JP2724464B2 - イオン源装置 - Google Patents
イオン源装置Info
- Publication number
- JP2724464B2 JP2724464B2 JP63113417A JP11341788A JP2724464B2 JP 2724464 B2 JP2724464 B2 JP 2724464B2 JP 63113417 A JP63113417 A JP 63113417A JP 11341788 A JP11341788 A JP 11341788A JP 2724464 B2 JP2724464 B2 JP 2724464B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- electrode
- electrodes
- anode
- biasing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 claims description 41
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 12
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000010884 ion-beam technique Methods 0.000 claims description 7
- 230000005686 electrostatic field Effects 0.000 claims description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims 3
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 10
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 description 9
- -1 boron ion Chemical class 0.000 description 7
- WTEOIRVLGSZEPR-UHFFFAOYSA-N boron trifluoride Chemical compound FB(F)F WTEOIRVLGSZEPR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 4
- ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N Boron Chemical compound [B] ZOXJGFHDIHLPTG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910015900 BF3 Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000001639 boron compounds Chemical class 0.000 description 2
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010494 dissociation reaction Methods 0.000 description 2
- 230000005593 dissociations Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N Zinc Chemical compound [Zn] HCHKCACWOHOZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052790 beryllium Inorganic materials 0.000 description 1
- ATBAMAFKBVZNFJ-UHFFFAOYSA-N beryllium atom Chemical compound [Be] ATBAMAFKBVZNFJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000010292 electrical insulation Methods 0.000 description 1
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 1
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 1
- 229910052715 tantalum Inorganic materials 0.000 description 1
- GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N tantalum atom Chemical compound [Ta] GUVRBAGPIYLISA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011701 zinc Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J27/00—Ion beam tubes
- H01J27/02—Ion sources; Ion guns
- H01J27/08—Ion sources; Ion guns using arc discharge
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一般的にはイオン源装置に関し、特に所望イ
オン材料の化合物をプラズマ放電法において解離するイ
オン注入装置に使用する形式のイオン源装置に関する。
オン材料の化合物をプラズマ放電法において解離するイ
オン注入装置に使用する形式のイオン源装置に関する。
(従来の技術・発明が解決しようとする課題) イオンは抽出電界を介してイオン源から抽出されて荷
電粒子ビームとなる。このビームは質量荷電分離技術に
よりそのビームから引続いて分離される所望のイオンを
含む。
電粒子ビームとなる。このビームは質量荷電分離技術に
