のしぼの深さとピッチを有する小さなしぼ部分を多数
配列するなどの方法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、導光体の下面
に白色インクによる模様を印刷する方法は、導光体を成
形した後で、導光体に一つずつ印刷をしなければなら
ず、導光体の製造が大変であった。
【0006】また、導光体の下面全体に深さとピッチを
適宜に変化させたしぼを施す方法は、しぼの深さとピッ
チを精度よく変化させた金型を加工するのが難しく、導
光体の出射面から出射される光量が出射面全体で均一に
なるような導光体を成形することは、大変であった。
【0007】さらに、導光体の下面に同一のしぼの深さ
とピッチを有する小さなしぼを施した部分をパターン的
に多数配列する方法は、金型の加工上、多数設けられた
しぼ部分の面粗度が各々で異なってしまいやすく、各々
のしぼ部分の面粗度が異なってしまうと、導光体の出射
面から出射される光量が出射面全体で均一にならなくな
ってしまい、問題であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、金型の導光体
の下面を成形するための部分の面に対して、まず全面を
一度にしぼ加工を施し、次に、前記しぼ加工を施した面
に小さな鏡面部分を多数加工することによって、上記の
課題を解決する。
【0009】
【作用】金型の導光体の下面を成形する部分の面を、全
面一度にしぼ加工を施すことで、全面均一なしぼの深さ
とピッチのしぼ面を容易に作ることができ、さらに、そ
のあとで鏡面部分を放電加工、またはレーザーマーカー
加工によって加工し、その後前記鏡面部分を磨くことに
よって仕上げるので、設計通りの導光体を成形するため
の金型を、容易に作ることができる。
【0010】屈折率1.49のアクリル樹脂の導光体を
用いた実験より、鏡面部の面粗度を0.1μm以下とす
ると、導光体内に入射した光は鏡面部ではほとんど反射
されてしまい、図3に示す反射シート3には僅かしか光
が向かわないことがわかった。このとき、導光体の前記
鏡面部の真上付近に当たる出射面上では、ほとんど光は
出射されなかった。しかし、鏡面部の面粗度が0.5μ
m以下でも、導光体の前記鏡面部の真上付近に当たる出
射面上では、あまり光は出射されなかった。
【0011】また、しぼ部は、しぼの深さが10μm〜
40μm、ピッチが30μm〜100μmの範囲内とし
たときが、導光体のしぼ部の真上付近に当たる出射面上
で、最も光の出射量が多いことが、実験により判明し
た。しぼのピッチが上記の範囲よりあまり狭すぎたり広
すぎたり、あるいは、しぼの深さが上記の範囲よりあま
り深かったり浅かったりすると、しぼ部の真上付近に当
たる出射面上での光の出射量が低下してしまった。
【0012】故に、鏡面部分の面粗度を0.5μm以上
としたり、または、しぼの深さとピッチを上記の範囲外
とすると、鏡面部としぼ部の真上付近に当たる出射面上
での光の出射量の差が少なくなって、導光体の出射面か
ら出射される光量を出射面全体で均一になるように、導
光体の下面に鏡面部の配置を設計をするのが難しくなっ
てしまう。
【0013】
【実施例】図1は、本考案にかかる導光体の下面の一例
を示す底面図である。1aは、面粗度が0.5μm以下
の鏡面部、斜線部1bは、しぼの深さが10μm〜40
μm、ピッチが30μm〜100μmの範囲内のいずれ
かの値であるしぼを施したしぼ部である。上記の導光体
は、アクリル樹脂を金型を用いて成形によって作る。上
記金型の加工方法は、まずサンドブラストなどの方法
で、導光体の下面を成形する面全体を一度にしぼ加工を
施す。
【0014】次に、レーザーマーカー加工法、あるいは
放電加工法を用いて、上記の金型の面に設けられたしぼ
を溶かしてその部分を平面にすることによって、鏡面部
1aを成形するための部分を加工し、最後に、導光体を
成形したときに鏡面部1aが0.5μm以下の値となる
状態まで前記平面を磨いて仕上げる。なお、使用する機
械の種類によっては、レーザーマーカー加工法、あるい
は放電加工法で加工しただけで、導光体を成形したとき
に鏡面部1aの面粗度が0.5μm以下になる状態まで
加工できるものがあるが、この場合は上記の磨き工程は
不要になる。
【0015】鏡面部1aの形状は、図1に示す四角形に
限定するものではなく、たとえば図2に示す円形や、三
角形、五角形、六角形等の多角形、星形、半円形、楕円
形、扇形、あるいは紐のような形状等何でもよい。ま
た、鏡面部1aの配置の仕方も、図1に示すように面積
の異なる鏡面部1aを多数配置したり、図2に示すよう
に鏡面部1aの面積はすべて同じで、各鏡面部1aの間
隔を変えてもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は、導光体の下面を成形するため
の金型の面に対して、先に全面一度にしぼ加工を施し
て、あとで鏡面部を加工するので、下面のしぼ部全体が
均一なしぼのピッチと深さを有する導光体を成形するた
めの金型が、容易に作ることができる。
【0017】また、鏡面部の面粗度を0.5μm以下と
し、しぼ部は、しぼの深さが10μm〜40μm、ピッ
チが30μm〜100μmの範囲内のいずれかの値とし
たことによって、鏡面部としぼ部の真上付近に当たる出
射面上での光の出射量が大きく異なるので、導光体の出
射面から出射される光量の制御が容易になり、本発明の
導光体を用いた面光源装置は、発光面での輝度むらの非
常に少ないものが、容易に設計できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる導光体の下面の一例を示す底面
図である。
【図2】本発明にかかる導光体の下面の別の例を示す底
面図である。
【図3】本発明にかかる面光源装置の構成の一例を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 導光体 1a 鏡面部 1b しぼ部 1d 下面 1e 出射面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出射面から出射される光量を制御するた
    めの該出射面と対向する下面にしぼ部分と鏡面部分を適
    宜に配置した導光体を成形するための金型の前記下面を
    加工する方法において、最初に前記下面部分全体をしぼ
    の深さ10μm〜40μm、ピッチ30μm〜100μ
    mの範囲内のいずれかの値となるようにしぼ加工を施
    し、次に前記しぼ加工を施した面に、面粗度0.5μm
    以下になるような前記鏡面部分を加工することを特徴と
    する導光体成形用金型の加工法。
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TWI370273B (en) * 2008-10-17 2012-08-11 Coretronic Corp Light guide plate

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