JP2717420B2 - 焦目を付けるための調製液を付着した加熱調理用食品 - Google Patents

焦目を付けるための調製液を付着した加熱調理用食品

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JP2717420B2 JP63258391A JP25839188A JP2717420B2 JP 2717420 B2 JP2717420 B2 JP 2717420B2 JP 63258391 A JP63258391 A JP 63258391A JP 25839188 A JP25839188 A JP 25839188A JP 2717420 B2 JP2717420 B2 JP 2717420B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は焦目を付けるための調製液を付着した加熱調
理用食品に関する。
<従来の技術> 従来、加熱調理用食品に焦目を付けるには、例えば醤
油、味醂、サラダ油等の混合調味液に、鶏肉等の加熱調
理用食品を漬け込み、電子レンジ等で加熱することによ
り焦目を付けることが知られている。しかしながら前記
加熱調理用食品では、食品全体を混合調味液にある程度
の時間漬け込むことが必要であり、グラタン等の表面の
みに焦目を付けることは困難である。また充分に焦目を
付けようとすると、醤油等の調味料の味が濃くなり、本
来食品自体が有する味を損ねるという問題が生じる。更
にグラタン等の加熱調理用食品を加熱焙焼によって焦目
を付けることも知られているが、この場合には、オーブ
ン等により200℃前後の高温で20〜30分程度加熱する必
要があり、例えば電子レンジ等では、加熱温度を200℃
前後の高温にすることができないため、加熱焙焼のみで
は焦目を付けることが不可能である。更にまた、予め焦
目を付けた調理用食品も提案されているが、消費者等が
食する時点では、時間が経過しており、場合によって
は、凍結、加熱解凍等が行なわれるので、焦目本来の風
味及び色調が損なわれるという欠点がある。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は、焦目付けの必要な部分のみに焦目を
付けることができる加熱調理用食品を提供することにあ
る。
また本発明の別の目的は、食品自体の風味を損ねるこ
となく、例えば電子レンジ等の比較的低い温度の加熱に
よっても短時間にて容易に焦目を付けることが可能な加
熱調理用食品を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 本発明によれば、焦目付けの必要な部分に、卵黄及び
カラメルを含有する調製液を付着した加熱調理用食品が
提供される。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明において、加熱調理用食品の必要な部分に焦目
を付けることができる調製液は、卵黄及びカラメルを必
須の構成成分として含有しており、更に該調製液の粘度
を調製するために、水等を含ませることもできる。前記
調製液に含まれる成分の含有割合は、卵黄50〜99.5重量
%、カラメル0.5〜10重量%及び水0〜50重量%である
ことが好ましい。卵黄の含有割合が50重量%未満の場合
には、調製液の粘度が低下し、特定部分に焦目を付けに
くいので好ましくなく、またカラメルの含有割合が0.5
重量%未満では、調製液全体の色が薄く、例えば電子レ
ンジ等では焦目が付きにくいので好ましくない。更にカ
ラメルの含有割合が10重量%を超える場合には、調製液
の色が濃すぎて焦目に見えないので好ましくない。
本発明において、前記調製液を製造するには、卵黄及
びカラメルを含む成分を、例えば公知の攪拌機により混
合攪拌することによって容易に得ることができる。
本発明の焦目を付けるための調製液を付着した加熱調
理用食品を製造するには、加熱用食品に前記調製液を付
着させれば良く、例えば水等で調製液の粘度を調製した
後、ハケ又はスプレー等により、焦目付けの必要な部分
のみに、調製液を塗布又は噴霧すればよい。即ち、前記
調製液を付着させることにより、例えばオーブン又は赤
外線加熱機の他に、電子レンジ等の低温加熱によって
も、短時間で所望の焦目を付けることができる。この
際、加熱用食品は、調理前でも調理後であってもよく、
調製液が付着されておれば、食する際に、加熱処理を施
こすのみで焦目を付けることができる。また前記調製液
を付着させた後、保存のために冷凍処理を施こすことも
可能である。
<発明の効果> 本発明の焦目を付けるための調製液を付着した加熱調
理用食品は、食品本来の味を変えることなく、電子レン
ジ等の比較的低温の加熱によっても、短時間で焦目を付
けるとこができ、また調製液の粘度を調製することによ
り、塗布又は噴霧が可能であるので、焦目付けの必要な
部分のみに、焦目を付けることができる。従って、一般
家庭等においても、本来焦目が有する風味及び色調を簡
単に味わうことができる。
<実施例> 以下、本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 卵黄82重量部、カラメル1.6重量部及び水16.4重量部
を混合攪拌し、焦目を付けるための調製液を製造した。
次いで牛乳、小麦粉、バターによりグラタンソース200g
を製造し、マカロニ、ジャガイモ、タマネギと共にプラ
スチックトレーに入れた。次に前記調製液5gを前記グラ
タンソースの表面にスプレーにて噴霧した後、−20℃で
冷凍した。該冷凍したグラタンソースを、電子レンジで
600W、5分間加熱した。その結果調製液を噴霧した部分
には、グラタン独特の風味と色調の焦目が付いた。
比較例1 実施例1で製造した調製液を用いない以外は実施例1
と同様にグラタンソースを加熱した。その結果グラタン
ソースに焦目は付かなかった。また調製液を付着してい
ない前記グラタンソースをオーブン(200℃)にて加熱
し、実施例1と同様な焦目が付く時間を測定した。その
結果加熱に20分と予熱に10分を費やした。
実施例2 実施例1にて製造した調製液5gを餃子の皮の一部に、
ハケにて塗布し、−20℃にて冷凍した。次いで該冷凍し
た餃子の皮を電子レンジ600Wにて30秒加熱した。その結
果、調製液を塗布した部分には、フライパンで焼いたよ
うな焦目が付いた。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦目付けの必要な部分に、卵黄及びカラメ
    ルを含有する調製液を付着した加熱調理用食品。
  2. 【請求項2】前記調製液が、卵黄50〜99.5重量%と、カ
    ラメル0.5〜10重量%と、水0〜50重量%とを含有する
    ことを特徴とする請求項1記載の加熱調理用食品。
JP63258391A 1988-10-15 1988-10-15 焦目を付けるための調製液を付着した加熱調理用食品 Expired - Fee Related JP2717420B2 (ja)

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