よりそのビームから引続いて分離される所望のイオンを
含む。
このようなイオン源に共通する問題として解離工程を
完全に制御すると、出力電流において所望イオンの占め
る割合は、可能と見られるより一般にかなり低くなると
いう結果になる。ホウ素化合物のイオン源ガスから単一
に荷電したホウ素イオンを必要とする場合特に、この現
象が多く発生する。それはホウ素化合物の中には特に分
解しにくいものがあるためである。従つてこれまでは、
所望のイオン形態をとるホウ素の総量がガス中に含まれ
るホウ素の総量より相当小さくなっていた。
完全に制御すると、出力電流において所望イオンの占め
る割合は、可能と見られるより一般にかなり低くなると
いう結果になる。ホウ素化合物のイオン源ガスから単一
に荷電したホウ素イオンを必要とする場合特に、この現
象が多く発生する。それはホウ素化合物の中には特に分
解しにくいものがあるためである。従つてこれまでは、
所望のイオン形態をとるホウ素の総量がガス中に含まれ
るホウ素の総量より相当小さくなっていた。
プラズマ解離式イオン源は、プラズマを発生するため
に非荷電気体材料の電子衝撃に頼っている。一般に使用
されている電子衝撃イオン源は側面抽出熱陰極形式であ
り、円筒状の陽極内部に単一ロッド形フィラメント陰極
を、該フィラメント陰極の軸と円筒状陽極の軸が相互に
平行になるように配設して成る。これらの軸に対して平
行に外から印加される固定磁界もイオン化電子の運動を
束縛するのを助けるように加えられる。イオン化したい
気体材料は、陽極壁内を貫通できる。
に非荷電気体材料の電子衝撃に頼っている。一般に使用
されている電子衝撃イオン源は側面抽出熱陰極形式であ
り、円筒状の陽極内部に単一ロッド形フィラメント陰極
を、該フィラメント陰極の軸と円筒状陽極の軸が相互に
平行になるように配設して成る。これらの軸に対して平
行に外から印加される固定磁界もイオン化電子の運動を
束縛するのを助けるように加えられる。イオン化したい
気体材料は、陽極壁内を貫通できる。
気体材料をイオン化するためには、フィラメント陰極
と円筒陽極との間に電位差を設定する。この電界を用い
てフィラメント陰極から熱電子放出される電子に対し放
射エネルギーを付与する。電子がイオン化に必要なエネ
ルギーを獲得できれば衝突が生じ、プラズマが発生する
ことになる。プラズマ内部で生成される正のイオンは、
その後陽極壁に長手方向に設けた細いスリットから抽出
することができる。
と円筒陽極との間に電位差を設定する。この電界を用い
てフィラメント陰極から熱電子放出される電子に対し放
射エネルギーを付与する。電子がイオン化に必要なエネ
ルギーを獲得できれば衝突が生じ、プラズマが発生する
ことになる。プラズマ内部で生成される正のイオンは、
その後陽極壁に長手方向に設けた細いスリットから抽出
することができる。
正イオンの抽出は、負にバイアスした電極をプラズマ
外部に長手方向スリット面と一致させて配設することに
よって行なわれる。この電極が陽極と共に電界を形成
し、これがプラズマ境界と相互作用してプラズマから出
る正イオンを加速する。
外部に長手方向スリット面と一致させて配設することに
よって行なわれる。この電極が陽極と共に電界を形成
し、これがプラズマ境界と相互作用してプラズマから出
る正イオンを加速する。
所定のイオン源の効率は、イオン化電子の密度および
温度、ひいてはプラズマ温度と密接に関連することが理
論づけられてる。またイオン化電子にプラズマ内部の比
較的長い道程を横断させて、中性気体粒子に衝突する可
能性を増大する必要がある。上述のようなイオン源で
は、フィラメントの加熱に使用する電流から得られる磁
界と外的に印加される磁界との相互作用によってこれを
達成している。
温度、ひいてはプラズマ温度と密接に関連することが理
論づけられてる。またイオン化電子にプラズマ内部の比
較的長い道程を横断させて、中性気体粒子に衝突する可
能性を増大する必要がある。上述のようなイオン源で
は、フィラメントの加熱に使用する電流から得られる磁
界と外的に印加される磁界との相互作用によってこれを
達成している。
フィラメント電流が十分な場合、荷電粒子はフィラメ
ント陰極からの半径方向距離の相違に伴なって半径方向
ドリフト速度も変わるものと考えられる。フィラメント
に近い荷電粒子はフィラメント陰極の正の側に向かっ
て、また半径方向距離の大きい所ではフィラメント軸に
関して方位角的に正味のドリフト速度を有することにな
る。従ってほとんどの電子が半径方向の直進ドリフトメ
カニズムによって陽極への到達を妨害され、強制的に長
い道程を横断するようになる。但し、フィラメントの正
の側へ向かう電子の固有のドリフトもある。陽極の軸方
向端部に到達するこれらの電子は陽極によって捕集され
るため、プラズマから除去されることになり、結果的に
イオン収率が予想より低くなるのである。
ント陰極からの半径方向距離の相違に伴なって半径方向
ドリフト速度も変わるものと考えられる。フィラメント
に近い荷電粒子はフィラメント陰極の正の側に向かっ
て、また半径方向距離の大きい所ではフィラメント軸に
関して方位角的に正味のドリフト速度を有することにな
る。従ってほとんどの電子が半径方向の直進ドリフトメ
カニズムによって陽極への到達を妨害され、強制的に長
い道程を横断するようになる。但し、フィラメントの正
の側へ向かう電子の固有のドリフトもある。陽極の軸方
向端部に到達するこれらの電子は陽極によって捕集され
るため、プラズマから除去されることになり、結果的に
イオン収率が予想より低くなるのである。
上述したように、単一荷電されたホウ素イオン(B+)
が必要な場合、特にこのような収率の低下が著しい。ホ
ウ素イオン源材料として一般に使用されるのは室温で気
体となる三フッ化ホウ素(BF3)であり、元素としての
ホウ素は気体温度が高いため使用されない。このイオン
源材料を用いて生成したイオンビームを分析すると所望
のホウ素イオンの他にBF+およびBF2 +のようなイオンも
存在しており、その結果単一荷電ホウ素イオンの占める
割合が相対的に低くなり、通常には15%未満となってい
ることが分かる。
が必要な場合、特にこのような収率の低下が著しい。ホ
ウ素イオン源材料として一般に使用されるのは室温で気
