JP2731126B2 - ベーンポンプ - Google Patents
ベーンポンプInfo
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- JP2731126B2 JP2731126B2 JP8843295A JP8843295A JP2731126B2 JP 2731126 B2 JP2731126 B2 JP 2731126B2 JP 8843295 A JP8843295 A JP 8843295A JP 8843295 A JP8843295 A JP 8843295A JP 2731126 B2 JP2731126 B2 JP 2731126B2
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- shaft
- casing
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Description
関する。
プ1を示す断面図であり、この先行技術はたとえば実公
平4−42548に開示されている。ベーンポンプ1
は、たとえばオカラ、ソーセージなどの粘度の高い流体
が供給される流体吸入口2と図示しない流体吐出口とが
形成され、ライナ3が嵌装されるケーシング4内に軸取
付部5を有するロータ6が回転自在に配設される。ロー
タ6の軸取付部5には、ロータ6の回転軸線と同軸に回
転軸7の軸線方向一端部が挿入される取付孔8が設けら
れ、この取付孔8の内周面には軸線方向に沿って延びる
キー溝9が設けられる。また、ロータ6の前記取付孔8
とは反対側の部分には、回転軸線と同軸に段差部を介し
て取付孔8に貫通するボルト挿通孔10が形成される。
ロータ6には、回転軸線を交点として直交する図示しな
いベーン溝が形成され、各ベーン溝にはベーン11がそ
れぞれ装着される。
ルト12が螺合するねじ孔が形成される。ロータ6と回
転軸7とはキー溝9に嵌り込むキー9aによって相互に
回り止めされた状態で、ボルト12によって連結され
る。ロータ6の軸取付部5はハウジング13内に回転自
在に収納され、このハウジング13はハウジングボルト
14によってケーシング4に固定される。ケーシング4
を覆うカバー19はカバーボルト20によってケーシン
グ4に固定される。ブラケット15は回転軸7を軸支
し、ブラケットボルト16によってハウジング13を固
定する。回転軸7とハウジング13との間は、ブッシュ
17および複数のグランドパッキン18によってシール
される。
ロータ6が回転すると2枚のベーン11はそれぞれベー
ン溝に摺動しながらその両端面をケーシング4内のライ
ナ3の内周面に接して回転し、流体吸入口2からの被送
流体を流体吐出口へ送り出す。
術では、ロータ6の軸取付部5に、回転軸7の軸線方向
一端部を挿入して、ロータ6に形成されるボルト挿通孔
10に装着されたボルト12によって、ロータ6と回転
軸7とは連結される。したがって、ボルト挿通孔10を
介してロータ6の取付孔8、特にキー溝9とキー9aと
の間に流体が入り込む場合がある。流体が食品などの場
合、この流体を放置すれば腐敗が進み、雑菌などが繁殖
し、衛生上好ましくない。したがってケーシング4内を
頻繁に掃除しなければならず、装置の維持・管理に手間
を要するという問題が生じる。
内のロータ6およびベーン11を掃除するとき、被送流
体の種類に応じてロータ6を交換するとき、あるいは長
期の使用によって摩耗したライナ3およびベーン11を
交換する必要が生じたときには、外部から直接にボルト
12を外すことができないため、まずカバー19を外
し、各ベーン11を外した状態で細長いボルト孔10に
レンチなどの工具を挿入しなければならず、ロータ6を
回転軸7から外すための作業に手間と時間を要するとい
う問題も生じる。
でロータと回転軸とを連結することなしに外部から容易
にロータと回転軸とを分離し、かつ連結することができ
るベーンポンプを提供することである。
流体吐出口とが形成されるケーシング内に、軸部とロー
タ本体とを有するロータの前記ロータ本体が回転自在に
配設され、このロータの軸部には、回転軸線まわりに回
転駆動される回転軸の軸線方向一端部が連結され、前記
ロータ本体には前記回転軸の回転軸線を交点として直交
するベーン溝が形成され、各ベーン溝には前記ケーシン
グの内周面に沿って摺動するベーンが前記ロータの直径
