JP2726311B2 - 無線回線切替方法 - Google Patents
無線回線切替方法Info
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Description
る無線チャネルの切替方法に関し、特に、移動局から基
地局への上り回線の切替方法に関するものである。
話方式がある。第1図は自動車電話による移動通信方式
の一般的なシステム構成例(本発明の実施例にも適用さ
れる)を示しており、1は移動局、2は移動局と通信中
の切替元基地局(単に「基地局」ともいう)、3は基地
局2に隣接する切替先基地局(単に「基地局」ともい
う)、4は基地局および移動局を制御している制御局、
5は回線の切替を行なっている交換局である。
6が接続され、制御信号が授受される。基地局2、3と
交換局5の間には通話回線7が接続され、それがネット
ワーク8を通じて、相手加入者との間で音声その他の通
信信号がやりとりされる。
ーン」ともいう)を表わしている。
ーン移行や干渉等の理由により使用中の無線チャネルで
は通信品質を満足しなくなった場合、無線チャネルを切
り替えて通信品質を保つ制御(この無線チャネルを切り
替える動作を単に「チャネル切替」ともいう)を行な
う。
3へ移行する場合のチャネル切替の具体的な動作を次に
示す。
を決定した後、交換局5ではネットワーク8側からの通
信信号を切替元基地局2と切替先基地局3に同時に送信
する。また切替先基地局3と移動局1の間では、無線区
間の切替後、その新たな無線チャネルが使用できること
を確認後、切替元基地局2側の下り回線を切断すること
により無線チャネル切替が完了する。
ログ型自動車電話システムで用いられている方法であ
る。
ず、従って、チャネル切替方法についても定まった方法
は未確立なのが現状である。
部を一つしか有しておらず、切替先基地局との間で、新
たな無線チャネルの使用確認を行なっている間は、まだ
通信中の切替元基地局との間の無線回線が切れるので、
どうしても瞬断が生じてしまう欠点があった。
る無線チャネル切替のために交換局で無線回線の切替を
行なう際に、厳密なタイミングの管理を必要としないで
瞬断を生じることなく無線回線を切り替えることが可能
な無線回線切替方法を提供することにある。
に記載した手段により達成される。
回線で接続されている小ゾーン構成ディジタル移動通信
方式において、基地局には、移動局から基地局への情報
信号の受信および情報信号の信号受信状態を判定する手
段と、その情報信号とその情報信号のタイミング情報お
よび信号受信状態の判定結果を交換局に送信する手段を
具備し、交換局には、基地局からのタイミング情報によ
って、基地局から交換局に送られてきた情報信号を送信
するタイミングを調整する機能、および信号受信状態判
定結果に応じて情報信号を特定のディジタル信号パター
ンに置き換える機能を有して、無線チャネル切替のため
に回線を切り替える際に、交換局では切替前に切替元基
地局と切替先基地局からの情報信号のタイミングを一致
させて、切替制御中は切替元基地局と切替先基地局の信
号を論理演算して送信して、無線チャネル切替が完了し
たことを確認してから切替元基地局の回線を開放する無
線回線切替方法である。
ために交換局で上り回線の切替を行なう際に、切替中は
切替元基地局からの情報信号と切替先基地局からの情報
信号のタイミングを合わせて、双方の信号を加算してネ
ットワーク側に送信する方法である。
式のシステム構成例と同一とし、また、本例ではディジ
タル方式を前提として、第1図での移動局1が切替元基
地局2のゾーンから、切替先基地局3のゾーンへゾーン
移行のためにチャネル切替を行なう場合の制御方法につ
いて示す。
送受信信号の例を示す。
図の(a),(b)および(d))中の斜線部は空き時
間スロットを表わしている。
(Z0〜Z5,……)の1フレーム時間長t0を、t1に圧縮し
て、空き時間スロットを生成する。TDMA通信のためであ
る。
に無線チャネルを切り替えるものとする。
り、F6で示すフレーム後は、非受信状態となる。移動局
1が新無線チャネルに切り替わるからである。その後、
制御局4からの指示により切替元基地局2の受信機をオ
フ(OFF)にする。
される信号であり、上段が情報信号(I1,I2,I3,……
I6)、中段がタイミング情報信号、下段が受信状態判定
結果であり、信号受信時には“H(High)”、非受信時
には“L(Low)”の値を送信する。交換局5は、該受
信状態判定結果を用いて信号処理を行なう(後述)。
り、制御局4からの指示により受信機を“オン(ON)”
にして受信を開始する。移動局1は、7番目のフレーム
F7前は旧無線チャネルで通信しているからフレームF6ま
で非受信状態となる。
する信号であり、上段が情報信号(I7,I8,……)、中段
がタイミング情報信号、下段が受信状態判定結果であ
り、信号受信時には“H"、非受信時に“L"の値を送信す
る。
局5で受信した状態を示す図であり、第2図(c)に示
す信号と同様である。
から出力される信号であり、信号受信状態判定結果を用