体となる三フッ化ホウ素(BF3)であり、元素としての
ホウ素は気体温度が高いため使用されない。このイオン
源材料を用いて生成したイオンビームを分析すると所望
のホウ素イオンの他にBF+およびBF2 +のようなイオンも
存在しており、その結果単一荷電ホウ素イオンの占める
割合が相対的に低くなり、通常には15%未満となってい
ることが分かる。
先行技術システムの中には、フィラメント陰極の両側
に金属製電子反射器を配置してこのような電子漏れを低
減しているものがある。金属製反射器を用いて陰極/陽
極電界をかく乱させ、電子を再び放電中心部に向かわせ
ている。また、別の先行技術の方法ではフィラメント両
端部の磁界を大きくし、この大きくした磁界に反射器と
同様に電子を放電側に反射して戻す働きをさせている。
に金属製電子反射器を配置してこのような電子漏れを低
減しているものがある。金属製反射器を用いて陰極/陽
極電界をかく乱させ、電子を再び放電中心部に向かわせ
ている。また、別の先行技術の方法ではフィラメント両
端部の磁界を大きくし、この大きくした磁界に反射器と
同様に電子を放電側に反射して戻す働きをさせている。
上記のような先行技術のシステムも概ね十分な効果を
あげているが、これらシステムはイオン源供給材料とし
て気体ホウ素化合物を使用する場合にホウ素イオンの収
率を有意に増大するために必要とされる高いプラズマ温
度を発生しない。また、ある種の先行技術システムにお
いては、抽出電極電流の増大と共に抽出スリットに対し
て平行なイオンビームの流れを対称性が低減することが
観察されている。
あげているが、これらシステムはイオン源供給材料とし
て気体ホウ素化合物を使用する場合にホウ素イオンの収
率を有意に増大するために必要とされる高いプラズマ温
度を発生しない。また、ある種の先行技術システムにお
いては、抽出電極電流の増大と共に抽出スリットに対し
て平行なイオンビームの流れを対称性が低減することが
観察されている。
このような事情に鑑みて、本発明はイオンビーム電流
密度の均一性を良好ならしめることを目的としている。
密度の均一性を良好ならしめることを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は請求項1または請求項13に記載の構成を有す
る。具体的には側面抽出式熱陰極形のイオン源装置で、
陽極の両端部に陰極を取囲むように設けた第1、2の補
助電極(31,32)を設け、これらの補助電極を陰極およ
び陽極から電気的に絶縁させ、補助電極と電位を印加す
る手段、補助電極を相互接続する手段、各補助電極を陰
極のそれぞれの反対側端部と交差接続する手段、および
陽極、陰極アームに対して固定電位にバイアスする手段
を備えている。
る。具体的には側面抽出式熱陰極形のイオン源装置で、
陽極の両端部に陰極を取囲むように設けた第1、2の補
助電極(31,32)を設け、これらの補助電極を陰極およ
び陽極から電気的に絶縁させ、補助電極と電位を印加す
る手段、補助電極を相互接続する手段、各補助電極を陰
極のそれぞれの反対側端部と交差接続する手段、および
陽極、陰極アームに対して固定電位にバイアスする手段
を備えている。
(作 用) 関連技術分野で周知の通り、プラズマの存在下である
種の現象が生じる理由を確信をもって結論づけることは
困難であるが、本発明の構成から補助フィラメント電極
が電子の軸方向ドリフトを有効に防止し、これによって
放電の均一性が増す結果プラズマ温度が高くなり、スリ
ットに対して平行な方向でのイオンビーム電流密度の均
一性が向上することになる。
種の現象が生じる理由を確信をもって結論づけることは
困難であるが、本発明の構成から補助フィラメント電極
が電子の軸方向ドリフトを有効に防止し、これによって
放電の均一性が増す結果プラズマ温度が高くなり、スリ
ットに対して平行な方向でのイオンビーム電流密度の均
一性が向上することになる。
(実施例) 第1図と第3図を参照すると、気体イオン源材料のプ
ラズマ解離に基く周知の形式のイオン源10が概略的に示
されている。イオン源10はモリブデンやタンタル等から
成る中空円筒陽極12を含み、その中に軸方向に延びる加
熱フィラメント陰極14が配設されている。イオン源10は
真空室(図示略)に内蔵されており、所望のイオン材料
の気体化合物を導入管16を介して円筒陽極内部に流入さ
せる。第3図に示すように陽極と陰極の間に直流電圧差
を生じさせる。この時の電圧の振幅は陰極と陽極の間に
ある気体を通して放電を発生できる温度のものである。
この放電によって気体の解離が生じて各種の中性および
荷電粒子となる。中性粒子は気流の一部として排気スリ
ット18から流出し、正および負の荷電粒子が陽極12の内
部空間20を満たす。スリット18の近辺をドリフトする正
電荷粒子が抽出電極19によって陽極から抽出された後、
周知の方法で加速されて荷電粒子ビームとなる。
ラズマ解離に基く周知の形式のイオン源10が概略的に示
されている。イオン源10はモリブデンやタンタル等から
成る中空円筒陽極12を含み、その中に軸方向に延びる加
熱フィラメント陰極14が配設されている。イオン源10は
真空室(図示略)に内蔵されており、所望のイオン材料
の気体化合物を導入管16を介して円筒陽極内部に流入さ
せる。第3図に示すように陽極と陰極の間に直流電圧差
を生じさせる。この時の電圧の振幅は陰極と陽極の間に
ある気体を通して放電を発生できる温度のものである。
この放電によって気体の解離が生じて各種の中性および
荷電粒子となる。中性粒子は気流の一部として排気スリ
ット18から流出し、正および負の荷電粒子が陽極12の内
部空間20を満たす。スリット18の近辺をドリフトする正
電荷粒子が抽出電極19によって陽極から抽出された後、
周知の方法で加速されて荷電粒子ビームとなる。
周知のイオン注入方法によると、周知の質量荷電分離
技術を用いてビームから所要の粒子が分離される。
技術を用いてビームから所要の粒子が分離される。
荷電粒子の数、すなわち陽極12内部のプラズマ密度を
大きくするために、極片22を備えた磁石を用いて陽極12
の周辺およびその内部に軸方向の磁界23を形成する。こ
の軸方向磁界はプラズマ電子を陰極から陽極に向かって
