JP2729256B2 - 濾過装置 - Google Patents
濾過装置Info
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- JP2729256B2 JP2729256B2 JP1061837A JP6183789A JP2729256B2 JP 2729256 B2 JP2729256 B2 JP 2729256B2 JP 1061837 A JP1061837 A JP 1061837A JP 6183789 A JP6183789 A JP 6183789A JP 2729256 B2 JP2729256 B2 JP 2729256B2
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はガス中に存在する微粒子を除去または捕集す
るための濾過装置に関するものである。
るための濾過装置に関するものである。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題) 製造工程において粉じん中の有用成分の回収や気体の
浄化等を行う場合、あるいは気相合成反応などにより得
た微粒子を捕集する場合等に用いられる定圧濾過は、一
般に第4図に示すように流体管路である配管の一部を膨
出して内部をフィルター主体(イ)で区画された濾過室
(ロ)を形成した装置を用いて行われており、濾過すべ
き流体は流入室(ハ)内でフィルター主体(イ)を直交
方向に浸透し、フィルター主体(イ)を形成する濾材の
内部層により濾過が行われたのち流出室(ニ)を経て流
れるものであって、多孔物質である濾材はケーキの付着
によって目詰りを生じ次第に濾過抵抗が増大して行く。
このために、フィルター主体(イ)の流体に接する面は
予めできるだけ広い一様な面であることが必要であり、
流入室(ハ)、流出室(ニ)もこれに応じた一様の円錐
形状となるから装置全体は両端のフランジ部(ホ)
(ホ′)を含めて相当に大きなものとなる。このことは
フィルター主体をひだ型の円筒フィルターを用いた場合
でも同じであり、相当の設置面積が必要となる。さらに
上記濾材の交換に当ってはフランジ部分(ホ)(ホ′)
をはずして濾過室(ロ)全体を配管から取り出す必要が
あり保守に手数を要する不便がある。
浄化等を行う場合、あるいは気相合成反応などにより得
た微粒子を捕集する場合等に用いられる定圧濾過は、一
般に第4図に示すように流体管路である配管の一部を膨
出して内部をフィルター主体(イ)で区画された濾過室
(ロ)を形成した装置を用いて行われており、濾過すべ
き流体は流入室(ハ)内でフィルター主体(イ)を直交
方向に浸透し、フィルター主体(イ)を形成する濾材の
内部層により濾過が行われたのち流出室(ニ)を経て流
れるものであって、多孔物質である濾材はケーキの付着
によって目詰りを生じ次第に濾過抵抗が増大して行く。
このために、フィルター主体(イ)の流体に接する面は
予めできるだけ広い一様な面であることが必要であり、
流入室(ハ)、流出室(ニ)もこれに応じた一様の円錐
形状となるから装置全体は両端のフランジ部(ホ)
(ホ′)を含めて相当に大きなものとなる。このことは
フィルター主体をひだ型の円筒フィルターを用いた場合
でも同じであり、相当の設置面積が必要となる。さらに
上記濾材の交換に当ってはフランジ部分(ホ)(ホ′)
をはずして濾過室(ロ)全体を配管から取り出す必要が
あり保守に手数を要する不便がある。
(課題を解決するための手段) これに対し、この発明は、濾過室を流体の管路中に直
接組み込まず、管路から突出する形に設けて、濾過すべ
き流体ならびに濾過された流体がそれぞれ濾材の表裏面
に沿って導入、導出されるように構成したことにより装
置の設置面積を著しく低減しかつ、濾材の交換に際して
配管をとりはずすことなく行えるので非常に操作が簡便
である。
接組み込まず、管路から突出する形に設けて、濾過すべ
き流体ならびに濾過された流体がそれぞれ濾材の表裏面
に沿って導入、導出されるように構成したことにより装
置の設置面積を著しく低減しかつ、濾材の交換に際して
配管をとりはずすことなく行えるので非常に操作が簡便
である。
即ち、本発明によれば、濾過室の中央部にフィルター
主体を取りはずし可能に垂直に取付けして、濾過室内部
を流体の流入室と流出室とに仕切るとともに、該流入室
には該フィルター主体の前面と平行に流体流入管を配設
し、該流出室にはそのフィルター主体の後面と平行に流
体流出管を配設し、さらに該流出室には、該フィルタ主
体の後面と対向してフィルター主体交換口を形成し、該
交換口には該交換口を密閉する蓋体を脱着自在に配設し
てなる濾過装置が提供される。
主体を取りはずし可能に垂直に取付けして、濾過室内部
を流体の流入室と流出室とに仕切るとともに、該流入室
には該フィルター主体の前面と平行に流体流入管を配設
し、該流出室にはそのフィルター主体の後面と平行に流
体流出管を配設し、さらに該流出室には、該フィルタ主
体の後面と対向してフィルター主体交換口を形成し、該
交換口には該交換口を密閉する蓋体を脱着自在に配設し
てなる濾過装置が提供される。
(発明の実施例) この発明の実施例を図面について説明すると、第1図
において1は濾過室であって、直方体状の箱体として作
られ、その濾過室の中央部には角型のフィルター主体4
を取りはずし可能に垂直に取付けして、濾過室内部を流
体の流入室と流出室とに仕切るとともに、その流入室に
は、該フィルターの前面と平行に流体流入管を配設し、
また、その流出室にはそのフィルター主体の後面と平行
に流体流出管を配設する。濾過室内部にフィルター主体
4を取付けるには、フィルター主体4を、濾過室1内周
に固設された受止枠5にその一方の面を添当したのち、
その他方の面に押え枠6を添え締付ボルト7……で締付
して嵌合固定する。
において1は濾過室であって、直方体状の箱体として作
られ、その濾過室の中央部には角型のフィルター主体4
を取りはずし可能に垂直に取付けして、濾過室内部を流
体の流入室と流出室とに仕切るとともに、その流入室に
は、該フィルターの前面と平行に流体流入管を配設し、
また、その流出室にはそのフィルター主体の後面と平行
に流体流出管を配設する。濾過室内部にフィルター主体
4を取付けるには、フィルター主体4を、濾過室1内周
に固設された受止枠5にその一方の面を添当したのち、
その他方の面に押え枠6を添え締付ボルト7……で締付
して嵌合固定する。
さらに、濾過室1の流出室フィルター主体と対向する
側の一端は開口してフィルター主体交換口10となってお
り、この交換口は、常時は方形の蓋板11を取付ボルト12
…により装着して閉塞されている。なお、上記フィルタ
ー主体4としては、この実施例ではHEPAフィルターと呼
ばれる市販のものが用いられ、このものは第2図および
