JP2729530B2 - 蒸気冷却サイクロン分離器を含む流動床蒸気発生装置 - Google Patents

蒸気冷却サイクロン分離器を含む流動床蒸気発生装置

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JP2729530B2
JP2729530B2 JP2215121A JP21512190A JP2729530B2 JP 2729530 B2 JP2729530 B2 JP 2729530B2 JP 2215121 A JP2215121 A JP 2215121A JP 21512190 A JP21512190 A JP 21512190A JP 2729530 B2 JP2729530 B2 JP 2729530B2
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アルフレッド・エス・トウマ
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    • F22B31/0084Modifications of boiler construction, or of tube systems, dependent on installation of combustion apparatus; Arrangements of dispositions of combustion apparatus with combustion in a fluidized bed with recirculation of separated solids or with cooling of the bed particles outside the combustion bed

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は流動床蒸気発生装置、更に詳細にはサイクロ
ン分離が備えられ、装置内にて発生する蒸気によって冷
却されるかような装置に関する。
<従来の技術> 流動床蒸気発生装置はよく知られている。これらの装
置において、空気は化石燃料例えば、石炭とこの石炭の
燃焼の結果として放出されるイオウの吸着剤とを含む粒
状材料の床を通され、床を流動化し、比較的低い温度で
燃料の燃焼を促進する。水は熱交換関係において流動床
へ通され、蒸気を発生する。燃焼装置は分離器を含み、
この分離器は炉区域内の流動床からのガスより随伴され
た粒状固体を分離し、床内へ戻るようこの固体を再循環
する。このことは、結果として高い燃焼効率、高いイオ
ウ吸収、低い窒素酸化物類の放出及び燃料の柔軟性の魅
力的な組み合せとなる。
これらの型式の装置の炉区域内にて利用される最も典
型的な流動床は普通、「バブリング」流動床と称されて
おり、この床内において粒状材料の床は比較的高密度か
つ明確に区別されたすなわち分別された上方面を有す
る。流動床の他の型式としては「循環」流動床が利用さ
れる。この技術によれば、流動床密度は典型的なバブリ
ング流動床の密度を低くすることができ、空気速度はバ
ブリング流動床の空気速度に等しいかまたは大きく、し
かも床内を通過する煙道ガスは実質的に飽和される程度
に細かい粒状固体の相当量を随伴する。
また、循環流動床は比較的高い固体再循環によって特
徴づけられ、このことは燃料の熱放出パターンを無関係
にし、従って温度変動を最少限にし、故に低いレベルで
熱放射を安定化する。高い固体の再循環は、固体再循環
のために固体からガスを分離するのに使われる機械装置
の効率を改良し、結果として生ずるイオウ吸着剤及び燃
料の滞留時間の増加はこの吸着剤及び燃料の消費を軽減
する。
しかしながら、これらの型式の流動床装置に関連して
いくつかの問題がある。例えば、ボイラー内で発生した
蒸気を過熱するために高価な冷却面に加えることがしば
しば必要である。また、この装置内で発生した蒸気の温
度範囲を制御するにあたっても、困難が生ずる。さら
に、これらの型式の床は装置、例えば蒸気発生器に使用
され、この蒸気発生器は1以上のサイクロン分離器を含
んでおり、通常それらのサイクロン分離器の下方端部に
連結されたホッパーを備え、この分離器から固体粒子を
収集する。分離器とホッパーとは、外側ケーシングが比
較的低温になるように絶縁性とし、耐摩耗性とした一枚
構造の外側耐火性材料壁を通常備える。しかしながら、
適当な絶縁を達成するために、これらの壁は比較的厚く
なければならず、このことは余分に分離器及びホッパー