いて、該結果が“L"の時、雑音部分がビット信号“0000
0000"に置き換えられている(図では4ビット分のみを
示しており、他の図においても同様である)。
た遅延回路出力信号である。
5で受信した状態を示す図であり、第2図(e)に示す
信号と同様である。
ら出力される信号であり、信号受信状態判定結果により
雑音部分がビット信号“00000000"に置き換えられてい
る。
の遅延回路の出力信号である。この時間合わせの機能に
より、第2図(h)、(k)に示す信号の位相同期がと
れて、交換局5内に設けたスイッチに送信される。
信される信号を示す図であり、上記時間合わせにより、
フレームI6のフレームとI7のフレーム間には1ビットの
欠落もなく、また1ビットの空きビットもなく送信する
ことができる。また、図の上段は交換局に具備されたス
イッチの状態を表わしている。
地局および交換局の構成を説明する。
示す図であり、第2図(a)で示したようにベースバン
ド処理回路10で送信信号(Z1,Z2,……)を時間圧縮し
て、スーパーフレーム構成をとるかまたはTDMA方式を採
用して、空き時間スロットをつくり、その空き時間スロ
ットでタイミング情報を送信し、また無線チャネル切替
もその空き時間スロットで行なう。
示す。
や、ベースバンド処理回路12から送られてくるフレーム
同期状態や符号誤り率から受信状態を判定する回路であ
る。ベースバンド処理回路12は、受信信号からタイミン
グ情報を検出し、情報信号を時間伸張して元の信号速度
に変換する処理を行ない、情報信号を交換局に送信する
回路である。
I6)では空きスロットが除かれている。
12から送信されたタイミング情報に基づいて、タイミン
グ情報信号を交換局に送信する回路である。
るためのもので、信号受信後、ベースバンド処理回路12
からの情報により制御回路15から遅延量を制御する。
動作を第6図に示す。
スイッチ23を制御する。位相比較回路24は両基地局から
のタイミング情報信号のビット差を測定する回路、遅延
バッファ21,22は、そのビット差に基づき、両基地局か
らの情報信号の瞬時位置、つまり位相調整するためのも
のである。これにより、両基地局からの上り信号の時間
合わせができる。ビット操作回路25,26では信号受信状
態判定結果に基づいて、受信状態ならばそのまま、非受
信状態ならば情報信号の該当するビットを“0"に置き換
える。
イッチ動作について説明する図に示されるごとく、制御
回路20からの信号により一回線のみに接続している状態
(第6図(a),(c)に示す状態A)、二回線同時に
接続して両回線の信号のOR(または排他的OR)をとって
ネットワークに送信している状態(第6図(b)に示す
状態B)とを切り替えることができるようなものとす
る。
り当てる新無線チャネルの決定後、切替先基地局3では
切替前の無線チャネルで移動局1を監視した結果に基づ
いたタイミング、または常時基地局間でフレーム同時調
整を行ない、それに従ったタイミングで交換局5にタイ
ミング情報信号の送信を開始し、割り当てられた新無線
チャネルで信号の受信を開始する。切替先基地局3には
予め遅延回路13を備えておき、切替先基地局3が交換局
5に送信したタイミングと実際に移動局1からの信号の
受信を開始した時のタイミングに誤差がある場合には、
その遅延回路13で信号受信前後のタイミング差を吸収す
る。
地局3には情報信号が届かないので、受信状態測定結果
により、その間交換局5では切替先基地局3からの情報
信号をビット信号“00000000"に置き換える。さらに交
換局5では、切替先基地局3からのタイミング情報と切
替元基地局2からのタイミング情報および切替元基地局
2側の遅延回路(遅延バッファ)の遅延量から切替先基
地局3側の遅延量を決定して遅延回路(遅延バッファ)
を調整し、スイッチ23を状態Bに切り替える。その後、
移動局1が無線チャネルを切り替えたら、切替元基地局
2には情報信号が届かなくなり、交換局5では切替元基
地局2からの情報信号をビット信号“00000000"に置き
換え、逆に切替先基地局3からの情報信号を無操作で送
信する。
交換局5ではスイッチを状態Aに切り替えて切替元基地
局2側の回線を開放する。
に交換局にバッファメモリ30,31を備え、基地局からの
タイミング情報のタイミングでメモリに書き込み、タイ
ミング発生回路32のタイミングで読み出すような方法で
も実現できる。
リードリセット信号であり、基地局からのタイミング情
報がW.R.、タイミング発生回路32のタイミングがR.R.と
なる。
局から情報信号が受信状態と判定されているとき、必ず
他方の情報信号の該当する部分は非受信状態と判定され
るので、交換局でその信号の受信状態から、先に述べた
ように、情報信号を非受信時に“0"に置き換えて操作を
行ない、両信号のOR(または排他的OR)をとると情報信
号が再現される。そこで、情報信号がいつ切替元基地局
2から切替先基地局3に切り替わっても交換局から送信
される情報信号は、途切れることなくネットワーク側に
送信されることになるので、移動局が切り替えるタイミ
ングを厳密に制御する必要がなくなるという利点があ
る。