線方向に変位自在に装着され、前記ケーシングにはロー
タの前記軸部が挿入するハウジングが着脱自在に連結さ
れ、前記回転軸を軸線方向他端部寄りで軸支し、外部に
開放する中空のブラケットに前記ハウジングが装着され
るベーンポンプにおいて、前記回転軸の軸線方向一端部
には、外周面から半径方向外方に突出する突部が形成さ
れるスリーブが固定され、前記スリーブには、袋ナット
が前記突部によって抜け止めされた状態で回転自在に装
着され、前記ロータの軸部のハウジングから突出する部
分には、その外周部に前記袋ナットが螺合する外ねじが
形成され、前記ロータに前記回転軸の軸線方向一端部が
その軸線まわりに相互の回転が阻止されて連結された状
態で、前記袋ナットが前記ロータの軸部に螺着されるこ
とを特徴とするベーンポンプである。
転によって各ベーンの両端面がケーシングの内周面に沿
って摺動し、流体吸入口からの被送流体を、流体吐出口
へ送り出す。
りの回転が阻止された状態で連結されており、回転軸に
固定されるスリーブに抜け止めされ、回転自在の袋ナッ
トはロータの軸部に形成される外ねじに螺着する。した
がって前記袋ナットを外すことによって、外部から容易
にロータと回転軸とを分離し、かつ連結することができ
る。
を示す断面図であり、図2は図1の切断面線II−II
から見た断面図であり、図3はベーンポンプ21を分解
した状態を示す断面図である。ベーンポンプ21は、ロ
ータ22を内蔵するポンプ本体23と、ロータ22に回
転軸24を経て回転を付与する駆動部25とから成る。
オカラ、ソーセージなどの粘度の高い流体を供給する流
体吸入口26と上方に臨んで開口する流体吐出口27と
を有する。ケーシング28は、筒部74を有するハウジ
ング29を介してブラケット30に一体に組付けられ
る。流体吸入口26と流体吐出口27とはフェルール継
手61を有する。ケーシング28内には、水平方向に回
転軸線L1を有するロータ22のロータ本体33が、そ
の1/4円周区域Aでケーシング28の内周面31に対
して、一定の断面積を持った流路32を保って設けられ
る。この1/4円周区域Aでは、ロータ22とケーシン
グ28の内周面31とが同軸で、異なる半径の円弧に設
定される。
て配設される短円柱状のロータ本体33と、このロータ
本体33から回転軸24側へ同軸にそれぞれ段差を成し
て小径となる短円柱状の受け部34および軸部35とが
一体的に形成される。ロータ本体33には、その回転軸
線L1を交点として直交する2つのベーン溝36が設け
られ、これらベーン溝36にはベーン37がそれぞれ装
着されている。各ベーン37は、テフロン、ポリエーテ
ルエーテルケトン(略称:PEEK)、または高密度ポ
リエステルなどから成り、ロータ22の直径線方向に沿
ってそれぞれ変位自在に装着される。
体33の外周面38とケーシング28の内周面31にお
いて、前記同軸区域Aを挟む両側の1/4円周区域B,
Cには、これらの区域B,Cに向けてそれぞれ流体吐出
口27と流体吸入口26とが開口されている。そして、
残る1/4円周区域D、すなわち前記同軸区域Aに対し
てロータ22の軸心に関して点対称であって、ロータ2
2の回転方向Rに沿って流体吐出口27を外れ、流体吸
入口26にかかるまでの区域とされ、この同軸区域Dで
は、ロータ22の外周面38とケーシング28の内周面
31とが同軸にわずかな隙間をあけて近接して形成され
る。
開口端はOリング63を介してカバー39によって塞が
れ、ハウジング29とカバー39との間にケーシング2
8を挟んだ状態で複数(本実施例では3本)のボルト4
0を挿通し、カバー39とケーシング28とハウジング
29とを一体に組付ける。各ボルト40は、ハウジング
29側から挿通され、カバー39から突出した部分に
は、たとえばアイナット41が螺着される。ハウジング
29は、ブラケット30にブラケット用ボルト42によ
って固定される。ブラケット30は、中空でロータ22
側から順に3つの隔壁71,72,73が形成され、隔
壁71と隔壁72の間には外部に開放する空間70が設
けられる。隔壁71にはハウジング29の筒部74が挿
通する挿通孔75が形成され、筒部74は挿通孔75に
挿通され、空間70内へ突出している。回転軸24は、
ブラケット30の隔壁72,73に設けられる2つの軸
受43によって軸支される。軸受43は本実施例では玉
軸受であるが、ローラ軸受またはニードル軸受なども適
