JP2730484B2 - 衛星通信方式 - Google Patents

衛星通信方式

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JP2730484B2
JP2730484B2 JP6099223A JP9922394A JP2730484B2 JP 2730484 B2 JP2730484 B2 JP 2730484B2 JP 6099223 A JP6099223 A JP 6099223A JP 9922394 A JP9922394 A JP 9922394A JP 2730484 B2 JP2730484 B2 JP 2730484B2
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祐二 後藤
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/204Multiple access
    • H04B7/212Time-division multiple access [TDMA]
    • H04B7/2121Channels assignment to the different stations
    • H04B7/2123Variable assignment, e.g. demand assignment

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星通信方式に係り、特
にマルチスポットビームを使用して、対向する2地点に
設置された3局以上の複数の衛星通信地球局が2つ以上
の伝送路を共用して通信を行う要求割り当て多元接続方
式の衛星通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、対向する2地点に設置された
3局以上の複数の衛星通信地球局が2つ以上の伝送路を
共用して通信を行う場合、通信チャネルを共用する各衛
星通信地球局が、通信チャネルの使用要求に応じてその
要求時点で使用されていない通信チャネルが割り当てら
れ、その割り当て通信チャネルを用いて通信を行うこと
により通信チャネルの数を少なくする要求割り当て多元
接続(DAMA:Demand Assignment
Multiple Access)方式の衛星通信方
式が知られている(例えば、特開昭64−30338号
公報)。
【0003】かかる要求割り当て多元接続方式の一例と
して、従来、図10に示す如きシステム構成の衛星通信
方式が知られている。同図において、地上には制御局1
00、3局以上の複数の(ここでは図示の便宜上3局
の)衛星通信地球局150〜150がそれぞれ設置
されている。制御局100は上記の通信チャネル割り当
て機能を持つ特定の衛星通信地球局で、アンテナ10
1、RF装置102、共通信号変調器103、共通信号
復調器104及び制御装置であるプライマリ・DAMA
・コントローラ(PDC:Primary DAMA
Controller)105からなる。また、衛星通
信地球局150〜150はそれぞれ同一構成で、ア
ンテナ151、屋外装置152、屋内装置153及び通
信用端末装置154からなる。
【0004】この従来の衛星通信方式では、衛星通信地
球局150〜150のうち通信を要求する衛星通信
地球局は、制御局100に対して共通信号A′により衛
星(図示せず)を介して制御局100に対して送信を行
う。制御局100はアンテナ101で上記の共通信号
A′を受信し、RF装置102を介して共通信号復調器
104で受信し、PDC105でその内容を解読する。
【0005】制御局100はPDC105で使用されて
いないチャネルの通信用周波数を示す内容のデータを生
成し、共通信号として共通信号変調器103、RF装置
102及びアンテナ101を介して送信する。制御局1
00から送られてくる共通信号Aは、すべての衛星通信
地球局150〜150の各アンテナ151でそれぞ
れ受信され、これより屋外装置152を介して屋内装置
153で復調される。
【0006】通信を要求する衛星通信地球局は共通信号
Aによって通信用周波数が設定されると、その屋内装置
153で指定された通信用周波数になるように送信周波
数を設定し、制御したことを知らせる情報を生成して屋
外装置152及びアンテナ151を介して制御局100
へ送信する。これにより、通信用端末装置154により
通信が行われる。なお、図10の上部に示すように、通
信信号回線は共通信号回線と異なる周波数帯に設定され
ている。
【0007】この従来の衛星通信方式は一つの衛星がす
べての衛星通信地球局150〜150をカバーす
る、シングルビーム方式であるが、衛星通信地球局の増
大に対応することが困難であるため、近年、サービス対
象地域を複数に分割して、それぞれを幅の狭いアンテナ
・ビームで覆うことにより、衛星回線数を増大し、また
衛星がシングルビーム方式に比べて強い電波を送出する
ことができるため、衛星通信地球局のアンテナの小型化
を可能とし、衛星通信地球局を含めた1回線あたりのコ
ストを大幅に削減したマルチスポットビーム方式が採用
されるようになってきた。
