JP2723250B2 - 雄プラグコネクタ及び雌ソケットコネクタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はプリント回路板などに使用するための、小型
の雌ソケットコネクタに係合するようにされた小型の雄
プラグコネクタと、プリント回路板などに使用するため
の、小型の雄プラグコネクタと係合するようになった小
型の雌ソケットコネクタに関する。

（従来の技術） 電気通信および伝送工学技術における装置や構成諸要
素の小型化に鑑み、とくにコネクタの物理的な諸寸法を
小さくして電気接点の数を増大させることが重要になっ
ている。プリント回路板などに使用する代表的なプラグ
とソケットとで成るコネクタはＤ字型のものであって、
プラグとソケットの間に適正な方向付けが確実になされ
るようになっている。プリント回路板に用いられるプラ
グとソケットとで成るコネクタの一例が米国特許第3,50
0,295号明細書に開示されている。また従来技術の別の
例は、実開昭62−106488号公報に開示されている。

（発明が解決しようとする課題） プリント回路板は最近、多重の層を一体化して構成さ
れるようになっており、構成が複雑となるにつれて、プ
リント回路板に対する電気的接続点が増大し、それに伴
い構成要素とコネクタとを配置するためのプリント回路
板上の領域が減少する。代表的なＤ字形のコネクタは小
型のものであり、通常サブミニアチュアＤ字形電気コネ
クタと称されている。このコネクタは、最大50個までの
電気接点を備えている。計算機装置と周辺器機との間の
電気通信のためには通信母線プロトコルが必要である。
米国規格協会（ANSI）に認可された一つのプロトコル
が、小規模計算機システム・インタフェース（SCSI）で
ある。コネクタの業界内では、現行のサブミニアチュア
Ｄ字形コネクタの50個の電気接点を備えたものと形状や
寸法が変わらないで１バイト以上の幅のSCSI母線を有し
得るコネクタを得たいと考えている。そして現行および
新設計のコネクタ双方には、相互に適合性を保持するよ
うにすることが望まれている。

本発明は、本発明に係る雌ソケットコネクタ及び従来
の雌ソケットコネクタに共に係合し得る雌プラグコネク
タと、本発明に係る雄プラグコネクタおよび従来の雄プ
ラグコネクタに共に係合し得る雌ソケットコネクタとを
提供するものであり、しかも電気接点の増大されたコネ
クタを提供するものである。

