JP2722864B2 - 米の蛋白質含有量測定装置 - Google Patents
米の蛋白質含有量測定装置Info
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/17—Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
- G01N21/25—Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
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- G01N21/35—Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、米の蛋白質の含有量を
近赤外線を利用して求める米の蛋白質含有量測定装置に
関するものである。
近赤外線を利用して求める米の蛋白質含有量測定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、米の蛋白質の含有量を求める装置
としては、所定領域における所定波長の近赤外線を連続
的に照射するスキャニング方式からなる汎用型の近赤外
分光分析計が知られている。
としては、所定領域における所定波長の近赤外線を連続
的に照射するスキャニング方式からなる汎用型の近赤外
分光分析計が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の分析計
では、蛋白質のほかに脂肪などの各種の成分を求めるこ
とができて汎用性に富むが、米の蛋白質の含有量を求め
る装置としては不要な部分が多くて高価であるので、使
用者が特定の者に限られて普及するに至っていないとい
う欠点があった。また、籾、玄米、白米というように米
の種別が異なる場合には、蛋白質の含有量を測定できな
いという欠点があった。
では、蛋白質のほかに脂肪などの各種の成分を求めるこ
とができて汎用性に富むが、米の蛋白質の含有量を求め
る装置としては不要な部分が多くて高価であるので、使
用者が特定の者に限られて普及するに至っていないとい
う欠点があった。また、籾、玄米、白米というように米
の種別が異なる場合には、蛋白質の含有量を測定できな
いという欠点があった。
【0004】そこで、本発明は、これらの点に鑑み、蛋
白質以外の米の各種成分は求めず、米の蛋白質の含有量
だけを求める装置を提供するとともに、籾、玄米、白米
というように米の種別が異なる場合にもその蛋白質の各
含有量を測定できる装置を提供することを目的とする。
白質以外の米の各種成分は求めず、米の蛋白質の含有量
だけを求める装置を提供するとともに、籾、玄米、白米
というように米の種別が異なる場合にもその蛋白質の各
含有量を測定できる装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は以下のように構成した。すなわち、本発
明は、米試料を照射する光源と、米試料に含有される蛋
白質を吸収する領域の複数の波長の近赤外線をそれぞれ
透過する複数の近赤外線透過フィルタと、米試料の種別
を検出するための可視光を透過する可視光透過フイルタ
と、前記複数のフィルタのうちのいずれか一つを選択す
るフィルタ選択手段と、その選択したフィルタに光源か
らの光を導き、そのフィルタを透過した透過光を米試料
に向けて導く光学系と、前記各フィルタを透過して米試
料に照射される近赤外線または可視光の米試料からの反
射光または透過光を検出する光検出手段と、前記光検出
手段で検出された可視光にかかる検出値に基づいて、米
試料の種別を判別し、その判別結果に応じて蛋白質含有
量算出式の係数を変更する係数変更手段と、前記光検出
手段で検出された近赤外線にかかる検出値に基づいて、
前記係数変更手段で係数を変更した蛋白質含有量算出式
により米試料の蛋白含有量を算出する蛋白含量算出手段
と、を備えてなる。
めに、本発明は以下のように構成した。すなわち、本発
明は、米試料を照射する光源と、米試料に含有される蛋
白質を吸収する領域の複数の波長の近赤外線をそれぞれ
透過する複数の近赤外線透過フィルタと、米試料の種別
を検出するための可視光を透過する可視光透過フイルタ
と、前記複数のフィルタのうちのいずれか一つを選択す
るフィルタ選択手段と、その選択したフィルタに光源か
らの光を導き、そのフィルタを透過した透過光を米試料
に向けて導く光学系と、前記各フィルタを透過して米試
料に照射される近赤外線または可視光の米試料からの反
射光または透過光を検出する光検出手段と、前記光検出
手段で検出された可視光にかかる検出値に基づいて、米
試料の種別を判別し、その判別結果に応じて蛋白質含有
量算出式の係数を変更する係数変更手段と、前記光検出
手段で検出された近赤外線にかかる検出値に基づいて、