【0008】図11はこのマルチスポットビーム方式の
従来の衛星通信方式のシステム構成図を示す。同図にお
いて、地上には制御局200、3局以上の複数の(ここ
では図示の便宜上3局の)衛星通信地球局300〜3
00がそれぞれ設置されている。制御局200は前記
通信チャネル割り当て機能を持つ特定の衛星通信地球局
で、図12に示すように、アンテナ201、RF装置2
02、共通信号変調器203、共通信号復調器204、
PDC205及び共通信号論理部206から構成されて
いる。RF装置202は送信周波数変換器であるアップ
コンバータ(U/C)2021、高電力増幅器(HP
A)2022、低雑音増幅器(LNA)2023、受信
周波数変換器であるダウンコンバータ(D/C)202
4から構成されている。
【0009】共通信号変調器203は共通信号変調部2
031及び多重部2032からなり、共通信号復調器2
04は共通信号復調部2041及び分離部2042から
なる。PDC205は分離部2042からの信号が入力
され、多重部2032へ信号を出力する。
【0010】また、衛星通信地球局300〜300
はそれぞれ同一構成で、図13に示す如く、アンテナ3
01、屋外装置302、屋内装置303及び通信用端末
装置304から構成されている。屋外装置302はアッ
プコンバータ(U/C)3021、高電力増幅器(HP
A)3022、低雑音増幅器(LNA)3023、ダウ
ンコンバータ(D/C)3024から構成されている。
屋内装置303は共通信号変調部3031、通信用変調
部3032、合成器3033、分配器3034、通信用
復調部3035、共通信号用復調部3036、共通信号
制御部(SDC)3037及び論理部3038よりな
る。
【0011】この従来方式では、マルチスポットビーム
方式であるため図11に示すように、一つのアンテナビ
ームは制御局200と衛星通信地球局300が設置さ
れている地域Xと、衛星通信地球局300及び300
がそれぞれ設置されている地域Yの一方をカバーす
る。
【0012】これにより、地域Yの衛星通信地球局30
又は300が地域Xの制御局200又は衛星通信
地球局300と通信する場合、衛星通信地球局300
又は300が衛星を介して制御局200へ共通信号
A2(CSCI)を送信すると、制御局200はこれを
アンテナ201、LNA2023、D/C2024を介
して共通信号復調部2041で受信復調し、その復調信
号を分離部2924を介してPDC205へ入力する。
【0013】すると、PDC205は複数の通信用周波
数のうち使用されていない通信用周波数を指定する情報
を生成して多重部2032及び共通信号変調部203
1、U/C2021及びHPA2022を介してアンテ
ナ201より衛星通信地球局300又は300へ共
通信号A1(CSCO)で送信する。衛星通信地球局3
00又は300は衛星を介して制御局200から送
られてくる共通信号A1をアンテナ301、LNA30
23、D/C3024、分配器3034を通して共通信
号復調部3036で受信する。共通信号復調部3036
は復調した情報をSDC3037に渡す。
【0014】これにより、SDC3037は制御局20
0から指定された通信用周波数になるように、論理部3
038を介して通信用変調部3031及び通信用復調部
3035の周波数制御を行い、かつ、制御したことを知
らせる情報を共通信号変調部3031、合成器303
3、U/C3021、HPA3022及びアンテナ30
1を介して制御局200へ送信し、その後、通信用端末
装置204により通信を行う。なお、この通信時は通信
用変調部3032及び通信用復調部3035が用いられ
る。
【0015】このようにして、この従来方式では、要求
に応じて通信信号回線を割り当てる制御局200と各衛
星通信地球局300〜300との間で通信信号回線
割り当て情報を伝送するための共通信号用回線を用いる
ことにより、衛星通信回線の有効利用を図ることができ
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の図1
1に示した従来の衛星通信方式では、衛星通信を行うす
べての衛星通信地球局300〜300が共通信号用
回線を介して制御局200と通信ができることが前提と
なっているにも拘らず、マルチスポットビームを使用す
ると、制御局200が設置された地域Xから送信された
信号は他の地域Yに設置された衛星通信地球局300
及び300では共通信号を受信することができるが、
制御局200と同じ地域Xに設置された衛星通信地球局
300では共通信号を受信することができないため、
地域X内の制御局200と衛星通信地球局300との
間で要求割り当て多元接続方式の通信ができないという
問題がある。
【0017】また、上記の従来の衛星通信方式では、地
域Yから送信された信号は地域Xでは受信することがで
きるが、地域Yで受信することができないため、同じ地
域Yに設置された衛星通信地球局300及び300
は制御局200から送信された信号を使用して地域Xに
設置されている制御局200あるいは衛星通信地球局3
00との間で通信ができるのに対し、互いの間では通
信信号の送受信ができず、よって要求割り当て多元接続
