JP2728808B2 - カスコード回路 - Google Patents

カスコード回路

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JP2728808B2
JP2728808B2 JP3195353A JP19535391A JP2728808B2 JP 2728808 B2 JP2728808 B2 JP 2728808B2 JP 3195353 A JP3195353 A JP 3195353A JP 19535391 A JP19535391 A JP 19535391A JP 2728808 B2 JP2728808 B2 JP 2728808B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 〔発明の分野〕本発明はアモルファスシ
リコン高電圧薄膜トランジスタ(HVTFT)を実質的
にその全域にわたって効率よくまた安定した方法でスイ
ッチング動作させるための改良型回路に関するもので、
より特定すれば空間電荷制限分流装置を含むカスコード
回路に関するものである。
【0002】〔発明の背景〕高電圧薄膜トランジスタの
高速スイッチング動作はトランジスタの端子間容量によ
って厳しい制限を受ける。この付随容量が回路内での電
圧の変化しうる速度を制限し、HVTFTがその電圧範
囲全体にわたって完全なスイッチング動作を所定の割当
時間内に行うことを妨げることがある。
【0003】この問題に関連する典型的な高電圧回路の
応用例は、図1に模式的に描かれている電子印字ヘッド
10に使用される抵抗性インバータ回路がそれである。
薄膜製造技術によって製造可能なこのような印字ヘッド
は、米国特許第4,588,997号に開示されてい
る。印字ヘッド10には導電性電極に対するわずかな間
隙での高電圧の放電により情報の連続ラスター線を生成
するための数千にわたる針の線型アレイカが含まれる。
選択したアレイ内の針を駆動するため、マルチプレクス
方式が用いられ、ここにおいて各針の電荷はHVTFT
スイッチング動作のための薄膜高電圧トランジスタ16
のゲートへ選択的に電位をかけ、あるいは放電させる低
電圧薄膜パストランジスタ(LVTFT)によって制御
されている。この方式によれば、各印字針は印加電位を
充電と放電の間の実質的な線型時間において保持するこ
とができる。HVTFT16のドレイン電極18は高電
圧バス20(アースに対して450ボルトの電位がかけ
られている)へ負荷抵抗22を経由して接続されてな
り、またこれのソース電極24は接地バス26へ接続さ
れている。20ボルト(オン)と0ボルト(オフ)の電
位にあるデータ線28からのデータ信号は、約15ない
し25マイクロ秒の「ゲート時間」、すなわちHVTF
Tのゲートが所望の電位に到達するために必要とされる
時間中に約24ボルト(オン)と0ボルト(オフ)の間
でアドレス線30がLVTFT14のゲートをスイッチ
ング動作させる際にHVTFTのゲート電極に印加され
る。
【0004】電子印刷において印字が行われるのは印字
針12とバイアス電圧のかかった相補電極(図示されて
いない)の間の電位差がこれらの間の間隙を打ち破るの
に充分になったときである。この技術の一形態としては
相補電極に数百ボルトのバイアス電圧をかけることがあ
る。HVTFT16のオン状態において印字が行われる
のは、針が低電位に到達することから針と相補電極間の
電位差が間隙を破壊するのに充分高くなる為である。H
VTFTがオンのとき、電流経路は高電圧バス20から
HVTFTを経由して接地へと存在していることにな
り、負荷抵抗22にかかる大幅な電圧降下が針12の電
位を接地に近付ける(典型的には約10ボルト)。HV
TFTのオフ状態においては印字は行われず、これは高
電圧バスから接地への電流経路が存在していないため
で、負荷抵抗にかかる電圧降下がなく、また高電位(約
450ボルト)が針12に印加されるためである。
【0005】この回路においてスイッチング動作の問題
が発生するのは、HVTFTのドレイン電極18とゲー
ト電極32の間の付加容量がゲート時間の間のLVTF
Tの高速スイッチング動作によってもたらされるためで
ある。図2に示してある単一針のドライバーをここで参
照することにすると、付加容量はコンデンサ34(破線
で描かれている)によって表現される。印字ヘッドの動
作において、LVTFT14は高速なスイッチング動作
を行ってHVTFT16の状態を変化させ、そのあとで