前記係数変更手段で係数を変更した蛋白質含有量算出式
により米試料の蛋白含有量を算出する蛋白含量算出手段
と、を備えてなる。
【0006】
【作用】いま、フィルタ選択手段により可視光透過フィ
ルタが選択されているときには、光源からの光は、その
フィルタにより米試料の種別を検出するための可視光の
みが透過し、その透過した可視光線は米試料に照射され
る。光検出手段は、米試料に照射された可視光の反射光
または透過光を検出する。係数変更手段は、その光検出
手段で検出された可視光にかかる検出値に基づき、米試
料の種別を判別し、その判別結果に応じて蛋白質含有量
を算出する蛋白質含有量算出式の係数を変更する。
ルタが選択されているときには、光源からの光は、その
フィルタにより米試料の種別を検出するための可視光の
みが透過し、その透過した可視光線は米試料に照射され
る。光検出手段は、米試料に照射された可視光の反射光
または透過光を検出する。係数変更手段は、その光検出
手段で検出された可視光にかかる検出値に基づき、米試
料の種別を判別し、その判別結果に応じて蛋白質含有量
を算出する蛋白質含有量算出式の係数を変更する。
【0007】一方、フィルタ選択手段により近赤外線透
過フィルタが選択されているときには、光源からの光
は、そのフィルタにより米試料に含有される蛋白質を吸
収する波長の近赤外線のみが透過し、その透過した近赤
外線は米試料に照射される。光検出手段は、米試料に照
射された近赤外線の反射光または透過光を検出する。蛋
白含量算出手段は、その光検出手段で検出された近赤外
線にかかる検出値に基づき、前記係数変更手段で係数を
変更した蛋白質含有量算出式により米試料の蛋白質含有
量を算出する。
過フィルタが選択されているときには、光源からの光
は、そのフィルタにより米試料に含有される蛋白質を吸
収する波長の近赤外線のみが透過し、その透過した近赤
外線は米試料に照射される。光検出手段は、米試料に照
射された近赤外線の反射光または透過光を検出する。蛋
白含量算出手段は、その光検出手段で検出された近赤外
線にかかる検出値に基づき、前記係数変更手段で係数を
変更した蛋白質含有量算出式により米試料の蛋白質含有
量を算出する。
【0008】このように、本発明では、例えば籾、玄
米、白米というように米の種別(形態)に応じて、蛋白
含量算出手段が蛋白質含有量を算出する蛋白質含有量算
出式の係数を変更するようにしたので、米の種別にかか
わらずその蛋白質の含有量を測定できる。
米、白米というように米の種別(形態)に応じて、蛋白
含量算出手段が蛋白質含有量を算出する蛋白質含有量算
出式の係数を変更するようにしたので、米の種別にかか
わらずその蛋白質の含有量を測定できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1において、1は米試料を照射する光
源、2は集光用のレンズ、3スリットであり、これらは
レンズ2の光軸上にくるように配置する。4は光の通過
と遮断を行うためのチョッパ、5は後述するような複数
のフィルタ5A〜5Fを取り付けたフィルタ付き円盤で
ある。6は反射ミラー、7は測定する米試料をセットす
るサンプルセットディスク、8は光を検出する光電検出
器である。
源、2は集光用のレンズ、3スリットであり、これらは
レンズ2の光軸上にくるように配置する。4は光の通過
と遮断を行うためのチョッパ、5は後述するような複数
のフィルタ5A〜5Fを取り付けたフィルタ付き円盤で
ある。6は反射ミラー、7は測定する米試料をセットす
るサンプルセットディスク、8は光を検出する光電検出
器である。
【0011】チョッパ4は、光の通過と遮断を行うため
に光の通過部4Aと遮断部4Bとを交互に形成した円盤
であり、図示しないモータにより測定時に所定速度で回
転するように構成する。フィルタ付き円盤5は、円盤の
中心から等距離の位置に所定間隔で6個の穴をあけ、そ
の各穴にフィルタ5A〜5Fを取り付けたものであり、
図示しないモータにより測定時に間欠回転し、その停止
時にフィルタ5A〜5Fのいずれか一つがレンズ2の光
軸上にくるように構成する。
に光の通過部4Aと遮断部4Bとを交互に形成した円盤
であり、図示しないモータにより測定時に所定速度で回
転するように構成する。フィルタ付き円盤5は、円盤の
中心から等距離の位置に所定間隔で6個の穴をあけ、そ
の各穴にフィルタ5A〜5Fを取り付けたものであり、
図示しないモータにより測定時に間欠回転し、その停止
時にフィルタ5A〜5Fのいずれか一つがレンズ2の光
軸上にくるように構成する。
【0012】フィルタ5A〜5Cは、米試料に含有され
る蛋白質を吸収する領域における所定波長の近赤外線を
透過する近赤外線透過フィルタとする。例えばフイルタ
5Aは波長が2150nmの近赤外線を透過するもの、
フイルタ5Bは波長が2170nmの近赤外線を透過す