方式の通信ができないという問題がある。
【0018】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
マルチスポットビームを使用する場合においても、制御
局が設置された地域と対向する地域に設置されている複
数の衛星通信地球局間で要求割り当て多元接続方式の衛
星通信を行い得る衛星通信方式を提供することを目的と
する。
【0019】また、本発明の他の目的は、マルチスポッ
トビームを使用する場合においても、制御局が設置され
た地域と同じ地域に設置されている衛星通信地球局と制
御局との間で要求割り当て多元接続方式の衛星通信を行
い得る衛星通信方式を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、3局以上の複数の衛星通信地球局のうち任
意の衛星通信地球局の発呼要求に応じて、システム全体
の監視・制御を行うための共通信号を送受信する手段を
備える制御局により通信用周波数が割り当てられ、マル
チスポットビームを使用する衛星を介して通信を行う、
要求割り当て多元接続方式の衛星通信方式において、前
記制御局は、マルチスポットビームの各ビームがカバー
する複数の地域のうち、制御局が設置された第1の地域
と対向する第2の地域に設置されている第1及び第2の
衛星通信地球局同士で通信を行う発呼要求が、共通信号
を用いて通知されたときは、第1及び第2の衛星通信地
球局へそれぞれ通信用周波数を設定するための周波数設
定信号を共通信号を用いて送信する送信手段と、周波数
設定信号の送信時に、第1及び第2の衛星通信地球局か
らの通信信号を受信した後折り返し送信するように送受
信部の周波数設定をする手段とを備える構成としたもの
である。
【0021】 また、本発明の制御局は、マルチスポッ
トビームの各ビームがカバーする複数の地域のうち、制
御局が設置された第1の地域に設置されている衛星通信
地球局と第1の地域に対向する第2の地域に設置されて
いる衛星通信地球局に対して共通信号を送信し、衛星通
信地球局からの応答信号を受信して応答信号の遅延時間
を測定する遅延時間測定手段と、遅延時間の測定結果に
基づいて衛星通信地球局の共通信号を受信してから応答
信号を送信するまでの時間を遅延する遅延データを送信
する遅延データ送信手段とを備え、衛星通信地球局は受
信した遅延データに基づいて共通信号を受信してから応
答信号を送信するまでの時間が設定される遅延器を備
え、第2の地域には、前記共通信号を受信して折り返し
て送信すると共に、通信信号を受信したときも折り返し
て送信する機能を有する中継器を設置した構成としたも
のである。
【0022】
【作用】本発明では、第2の地域に設置されている第1
及び第2の衛星通信地球局同士で通信を行う発呼要求が
共通信号を用いて制御局に通知されたときは、制御局は
第1及び第2の衛星通信地球局へそれぞれ通信用周波数
を設定するための周波数設定信号を共通信号を用いて送
信する一方、自局の通信用周波数も第1及び第2の衛星
通信地球局からの通信信号を受信した後折り返し送信す
るため、第1及び第2の衛星通信地球局からの通信信号
は制御局を介して一方から他方へ送信されて受信され
る。
【0023】また、本発明では、衛星通信地球局は制御
局から共通信号を用いて送信された遅延データを受信復
調し、この遅延データに基づいて共通信号を受信してか
ら応答信号を送信するまでの時間を遅延器に設定するよ
うにしたため、複数の衛星通信地球局と制御局との間の
応答信号の遅延時間はそれぞれ同一となり、また、制御
局が設置された第1の地域に設置されている衛星通信地
球局に対しても中継局を介して制御局との間で共通信号
の送受信ができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例のシステム構成図、図2は図1の
システムにおける制御局の一実施例の構成図、図3は図
1のシステムにおける中継局の一実施例の構成図、図4
は図1のシステムにおける衛星通信地球局の一実施例の
構成図を示す。
【0025】図1に示すように、本実施例は、地上に制
御局10、3局以上の複数の(ここでは図示の便宜上3
局の)衛星通信地球局20〜20及び中継局30が
それぞれ設置されている。制御局10は前記の通信チャ
ネル割り当て機能を持つ特定の衛星通信地球局で、図1
及び図2に示すように、アンテナ11、RF装置12、
共通信号変調器13、共通信号復調器14、PDC1
5、通信信号変調部16、通信信号復調部17、共
通信号論理部18及び通信信号論理部19から構成され
ている。なお、通信信号変調部16と通信信号復調部
17はそれぞれ複数設けられているが、図示の便宜
上、そのうちのn番目の通信信号変調部16と通信信
号復調部17のみを図示してある。
【0026】RF装置12は高周波増幅及び周波数変換
などを行う装置で、合成器121、送信周波数変換器で
あるアップコンバータ(U/C)122、高電力増幅器
(HPA)123、低雑音増幅器(LNA)124、受
信周波数変換器であるダウンコンバータ(D/C)12
5及び分配器126から構成されている。
【0027】共通信号変調器13は共通信号変調部13