の容積、重量及び費用が加わり、且つ耐火性材料のひび
割れを防止するために制御された、比較的長い、起動及
び閉鎖時間を必要とする。また、これらの設計による外
側金属ケーシングは外側からさらに絶縁することができ
ず、なぜなら絶縁することは耐えられる最大の温度をは
るかに超える1500゜F(815.6℃)の高さまで、その温度
を上昇させるからである。さらにまた、上記態様にて据
え付けられた慣用の分離器は耐火性材料の壁の早期のひ
び割れを排除するためにオンライン状態になる前に比較
的長いヒートアップ時間を必要とし、このことは不具合
であり、工程の費用を一層高くする。
さらに、流動床及びサイクロン分離器を利用する装置
では流動床炉と分離器との間並びにサイクロン分離器と
熱回収区域との間に比較的高価で、高温な耐火性材料の
張らされたダクト工事と膨張継手とが要求される。
<発明が解決しようとする課題> 従って、本発明の目的は、先行技術の装置の上記欠点
を克服する流動床ボイラーを利用する蒸気発生装置を提
供することにある。
また、本発明の別の目的は別個の加熱表面の必要性を
排除する上記型式の装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は加熱されている流体の温度
範囲の改良された制御ができる上記型式の装置を提供す
ることにある。
さらに、本発明の別の目的はサイクロン分離器の外部
表面が比較的安定かつ低温に維持される上記型式の装置
を提供することにある。
さらにまた、本発明の別の目的は熱損失を軽減し、内
部耐火性材料の絶縁の要求を最少限にする上記型式の装
置を提供することにある。
また、本発明の別の目的はサイクロン分離器の容積、
重量及び費用が慣用の分離器のそれらよりはるかに少な
い上記型式の装置を提供することにある。
さらに、本発明の別の目的は炉とサイクロン分離器と
の間並びにサイクロン分離器と熱回収区域との間に高価
で高温な耐火性材料の張られたダクト工事及び膨張継手
の必要を最少限にする上記型式の装置を提供することに
ある。
さらにまた、本発明の別の目的は比較的速い起動及び
付加変更を許容する上記型式の装置を提供することにあ
る。
<課題を解決するための手段> これら及び他の目的を履行するために本発明によれ
ば、サイクロン分離器は蒸気発生装置の炉区域と熱回収
区域との間に配設される。サイクロン分離器の壁は蒸気
ドラムからの蒸気を二つの区域に分割されたヘッダーを
介して受容する管を備える。蒸気は分離器の壁を通過
し、熱回収区域に通される前にこの壁を冷却する。炉区
域内で発生した煙道ガス並びにこのガスに随伴された粒
状材料は、分離のためにサイクロン分離器に通される。
分離された粒状材料は炉区域に戻るよう再循環され、分
離された気体は熱回収区域に通される。
<実施例> 添付図面の第1図を特に参照すると、参照番号10は本
発明の流動床蒸気発生装置を概略的に参照し、この装置
は炉区域12、サイクロン分離器14及び熱回収区域16を含
む。炉区域12は、直立囲包体18及びこの囲包体の下方端
部に配設される空気プレナム20を含み、このプレナムは
外部源から空気を受容する。空気分配器すなわち格子22
は囲包体18の下方端部と空気プレナム20との中間面に備
えられ、このプレナムからの加圧された空気が囲包体18
を通して上方に通過するようになされる。囲包体18の後
壁の上方部分を形成する管はこの壁の平面より曲げら
れ、煙道ガス及び随伴された粒状材料のための出口18a
を後述のように形成する。1以上の入口24は囲包体18の
壁を通して設置され、囲包体内へ粒状材料を導入する。
この粒状材料は石炭およびこの石炭の燃焼の間発生した
イオウを吸収させるための吸着材料、例えば石灰石の比
較的細かい粒子をよく知られた態様にて含んでもよい。
プレナム20からの空気は後述のように粒状材料を流動化
する。ドレインパイプは囲包体18の空気分配器22及び/
又は壁の開口に合致し、この囲包体から消費された粒状
材料を排出することを理解されたい。
囲方体18の壁は離間して平行に垂直に延びる関係で配
設される複数の管によって形成され、かつ各管の直径方
向に対向する部分から延びる連続フィン(図示せず)に
よって連結されており、気体気密構造を形成するよう隣
接する管の間を溶接する。この構造は慣用なので、壁に
ついてはこれ以上詳細に記述しない。
流回路は水、蒸気及び/又は水−蒸気混合物(以下
「流体」と称する)を管を通して通過させるために備え
られ、この流体を例えば蒸気タービンを駆動するように
