JP2005349922A - 造水機能を有する海上移動体及び海上移動体の造水方法 - Google Patents

造水機能を有する海上移動体及び海上移動体の造水方法 Download PDF

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Takamichi Ikehata
高道 池端
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Abstract

【課題】 自給用ではなく、清水を製造・販売用として、積極的に太陽エネルギを取得してエネルギコストを抑えて、清水を効率的に低コストで製造することができる海上移動体を提供する。
【解決手段】 太陽エネルギを収集することができる晴天海域を主として航行し、太陽パネルで得られた太陽エネルギを利用して揚水ポンプ18で海水を汲み上げ、汲み上げられた海水を蒸発室12に流入し、太陽エネルギを利用してヒータで加熱して沸騰させ、沸騰によって得られた蒸気を凝縮室14で凝縮し、該凝縮して得られた清水を貯留タンク16で貯留する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、海上を移動する船舶等の海上移動体に関し、特に海水を清水に変換する造水機能を有する海上移動体及びその造水方法に関する。
海上を長期に移動する船舶等の海上移動体では、飲用または生活用の清水を確保することが重要である。従来は、飲用及び調理用の清水を陸上で補給し、それ以外の生活水については、船舶等に装備される造水器で造られる水を利用することが一般的に行なわれている。例えば、このような造水器では、内燃機関を冷却するための冷却水を熱源として、該冷却水と海から汲み上げた海水との熱交換を行わせた後、凝縮器にて冷却して、その蒸留水を得て、清水を得ている(例えば、特許文献1)。
また、特許文献2では、造水器を搭載できないような小型のヨットやモータボートにおいて、太陽エネルギを取り込めるようにした透明なガラスによって構成される蒸発室と、太陽熱から遮蔽されて外気によって冷却される凝縮室とを並列させて、凝縮室内で凝縮した清水を得ることが提案されている。
特公昭33−6314号公報 特許2726533号公報
しかしながら、従来の船舶で行われている造水は、内燃機関の廃熱を利用したり、または太陽熱で簡易に水を蒸発させることを行っており、せいぜいその船舶での自給を図ることを目的としたものに過ぎない。
本発明は、自給用ではなく、清水を販売用として、積極的に太陽エネルギを取得してエネルギコストを抑えて、清水を効率的に低コストで製造することができる海上移動体及び造水方法を提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明による造水機能を有する海上移動体は、太陽エネルギ収集手段と、太陽エネルギを利用して海水を汲み上げる揚水ポンプと、汲み上げられた海水を太陽エネルギを利用して加熱して沸騰させる加熱手段と、沸騰によって得られた蒸気を凝縮する凝縮手段と、該凝縮して得られた清水を貯留する貯留タンクと、を備え、太陽エネルギを収集することができる晴天海域を主として航行することを特徴とする。
請求項2記載の発明による海上移動体の造水方法は、太陽エネルギを収集することができる晴天海域を主として航行し、太陽エネルギを利用して海水を汲み上げ、汲み上げられた海水を太陽エネルギを利用して加熱して沸騰させ、沸騰によって得られた蒸気を凝縮し、該凝縮して得られた清水を貯留することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、海水を加熱して沸騰させた後に、残留した塩分を収集することを特徴とする。
本発明によれば、太陽エネルギを収集することができる晴天の海域を主として航行し、太陽エネルギ収集手段によって得られた太陽エネルギを利用して揚水ポンプで海水を汲み上げて、加熱手段によって同じく太陽エネルギを利用して汲み上げた海水を加熱して沸騰させて、凝縮手段によって沸騰によって得られた蒸気を凝縮し、貯留タンクに凝縮して得られた清水を貯留することにより、積極的に太陽エネルギを取得して、エネルギコストを抑えて、清水を効率的に製造することができる。こうして貯留タンクに貯留された清水を販売用として使用することができるようになる。
また、海水を加熱して沸騰させた後に、残留した塩分を収集することで、塩の原材料として供給することもできるようになる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明による海上移動体の全体概略図を表す図である。この例では、海上移動体としての船舶10に、蒸発室12と、凝縮室14と、凝縮室14で得られた水を貯留する貯留タンク16と、を備えている。蒸発室12及び凝縮室14は、船舶10のタンク部の容積の10分の1程度の容積とし、貯留タンク16は、残りの10分の9程度の容積とすることができる。
さらに詳細には、図3に示すように、船舶10は、海水を汲み上げる揚水ポンプ18を備えている。揚水ポンプ18によって汲み上げられた海水が流れる管路20は、凝縮室14内を通過して蒸発室12内に連結されている。
蒸発室12の室内は、凝縮室14室内と管路22によって連通されており、さらに凝縮室14内に溜まった液体は、管路24及びバルブ25を介して貯留タンク16へと流入可能となっている。
さらに、貯留タンク16からは排出管路28が連結されており、排出管路28には排出ポンプ26が設けられている。
また、凝縮室14は、真空ポンプ29によって減圧可能となっている。
図2は、船舶10の平面図であり、この船舶10の甲板及び屋上部分には、太陽エネルギ収集手段としての太陽パネル30が配設されており、太陽パネル30は、制御器32に接続されて、制御器32からヒータ34、各ポンプ等に必要な電力が供給される。ヒータ34は、蒸発室12の加熱を行なうためのものであり、蒸発室12と共に加熱手段を構成する。また、凝縮室14が凝縮手段を構成する。
以上のように構成される船舶10において、その作用を説明する。
船舶10は、主として晴天の海域を航行しているために、太陽パネル30によって常に電力が発生されている。この太陽パネル30からの電力によって揚水ポンプ18は定期的に稼動して、揚水ポンプ18によって海から汲み上げられた海水は、管路20を通り、凝縮室14内を通過して蒸発室12へと流入する。
また、太陽パネル30からの電力によってヒータ34は適時稼動して、蒸発室12の加熱を行ない、海水を沸騰させて蒸気を発生させる。蒸発室12内で発生した蒸気は、管路22を通り凝縮室14へと流れる。凝縮室14は、真空ポンプ29によって減圧されており、蒸気は、凝縮室14内を通過する管路22によって冷却されて、凝縮して、凝縮室14の底部に清水が滴下する。
凝縮室14で採取された清水は、バルブ25を開くと管路24から貯留タンク16へと貯留される。管路24の途中において、適宜、カルキ、ミネラル等の添加物を添加する添加室を別途設けることも可能であり、これにより、清水が長期の保存に耐えうるように処理される。
このようにして生成された清水は、航行中に出合った他の船舶に対して供給することができ、貯留タンク16から排出ポンプ26によって排出管路28を通して供給される。
また、蒸発室12で沸騰させた後に、残った塩分は、さらに集めて塩の原材料として供給することができる。
以上のように、本発明では、太陽エネルギを積極的に収集することができ、集めた太陽エネルギを利用して海水を原料として清水を製造するために、低コストで販売用の大量の清水を製造することができるようになる。
本発明による海上移動体の全体概略図を表す図である。 本発明による海上移動体の平面図である。 本発明による海上移動体の詳細構成図である。
符号の説明
10 船舶
12 蒸発室(加熱手段)
14 凝縮室
16 貯留タンク
18 揚水ポンプ
30 太陽パネル(太陽エネルギ収集手段)
34 ヒータ(加熱手段)