ゲート電極32の電位が次にアドレスされるまでフロー
ティングすることになる。上に示したごとく、HVTF
Tがオンになっているとき、ドレイン電極18は低電位
(約10ボルト)になっており、ゲート電極32は約2
0ボルトでフローティングしている。HVTFTをオフ
に切り替えると、ゲート電極は15ないし25マイクロ
秒のゲート時間中に約0ボルトまで急速に放電される。
しかし、10ボルトの低電圧値から450ボルトの高電
圧値へとこのトランジスタのドレイン電極が変化を起こ
すまでには約150ないし200マイクロ秒の時間がか
かるのが普通である。よって、この変位の大半はLVT
FTがオフにスイッチしてゲート電極がフローティング
した後で発生することになる。ドレインとゲートは容量
結合していることから、ドレイン電位が上昇するとHV
TFTが最終的にオンになりドレイン電位のそれ以上の
上昇を停止させるに充分な値に到達するまでゲート電位
はこれに伴って引き上げられることになる。その結果、
スイッチング動作の効率は低下しドレイン電極(および
印字針)は所望した450ボルトにではなく約200な
いし250ボルトまでしか到達しない。これはHVTF
Tが完全にオフにならないためで、印字針は白(非印
字)ではなく灰色を印字する。
【0006】この問題を克服する一つの方法は同一デー
タを2つの連続したパスで書き込み、各行とも二重パル
ス化によって書き込み信号が最初のパルスで約200ボ
ルトにまず到達したのち第2のパルスで所望の450ボ
ルトに到達させようというものである。当然この解決方
法では印字ヘッドの動作速度を厳しく制限してしまう。
【0007】 ゲート・ドレイン間の付加容量に起因す
るスイッチング動作の効率の問題の公知の解決方法はス
イッチングを行うトランジスタがスイッチングされるト
ランジスタと直列に接続されて、スイッチングされるト
ランジスタのゲートが一定の電位でバイアスされている
カスコード回路の使用である。しかし、この解決方法を
アモルファスシリコンHVTFT(スイッチされるトラ
ンジスタ)に適用する際、経時的にIDS対VDSの特性曲
線を右に変位させるという装置の不安定を引き起こして
しまう。この不安定はパラメータVXによって特徴づけ
られるもので、特性曲線はVXシフトを受けたと称され
る。図3において、曲線Aは初期の(ストレスのかかっ
ていない)状態を表し、曲線BはVXシフトのかかった
状態を表している。この現象が発生するのはゲートから
ソースへの電圧(VGS)がHVTFTの閾値(VTH)よ
り大幅に下回っている場合で、ハード・オフ条件(図4
参照)の例がそれに相当する。結果として、HVTFT
の出力低電圧(特性曲線AおよびBを交差する450メ
グΩの挙上抵抗22に基づく負荷線Cに注意)は時間と
ともに上昇(8ボルトから80ボルトへ)し、450ボ
ルトの全帯域にわたるスイッチング動作を阻止し、その
結果としてオン状態において白ではなく灰色が印字され
ることになる。この現象は米国特許第4,984,04
0号に開示されている。オフ状態のゲート電圧と閾値電
圧間の差分が上昇するためこの問題は重要視されるもの
となっており、HVTFTの閾値(約0.5ボルトから
1ボルトの範囲にある)の直下にあるゲート電圧におい
ての不安定は全く発生しない。
【0008】アモルファスシリコントランジスタによっ
て提示される別の問題は、装置が長時間にわたってオン
状態におかれた際、通常の使用状態であっても発生する
閾値電圧VTHのシフトである。HVTFTのVTH上昇に
よって装置をオフ状態に保つためゲートにかかっている
通常の0ボルトバイアス電圧がVTH以下に降下しVX
不安定さを惹起する。
【0009】本発明の主要な対象はアモルファスシリコ
ンHVTFTのスイッチング動作効率の問題を改良型カ
スコード回路を使用することによって克服することで、
これはHVTFTをVx 不安定性から保護するのみなら
ずその安定性を改善するものである。
【0010】 〔発明の概要〕本発明はその一形態にお
いて高電圧薄膜トランジスタを実質的に高電圧域全体に
わたりスイッチング動作させるためのカスコード回路を
用いることで実施することができ、高電圧薄膜トランジ
スタと直列に接続した漏電性低電圧トランジスタを含
み、これらトランジスタは高電圧源と基準電位源との間
に接続されるものである。漏電性低電圧薄膜トランジス
タは低電圧トランジスタと並列に接続された空間電荷
分流器を有するものである。
【0011】〔図面の簡単な説明〕本発明のこれ以外の
