JP2721914B2 - 横方向への屈曲性を有するコンベヤベルト - Google Patents

横方向への屈曲性を有するコンベヤベルト

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、水平方向を変換できる、屈曲自在なコン
ベヤベルトに関し、さらに詳しくは、ピボットロッドで
連結された複数の別個のモジュールを有するコンベヤベ
ルトに関する。上記のモジュールは、射出成形法で製造
されたものが好ましく、他のモジュールのピボット端と
かみあわされピボットロッドで保持される複数の第1と
第2のピボット端を有する。特にこの発明のベルトは、
各モジュールのピッチ線の中心でベルトを駆動する手段
を含む適切な手段によって駆動することができる。加え
て、この発明のベルトは、リニアモータの電機子のよう
な、ベルトを作動させる技術を含めて他の公知の手段で
駆動することもできる。
技術背景 典型的なモジュール式コンベヤベルトは、1975年3月
11日付け発行の米国特許第3870141号に開示されてい
る。この公知の特許によれば、射出成形法で作成された
実質的に別個のモジュールが枢軸的に互いに連結され、
所望の長さのコンベヤベルトを形成している。各モジュ
ールは複数の延長要素を備え、各延長要素は、第1ピボ
ット端と第2ピボット端を具備している。複数の延長要
素が連結され、第1と第2の複数のピボット端の各々に
形成された通孔が、互いに平行の第1と第2のピボット
軸線上にそれぞれ位置している。1つのモジュールのリ
ンク端は、他のモジュールのリンク端に、ピボット端に
よってかみあわされかつ枢軸的に連結されて、全体が所
望の長さのベルトに形成される。この公知の特許に従っ
て作成された射出成形プラスチック製のベルトは、産業
界に歓迎され、多くの用途に使用されている。
1979年10月16日付け発行の米国特許第4171045号は、
搬送物体がスリップしないコンベヤ面を設ける必要性を
認識した特許である。米国特許第4171045号のベルトは
前述した米国特許第3870141号及び米国特許第4051949号
のベルトに類似しているが、選択された延長部材が、搬
送面の標準面上に延出し、搬送面にのっている物品に接
触押圧してベルトが物品の下を通過しないようにする複
数の突起物を備える点が異なっている。
同様に、1981年6月22日付け発行の米国特許第421352
7号は、搬送方向に対して横方向に延びる隆起部材を設
けて、コンベヤベルトが、搬送面上にのっている物品の
下をスリップしないようにしたリンクコンベヤベルトを
形成するモジュールを開示している。同様に、1979年10
月19日付け発行の米国特許第4170281号と、1978年3月2
2日付け発行の米国特許第4080842号とは、搬送面にのっ
ている物品の下をスリップできないようにする、搬送面
に対して横方向に延出する部材を備えたコンベヤベルト
を示している。
水平方向もしくは屈曲性が変化するよう特に設計され
たコンベヤベルトは、それぞれ1979年5月8日と1980年
1月22日に発行された、米国特許第4153152号と米国特
許第4184588号に開示されている。
これらの特許に記載されているベルトは、充分満足す
べき作動をすることが証明されているが、煉瓦積み式に
して幅を調節することができないという欠点がある。ま
たこのベルトは、2つの異なるタイプのモジュールと2
つの異なるタイプのピボットロッドを要する。さらに、
1981年9月22日付けで発行された米国特許第4290762号
は、サイドフレキシングプラスチック製モジュール式伝
動チェーンを開示している。しかし、この装置は、米国
特許第4153152号及び同第4184588号よりも、本発明に対
してはるかに関係が少ない。
1988年5月10日付け発行の米国特許第4742907号の第
4図に例示されたコンベヤベルトは、モジュール式プラ
スチック製ベルトで、煉瓦積み式であり、それ故各種の
幅のものを提供することができる。このベルトは、小さ
な物品を取扱うことができず、非常に急な旋回径をとれ
ず、一方向しか駆動できない。
1985年12月10日付けで発行された米国特許第4557374
号に実質的に記載されているプラスチック製モジュール
式ベルトは、ある種の最小の曲がりが可能になるように
ピボット通孔が拡大されている。しかし、ベルトの最小
旋回半径は、非常に大きいので曲げることを目的として
いない。米国特許第4557374号は曲げることを目的とす
る実施態様を記載している。
各種のワイヤメッシュとフラットワイヤの金属ベルト
が市販されているが、これらは曲げることができまた水
平方向を変換することが可能で、特に上記のことを目的
として市販されている。これらタイプのベルトの例は、
米国特許第2872023号、米国特許第3261451号、米国特許
第3920117号及び米国特許第4078655号に開示され、前記
の米国特許第4742907号の旋回半径と実質的に同じ旋回
半径を有する。この金属ベルトシステムは、非常に小さ
な旋回半径をとることができるが、一方向しか曲げられ
ないし、異なるピッチの2つの平行なベルトで構成され
ている。さらに、ワイヤメッシュとフラットワイヤの金
属ベルトは全て非常に重く、また多数のモジュールを煉
瓦積み式に連結して、あらゆる所望の幅のベルトを提供
することができず、モジュール式プラスチック製ベルト
の利点をもっていない。
最後に、1968年2月13日と1972年3月28日にそれぞれ
発行された米国特許第3368662号及び米国特許第3651924
号は、互いに平行で、通孔として1つのスロットと1つ
の円形通孔を用いる、ピボットロッド上の多数の個々の
リンクを備えた金属ベルトを示している。これらのベル
トには、製作に時間がかかり、金属材料が高重量で、旋
回半径が制限されるという欠点がある。
したがって、従来技術と特許と市販ベルトを調査した
結果、両方の水平方向に曲げることができる性能を有す
るよう特に設計され、煉瓦積み式に連結可能で、ベルト
が所望のいかなる幅と長さにも製作することができる、
簡単で低価格のモジュール式コンベヤベルトは、現在ま
で存在していない。それ故は、この発明の目的は、“ラ
ディアス”(“Radius")コンベヤベルト(すなわち水
平に曲がる性能を有するベルト)を製作可能で、煉瓦積
み式に連結することが可能で、製造と使用が簡単で安価
なモジュールを提供するにある。
この発明の他の目的は、容易にベルトに組立てること
ができ、水平の2方向に曲がり、射出成形で製作される
簡単で安価なモジュールを提供するにある。
この発明のさらに他の目的は、モジュール式で容易に
修理と取替えができ、かつ旋回半径が非常に小さい、ラ
ディアスコンベヤベルトすなわち水平に曲がるコンベヤ
ベルトを形成するモジュールを提供するにある。
この発明のさらに他の目的は、現在存在する駆動法で
駆動するのに適合し、それ故、既存設備に改変可能なラ
ディアスコンベヤ製作用のモジュールを提供することで
ある。
この発明のその他の目的は、いずれの水平方向にも旋
回したりまたは曲がることが可能で、注文の幅に製作で
き、かつ移送品をベルトに対して出入するコームの歯と
協動できるコンベヤベルトを提供するにある。
発明の開示 本発明の目的は、水平方向を変換できるように枢軸的