Claims (3)

  1. 太陽エネルギ収集手段と、太陽エネルギを利用して海水を汲み上げる揚水ポンプと、汲み上げられた海水を太陽エネルギを利用して加熱して沸騰させる加熱手段と、沸騰によって得られた蒸気を凝縮する凝縮手段と、該凝縮して得られた清水を貯留する貯留タンクと、を備え、太陽エネルギを収集することができる晴天海域を主として航行することを特徴とする造水機能を有する海上移動体。
  2. 太陽エネルギを収集することができる晴天海域を主として航行し、太陽エネルギを利用して海水を汲み上げ、汲み上げられた海水を太陽エネルギを利用して加熱して沸騰させ、沸騰によって得られた蒸気を凝縮し、該凝縮して得られた清水を貯留することを特徴とする海上移動体の造水方法。
  3. さらに、海水を加熱して沸騰させた後に、残留した塩分を収集することを特徴とする請求項2記載の海上移動体の造水方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101092267B (zh) * 2007-07-27 2011-02-09 安徽工业大学 用于河水净化的太阳能生化巡航船
JP2012187986A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Shin Kurushima Dockyard Co Ltd 自動車運搬船の姿勢制御装置
CN108313255A (zh) * 2017-01-18 2018-07-24 刘伯安 一种供电和/或供热和/或供水的方法及装置
KR101916305B1 (ko) 2017-09-21 2018-11-09 (주)동화엔텍 선박용 조수기
WO2022024491A1 (ja) * 2020-07-29 2022-02-03 川崎重工業株式会社 仮施設設営方法及び病院船

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