比較的直接に向かわせるのではなく、陰極の周りを回動
させることによって電子の道程を長くし、結果的にプラ
ズマ密度が高くなる。上述のように陰極14に沿って電流
が流れるために補助磁界が存在し、この磁界が電子を陽
極の長手方向に沿って軸方向に軸方向端部24に向かって
ドリフトさせるため、電子は軸方向端部24に集まろうと
する。本発明によると電子のドリフトまたは陽極端部へ
の集合が最小化される。
大きくするために、極片22を備えた磁石を用いて陽極12
の周辺およびその内部に軸方向の磁界23を形成する。こ
の軸方向磁界はプラズマ電子を陰極から陽極に向かって
比較的直接に向かわせるのではなく、陰極の周りを回動
させることによって電子の道程を長くし、結果的にプラ
ズマ密度が高くなる。上述のように陰極14に沿って電流
が流れるために補助磁界が存在し、この磁界が電子を陽
極の長手方向に沿って軸方向に軸方向端部24に向かって
ドリフトさせるため、電子は軸方向端部24に集まろうと
する。本発明によると電子のドリフトまたは陽極端部へ
の集合が最小化される。
第2図を参照すると、陽極12、フィラメント陰極14、
ガス導入管16、および抽出スリット18とを含んで成る先
行技術の熱陰極イオン源10が示されている。先行技術で
は円筒陽極12の両端部に設けた開口に受容されている絶
縁体26の内部にフィラメントが装着される。上述のよう
な電子のドリフトをここでは矢印Eで表している。第2
図に示されるように、先行技術イオン源は陽極端部に隣
接するフィラメントに直接取付けた反射器28を含むもの
であってもよい。
ガス導入管16、および抽出スリット18とを含んで成る先
行技術の熱陰極イオン源10が示されている。先行技術で
は円筒陽極12の両端部に設けた開口に受容されている絶
縁体26の内部にフィラメントが装着される。上述のよう
な電子のドリフトをここでは矢印Eで表している。第2
図に示されるように、先行技術イオン源は陽極端部に隣
接するフィラメントに直接取付けた反射器28を含むもの
であってもよい。
第3図には、本発明の好適実施例が示されている。こ
の実施例では、フィラメント14が第1絶縁体29,30に装
着されており、第1絶縁体は円筒状の補助電極(第1,第
2電極)31,32の内部に装着されている。次にこのアセ
ンブリが陽極12の両端部に形成された開口に受容されて
いる円筒状絶縁体34の内部に装着されている。
の実施例では、フィラメント14が第1絶縁体29,30に装
着されており、第1絶縁体は円筒状の補助電極(第1,第
2電極)31,32の内部に装着されている。次にこのアセ
ンブリが陽極12の両端部に形成された開口に受容されて
いる円筒状絶縁体34の内部に装着されている。
第3図に示すように、イオン源10の電力供給は周知の
方法、例えば4.5ボルト程度のフィラメント電圧で、70
ボルト程度のアーク電圧を陽極と陰極間に印加し、20kV
程度の電圧を陽極と抽出電極19との間に印加して行なう
好適実施例では補助電極31と32が接続線36を介して接続
される。こうして短絡させると、空間20の中のプラズマ
両端部の電位が同じになり、それによってプラズマ内部
での電子の軸方向ドリフトが阻止される。プラズマの中
心部分から電極31,32に向かって電子が軸方向外側にド
リフトする時、これらの電子の中には電極に衝突して電
極を帯電させるものがあると考えられる。この電荷が電
極をバイアスし、イオン源の電界をかく乱させて、ドリ
フトしている電子を再びプラズマの中心部分に押し戻す
働きをする。試験の結果、熱陰極源を第3図の方式で動
作させた場合、三フッ化ホウ素からのB+イオンの量が20
%〜25%の範囲で実質的な増加を示すことが証明され
た。
方法、例えば4.5ボルト程度のフィラメント電圧で、70
ボルト程度のアーク電圧を陽極と陰極間に印加し、20kV
程度の電圧を陽極と抽出電極19との間に印加して行なう
好適実施例では補助電極31と32が接続線36を介して接続
される。こうして短絡させると、空間20の中のプラズマ
両端部の電位が同じになり、それによってプラズマ内部
での電子の軸方向ドリフトが阻止される。プラズマの中
心部分から電極31,32に向かって電子が軸方向外側にド
リフトする時、これらの電子の中には電極に衝突して電
極を帯電させるものがあると考えられる。この電荷が電
極をバイアスし、イオン源の電界をかく乱させて、ドリ
フトしている電子を再びプラズマの中心部分に押し戻す
働きをする。試験の結果、熱陰極源を第3図の方式で動
作させた場合、三フッ化ホウ素からのB+イオンの量が20
%〜25%の範囲で実質的な増加を示すことが証明され
た。
第4図に示す本発明の別の実施例では、陰極の構造と
基本的な電源接続が第3図の場合と同じであるが、異な
る点として補助電極31が接続線38を介してフィラメント
14の反対側端部に電気的に接続される一方、補助電極32
が接続線39を介してフィラメント14の反対側端部に電気
的に接続されている。このような構成にすることによ
り、フィラメント間での電圧降下がプラズマに与える影
響を無くすと共に、電子の軸方向ドリフトも阻止され
る。
基本的な電源接続が第3図の場合と同じであるが、異な
る点として補助電極31が接続線38を介してフィラメント
14の反対側端部に電気的に接続される一方、補助電極32
が接続線39を介してフィラメント14の反対側端部に電気
的に接続されている。このような構成にすることによ
り、フィラメント間での電圧降下がプラズマに与える影
響を無くすと共に、電子の軸方向ドリフトも阻止され
る。
第5図に示した実施例では、電圧源40と接続線41,42
を介してフィラメントと補助電極の間に電圧が印加さ
れ、これが電子を放電の中心部に向わせる働きをする。
この実施例では電極31,32および/または絶縁体29,30,3
4から材料をスパッタさせる傾向が普通より大きくなる
が、これらの部品をベリリウム、アルミニウム、亜鉛の
ようなイオンビームに好適な材料で構成すると、所定の
工程ではこのスパッタ傾向を有利に利用することができ
る。
を介してフィラメントと補助電極の間に電圧が印加さ
れ、これが電子を放電の中心部に向わせる働きをする。
この実施例では電極31,32および/または絶縁体29,30,3
