JP2722703B2 - 高架橋支持装置 - Google Patents
高架橋支持装置Info
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- JP2722703B2 JP2722703B2 JP21998689A JP21998689A JP2722703B2 JP 2722703 B2 JP2722703 B2 JP 2722703B2 JP 21998689 A JP21998689 A JP 21998689A JP 21998689 A JP21998689 A JP 21998689A JP 2722703 B2 JP2722703 B2 JP 2722703B2
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- Japan
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- bridge
- pier
- horizontally
- viaduct
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、高速道路等における高架橋の橋けたを支持
するための高架橋支持装置に関するものである。
するための高架橋支持装置に関するものである。
［従来の技術］ 高速道路等における高架橋の橋けたは、温度変化、あ
るいは荷重の変動による撓みの変化によって、水平方向
に伸縮する動きを伴なうものである。
るいは荷重の変動による撓みの変化によって、水平方向
に伸縮する動きを伴なうものである。
このような橋けたの水平方向の動きを許容するため、
従来の高架橋支持装置は第３図に示すように、橋けた１
の一端を橋脚２の上端にピンジョイント３等によって固
定し、橋けた１の他端を他の橋脚４の上端に、水平に変
位可能な支持体５によって支持している。
従来の高架橋支持装置は第３図に示すように、橋けた１
の一端を橋脚２の上端にピンジョイント３等によって固
定し、橋けた１の他端を他の橋脚４の上端に、水平に変
位可能な支持体５によって支持している。
水平に変位可能な支持体５としては、第４図に示すよ
うにローラー６を橋けた１と橋脚４との間に介装してロ
ーラー６が転動するようにしたり、第５図に示すように
橋けた１の下面にテフロン板７を固着し、橋脚４の上端
にはステンレス板８を固着してテフロン板７とステンレ
ス板８との間で摺動変位するようにしたり、あるいは橋
けた１と橋脚４との間にゴム体を取付け、ゴム体の変形
によって橋けた１の他端が水平に変位できるようにした
ものが使用されている。
うにローラー６を橋けた１と橋脚４との間に介装してロ
ーラー６が転動するようにしたり、第５図に示すように
橋けた１の下面にテフロン板７を固着し、橋脚４の上端
にはステンレス板８を固着してテフロン板７とステンレ
ス板８との間で摺動変位するようにしたり、あるいは橋
けた１と橋脚４との間にゴム体を取付け、ゴム体の変形
によって橋けた１の他端が水平に変位できるようにした
ものが使用されている。
［発明が解決しようとする課題］ 橋けた１から橋脚2,4に伝達される荷重は極めて大き
いので、第４図の水平に変位可能な支持体５において
は、ローラー６に圧縮変形が生じたり、橋けた１や橋脚
４のローラー６と接している面が凹んだり、あるいはロ
ーラー６が錆付いたり、ごみが噛み込んだりしてローラ
ー６が転動しなくなることがあった。
いので、第４図の水平に変位可能な支持体５において
は、ローラー６に圧縮変形が生じたり、橋けた１や橋脚
４のローラー６と接している面が凹んだり、あるいはロ
ーラー６が錆付いたり、ごみが噛み込んだりしてローラ
ー６が転動しなくなることがあった。
また第５図の水平に変位可能な支持体５では、大きな
荷重のためにテフロン板７とステンレス板８とが摺動不
能になり、さらにゴムを取付けたものでは、ゴムが大荷
重によって圧縮されて水平方向に変位できなくなること
があった。
荷重のためにテフロン板７とステンレス板８とが摺動不
能になり、さらにゴムを取付けたものでは、ゴムが大荷
重によって圧縮されて水平方向に変位できなくなること
があった。
このように橋けた１の他端が橋脚４に対して水平に変
位できなくなると、走行車両の荷重によって橋けた１に
撓み振動が生じた時には、第３図に二点鎖線で示すよう
に橋脚2,4の上端が水平方向に振動し、この振動が地面
に伝わって付近の民家に振動公害を与えていた。
位できなくなると、走行車両の荷重によって橋けた１に
撓み振動が生じた時には、第３図に二点鎖線で示すよう
に橋脚2,4の上端が水平方向に振動し、この振動が地面
に伝わって付近の民家に振動公害を与えていた。
本発明は、橋けたが橋脚に対して水平に変位できなく
なるのを防止し、橋脚が振動することによる振動公害を
与えないように高架橋支持装置を提供することを目的と
するものである。
なるのを防止し、橋脚が振動することによる振動公害を
与えないように高架橋支持装置を提供することを目的と
するものである。
［課題を解決するための手段］ 本発明の高架橋支持装置は、橋けたの一端を橋脚上端
に固定し、前記橋けたの他端を水平に変位可能な支持体
と空気ばねとによって前記とは別の橋脚上端に支持した
ことを特徴とするものである。
に固定し、前記橋けたの他端を水平に変位可能な支持体
と空気ばねとによって前記とは別の橋脚上端に支持した
ことを特徴とするものである。
［作用］ 橋けたの他端側に負荷される荷重は水平に変位可能な
支持体と空気ばねとによって橋脚に伝達されるようにな
るため、水平に変位可能な支持体に対する負荷は軽くな
り、橋けたの他端側は円滑に水平の変位ができるように
なる。
支持体と空気ばねとによって橋脚に伝達されるようにな
るため、水平に変位可能な支持体に対する負荷は軽くな
り、橋けたの他端側は円滑に水平の変位ができるように
なる。
