JP2731760B2 - 自動販売機の商品案内板取付構造 - Google Patents

自動販売機の商品案内板取付構造

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JP2731760B2
JP2731760B2 JP22029495A JP22029495A JP2731760B2 JP 2731760 B2 JP2731760 B2 JP 2731760B2 JP 22029495 A JP22029495 A JP 22029495A JP 22029495 A JP22029495 A JP 22029495A JP 2731760 B2 JP2731760 B2 JP 2731760B2
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product guide
guide plate
small
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shaft portion
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は缶またはビン入り飲
料等を販売する自動販売機の商品案内板取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機にはサーペン
タインラック式の商品収容コラムを備えたものが知られ
ている。この商品収容コラムは、例えば実開平5−36
581号公報に記載されているように、一対の側板間に
上端を回動自在に支持された円弧状の複数の商品案内板
を設け、各商品案内板を対向させて上下方向に延びる蛇
行状の商品通路を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
商品案内板を各側板間に取付ける場合には、各側板に設
けた孔と商品案内板の上端に設けた挿入部に支軸となる
シャフトを挿入した後、各側板の外側に突出したシャフ
トの両端に抜け止め用のプッシュナットを嵌着している
ため、組立作業が極めて煩雑になり、しかも商品案内板
の数が多数であることから、生産性の低下を来すという
問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、商品案内板を各側板
間に容易に取付けることのできる自動販売機の商品案内
板取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、互いに対向する一対の側板
間に上端を回動自在に支持された円弧状の複数の商品案
内板を設け、各商品案内板を対向させて上下方向に延び
る蛇行状の商品通路を形成した自動販売機の商品案内板
取付構造において、前記商品案内板の上端に幅方向両側
に突出する軸部を設けるとともに、各軸部の先端に径方
向に拡大した拡大部を形成し、前記各側板には商品案内
板の拡大部よりも大きい大径孔と、軸部の径よりも大き
く拡大部よりも小さい小径孔とを互いに連通して設ける
とともに、大径孔と小径孔との間には幅が軸部の径より
も若干狭い小幅部を形成し、各商品案内板の軸部を大径
孔に挿入するとともに、小幅部を圧入により通過させて
小径孔に移動させている。これにより、各商品案内板の
軸部を拡大部が側板の大径孔を挿通するように側板に挿
入した後、軸部を小径孔に移動することにより、拡大部
が側板に係止して軸部の軸方向への移動が規制される。
その際、商品案内板の軸部は大径孔と小径孔との間の小
幅部を圧入によって通過させられるので、小径孔に移動
した軸部が小幅部に係止して大径孔への移動が規制され
る。従って、支軸となるシャフトや抜け止め用のプッシ
ュナットを別途必要とすることなく各商品案内板が各側
板間に取付けられる。
【0006】また、請求項2では、互いに対向する一対
の側板間に上端を回動自在に支持された円弧状の複数の
商品案内板を設け、各商品案内板を対向させて上下方向
に延びる蛇行状の商品通路を形成した自動販売機の商品
案内板取付構造において、前記商品案内板の上端に幅方
向両側に突出する断面楕円形の軸部を設けるとともに、
各軸部の先端に径方向に拡大した拡大部を形成し、前記
各側板には商品案内板の拡大部よりも大きい大径孔と、
軸部の長径よりも大きく拡大部よりも小さい小径孔とを
互いに連通して設けるとともに、大径孔と小径孔との間
には幅が軸部の長径よりも狭く短径よりも広い小幅部を
形成し、各商品案内板の軸部を大径孔に挿入するととも
に、短径方向が小幅部の幅方向に一致するようにして小
幅部を通過させ、小径孔に移動させた軸部を長径方向が
小幅部の幅方向に一致する向きにしている。これによ
り、各商品案内板の軸部を拡大部が側板の大径孔を挿通
するように側板に挿入した後、軸部を小径孔に移動する
ことにより、拡大部が側板に係止して軸部の軸方向への
移動が規制される。その際、断面楕円形に形成した軸部
を短径方向が小幅部の幅方向に一致するようにして小幅
部を通過させ、小径孔に移動させた軸部を長径方向が小
幅部の幅方向に一致する向きにしていることから、軸部
の長径方向両端側が小幅部に係止して大径孔への移動が
規制される。
【0007】また、請求項3では、前記商品案内板とな