4から材料をスパッタさせる傾向が普通より大きくなる
が、これらの部品をベリリウム、アルミニウム、亜鉛の
ようなイオンビームに好適な材料で構成すると、所定の
工程ではこのスパッタ傾向を有利に利用することができ
る。
第6図に示した実施例では、25ボルト程度の電圧をフ
ィラメント14の一端部と補助電極31との間に電圧源43と
接続線44,45を介して印加する一方、電圧源46と接続線4
8,49を介して同等値の電圧をフィラメント14の他端部と
補助電極32との間に印加する。
ィラメント14の一端部と補助電極31との間に電圧源43と
接続線44,45を介して印加する一方、電圧源46と接続線4
8,49を介して同等値の電圧をフィラメント14の他端部と
補助電極32との間に印加する。
以上、特定形式のイオン源に関連して本発明の説明を
行なって来たが、この概念は他のイオン源にも応用し得
るものである。例えば第7図はフィラメント陰極をプラ
ズマの形にした熱陰極イオン源を示したものである。参
照番号110で示すこのイオン源は第1陽極112と、第2陽
極114と、抽出スリット118を形成した第3円筒陽極116
と、プラズマフィラメント122を形成するプラズマ銃120
とを含んでいる。このプラズマフィラメント(陰極)12
2は、第7図に示すように、プラズマ銃120の出力によっ
て形成され、陽極112,114の間に延びて維持される。従
って、陽極112,114は、ハウジング内部でこの陰極122を
支持する手段を構成する。
行なって来たが、この概念は他のイオン源にも応用し得
るものである。例えば第7図はフィラメント陰極をプラ
ズマの形にした熱陰極イオン源を示したものである。参
照番号110で示すこのイオン源は第1陽極112と、第2陽
極114と、抽出スリット118を形成した第3円筒陽極116
と、プラズマフィラメント122を形成するプラズマ銃120
とを含んでいる。このプラズマフィラメント(陰極)12
2は、第7図に示すように、プラズマ銃120の出力によっ
て形成され、陽極112,114の間に延びて維持される。従
って、陽極112,114は、ハウジング内部でこの陰極122を
支持する手段を構成する。
また、プラズマ銃120は、プラズマフィラメント122を
作り出し、このプラズマフィラメントからなる陰極と第
3陽極116との間に静電界を発生させるので、陰極とハ
ウジング(陽極)との間に静電界を形成する手段とな
り、さらに、プラズマ銃120は、プラズマ(イオン及び
中性粒子)を形成することにより、プラズマフィラメン
ト122を生じて、そこに加熱電流を発生する手段ともな
る。
作り出し、このプラズマフィラメントからなる陰極と第
3陽極116との間に静電界を発生させるので、陰極とハ
ウジング(陽極)との間に静電界を形成する手段とな
り、さらに、プラズマ銃120は、プラズマ(イオン及び
中性粒子)を形成することにより、プラズマフィラメン
ト122を生じて、そこに加熱電流を発生する手段ともな
る。
第3図〜第6図の実施例における第1,第2電極31,32
に対応する補助電極131,132は、プラズマフィラメント1
22を取り囲んでいるが、このプラズマを介して接触して
いないので、プラズマフィラメント、即ち、陰極122と
補助電極131,132との間に電気的な絶縁が保たれる。し
たがって、補助電極131,132は、それぞれ第1,第2の電
極を陰極から電気的に絶縁する手段を構成する。
に対応する補助電極131,132は、プラズマフィラメント1
22を取り囲んでいるが、このプラズマを介して接触して
いないので、プラズマフィラメント、即ち、陰極122と
補助電極131,132との間に電気的な絶縁が保たれる。し
たがって、補助電極131,132は、それぞれ第1,第2の電
極を陰極から電気的に絶縁する手段を構成する。
(発明の効果) 本発明は円筒陽極の両端部にフィラメントとは電気的
に絶縁した電極を配設することによって、プラズマ温度
を高くするとともにスリットに対して平行な方向でのイ
オンビーム電流密度の均一性を良くすることができる。
に絶縁した電極を配設することによって、プラズマ温度
を高くするとともにスリットに対して平行な方向でのイ
オンビーム電流密度の均一性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を組入れた熱陰極イオン源の一形式を示
す概略斜視図、 第2図は従来のイオン源の一部を示す概略断面図、 第3図は本発明を組入れたイオン源の一部を示す概略断
面図、 第4,5,6図は、それぞれ第3図と同様の図で、本発明の
他の実施例を示す各々の概略断面図、 第7図は本発明のさらに別の実施例を示す概略図であ
る。 10……イオン源、12……円筒陽極、14……フィラメント
陰極、16……ガス導入管、29,30……第1絶縁体、31,32
……補助電極、34……円筒状絶縁体、36,38,39,41,42,4
4,45,48,49……接続線、40,43,46……電圧源
す概略斜視図、 第2図は従来のイオン源の一部を示す概略断面図、 第3図は本発明を組入れたイオン源の一部を示す概略断
面図、 第4,5,6図は、それぞれ第3図と同様の図で、本発明の
他の実施例を示す各々の概略断面図、 第7図は本発明のさらに別の実施例を示す概略図であ
る。 10……イオン源、12……円筒陽極、14……フィラメント
陰極、16……ガス導入管、29,30……第1絶縁体、31,32
……補助電極、34……円筒状絶縁体、36,38,39,41,42,4
4,45,48,49……接続線、40,43,46……電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート アラン ムーア アメリカ合衆国,テキサス 78704,オ ースティン,イー.リバーサイド 222 (56)参考文献 特開 昭54−29970(JP,A) 特開 昭62−190635(JP,A)
Claims (23)
- 【請求項1】室を形成するハウジング(12)と、該ハウ
ジング内部に陰極(14)を支持する手段(29,30,31,32,
34)と前記陰極とハウジングとの間に静電界を形成する
手段と、前記陰極の対向端部間に直流電圧を印加して該
陰極内に加熱電流を生じる手段と、前記室の中にイオン
