JP2727892B2 - 折れ曲り展開機構 - Google Patents

折れ曲り展開機構

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JP2727892B2
JP2727892B2 JP4291288A JP29128892A JP2727892B2 JP 2727892 B2 JP2727892 B2 JP 2727892B2 JP 4291288 A JP4291288 A JP 4291288A JP 29128892 A JP29128892 A JP 29128892A JP 2727892 B2 JP2727892 B2 JP 2727892B2
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pin
torque
bending
horizontal
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一雄 谷沢
義幸 大川
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Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は展開アンテナ、太陽電
池パドル等の宇宙用展開構造物の展開機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】展開アンテナ、太陽電池パドル等の宇宙
用大型構造物は運搬ロケットの大きさの制約から折り畳
まれて打上げられ、軌道上で開く構造、いわゆる展開構
造となっている。展開構造物の折り畳みは、紙を折り畳
む様に180゜折り曲げるのが基本であるため、これら
に用いる展開機構は、如何に効率良く、折り曲げられた
部材を180度、即ち直線状或いは平面状に広げるかが
重要な課題となっている。図5は例えば、日本航空宇宙
学会誌第31巻第355号(1983年8月)川島他
「太陽電池パドル(展開型)の開発」に示されたMOS
−1用太陽電池パドルに用いられた従来の展開機構の展
開終了状態の図で、1は図示していないソーラセル等を
装着した第1の部材、2は上記第1の部材1に一端をピ
ン結合された図示していないソーラセル等を装着した第
2の部材、3は上記第1の部材1と上記第2の部材2を
結合し、上記第2の部材に取付けられた頭部に溝を有す
結合ピン、4は上記結合ピン3に一端を取付けられた渦
巻バネ、5は上記第1の部材1に固着され上記渦巻バネ
4の他端を取付けるブロック、6は上記第1の部材1及
び第2の部材2のピン結合端側に設けられた当たり面を
示す。
【0003】図6は上記展開機構の展開途中を示す図、
図7は上記展開機構の収納状態を示す図で、図中θは上
記展開機構の展開角、MR は上記展開機構に働く摩擦力
や図示していないハーネス等による展開抵抗トルク、M
は上記結合ピン3まわりに働く上記渦巻バネのバネトル
クを示す。
【0004】次に動作について説明する。はじめ図7に
示す、図示していない保持ケーブルで拘束された上記展
開機構は、地上からのコマンドで爆管等による保持ケー
ブルの切断により可動できる状態となり、上記渦巻バネ
4のバネトルクにより展開を始める。展開は展開抵抗力
トルクMR に打勝ってθの値として0から90゜までの
範囲で行なわれ、θ=90゜で上記第1の部材1と第2
の部材2が、上記当り面6にて相互に当り終了となる。
なお、展開性能確保のため、上記展開トルクMは任意の
展開角θにて常に展開抵抗トルクMR に打勝つ用に設計
される。ここで上記展開抵抗トルクMR は構造物により
異り、太陽電池パドルではほぼ一定値を、展開アンテナ
では展開角θに対し単調増加する特徴を有する。一方、
展開トルクMは展開角θに対し単調減少するため、設計
では展開終了時に残留展開トルクが展開抵抗トルクより
も大きくなる様に設定されている。即ち展開角を横軸
に、トルク量を縦軸にとり上記展開トルク及び展開抵抗
トルクを描くとき、前者は必ず後者より大きくとる事が
設計仕様である。又、両者が挟む面積は展開終了後開放
される開放エネルギーで、これを小さくする事が、当該
機構の設計目標である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の展開機構は以上
のように構成されているので、展開途中に蓄積される解
放エネルギーが大きくなるため、展開終了時に生じる衝
撃が大きく、部材の破損や強度確保のための部材重量増
といった問題点があった。特に展開アンテナ等では、展
開終了間際に鏡面メッシュや張架ケーブルを張架するた
め展開抵抗トルクが展開角に対し極端な右上り曲線とな
り、展開終了時の展開機構の解放エネルギーが大きく、
極めて大きな衝撃が発生する。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので展開終了時の展開衝撃を小さくす
る折れ曲り展開機構を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る折れ曲り
展開機構は折れ曲り部材のピン結合点両側に第1及び第
2の縦プレートを設け、一端を結合ピンで結合した第1
及び第2の横プレートを、展開後ほぼ一直線となる様に
長さ設定し、上記第1及び第2の縦プレートにピン結合
し、上記第1及び第2の横プレートを結合する結合ピン
に渦巻バネを取付けたものである。
【0008】
【作用】この発明における折れ曲り展開機構は折れ曲り
部材のピン結合点回りに4角形リンクを構成しており、
さらにこの4角形リンクが展開トルクの増幅器として働
くため、折れ曲り材のピン結合点に働く展開トルクが展
開抵抗トルクと同様の展開角に対する右上り特性を有す
るものとなる。従って、展開終了時に解放される展開機
構の解放エネルギーは少く、この結果展開衝撃も小さい
ものとなる。
【0009】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の一実施例を示す折れ曲り展
開機構の展開終了状態を示す図で1〜6は上記従来装置
と同一のものである。図中7は先端に、ピン結合点を有
し上記第1の部材1に取付けられた第1の縦プレート、
8は上記第2の部材に同様に取付けられた第2の縦プレ
ート、9は一端を上記第1の縦プレート7にピン結合さ