働きを遂行するのに使用されうる程度まで加熱する。こ
の目的のためにヘッダーは、便宜上図示しないが、囲包
体18を形成する壁の上下方端部に備えられ、各壁を形成
する管に流体を導入しかつそこから流体を受け入れる。
自然循環蒸気ドラム32は導管34,36と他の導管と図示し
ないヘッダーとによって囲包体18の壁に連結され、後述
のように流体流回路手段を確立する。この流体流回路手
段は、蒸気ドラム32の上方区域をサイクロン分離器14に
連結する下降管38を含む。
サイクロン分離器14は上方屋根区域40、円錐形状の下
方ホッパー区域42及び中間の円筒条区域44を含んでもよ
い。下方リングヘッダー48はホッパー42の下方端部に設
けられ、上方リングヘッダー50は屋根区域40の上方に設
けられる。
分離器14の外側ハウジングとなる各区域40,42及び44
は連続し、離間して平行に分離器14の全高に延びる管52
の一群によって形成され、管の下端部にてヘッダー48及
び上端部にてヘッダー50に連結される。第2図により良
く示すように、管52は離隔し、連続フィン54は各管の直
径方向に対向する部分から延び、隣接する管の間は溶接
される。このように形成された構造は内側耐火性材料56
と外側絶縁性材料58との間に配設される。耐火性材料56
は高伝導性耐火材料の比較的薄い層でも可能であり、絶
縁性材料58はいかなる慣用技術のもので構わない。
入口60は円筒状区域44の内部に備えられ、本発明の譲
受人に譲渡された米国特許第4746337号にてより詳細に
示されるように、管52の一部分を円筒状区域の平面から
曲げることによって形成されてもよく、該特許の開始は
参考として組み込まれる。
ホッパー区域42は中間区域44から半径方向内方に管52
を曲げることによって形成され、屋根区域40は参照番号
52aによって示されるようある角度にて半径方向内方
に、次いで参照番号52bによって示されるようにある角
度にて上方に管52を曲げることによって形成される。
内側パイプすなわちシリンダー62は円筒状区域44内に
配設され、固体の金属性材料、例えばステンレス鋼から
形成され、屋根区域40上方にわずかに延びる上方端部分
を有する。パイプ62は曲げられた管部分52a,52bによっ
て形成される頂点によって規定される円形開口内に直接
延びる。環状(分離)チャンバー64はパイプ62の外側表
面と円筒状区域44の内側表面との間に後述する理由で形
成される。
排出管66はホッパー区域42の下方端部から延び、シー
ルポット68に連結され、次いでパイプ69によって囲包体
18の後壁に連結される。パイプ69は囲包体18の後壁に形
成される開口に合致して、後述のように分離器14からの
再循環された粒状材料をこの囲包体内に戻るよう導入す
る。
蒸気ドラム32は下降管38及び枝管38a,38bを経由して
下方リングヘッダー48に連結される。分離器14の下方部
分に配置された下方リングヘッダーは2個の分離区域
(第1の区域及び第2の区域)48a,48bに分割される。
蒸気は蒸気ドラム32の上方部分から下降管38を通って下
方に通過し、枝導管38aを通してリングヘッダー第1区
域48aへ上昇する。この区域から蒸気は第1図に見られ
るように分離器14のほぼ左側面(第1の部分)を形成す
る管52を通して上昇する。分離器14の上方部分にある上
方リングヘッダーは導管74′によって連結される2個の
分離区域(第1の区域及び第2の区域)50a,50bに分割
される。このリングヘッダー第1及び第2区域50a,50b
は別々に分離器14の左側面、右側面(第2の部分)を形
成する管52に連結され、その結果、分離器の左側面に形
成される管52を通して上昇する蒸気はリングヘッダー第
1区域50aに入り、導管74を経由してリングヘッダー第
2区域50bに進んだ後、分離器14の右側面を形成する管5
2を通して下方に通過する。右側面を形成する管を通し
て下方に通過した後、この蒸気は下方リングヘッダー第
2区域48bに入り、ここから枝導管38bに進む。上昇管75
は枝導管38bに連結され、熱回収区域16のヘッダー76に
別々に連結される枝管75a,75bを含み、囲包体70の壁を
通して蒸気を通過させる。
従って、第1図の実施態様によれば、蒸気は分離器14
の下方部分に向って下降し、分離器の一部分を通して上
昇し、そして分離器の別の部分を通して下降し、それか
ら熱回収区域16に向って上昇し、その後この熱回収区域
を通って下降する。
便宜上図示しないが、炉区域12の出口18aは適切な気
体チャンネル、囲包体等によって分離器14の入口60に連