化し得る気体源を供給する手段(16)とを含んでなるイ
オン源装置(10)において、 前記陰極の一端部に隣接して設けられている第1電極
(31)と、前記第1電極を前記陰極及び前記ハウジング
から電気的に絶縁する手段(29,34)と、前記陰極の他
端部に隣接して設けられている第2電極(32)と、前記
第2電極を前記陰極および前記ハウジングから電気的に
絶縁する手段(30,34)と、前記第1および第2電極に
電位を与えるように作動するバイアス手段(36〜49)と
を含むイオン源装置。 - 【請求項2】前記バイアス手段が、前記第1電極と第2
電極を等しい電位に維持する手段(36)を含んでいる請
求項1記載の装置。 - 【請求項3】前記バイアス手段が、前記第1電極と第2
電極を相互接続する手段(36)を含んでいる請求項2記
載の装置。 - 【請求項4】前記バイアス手段が、前記第1電極と前記
第2電極に隣接する前記陰極の電位にバイアスする手段
(38)と、前記第2電極を前記第1電極に隣接する前記
陰極の電位にバイアスする手段(39)とを含んでいる請
求項1記載の装置。 - 【請求項5】前記バイアス手段が、前記第2電極に隣接
する地点で前記第1電極を前記陰極に電気的に接続する
手段(38)と、前記第1電極に隣接する地点で前記第2
電極を前記陰極に電気的に接続する手段(39)とを含ん
でいる請求項4記載の装置。 - 【請求項6】前記バイアス手段が、前記陰極と前記第1,
第2電極の両方との間に所定の電位を与える手段(40,4
1,42)を含んでいる請求項1記載の装置。 - 【請求項7】前記バイアス手段が、前記第1電極を前記
第2電極に電気的に接続する手段(42)と、前記陰極と
前記第1,第2電極の両方との間に直流電圧を印加する手
段(40,41)とを含んでいる請求項6記載の装置。 - 【請求項8】前記バイアス手段が、前記第1電極と前記
陰極の前記第1電極と反対側の端部との間に第1直流電
圧を印加する手段(43,44,45)と、前記第2電極と前記
陰極の前記第2電極と反対側の端部との間に第2直流電
圧を印加する手段(46,48,49)とを含んでいる請求項1
記載の装置。 - 【請求項9】前記第1直流電圧と第2直流電圧とが等し
い大きさである請求項8記載の装置。 - 【請求項10】前記陰極がワイヤフィラメントからなる
請求項1〜9のいずれかに記載の装置。 - 【請求項11】前記陰極がプラズマ銃によって形成され
るプラズマフィラメント(122)からなる請求項1〜9
のいずれかに記載の装置。 - 【請求項12】前記ハウジング周辺およびその内部に前
記陰極とほぼ平行に延びる磁界を印加する手段(22)を
含んでいる請求項1〜9のいずれかに記載の装置。 - 【請求項13】所望物質の複数のイオンを含む粒子ビー
ムを形成する装置(10)であって、略円筒状の陽極(1
2)と、該陽極の内部に軸方向に配置されかつ前記陽極
の第1端部壁と第2端部壁にそれぞれ形成された第1の
開口及び第2の開口を貫通して延びる細長い陰極(14)
と、前記陰極を前記陽極から電気的に絶縁する手段(2
9,30,34)と、所望の物質を含む気体材料を陰極と陽極
の間に導入する手段(16)と、前記気体材料を溶解して
前記所望物質の複数のイオンを含む各種粒子からなるプ
ラズマにするのに十分な強度の放電を前記陽極と前記陰
極の間に発生させる手段と、前記プラズマに磁界を印加
する手段(22)とを含んでいる装置において、 前記第1の開口に前記陰極を取り囲むように受容されて
いる第1電極(31)と、前記第1電極を前記陰極および
前記陽極から電気的に絶縁する手段(29,34)と、前記
第2の開口に前記陰極を取り囲むように受容されている
第2電極(32)と、前記第2電極を前記陰極および前記
陽極から電気的に絶縁する手段(30,34)と、前記第1
および第2電極に電位を与えるために動作するバイアス
手段(36〜49)とを含んでいるイオンビーム形成装置。 - 【請求項14】前記バイアス手段が、前記第1電極と第
2電極を等しい電位に維持する手段(36)を含んでいる
請求項13記載の装置。 - 【請求項15】前記バイアス手段が、前記第1電極と第
2電極を相互接続する手段(36)を含んでいる請求項14
記載の装置。 - 【請求項16】前記バイアス手段が、前記第1電極を前
記第2電極に隣接する前記陰極の電位にバイアスする手
段(38)と、前記第2電極を前記第1電極に隣接する前
記陰極の電位にバイアスする手段(39)とを含んでいる
請求項13記載の装置。 - 【請求項17】前記バイアス手段が、前記第2電極に隣
接する地点で前記第1電極を前記陰極に電気的に接続す
る手段(38)と、前記第1電極に隣接する地点で前記第
2電極を前記陰極に電気的に接続する手段(39)とを含
んでいる請求項16記載の装置。 - 【請求項18】前記バイアス手段が、前記陰極と前記第
1,第2電極の両方との間に所定電位を与える手段(40,4
1,42)を含んでいる請求項13記載の装置。 - 【請求項19】前記バイアス手段が、前記第1電極を前
記第2電極に電気的に接続する手段(42)と、前記陰極
と前記第1,第2電極の両方との間に直流電圧を印加する
手段(40,41)とを含んでいる請求項18記載の装置。 - 【請求項20】前記バイアス手段が、前記第1電極と前
記陰極の前記第1電極と反対側の端部との間に第1直流
電圧を印加する手段(43,44,45)と、前記第2電極と前
記陰極の前記第2電極と反対側の端部との間に第2直流
電圧を印加する手段(46,48,49)とを含んでいる請求項
13記載の装置。 - 【請求項21】前記第1直流電圧と第2直流電圧が等し
い大きさである請求項20記載の装置。 - 【請求項22】前記陰極がワイヤフィラメントからなる
請求項13〜21のいずれかに記載の装置。 - 【請求項23】前記第1電極と第2電極(31,32)が円
筒形であり、前記第1および第2電極を前記陰極から電
気的に絶縁する前記手段が、前記第1,第2電極の両方と
前記陰極との間に半径方向に配設されている第1円筒絶
縁体(29,30)を含んでおり、前記第1,第2電極を前記
陽極から電気的に絶縁する前記手段が、前記第1,第2電
極の両方と前記陽極と端部壁との間に半径方向に配設さ
