JP2724310B2 - 半導体ウエーハの鏡面研磨装置 - Google Patents

半導体ウエーハの鏡面研磨装置

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JP2724310B2
JP2724310B2 JP7624991A JP7624991A JP2724310B2 JP 2724310 B2 JP2724310 B2 JP 2724310B2 JP 7624991 A JP7624991 A JP 7624991A JP 7624991 A JP7624991 A JP 7624991A JP 2724310 B2 JP2724310 B2 JP 2724310B2
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clutch
eccentric
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信夫 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体ウエーハの鏡
面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエーハの研磨は、表面に研磨布
を貼着した下定盤と底面に複数枚のウエーハを貼り付け
た上定盤とを対峙配置し、上記ウエーハを研磨布に押圧
しながら加圧盤及び下定盤を回転させて行う。
【0003】ところで、鏡面研磨前のウエーハに厚み精
度のバラツキが大きい場合、加圧盤と上定盤とを同一中
心線で回転させるとウエーハの厚み精度の均一化が図れ
ない。そこで従来から加圧中心線を加圧盤の中心からず
らし(偏心させ)、加圧盤及び上定盤を一体回転させる
方法が採用されている。
【0004】具体的には、図4に示すように、複数のウ
エーハWを貼着した上定盤41を、3本のボルト42で
加圧盤43に固定する構成とし、上記3本のボルト42
の締め付け量比の調整に依り、加圧中心線に対して上定
盤41を偏心させている。
【0005】しかし上記3本のボルト42によって偏心
量を調整する構成の鏡面研磨装置には、次のような問題
点がある。
【0006】ウエーハWの鏡面研磨に伴い、ウエーハ
Wを貼り付けた上定盤41自体の温度が上昇し、熱膨張
により上定盤が、ボルト締付け箇所以外で変形し、ウエ
ーハWの厚み精度が悪化する。
【0007】ボルト42の締付け量比調節(ウエーハ
Wの厚み精度に応じた偏心量調節)は人手作業であり、
作業に熟練を要し、作業者によってバラツキを生じ、ま
た作業時間もかかる。
【0008】ボルト42による加圧盤43への上定盤
41の固定は、ボルト42によって保持できる上定盤重
量に制限があって上定盤41を大きくすることができ
ず、研磨作業1回当りのウエーハ鏡面研磨枚数を多くす
ることができない。
【0009】ボルト締付けによる上定盤41の偏心
は、偏心範囲が小さく、高精度な研磨ウエーハが得られ
ない。
【0010】加圧中心線に対して上定盤41を偏心さ
せた場合(加圧盤43の中心に対して上定盤44の中心
をずらした場合)、加圧盤43の昇降時に上定盤41が
傾き、上下の定盤が接触して破損を生じる。
【0011】そこで本出願人は、上記〜の不具合を
解消するため、特願平2−9523号において図5に示
す如き鏡面研磨装置を提案した。以下、この発明を「先
願発明」と称する。具体的には、回転駆動軸30を加圧
盤31上に接離可能に加圧盤31から遊離して配し、回
転駆動軸30水平支持板32を設け、該水平支持板3
2上に載置される載置板33を加圧盤31の上面に突設
し、更に、前記回転駆動軸30の下端にクラッチインサ
ート34を取付けると共に加圧盤31の上面に前記クラ
ッチインサート34と係合するクラッチディスク35を
固設した構成のものである。
【0012】上記構成の先願発明は、確かに、ボルト4
2を使用していないため熱膨張に基づく研磨精度の悪化
がなく、偏心操作が載置板33の載置位置調整という簡
易なものであって偏心位置調整作業に熟練を必要とせ
ず、調整作業に要する時間も短くて済む。また、載置板
33は水平支持板32に支えられていて傾きを生ぜず、
そのため上定盤36と下定盤37との接触に基く破損も
ない。更に、ボルト42の締付け量調整による偏心量調
整は調整範囲が小さいが、載置位置の変更によって偏心
量の調整を行う先願発明では、調整範囲が大きくなり、
この結果、厚みに関し高精度の研磨ウエーハが得られ
る。更にまた、ボルト42によって上定盤44を支持す
る従来法に比較すると、上定盤36を一層大きくするこ
とができるため、1回の研磨作業におけるウエーハ研磨
枚数を多くできる等、多くの利点がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところでウエーハの鏡