第3図に示すように両端開口する箱枠部材13中にひだ折
り状の濾材14を収容しフィルターおさえ16で保持固定し
て作られ、この箱枠部材13の一方の開口部にその開口周
縁をパッキン固定しろとして方形枠板状のパッキン15を
当接し、次いで取付枠5に添当して前記したように濾過
室1内に固定される。このフィルター主体4は濾過しよ
うとする微粒子の大きさに応じて任意のものを選定し、
例えば0.1μmサイズの粒子の濾過に対してはクリーン
ルームなどに用いられている上記HEPAフィルターを用い
ることができる。
側の一端は開口してフィルター主体交換口10となってお
り、この交換口は、常時は方形の蓋板11を取付ボルト12
…により装着して閉塞されている。なお、上記フィルタ
ー主体4としては、この実施例ではHEPAフィルターと呼
ばれる市販のものが用いられ、このものは第2図および
第3図に示すように両端開口する箱枠部材13中にひだ折
り状の濾材14を収容しフィルターおさえ16で保持固定し
て作られ、この箱枠部材13の一方の開口部にその開口周
縁をパッキン固定しろとして方形枠板状のパッキン15を
当接し、次いで取付枠5に添当して前記したように濾過
室1内に固定される。このフィルター主体4は濾過しよ
うとする微粒子の大きさに応じて任意のものを選定し、
例えば0.1μmサイズの粒子の濾過に対してはクリーン
ルームなどに用いられている上記HEPAフィルターを用い
ることができる。
(発明の効果) この発明の濾過装置は以上説明したように、流体管路
である配管の一部に、流入管2、流出管3を接続して配
管とは別個の独立部材として形成され、かつ流体の流
入、流出がフィルター主体4の濾材の表裏面に沿う状態
で行われるため装置設置面積を大幅に減少できるととも
に、フィルター主体4の交換は、従来のもののように配
管から濾過室全体を取りはずす必要がなく、蓋板11をは
ずしてフィルター主体交換口10から容易に行うことがで
き、しかも、交換口10は流出室9側に開設されているか
ら蓋板11をはずした際、ケーキである貯溜粒子が外部に
飛散する等のおそれがない等極めて効率的である。
である配管の一部に、流入管2、流出管3を接続して配
管とは別個の独立部材として形成され、かつ流体の流
入、流出がフィルター主体4の濾材の表裏面に沿う状態
で行われるため装置設置面積を大幅に減少できるととも
に、フィルター主体4の交換は、従来のもののように配
管から濾過室全体を取りはずす必要がなく、蓋板11をは
ずしてフィルター主体交換口10から容易に行うことがで
き、しかも、交換口10は流出室9側に開設されているか
ら蓋板11をはずした際、ケーキである貯溜粒子が外部に
飛散する等のおそれがない等極めて効率的である。
第1図はこの発明の実施例を示す縦断面図、第2図、第
3図はフィルター主体の一例を示す斜面図ならびに縦断
面図、第4図は従来の装置の縦断面図である。 1……濾過室、2……流入管、3……流出管、4……フ
ィルター主体、5……受止枠、6……押え枠、8……流
入室、9……流出室、10……フィルター主体交換口、11
……蓋板、16……フィルターおさえ。
3図はフィルター主体の一例を示す斜面図ならびに縦断
面図、第4図は従来の装置の縦断面図である。 1……濾過室、2……流入管、3……流出管、4……フ
ィルター主体、5……受止枠、6……押え枠、8……流
入室、9……流出室、10……フィルター主体交換口、11
……蓋板、16……フィルターおさえ。
フロントページの続き (72)発明者 安部 正之 神奈川県横浜市保土ケ谷区上菅田町247 (72)発明者 小島 千秋 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 金子 邦雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 森 芳文 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 石川 秀人 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 実開 昭54−5000(JP,U) 実開 昭57−51624(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】濾過室の中央部にフィルター主体を取りは
ずし可能に垂直に取付けして、濾過室内部を流体の流入
室と流出室とに仕切るとともに、該流入室には該フィル
ター主体の前面と平行に流体流入管を配設し、該流出室
にはそのフィルター主体の後面と平行に流体流出管を配
設し、さらに該流出室には、該フィルター主体の後面と
対向してフィルター主体交換口を形成し、該交換口には
該交換口を密閉する蓋体を脱着自在に配設してなる濾過
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061837A JP2729256B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061837A JP2729256B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 濾過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02241512A JPH02241512A (ja) | 1990-09-26 |
JP2729256B2 true JP2729256B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=13182607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1061837A Expired - Fee Related JP2729256B2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729256B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS545000U (ja) * | 1977-06-14 | 1979-01-13 | ||
JPS5751624A (en) * | 1980-09-09 | 1982-03-26 | Foster Wheeler Corp | Feeder for material |
-
1989
- 1989-03-13 JP JP1061837A patent/JP2729256B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02241512A (ja) | 1990-09-26 |
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