に連結されるモジュール、及びこれらモジュールから製
作されたコンベヤベルトを提供するによって達成され
る。この発明のモジュールは、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ナイロン、アセタール樹脂等の適切なポリマー
のプラスチック材料を射出成形することによって製造す
るのが好ましい。各モジュールは、上面と下面を有し、
この上面と下面の片方もしくは両方と一体に成形された
横断部材のような連結構造部で連結された複数の第1と
第2のリンク端を備えている。複数の第1と第2のリン
ク端の各々にピボット孔が形成され、次に複数のピボッ
ト穴が第1と第2のピボット軸線を形成する。1つの実
施態様では、複数の第1と第2のリンク端の一方に形成
されるピボット穴は長穴である。他の実施態様では、ピ
ボット孔は、複数の第1と第2のリンク端の両方に形成
されたものが共に長穴である。各モジュールの長さは、
延長リンク要素の長さによって決定され、モジュールの
幅は、上部と下部の横断部材のような連結部材によって
連結される延長リンク要素の数によって決定される。複
数の第1と第2のリンク端で形成される第1と第2のピ
ボット軸は平行なので、これらの軸は共通平面内に存在
する。各ピボット端の厚さは、隣接するピボット端間の
間隔より小さく、その結果、1つのモジュールのピボッ
ト端が、2つのモジュールのピボット軸が同軸的に一直
線に並んだ時に、ピボットロッドによって、他のモジュ
ールのピボット端とかみあわされ連結される。
好ましい実施態様では、ピボット端間の間隔は、一対
の枢軸的に連結されたピボット端の最先端部が互いにバ
イパス可能なように、ピボット端の幅の2倍より幾分大
きい。モジュールの中で選択されたもの(通常は全モジ
ュール)が、前記モジュールを移動させるために、前記
共通面に実質的に平行で、ピボット軸に対して直角に加
えられる駆動力、または同軸に対して直角に加えられる
ベクトルを少くとも有する駆動力を受ける手段を備えて
いる。その結果、複数のモジュールで製作されたベルト
は、平行なピボット軸に直角の方向に移動する。例え
ば、1つの実施態様では、駆動力を受ける手段は、連結
構造部すなわち、2つのピボット軸のほぼ中央部で、ピ
ボット端と一体に成形されピボット端を横断して延びる
部材で構成され、この部材は、スプロケット駆動ホイー
ルに形成された凹部と協働するのに適切なものである。
代わりに、モジュールの連結構造部に対して、単一歯で
はなくて多数の歯を形成することも勿論可能である。
さらに、各モジュールの連結構造横断部材は、複数の
リンク端と一体に成形され、また複数のリンク端の少な
くとも1つのリンク端の最先端部が、一部分、連結構造
部を通過可能なように配置されている。上記のように、
好ましい実施態様では、連結構造部は、2つのピボット
軸間のほぼ中央に位置し、モジュールの上面と下面それ
ぞれに一体に成形された2つの交差部材で構成されてい
る。
実 施 例 以下に本発明の実施例を添附図面にもとづき説明す
る。
第1図は、本発明のベルトの水平(横)及び垂直
(縦)方向の屈曲性を示す斜視図である。図示のよう
に、ベルト(20)は、矢印(22A)、(22B)、(22
C)、(22D)及び(22E)で示す所定の経路を通る。ベ
ルト(20)は、スプロケット(24)の周囲を通過するベ
ルト(20)で示されているように垂直に曲がる性能を有
する。またスプロケット(24)は矢印(26)で示す方向
に回転している。ベルト(20)上の点がスプロケット
(24)から前進し、ドラム(28)の周囲の螺旋経路を走
行するに際しては、この間ベルト(20)は、垂直方向に
わずか、及び水平方向に右回りに曲がる必要がある。第
1図によれば、ベルト(20)は、ドラム(28)の周囲を
完全な一回り以上巻いている。しかし、冷却コンベヤも
しくは加熱コンベヤのようなある種の用途では、ベルト
(20)は、ドラム(28)の周囲を、多数回螺旋状に走行
することが必要である。ドラム(28)の周囲の螺旋経路
の走行を完了した後、ベルト(20)は、矢印(22C)で
示す直線ラインをホイール(30)に向って走行し、この
ホイールの位置でベルトは矢印(32)が示す左回り水平
方向に曲がる。これに代わりベルトは、第2ドラムを螺
旋形に巻いて下降して所望のレベルで接線方向に進んで
もよい。図に示すように、ベルト(20)は、ホイール
(30)を通過する際ホイール(30)を180゜以上回って
いる。次いでベルト(20)は水平ホイール(34)で出会
うまで進み、ここで矢印(36)で示す右回り方向に経路
を変える。さらにベルトは進み、駆動スプロケット(3
8)上で垂直方向に曲がり、別の駆動スプロケット(4
0)に出会い、そこで再び垂直方向に曲がり、駆動スプ
ロケット(24)の出発点に戻る。第1図に示すようにベ
ルトを駆動するのに種々の方法を使用でき、通常はドラ
ム(28)が、駆動モータ(42)で示すようにベルト(2
0)に何らかの駆動作用を与える。その上に、1つ以上
の駆動スプロケット(24)、(38)及び(40)が、ベル
ト(20)に駆動力を与えるのに用いられる。ベルトがホ
イール(30)及び(34)の場所で水平方向の向きを変え
る時に駆動力が与えられるように、ホイール(30)及び
(34)のような薄いドラムを用いることが望ましいが、
このような用い方は一般的ではない。ベルト(20)は、
水平と垂直の両方向に、独特の曲がり性能を持っている
ことは、上記の説明から明らかである。
またベルト(20)の一対の垂直ローラ(44A)及び(4
4B)間を通過させてもよい。垂直ローラ(44A)及び(4
4B)はベルトが所定の経路を一回転する毎にベルトの上
下を逆転させる。さらに具体的に述べれば、ベルト(2
0)は、駆動スプロケット(40)を離れてから、平行で
垂直のローラ(44A)及び(44B)に近づくにつれてねじ
れかはじまり、このねじれによってベルトはこれらのロ
ーラ間を通過することができる。ベルトが垂直ローラ
(44A)及び(44B)を越えて進むにつれて、同じ方向に
ねじれが続き、その結果駆動スプロケット(24)の周囲
を通過することができる。駆動スプロケット(40)から
駆動スプロケット(24)への移動の行程で見られるよう
に、ベルトの面(46)及び面(48)は逆転し、各面が上
面と下面の両方として作動する。したがって、この態様
では、ベルトの両面が支持面と駆動面の両方に作動する
ので、ベルトは非常に長期間にわたって使用することが
できる。ベルトが駆動スプロケット(40)と駆動スプロ
ケット(24)の間を走行する時、上記のねじりを利用す
ることは不可欠なものでない。ベルトは仮想線で示すベ
ルト部(50)のような駆動スプロケット(40)及び(2
4)間の普通の直線経路をとることができる。ベルトが
ねじりのない経路をとった場合、上面は常にベルトの上
面つまりベルト面のままであり、下面は常にベルトの下
面のままである。
コンベヤベルトは、各種の運搬要件を満たすため、あ
らゆるサイズの長さと幅のものが要求される。これらの
幅は、例えば、6″〜60″にわたって変化する場合があ
る。また、水平方向への屈曲性がなくまっすぐに走行す
るベルトのみならず、第1図に示すような水平方向への
屈曲性を有するベルトにも、上記のような幅の変化が勿