（課題を解決するための手段） 後に説明される本発明の実施例に用いられている符号
を参考のために付記して、本発明の基本的構成を示す
と、 一つの基本的構成は、プリント回路板などに使用する
ための、小型の雄ソケットコネクタに係合するようにさ
れた小型の雄プラグコネクタ12であって、この雄プラグ
コネクタ12は導電性金属薄板製の複数のプラグ型接点素
子22と、２つの群の前記接点素子22を堅固に支持する絶
縁支持部材18とを含み、該支持部材18は各該接点素子22
の中間部分が堅固に埋込まれた細長くて比較的狭い支持
ストリップを形成していて、各該接点素子22の端子部分
が該支持ストリップの１方の側に配置されるとともに、
各該接点素子22の接点部分が該支持ストリップの他方の
側に配置されるようになっており、前記支持部材18は更
に前記支持ストリップの前記他方の側から延びているプ
ラグ部分２を有し、このプラグ部分は前記群の各々の接
点素子22の接点部分を整列させており、また、各群の接
点部分を対に分けるために前記プラグ部分から延びてい
る第１のスペーサ装置30aと、前記対の各々の接点部分
を分けるために前記プラグ部分２から延びている第２の
スペーサ装置32aとを含み、前記第２のスペーサ装置32a
は前記第１のスペーサ装置30aより小さい距離だけ前記
プラグ部分２から延びており、前記雄プラグコネクタ12
は該雌プラグコネクタ12と同数の接点素子を有する雌ソ
ケットコネクタに係合するようになっていて、該雄プラ
グコネクタ12の接点素子22のうちのそれぞれ１つと、該
雌ソケットコネクタの接点素子のうちのそれぞれ１つと
の間に電気的接触を確立し、また、前記雄プラグコネク
タ12の接点素子22の数の半分の数の接点素子を有する雌
ソケットコネクタに係合するようになっていて、前記雄
プラグコネクタ12の接点素子22のそれぞれの対と該雌ソ
ケットコネクタの接点素子のそれぞれ１つとの間に電気
的接触を確立するようになっている雄プラグコネクタで
あり、 もう一つの基本的構成は、プリント回路板などに使用
するための、小型の雄プラグコネクタと係合するように
なった小型の雌ソケットコネクタ10であって、この雌ソ
ケットコネクタ10は、導電性金属薄板製の複数のソケッ
ト型接点素子14と、該接点素子14を２群にして堅固に支
持する絶縁支持部材18aとを含み、この支持部材18aは各
該接点素子14の中間部分を堅固に埋込んでいて細長い比
較的に狭い支持ストリップを形成していて、各接点素子
14の端子部分が該支持ストリップの１方の側に配置され
るとともに、各該接点素子14の接点部分が該支持ストリ
ップの他方の側に配置されるようになっており、前記支
持部材18aは更に、前記支持ストリップの前記他方の側
から長手方向に延びる２つの本体部分18bを有してい
て、それらの間にソケットを形成しており、前記本体部
分18bの各々は前記群の各々のそれぞれ１つの接点素子1
4の接点部分を整列させており、また、各群の接点部分
を対に分けるため前記本体部分18bの各々から延びてい
る第１のスペーサ装置30bと、前記対の各々の接点素子1
4を分けるために前記本体部分18bの各々から延びている
第２のスペーサ装置32bとを含み、前記第２のスペーサ
装置32bは前記第１のスペーサ装置30bよりも小さい距離
だけでそれぞれの前記本体部分18bから延びており、前
記雌ソケットコネクタ10はこの雌ソケットコネクタ10の
接点素子14と数が同じ接点素子を有する雄プラグコネク
タと係合して前記雌ソケットコネクタ10の接点素子14の
それぞれ１つと前記雄プラグコネクタの接点素子のそれ
ぞれ１つとの間に電気的接続を確立するとともに、前記
雄ソケットコネクタ10の接点素子14の半数の接点素子を
有する雄プラグコネクタと係合して、前記雌ソケットコ
ネクタ10の接点素子14のそれぞれの対と、この雄プラグ
コネクタの接点素子のそれぞれ１つとの間に電気的接続
を確立するようになっている雌ソケットコネクタであ
る。

（発明の作用および効果） 本発明においては、第１のスペーサ装置及び第２のス
ペーサ装置が備えられているから、多数の接点素子をそ
れぞれ互いに他に対して電気的に確実に絶縁することが
できて、接点素子の数を増大することができる。しか
も、第２のスペーサ装置の長さを第１のスペーサ装置よ
り小さくしているから、接点素子の微少運動に対して過
度の障害になることはなく、接点素子を、対に分けるこ
とと、この対を更に個別に分けることとを巧みに具現さ
せている。かくて、接点素子は、対として１つの接点に
対する接続に協働することもできるし、互いに他とは全
く別々な接続を行なうこともできる。かくて、本発明に
よれば、雄プラグコネクタはそれと同数の接点素子を有
する雌ソケットコネクタと係合して、接点素子同士が１
対１の接続をするようになっており、また、雄プラグコ
ネクタの接点素子の数の半分の数の接点素子を持ち雌ソ
ケットコネクタと係合して、接点素子同士が２対１、す
なわち対に対して１つ、の接続をするようになっている
のである。このことは、本発明の雌ソケットコネクタに
ついても同様に言えることである。