結されることを理解されたい。囲包体18からの煙道ガス
及び随伴された粒状材料は分離器の環状チャンバー64内
を通過し、この粒状材料は慣用の態様にてこの環状チャ
ンバー内で創出される遠心力によって煙道ガスから引き
離される。分離された煙道ガスは、対流によって分離器
14内を上昇し、パイプ62から排出する。便宜上図示しな
いが、適切な配管等は後述のように熱回収区域16の上方
部分内に形成される入口に分離器14のパイプ62を連結す
ることを理解されたい。
熱回収区域16は囲包体70を含み、この囲包体の壁は囲
包体18の壁に関連して記載したのと同じ態様にて連結さ
れる複数の管によって形成される。熱回収区域16を形成
する壁の上下方端部は蒸気ドラム32を含む上述の流体流
回路に連結される。例えば、導管75は分離器14の下方リ
ングヘッダー48に連結される。2個のヘッダー76は、熱
回収区域16の前後壁の上方端部に各々配設され、枝導管
75a,75bによって各々導管75に連結される。
1対の1次過熱器80a,80b、最終過熱器82a,82b及び節
炭器84a,84bはすべて熱交換管の複数の束によって形成
され、囲包体70内に配設され、すべてヘッダー88に連結
される。ヘッダー88は蒸気ドラム32を含む上述の流体流
回路及び/又は蒸気タービンあるいはその両方に連結さ
れることを理解されたい。
囲包体の前壁の上方端部分を形成する管は、この壁の
平面から曲げられ、分離器14のパイプ62から気体を受け
入れるために入口70aを形成する。
従って、これらの気体は第1図中に鎖線によって示さ
れるように囲包体70内を通過する。囲包体70内におい
て、過熱器80a,80b,82a及び82bそして節炭器84a,84bを
通して連続して通過する。出口70bは囲包体70の後壁内
に形成され、鎖線によってまた示されるように気体を排
出する。
分離器14からの分離された固体は分離器のホッパー区
域42から排出管66内を通過し、その後、シールポット68
及び囲包体18内への注入のためのパイプ69を通過する。
操作にあたり、入口24から粒状燃料材料は囲包体18内
へ導入されるが、必要に応じて同様の態様にて吸着材料
が導入されてもよい。外部源からの加圧された空気は空
気プレナム20内に入って通過し、空気分配器22を通して
囲包体18内を通過し、これらの材料を流動化する。
点火していない燃焼器(図示せず)等は粒状燃料材料
を点火するために備えられる。この材料の温度が受け入
れられほどに高いレベルに達するとき、入口24からの追
加の燃料は囲包体18に排出される。
囲包体18内の粒状燃料材料は炉区域12内の熱によって
燃焼あるいは気化され、空気とガス状生成物との混合物
(以下「煙道ガス」と称する)は囲包体18を通して上昇
し、囲包体内にて比較的細かい粒状材料を随伴すなわち
浄化する。空気プレナム20を経由して空気分配器22を通
して囲包体18内部に導入される空気の速度は囲包体18内
の粒状材料の寸度に従って確立され、その結果、循環流
動床は形成される。すなわち、粒状材料は床内の粒状材
料の実質的な随伴すなわち浄化が達成される程度にまで
流動化される。従って、囲包体18の上方部分を通過する
煙道ガスは粒状材料で実質的に飽和される。
この飽和された煙道ガスは囲包体18の上方部分に進
み、出口18aより出て行き、その後第1図中の鎖線によ
って示されるように分離器14の入口60へ配管(図示せ
ず)を通して通過する。この入口60は、粒状材料を含む
煙道ガスがチャンバー64に対して実質的に接線方向に入
り、そのためチャンバー内では旋回するよう配置され
る。このように随伴された固体粒子は遠心力によって円
筒状区域44の内側壁に対して吹き飛ばされ、その内側壁
にて集まり、重力によってホッパー42内へ落下する。
チャンバー64内に残存する比較的清浄な気体は屋根区
域40によって上方に流れていくのを防止されており、そ
のため屋根区域の下方端を通してパイプ62に入る。気体
はパイプ62の全長を通過した後、このパイプの上方端部
から出ていく。その後、この気体は熱回収区域16の入口
70aへの配管(図示せず)を通して進み、囲包体70の全
長を過熱器80a,80b,82a及び82bと節炭器84a,84bとを横
切って下方に通過した後、出口70bを経由して外部機器
へ去る。
蒸気32内に蓄積される流体は液体及び比較的熱い流体
を有する蒸気すなわち蒸気と、比較的冷たい流体すなわ
ち液体とに分離し、自然対流によって、蒸気はこのドラ
ムの上方部分に上昇し、液体はドラムの下方部分に落下