る板材の一端側に幅方向両側に突出する突出部を設け、
突出部の先端側に板材の幅方向に延びる切り込みを形成
し、少なくとも突出部を含む前記板材の一端側を所定の
断面形状に曲げることによって前記軸部を形成し、突出
部の先端側を前記切り込みで分離させて軸部の径方向に
折り曲げることによって前記拡大部を形成している。こ
れにより、請求項1または2の作用に加え、商品案内板
に軸部及び拡大部が一体に形成される。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図8は本発明の一実施形
態を示すもので、図1は商品収納コラムの側面図、図2
は商品収納コラムの要部分解斜視図、図3は商品案内板
の要部側面図、図4は支持孔の正面図、図5は軸部及び
拡大部の形成方法を示す部分正面図、図6及び図7は商
品案内板の取付方法を示す説明図、図8は商品収納コラ
ムの部分平明図である。
【0009】同図に示す自動販売機の商品収容コラム1
は、互いに対向する一対の側板2と、各側板2間に支持
された複数の円弧状の商品案内板3とを備え、各商品案
内板3を対向させて上下方向に延びる複数の蛇行状の商
品通路4を形成している。各商品通路4は上端から投入
された商品Aを上下方向に積み重ねて収容するようにな
っており、その下端側に設けた商品搬出機構5によって
内部の商品Aを一つずつ下方へ落下搬出するようになっ
ている。各側板2は各商品案内板3を支持する多数の支
持孔2aを有し、各支持孔2aは上下方向に連通して形
成された大径部2bと小径部2cとからなる。各商品案
内板3は上端に幅方向両側に突出する軸部3aを有し、
各軸部3aの先端にはフランジ状に拡大した拡大部3b
が形成されている。この場合、各側板2の支持孔2aに
おいては、大径部2bが商品案内板3の拡大部3bより
も大きく、小径部2cが軸部3aの外径よりも大きく且
つ拡大部3bよりも小さく形成されるとともに、大径部
2bと小径部2cとの間には幅Wが軸部3aの径よりも
若干狭い小幅部2dが形成されている。
【0010】また、各商品案内板3の軸部3a及び拡大
部3bは商品案内板3に一体に設けられ、以下に示す方
法によって形成される。即ち、図5(a) に示すように商
品案内板3となる板材6の一端側に幅方向両側に突出し
た突出部6aを設け、突出部6aの先端側には板材6の
幅方向に延びる複数の切り込み6bを形成しておく。そ
して、突出部6aを含む板材6の一端側(図中斜線部
分)を断面円形状に曲げることにより、図5(b) に示す
ように軸部3aが形成されるとともに、突出部3aの先
端側を各切り込み3bで分離させて軸部3aの径方向外
側に折り曲げることによって拡大部3bが形成される。
【0011】以上の構成において、各商品案内板3を各
側板2に取付ける場合には、図6に示すように各商品案
内板3の軸部3aを拡大部3bが支持孔2aの大径部2
bを挿通するように側板2に挿入した後、図7に示すよ
うに軸部3aを小径部2cに移動する。その際、小幅部
2dは軸部3aの径よりも若干狭くなっているので、軸
部3aを小幅部2dに圧入して弾性変形により強制的に
通過させる。これにより、拡大部3bが側板2に係止し
て軸部3aの軸方向への移動が規制されるとともに、軸
部3aが小幅部2dに係止して大径部2bへの移動が規
制される。
【0012】このように、本実施形態によれば、各商品
案内板3の上端に設けた軸部3aを側板2の支持孔2a
に挿入するとともに、軸部3aを支持孔2aの大径部2
bから小径部2cに移動して軸部3aの先端に設けた拡
大部3bを側板2に係止させることによって軸部3aの
軸方向への移動を規制し、更に軸部3aを大径部2bと
小径部2cとの間に設けた小幅部2dを圧入によって通
過させ、小径部2cに移動した軸部3aの大径部2bへ
の移動を規制するようにしたので、従来のように支軸と
なるシャフトや抜け止め用のプッシュナットを別途必要
とすることなく各商品案内板3を各側板2間に取付ける
ことができ、取付作業を極めて容易に行うことができ
る。また、各軸部3a及び拡大部3bを商品案内板3と
なる板材6の一部を折り曲げて商品案内板3と一体に形
成するようにしたので、部品点数の削減を図ることもで
きる。
【0013】図9乃至図11は本発明の他の実施形態を
示すもので、図9は商品案内板の要部側面図、図10及
び図11は商品案内板の取付方法を示す説明図である。
尚、前記実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付
して示す。
【0014】同図に示す商品案内板7は前記実施形態と
同様、上端に幅方向両側に突出する軸部7aを有し、各
軸部7aの先端にはフランジ状に拡大した拡大部7bが
形成されている。また、軸部7aは断面楕円形に形成さ
れ、その長径は支持孔2aの小幅部2dよりも大きく、
その短径Rは小幅部2dよりも小さく形成されている。
尚、軸部7aの形成方法については前記実施形態と同様
である。
【0015】以上の構成において、商品案内板7を各側
板2に取付ける場合には、図10に示すように商品案内
板7の軸部7aを拡大部7bが支持孔2aの大径部2b
を挿通するように側板2に挿入した後、図11に示すよ
