JP2720684B2 - 油入電気機器の寿命診断装置 - Google Patents
油入電気機器の寿命診断装置Info
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- JP2720684B2 JP2720684B2 JP4029553A JP2955392A JP2720684B2 JP 2720684 B2 JP2720684 B2 JP 2720684B2 JP 4029553 A JP4029553 A JP 4029553A JP 2955392 A JP2955392 A JP 2955392A JP 2720684 B2 JP2720684 B2 JP 2720684B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- temperature
- winding
- filled electrical
- insulating paper
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- Housings And Mounting Of Transformers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は油入変圧器や油入リアク
トルなどの油入電気機器の寿命診断装置に関する。
トルなどの油入電気機器の寿命診断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】タンク内の油中に配置される変圧器など
の巻線の絶縁紙は長期間の運転により経年的に劣化し、
機器の寿命はこの絶縁紙の劣化によって左右され、当該
絶縁紙の劣化の度合いは巻線絶縁紙の平均重合度から判
定するようにしている。
の巻線の絶縁紙は長期間の運転により経年的に劣化し、
機器の寿命はこの絶縁紙の劣化によって左右され、当該
絶縁紙の劣化の度合いは巻線絶縁紙の平均重合度から判
定するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】タンク内の機器の導体
の巻線絶縁紙は直接採取することはできないので、上記
巻線絶縁紙の平均重合度は、同じ絶縁紙の油温度近傍の
平均重合度実測値を基に、タンク内機器の巻線絶縁紙の
平均重合度を推定するようにしている。
の巻線絶縁紙は直接採取することはできないので、上記
巻線絶縁紙の平均重合度は、同じ絶縁紙の油温度近傍の
平均重合度実測値を基に、タンク内機器の巻線絶縁紙の
平均重合度を推定するようにしている。
【０００４】ところが、タンク内機器の巻線は油温度よ
り高い温度へ加熱されるために、その温度差分だけ劣化
の度合いが大きく、実際には、その分、平均重合度は小
さくなる。また、運転年数が長くなると、同し温度差で
も、平均重合度の差が大きくなる。
り高い温度へ加熱されるために、その温度差分だけ劣化
の度合いが大きく、実際には、その分、平均重合度は小
さくなる。また、運転年数が長くなると、同し温度差で
も、平均重合度の差が大きくなる。
【０００５】従来は、実測された油温度付近の絶縁紙の
平均重合度を基に機器の運転時の負荷状態から油温度と
巻線温度の温度差を概略推定し、概略推運転時間を考慮
して巻線の平均重合度を経験的に推定するようにしてい
るので、巻線絶縁紙の劣化の度合いを正確に知ることが
できず、寿命診断精度が悪いという問題があった。
平均重合度を基に機器の運転時の負荷状態から油温度と
巻線温度の温度差を概略推定し、概略推運転時間を考慮
して巻線の平均重合度を経験的に推定するようにしてい
るので、巻線絶縁紙の劣化の度合いを正確に知ることが
できず、寿命診断精度が悪いという問題があった。
【０００６】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、従来に比し、寿命診断精度を向上することが
できる電気機器の寿命診断装置を提供することを目的と
する。
たもので、従来に比し、寿命診断精度を向上することが
できる電気機器の寿命診断装置を提供することを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、油入電気機器の油温度を測定する油温度計
と、巻線温度を測定する巻線温度計と、両温度計の温度
計測値を入力されるとともに油入電気機器の運転年数を
入力される演算処理装置と、表示装置とを備え、当該演
算装置は、上記両温度計測値と上記運転年数とから油温
度における絶縁紙と巻線絶縁紙の平均重合度差を演算し
て上記表示装置に表示させる構成とした。
するために、油入電気機器の油温度を測定する油温度計
と、巻線温度を測定する巻線温度計と、両温度計の温度
計測値を入力されるとともに油入電気機器の運転年数を
入力される演算処理装置と、表示装置とを備え、当該演
算装置は、上記両温度計測値と上記運転年数とから油温
度における絶縁紙と巻線絶縁紙の平均重合度差を演算し
て上記表示装置に表示させる構成とした。
【０００８】
【作用】本発明では、油温度実測値、巻線温度実測値お
よび運転年数に基づき油温度の絶縁紙と巻線温度の絶縁
紙との平均重合度の差が自動的に演算される。