るもの、フイルタ5Cは波長が2190nmの近赤外線
を透過するもの、とする。
る蛋白質を吸収する領域における所定波長の近赤外線を
透過する近赤外線透過フィルタとする。例えばフイルタ
5Aは波長が2150nmの近赤外線を透過するもの、
フイルタ5Bは波長が2170nmの近赤外線を透過す
るもの、フイルタ5Cは波長が2190nmの近赤外線
を透過するもの、とする。
【0013】フィルタ5D〜5Fは、米試料の種別を検
出するために所定波長の可視光を透過する可視光透過フ
イルタとする。いま米試料が籾、玄米、7分づき米、白
米であり、この種別を検出する場合には、フィルタ5D
は波長が450nmの可視光を透過するもの、フィルタ
5Eは波長が470nmの可視光を透過するもの、フィ
ルタ5Fは波長が490nmの可視光を透過するもの、
とする。
出するために所定波長の可視光を透過する可視光透過フ
イルタとする。いま米試料が籾、玄米、7分づき米、白
米であり、この種別を検出する場合には、フィルタ5D
は波長が450nmの可視光を透過するもの、フィルタ
5Eは波長が470nmの可視光を透過するもの、フィ
ルタ5Fは波長が490nmの可視光を透過するもの、
とする。
【0014】サンプルセットディスク7は、円盤の中心
から所定距離離れた円周上の所定位置に2個のセラミッ
ク反射板9、10を配置し、セラミック反射板9には粒
子の大きさを非常に小さく粉砕した米試料を充填した透
明容器11を着脱自在に構成する。さらに、サンプルセ
ットディスク7は、測定時に回転するとともにその停止
時には、反射ミラー6からの反射光上にセラミック反射
板9または10が位置するように構成する。
から所定距離離れた円周上の所定位置に2個のセラミッ
ク反射板9、10を配置し、セラミック反射板9には粒
子の大きさを非常に小さく粉砕した米試料を充填した透
明容器11を着脱自在に構成する。さらに、サンプルセ
ットディスク7は、測定時に回転するとともにその停止
時には、反射ミラー6からの反射光上にセラミック反射
板9または10が位置するように構成する。
【0015】光電検出器8の後段には、信号の増幅を行
う増幅器12、A/D変換を行うA/D変換器13、お
よびワンチップ形態のマイクロコンピュータなどで構成
する演算器14を直列に接続する。演算器14は、光電
検出器8の検出値に基づき、後述のように所定の演算処
理をして米試料の蛋白質の含有量を求める等の各種処理
を行う。演算器14で求められた米試料の蛋白質の含有
量は、液晶表示器などで構成する表示器15に表示す
る。
う増幅器12、A/D変換を行うA/D変換器13、お
よびワンチップ形態のマイクロコンピュータなどで構成
する演算器14を直列に接続する。演算器14は、光電
検出器8の検出値に基づき、後述のように所定の演算処
理をして米試料の蛋白質の含有量を求める等の各種処理
を行う。演算器14で求められた米試料の蛋白質の含有
量は、液晶表示器などで構成する表示器15に表示す
る。
【0016】次に、このように構成する本実施例の動作
例について説明する。
例について説明する。
【0017】いま、フィルタ付き円盤5が図1で示す状
態にあり、チョッパ4が所定速度で回転しているものと
する。このときには、光源1から発射された光は、レン
ズ2、スリット3を経由してチョッパ4で通過と遮断を
繰り返し、通過した光はフィルタ5Aにより波長が21
50nmの近赤外線のみが透過する。この透過光は反射
ミラー6で反射されたのち、下方で待機するサンプルセ
ットディスク7のセラミック反射板10に向けて照謝さ
れる。
態にあり、チョッパ4が所定速度で回転しているものと
する。このときには、光源1から発射された光は、レン
ズ2、スリット3を経由してチョッパ4で通過と遮断を
繰り返し、通過した光はフィルタ5Aにより波長が21
50nmの近赤外線のみが透過する。この透過光は反射
ミラー6で反射されたのち、下方で待機するサンプルセ
ットディスク7のセラミック反射板10に向けて照謝さ
れる。
【0018】セラミック反射板10で反射した反射光
は、光電検出器8で受光されて光電変換される。光電変
換された電気信号は、増幅器12で増幅されたのちA/
D変換器13でA/D変換されて演算器14に入力され
る。このようなセラミック反射板10からの反射光は、
チョッパ4を光が通過するたびに間欠的に得られる。そ
こで、演算器14は、光電検出器8から出力される複数
の電気信号(反射光の強さに対応する)に基づき、その
平均値V01を算出する。
は、光電検出器8で受光されて光電変換される。光電変
換された電気信号は、増幅器12で増幅されたのちA/
D変換器13でA/D変換されて演算器14に入力され
る。このようなセラミック反射板10からの反射光は、
チョッパ4を光が通過するたびに間欠的に得られる。そ
こで、演算器14は、光電検出器8から出力される複数