1及び多重部132からなり、共通信号復調器14は共
通信号復調部141及び分離部142からなる。PDC
15は分離部142からの信号が入力され、多重部13
2へ信号を出力する。通信信号変調部16、通信信号
復調部17及び通信信号論理部19はそれぞれ通信信
号変調部161、通信信号復調部171及び論理部19
1を有する。
【0028】また、共通信号論理部18は論理部181
と、PDC15からの信号が入力される送信データ検出
部182と、分離部142の出力信号が入力される受信
データ検出部183と、論理部181から入力された信
号に基づいて遅延データを生成して多重部132へ供給
する遅延データ生成部184とから構成されている。
【0029】また、中継局30は制御局10と同じ地域
Xに設置された衛星通信地球局で制御局10が送信する
共通信号を受信できるように地域Yに設置される地球局
で、図1及び図3に示すように、アンテナ31、屋外装
置32、及び屋内装置33とからなる。屋外装置32
は、U/C321、HPA322、LNA323及びD
/C324から構成され、また、屋内装置33は分配器
331、複数m個の共通信号復調部332〜33
、m個の共通信号変調部333〜333及び合
成器334から構成されている。
【0030】更に、衛星通信地球局20〜20はそ
れぞれ同一構成で、図1及び図4に示すように、アンテ
ナ21と屋外装置22と、屋内装置23と通信用端末装
置24とから構成されている。屋外装置22は上記の中
継局30の屋外装置32や従来の衛星通信地球局のそれ
と同一構成で、U/C221、HPA222、LNA2
23及びD/C224から構成されている。
【0031】また、屋外装置23は従来の衛星通信地球
局の屋外装置303に比し、遅延時間が可変の遅延器2
38を有する点に特徴を有する。すなわち、屋外装置2
3は共通信号変調部231、通信用変調部232、合成
器233、分配器234、通信用復調部235、共通信
号復調部236、共通信号制御部(SDC)237及び
論理部238よりなる構成は従来の衛星通信地球局の屋
外装置303と同様であるが、本実施例ではこれに更に
SDC237及び論理部238からの信号が供給され、
遅延信号を共通信号変調部231へ供給する遅延器23
9を有する。
【0032】かかる構成の本実施例もマルチスポットビ
ーム方式であるため、図1に示すように、一つのアンテ
ナビームは制御局10と衛星通信地球局20が設置さ
れている地域Xと、衛星通信地球局20及び20
中継局30とがそれぞれ設置されている地域Yの一方を
カバーするものとする。
【0033】次に、本実施例の動作について図5乃至図
9のシーケンス図を併せ参照して説明する。なお、これ
らのシーケンス図では、制御局10のPDC15とPD
C15以外の制御局10の装置部分を制御装置10とし
て図示し、また衛星通信地球局20〜20のうち異
なる地域X及びYにそれぞれ設置された衛星地球局の代
表として衛星通信地球局20及び20を示し、また
中継局30の動作を示すものとする。
【0034】本実施例では実運用に入る前に衛星通信地
球局20〜20内の遅延器239に遅延時間を設定
するための初期設定と、各衛星通信地球局20〜20
の状態情報を制御局10が収集するために周期的に行
われるヘルスチェックと、通信のための動作とを順次に
行うものであり、まず、初期設定について図5を併せ参
照して説明する。
【0035】(1)初期設定 まず、制御局10のPDC15は実運用に入る前に同じ
地域X内の地球局30への監視/制御信号を発生し、
これを制御局10内の送信データ検出部182へ供給す
る(ステップ41)。論理部181は送信データ検出部
182より監視/制御信号の検出信号が入力されると、
遅延データ生成部184よりまず遅延ゼロの遅延データ
を生成出力させ、これを多重部132、共通信号変調部
131、合成器121、U/C122、HPA123及
びアンテナ11を介して共通信号A1(CSCO1)と
して送信する(ステップ42)。
【0036】制御局10が送信したこの共通信号A1は
衛星を介して対向する地域Y内の衛星通信地球局20
及び20(以下、20について代表して説明する)
と中継局30で受信され、中継局30はこの受信信号を
屋外装置32を介して屋内装置33で共通信号A2(C
SCO2)に変換し、これを再度屋内装置32及びアン
テナ31を介して折り返し送信する(ステップ43)。
【0037】中継局30が送信したこの共通信号A2は
衛星を介して対向する地域X内の衛星通信地球局20
で受信され、屋外装置22と屋内装置23内の分配器2
34を介して共通信号復調部236により復調された後
SDC237に供給され、ここでデータ確認が行われ
る。論理部238はこのSDC237からの遅延ゼロの
遅延データの確認結果を受けて遅延器239の遅延時間
をゼロとする。衛星通信地球局20は内部のSDC2
37の出力データをこの遅延器239、共通信号変調部
231、合成器233、U/C221、HPA222及
びアンテナ21を介して共通信号B1(CSCI2)と
して応答送信する(ステップ44)。
【0038】衛星通信地球局20が送信したこの共通