（実施例） 第１図は、従来技術におけるサブミニアチュアＤ字形
コネクタの斜視図であって、上方に描かれたものが雄プ
ラグコネクタ12a、下方に描かれたものが雌ソケットコ
ネクタ10aである。コネクタ10a及び12aは、亜鉛めっき
を施した鋼のような材料で作られたハウジングを有し、
ハウジングに設けられた孔20によって例えばプリント回
路板などに装着される。雄プラグコネクタ12aは複数の
プラグ型接点素子22aと、接点素子22aを支持している支
持部材18cとを有する。雌ソケットコネクタ10aは複数の
ソケット型接点素子14aと、接点素子14aを支持している
支持部材18dとを有する。第2a図に示されているよう
に、支持部材18dは接点素子14aの間に突出している複数
のスペーサ装置30を有している。接点素子14aは端子部
分16をそれぞれ有している。ソケット型接点素子14a及
びプラグ型接点素子22aはベリリウム銅の母材で作ら
れ、接触部における抵抗を減少させるためにニッケル・
ゴールドのめっきを施している。支持部材18c,18dは熱
可塑性の電気絶縁材料で作られる。プリント回路板へ直
接に取り付けるように設計された導線を介して、接点素
子14aはプリント回路板上の或る素子と接続される。雄
プラグソケット12aの接点素子22aの端子部分（第１図で
見える部分）は、リボン・ケーブルまたは線を束ねた電
線ケーブルへ直接接続されるようになっていて、電線ケ
ーブル雄プラグコネクタ12aの接点素子22aの接点部分
（第１図では下になっていて見えない）に電気的に接続
されるようになっている。このような電線ケーブルは、
直径12.7mm（1/2インチ）の束を形成する50対の28番ゲ
ージ電線であればよい。電線ケーブルは極めてたわみ易
くなければならない。かような電線ケーブルは、MA 01
603、ウースター（Worcester）、ゴッダート・メモリア
ル・ドライブ（Goddard Memorial Drive）125所在のマ
ディソン・ケーブル（Madison Cable）社から入手する
ことができる。

本発明の雄プラグコネクタ12は、第3b図、第3c図、第
4b図に示されている。第3b図は、本発明の雄プラグコネ
クタ12の一実施例を端子部分の側から見た頂面図第3c図
は、本発明の雄プラグコネクタ12の他の実施例を端子部
分の側から見た頂面図、第4b図は本発明の雄プラグコネ
クタ12の実施例を接点部分の側から見た底面図である。

第3a図は従来の雄プラグコネクタ12aの頂面図であ
り、第4a図は従来の雄プラグコネクタ12aの底面図であ
る。第3b図及び第3c図（本発明のもの）と第3a図（従来
のもの）、第4b図（本発明のもの）と第4a図（従来のも
の）とを比較参照すると、本発明の構成の特徴が一層よ
く分るであろう。

本発明の雄プラグコネクタ12は、導電性金属薄板製の
複数のプラグ型接点素子22と、２つの群（第3b図、第3c
図、及び第4b図で示される上下の２つの群）の接点素子
22を堅固に支持する絶縁支持部材18とを含んでいる。支
持部材18は接点素子22の中間部分が堅固に埋込まれた
（第５図の上方の図を参照）細長くて比較的狭い支持ス
トリップ18sの形態を呈している。接点素子22の端子部
分22tは第3b図および第3c図に示すように支持ストリッ
プの１方の側に配置され、接点素子22の接点部分22cは
第4b図に示すように支持ストリップの他方の側に配置さ
れる。第4b図及び第５図に見るごとく、支持部材18は支
持ストリップ18sのこの他方の側から延びているプラグ
部分２を有する。プラグ部分２は２つの群の各々の接点
素子22の接点部分を22cを整列させており、また、各群
の接点部分を対に分けるための第１のスペーサ装置30a
がプラグ部分２から延びている。また、この対の各々の
接点部分を更に個別のものに分けるための第２スペーサ
装置32aがプラグ部分２から延びている。第２のスペー
サ装置32aは第１のスペーサ装置30aよりも小さい距離だ
け突出している。本発明においては、かように第１及び
第２のスペーサ装置30a,32aが備えられていることが特
徴であって、この構成と、第4a図の従来技術における１
種類しかないスペーサ装置30cの構成との相違は明瞭で
ある。

第3b図及び第3c図に見るごとく、接点素子22の各対の
接点素子22の端子部分22tは支持部材18の長さに沿って
食い違って配置され、端子部分は４列になっている。支
持ストリップ18sの１側には複数の食い違った突出部3;4
が設けられており、これら突出部3;4が端子部分を食い
違いに保持している。隣接する突出部３と突出部３の間
には第３のスペーサ装置５が備えられている。このよう
に、端子部分を食い違いに配置したことにより、端子部
分は相互間の間隔を比較的大きくして配置され、電線ケ
ーブルとの接続のため、また端子部分の識別のため、更
に端子部分間の絶縁のために有益である。