の電気信号(反射光の強さに対応する)に基づき、その
平均値V01を算出する。
【0019】次に、サンプルセットディスク7を回転
し、反射ミラー6からの反射光が、セラミック反射板9
にセットされた米試料を充填した透明容器11に向けて
照謝される状態にする。この状態においては、米試料か
らの反射光は、チョッパ4を光が通過するたびに間欠的
に得られる。そこで、演算器14は、光電検出器8から
出力される複数の電気信号(反射光の強さに対応する)
に基づき、その平均値V1を算出する。
し、反射ミラー6からの反射光が、セラミック反射板9
にセットされた米試料を充填した透明容器11に向けて
照謝される状態にする。この状態においては、米試料か
らの反射光は、チョッパ4を光が通過するたびに間欠的
に得られる。そこで、演算器14は、光電検出器8から
出力される複数の電気信号(反射光の強さに対応する)
に基づき、その平均値V1を算出する。
【0020】さらに、フィルタ付き円盤5を回転して波
長が2170nmの近赤外線を透過するフィルタ5Bを
レンズ2の光軸上にする。その後、サンプルセットディ
スク7を回転し、反射ミラー6からの反射光が、セラミ
ック反射板10から反射される状態と、セラミック反射
板9上にセットされる透明容器11内の米試料から反射
される状態とにする。そして、この各状態のときに、演
算器14は、光電検出器8から出力される電気信号に基
づき、上述のようにセラミック反射板10からの反射光
に対応する測定値の平均値V02、および米試料からの
反射光に対応する測定値の平均値V2をそれぞれ算出す
る。
長が2170nmの近赤外線を透過するフィルタ5Bを
レンズ2の光軸上にする。その後、サンプルセットディ
スク7を回転し、反射ミラー6からの反射光が、セラミ
ック反射板10から反射される状態と、セラミック反射
板9上にセットされる透明容器11内の米試料から反射
される状態とにする。そして、この各状態のときに、演
算器14は、光電検出器8から出力される電気信号に基
づき、上述のようにセラミック反射板10からの反射光
に対応する測定値の平均値V02、および米試料からの
反射光に対応する測定値の平均値V2をそれぞれ算出す
る。
【0021】その後、フィルタ付き円盤5を回転して波
長が2190nmの近赤外線を透過するフィルタ5Cを
レンズ2の光軸上にしたのち、上述と同様な状態とす
る。その各状態のときに、演算器14は、光電検出器8
から出力される電気信号に基づき、上述のようにセラミ
ック反射板10からの反射光に対応する測定値の平均値
V03、および米試料からの反射光に対応する測定値の
平均値V3をそれぞれ算出する。
長が2190nmの近赤外線を透過するフィルタ5Cを
レンズ2の光軸上にしたのち、上述と同様な状態とす
る。その各状態のときに、演算器14は、光電検出器8
から出力される電気信号に基づき、上述のようにセラミ
ック反射板10からの反射光に対応する測定値の平均値
V03、および米試料からの反射光に対応する測定値の
平均値V3をそれぞれ算出する。
【0022】以上により、米試料に含有される蛋白質を
吸収する領域における所定波長の近赤外線に基づく信号
処理を終了する。
吸収する領域における所定波長の近赤外線に基づく信号
処理を終了する。
【0023】次に、米試料の種別を検出するために、フ
ィルタ付き円盤5を回転してフィルタ5D,5E,5F
の順に各フィルタをレンズ2の光学軸上にする。そし
て、上述と同様にフィルタ5D,5E,5Fを透過した
各可視光に応じて、セラミック反射板10からの反射光
に対応する測定値の平均値V04,V05,V06を算
出するとともに、米試料からの反射光に対応する測定値
の平均値V4,V5,V6をそれぞれ算出する。
ィルタ付き円盤5を回転してフィルタ5D,5E,5F
の順に各フィルタをレンズ2の光学軸上にする。そし
て、上述と同様にフィルタ5D,5E,5Fを透過した
各可視光に応じて、セラミック反射板10からの反射光
に対応する測定値の平均値V04,V05,V06を算
出するとともに、米試料からの反射光に対応する測定値
の平均値V4,V5,V6をそれぞれ算出する。
【0024】次に、このようにして得られた各平均値V
01〜V06,およびV1〜V6により、演算器14
は、以下のような演算を行う。
01〜V06,およびV1〜V6により、演算器14
は、以下のような演算を行う。
【0025】 R1=V1/V01 (1) R2=V2/V02 (2) R3=V3/V03 (3) R4=V4/V04 (4) R5=V5/V05 (5) R6=V6/V06 (6) ここで、R1,R2,R3は、波長が2150nm、2
170nm、2190nmにおける近赤外線の各反射率
である。また、R4,R5,R6は、波長が450n
m、470nm、490nmにおける各可視光の各反射
率である。