よび運転年数に基づき油温度の絶縁紙と巻線温度の絶縁
紙との平均重合度の差が自動的に演算される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の１実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【００１０】図１において、１は油入電気機器、２は油
温度計、３は巻線温度計、４はリード線、５は演算装
置、６は演算装置５の演算結果を表示する表示装置であ
る。
温度計、３は巻線温度計、４はリード線、５は演算装
置、６は演算装置５の演算結果を表示する表示装置であ
る。
【００１１】この構成において、油温度計２は油入電気
機器１のタンク内の絶縁油の温度ｔ1 を測定する。巻線
温度計３はタンク内の電気機器の巻線の温度ｔ2 を測定
する。演算装置５は油温度ｔ1 と巻線温度ｔ2 を入力
し、両者の差Δｔ＝ｔ2 −ｔ1と、運転年数ｎとから、
下記（１）式に基づき、平均重合度の差Δｙを演算す
る。
機器１のタンク内の絶縁油の温度ｔ1 を測定する。巻線
温度計３はタンク内の電気機器の巻線の温度ｔ2 を測定
する。演算装置５は油温度ｔ1 と巻線温度ｔ2 を入力
し、両者の差Δｔ＝ｔ2 −ｔ1と、運転年数ｎとから、
下記（１）式に基づき、平均重合度の差Δｙを演算す
る。
【００１２】
【数１】
【００１３】この式（１）を開いて算定した結果の一例
を図２に示す。また、式（１）は油入電気機器の運転温
度付近での約１２年程度の寿命試験デ−タをもとに得ら
れたものである。
を図２に示す。また、式（１）は油入電気機器の運転温
度付近での約１２年程度の寿命試験デ−タをもとに得ら
れたものである。
【００１４】
【発明の効果】本考案は以上説明した通り、油温度実測
値、巻線温度実測値および運転年数に基づき油温度の絶
縁紙と巻線温度の絶縁紙との平均重合度の差が演算によ
り算出されるので、従来に比し、診断精度を向上するこ
とができる。
値、巻線温度実測値および運転年数に基づき油温度の絶
縁紙と巻線温度の絶縁紙との平均重合度の差が演算によ
り算出されるので、従来に比し、診断精度を向上するこ
とができる。
【図１】本発明の実施例を示すブロック構成図である。
【図２】油温度と巻線温度の温度差と平均重合度差との
関係を示す線図である。
関係を示す線図である。
１ 油入電気機器本体 ２ 油温度計 ３ 巻線温度計 ５ 演算装置 ６ 表示装置
Claims (1)
- 【請求項１】油入電気機器の油温度を測定する油温度計
と、巻線温度を測定する巻線温度計と、両温度計の温度
計測値を入力されるとともに油入電気機器の運転年数を
入力される演算処理装置と、表示装置とを備え、当該演
算装置は、上記両温度計測値と上記運転年数とから油温
度における絶縁紙と巻線絶縁紙の平均重合度差を演算し
て上記表示装置に表示させることを特徴とする油入電気
機器の寿命診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4029553A JP2720684B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 油入電気機器の寿命診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4029553A JP2720684B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 油入電気機器の寿命診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05226159A JPH05226159A (ja) | 1993-09-03 |
| JP2720684B2 true JP2720684B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=12279338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4029553A Expired - Lifetime JP2720684B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 油入電気機器の寿命診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2720684B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108955926A (zh) * | 2018-07-06 | 2018-12-07 | 深圳供电局有限公司 | 一种应用于绝缘油温度的分析系统 |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP4029553A patent/JP2720684B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05226159A (ja) | 1993-09-03 |
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