上述した端子部分の食い違い配置については、後述す
る本発明の雌ソケットコネクタの端子部分についても
（特に図示して説明していないが）同様のことが言える
のである。

第4a図の従来の雄プラグコネクタ12aにおいては、接
点素子22aが50個備えられている。第4b図に示した本発
明の雄プラグコネクタ12においては、接点素子22が100
個備えられている。

第５図は上の図が本発明の雄プラグコネクタ12の実施
例の一部横断面図であり、下の図が本発明の雌ソケット
コネクタ10の実施例の一部横断面図であって、これらは
まだ係合（はまり合い）していない状態で示されてい
る。雄プラグコネクタ12の接点素子22はＬ字形に曲げら
れて端子部分22tが外側に出るようにされたものと、符
号23で示すごとく、Ｌ字形に曲げられていないで端子部
分が内側に出るようにされたものとを含む。このように
して、端子部分の食い違いを具現させている。かような
コネクタの生産性を向上させるためには、従来技術の通
り、Ｌ字形端子がプラグコネクタまたはソケットコネク
タ内に容易に装入されるようにすることが好ましい。

次に、本発明の雌ソケットコネクタ10について説明す
る。本発明の一実施例の雌ソケットコネクタ10は第2b図
の一部側断面図と第５図の下の図の一部横断面図とに示
されている。これら対して、従来の雌ソケットコネクタ
10aは第2a図に一部側断面図で示されている。

本発明の実施例である雌ソケットコネクタ10は導電性
金属薄板製の複数のソケット型接点素子14と、接点素子
14を２群にして堅固に支持する絶縁支持部分18aとを含
んでいる（第５図参照）。支持部材18aは接点素子14の
中間部分を堅固に埋込んでいて細長い比較的に狭い支持
ストリップ18dの形態を呈している。各接点素子14の端
子部16は支持ストリップ18dの１方の側（第2b図で下
側）に配置され、各接点素子14の接点部分14cは支持ス
トリップ18dの他方の側（第2b図で上側）に配置され
る。支持部材18aは、第５図の下の図に示すように、支
持ストリップの他方の側から長手方向に延びる２つの本
体部分18bを有していて、これらの本体部分18bの間にソ
ケットを形成している。本体部分18bの各々は各群のそ
れぞれ１つの接点素子14の接点部分を整列させている。
各群の接点部分を対に分けるため本体部分18bの各々か
ら延びている第１のスペーサ装置30bと、第２のスペー
サ装置32bとを有しており、第２のスペーサ装置32bは第
１のスペーサ装置30bよりも小さい距離だけ本体部分18b
から内方に向けて延びている（第6a図及び第6b図をも参
照）。

第6a図は、本発明の実施例である100個の接点素子14
を有する雌ソケットコネクタ10と、従来の50個の接点素
子22aを有する雄プラグコネクタ12aとが係合した状態を
説明する図である。本発明の実施例の雌ソケットコネク
タ10の第１のスペーサ装置30bで区分された２つの接点
素子14,14と、従来の雄プラグコネクタ12aの１つの接点
素子22aとの間に電気的接続が確立されていることが理
解されよう。

第6b図は本発明の実施例である100個の接点素子14を
有する雌ソケットコネクタ10と、本発明の実施例である
100個の接点素子22を有する雄プラグコネクタ12とが係
合した状態を説明する図である。接点素子14と接点素子
22とが一対一の対応関係で電気的接続が確立されている
ことが理解されよう。雄プラグコネクタ12の接点素子22
は、第１のスペーサ装置30aと第２のスペーサ装置32aと
で隔離されながら、雌ソケットコネクタ10の接点素子14
に正しく対向してはまり込むのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来技術におけるサブミニアチュアＤ字形コ
ネクタの斜視図であって、上方の図が雄プラグコネクタ
を、下方の図が雌ソケットコネクタを示し、第2a図は従
来の雌ソケットコネクタの一部側断面図、第2b図は本発
明の実施例の雌ソケットコネクタの一部側断面図、第3a
図は従来の雄プラグコネクタの頂面図、第3b図は本発明
の一実施例の雄プラグコネクタの頂面図、第3c図は本発
明の別の実施例の雄プラグコネクタの頂面図、第4a図は
従来の雄プラグコネクタの底面図、第4b図は本発明の実
施例の雄プラグコネクタの底面図、第５図は上方の図は
本発明の実施例の雄プラグコネクタの一部横断面図、下
方の図は本発明の実施例の雌ソケットコネクタの一部横
断面図、第6a図は本発明の雌ソケットコネクタと従来の
雄プラグコネクタとが係合した状態を説明する図、第6b
図は、本発明の雌ソケットコネクタと本発明の雄プラグ
コネクタとが係合した状態を説明する図である。 ２……プラグ部分、3,4……ランド、５……第３のスペ
ーサ装置、10……雌ソケットコネクタ、12……雄プラグ
コネクタ、22,14……接点素子、18,18a……支持部材、1
8b……本体部分、30a,30b……第１のスペーサ装置、32
a,32b……第２のスペーサ装置。