うに軸部7aを小径部2cに移動する。その際、商品案
内板7の軸部7aを短径方向が小幅部2dの幅方向に一
致するようにして小幅部2dを通過させ、小径部2cに
移動させた軸部7aを長径方向が小幅部2dの幅方向に
一致する向きにする。これにより、拡大部3bが側板2
に係止して軸部3aの軸方向への移動が規制されるとと
もに、軸部3aの長径方向両端側が小幅部2dに係止し
て大径部2bへの移動が規制される。
【0016】このように、本実施形態によれば、前記実
施形態と同様、支軸となるシャフトや抜け止め用のプッ
シュナットを別途必要とすることなく各商品案内板3を
各側板2間に取付けることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2に
よれば、支軸となるシャフトや抜け止め用のプッシュナ
ットを別途必要とすることなく各商品案内板を各側板間
に取付けることができるので、取付作業を極めて容易に
行うことができ、生産性の向上を図ることができる。
【0018】また、請求項3によれば、請求項1または
2の効果に加え、商品案内板に軸部及び拡大部を一体に
形成することができるので、部品点数の削減を図ること
ができ、製造コストの低減に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動販売機に備わる
商品収納コラムの側面図
【図2】商品収納コラムの要部分解斜視図
【図3】商品案内板の要部側面図
【図4】支持孔の正面図
【図5】軸部及び拡大部の形成方法を示す部分正面図
【図6】商品案内板の取付方法を示す説明図
【図7】商品案内板の取付方法を示す説明図
【図8】商品収納コラムの部分平明図
【図9】商品案内板の要部側面図
【図10】商品案内板の取付方法を示す説明図
【図11】商品案内板の取付方法を示す説明図
【符号の説明】
2…側板、2a…支持孔、2b…大径部、2c…小径
部、2d…小幅部、3…商品案内板、3a…軸部、3b
…拡大部、4…商品通路、6…板材、6a…突出部、6
b…切り込み、7…商品案内板、7a…軸部、7b…拡
大部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する一対の側板間に上端を回
    動自在に支持された円弧状の複数の商品案内板を設け、
    各商品案内板を対向させて上下方向に延びる蛇行状の商
    品通路を形成した自動販売機の商品案内板取付構造にお
    いて、 前記商品案内板の上端に幅方向両側に突出する軸部を設
    けるとともに、各軸部の先端に径方向に拡大した拡大部
    を形成し、 前記各側板には商品案内板の拡大部よりも大きい大径孔
    と、軸部の径よりも大きく拡大部よりも小さい小径孔と
    を互いに連通して設けるとともに、大径孔と小径孔との
    間には幅が軸部の径よりも若干狭い小幅部を形成し、 各商品案内板の軸部を大径孔に挿入するとともに、小幅
    部を圧入により通過させて小径孔に移動させたことを特
    徴とする自動販売機の商品案内板取付構造。
  2. 【請求項2】 互いに対向する一対の側板間に上端を回
    動自在に支持された円弧状の複数の商品案内板を設け、
    各商品案内板を対向させて上下方向に延びる蛇行状の商
    品通路を形成した自動販売機の商品案内板取付構造にお
    いて、 前記商品案内板の上端に幅方向両側に突出する断面楕円
    形の軸部を設けるとともに、各軸部の先端に径方向に拡
    大した拡大部を形成し、 前記各側板には商品案内板の拡大部よりも大きい大径孔
    と、軸部の長径よりも大きく拡大部よりも小さい小径孔
    とを互いに連通して設けるとともに、大径孔と小径孔と
    の間には幅が軸部の長径よりも狭く短径よりも広い小幅
    部を形成し、 各商品案内板の軸部を大径孔に挿入するとともに、短径
    方向が小幅部の幅方向に一致するようにして小幅部を通
    過させ、小径孔に移動させた軸部を長径方向が小幅部の
    幅方向に一致する向きにしたことを特徴とする自動販売
    機の商品案内板取付構造。
  3. 【請求項3】 前記商品案内板となる板材の一端側に幅
    方向両側に突出する突出部を設け、突出部の先端側に板
    材の幅方向に延びる切り込みを形成し、 少なくとも突出部を含む前記板材の一端側を所定の断面
    形状に曲げることによって前記軸部を形成し、 突出部の先端側を前記切り込みで分離させて軸部の径方
    向に折り曲げることによって前記拡大部を形成したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の自動販売機の商品
    案内板取付構造。
JP22029495A 1995-08-29 1995-08-29 自動販売機の商品案内板取付構造 Expired - Lifetime JP2731760B2 (ja)

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JPH0962926A JPH0962926A (ja) 1997-03-07
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