信号B1は、衛星を介して地域Y内の中継局30で受信
され、共通信号B2(CSCI1)に変換された後、折
り返し送信される(ステップ45)。中継局30が送信
したこの共通信号B2は衛星を介して対向する地域X内
の制御局10で受信され、LNA124、D/C12
5、分配器126、共通信号復調部141、分離部14
2をそれぞれ通して受信データ検出部183で受信され
る。論理部181は、制御局10が共通信号A1を送信
してから送信した共通信号A1に対応した応答共通信号
B2を受信するまでの時間を送信データ検出部182及
び受信データ検出部183よりの各データに基づき測定
し、論理部181内のメモリに記憶しておく(ステップ
46)。
【0039】次に、制御局10のPDC15は実運用に
入る前に対向する地域Y内の地球局30及び30
の監視/制御信号を発生し、これを制御局10内の送信
データ検出部182へ供給する(ステップ47)。論理
部181は送信データ検出部182より監視/制御信号
の検出信号が入力されると、遅延データ生成部184よ
り再び遅延ゼロの遅延データを生成出力させ、これを多
重部132、共通信号変調部131、合成器121、U
/C122、HPA123及びアンテナ11を介して共
通信号A1(CSCO1)として送信する(ステップ4
8)。
【0040】制御局10が送信したこの共通信号A1は
衛星を介して対向する地域Y内の衛星通信地球局20
と中継局30で受信される。衛星通信地球局20はこ
の受信信号を屋外装置22と屋内装置23内の分配器2
34を介して共通信号復調部236により復調した後S
DC237に供給し、ここでデータ確認を行う。論理部
238はこのSDC237からの遅延ゼロの遅延データ
の確認結果を受けて遅延器239の遅延時間をゼロとす
る。衛星通信地球局20は内部のSDC237の出力
データをこの遅延器239、共通信号変調部231、合
成器233、U/C221、HPA222及びアンテナ
21を介して共通信号B2として応答送信する(ステッ
プ49)。
【0041】衛星通信地球局20が送信したこの共通
信号B2は、衛星を介して制御局10により受信され、
LNA124、D/C125、分配器126、共通信号
復調部141、分離部142をそれぞれ通して受信デー
タ検出部183で受信される。論理部181は、制御局
10が共通信号A1を送信してから送信した共通信号A
1に対応した応答共通信号B2を受信するまでの時間を
送信データ検出部182及び受信データ検出部183よ
りの各データに基づき測定し、論理部181内のメモリ
に記憶する(ステップ50)。
【0042】次に、制御局10内の論理部181はステ
ップ46でメモリに記憶されている、衛星及び中継局3
0を介して衛星通信地球局201との間で行われた通信
に要した第1の応答時間と、ステップ50でメモリに記
憶した衛星通信地球局202との間で行われた通信に要
した第2の応答時間との時間差を計算する。
【0043】この時間差が大きな値であると、応答信号
の衝突につながり、正常な通信が行えない可能性がでて
くるので、制御局10は計算した時間差に基づく遅延デ
ータ制御信号により、遅延データ生成部184で地域Y
に設置された衛星通信地球局202に応答時間を遅延さ
せるための遅延データを生成させる。この遅延データ
は、多重部132、共通信号変調部131及びRF装置
12を通してアンテナ11より共通信号A1として送信
される(ステップ51)。
【0044】この共通信号A1は衛星を介して地域Yに
設置された衛星通信地球局202により受信され、屋外
装置22及び分配器234を通して共通信号復調器23
6により上記の遅延データが復調された後、SDC23
7に供給される。SDC237はこの遅延データに基づ
き、遅延器239の遅延時間を設定する(ステップ5
2)。これにより、制御局10から送信された共通信号
A1に対する応答信号B2が地域Y内の衛星通信地球局
202から制御局10に届くまでの時間を、地域Xに設
置された衛星通信地球局201からの応答時間(前記第
1の応答時間)と等しくされる。
【0045】衛星通信地球局202は上記の遅延器23
9への遅延時間の設定が終了すると、遅延時間設定終了
信号を生成して、共通信号B2として制御局10へ送信
する(ステップ53)。制御局10はこの遅延時間設定
終了信号を受信することにより、初期設定動作を終了す
る。以上のような構成、制御による初期設定により、制
御局10と同じ地域Xに設置されている衛星通信地球局
201でも共通信号の通信ができるようになる。
【0046】次に、制御局10はヘルスチェックを行
う。これは各衛星通信地球局20〜20の状態情報
を制御局10が収集するために周期的に行われるもの
で、このヘルスチェックについて図6を併せ参照して説
明する。
【0047】(2)ヘルスチェック まず、制御局10のPDC15は制御局10と同じ地域
Xに設置されている衛星通信地球局201の状態情報
(通信中であるか否か、障害発生の有無などの情報)を
収集するための要求データを生成し(ステップ55)、
衛星通信地球局201宛の共通信号A1を生成して送信
する(ステップ56)。この共通信号A1は衛星を介し