フロントページの続き (72)発明者 ロバート アラン リッドホルム アメリカ合衆国ミネソタ州ロビンズデー ル，メジャー アベニュー ノース 3726 (56)参考文献 実開 昭62−106488（ＪＰ，Ｕ)

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】雄プラグコネクタ（12）にして、 導電性金属薄板製の複数のプラグ型接点素子（22）と、
   該接点素子（22）を対向２群に分けて支持する絶縁支持
   部材（18）とを含み、 前記絶縁支持部材（18）は、前記各接点素子（22）の中
   間部分が堅固に埋め込まれた細くて比較的狭い支持スト
   リップ（18s）を形成していて、前記各接点素子（22）
   の端子部分（22t）が該支持ストリップ（18s）の一方の
   側に配置されるとともに、該各接点素子（22）の接点部
   分（22c）が支持ストリップ（18s）の他方の側に配列さ
   れ、前記他方の側から延びているプラグ部分（２）の対
   向両側面の各々の上で前記対向２群の各群の前記各接点
   素子（22）の前記接点部分（22c）が整列され、 前記プラグ部分（２）の各側面から突出し、前記接点素
   子の前記接点部分（22c）を各対に分ける第１スペーサ
   （30a）と、該第１スペーサ（30a）より短い距離で該プ
   ラグ部分（２）の各側面から突出して該各対の該接点部
   分（22c）を個々に分ける第２スペーサ（32a）とを有
   し、 前記接点素子（22）の前記接点部分の各対は、該雄プラ
   グコネクタ（12）にはめ込まれる雌ソケットコネクタの
   接点素子のうちの二つにそれぞれ電気的接触するか、あ
   るいは該雌ソケットコネクタの接点素子のうちの一つに
   電気的接触するようになっている雄プラグコネクタ。
2. 【請求項２】雌ソケットコネクタ（10）にして、 導電性金属薄板製の複数のソケット型接点素子（14）
   と、該各接点素子（14）を対向２群に分けて堅固に支持
   する該絶縁支持部材（18a）とを含み、前記絶縁支持部
   材（18a）は、前記各接点素子（14）の中間部分が堅固
   に埋め込まれた支持ストリップ（18d）を形成し、該接
   点素子（14）の接点部分（14c）が該支持ストリップ（1
   8d）の一側から延出して配列され、しかして該各接点素
   子（14）の端子部分（16）が該支持ストリップ（18d）
   の他方の側から延出して配列されている導電性の複数の
   接点素子（14）とで構成され、 前記支持ストリップ（18d）の前記一方の側から延出し
   た中空の本体部分（18b）の２つの対向隔置する内面の
   各々に沿って前記対向２群の各群の前記接点素子（14）
   が整列され、 前記本体部分（18b）の前記各内面から突出して前記接
   点素子（14）の接点部分（14c）を各対に分ける第１ス
   ペーサ（30b）と、該第１のスペーサ（30b）より短い距
   離で該本体部分（18b）から突出し、前記各対の接点素
   子（14）を個々に分ける第２のスペーサ（32b）とを有
   し、 前記各対の接点部分（14c）は、前記雌ソケットコネク
   タ（10）にはめ込まれた雄プラグコネクタの接点素子の
   中の二つとそれぞれ電気的接触を確立するか、該雄プラ
   グコネクタの接点素子の中の一つと電気的接触を確立す
   るようになっている雌ソケットコネクタ。