目的およびさらなる特徴と利点はより特定すれば以下の
付録図面とともに参照される説明から明らかで、ここに
おいて、
【0012】図1は必須の薄膜印字ヘッドの模式的表現
であり、
【0013】図2は図1のアレイの単一セルの模式的表
現であり、
【0014】図3はVX シフトを示すアモルファスシリ
コンHVTFTの特性IDS対VDS曲線を示し、
【0015】図4は閾値電圧(VTH)シフトを示すアモ
ルファスシリコンHVTFTの特性IDS対VDS曲線を示
し、
【0016】図5は本発明の主題である改良型カスコー
ドドライバーの単一セルの模式的表現であり、
【0017】図6は必須の空間電荷制限並列電流経路を
伴う改良型低電圧薄膜トランジスタの模式的平面図であ
り、
【0018】図7Aおよび図7Bは図6のA−A線およ
びB−B線に実質的に沿った模式的断面図で本装置のゲ
ート化した部分およびゲート化していない部分を示して
おり、
【0019】図8は図6の改良型空間電荷制限分流化L
VTFTのIDS対VDS曲線を示し、さらに、
【0020】図9は通常のアモルファスシリコンLVT
FTのIDS対VDS曲線を示したものである。
【0021】 〔図示された実施態様の詳細な説明〕図
4に示されたカスコード回路はスイッチング動作および
信頼性の問題を解決している。これには、低電圧薄膜パ
ストランジスタ36と新型低電圧薄膜スイッチング用ト
ランジスタ38がHVTFTのソース電極電位をスイッ
チング動作させ、HVTFTのゲート電極32にかかる
固定電位を維持しつつ本装置をオン・オフさせるために
含まれている。スイッチング用LVTFTのフローティ
ングゲートはHVTFTのドレインの広範囲にわたる電
圧変動から完全に絶縁されているため、この装置のスイ
ッチング動作効率の問題は排除されている。さらに、新
型低電圧薄膜スイッチング用トランジスタ38はスイッ
チング用トランジスタと並列の空間電荷制限分流器40
とともに装置され、この後の説明で明らかとなるように
HVTFTのVXシフトを防止するため基準電位への漏
電経路を保証している。
【0022】 図6、図7Aおよび図7Bにおいて、新
型分流LVTFT38は基板42,導電ゲート電極層4
4、ゲート誘電層46、実質的に固有のアモルファスシ
リコン電位転送層48、拡散(n+)アモルファスシリ
コンのソースおよびドレイン電極50と52、導電性の
ソースおよびドレイン端子54および56、および最上
部誘電層58を有する基本的に標準型アモルファスシリ
コンLVTFTであることが見てとれる。アモルファス
シリコン層48およびソース電極とドレイン電極50お
よび52はB−B断面領域内のゲート電極44を超えて
延出していることから、そのアモルファスシリコン電荷
転送アイランドの部分はゲートされず、またトランジス
タを経由してゲートされた電流経路と並列の電流経路を
有している。ソース電極とドレイン電極の間に電圧降下
が発生した場合には空間電荷制限電流がゲート化してい
ない領域内を通過して流出する。この漏電性LVTFT
については、米国特許第5,105,246号明細書に
開示されている。
【0023】新型分流薄膜トランジスタは容易に製造さ
れ、通常型トランジスタ製造に必要な製造工程以上の工
程を要しない。アモルファスシリコン電荷転送アイラン
ドおよびソースとドレインの電極においてはゲート電極
終端を超えて延出している必要があるだけである。
【0024】 新型分流薄膜トランジスタの有利な側面
を理解するためには、何故カスコード回路が標準型アモ
ルファスシリコントランジスタでは満足に動作しないの
かを認識している必要がある。基本概念においては、直
列接続されたHVTFT16とスイッチング用LVTF
を通過する電流は同一のものである。LVTFTがオ
ンの状態においてこれが真実であるのみならずオフ状態
においても同様で、ここにおいて装置を経由する漏れ電
流は一致する。ここで、図4のHVTFT特性IDS対V
gs曲線(VDS=450ボルトにおける)を図9の通常の
LVTFT特性IDS対Vgs曲線(VDS=20ボルト)と
比較してみると、スイッチング用LVTFTは例えば0
ボルトをゲートに印加することによってオフになる際に
約10-9.5アンペアの漏洩電流が流れるのが理解できる
(図9参照)。オフ状態にあるHVTFTを経由する対
向漏洩電流( 10-9.5アンペア)によって約−0.8
ボルト(図4参照)のゲート電圧(VGS)または約1.
5ボルトの基準HVTFT閾値電圧(VTH)より約2.
