JP2726533B2 - 簡易造水器 - Google Patents

簡易造水器

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JP2726533B2
JP2726533B2 JP1334922A JP33492289A JP2726533B2 JP 2726533 B2 JP2726533 B2 JP 2726533B2 JP 1334922 A JP1334922 A JP 1334922A JP 33492289 A JP33492289 A JP 33492289A JP 2726533 B2 JP2726533 B2 JP 2726533B2
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seawater
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稔久 平原
公英 兼清
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    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/20Controlling water pollution; Waste water treatment
    • Y02A20/208Off-grid powered water treatment
    • Y02A20/212Solar-powered wastewater sewage treatment, e.g. spray evaporation

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヨットやモータボート等の小型船舶等で清
水を得るために使用できる簡易造水器に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
海上を航行する船は、乗組員や乗客の生活に必要な飲
料用等の清水を確保する必要がある。大型船舶では、電
気等の動力源や熱源を容易に得ることができることか
ら、温水ポンプ、抽気ポンプ及びブラインポンプ等さら
には主機関の冷却温水等の熱源を利用して海水を蒸発さ
せて清水を造る大型の造水器が使用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、ヨットやモータボート等の小型船舶では、電
気等の動力や熱源を得ることが難しく、また、造水器の
設置場所を確保するのも困難である。
本発明は上記の事実に鑑みてなされたもので、動力源
や熱源のない小型船舶等でも使用でき、しかも設置場所
も小さくて済む小型造水器を提供することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は、外部から太陽
熱によって加熱される蒸発室と、太陽熱を遮断する日除
けを有し外気によって冷却される凝縮室とを断熱材の隔
壁を介して並列することにより1つの容器を構成し、前
記蒸発室上部と凝縮室とを連通し、前記凝縮室内に連通
する抽気管路に、波動力又は船の推進力で駆動される減
圧ポンプを設け、前記蒸発室に海水導入管を設け、前記
凝縮室内に凝縮された清水を受ける清水タンクを設けて
簡易造水器を構成した。
〔作用〕
ヨットやモータボート等の小型船舶が海上にいると
き、波動力又は推進力によってポンプが働いて蒸発室と
凝縮室とを減圧し、同時に蒸発室に海水を送り込む。蒸
発室では減圧されているので水の沸点が下がるのと、太
陽熱によって加熱されるのとで、水の蒸発が活発に行わ
れる。このようにして蒸発した蒸気は、凝縮室に導かれ
て外気で冷却された凝縮室の壁や衝突壁等に触れて凝縮
し、清水となって下方に滴下する。この清水を清水タン
クに貯留して飲料等に使用する。
蒸発室での加熱は主として太陽熱等を利用し、凝縮室
での冷却は大気に放熱し、ポンプは波動力か又は推進力
で動かすので、動力源や熱源としての発電機やエンジン
等を船舶に積む必要が全くなく、しかも小型にできる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面によって説明する。第1
図は本発明の小型造水器の構成を示す。同図においてA
は船体で、1は小型船舶の甲板に設置された一体型の容
器を示し、この容器の左半分は蒸発室2で右半分は凝縮
室3となり、中間に隔壁4が設けられている。蒸発室2
と凝縮室3とは上部の通路5で連通している。なお、隔
壁4は断熱材である方が望ましい。
容器1の蒸発室2が形成された側の外側には透明なガ
ラスによるカバー6が取付けられ太陽エネルギを取り込
めるようにし、蒸発室2の外側は太陽光線の内、赤外線
を選択的に吸収できる選択吸収膜1aが貼付される。カバ
ー6の右側には不透明な材料からなる日除け7が連設さ
れ、凝縮室3に太陽光線が当たるのを防止する。但し、
この日除け7は凝縮室3の上部を被うだけで、凝縮室3
の外側は外気の風に当たり易くなっていると共に凝縮室
3の外側には多数の冷却用フィン1bが立設される。ま
た、凝縮室の内側には蒸気が衝突して冷却され易いよう
に必要に応じて衝突壁3aが設けられる。そして、カバー
6と日除け7の境界から蒸発室2と凝縮室3の境界に達