論必要である。その結果、ベルトシステムは、あらゆる
幅と長さのベルトを形成できるようにするために、縦方
向と横方向に並べて配置できる。モジュール(その1/2
幅を含む)またはユニットで製作することが望ましい。
第2図は、第1図に示すタイプのベルトを、単一幅の同
じモジュールといくつかの1/2幅のモジュールとから、
3つのモジュール幅に製作した場合を示し、このベルト
は単一幅モジュールの強度を有している。ベルトの強度
は、ピボット端をかみあわせて連結することによって得
られる。図示されるように、全幅モジュール(52A)、
(52B)及び(52C)は、単純に、ベルトを幅方向に横切
って並んでいる。。モジュール(52A)、(52B)及び
(52C)で構成されているモジュールの両側の列は各
々、例えば(54A)と(54B)のような全幅モジュール2
個と、(54C)と(54D)のような1/2幅モジュール2個
で構成されている。したがって、各モジュールの端縁
は、最外端のモジュールの端縁を除いて、通常煉瓦積み
パターンと呼ばれている形態でかみあわされたモジュー
ルの中間位置に配置されている。この煉瓦積みパターン
がベルトの長さ方向に続くと、ベルトは、煉瓦積み式で
ない場合よりも幅方向の強度が実質的に大きい。しか
し、単一モジュールのベルトの可撓性を保ちながら煉瓦
積みベルトの利点を得ることは、これまでの課題であっ
た。
第3図に示すこの発明の好ましい態様は、煉瓦積み形
態の2性能の利点を有し、幅が単一モジュールの幅しか
ないラジアスベルト(Radius belt)が一般にもってい
る可撓性を何ら失うことなく直線走行するモジュール式
プラスチックベルトである。第3図のベルト部分は、1
つの全幅モジュール(56)と、4つの1/2幅モジュール
(58A)、(58B)、(60A)及び(60B)を備えている。
単一モジュール(56)の幅しかないベルトを必要とする
用途には、(58A)、(58B)、(60A)及び(60B)のよ
うな1/2幅のモジュールは一般に使用しない。第3図
は、このような1/2幅モジュール(または他のモジュー
ル部分)を用いてもベルトの強度を実質的に低下させな
い使用法を示し、このベルトの組合せによる有用性を示
している。モジュール(56)と(58B)は、末端構造部
(62)と(64)をそれぞれ備えている。このベルトの適
正な作動には必要でないが、末端構造部(62)と(64)
は、好ましくは、ベルトの各側辺において、選択された
モジュールに適用される。末端構造部(62)と(64)
は、ベルトの水平方向が変化する時の摩耗面や、第1図
のドラム(28)のような駆動源から駆動力を伝達する手
段を与えるのに役立つ。第3図の実施態様に示す末端構
造部(62)及び(64)は、ベルトの各側辺においてモジ
ュール列の3列目毎に形成される。すなわち、末端構造
部(64)を有するベルトの側辺の3列目毎のモジュール
は類似の末端構造を有し、末端構造部(62)を有する側
辺の3列目毎のモジュールも類似の構造をもっている。
3列目毎のモジュールがこのようなパターンを有する理
由は、以下に詳細に述べる。
図に示すように、平面(66)は、モジュール(58
B)、(56)及び(60A)の右側を通過している。これら
3モジュールの一部分を選択して丸枠(68)で示し、そ
の横断面図を第4図に示す。第3図に示すモジュールの
共通構造を第4図とこれに続く図に示し、可能な場合に
は、共通の参照番号を用いる。第4図には、第3図の面
(66)に関する部分横断面を示す。理解を助け混乱を避
けるために、モジュール(56)にはいくつかのシェーデ
ィング(shading)が付けられ、一方モジュール(58B)
と(60A)にはシェーディングは付けられていない。
第3図を、第4図及び第5図と共に、参照すれば、こ
の発明のベルトを構成するモジュールの態様のかみ合い
と作動する理解することができる。これらの図が示すよ
うに、(58B)、(56)及び(60A)のようなモジュール
は各々、複数の第1と第2のリンク端を有し、例えばリ
ンク端(70A)、(70B)、(70C)〜(70n)はモジュー
ル(58B)の複数の第1リンク端を示す。同様に、第4
図に明らかに示されているように、対応するリンク端
(70A)〜(70n)からモジュールの反対側に位置するリ
ンク端(72A)、(72B)、(72C)〜(72n)が複数の第
2リンク端である。第3図に示す実施態様では、複数の
第1リンク端のうちのリンク端(70A)と、複数の第2
リンク端のうちのリンク端(72A)とのような対応する
各リンク端は、2方向矢印(71A)で示されているよう
な中間部と一体に成形され、2つのピボット孔間に延び
る延長リンクを形成する。第3図の実施態様に示すよう
に、複数の第1と第2のリンク端は、連結構造部によっ
て連結されて前記の延長リンクを形成している。第3図
と第5図に示す特定の態様で一層明確に示すように、こ
の連結構造部が、横方向の上部部材(74)と下部部材
(76)として記載されている。複数の第1リンク端の各
リンク端は、枢軸孔(78)を形成している。同様に複数
の第2リンク端の各リンク端は、通孔(80)のような通
孔を形成している。複数の第1と第2のリンク端の各々
に形成された複数の通孔は、第1と第2のピボット軸線
のそれぞれに沿って配列されている。さらに第3図と第
4図から明らかのように、両者の複数のリンク端は、か
み合せ例えば他の同じモジュールに対するピボットロッ
ド(82)及び(84)によって、枢軸的に連結するのに適
している。したがって、ピボットロッド(82)はモジュ
ール(58A)及び(50B)を、モジュール(56)に連結
し、ピボットロッド(84)は、モジュール(60A)及び
(60B)を、モジュール(56)に連結する。このよう
に、上記のような仕方で多数のモジュールを枢軸的に連
結することによって、コンベヤベルトが形成される。こ
の好ましい態様では、通孔(78)及び(80)は延長され
て横長のスロットを形成し、スロット内で例えばピボッ
トロッド(82)のようなそれぞれのピボットロッドが、
必要に応じて、スロット(78)内に示す2つの端の位置
(86)と(88)間を移動できる。この発明の他の態様で
は、以下に示すように、片方のピボット孔が延長されて
スロットを形成することだけが必要である。第3図に示
すようなモジュールで構成されたコンベヤベルトが張力
によって直線経路を走行する際、ピボットロッドは、ス
ロット(78)内の(86)の位置と、スロット(80)内の
(90)の位置のような、スロットの最も外側の位置位に
ある。もちろん、張力によってまっすぐに走行する際、
このコンベヤベルトとモジュールは、現在市販されてい
る一般的なモジュール式プラスチック製コンベヤベルト
と同じ仕方で作動する。ピボットロッドが、スロット
(78)内の(86)の位置と、スロット(80)内の(90)
の位置とにある場合、コンベヤベルトは“公称ピッチ”
を表す最も延長した状態にある。しかし、水平方向の、
旋回もしくは曲がりを行うためには、ベルトの“ピッ
チ”は、方向転換の外側よりも内側の方を小さくする必
要がある。これを達成するために、最も内側で連結され
たリンク端間ではピッチ半径が小さくなるように、ベル
トの内側自体が縮まなければならない。旋回時の最も内