て中継局30により受信され、前記と同様の動作によ
り、ここで共通信号A2に変換されて地域Xに折り返し
送信され、衛星通信地球局201で受信される(ステッ
プ57)。
【0048】衛星通信地球局201はこの要求データを
受信復調し、これにより自局の各種の状態情報を、自局
に割り当てられたフレームタイミングで共通信号B1を
生成して送信する(ステップ58)。この共通信号B1
は衛星を介して中継局30で受信され、ここで共通信号
B2に変換されて再び地域Xに折り返し送信され、制御
局10で受信される(ステップ59)。
【0049】制御局10はこの共通信号B2を受信復調
し、衛星通信地球局201の状態情報を収集する。続い
て、制御局10のPDC15は制御局10と対向する地
域Yに設置されている衛星通信地球局202の状態情報
を収集するための要求データを生成し(ステップ6
0)、衛星通信地球局202宛のフレームタイミングで
共通信号A1を生成して送信する(ステップ61)。衛
星通信地球局202は衛星を介して受信したこの共通信
号A1を受信復調し、これにより自局の各種の状態情報
を、自局に割り当てられたフレームタイミングで共通信
号B2を生成して送信する(ステップ62)。
【0050】この共通信号B2は衛星を介して制御局1
0で受信され、ここで復調されて衛星通信地球局202
の状態情報が制御局10により収集される。なお、前記
の初期設定により、PDC15が同じ地域Xに設置され
ている衛星通信地球局201の状態情報を収集するため
の要求データを送出してから応答信号を受信するまでの
時間T1と、対向する地域Yに設置されている衛星通信
地球局202の状態情報を収集するための要求データを
送出してから応答信号を受信するまでの時間T2とは等
しい。
【0051】(3)通信 次に、制御局10の指示に基づく要求割り当て多元接続
方式の通信が可能となる。まず、異なる地域に設置され
た衛星通信地球局201と衛星通信地球局202との間で
通信する場合について図7を併せ参照して説明する。例
えば、衛星通信地球局201が発呼局とすると、衛星通
信地球局201は衛星通信地球局202に対する発呼要求
を共通信号B1を用いて送信する(ステップ65)。こ
の共通信号B1は前記したように、衛星を介して中継局
30で受信され、ここで共通信号B2に変換されて地域
Xに折り返し送信され、制御局10で受信される(ステ
ップ66)。
【0052】制御局10内のPDC15は複数の通信用
周波数のうち使用していない通信用周波数を指示する周
波数設定信号を生成し(ステップ67)、これを共通信
号A1として送信する(ステップ68)。この共通信号
A1は衛星を介して地域Y内の各地球局で受信される。
衛星通信地球局202はこの受信復調した周波数設定信
号に基づいて、その屋内装置23内の論理部238によ
り通信用変調部232及び通信用復調部235の搬送波
周波数や復調用信号周波数を指示された通信用周波数に
基づいて設定する(ステップ69)。
【0053】また、地域Y内の中継器30は上記の共通
信号A1を受信すると、それを共通信号A2に変換して
衛星通信地球局201へ折り返し送信する(ステップ7
0)。衛星通信地球局201はこの共通信号A2を受信
復調して周波数設定信号を得、これに基づいてその屋内
装置23内の論理部238により通信用変調部232及
び通信用復調部235の搬送波周波数や復調用信号周波
数を指示された通信用周波数に基づいて設定する(ステ
ップ71)。その後、衛星通信地球局201から衛星通
信地球局202へは使用していない第1の通信用周波数
(例えば、図1に示すC11)を用いて、また衛星通信
地球局202から衛星通信地球局201へは使用していな
い第2の通信用周波数(例えば、図1に示すC12)を
用いて、衛星を介して双方向の通話ができる(ステップ
72)。
【0054】次に、同じ地域Yに設置された衛星通信地
球局20と20との間の通信について、図8を併せ
参照して説明する。例えば、衛星通信地球局20が発
呼局とすると、衛星通信地球局20は衛星通信地球局
20に対する発呼要求を共通信号B2を用いて送信す
る(ステップ75)。この共通信号B2は衛星を介して
制御局10により受信される。
【0055】制御局10内のPDC15は受信復調した
上記の発呼要求により、複数の通信用周波数のうち使用
していない通信用周波数を指示する周波数設定信号を生
成し(ステップ76)、これを共通信号変調器13及び
RF装置12を介してアンテナ11より共通信号A1と
して送信する一方(ステップ77)、論理部191によ
り所定の二つの通信信号変調器16及び16内の通
信信号変調部161の搬送波周波数と、二つの通信信号
復調器17及び17内の通信信号復調部171の復
調用信号周波数とをそれぞれ指示する第2及び第4の通
信用周波数に対応した値に設定する(ステップ78)。
【0056】制御局10から共通信号A1として送信さ
れた上記の周波数設定信号は、衛星を介して衛星通信地
球局20と20にて受信され、それぞれの屋内装置
23内の論理部238により通信用変調部232及び通
信用復調部235の搬送波周波数や復調用信号周波数
を、指示された第1及び第3の通信用周波数に基づいて