する間は、断熱部材8により断熱されている。すなわち
以上の構成からわかるように、蒸発室2は加熱され易
く、凝縮室3は反対に冷却され易い構成となっている。
蒸発室2の底部にはネジ締め逆止弁10を介して海水導
入管9が接続され、その先端は海水中に達している。こ
の海水導入管9は、減圧ポンプ11によって減圧された蒸
発室2が海水を吸引するためのものである。ネジ締め逆
止弁10としたのは、船が港に停泊中等で造水器を使用し
ない場合は、不用な海水を吸入しないようにネジを締め
て閉止しておくためである。一方、蒸発室2内には多数
の毛細管2aが配置されて、室内に溜まった海水を吸い上
げ易くしている。
ところで、上記の減圧ポンプ11は、海面aの水位変化
と共に上下動するフロート11aに取付けられたダイヤフ
ラム若しくはベローズ11b等を備えた波動力利用の往復
動型ポンプ、又は、船が航行するときの推進力により作
動するエジェクターポンプで、電力等の特別の動力は不
要である。又、モータ部分がないことからコンパクトに
製造できるという特長を有する。
この減圧ポンプ11には抽気管路12が接続され、この抽
気管路12は逆止弁13を介して凝縮室3に連通して凝縮室
3及び蒸発室2の抽気をする。抽気された空気は減圧ポ
ンプ11の反対側の排気管路14を経て逆止弁15を通って外
へ排出される。
符号16は清水タンクで、凝縮室3に溜まった清水をネ
ジ締め逆止弁17を介して受けるものである。
次に、本実施例の作用について説明する。
船体Aの回りに波があれば、海面aが上下してポンプ
が駆動され、又、船が航行していればエジェクタポンプ
が駆動されて蒸発室2及び凝縮室3内を抽気して減圧す
る。この負圧によって蒸発室2は、ネジ締め逆止弁10を
介して海水導入管9から海水を吸入する。蒸発室2内が
減圧されているので、蒸発室2内の海水の沸点が下が
る。蒸発室2は外側の選択吸収膜1aに矢符号Bの方向か
ら太陽熱を受けて温められ、前記の沸点の降下との相乗
効果によって、海水は活発に蒸発する。蒸発室2内の毛
細管2aの作用により海水は吸い上げられ、その表面積の
増加によりさらに活発に蒸発する。
こうして蒸発した水蒸気は、連通路5を通って凝縮室
3内に入る。凝縮室3では、フィン1bに矢符号Cのよう
に風が当たって冷却され、水蒸気は凝縮室3内の壁や衝
突壁3aに当たって凝縮する。こうして凝縮した水蒸気は
清水となり凝縮室3の下方に滴下する。このように滴下
した清水をネジ締め逆止弁17を介して清水タンク16に集
めて飲料用等に使用する。なお、減圧して蒸留している
ために殺菌が不充分であり、飲料用としては煮沸して供
することが望ましい。
第2図は本発明の他の実施例を示す。この実施例は、
カラス壁張りの蒸発室18と外側に冷却フィン19aを多数
立設すると共に内部に衝突壁19bを設けた凝縮室19とを
断熱材の隔壁4を介して並設して一体的な小型の容器
1′を構成し、蒸発室18には多数の細管よりなる蒸発管
20が設けられ、その周囲には選択吸収膜20aが貼付さ
れ、その先端は凝縮室19と連通している。また、凝縮室
19の上方には前述の実施例と同様の日除け7が設けられ
ている。その他の構成は第1図の実施例と同様である。
この実施例によれば、蒸発管20は多数の小径の細管で
あるため伝熱面積が大きくなり、周囲全体に選択吸収膜
20aを巻きつけているので、蒸発室内が高温になり易
く、清水が効果的に製造できる。
なお、減圧ポンプ11は抽気用と海水の汲み上げ用とを
別個にしてもよい。さらに、清水タンク16を凝縮室の下
方に設けるのが困難な場合は、さらにもう1つポンプを
設けて汲み上げる構成も可能である。
本発明の造水器では、蒸留水を得ることができるの
で、海水からの清水製造に限定されず、湖や川等におい
て淡水から清水を製造するのにも利用できる。また、船
舶での使用に限定されるものでもない。
〔発明の効果〕 以上説明したように本発明の簡易造水器は、ポンプの
駆動力や蒸発室の加熱等のための動力源、熱源を波動力
や太陽からの輻射熱等の自然界にあるエネルギに依存し
ており、動力設備を必要とせず、蒸発室と凝縮室とを一
体化して小型の容器にまとめた造水装置を構成したの
で、動力設備が無く且つ甲板の狭い小型船舶に設置する
ことが可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の簡易造水器を示す構成図、 第2図は本発明の他の実施例を示す構成図である。 1,1′……容器、2,18……蒸発室、3,19……凝縮室、4
……隔壁、8……断熱部材、11……減圧ポンプ、16……
清水タンク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から太陽熱によって加熱される蒸発室
    と、太陽熱を遮断する日除けを有し外気によって冷却さ
    れる凝縮室とを断熱材の隔壁を介して並設することによ
    り1つの容器を構成し、前記蒸発室上部と凝縮室とを連
    通し、前記凝縮室内に連通する抽気管路に、波動力又は
    船の推進力で駆動される減圧ポンプを設け、前記蒸発室
    に海水導入管を設け、前記凝縮室内に凝縮された清水を
    受ける清水タンクを設けて成ることを特徴とする簡易造
    水器。
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