側のリンク端と最も外側のリンク端間のピッチの変化が
大きい程旋回半径が小さくなる。いままで、単一ベルト
を用いた場合の最小の内側旋回半径は、ベルトの全幅の
約2.2倍であり、市販のベルトで内側旋回半径がベルト
幅の2倍より小さいものは知られていない。しかし、ピ
ッチが異なるベルトを2種類以上横に並べて用いること
によって低い比率のベルトが得られている。例えば、公
知のある種のラジアルベルトは、内側旋回半径と幅の比
率が1.1である。したがって3フィート幅の単一ベルト
であれば、内側旋回半径が6.6フィートで外側の旋回半
径が9.6フィート(=内側旋回半径6.6フィート+ベルト
幅3フィート)である。この発明によれば、旋回半径が
ベルト幅の約1.1倍の単一ベルトが、第3、4及び5図
に示すような実施態様で得ることができる。ここに記載
のすべての実施態様によって2.2の最小旋回半径を容易
に得ることができる。第3図の実施態様にしたがって製
造した3フィート幅のベルトについては、内側旋回半径
は3.3フィートであるので外側旋回半径は6.3フィート
(=内側旋回半径3.3フィート+ベルト幅3フィート)
である。最小旋回半径を改良するには、横断部材すなわ
ち連結構造部は、リンク端の最先端部が少なくとも連結
構造部を通過できるように配置され、かつ複数のリンク
端と一体に形成されていることが重要である。第3、4
及び5図に、より具体的に示されているように、リンク
端は2つの横断部材(74)(76)間を移動して通過す
る。このことは、2方向矢印(92)で示すリンク端の高
さを、2方向矢印(94)で示す、上,下部の横断部材
(74)(76)間の内側の間隔より幾分小さく成形するこ
とによって達成できる。実際には、第5図に一層明確に
示すように、仮想リンク端(96)(破線で示す)のよう
な、連結モジュールのリンク端は、仮想リンク端(96)
の端部がスペーサ部材(100A)(100B)に接触するまで
横断部材(74)(76)間の通過することができる。また
仮想リンク端(96)の最先端部分(98)は、第5図に明
確に示すように、該モジュールの中心線(102)をかな
り越えている。
第3、4及び5図に示す態様では、第4図のリンク端
(70A)(70B)間の2方向矢印(104)で示す隣接リン
ク端間の間隔は、リンク端の厚さの2倍より幾分大き
い。この広い幅の間隔は、この発明によって達成される
小旋回半径を得るのに必要である。その理由は、旋回
中、ピッチが最小になった時、リンク端の最先端部〔例
えばモジュール(58B)のリンク端(72B)の最先端部
(106)〕は、モジュール(58B)に直接枢軸的に連結さ
れていないモジュールのリンク端〔例えばモジュール
(60A)のリンク端(110)〕の最先端部を通過しなけれ
ばならないからである。したがって、モジュールの隣接
リンク間には、リンク端をかみあわせて重ね合わせるの
に充分な間隔がなければならない。その上に、モジュー
ルのかみあわされたリンク端は、旋回を行うために他の
モジュールに対しある角度をとれるように充分な問題が
なければならない。
枢軸的に直接連結されていないモジュールのリンク端
の最先端部が互いに通り動くことのできる、以下に述べ
る他の実施態様は、第3、4及び5図で述べた実施態様
と同様にモジュールの列がそれぞれ3つのグループにな
るよう構成されている。すなわちモジュールの“第1"列
全体のリンク端は一列に並んでいるが、“第2"もしくは
“第3"列のリンク端とはいずれも一列に並んでいない。
同様に、“第2"列のリンク端は、他の“第2"列のリンク
端と一列に並び、“第3"列のリンク端は、他の“第3"列
のリンク端と一列に並ぶだけである。この3列のそれぞ
れのパターンは、モジュールのすべての列の心合わせが
同じである、現在入手できるラジアスベルトもしくは水
平方向に曲がるベルトのすべてとかなり異なる。またこ
のベルトは、“2列”の繰返しパターンを示す、米国特
許3870141号の第4図のベルトを含む他のプラスチック
製モジュール式ベルトとも異なる。モジュールの隣接リ
ンク間の実際の間隔は厳密なものではないが、強度を維
持し、且つ重なるリンク端が互いに角度をとれるように
充分な間隔を取るためには、2つのリンク端を合わせた
厚さより約20%大きい間隔が好ましいことが見出され
た。
第6A図と6B図はそれぞれ、この発明の他の実施態様の
平面図と側面図を示す。この実施態様は、このタイプの
モジュールから形成されたベルトの旋回半径が、第3、
4及び5図の実施態様の旋回半径ほど小さくないことを
除いて、第3、4及び5図について述べた実施態様と実
質的に同じである。第6A図と6B図に示すモジュールで形
成されたベルトのモジュールも、3列の反復パターンを
もっている。第6A図に示す平面見取図は、説明を簡単に
するために延長リンクを連結する連結構造部とスペーサ
は図示していない。モジュールは各種のリンク(120
A)、(120B)、(120C)〜(120n)で作製され、これ
らは、例えば第6B図に示す横断部材(122)(124)のよ
うな連結構造部で連結されている。同様に、(126A)、
(126B)〜(126n)で示されるリンクは、第2の連結さ
れたモジュールを示し、リンク(128A)〜(128n)は、
第6B図を示す横断部材(122)(124)のような連結構造
部で連結された第3モジュールを示す。これらの3つの
モジュールも、“3列”反復パターンの1つを示す。先
に第4図について述べた仕方で、ピボットロッド(13
0)が、リンク端(120A)〜(120n)を有するモジュー
ルと、リンク端(126A)〜(126n)を有するモジュール
とを枢軸的に連結している。同様にピボットロッド(13
2)が、リンク端(126A)〜(126n)を有するモジュー
ルを、リンク端(128A)〜(128n)を有するモジュール
と枢軸的に連結している。第6B図に横断面図を示すモジ
ュールは、ピボット孔(134)が円形で第5図に示す通
孔(78)のような長穴でないこと以外は第5図で述べた
モジュールと実質的に同じである。また第6B図の長穴
(136)は第5図の通孔(80)よりも幾分長いことに留
意すべきである。第6A図に示す上部の3要素すなわち
(120n)、(126n)及び(128n)のリンクと、第3図示
すモジュールの左端のリンクと比較し、この2つのベル
トの公称のピッチ半径が同じと仮定すると、ラジアス旋
回の外側におけるベルトのピッチは、両実施態様では同
じであることは明らかである。
第6A図の実施態様では、最も内側で枢軸的に連結され
たリンク端間の最小ピッチは、第4図の最も内側のリン
ク端間のピッチ程には小さくない。第6A図及び6B図の実
施態様が、第3、4及び5図の実施態様ほど旋回半径が
小さくないという理由は、ピボットロッドが、2つの長
孔で作動するのではなくて、1つの長穴と1つの円孔で
作動するからである。リンク(120A)の右端部(138)
は、ピボットロッド(132)に当接してそれ以上右には
移動できないことは第6A図を見れば明らかである。同様
に、リンク(126A)の右端部もピボットロッド(142)
に当接しそれ以上右へ移動できない。第6A図の設計にお
けるベルト幅と内側旋回半径との最大縮み比率は、依然
として約1.7であって、従来の比率2.2のものよりも、旋