置き換えて、交換局で両基地局からの信号のANDをとる
ような制御を行なっても、同様の効果が得られる。
必要とせずに無瞬断にチャネル切替を行なうことができ
るという利点がある。また、交換局ではチャネル切替が
完了するまでスイッチの状態を状態Bにしておくので、
無線区間の伝送誤り等により移動局の切替タイミングが
ずれた場合や、新しい無線チャネルでの送受信に失敗し
て元の無線チャネルに戻った場合等にも、交換局で回線
を再度切り替える必要がなく、瞬断を最小限にできると
いう利点もある。
の経路途中で、音声コーデック等の符号変換を施す場合
においても、受信状態を変換された情報に付加して転送
することにより無瞬断で無線チャネルを切り替えること
ができる。
イッチを基地局に置いて、基地局内で無線チャネルを切
り替える場合にも適用できる。
じないようにするための厳密なタイミングの管理を行な
うことなく、交換局で上り無線回線を切り替えることが
できる。
図、第2図は本発明の実施例の各局での信号の送受信状
態を示す図、第3図は本発明の実施例の移動局の送信装
置の構成を示す図、第4図は本発明の実施例の基地局の
受信装置の構成を示す図、第5図は本発明の実施例の交
換局の構成を示す図、第6図は交換局のスイッチ動作に
ついて説明する図、第7図は交換局の遅延回路にバッフ
ァメモリを使用した場合の例を示す図である。 1……移動局、2……切替元基地局、3……切替先基地
局、4……制御局、5……交換局、6……制御回線、7
……通話回線、8……ネットワーク、10……ベースバン
ド処理回路、11……受信状態測定回路、12……ベースバ
ンド処理回路、13……遅延回路、14……タイミング情報
発生回路、15……制御回路、20……制御回路、21,22…
…遅延バッファ、23……スイッチ、24……位相比較回
路、25,26……ビット操作回路、30,31……バッファメモ
リ、32……タイミング発生回路
Claims (1)
- 【請求項1】交換局と複数の基地局間が通信回線で接続
されている小ゾーン構成ディジタル移動通信方式におい
て、 基地局には、移動局から基地局への情報信号の受信およ
び情報信号の信号受信状態を判定する手段と、その情報
信号とその情報信号のタイミング情報および信号受信状
態の判定結果を交換局に送信する手段を具備し、 交換局には、基地局からのタイミング情報によって、基
地局から交換局に送られてきた情報信号を送信するタイ
ミングを調整する機能、および信号受信状態判定結果に
応じて情報信号を特定のディジタル信号パターンに置き
換える機能を有して、 無線チャネル切替のために回線を切り替える際に、交換
局では切替前に切替元基地局と切替先基地局からの情報
信号のタイミングを一致させて、切替制御中は切替元基
地局と切替先基地局の信号を論理演算して送信して、無
線チャネル切替が完了したことを確認してから切替元基
地局の回線を開放することを特徴とする無線回線切替方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21306889A JP2726311B2 (ja) | 1989-08-21 | 1989-08-21 | 無線回線切替方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21306889A JP2726311B2 (ja) | 1989-08-21 | 1989-08-21 | 無線回線切替方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0377442A JPH0377442A (ja) | 1991-04-03 |
JP2726311B2 true JP2726311B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=16633007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21306889A Expired - Lifetime JP2726311B2 (ja) | 1989-08-21 | 1989-08-21 | 無線回線切替方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2726311B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009081668A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Kyocera Corp | 移動通信システム、移動局装置、基地局装置、およびハンドオーバ方法 |
-
1989
- 1989-08-21 JP JP21306889A patent/JP2726311B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0377442A (ja) | 1991-04-03 |
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