［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図に示すように橋けた１の一端は、従来と同様に
橋脚２の上端にピンジョイント３等によって固定されて
いる。
橋脚２の上端にピンジョイント３等によって固定されて
いる。
橋けた１の他端は、第１図、第２図に示すように、水
平に変位可能な支持体５と、複数の空気ばね９とによっ
て他の橋脚４の上端に支持されている。空気ばね９内に
供給される空気圧力は一定圧力になるように調整して、
橋けた１の他端側に負荷される橋けた１の自重の70〜90
％が空気ばね９を介して橋脚４に伝達されるようにし、
橋けた１の他端側に負荷される橋けた１の自重の10〜30
％が水平に変位可能な支持体５を介して橋脚４に伝達さ
れるようにする。
平に変位可能な支持体５と、複数の空気ばね９とによっ
て他の橋脚４の上端に支持されている。空気ばね９内に
供給される空気圧力は一定圧力になるように調整して、
橋けた１の他端側に負荷される橋けた１の自重の70〜90
％が空気ばね９を介して橋脚４に伝達されるようにし、
橋けた１の他端側に負荷される橋けた１の自重の10〜30
％が水平に変位可能な支持体５を介して橋脚４に伝達さ
れるようにする。
水平に変位可能な支持体５としては、従来と同様に第
４図のローラー６の転動によるものや、第５図のテフロ
ン板７とステンレス板８との摺動によるものを使用す
る。
４図のローラー６の転動によるものや、第５図のテフロ
ン板７とステンレス板８との摺動によるものを使用す
る。
橋けた１の他端側を空気ばね９のみで支持すると、橋
けた１の他端側がふわふわした浮動状態になって不安定
な支持となるが、橋けた１の他端側を水平に変位可能な
支持体５と空気ばね９とによって支持することにより、
ふわふわしない安定した支持となり、しかも荷重の大部
分を空気ばね９で負担することにより水平に変位可能な
支持体５の負担する荷重はわずかとなり、ローラー６の
転動やテフロン板７とステンレス板８との摺動は軽快に
行なわれるようになり、空気ばね９も上部が水平方向に
容易に変位するため、橋けた１の他端は水平に変位しや
すくなる。このため、橋脚上端が水平に動くことが防止
されるので橋脚の振動が防止される。
けた１の他端側がふわふわした浮動状態になって不安定
な支持となるが、橋けた１の他端側を水平に変位可能な
支持体５と空気ばね９とによって支持することにより、
ふわふわしない安定した支持となり、しかも荷重の大部
分を空気ばね９で負担することにより水平に変位可能な
支持体５の負担する荷重はわずかとなり、ローラー６の
転動やテフロン板７とステンレス板８との摺動は軽快に
行なわれるようになり、空気ばね９も上部が水平方向に
容易に変位するため、橋けた１の他端は水平に変位しや
すくなる。このため、橋脚上端が水平に動くことが防止
されるので橋脚の振動が防止される。
［発明の効果］ 本発明は橋けたが橋脚に対して容易に変位するため、
橋けたに撓み振動が生じても橋脚に振動が伝わらなくな
り、付近の民家に振動公害を与えることがない。
橋けたに撓み振動が生じても橋脚に振動が伝わらなくな
り、付近の民家に振動公害を与えることがない。
第１図は本発明の一実施例の側面図、第２図は第１図を
II方向からか見た正面図、第３図は従来の高架橋支持装
置の側面図、第４図、第５図は水平に変位可能な支持体
の拡大側面図である。 図中、１は橋けた、2,4は橋脚、５は水平に変位可能な
支持体、９は空気ばねを示す。
II方向からか見た正面図、第３図は従来の高架橋支持装
置の側面図、第４図、第５図は水平に変位可能な支持体
の拡大側面図である。 図中、１は橋けた、2,4は橋脚、５は水平に変位可能な
支持体、９は空気ばねを示す。
Claims (1)
- 【請求項１】橋けたの一端を橋脚上端に固定し、前記橋
けたの他端を水平に変位可能な支持体と空気ばねとによ
って前記とは別の橋脚上端に支持したことを特徴とする
高架橋支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21998689A JP2722703B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 高架橋支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21998689A JP2722703B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 高架橋支持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0384104A JPH0384104A (ja) | 1991-04-09 |
| JP2722703B2 true JP2722703B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16744133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21998689A Expired - Fee Related JP2722703B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 高架橋支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2722703B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP21998689A patent/JP2722703B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0384104A (ja) | 1991-04-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |