JP2725060B2 - 単一光子干渉露光方法 - Google Patents

単一光子干渉露光方法

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JP2725060B2 JP1178988A JP17898889A JP2725060B2 JP 2725060 B2 JP2725060 B2 JP 2725060B2 JP 1178988 A JP1178988 A JP 1178988A JP 17898889 A JP17898889 A JP 17898889A JP 2725060 B2 JP2725060 B2 JP 2725060B2
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 半導体装置等の製造に使用されるフォトリソグラフィ
ー技術の露光方法に関し、 光源の可干渉性の悪さにもかゝわらず、高い干渉性が
得られるようにして、解像力を向上することを可能にす
る単一光子干渉露光方法を提供することを目的とし、 メインパターンを囲んで、露光光の位相を1/2波長シ
フトする補助パターンが形成されてなる露光用マスクを
使用し、露光に使用する光源の可干渉時間内に、前記の
露光用マスクのパターン領域を通過する光子の数を1個
程度に制限し、この光子とこの光子とは位相が相違する
他の光子との干渉にもとづく結像の乱れを抑制するよう
に構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体装置等の製造に使用されるフォトリ
ソグラフィー技術の露光方法に関する。
〔従来の技術〕
半導体装置の集積度の向上にともない、半導体装置の
構造は益々微細化する傾向にある。そのため、マスク・
レチクルに形成されている微細パターンをウェーハ上に
形成されたレジスト層に転写する時の露光方法におい
て、高い解像力が求められるようになった。これに対
し、光の干渉性を利用して解像力を向上する干渉露光方
法が開発された。
干渉露光方法とは、レチクルに形成されたメインパタ
ーンの周囲に、露光光の位相を1/2波長シフトする補助
パターンを形成し、メインパターンを通過した光と補助
パターンを通過した光との干渉を利用して、メインパタ
ーンに対応するウェーハ上の露光領域における露光エネ
ルギーを強めて解像力を向上する方法である。
第1図参照 第1図の(a)に、レチクル3と、レチクル3を使用
して露光されるレジスト層10の形成されたウェーハ5と
の断面を示す。レチクル3には、石英ガラス6の裏面に
形成されたクローム層7の不存在領域をもって形成され
たメインパターン8とこのメインパターン8を囲んで、
スピンオングラス(SOG)を塗布する等によって形成さ
れた補助パターン9とが配設されている。このレチクル
3を使用してウェーハ5上に形成されたレジスト層10を
露光する場合に、レチクル3のメインパターン8を通過
した光の電場の強さ(E)は、回折によってウェーハ5
上において第1図の(b)にMをもって示すグラフのよ
うに分布する。一方、補助パターン9を通過した光の電
場の強さ(E)は、メインパターン8と位相が1/2波長
相違しており、ウェーハ5上において第1図の(b)に
Aをもって示すグラフのように分布する。レチクル3と
ウェーハ5との距離、補助パターン9の大きさ等を最適
に選定することにより、メインパターン8による電場M
と補助パターン9による電場Aとがメインパターン8に
対応するウェーハ5上の領域では強め合い、その他の領
域では弱め合うように作用させることができる。この結
果、電場の強さ(E)の2乗に比例する光のエネルギー
(W)の分布は、第1図の(c)に示すように、メイン
パターン8に対応するウェーハ5上の領域で強められ、
解像力を向上することが可能になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、干渉露光方法において、干渉性をより高め
て解像力を更に向上するため、高圧水銀灯の圧力を低く
して光子の衝突頻度を下げることによって、光源の可干
渉時間を長くしたり、レチクルに入射する光束の入射角
を小さくして干渉性を高める努力がなされてきた。とこ
ろが、光源が高圧水銀灯等の場合には、光子相互間の位
相関係が無秩序であるという光束としての本質的な可干
渉性の悪さが存在するため、解像力の向上には限界が生
じている。
本発明の目的は、この欠点を解消することにあり、光
源の可干渉性の悪さにもかゝわらず、高い干渉性が得ら
れるようにして、解像力を向上することを可能にする単
一光子干渉露光方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、メインパターン(8)を囲んで、露光
光の位相を1/2波長シフトする補助パターン(9)が形