用できる。また、ロータ22の軸部35には、たとえば
テフロンなどのブッシュ44が装着され、このブッシュ
44を介して軸部35がハウジング29の筒部74に支
持される。ロータ22の受け部34のロータ本体33側
にはテフロン、ステンレス鋼、青銅鋳物(略称BC)、
PEEKなどのロータブッシュ45が装着され、軸部3
5側には、シリコンゴム、フッ素ゴム、テフロン、また
はPEEKなどのシール材46が装着される。このシー
ル材46によって潤滑油またはその他の異物がケーシン
グ28内に浸入すること、およびポンプ本体23内の流
体が外部へ流出することが防がれる。
との連結状態を示す断面図であり、図5は図4の切断面
線V−Vから見た断面図である。ロータ22の軸部35
には回転軸24の軸線L1方向一端部24aが嵌り込む
嵌合孔47が形成される。回転軸24の軸線L1方向一
端部24aには、ロータ22の嵌合孔47に嵌り込む略
四角柱の嵌合凸部49が形成され、ロータ22と回転軸
24とは回り止めされる。また、嵌合凸部49と嵌合孔
47の代りにスプラインを形成して回り止めをしてもよ
い。嵌合凸部49に連なる回転軸24の大径部51に
は、外周面64から半径方向外方に突出する突部52が
形成されるスリーブ53が嵌り込み、スリーブ53と回
転軸24とはロックボルト54によって固定される。ロ
ータ22の回転軸24側の一端部、すなわち、ハウジン
グ29の筒部74から突出する部分65の外周部には台
形の外ねじ57が形成される。前記スリーブ53の外周
部には袋ナット56が回転軸24の他端側から嵌り、こ
の袋ナット56のロータ22とは反対側の端部56aに
は半径方向内方に内周に沿って突出し、スリーブ53の
突部52によって抜止めされるフランジ55が形成さ
れ、袋ナット56のロータ22側の内周にはロータ22
が軸部35に形成される外ねじ57に螺合する台形の内
ねじ58が形成される。袋ナット56の外周面には、軸
線方向に平行に複数(本実施例では4本)の掛合溝59
が形成される。ロータ22の挿入孔47内に回転軸24
の小径部49を挿入し、スリーブ53の突部52に袋ナ
ット56のフランジ55が当接するまで袋ナット56を
螺進させたとき、スリーブ53のロータ22側の端面5
3aとロータ22のスリーブ53側の端面22aとの間
にはΔLの隙間が設けられる。したがって袋ナット56
をさらに螺進させることによってロータ22を回転軸2
4に対して充分に締結することができる。袋ナット56
を締めるときは図6に示すレンチ60の掛合部62を前
記掛合溝59に掛合させて締付けることによって、ロー
タ22と回転軸24とを容易に固定することができる。
またロータ22と回転軸24とを分離するときには、レ
ンチ60の掛合部62を袋ナット56の掛合溝59に掛
合して、前記締付け方向とは逆方向に角変位させること
によって袋ナット56を緩めることができる。
タ22が回転すると、2枚のベーン37はそれぞれベー
ン溝36内をロータ22の直径線方向に移動しながら両
端部をケーシング28の内周面31に摺接して回転し、
流体吸入口26から流れ込んだ被送流体を流体吐出口2
7へ送り出すことができる。
のと交換するとき、またはポンプ本体23内を洗浄する
ときは、まずブラケット30の外部に開放する側方から
空間70にレンチ60を挿入し、袋ナット56を緩め、
袋ナット56をロータ22から外す。次に、前記アイナ
ット41に棒などを差し込みアイナットを外すと、図7
に示すようにロータ22、カバー39およびケーシング
28を一体にハウジング29を残して駆動部25から外
すことができる。また、ロータ22の軸部35の端面2
2aを押出すことで、ケーシング28をハウジングに取
付けた状態でロータ22を取り外すことができる。ブラ
ケット30は一般に床などに固定されているので、ブラ
ケット30を床に固定したまま上述のようにロータ22
を取外すことができる。
53、および袋ナット56はステンレス鋼製であり、腐
食が防がれる。
は回転軸の一端部が回り止めされた状態で連結され、回
転軸には半径方向外方に突出する突部が形成されるスリ
ーブが固定される。前記スリーブには、内周部に内ねじ
が形成される袋ナットが前記スリーブの突部に抜け止め
された状態で回転自在に装着され、前記ロータの軸部に
は、外周部に前記袋ナットの内ねじが螺合する外ねじが
形成される。