する。ドラム32の上方部分からの蒸気はパイプ38,38aを
経由して分離器14の下方リングヘッダー48内へ通過し、
対流によって平行な管52を通して上昇次いで下降する。
蒸気は、分離器14の温度さらに詳細には分離器内の煙道
ガスの温度より低い温度なので、分離器の温度は軽減さ
れる。この蒸気は囲包体70を形成する壁の全長を通して
下方ヘッダー(図示せず)に向かって下方に通過し、こ
のヘッダーは蒸気ドラム32を含む流回路に連結される。
分離器内の分離された粒状材料はホッパー区域42、パ
イプ66及びシールポット68を通って通過し、その後パイ
プ69を経由して囲包体18内の循環流動床内へ戻るよう注
入される。従って、ドラムからの蒸気は、分離器14の下
方端部に向かって下降し、管52を通して上昇次いで下降
した後、熱回収区域16に進む。
いくつかの利点は本発明の装置から結果として生ず
る。例えば分離器14の温度は分離器の壁を通して通過す
る比較的低温の流体(蒸気)により相当軽減される。従
って、分離器14からの熱損失は軽減され、内部耐火性材
料絶縁の要求は最少源にされる。また、分離器14の容
積、重量及び費用は慣用の分離器のものより相当低くな
り、起動及び負荷変化は比較的迅速に完了されうる。さ
らに、炉とサイクロン分離器との間並びにこの分離器と
熱回収区域との間の高価で高温の耐火性材料の張られた
ダクト工事及び膨張継手の必要を最少源にする。さらに
また、流体の過熱はその温度範囲を制御する能力と同様
に改良される。
前述の変形は、本発明の範囲内にてなされうることを
理解されたい。例えば、分離器14の内側パイプ62は分離
器14に類似する態様にて管より形成することができ、こ
の管は、蒸気ドラム32を含む流回路に連結されうる。ま
た、リングヘッダー48,50が添付図面中に記載され、示
されるが、いかなる他の適切なヘッダー装置も本発明に
関連して使用されうることを理解されたい。
修正、変形及び代用の範囲は前記開始内容内に意図さ
れ、いくつかの場合本発明のいくつかの特徴は他の特徴
の対応する使用なしに採用されるであろう。従って、特
許請求の範囲は広くかつ、本発明の範囲に一致する態様
にて解釈されるのが適当である。
第3図の実施態様は特許請求の範囲に記載した発明で
はないが、本願発明の第1図に示した実施態様に類似す
る部分を含み、同じ参照番号によって参照される同一の
構成を含む。
第3図の実施態様によれば、2個のリングヘッダー区
域48a,48bは前記実施態様と関連して記述したように分
離器14の管52の下方端部に流体流連通するよう備えら
れ、2個のリングヘッダー区域50a,50bはこの管52の上
方端部に流体流連通するよう備えられる。第3図の実施
態様によれば、導管90は蒸気ドラム32の上方部分より延
び、枝導管90a,90bを経由して、リングヘッダー区域50
a,50bへ別々に連結される。導管92は枝導管92a,92bを経
由して別々に下方リングヘッダー区域48a,48bに連結さ
れ、枝導管92c,92dを経由して、別々に熱回収区域16の
ヘッダー76に連結される。
第3図の実施態様によれば、蒸気は導管90及び枝導管
90a,90bを経由して蒸気ドラム32の上方部分から上方リ
ングヘッダー区域50a,50bへ別々に流れる。上方リング
ヘッダー区域50aから蒸気は分離器14の左手部分を形成
する管52を通して下方に流れ、上方リングヘッダー区域
50bから蒸気は第3図に見られるように分離器14の右手
部分を形成する管を通して下方に流れる。下方リングヘ
ッダー区域48a,48bは分離器14の左右部分を形成する管5
2に別々に連結され、加えて枝導管92a,92bを経由して上
昇管92に連結される。そのため蒸気は分離器14の全長を
通して下方に、下方リングヘッダー48a,48b内へ、そし
て枝導管92a,92bを通して流れた後、上昇管92を通して
枝導管92c,92dを経由して熱回収区域16のヘッダー76へ
上昇管92を通して上昇する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の略図、第2図は第1図の2−2
線に沿う断面図、第3図は本発明の別の態様を描いた第
1図に類似する略図である。 12……炉区域、14……サイクロン分離器、16……熱回収
区域、18,70……囲包体、18a……出口、20……プレナ
ム、22……空気分配器、24,60……入口、38……下降
管、52……管、54……連続フィン、62……シリンダー、
64……チャンバー、68……シールポット、69……パイ