回半径がかなり小さくなる。このような旋回半径の改良
は、リンク(120A)の端部(138)が、上部と下部それ
ぞれの横断連結部材(124)と(122)の間を通過してリ
ンク(126A)の中心線(144)を通り抜けることができ
るということによって達成される。同様に、リンク(12
6A)〜(126n)で構成されたモジュールの端部(140)
もその横断部材間を通過し、リンク(128A)〜(128n)
で構成されたモジュールの中心線(146)を通り抜ける
ことができる。実際に、1.7の旋回比率が得られる、こ
の発明の態様では、端部(138)は枢軸的に連結された
モジュールの中心線を通り抜けるのみならず、リンク
(128A)〜(128n)で構成されたモジュールの端部(14
8)をも通過する。
第7図に、この発明の特徴を組込んだ他の実施態様を
示す。図に示すように、リンク要素(150A)〜(150n)
で構成されたモジュールは、ピボットロッド(152)に
よって、リンク要素(154A)〜(154n)で構成されたモ
ジュールに枢軸的に連結されている。同様に、リンク要
素(154A)〜(154n)で構成されているモジュールが、
ピボットロッド(156)によって、リンク要素(158A)
〜(158n)で構成されたモジュールに枢軸的に連結され
ている。第7図に示すベルトを構成するモジュールの横
断面図は第6B図の横断面と同じであるが、モジュールが
異なるのは、リンク要素(150A)と(150B)のような隣
接したリンク要素間の2方向矢印(160)で示す間隔
が、第6A図の2方向矢印(162)で示す隣接要素(120
A)と(120B)間の間隔よりかなり小さいということだ
けである。第7図に示す実施態様は、第6A図の実施態様
ほど旋回半径が小さくないけれども、その旋回半径は約
2.0〜2.1であり、既存の単一ベルトで現在得られる旋回
半径よりも一層小さい。現在入手できるものより小さい
上記の小旋回半径は、リンク(150A)の部分(164)
と、リンク要素(158A)の部分(166)のようなリンク
端の最も外側の部分が、たとえ互いに通過できなくて
も、ベルトが最小旋回直径で旋回しているときに互いに
接触し当接可能であるということによって達成される。
この点が、各モジュールの個々のリンクすなわちリンク
端を連結する横断構造部材が、上記の接触を妨がる従来
技術のベルトと異なる点である。しかし、先に述べた実
施態様と異なり、隣接するリンク端間に間隔を設けたモ
ジュールで構成されたベルトは、3列の反復パターンで
はなくて2列の反復パターンをもっている。
第1図において、スプロケット(24)、(38)及び
(40)が駆動スプロケットとして用いられるとして示さ
れている。その上に、ドラム(28)は、ある種の駆動力
を与えてベルトを所定の経路に移動させることが多い。
ドラム(28)は、駆動のために使われる場合は、ドラム
と、第3図に示す端縁(64)のようなベルトの端縁との
摩擦接触によって、駆動力をベルト(20)に与える。
ドラム(28)のような駆動源は、ベルトを所定の経路
に移動させる駆動力として一般には使用されない。ほと
んどの場合、駆動力は、例えば第1図に示すような駆動
スプロケット(24)、(38)及び(40)で与えられる。
第8図を第3、5及び6B図と対照してみると、先に述べ
たモジュールの特に満足すべき駆動スプロケットの配列
が示されている。第8図に示すように、駆動スプロケッ
ト(168)は、歯(170)のような歯と凹部(172)のよ
うな凹部とを多数備えている。この図に示すように、第
3図と5図に示すモジュールのようなモジュールで構成
されたベルトは、下部の横断部材(74)が、スプロケッ
ト(168)の凹部(172)を受ける歯として作用すること
によって駆動力を受ける。このように、スプロケット
が、走行方向に対して直角のベクトルを少なくとももっ
ている力を与えると、ベルトは所望の方向に推進され
る。第8図に示す実施態様の他の利点は、第3図と5図
に示すようなモジュールで構成されたコンベヤベルトの
対称性で得られる。図に示すようなモジュールの上部横
断部材(76)は、ベルトがスプロケット(168)を通過
した後スプロケット(174)にかかる時に駆動歯にな
る。したがって、第3図と5図に示すモジュールのよう
なモジュールで構成されたベルトは、横断部材によって
上面と下面のいずれからでも駆動できる。第6B図によれ
ば、第6B図に示すような横断面形状を有する第6Aと7図
に示す実施態様も、第8図に示すのと類似のスロケット
構造で駆動できる。したがって、上記の点について述べ
たすべてのベルトの実施態様は、ベルトの上面と下面の
両方から駆動することができる。
第9A、9B及び9C図はそれぞれ、モジュールの他の実施
態様の平面図、側面図及び横断面図を示す。これらの
図、特に第9B図と9C図に示すように、このベルトを校正
するモジュールは、第3図と5図のモジュールに加え
て、各モジュールのリンクの1つおきに、リブとして働
き、コーム(180)の歯(178)のような移送コームの歯
の溝を形成する、上部延出構造部(176)を備えている
ことを除いて、第3図と5図に示すモジュールと実質的
に同じである。この配置は第9A図に一層明確に示されて
いる。またリンクの4つおきの1つだけが上部延出構造
部を備えるようにモジュールを成形することも勿論可能
である。このような配置にした場合は、モジュールは、
第9A図に示す上部延出構造部(176B)なしで製作する必
要があるが、第9A図に破線で示す歯(182)(184)のよ
うな非常に幅広の歯をコーム(180)に設けることがで
きる。コーム(180)の歯(178)と高くしたリブとの協
働によって、かようなモジュールで構成されたベルトへ
及びそのベルトからの製品の移送が著しく改善される。
第9A図に示すようなベルトの移送コームは勿論、直線走
行をして、水平に曲がっていないベルト部分に位置して
いる。上部の延出構造部が加わることによって、ベルト
の駆動力は、一般に、モジュールの下部構造すなわち下
部の横断部材にのみ加えられる。駆動スプロケットは、
その幅がモジュールの高くしたリブ間にはめることがで
きるならば上面でベルトを駆動するのに用いることがで
きる。
第10図にこの発明のさらに他の実施態様を示すが、そ
のモジュールは、上部横断部材を備えておらず、下部横
断部材(74)のみが、複数のリンク間の連結構造部とし
て用いられること以外は、第4図または6A図〔第6A図の
構造は破線(186)と(188)で示してある〕に示す構造
と実質的に同じ構造を有する。第10図に示すのと類似の
横断面を有するモジュールで作製されたベルトは、充分
に下面が支持されなくても、第5図に示すようなベルト
と実質的に同様に、張力に対して強力で且つほとんどの
作動に適切なものであるが、ベルトの上面に与えられる
太い矢印(190)で示す曲げの負荷に耐えるのには適し
ていない。また第10図のベルトに類似のベルトは、ベル
トの下面からのみ駆動可能である。
第11図は、移送コームの歯(192)が第10図に示す実
施態様の変形によって作動する状態を示す。図に示すよ
うに、選択された延長リンクの上部が、2方向の矢印
(194)で示すように延ばして高くされ、移送コームの
歯(192)を受ける溝が作製されている。第9A図に示