れている第2円筒絶縁体(34)を含んでいる請求項13〜
21のいずれかに記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US49759 | 1987-05-12 | ||
US07/049,759 US4760262A (en) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | Ion source |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63308854A JPS63308854A (ja) | 1988-12-16 |
JP2724464B2 true JP2724464B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=21961563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63113417A Expired - Fee Related JP2724464B2 (ja) | 1987-05-12 | 1988-05-10 | イオン源装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4760262A (ja) |
EP (1) | EP0291185B1 (ja) |
JP (1) | JP2724464B2 (ja) |
CN (1) | CN1017102B (ja) |
DE (1) | DE3881579T2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8820359D0 (en) * | 1988-08-26 | 1988-09-28 | Atomic Energy Authority Uk | Charged particle grid |
US5105123A (en) * | 1988-10-27 | 1992-04-14 | Battelle Memorial Institute | Hollow electrode plasma excitation source |
US4891525A (en) | 1988-11-14 | 1990-01-02 | Eaton Corporation | SKM ion source |
US5162699A (en) * | 1991-10-11 | 1992-11-10 | Genus, Inc. | Ion source |
US5523646A (en) * | 1994-08-17 | 1996-06-04 | Tucciarone; John F. | An arc chamber assembly for use in an ionization source |
JP3268180B2 (ja) * | 1994-11-18 | 2002-03-25 | 株式会社東芝 | イオン発生装置、イオン照射装置、及び半導体装置の製造方法 |
US5576600A (en) * | 1994-12-23 | 1996-11-19 | Dynatenn, Inc. | Broad high current ion source |
US6037587A (en) * | 1997-10-17 | 2000-03-14 | Hewlett-Packard Company | Chemical ionization source for mass spectrometry |
US6271529B1 (en) | 1997-12-01 | 2001-08-07 | Ebara Corporation | Ion implantation with charge neutralization |
US6084241A (en) * | 1998-06-01 | 2000-07-04 | Motorola, Inc. | Method of manufacturing semiconductor devices and apparatus therefor |
AUPP479298A0 (en) * | 1998-07-21 | 1998-08-13 | Sainty, Wayne | Ion source |
US6630774B2 (en) * | 2001-03-21 | 2003-10-07 | Advanced Electron Beams, Inc. | Electron beam emitter |
US7804076B2 (en) * | 2006-05-10 | 2010-09-28 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd | Insulator for high current ion implanters |
US9691584B1 (en) * | 2016-06-30 | 2017-06-27 | Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. | Ion source for enhanced ionization |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB916703A (en) * | 1960-05-18 | 1963-01-23 | Atomic Energy Authority Uk | Improvements in or relating to ion sources |
US4139772A (en) * | 1977-08-08 | 1979-02-13 | Western Electric Co., Inc. | Plasma discharge ion source |
DE2855864A1 (de) * | 1978-12-22 | 1980-07-10 | Ibm Deutschland | Ionenquelle, insbesondere fuer ionenimplantationsanlagen |
JPS59160941A (ja) * | 1984-02-17 | 1984-09-11 | Hitachi Ltd | イオン源 |