プ、74,90……導管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルフレッド・エス・トウマ アメリカ合衆国ニュージャージー州 07006,ウェスト・コールドウェル,ウ ェストヴュー・ロード・24 (72)発明者 ピーター・バートコウィアック アメリカ合衆国ニュージャージー州 070834,テンヴィル,クリフサイド・テ ラス・9 (56)参考文献 特開 平1−184301(JP,A) 特開 昭64−80456(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流動床蒸気発生装置であって、 (A)該装置は炉区域(12)を備え、 該炉区域(12)は (イ)燃料を含む固体粒状材料を有する囲包体(18)
    と、 (ロ)該囲包体(18)内で上昇しかつ前記粒状材料の一
    部分を随伴する煙道ガスを生産するために前記粒状材料
    を流動化し、かつ前記燃料の燃焼あるいは気化を支持す
    るのに十分な速度で前記囲包体内へ空気を導入する空気
    源(20)とを含んでおり、 (B)該装置はサイクロン分離器(14)を備え、 該サイクロン分離器(14)は (イ)内側シリンダー(62)と、 (ロ)該内側シリンダー(62)を囲んで分離チャンバー
    (64)を規定する外側ハウジングとを含み、該外側ハウ
    ジングは (a)複数の平行な管(52)と、 (b)空気気密構造を形成するよう前記管を連結するフ
    ィン(54)とを含んでおり、 (C)該装置は熱回収区域(16)を備え、 該熱回収区域(16)は (イ)複数の平行な管(52)と該管を連結して空気気密
    構造を形成するフィンとからなる囲包体(70)と、 (ロ)該囲包体内に配設された複数の管の束(82a,82b,
    80a,80b,84a,84b)とを含んでおり、 (D)該装置は遠心力によって前記煙道ガスから前記随
    伴された粒状材料が分離されるよう前記炉区域(12)か
    ら前記分離チャンバー(64)まで前記煙道ガスを通過さ
    せる通路と、 (E)前記分離器(14)から前記炉区域に戻るよう分離
    された粒状材料を通過させる通路(66)と、 (F)分離された煙道ガスを前記熱回収区域(16)に通
    過させる通過手段と、 (G)流体流回路手段とを備え、 該流体流回路手段は (イ)前記分離器(14)の前記外側ハウジングの第1の
    部分を形成する管(52)に連結された第1の区域(48
    a)と前記分離器(14)の前記外側ハウジングの第2の
    部分を形成する管(52)に連結された第2の区域(48
    b)とを有する下方リングヘッダー(48)と、 (ロ)前記分離器(14)の前記外側ハウジングの前記第
    1の部分を形成する前記管(52)に連結された第1の区
    域(50a)と前記分離器(14)の前記外側ハウジングの
    前記第2の部分を形成する前記管(52)に連結された第
    2の区域(52b)とを有する上方リングヘッダー(50)
    と、 (ハ)蒸気を前記区域(48a)、及び、該区域(48a)か
    ら前記分離器(14)の前記外側ハウジングの前記第1の
    部分を形成する管を通って上方に、且つ、前記上方リン
    グヘッダー(50)の前記第1の区域(50a)に通過させ
    て前記分離器(14)を冷却するため前記下方リングヘッ
    ダー(48)の前記区域(48a)に連結された蒸気ドラム
    (32)とを含み、 (a)前記上方リングヘッダー(50)の前記第1の区域
    (50a)は、蒸気が該第1の区域(50a)から前記第2の
    区域(50b)へ、次いで前記分離器(14)の前記外側ハ
    ウジングの前記第2の部分を形成する管を通って前記下
    方リングヘッダー(48)の前記第2の区域(48b)へと
    下方に通過して該分離器(14)を更に冷却するように、
    前記第2の区域(50b)と流体流連通し、 (b)前記下方リングヘッダーの前記第2の区域(48
    b)は、蒸気が該区域(48b)から前記熱回収区域(16)
    の前記管へと通され、且つ、前記分離された煙道ガスに
    よって熱っせられるように、該熱回収区域(16)の該管
    と流体流連通することを特徴とする流動床蒸気発生装
    置。
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