3ボルト低い電圧が生じる。
【0025】HVTFTを通る通常のスイッチングLV
TFTより高い漏洩電流は常にHVTFTをオフ状態に
なし、その閾値電圧より充分低くなすため、それによっ
てハードオフ状態が生じ、これが シフトの不安定を
招来する。Vのシフトが起こる率はその差分の倍率と
ハードオフ状態の存在する時間的長さに強く依存する。
ゲート電圧がHVTFTの閾値電圧直下に維持されてい
るとすれば(約0.5ボルト程度)破壊は起こらない。
【0026】パストランジスタにおける過渡特性がもと
でスイッチング用トランジスタのゲート電圧を0ボルト
に保つことは可能ではない。パストランジスタ36がス
イッチング用トランジスタ38のゲートを急速に充放電
するとき、破線で描かれているコンデンサ60で表され
る付加容量がパストランジスタのゲート電極とドレイン
電極の間に介在するようになる。よって、スイッチング
用トランジスタ38がオフ状態に切り替わり、パストラ
ンジスタ36のゲートが24ボルトから0ボルトへ急速
に放電してその電位においてスイッチング用トランジス
タがフローティングし得るようになす際には、付加容量
60はスイッチング用トランジスタのゲートを数ボルト
電圧降下させる(例:0ボルトではなく−4ボルト
に)。図4と図9の特性曲線を比較すれば、新鮮な、ス
トレスのかかっていない−4ボルトにあるLVTFTを
通る漏洩電流は約10-11.1 アンペアとなり、HVTF
Tを通る対向電流は約−5ボルトのVGSを発生させる。
これは閾値電圧より6.5ボルト低く、HVTFTに深
い空乏状態を発生させるため、急速にVX の不安定性を
引き起こすことになる。
【0027】すでに述べたごとく、アモルファスシリコ
ントランジスタにおける閾値電圧シフト現象は通常HV
TFTにおけるVX の不安定性の問題を悪化させる。図
4並びに図9から明らかにし得るように、VTHが上昇す
れば、時間の経過に従う特性IDS対VGS曲線が右方シフ
トしまた高いゲート電圧が装置をオン状態になすために
必要とされる。例えば、HVTFT装置が新しければ、
THは一般に約1.5ボルトにある。装置が使用するに
つれ時間とともにストレスを増して来れば、VTHは2な
いし3、あるいはそれ以上の電圧にまで上昇する(図4
では2ボルトを描いている)。LVTFTにおけるVTH
シフトがVGS=0ボルトにおけるオフ電流を発生させて
実質的な(約10-9.5から約10-11.2 へ)降下を招
く。HVTFTとLVTFTを通過する電流が対向する
カスコード回路において、このHVTFTを通過する減
少したオフ電流は上方にシフトした閾値電圧より充分低
いVGSを発生させる。その結果としてHVTFTはさら
にストレスに曝され、VX をさらに右方へとシフトさせ
ることになる。
【0028】 カスコード回路による解決方法は付加容
量に起因するスイッチング効率の問題を克服するためと
して公知であるが、アモルファスシリコンによるこれに
実現では X シフト現象というゴーストを発生させる。
並列空間電荷制限分流器40を有する新型LVTFTの
導入によりHVTFTの安定性が向上し得ることを発見
した。装置を不安定な状態になすハードオフ状態を回避
することで、新型漏電性LVTFTはHVTFTに発生
するVXシフトを予防するのみならず。現実には回路を
あらゆる条件下で安定にしている。
【0029】 スイッチング用トランジスタと並列の空
間電荷制限分流器40はHVTFT16以上に漏電性L
VTFT38が常に漏洩するよう保証するものである。
よって、回路が二つの直列接続トランジスタ対を通過す
る漏洩のある状態に到達しようとすると、ゲートからソ
ースへのHVTFT電位における閾値電圧を大幅に下回
る降下が予防される(VTH以下で約1ボルトを超過しな
い)。
【0030】図4および図8に戻ると、漏洩性スイッチ
ング用トランジスタ38が0ボルトでオフ状態になると
き、これを通過する電流は約10-8アンペアであること
がわかる。HVTFTを通過する対向電流はゲート電位
を約0.5ボルトに押し上げる。ゲート電位は閾値電圧
より約1ボルト低いので、vX シフトは最小限に抑止さ
れるかまたは可能な限り予防される。スイッチング用ト
ランジスタのゲートを0ボルトではなく−4ボルトにな
す付加容量60の効果についても、図8から漏洩電流が
実質的に同一であると読み取ることができる。同様に、
新型漏電性LVTFTが経時的な閾値電圧の右方シフト
に耐えるので、漏洩電流も実質的に同一量になる。
【0031】図8に示した負のゲート電圧時における比
較的高く平坦な応答性は漏電性LVTFTのオフ状態に
おいて分流器が優位であって本装置がHVTFT以上に
漏電性が高いことを示している。オン状態においては、
回路の動作は影響を受けない。本新型装置のオフ状態で
の漏洩応答性は、HVTFTのオフ状態VGSが常にVTH
の直下にあることを保証している。これは、本装置が上
方にシフトし、追従し、そしてそれによって自装置をH
VTFTのVTHシフトにあわせて調節するためである。
【0032】本開示は例示するための手段としてのみ作
