JP2717328B2 - 誘導加熱器 - Google Patents

誘導加熱器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイツチング素子の電
圧と入力電流とに基づいて、誘導加熱コイルで負荷を加
熱できるか判断する回路を備えた誘導加熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導加熱器を図5,6に基づき以
下に説明する。図5は従来の技術による回路構成であ
り、1は交流を全波に変換する整流回路で、その出力を
平滑回路2で平滑したのち、加熱コイル3に供給する。
加熱コイル3と共振回路を構成する共振コンデンサ5に
並列接続されたスイツチング素子4が、加熱コイル3に
接続されている。
【0003】カレントトランス6は、入力電流を電圧に
変換したのち入力電流検知回路7に出力する。入力電流
検知回路7は、入力電流に比例した電圧を小物判定回路
9およびインバータ制御回路10に出力している。小物
判定回路9のもう一方の入力は、スイツチング素子4の
電圧を検出する電圧検知回路8に接続されている。
【0004】インバータ制御回路10は、出力設定可変
抵抗11によつて設定された加熱出力になるようにスイ
ツチング素子のONする幅を調節するとともに、入力電
流検知回路7の出力が電圧検知回路8からの出力より低
いとき、小物判定回路9によつて小物が載つていると判
断されるとスイツチング素子4の駆動を停止させる。
【0005】このような構成において、電圧検知回路8
の出力は、図6の破線で示すように加熱出力に比例して
直線的に上昇していき、鍋、缶等の負荷にあまり影響さ
れない。それに対し、入力電流検知回路7の出力は、図
6の実線で示すように加熱出力に対して2乗で上昇して
いく。
【0006】鍋では、加熱出力にかかわらず電圧検知回
路8の出力より高いため、加熱可能となる。
【0007】缶等の小さいものは、加熱出力が小さいと
きは、入力電流検知回路7の出力より電圧検知回路8の
出力の方が大きいので、加熱は停止されるが、加熱出力
が大きくなると、入力電流検知回路7の出力が電圧検知
回路8の出力より高くなり、加熱されてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、鍋
等を加熱中に、加熱しては危険な缶等の小さい物の金属
物を横においた状態で鍋等を取つたとき、小物に対して
加熱出力が小さいときは加熱されないが、加熱出力が大
きくなると加熱されるため、発火および火傷等の危険性
があつた。
【0009】本発明は、上記に鑑み、小物に対する加熱
を確実に停止させることができる誘導加熱器の提供を目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、電磁誘導により負荷を加熱する誘導
加熱コイル3と、該加熱コイル3の電流をオンオフさせ
るスイツチング素子4と、該スイツチング素子4を駆動
するインバータ制御回路10と、加熱出力に比例して直
線的に上昇する前記スイツチング素子4の電圧を検出す
る電圧検知回路8と、加熱出力に対して二次関数的に上
昇する入力電流を検出する入力電流検知回路7と、前記
電圧検知回路8と入力電流検知回路7との出力を比較し
て負荷を誘導加熱コイル3で加熱できるか判断する小物
判定回路9と、前記入力電流検知回路7と小物判定回路
9との間に、入力電流検知回路7の出力が所定値以上に
なると補正前の出力に対して出力の増加を抑えるよう
に、入力電流検知回路7の出力を前記所定値を境にして
合成される複数の二次関数からなる曲線に近似する補正
回路12が設けられたものである。
【0011】
【作用】上記課題解決手段において、入力電流検知回路
7の出力を補正回路12により二次関数を組み合わせた
折れ線に近似して、電圧検知回路8の出力と同じような
上昇カーブにすることができ、小物判定回路9の判断を
正確に行わせることができ、缶等の小さい物に対して加
熱出力に関係なく加熱は停止する。
【0012】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す誘導加熱器の電
気回路図、図2は補正回路の入出力特性を示す図、図3
は入力電流検知回路の加熱出力に対する出力特性を示す
図、図4は小物判定回路への入力電圧を示す図である。
なお、従来と同じ構成部品には同一符号を付している。
【0013】本実施例の誘導加熱器は、図1の如く、電