し、先に述べたように、延ばして高くした部分は、延長
リンクのすべてに必ずしも付加しない。延ばして高くし
た部分は、モジュールの1つおきのリンクか、または恐
らく4つおきの1つのリンクに付加するのが好ましい。
高くした部分は、4番目のリンク毎に付加することもで
きるが、運ばれる製品に対する支持が少ない。
第10図と11図に示すようなモジュールによって、薄い
ベルトを作製することができる。
第12図に、この発明のさらに他の実施態様の概略平面
図を示す。図に示すように、この実施態様は、距離が離
れた2つの端部間に単一の並列リンクを用いず、延長リ
ンクが2つのリンク端間で直線になっていないこと以外
は、すでに述べた、特に第6A図の実施態様と実質的に同
じである。図に示すように、延長リンク(196)は、リ
ンク端(198)から直線部分(200)までが曲がりさらに
直線部(200)から右端のリンク端(202)までが曲がっ
ている。すなわち、延長リンクには、第1と第2のピボ
ット軸に直角でない部分(204)と(206)が、直線部分
(198)、(200)及び(202)の間にある。その上、2
方向矢印(212)で示すリンク端(208)と(210)のよ
うな隣接リンク端間の間隔は、第12図の実施態様では、
第6A図に示す実施態様より幾分大きくする必要がある。
第12図に示すような構造のモジュールで構成されたコン
ベヤベルトの作動は、第2図について先に述べたのと実
質的に同じである。ベルトモジュールは、旋回する際に
伸縮されるので、モジュールは、ピボットロッドに沿っ
て摺動しなければならず、この伸縮作動によってピボッ
トロッドの清掃がなされベルトをより衛生的に保つ助け
になる。第12図の態様に示すスペーサ(214)は、枢軸
的に連結されたモジュール間に適切な間隔を保持し、ま
たカムチャンバーとして作動してピボットロッドに沿っ
てリンクを案内しもしくは摺動させるのを助ける。図示
していないが、すでに述べた各種の変形実施態様を、第
12図に示すような食違いリンク構造に組込むことができ
る。例えば、第12図のモジュール構造を有するベルト
に、第9A、9B及び9C図に示すように、物体をベルトに対
して出し入れするための移送コームの歯を受ける高くし
たリブ構造を付け加えることができる。
第13図を参照すると、ピボットロッドに接触するリン
ク端部分の幅が大きくしてあり、(216)の部分のよう
に支持面積が拡大されている。しかし、枢軸的に連結し
たリンク端における隣接リンク間の間隔(218)が、リ
ンク端の幅広部分(208)におけるリンクの幅の少なく
とも2倍あれば、最小の内側旋回半径を得ることができ
る。図に示すように、幅を広くしたリンク端は、ハトの
尾の形(ばち形)をしているが、第13図の下部に示す長
方形のリンク端(220)(222)及び(224)のような別
の形態にすることもできる。
上記のように、曲がったり、水平方向を変換すること
ができる、モジュールとコンベヤベルトの特定の実施例
について述べてきたが、かような引用実施例は、この発
明の思想と具体的な実施態様とを包含する特許請求の範
囲に記載されているものを除いて、この発明の範囲を限
定するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のコンベヤベルトが、水平方向と垂
直方向に曲がることができる状態を例示する斜視図、第
2図は、この発明のベルトが、煉瓦積み状に形成され
て、選択されたあらゆる幅のベルトを製作することがで
きる状態を示す概略図、第3図は、全幅以外は実質的に
類似であって、煉瓦積み式に枢軸的に連結された3つの
モジュールからなる好ましい実施態様の斜視図、第4図
は、第3図の横断面図、第5図は、第3図のモジュール
の側面図、第6A図と6B図はそれぞれ、この発明の他の実
施態様の縦断面図と平面図、第7図は、第6A図と6B図に
示す実施態様の変更例を示す図、第8図は、一対のスプ
ロケットによって、上面と下面の両方で駆動されるこの
発明のベルトの側面図、第9A、9B及び9C図はそれぞれ、
第2図のベルトの実施態様の変更例の平面図、側面図及
び横断面図、第10図は、この発明のコンベヤベルトモジ
ュールの他の実施態様を示す図、第11図は、第10図のベ
ルトの変更例を示す図、第12図は、この発明のさらに他
の実施態様を示す図、第13図は、この発明のさらに他の
実施態様の平面図である。 図において、(20)はベルト、(22A)〜(22E)は矢
印、(24)はスプロケット、(26)は矢印、(28)はド
ラム、(30)はホイール、(32)は矢印、(34)は水平
ホイール、(36)は矢印、(38),(40)は駆動スプロ
ケット、(42)は駆動モータ、(44A)(44B)は垂直ロ
ーラ、(46)(48)はベルトの面、(50)はベルト部で
ある。

Claims (44)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面と下面を備え、多数の類似のモジュー
    ルをピボットロッドで枢軸的に連結し、横屈曲経路を含
    む所定の経路を通って移動できるコンベヤベルトを製作
    するためのモジュールであって、 前記下面及び上面のうちの一方を部分的に覆うようにし
    て一体に成形された連結構造部によって連結され、該連
    結構造部に覆われた位置から各々相反する方向に延びる
    複数の第1と第2のリンク端を備え、前記複数の第1リ
    ンク端が第1ピボット軸線に沿って配列されたピボット
    通孔を備え、前記複数の第2リンク端が第2ピボット軸
    線に沿って配列されたピボット通孔を備え、各複数のリ
    ンク端は、ピボットロッドによって、類似の他のモジュ
    ールのリンク端とかみあわせかつ枢軸的に連結するよう
    構成され、 前記複数の第1と第2のリンク端の一方の各リンク端に
    形成されたピボット通孔が長孔であり、 前記複数の第1リンク端に枢軸的に連結された他のモジ
    ュールのリンク端の最先端部と、前記複数の第2リンク
    端に枢軸的に連結されたさらに他のモジュールのリンク
    端の最先端部とが、互いに当接又は通過できるように、
    前記下面と前記上面との間に空間を備え、多数のモジュ
    ールで形成されたベルトが横方向に曲がることができる
    よう構成されている、 ことを特徴とする前記モジュール。
  2. 【請求項2】前記複数の第1リンク端に枢軸的に連結さ
    れた前記モジュールのリンク端の最先端部と、前記複数
    の第2リンク端に枢軸的に連結された他のモジュールの
    リンク端の最先端部が互いに通過できるように、各複数
    の隣接リンク端に間隔が設けられてある請求項1記載の
    モジュール。
  3. 【請求項3】前記複数の第1と第2リンク端の両方に設
    けられた通孔が長穴である請求項2記載のモジュール。
  4. 【請求項4】連結されたモジュールのリンク端の前記の
    最先端部が前記モジュールの中央点を通過できるよう
    に、前記連結構造部が配設されている請求項1記載のモ
    ジュール。
  5. 【請求項5】前記連結構造部が、前記モジュールの下面
    と一体に成形された横断部材で構成された請求項1記載
    のモジュール。