成されたものであり、細部における製作時の数多くの変
更および部品の組み合せ並びに配置は、この後の請求項
に見る発明の本質と主題から出発することなしに為し得
ないことは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 必須の薄膜印字ヘッドの模式的表現である。
【図2】 図1のアレイの単一セルの模式的表現であ
る。
【図3】 VX シフトを示すアモルファスシリコンHV
TFTの特性IDS対VDS曲線である。
【図4】 閾値電圧(VTH)シフトを示すアモルファス
シリコンHVTFTの特性IDS対VDS曲線である。
【図5】 本発明の主題である改良型カスコードドライ
バーの単一セルの模式的表現の説明図である。
【図6】 必須の空間電荷制限並列電流経路を伴う改良
型低電圧薄膜トランジスタの模式的平面図である。
【図7】 AおよびBは図6のA−A線およびB−B線
に実質的に沿った模式的断面図で本装置のゲート化した
部分およびゲート化していない部分を示している。
【図8】 図6の改良型空間電荷制限分流化LVTFT
のIDS対VDS曲線である。
【図9】 通常のアモルファスシリコンLVTFTのI
DS対VDS曲線である。
【符号の説明】
10 印字ヘッド、12 印字針、14 LVTFT、
16 薄膜高電圧トランジスタ、18 ドレイン電極、
20 高電圧バス、22 負荷抵抗、24 ソース電
極、26 接地バス、28 データ線、30 アドレス
線、32 ゲート電極、34 コンデンサ、36 低電
圧薄膜パストランジスタ、38 低電圧薄膜スイッチン
グ用トランジスタ、40 空間電荷制限分流器、42
基板、44導電ゲート電極層、46 ゲート誘電層、4
8 アモルファスシリコン電荷転送層、50,52 ド
レイン電極、54,56 ドレイン端子、58 最上部
誘電層、60 コンデンサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アモルファスシリコン電荷転送層を有す
    高電圧薄膜トランジスタを実質的にその高電圧域全体
    にわたってスイッチング動作させるためのカスコード回
    路であって、 前記高電圧薄膜トランジスタと直列に接続されたアモル
    ファスシリコン電荷転送層を有する低電圧薄膜トランジ
    スタを含み、 前記トランジスタの各々がソース電極、ドレイン電極及
    びゲート電極を有し、 前記高電圧トランジスタの前記ドレイン電極が高電圧源
    に接続され、 前記高電圧トランジスタの前記ソース電極が前記低電圧
    トランジスタの前記ドレイン電極に接続され、 前記低電圧トランジスタの前記ソース電極が基準電位源
    に接続され、前記高電圧トランジスタの前記ゲート電極が定電位のバ
    イアス電圧に接続され、 さらに、 前記低電圧トランジスタの前記ゲート電極がスイッチン
    グ信号源に接続された カスコード回路において、 前記低電圧トランジスタの前記ソース電極と前記ドレイ
    ン電極の間で前記低電圧トランジスタと並列に接続され
    た薄膜空間電荷制限分流器を含むカスコード回路。
  2. 【請求項2】 前記低電圧薄膜トランジスタと前記薄膜
    空間電荷制限分流器はアモルファスシリコン電荷転送
    層、横方向に間隔が空けられ前記電荷転送層に接触して
    配置されたソース電極及びドレイン電極と、前記電荷転
    送層からゲート誘電体層により間隔が空けられたゲート
    電極とを含む単一の素子からなり、前記単一の素子の第
    1の部分においては、前記ゲート電極は前記ソース電極
    から前記ドレイン電極に横方向に伸延し、 前記単一の素子の第2の部分においては、前記ソース電
    極から前記ドレイン電極に伸延するゲート電極は存在せ
    ず、 これにより前記ソース電極及び前記ドレイン電極の間の
    ゲートされる通路に対して並列に前記ソース電極及び前
    記ドレイン電極の間にゲートされない電気的通路を形成
    する請求項1記載のカスコード回路。
JP3195353A 1990-08-10 1991-08-05 カスコード回路 Expired - Fee Related JP2728808B2 (ja)

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US565767 1990-08-10
US07/565,767 US5073723A (en) 1990-08-10 1990-08-10 Space charge current limited shunt in a cascode circuit for hvtft devices

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Publication Number Publication Date
JPH04234217A JPH04234217A (ja) 1992-08-21
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