設定する(ステップ79、80)。
【0057】これにより、以後衛星通信地球局20
20との間で通信が可能となる。すなわち、衛星通信
地球局20は制御局10により割り当てられた第1の
通信用周波数(例えば図1のC12)を用いて通信用端
末装置24よりの通話信号を送信する(ステップ8
1)。この通話信号は制御局10で受信され、制御局1
0がこれを通信信号復調器17及び通信信号変調器1
を通して第2の通信周波数(例えば図1のC11)
を用いて折り返し送信する(ステップ82)。
【0058】第2の通信周波数で制御局10から折り返
し送信された通話信号は、衛星通信地球局20で受信
される。これに応答して衛星通信地球局20の通信用
端末装置24で発生された通話信号は、制御局10によ
り衛星通信地球局20に割り当てられた第3の通信用
周波数(例えば図1のC22)を用いて衛星通信地球局
20から送信される(ステップ83)。
【0059】この通話信号は制御局10で受信され、制
御局10がこれを通信信号復調器17及び通信信号変
調器16を通して第4の通信周波数(例えば図1のC
21)を用いて折り返し送信する(ステップ84)。第
4の通信周波数で制御局10から折り返し送信された通
話信号は、衛星通信地球局20で受信される。以下、
上記の動作が繰り返されることにより、従来できなかっ
た同じ地域にある衛星通信地球局20と20との間
の通信が行われる。
【0060】次に、制御局10が同じ地域Xに設置され
た衛星通信地球局20との間で通信を行う場合につい
て、図9を併せ参照して説明する。衛星通信地球局20
が制御局10に対する発呼要求をしたものとすると、
この発呼要求信号は共通信号B1を用いて衛星通信地球
局20から送信される(ステップ88)。この共通信
号B1として送信された発呼要求信号は衛星を介して中
継局30により受信され、ここで共通信号B2に変換さ
れて制御局10へ折り返し送信される(ステップ8
9)。
【0061】制御局10は共通信号B2として送信され
た発呼要求信号を受信復調し、PDC15により複数の
通信用周波数のうち使用していない通信用周波数を指示
する周波数設定信号を生成し(ステップ90)、これを
共通信号A1として送信する一方(ステップ91)、論
理部191により通信信号変調器16内の通信信号変
調部161の搬送波周波数と、通信信号復調器17
の通信信号復調部171の復調用信号周波数とをそれぞ
れ指示する通信用周波数に対応した値に設定する(ステ
ップ92)。
【0062】この共通信号A1として送信された周波数
設定信号は、衛星を介して中継局30で受信され、ここ
で共通信号A2に変換されて衛星通信地球局20へ送
信される(ステップ93)。衛星通信地球局20は受
信復調した周波数設定信号に基づき、屋内装置23内の
論理部238により通信用変調部232及び通信用復調
部235の搬送波周波数や復調用信号周波数を設定する
(ステップ94)。
【0063】これにより、以後制御局10と衛星通信地
球局20との間で通信が可能となる。すなわち、衛星
通信地球局20は制御局10により割り当てられた第
1の通信用周波数を用いて通信用端末装置24よりの通
話信号を送信する(ステップ95)。この通話信号は中
継局30で第2の通信用周波数を用いて折り返し送信さ
れ(ステップ96)、制御局10で受信される。これに
応答して制御局10で発生された通話信号は、制御局1
0により割り当てられた第3の通信用周波数を用いて制
御局10から送信される(ステップ97)。
【0064】この通話信号は中継局30で第4の通信周
波数を用いて折り返し送信する(ステップ98)。第4
の通信周波数で中継局30から折り返し送信された通話
信号は、衛星通信地球局20で受信される。以下、上
記の動作が繰り返されることにより、従来できなかった
同じ地域にある制御局10と衛星通信地球局20との
間の通信が行われる。
【0065】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではなく、例えば制御局10及び中継局30の一方
のみが上記の中継機能を有し、他方は中継機能を有して
いなくても良い。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御局が設置されている地域に対向する地域に設置され
ている第1及び第2の衛星通信地球局の一方から他方へ
送信された通信信号は制御局で折り返されて他方の衛星
通信地球局で受信されるため、マルチスポットビームを
使用する場合においても、同一地域に設置されている第
1及び第2の衛星通信地球局間での通信ができる。
【0067】また、本発明によれば、制御局と同じ地域
に設置されている衛星通信地球局に対して中継局を介し
て制御局との間で共通信号の送受信ができるため、マル
チスポットビームを使用する場合においても、同じ地域
に設置されている衛星通信地球局と制御局との間での通
信ができる。
【0068】以上より、本発明によれば、地域に無関係
に制御局と複数の衛星通信地球局のうち任意の2局間の
通信がマルチスポットビームを使用しても要求割り当て
多元接続方式でできるため、マルチスポットビーム方式