磁誘導により負荷を加熱する誘導加熱コイル3と、該加
熱コイル3の電流をオンオフさせるスイツチング素子4
と、該スイツチング素子4を駆動するインバータ制御回
路10と、加熱出力に比例して直線的に上昇する前記ス
イツチング素子4の電圧を検出する電圧検知回路8と、
加熱出力に対して二次関数的に上昇する入力電流を検出
する入力電流検知回路7と、前記電圧検知回路8と入力
電流検知回路7との出力を比較して負荷を誘導加熱コイ
ル3で加熱できるか判断する小物判定回路9と、前記入
力電流検知回路7と小物判定回路9との間に、入力電流
検知回路7の出力を複数の二次関数からなる曲線に近似
する補正回路12が設けられている。
【0014】前記補正回路12は、抵抗13,14,1
5およびツエナーダイオード16で構成されており、入
力電流検知回路7からの入力電流に比例した電圧を抵抗
13,14で分圧した電圧がツエナーダイオード16の
電圧Vzより高くなると、電流が流れて抵抗13,14
の分圧比が変わり、所定値((抵抗13+抵抗14)×
Vz/抵抗14)を境にして、図2のような二つの一次
関数を組み合わせた次関数的に近似された入出力特性
になる。
【0015】なお、他の構成は従来と同じであるので、
詳細な説明は省略する。
【0016】次に、上記構成の動作を説明すると、入力
電流検知回路7の加熱出力に対する出力特性は図3のよ
うなカーブになるが、補正回路12により図4の実線で
示すような電圧検知回路8の出力に近似したカーブとな
り、缶等の小さい物でも加熱出力に関係なく、補正回路
12の出力は電圧検知回路8の出力より低くなつて、小
物検知回路9により正確な判断がなされ、加熱は停止さ
れる。
【0017】したがつて、負荷による入力電流検知回路
8の出力を複数の二次関数からなる曲線に補正すること
で、加熱出力が大きくなつても、その出力は急激に増加
しなくなり、缶等の小さい物に対する検知能力を向上さ
せることができる。
【0018】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、入力電流検知回路と小物判定回路との間に、入
力電流検知回路の出力が所定値以上になると補正前の出
力に対して出力の増加を抑えるように、入力電流検知回
路の出力を前記所定値を境にして合成される複数の二次
関数からなる曲線に近似する補正回路設けることによ
り、加熱出力が大きくなつても、その出力は急激に増加
しなくなり、缶等の小さい物でも加熱出力に関係なく確
実に加熱を停止できるため、安全な誘導加熱器が提供で
きるといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はで本発明の実施例を示す誘導加熱器の電
気回路図ある。
【図2】図2は補正回路の入出力特性を示す図である。
【図3】図3は入力電流検知回路の加熱出力に対する出
力特性を示す図である。
【図4】図4は小物判定回路への入力電圧を示す図であ
る。
【図5】図5は従来例の誘導加熱器の電気回路図であ
る。
【図6】図6は従来例の小物判定回路の入力電圧を示す
図である。
【符号の説明】
3 誘導加熱コイル 4 スイツチング素子 7 入力電流検知回路 8 電圧検知回路 9 小物判定回路 10 インバータ制御回路 12 補正回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁誘導により負荷を加熱する誘導加熱
    コイルと、該加熱コイルの電流をオンオフさせるスイツ
    チング素子と、該スイツチング素子を駆動するインバー
    タ制御回路と、加熱出力に比例して直線的に上昇する前
    記スイツチング素子の電圧を検出する電圧検知回路と、
    加熱出力に対して二次関数的に上昇する入力電流を検出
    する入力電流検知回路と、前記電圧検知回路と入力電流
    検知回路との出力を比較して負荷を誘導加熱コイルで加
    熱できるか判断する小物判定回路とを備えた誘導加熱器
    において、前記入力電流検知回路と小物判定回路との間
    に、入力電流検知回路の出力が所定値以上になると補正
    前の出力に対して出力の増加を抑えるように、入力電流
    検知回路の出力を前記所定値を境にして合成される複数
    の二次関数からなる曲線に近似する補正回路が設けられ
    たことを特徴とする誘導加熱器。
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