成されてなる露光用マスク(3)を使用し、露光に使用
する光源(1)の可干渉時間内に、前記の露光用マスク
(3)のパターン領域(8)(9)を通過する光子の数
を1個程度に制限し、この光子とこの光子とは位相が相
違する他の光子との干渉にもとづく結像の乱れを抑制す
る単一光子干渉露光方法によって達成される。
〔作用〕
現在使用されているステッパにおいては、露光時のウ
ェーハ上での光のエネルギー密度は、 700mW/cm2 程度である。
したがって、5倍の大きさのパターンが形成されてい
るレチクルを使用し、このパターンを1/5に縮小してウ
ェーハ上に投影する場合のレチクル上でのエネルギー密
度は、 700/(5×5)=28mW/cm2 または、2.8×10-10W/μm2 程度になる。
したがって、ステッパの光源として水銀のg線(波長
436nm)を使用する場合には、レチクル上での光子数
は、 5.1×108個/sec・μm2 となる。
光源の可干渉時間、すなわち、光子の位相が連続して
いる時間は1n sec程度と考えられるので、1n sec内に単
位面積を通過する光子数は、 0.5個/n sec・μm2 となる。
こゝで、レチクル3上に形成されたメインパターン8
と補助パターン9とからなるパターン領域の大きさを5
μm□とすると、1n sec内に5μm□のパターン領域を
通過する光子数は、 0.5×(5×5)=12.5個 となる。
したがって、現在の光量を10分の1程度に下げること
により、光源の可干渉時間1n sec内に、5μm□のパタ
ーン領域を通過する光子数を1個程度にすることがで
き、無秩序な位相関係にある光子相互間の干渉によって
干渉パターンに乱れが生ずることを防止することができ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつゝ、本発明の一実施例に係る単
一光子干渉露光方法について説明する。
第2図参照 第2図は単一光子干渉露光方法に使用される装置の構
成説明図である。図において、1は光源であり、一般に
高圧・水銀灯のi線(波長365nm)が使用される。2は
フィルタであり、光源1の光量を減少して、レチクルを
通過する光子数を制限するために使用される。3はレチ
クルであり、レチクルに形成されたメインパターンの周
囲に、SOG層等からなり、露光光の位相を1/2波長シフト
する補助パターンが形成されている。4はステッパの光
学系であり、一般にレチクル3に形成されたパターンを
1/5程度に縮小してウェーハ5上に投影する光学系であ
る。
レチクル3に形成されているメインパターン8と補助
パターン9とからなるパターン領域を通過する光子の数
を、光源1の可干渉時間である約1n sec内に1個程度に
するため、フィルタ2を使用してレチクル3上における
光のエネルギー密度が2.8mW/cm2程度におけるように光
量を制限して露光する。
〔発明の効果〕
以上説明せるとおり、本発明に係る単一光子干渉露光
方法においては、メインパターンを囲んで、露光光の位
相を1/2波長シフトする補助パターンが形成されている
露光用マスクを使用し、露光に使用する光源の可干渉時
間内に、露光用マスクのパターン領域を通過する光子の
数を1個程度に制限して露光するので、位相が相互に相
違している光子相互間の干渉にもとづく結像の乱れがな
くなって干渉性が高くなり、解像力が向上して半導体装
置の構造の微細化に大きく寄与することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、干渉露光方法の原理を説明する図である。図
において(a)はレチクルとウェーハとの断面を示し、
(b)はウェーハ上における光の電場の強さの分布を示
し、(c)はウェーハ上における光のエネルギー分布を
示す。 第2図は、単一光子干渉露光方法の構成説明図である。 1……光源、 2……フィルタ、 3……レチクル、 4……光学系、 5……ウェーハ、 6……石英ガラス、 7……クローム層、 8……メインパターン、 9……補助パターン、 10……レジスト層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインパターン(8)を囲んで、露光光の
    位相を1/2波長シフトする補助パターン(9)が形成さ
    れてなる露光用マスク(3)を使用し、 露光に使用する光源(1)の可干渉時間内に、前記露光
    用マスク(3)のパターン領域(8)(9)を通過する
    光子の数を1個程度に制限し、 該光子と該光子とは位相が相違する他の光子との干渉に
    もとづく結像の乱れを抑制する ことを特徴とする単一光子干渉露光方法。
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