面研磨では、研磨中にクロス面が摩耗して研磨抵抗が高
くなるため、ウエーハに対する荷重を弱めた、いわゆる
低荷重研磨が必要となる。ところが上記先願発明では、
回転駆動軸と加圧盤との一体化(係合)が、回転駆動軸
からの荷重に依存されており、低荷重の場合にはクラッ
チインサートとクラッチディスクとの係合力が弱ってし
まい、クラッチ滑りを生じて研磨に問題を生じるおそれ
がある。また、上記係合力が弱いことから、研磨スター
ト時の上定盤の回転始動及び研磨ストップ時の上定盤の
回転停止動が正確に行われ難いという問題もある。
【0014】本発明は、上記先願発明の長所を残しつ
つ、係合に関する上述の問題点を解消した半導体ウエー
ハの鏡面研磨装置を提供する目的でなされた。
【0015】
【課題を解決するための手段】具体的には、本願発明の
鏡面研磨装置は、上定盤、下定盤、前記上定盤上に配さ
れる加圧盤及び該加圧盤を押圧し且つ回転させる回転駆
動軸を備えた鏡面研磨装置において、前記加圧盤上に、
回転駆動軸挿入用の透孔を有するハウジングを形成する
と共に、該ハウジング内に、回転駆動軸挿入用の透孔を
有するクラッチハウジングを形成し、前記回転駆動軸
は、ハウジングの透孔縁部内側を支持する水平支持板を
設け、前記加圧盤上に、底面にクラッチ爪を有する偏心
盤を水平移動可能に浮き上り状に配設して該偏心盤に前
記回転駆動軸の先端を上下移動可能に係合させ、加圧盤
の上面にクラッチディスクを配設し、前記偏心盤上に、
前記回転軸の降下時に、前記クラッチハウジングを上方
へ押し上げる挺子材を配設したという構成を採ってい
る。
【0016】
【作用】上記構成に依れば、ハウジングの透孔内におい
て回転駆動軸を移動させることによって、上定盤を加圧
中心線(回転駆動軸の中心線)に対し偏心させることが
できる。すなわちこの回転駆動軸の移動時に浮き上り状
の偏心盤が加圧盤上を移動し、クラッチ爪が係合場所を
所定の偏心位置に位置変えすることとなる。
【0017】そして、上記偏心状態のまま回転駆動軸を
降下させていくと、加圧盤及び上定盤が水平支持板によ
り垂持された状態で降下していき、まず、上定盤の下面
に貼着されているウエーハが下定盤に接する。その後、
更に回転駆動軸を降下させていくと、水平支持板がハウ
ジングの透孔縁部内側から離れ、クラッチ爪がクラッチ
ディスクに係合する。そしてこの際挺子材がクラッチハ
ウジングを上方へ押し上げ上記係合を強固なものとす
る。
【0018】かくして強固な係合状態のもとに、回転駆
動軸の回転が加圧盤を介し上定盤に伝達される状態とな
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明を一実施例たる図1〜3に基い
て説明すると、図中、Wは半導体ウエーハ(以下、「ウ
エーハ」と称する)を示し、鏡面研磨に際しては、上定
盤1の下面に貼着される。2は下定盤であって、該下定
盤2の表面には研磨布3が貼着されている。4は加圧盤
であり、該加圧盤4と上記上定盤2とは、加圧盤4の把
持腕5によって一体的に組付けられている。
【0020】6は上記加圧盤4を押圧し且つ回転せしめ
る回転駆動軸を示し、本発明装置の回転駆動軸6は、図
2に示すように加圧盤4の上方に遊離して配されてい
る。7は回転駆動軸6を上下移動せしめるシリンダ装置
である。また8は加圧中心線を示す。
【0021】上記したように回転駆動軸6を加圧盤4か
ら遊離させて配した場合には、加圧盤4及び上定盤1の
支持手段が必要となり、回転駆動軸6の回転を上定盤1
に伝える回転伝達手段が必要となる。そこで本発明装置
では、加圧盤4上に回転駆動軸7挿入用の透孔9を有す
るハウジング10を形成する一方、回転駆動軸7には、
上記透孔9の縁部内側11を支持する水平支持板12を
設けている。つまり、上記水平支持板12を透孔9の縁
部から下方に遊離させた状態下に、回転駆動軸6を透孔
9内で水平方向に移動させて偏心調整を行い、偏心調整
後水平支持板12を回転駆動軸6の上昇によって引き上
げ、水平支持板12を透孔9の縁部内側に当接させ、以
て加圧盤4及び上定盤1を支持する構成としている。
【0022】13は、上記ハウジング10内に形成され
たクラッチハウジングであり、該クラッチハウジング1
3内に回転伝達手段が収められている。
【0023】具体的には、14は上記クラッチハウジン
グ13内に収められた偏心盤であって、該偏心盤14の
底面にはクラッチ爪15が突設されている。また加圧盤
4の上面(クラッチハウジング13の床面)には、上記
クラッチ爪15が係脱するクラッチディスク16が配設
されている。そして上記偏心盤14の底面には、弾性ピ
ン17が複数本突設され、偏心盤14に荷重がかからな