  6. 【請求項6】前記モジュールの上面に一体に成形された
    第2の横断部材をさらに備えた請求項5記載のモジュー
    ル。
  7. 【請求項7】下面に成形された前記部材が、駆動力を受
    けて、前記モジュールを前記所定の経路を通って移動さ
    せるのに適切な部材である請求項5記載のモジュール。
  8. 【請求項8】前記複数の第1リンク端が、前記複数の第
    2リンク端内に対応するリンク端をもっている請求項1
    記載のモジュール。
  9. 【請求項9】前記複数の第1リンク端が、前記複数の第
    2リンク端内に対応するリンク端を有し、かつ前記複数
    の第1と第2の前記の対応するリンク端を連結する複数
    の中間部をさらに備えて複数の延長リンクを形成し、前
    記複数の延長リンクの各1つが、前記複数の第1リンク
    端のうちの1つのリンク端、中間部及び前記複数の第2
    リンク端のうちの1つのリンク端で構成されてなる請求
    項1記載のモジュール。
  10. 【請求項10】前記複数の第1と第2のリンク端の上面
    に一体に成形された高くした部分をさらに備え、前記の
    高くした部分が、前記モジュールの所定の経路に平行
    で、前記モジュールから移送物品を取出すためのコーム
    の歯を受ける溝を形成する請求項1記載のモジュール。
  11. 【請求項11】上面と下面を備え、多数の類似のモジュ
    ールをピボットロッドで枢軸的に連結して、横に方向を
    変換する経路を含む所定の経路を通って移動できるコン
    ベヤベルトを製作するのに適切なモジュールであって、 モジュールの長さ方向に延びる複数の延長リンクを備
    え、前記複数の延長リンクが各々、一方のリンク端の第
    1ピボット軸線に沿って一直線に並ぶ第1組のピボット
    長穴と、前記延長リンクの他方端のリンク端の第2ピボ
    ット軸線に沿って一直線に並ぶ第2組のピボット長穴を
    備え、 前記モジュールの各リンクのリンク端が、前記ピボット
    孔を通って延びるピボットロッドによって、類似の他の
    モジュールのリンク端とかみあわせて枢軸的に連結され
    てコンベヤベルトを形成するのに適しており、 前記モジュールの下面と上面のうちの一方を部分的に覆
    うようにして一体に成形された連結構造部を備え、該連
    結構造部は、前記延長リンクを横断して延び、 前記延長リンクの一方のリンク端に枢軸的に連結された
    他のモジュールの延長リンクのリンク端の最先端部と、
    前記延長リンクの他方のリンク端に枢軸的に連結された
    さらに他のモジュールの延長リンクのリンク端の最先端
    部とが、互いに当接又は通過できるように、前記下面と
    前記上面との間に空間を備え、多数のかようなモジュー
    ルで形成されたベルトが横方向に曲がることができるよ
    うな仕方で配置される、 ことを特徴とするモジュール。
  12. 【請求項12】前記複数の第1と第2の隣接リンク端間
    の最小の間隔が、リンク端の厚さの約1.2倍である請求
    項11記載のモジュール。
  13. 【請求項13】隣接リンク端間の間隔が、互いに通過す
    る2つのリンク端の合計の厚さの約1.2倍である請求項1
    1記載のモジュール。
  14. 【請求項14】前記下面と上面のうちの他方と一体に成
    形された別の連結構造部をさらに備えた請求項1または
    11に記載のモジュール。
  15. 【請求項15】前記モジュールの下面に成形された前記
    連結構造部が、駆動力を受けて前記モジュールを所定の
    経路に沿って移動させるのに適合している請求項11記載
    のモジュール。
  16. 【請求項16】延長リンクが1つおきに、一体に成形さ
    れた高くした部分をさらに備え、この部分が、他方の延
    長リンクの上面上方に1つの平面を形成する上面を有
    し、これによって、物品を前記モジュールから取出すコ
    ームの歯を受ける溝を形成する請求項9または11記載の
    モジュール。
  17. 【請求項17】選択したリンクの最先端部が、前記リン
    ク端の他方の部分の厚さより大きい厚さを有する請求項
    1または11に記載のモジュール。
  18. 【請求項18】延長リンクの3つおきの1つが、さらに
    一体に成形された高くした部分を有し、この部分が、他
    方の延長リンクの上面上方に1つの平面を形成する上面
    を有し、これによって、物品を前記モジュールから取出
    すコームの歯を受ける溝を形成する請求項9または11に
    記載のモジュール。
  19. 【請求項19】前記延長リンクが、第1と第2の群で構
    成され、前記第1群の前記延長リンクは、前記第2群の
    上部面の上方に1つの平面を形成する上部面を有し、物
    品を前記モジュールから取出すコームの歯を受ける複数
    の溝を形成する請求項9または11記載のモジュール。
  20. 【請求項20】前記延長リンクの上面に一体に成形され
    た手段をさらに備え、この手段が、物品を前記モジュー
    ルから取出すコームの歯を受ける、前記延長リンクに平
    行な溝を形成する請求項11記載のモジュール。
  21. 【請求項21】選択されたリンク端の側面に一体に成形
    されたスペーサをさらに備え、このスペーサが、前記リ
    ンク端の厚さと同じ厚さを有し、枢軸的に連結されたリ
    ンク端間の相互の間隔を維持し、互いに通過するリンク
    端の移動を容易にする請求項1または11に記載のモジュ
    ール。
  22. 【請求項22】前記延長リンクが、前記ピボット軸に直
    角でない部分を有する請求項9または11に記載のモジュ
    ール。
  23. 【請求項23】横方向に曲げ、所定の経路を通って移動
    するのに適合したコンベヤベルトであって、 多数のピボットロッドと、 上面と、下面と、該上面及び下面のうちの一方を部分的
    に覆うようにして一体に成形された連結構造部で連結さ
    れた複数の第1及び第2のリンク端とを、有する多数の
    モジュールとを、備え、 前記複数の第1リンク端が、第1ピボット軸に沿って配
    列されたピボット通孔を形成し、前記複数の第2リンク
    端が、第2ピボット軸に沿って配列されたピボット通孔
    を形成し、前記多数のモジュールの各々の複数リンク端
    の各々が、前記多数のピボットロッドの1つによって、
    別の多数の前記複数リンク端の1つにかみあわされ枢軸
    的に連結され、 前記複数の第1と第2のうちの一方のリンク端の各々に
    形成されたピボット通孔が長穴であり、 前記複数の第1リンク端に枢軸的に連結された他のモジ
    ュールのリンク端の最先端部と、前記複数の第2リンク
    端に枢軸的に連結されたさらに他のモジュールのリンク
    端の最先端部とが、互いに当接又は通過できるように、
    前記下面と前記上面との間に空間を備え、前記ベルトを
    横方向に曲げることができるように配置されている、 ことを特徴とするコンベヤベルト。