170nm、2190nmにおける近赤外線の各反射率
である。また、R4,R5,R6は、波長が450n
m、470nm、490nmにおける各可視光の各反射
率である。
【0026】次に、このようにしてを得られた蛋白質の
含有に関する各反射率R1,R2,R3を使用し、米試
料中の蛋白質の含有量Cpを算出する。
含有に関する各反射率R1,R2,R3を使用し、米試
料中の蛋白質の含有量Cpを算出する。
【0027】 Cp=K1(R1−2・R2+R3)+K0 (7) ここで、K1,K0は、それぞれ係数であり後述の条件
により以下のような値とする。また、括弧内の計算は、
離散的な各反射率R1,R2,R3から波長が2170
nmにおける反射率の2次微分の値を求める数値計算を
示す。
により以下のような値とする。また、括弧内の計算は、
離散的な各反射率R1,R2,R3から波長が2170
nmにおける反射率の2次微分の値を求める数値計算を
示す。
【0028】次に、係数K1,K0の各値の決定のしか
たについて説明すると、上記の反射率R4,R5,R6
に基づき、波長が470nmにおける反射率の2次微分
値tを次式により求める。
たについて説明すると、上記の反射率R4,R5,R6
に基づき、波長が470nmにおける反射率の2次微分
値tを次式により求める。
【0029】 t=R4−2・R5+R6 (8) そして、この算出した反射率の2次微分値tの大きさが
次の各式のいずれを満足するかにより、米試料が籾、玄
米、7分づき米、白米のいずれであるかを判別する。
次の各式のいずれを満足するかにより、米試料が籾、玄
米、7分づき米、白米のいずれであるかを判別する。
【0030】 反射率の2次微分値tが、(9)式を満足する場合は白
米であり、(10)式を満足する場合は7分づき米であ
り、(11)式を満足する場合は玄米であり、(12)
式を満足する場合は籾である。 なお、α1,α2,α3
は、穀物の形態(白米、7分づき米、玄米、籾)が既知
のサンプルを測定して決定した数値である。その結果、
(9)式を満足して白米と判別されたときには、各係数
はK1=K11,K0=K01に決定する。以下同様
に、(10)式を満足して7分づき米と判別されたとき
には、各係数はK1=K12,K0=K02、(11)
式を満足して玄米と判別されたときには、各係数はK1
=K13,K0=K03、(12)式を満足して籾と判
別されたときには、各係数はK1=K14,K0=K0
4、とそれぞれ決定する。なお、以上の各係数K01,
K02,K03,K04,K11,K12,K13,K
14は、白米、7分づき米、玄米、籾の蛋白質量を算出
する公知の蛋白質含有量算出式の係数である。
米であり、(10)式を満足する場合は7分づき米であ
り、(11)式を満足する場合は玄米であり、(12)
式を満足する場合は籾である。 なお、α1,α2,α3
は、穀物の形態(白米、7分づき米、玄米、籾)が既知
のサンプルを測定して決定した数値である。その結果、
(9)式を満足して白米と判別されたときには、各係数
はK1=K11,K0=K01に決定する。以下同様
に、(10)式を満足して7分づき米と判別されたとき
には、各係数はK1=K12,K0=K02、(11)
式を満足して玄米と判別されたときには、各係数はK1
=K13,K0=K03、(12)式を満足して籾と判
別されたときには、各係数はK1=K14,K0=K0
4、とそれぞれ決定する。なお、以上の各係数K01,
K02,K03,K04,K11,K12,K13,K
14は、白米、7分づき米、玄米、籾の蛋白質量を算出
する公知の蛋白質含有量算出式の係数である。
【0031】以上のように、本実施例では、米試料の蛋
白質の含有量を測定データを用いて所定の蛋白含量算出
式により算出する際に、例えば籾、玄米、白米というよ
うに米の種別を判定し、その判定結果に応じてその蛋白
含量算出式の係数を変更して算出するようにしたので、
米の種別にかかわらずその蛋白質の含有量を1台の装置
で迅速に測定できる。
白質の含有量を測定データを用いて所定の蛋白含量算出
式により算出する際に、例えば籾、玄米、白米というよ
うに米の種別を判定し、その判定結果に応じてその蛋白
含量算出式の係数を変更して算出するようにしたので、
米の種別にかかわらずその蛋白質の含有量を1台の装置
で迅速に測定できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、米を近
赤外線分光分析してその蛋白質含有量を所定の蛋白質含
有量算出式により算出するときに、米試料の種別を籾、
玄米、白米というように判別し、その判別結果に応じて
その蛋白質含有量算出式の係数を変更して蛋白質含有量
を算出するようにしたので、米の種別にかかわらずその
蛋白質含有量を1台の装置で迅速に測定できる。
赤外線分光分析してその蛋白質含有量を所定の蛋白質含