い時には、偏心盤14を加圧盤4から浮き上らせ、以っ
て、クラッチディスク16とクラッチ爪15との係合を
解く構成としてある。18は上記回転駆動軸6の下端に
固着されたアダプタであって、該アダプタ18は、上下
移動可能に上記偏心盤14に係合され、以て、回転駆動
軸6の回転を偏心盤14に伝える構成としてある。従っ
てクラッチ爪15をクラッチディスク16に係合させた
状態下に回転駆動軸6を回転させると、回転が偏心盤1
4を介して加圧盤4及び上定盤1に伝わる構成としてあ
る。19はクラッチハウジング13の上面に形成された
透孔であって、該透孔19はアダプタ18の水平方向の
移動を許容すべく可成大径に形成されている。
【0024】また、上記アダプタ18には、鍔部20が
形成されている。この鍔部20は上記クラッチ爪15と
クラッチディスク19の係合を強固にする手段の具体化
に寄与している。すなわち、21は、偏心盤14上に枢
着された挺子材であって、該挺子材21の内側端部22
は、上記鍔部20の降下を受け止める部位として供され
る。そして上記挺子材21の外側端部23は、クラッチ
ハウジング13の上面内壁24を押し上げる部位として
供される。実施例では、上記押し上げ力を均等になさし
めるため、外側端部23の上面にリング材25を固着し
ている。つまり、回転駆動軸6を降下させてクラッチ爪
15をクラッチディスク16に係合させた際、上記挺子
材21の内側端部22がアダプタ18の鍔部20によっ
て下げられ、挺子材21が回転して、リング材25を介
し、クラッチハウジング13内部で挺子材21の外側端
部23が上方に、及び、挺子材21の支点26が偏心盤
14を介してクラッチ爪15を下方に押し広げることに
より、上記クラッチ爪15とクラッチディスク16の係
合を強固になさしめる構成としている。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明装置に依れ
ば、偏心量調整作業が容易である等先願発明(特願平2
−9523号)の利点を損うことなく、クラッチインサ
ートとクラッチディスクの結合を強固にすることがで
き、そのため、回転駆動軸の回転が正確且つ確実に上定
盤に伝わり、その結果、ウエーハの研磨厚み精度が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部破断正面図
【図2】同拡大縦断面図
【図3】同一部破断平面図
【図4】従来装置の一部破断正面図
【図5】先願発明装置の縦断面図
【符号の説明】
W ウエーハ 1 上定盤 2 下定盤 4 加圧盤 6 回転駆動軸 9 透孔 10 ハウジング 11 縁部内側 12 水平支持板 13 クラッチハウジング 14 偏心盤 15 クラッチ爪 16 クラッチディスク 19 透孔 21 挺子材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上定盤、下定盤、前記上定盤上に配され
    る加圧盤及び該加圧盤を押圧し且つ回転させる回転駆動
    軸を備えた鏡面研磨装置において、 前記加圧盤上に、回転駆動軸挿入用の透孔を有するハウ
    ジングを形成すると共に、該ハウジング内に、回転駆動
    軸挿入用の透孔を有するクラッチハウジングを形成し、 前記回転駆動軸には、ハウジングの透孔縁部内側を支持
    する水平支持板を設け、 前記加圧盤上に、底面にクラッチ爪を有する偏心盤を水
    平移動可能に浮き上り状に配設して該偏心盤に前記回転
    駆動軸の先端を上下移動可能に係合させ、 加圧盤の上面にクラッチディスクを配設し、 前記偏心盤上に、前記回転軸の降下時に、前記クラッチ
    ハウジングを上方へ押し上げる挺子材を配設した、 ことを特徴とする半導体ウエーハの鏡面研磨装置。
JP7624991A 1991-04-09 1991-04-09 半導体ウエーハの鏡面研磨装置 Expired - Lifetime JP2724310B2 (ja)

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JP2002346918A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Speedfam Co Ltd 両面研磨装置
US10571069B2 (en) * 2017-09-14 2020-02-25 Applied Materials, Inc. Gimbal assembly for heater pedestal
CN111360684B (zh) * 2020-04-08 2022-04-22 中国神华煤制油化工有限公司 研磨工具

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