  24. 【請求項24】モジュールの各複数の隣接するリンク端
    に、隣接リンク端間に位置する前記複数の第1リンク端
    に枢軸的に連結されたモジュールのリンク端の最先端部
    と、隣接端リンク端間に位置する前記複数の第2リンク
    端に枢軸的に連結されたモジュールのリンク端の最先端
    部とが互いに通過できるように間隔が設けられている請
    求項23記載のコンベヤベルト。
  25. 【請求項25】複数の両リンク端に形成された通孔が長
    穴である請求項23記載のコンベヤベルト。
  26. 【請求項26】前記多数のモジュールの前記連結構造部
    がさらに、枢軸的に連結されたモジュールの前記最先端
    部が前記モジュールの中央点を通過できるように配置さ
    れている請求項23記載のコンベヤベルト。
  27. 【請求項27】各モジュールの前記連結構造部が、各モ
    ジュールの下面に一体に成形された横断部材で構成され
    ている請求項23記載のコンベヤベルト。
  28. 【請求項28】モジュールの、前記複数の第1リンク端
    の1つが、前記複数の第2リンク端の対応する1つのリ
    ンク端を有する請求項23記載のコンベヤベルト。
  29. 【請求項29】前記複数の第1リンク端が、前記複数の
    第2リンク端内に対応するリンク端を有し、さらに前記
    複数の第1と第2の対応するリンク端を連結する複数の
    中間部を設けて複数の延長リンクを形成し、前記複数の
    延長リンクの各々が、前記位複数の第1リンク端の1つ
    と、中間部と、前記複数の第2リンク端の1つとを具備
    する請求項23記載のコンベヤベルト。
  30. 【請求項30】横方向に曲げ、所定の経路を通って移動
    するのに適合したコンベヤベルトであって、 上面及び下面並びにモジュールの長さ方向に延びる複数
    の延長リンクとを備えていて、各々が一体に成形された
    実質的に類似の多数のモジュールと、多数のピボットロ
    ッドとを備え、 前記複数の延長リンクの各々が、リンク端の一方に位置
    する第1ピボット軸線に沿って配列された第1組のピボ
    ット長穴と、前記延長リンクの他方端のリンク端に第2
    ピボット軸に沿って配列された第2組のピボット長穴と
    を備え、 前記多数の各モジュールのリンク端が、前記多数のピボ
    ットロッドの1つによって、前記多数のリンク端のうち
    の他方のリンク端にかみあわされて枢軸的に連結され、 前記下面を部分的に覆うようにして一体に成形され、前
    記延長リンクを横断して延びる連結構造部をさらに備
    え、該ベルトが横方向に曲がっている時に、前記延長リ
    ンクの一方のリンク端に枢軸的に連結された他のモジュ
    ールの延長リンクのリンク端の最先端部と、前記延長リ
    ンクの他方のリンク端に枢軸的に連結されたさらに他の
    モジュールの延長リンクのリンク端の最先端部とが、互
    いに当接又は通過できるように、前記下面と前記上面と
    の間に空間を備える、 ことを特徴とする前記コンベヤベルト。
  31. 【請求項31】前記延長リンクが、前記ピボット軸に直
    角でない部分を有する請求項23または30に記載のコンベ
    ヤベルト。
  32. 【請求項32】前記モジュールの、複数の第1と第2の
    隣接するリンク端間の最小の間隔が、前記複数の第1と
    第2のリンク端の隣接するリンク端の間でかみあわされ
    枢軸的に連結されたモジュールのリンク端の最大幅より
    大きい請求項23に記載のコンベヤベルト。
  33. 【請求項33】隣接するリンク端間の間隔が、前記複数
    の第1と第2のリンク端の隣接するリンク端の間でかみ
    あわされたリンク端の厚さの約1.2倍である請求項30ま
    たは32に記載のコンベヤベルト。
  34. 【請求項34】前記モジュールの上面に一体に成形され
    た横断部材をさらに備えた請求項27または30に記載のコ
    ンベヤベルト。
  35. 【請求項35】モジュールの下面に一体に成形された前
    記部材が、駆動力を受けて前記ベルトを前記の所定の経
    路を通って移動させるのに適合している請求項27または
    30に記載のコンベヤベルト。
  36. 【請求項36】前記モジュールの上面と一体に成形され
    た前記横断部材が、駆動力を受けて前記ベルトを前記所
    定の経路を通って移動させるのに適合している請求項34
    記載のコンベヤベルト。
  37. 【請求項37】3つおきに1つの延長リンク端が、一体
    に成形された延出部を有し、この延出部は、別の長方形
    のリンクの上面の上方に平面を形成する上面を有し、こ
    れによって、物品を前記ベルトから取出すコームの歯を
    受ける溝が設けられる請求項29または30に記載のコンベ
    ヤベルト。
  38. 【請求項38】前記延長リンクの1つおきに、一体に成
    形された延出部を設け、この延出部は、残りの延長リン
    クの上面の上方に平面を形成する上面を有し、これによ
    って、物品を前記ベルトから取出すコームの歯を受ける
    溝が設けられる請求項29または30に記載のコンベヤベル
    ト。
  39. 【請求項39】前記延長リンクが第1と第2の群からな
    り、前記第1群の前記延長リンクが、前記第2群の上部
    面に平面を形成する上部面を有し、これによって物品を
    該ベルトから取出すコームの歯を受ける複数の溝を形成
    する請求項29または30に記載のコンベヤベルト。
  40. 【請求項40】前記モジュールの上面に一体に成形され
    た手段を設け、この手段が、物品を前記ベルトから取出
    すコームの歯を受ける、所定の経路に平行な溝を形成す
    る請求項23または30に記載のコンベヤベルト。
  41. 【請求項41】前記の多数のモジュールが、煉瓦積み状
    に配置されて、単一モジュールより幅が広いコンベヤベ
    ルトを形成する請求項23または30のコンベヤベルト。
  42. 【請求項42】選択してかみあわされかつ連結された平
    行リンク間に配置されたスペーサを備え、このスペーサ
    は、前記リンク端と同じ厚さを有し、前記のかみあわさ
    れたリンク端間の選択された位置を維持し、前記リンク
    端が互いに通過して移動するのを容易にする請求項23ま
    たは30に記載のコンベヤベルト。
  43. 【請求項43】前記スペーサが、前記複数の第1と第2
    のリンク端の選択されたリンク端と一体に成形されてい
    る請求項42記載のコンベヤベルト。
  44. 【請求項44】前記の多数のモジュールが、第1、第2
    および第3の列の反復パターンで配列され、各第1列を
    形成するモジュールのリンク端が一直線に並び、各第2
    列を形成するモジュールのリンク端が一直線に並び、お
    よび各第3列を形成するモジュールが一直線に並ぶ請求
    項23または30に記載のコンベヤベルト。
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