れた第1の横プレート、10は一端を上記第2の縦プレ
ートに他端を上記第1の横プレート9にピン結合された
第2の横プレートである。3a〜3dは従来の結合ピン
と同様のものであるが取付けられた場所の違いを示すた
めに設けたもので、それぞれこの順に第1の部材と第2
の部材の結合ピン、第1の縦プレートと第1の横プレー
トの結合ピン、第1の横プレートと第2の横プレートの
結合ピン、第2の横プレートと第2の縦プレートの結合
ピンを示す。なお、図中αは展開終了状態での上記結合
ピン3aと3bを結ぶ直線と上記第1の部材のなす角
度、βは上記結合ピン3aと3dを結ぶ直線と上記第2
の部材のなす角度を示す。渦巻バネ4は上記結合ピン3
cまわりに従来例と同様に取付けられている。
【0010】図2は上記実施例の展開機構の展開途中を
示す図で図中θは本展開機構の第1の部材1と第2の部
材2のなす角度の半分値で、本展開機構の展開角を示
し、φは第1の横プレート9と第2の横プレート10の
なす角度の半分値を示す。図3は上記実施例の収納状態
を示す。
【0011】次に動作について説明する。図3におい
て、図示していない保持ケーブルで拘束された上記展開
機構は、地上からのコマンドで爆管等による保持ケーブ
ルの切断により可動できる状態となり、上記渦巻バネ4
のバネトルクにより展開をはじめる。上記渦巻バネ4の
バネトルクにより、上記第1及び第2の横プレート9,
10が結合ピン3cのまわりに回転し、上記結合ピン3
b及び3d間距離を広げる。上記結合ピン3b及び3d
が距離を広げることはとりもなおさず上記第1の部材1
と上記第2の部材2が上記結合ピン3aのまわりに回転
する事を意味する。展開は従来例と同様に上記第1の部
材1と第2の部材2が上記当り面6にて相互に当り終了
となる。
【0012】本実施例において、上記渦巻きバネ4の上
記結合ピン3c回りのバネトルクをMc ,上記バネトル
クTが上記結合ピン3aのまわりに作用する展開トルク
をMa とすると、そのトルク比Ma /Mc は上記結合ピ
ン3a,3b,3dの作る三角形の面積Sa と上記結合
ピン3c,3b,3dの作る三角形の面積の比Sa /S
c に等しくなるので、展開終了状態にて、図2に示す上
記第1と第2の横プレート9,10のなす角度2φを1
80゜よりわずかに低目に設定する事により、上記展開
トルクMc を上記展開角θに対し右上りの特性を持たせ
られる事になる。理論的には上記2φを180゜に近づ
ける事により上記Sc が零に近づくために三角形面積比
は無限大となり、所望の展開トルクMc は無限大にする
ことが可能となる。
【0013】実施例2.図4はこの発明の実施例2を示
す展開終了状態での上面図で、実施例1に示す折れ曲り
機構を上記第1及び第2の部材1,2の軸線に対し対称
となる様に2組取り付けた例を示す。実施例1では上記
第1及び第2の部材1,2、上記第1及び第2の縦プレ
ート7,8、上記第1及び第2の横プレート9,10、
並びに渦巻バネ4のバネ幅の影響により、上記第1及び
第2の部材1,2は軸方向に捩られ、上記結合ピン3a
の変形を誘起し、この結果上記ピン結合部の摩擦力を高
め、展開抵抗トルクを増大させる可能性があるが、実施
例2によれば上記結合ピン3aに作用する捩りモーメン
トは相殺されてなくなり、何らの変形も誘起されないの
で展開抵抗トルクの増加もなくなるという効果がある。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上説明した様に構成されて
いるので展開トルクが展開角に対し単調増加する特性を
有し、このため展開時の衝撃が小さく、軽量で信頼性の
高い折れ曲り展開機構が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の展開終了状態を示す図で
ある。
【図2】この発明の実施例1の展開途中状態を示す図で
ある。
【図3】この発明の実施例1の収納状態を示す図であ
る。
【図4】この発明の実施例2の平面図である。
【図5】従来の折れ曲り展開機構の展開終了状態を示す
図である。
【図6】従来の折れ曲り展開機構の展開途中状態を示す
図である。
【図7】従来の折れ曲り展開機構の収納状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 第1の部材 2 第2の部材 3 結合ピン 4 渦巻バネ 5 ブロック 6 当り面 7 第1の縦プレート 8 第2の縦プレート 9 第1の横プレート 10 第2の横プレート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端をピン結合された2部材よりなる折
    れ曲り材に対し、上記ピン結合点の両側に配置され、一
    端を上記部材に取付けられ他端にピン結合点を有す第1
    及び第2の縦プレートと、一端を上記第1の縦プレート
    にピン結合され他端にピン結合点を有する第1の横プレ
    ートと、一端を上記第2の縦プレートにピン結合され他
    端を上記第1横プレートにピン結合された第2の横プレ
    ートと、上記第1及び第2の横プレートをピン結合する
    結合ピンと、一端を上記結合ピンの頭部に取付けられ他
    端を上記第1の横プレートに取付けられ、上記第1及び
    第2の横プレートを結合ピンまわりに回転させて、上記
    折れ曲り部材が展開時に上記第1の横プレートと上記第
    2の横プレートがほぼ一直線となる様に設定する渦巻バ
    ネとからなる展開機構ユニットを具備した折れ曲り展開
    機構。
  2. 【請求項2】 上記展開機構ユニット2組を、上記折れ
    曲り材の両側に上記結合ピンを共有して平行に取り付け
    て成る事を特徴とする請求項第1項記載の折れ曲り展開
    機構。
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JP5056562B2 (ja) * 2008-04-18 2012-10-24 株式会社豊田中央研究所 展開構造体及び衝撃吸収装置
JP6949815B2 (ja) * 2018-12-26 2021-10-13 豊田鉄工株式会社 車両脱出用のガラス破砕具

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