の衛星通信回線の有効利用拡大に寄与するところ大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】本発明における制御局の一実施例の構成図であ
る。
【図3】本発明における中継局の一実施例の構成図であ
る。
【図4】本発明における衛星通信地球局の一実施例の構
成図である。
【図5】本発明の一実施例の初期設定を説明するシーケ
ンス図である。
【図6】本発明の一実施例のヘルスチェックを説明する
シーケンス図である。
【図7】本発明の一実施例の通信を説明するシーケンス
図である。
【図8】本発明の一実施例の通信を説明するシーケンス
図である。
【図9】本発明の一実施例の通信を説明するシーケンス
図である。
【図10】従来方式の一例のシステム構成図である。
【図11】従来方式の他の例のシステム構成図である。
【図12】従来方式における制御局の一例の構成図であ
る。
【図13】従来方式における衛星通信地球局の一例の構
成図である。
【符号の説明】
10 制御局 11、21、31 アンテナ 12 RF装置 13 共通信号変調器 14 共通信号復調器 15 プライマリ・DAMA・コントローラ(PDC) 16 通信信号変調部 17 通信信号復調部 20〜20 衛星通信地球局 22 屋外装置 23 屋内装置 24 通信用端末装置 181、238 論理部 182 送信データ検出部 183 受信データ検出部 184 遅延データ生成部 237 共通信号制御部(SDC) 239 遅延器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3局以上の複数の衛星通信地球局のうち
    任意の衛星通信地球局の発呼要求に応じて、システム全
    体の監視・制御を行うための共通信号を送受信する手段
    を備える制御局により通信用周波数が割り当てられ、マ
    ルチスポットビームを使用する衛星を介して通信を行
    う、要求割り当て多元接続方式の衛星通信方式におい
    て、 前記制御局は、前記マルチスポットビームの各ビームが
    カバーする複数の地域のうち、該制御局が設置された第
    1の地域と対向する第2の地域に設置されている第1及
    び第2の前記衛星通信地球局同士で通信を行う発呼要求
    が、前記共通信号を用いて通知されたときは、該第1及
    び第2の衛星通信地球局へそれぞれ通信用周波数を設定
    するための周波数設定信号を前記共通信号を用いて送信
    する送信手段と、 該周波数設定信号の送信時に、該第1及び第2の衛星通
    信地球局からの通信信号を受信した後折り返し送信する
    ように送受信部の周波数設定をする手段とを備えること
    を特徴とする衛星通信方式。
  2. 【請求項2】 3局以上の複数の衛星通信地球局のうち
    任意の衛星通信地球局の発呼要求に応じて、システム全
    体の監視・制御を行うための共通信号を送受信する手段
    を備える制御局により通信用周波数が割り当てられ、マ
    ルチスポットビームを使用する衛星を介して通信を行
    う、要求割り当て多元接続方式の衛星通信方式におい
    て、 前記制御局は、前記マルチスポットビームの各ビームが
    カバーする複数の地域のうち、該制御局が設置された第
    1の地域に設置されている前記衛星通信地球局と該第1
    の地域に対向する第2の地域に設置されている前記衛星
    通信地球局に対して前記共通信号を送信し、該衛星通信
    地球局からの応答信号を受信して応答信号の遅延時間を
    測定する遅延時間測定手段と、 該遅延時間の測定結果に基づいて前記衛星通信地球局の
    共通信号を受信してから応答信号を送信するまでの時間
    を遅延する遅延データを送信する遅延データ送信手段と
    を備え、 前記衛星通信地球局は受信した該遅延データに基づいて
    前記共通信号を受信してから応答信号を送信するまでの
    時間が設定される遅延器を備え、 前記第2の地域には、前記共通信号を受信して折り返し
    て送信すると共に、通信信号を受信したときも折り返し
    て送信する機能を有する中継器を設置したことを特徴と
    する衛星通信方式。
  3. 【請求項3】 前記制御局は、前記マルチスポットビー
    ムの各ビームがカバーする複数の地域のうち、該制御局
    が設置された第1の地域と対向する第2の地域に設置さ
    れている第1及び第2の前記衛星通信地球局同士で通信
    を行う発呼要求が、前記共通信号を用いて通知されたと
    きは、該第1及び第2の衛星通信地球局へそれぞれ通信
    用周波数を設定するための周波数設定信号を前記共通信
    号を用いて送信する送信手段と、 該周波数設定信号の送信時に、該第1及び第2の衛星通
    信地球局からの通信信号を受信した後折り返し送信する
    ように送受信部の周波数設定をする手段とを備えること
    を特徴とする請求項2記載の衛星通信方式。
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