なく袋ナットによって連結されるため、従来のベーンポ
ンプのようにロータに設けられるボルト孔を介してキー
およびキー溝に食品などの流体が入り込み、腐敗して雑
菌などの繁殖することが防がれる。また、外部から袋ナ
ットを外すことによってロータを回転軸から容易に分離
し、かつ連結することができる。また、ロータと回転軸
とは相互に回り止めされているため、回転軸の回転トル
クを確実にロータに伝えることができる。
面図である。
る。
である。
面図である。
す断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 流体吸入口と流体吐出口とが形成される
ケーシング内に、軸部とロータ本体とを有するロータの
前記ロータ本体が回転自在に配設され、このロータの軸
部には、回転軸線まわりに回転駆動される回転軸の軸線
方向一端部が連結され、前記ロータ本体には前記回転軸
の回転軸線を交点として直交するベーン溝が形成され、
各ベーン溝には前記ケーシングの内周面に沿って摺動す
るベーンが前記ロータの直径線方向に変位自在に装着さ
れ、前記ケーシングにはロータの前記軸部が挿入するハ
ウジングが着脱自在に連結され、前記回転軸を軸線方向
他端部寄りで軸支し、外部に開放する中空のブラケット
に前記ハウジングが装着されるベーンポンプにおいて、 前記回転軸の軸線方向一端部には、外周面から半径方向
外方に突出する突部が形成されるスリーブが固定され、
前記スリーブには、袋ナットが前記突部によって抜け止
めされた状態で回転自在に装着され、前記ロータの軸部
のハウジングから突出する部分には、その外周部に前記
袋ナットが螺合する外ねじが形成され、前記ロータに前
記回転軸の軸線方向一端部がその軸線まわりに相互の回
転が阻止されて連結された状態で、前記袋ナットが前記
ロータの軸部に螺着されることを特徴とするベーンポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8843295A JP2731126B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | ベーンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8843295A JP2731126B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | ベーンポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08284847A JPH08284847A (ja) | 1996-10-29 |
JP2731126B2 true JP2731126B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=13942638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8843295A Expired - Fee Related JP2731126B2 (ja) | 1995-04-13 | 1995-04-13 | ベーンポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2731126B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4546624B2 (ja) * | 1999-12-14 | 2010-09-15 | アンジェリカ ゲリック デ ベガ ドーラ | 自動車用の風力発電機 |
JP2009030536A (ja) * | 2007-07-27 | 2009-02-12 | Futsuko Kinzoku Kogyo Kk | ベーンポンプ |
JP4708468B2 (ja) * | 2008-10-27 | 2011-06-22 | 江口産業株式会社 | 竪型ベーンポンプ |
-
1995
- 1995-04-13 JP JP8843295A patent/JP2731126B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08284847A (ja) | 1996-10-29 |
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