JP2728278B2 - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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JP2728278B2
JP2728278B2 JP63302308A JP30230888A JP2728278B2 JP 2728278 B2 JP2728278 B2 JP 2728278B2 JP 63302308 A JP63302308 A JP 63302308A JP 30230888 A JP30230888 A JP 30230888A JP 2728278 B2 JP2728278 B2 JP 2728278B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は消音装置に関し、特にダクト内に発生する騒
音を消去するのに適した消音装置に関する。
〔従来技術〕 従来この種の装置としては第2図に示すものがあっ
た。
図において、1は送風装置、2は前記送風装置1に接
続されたダクト、3は前記ダクト2を臨むように壁面に
取付けられたスピーカ、4は前記ダクト2の騒音を検出
し、騒音を電気信号に変換するマイク、5は前記マイク
4によって検出された電気信号を増巾するアンプ、6は
前記信号を所定時間遅延せしめる遅延回路である。
この遅延回路における遅延時間τは、τ=L/c(Lは
マイクからスピーカまでの距離、cは音速)になるよう
に設定されている。7は前記遅延回路6からの信号の位
相を180゜反転せしめる位相反転器である。
次にこの従来の消音装置の動作について説明する。
ダクト2内に騒音をマイク4で拾い、騒音の波形及び
レベルを所定の電気信号に変換する。この電気信号はア
ンプ5を介し、遅延回路6によって所定時間遅延せし
め、位相反転器7によって位相を反転し、スピーカ3に
入力される。
スピーカ3は、この電気信号を機械的振動に変換し、
ダクト内の騒音と位相が180゜異なる音波を放出する。
スピーカ3から放出された音波はダクト内の騒音と位相
が180゜異なるため、夫々の音波は互いに打ち消しあ
う。この作用によりダクト内の騒音は消去される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の消音装置では、スピーカをダクト側壁面に取付
け、空気の流通方向に対して、垂直の方向から音波を放
出していたため、騒音の音波面と、スピーカから放出さ
れた音波の波面が一致せず、全音域にわたって、完全な
消音はできないという課題があった。特に騒音の高域成
分の除去が困難であるという課題があった。
本発明は上記のような従来のものの課題を解決するた
めに成されたもので、騒音の音波の波面と一致した音波
を放出することにより、ダクト内に発生する騒音を全音
域にわたって消音できる消音装置を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る消音装置はダクト内の騒音を検出し、検
出された信号に基づいて音波発生手段を動作させてダク
ト内の騒音を消去させる消音装置において、前記音波発
生手段が、複数列のスリットが設けられ前記ダクトと直
交して配置される固定板と、前記固定板に接して設けら
れた複数列のスリットを有する移動可能な振動板と、前
記検出された信号によって騒音と逆位相の音を発生する
よう前記振動板を振動させる駆動手段と、を備える。
〔作 用〕
複数列のスリットが設けられ前記ダクトと直交して配
置される固定板と、前記固定板に接して設けられた複数
列のスリットを有する移動可能な振動板と、前記検出さ
れた信号によって騒音と逆位相の音を発生するよう前記
振動板を振動させる駆動手段と、によって音波発生手段
を構成するようにしたので、簡単な構成で全音域にわた
って騒音の波形と一致した音波を発生させることができ
る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。
第1図においてマイク4、アンプ5、遅延回路6、位
相反転器7は従来のものと同一であるため、それら部材
の記載は省略されている。
図中、2はダクト、8aはダクト2の一側に設けられた
固定板8に形成されている空気流通孔となる複数列のス
リットである。前記スリット8aの全面にはスリット8aと
同間隔でスリット9aを有する振動板9が左右方向にスラ
イド自在に設けられている。そして、前記振動板9のス
ライドによって、スリット8aとスリット9aによって形成
される開口面積が変化されるようになっている。
振動板9の一端には板バネ10が取付けられると共に、
他端にはコイル11が取り付けられている。また前記コイ
ル11を挟むようにして電磁石12が設置されており、コイ
ル11に流れる電流の大きさに応じて振動板9は左右に摺
動する。
従って、コイル11に流れる電流の波形に応じて、スリ
ット8aとスリット9aによって形成される開口面積は変化
し、空気流に変化が生じる。その結果、スリット9aの全
面の音圧は、電流の波形に応じた変化をすることとな
る。
即ち、従来のマイク4等からなる騒音検出手段、遅延
回路6、位相反転器7からの出力を当該コイル11に入力
することにより、電流の周波数と同一周波数の音響とな
る音波をダクト2内に、騒音の波面と一致した方向に放
出できる。
さらに消音の精度をあげるためには、騒音検出手段か
ら音波発生器間に発生する位相のずれを補正する回路を
付加すると良い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、複数列のスリットが設けられ前記ダ
クトと直交して配置される固定板と、前記固定板に接し
て設けられた複数列のスリットを有する移動可能な振動
板と、前記検出された信号によって騒音と逆位相の音を
発生するよう前記振動板を振動させる駆動手段と、によ
って音波発生手段を構成するようにしたので、簡単な構
成で全音域にわたって騒音の波形と一致した音波を発生
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る一実施例を示す側面断面図、 第2図は従来例を示す概略図である。 2……ダクト、4……マイク、6……遅延回路、7……
位相反転器、8……スリット、9……振動板、11……コ
イル、12……電磁石。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダクト内の騒音を検出し、検出された信号
    に基づいて音波発生手段を動作させてダクト内の騒音を
    消去させる消音装置において、 前記音波発生手段が、複数列のスリットが設けられ前記
    ダクトと直交して配置される固定板と、前記固定板に接
    して設けられた複数列のスリットを有する移動可能な振
    動板と、前記検出された信号によって騒音と逆位相の音
    を発生するよう前記振動板を振動させる駆動手段と、 を備えたことを特徴とする消音装置。
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JPH02130099A (ja) * 1988-11-09 1990-05-18 Nippon Denso Co Ltd 消音装置

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