有量算出式により算出するときに、米試料の種別を籾、
玄米、白米というように判別し、その判別結果に応じて
その蛋白質含有量算出式の係数を変更して蛋白質含有量
を算出するようにしたので、米の種別にかかわらずその
蛋白質含有量を1台の装置で迅速に測定できる。
【0033】また、本発明の普及により、米の生産者は
自己が生産した米の蛋白質含有量を容易に知ることがで
きるようになる。そこで、翌年に米を作る際に、米中の
蛋白質含有量と関連の深い肥料の使用量の目安を、その
測定値を利用して知ることができて便宜となり、生産者
は消費者の好みに応じた米作り等が可能となる。
自己が生産した米の蛋白質含有量を容易に知ることがで
きるようになる。そこで、翌年に米を作る際に、米中の
蛋白質含有量と関連の深い肥料の使用量の目安を、その
測定値を利用して知ることができて便宜となり、生産者
は消費者の好みに応じた米作り等が可能となる。
【図1】本発明実施例の全体構成を示す図である。
1 光源 4 チョッパ 5A〜5C 近赤外線透過フィルタ 5D〜5F 可視光透過フィルタ 7 サンプルセットディスク 8 光電検出器 9,10 セラミック反射板 11 透明容器 14 演算器
Claims (1)
- 【請求項1】米試料を照射する光源と、米 試料に含有される蛋白質を吸収する領域の複数の波長
の近赤外線をそれぞれ透過する複数の近赤外線透過フィ
ルタと、米 試料の種別を検出するための可視光を透過する可視光
透過フイルタと、 前記複数のフィルタのうちのいずれか一つを選択するフ
ィルタ選択手段と、 その選択したフィルタに光源からの光を導き、そのフィ
ルタを透過した透過光を米試料に向けて導く光学系と、 前記各フィルタを透過して米試料に照射される近赤外線
または可視光の米試料からの反射光または透過光を検出
する光検出手段と、前記光検出手段で検出された可視光にかかる検出値に基
づいて、米試料の種別を判別し、その判別結果に応じて
蛋白質含有量算出式の係数を変更する係数変更手段と、 前記光検出手段で検出された近赤外線にかかる検出値に
基づいて、前記係数変更手段で係数を変更した蛋白質含
有量算出式により米試料の蛋白質含有量を算出する蛋白
含量算出手段と、 を備えてなる米の蛋白質含有量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15390691A JP2722864B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 米の蛋白質含有量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15390691A JP2722864B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 米の蛋白質含有量測定装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15427595A Division JP3175538B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 穀物成分分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04351945A JPH04351945A (ja) | 1992-12-07 |
JP2722864B2 true JP2722864B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=15572693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15390691A Expired - Fee Related JP2722864B2 (ja) | 1991-05-29 | 1991-05-29 | 米の蛋白質含有量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2722864B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06273325A (ja) * | 1993-03-19 | 1994-09-30 | Iseki & Co Ltd | 米の食味分析装置 |
-
1991
- 1991-05-29 JP JP15390691A patent/JP2722864B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04351945A (ja) | 1992-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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