US4608513A (en) * | 1984-09-13 | 1986-08-26 | Varian Associates, Inc. | Dual filament ion source with improved beam characteristics |
JPS61142645A (ja) * | 1984-12-17 | 1986-06-30 | Hitachi Ltd | 正,負兼用イオン源 |
JPH06258546A (ja) * | 1993-03-09 | 1994-09-16 | Hitachi Ltd | 光分配素子、光分配回路及び分配回路構成方法 |
-
1987
- 1987-05-12 US US07/049,759 patent/US4760262A/en not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-04-21 DE DE8888303598T patent/DE3881579T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-04-21 EP EP88303598A patent/EP0291185B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-05-10 JP JP63113417A patent/JP2724464B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1988-05-11 CN CN88102716A patent/CN1017102B/zh not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0291185A2 (en) | 1988-11-17 |
EP0291185A3 (en) | 1989-12-06 |
CN1017102B (zh) | 1992-06-17 |
JPS63308854A (ja) | 1988-12-16 |
CN1030327A (zh) | 1989-01-11 |
DE3881579T2 (de) | 1993-09-23 |
DE3881579D1 (de) | 1993-07-15 |
US4760262A (en) | 1988-07-26 |
EP0291185B1 (en) | 1993-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2995388B2 (ja) | イオン注入機に使用するイオン発生装置とその方法 | |
US4388560A (en) | Filament dispenser cathode | |
US7176469B2 (en) | Negative ion source with external RF antenna | |
JP2724464B2 (ja) | イオン源装置 | |
JP3414398B2 (ja) | イオンビームガン | |
JP2000054951A (ja) | 静電動力装置 | |
US4988869A (en) | Method and apparatus for electron-induced dissociation of molecular species | |
US3999072A (en) | Beam-plasma type ion source | |
US3406349A (en) | Ion beam generator having laseractivated ion source | |
US4412153A (en) | Dual filament ion source | |
US4728862A (en) | A method for achieving ignition of a low voltage gas discharge device | |
US5144143A (en) | Device for the ionization of metals having a high melting point, which may be used on ion implanters of the type using ion sources of freeman or similar type | |
US2785311A (en) | Low voltage ion source | |
US4891525A (en) | SKM ion source | |
US3610985A (en) | Ion source having two operative cathodes | |
US10217600B1 (en) | Indirectly heated cathode ion source assembly | |
US3614440A (en) | Gas ionizer devoid of coaxial electrodes | |
JP3075129B2 (ja) | イオン源 | |
US2848620A (en) | Ion producing mechanism | |
US3514666A (en) | Charged particle generator yielding a mono-energetic ion beam | |
GB2070853A (en) | Parallel-connected cathode segment arrangement for a hot cathode electron impact ion source | |
JPH04154036A (ja) | スパッタイオンポンプ | |
JPH0665200B2 (ja) | 高速原子線源装置 | |
EP0101043A2 (en) | Plasma cathode electron beam generating system | |
RU2030015C1 (ru) | Полый катод плазменного эмиттера ионов |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |